建速 つかさ

たけはや つかさ


データ

名前:建速 つかさ(タケハヤ ツカサ)

年齢:15歳

性別:女

身長:142cm

体重:41kg

スリーサイズ:B71/W58/H77

髪:黒色 肌:青白 瞳:薄茶

誕生日:3月31日

所属クラブ:マンガ研究会

クラス:1-D

スタイル:◎ニューロ・●ニューロ・トーキー

1人称:私

容姿に関する設定

 ぼさぼさの髪を黒いゴムひもで雑に纏めて、分厚いめがねをかけている。普段は洒落っ気などまるで無いし、背も低いし色気のかけらもないが、それは彼女の素材をふんだんに無駄遣いした結果である。

 うーん、なんて言えばいいんだ?チビでメガネをかけてて、髪の毛もばっさばっさで男うけはどうでも良い。性格もアレだし。っていうのが一般的な評価だが、それは違う(シャアの声で(藁))。背が低いからあんまり目立ってないが、ともかくムッコロス細いんだよ。しかも出るところがそこそこでてれてれニダニダー。顔だってメガネを外すと可愛いってお約束つきだ。萌ええぇえぇ。まぁ、人気が出ないのはひとえにあのむっつりづらがとても良いです。俺のケツをなめろ。あsdふぁjksd;あl(学園新聞部調べ)

 …何よこの原稿?(学園新聞部追補)

 先輩、それよりなんだかこのパソコン壊れてますよ!?(学園新聞部追々補)

設定

 建速つかさは、防人ではない。

 が、その小さな身の内にそうなりえる力を眠らせているが、それを生かす術も知らぬし教われる環境にも無い故に、つかさは防人たりえない。

 しかし彼女は"ウィザード"とも呼ばれている。それはいくつもある呼び名のうちの一つで、”ウィザード”、”ジャガーノート”、”ヴェノム”…様々な呼ばれ方をされてきたが、彼女のもっとも気に入っているのは”スサノオ”だ。これらは一体なんの呼び名かと言えば、全てネット上で語られている伝説的なハッカーの呼び名である。

 ネットの世界において、彼女はウィザードと呼ばれるのにふさわしい才覚の持ち主だ。

 彼女にハッキングされたのは国内外を問わず、枚挙に暇が無い。下手をすればセキュリティを突破された事実すら気づいていない場所すらあるのだ。

 と、まぁ、実に凄まじい技量の持ち主である彼女だが、今はマンガ研究会に所属してヲタク道を猛烈な速度で邁進中である。昼休みや放課後の部室を訪れれば黙々と執筆している彼女を見ることが出来るだろう。彼女は何でもアリらしく、女性向けはもちろん男性向けも気にせずに読むし描く。

 ただ、どうにも言葉遣いや態度が独特すぎて、マン研の中にすら親しい友人はいない。

 彼女が多めに言葉を交わすのは矢部 瑞希笠原 絵理くらいなものである。ちなみに瑞希との会話は主食は米かパンか、という、ある意味どうでもいいような事が大半を占めている(ちなみにつかさは熱烈な米マニアでもある)。

 それを気にしているようなところは見せないが、ほんのちょっとは寂しく思ったりもする。しかし、そう思っていてもうまく表現ができないあたりが彼女の人間的な不器用さを物語っているのだ。

 何故にそうも不器用なのか?その解を得るには幼い頃までさかのぼる必要がある。

 つかさは仕事で忙しい両親の元で育った。モノは与えられるが、心は与えて貰えないという典型的な家庭で育った。ワガママを言えればよかったのだが、その機会もあまりなく、しかも、なまじ頭が良かったせいで、親に迷惑をかけまいと寂しいと思ってもワガママを言わなかった。そのせいか、つかさはこもりがちで、あまり社交的ではなかった。それでも小学校に入ると多少は友達も出来て、少しづつ明るい方向へと変化していった。

 が、5年生になった頃、その事件はおこった。友達に連れられて遊びにいったデパートで友達の一人が万引きをしよう、と持ちかけた。生真面目なつかさは止めようとしたが、その場の勢いもあって、誰一人として聞いてくれなかった。さすがに付き合ってられない、とつかさはその場を離れた。ばれようが、ばれまいが、嫌なものは嫌だった。結局、万引きはうまくいかなかった。万引きは現場でおさえられ、その場の友人全員が捕まってしまった。

 家に帰っていたつかさは、学校の担任から電話で呼び出されて、学校へといった。

 学校では、うつむいた友人達と、厳しい表情の先生が待っていた。

「建速、お前がみんなをそそのかしたんだってな?みんなそう言ってるぞ」

 開口一番、先生はそう言った。

「…みんながそう言ってるんですか?」

 その問いに友人達は無言だった。無言でつかさと目を合わせようとしなかった。

「どうなんだ?本当なのか?」

 先生がつかさにたずねる。疑いのまなざしで。

 ああ。そうか、自分の意見は必要とされていないんだな。

 つかさはそう思った。

 結局、万引きの首謀者はつかさという事になった。裏切られたショックで、つかさは自己弁護に消極的で、先生にはそれを観念した、という風にとられてしまっていた。

 かつての友人達は先に返されたが、つかさはさらに母親が呼ばれ厳重注意された。

 全てが終わった後、つかさは「私やってないよ」と言ったが、母親の反応は極めて冷淡であった。失望のため息と「迷惑かけないでね、母さん忙しいんだから」とだけ言って、また仕事に戻っていった。

 それ以来、つかさは人に心を開けない。裏切りをおそれ、失望をおそれて、人を遠ざけ、自らも遠ざかるようにしている。本心では寂しくて、誰か一緒にいて欲しくても、そう言い出せなくなってしまっているのだ。

 不器用な世界的ハッカーにして同人娘である建速つかさ。

 世界を手玉にとれるハッキングスキルも、同人のきわどい世界も、彼女の孤独を本質的に癒す事などできない。

 彼女の孤独が癒される日は来るのだろうか。



最終更新:2011年04月21日 18:28