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シナリオレポート-“ハイウェイ・マジシャン”鈴木みらのライトニングツアー04

カゼなら誰でも憧れるレースがある。
今年の目玉はライトニングツアー。
何しろ死国を走り抜けるレースだからね。
これは絶対注目。っていうか、これ以外の今年のレースはどうでもいいよね。
何しろ、空飛ぶ以外ならどんなヴィークルを使ってもいいっていう豪快さ。
ボクもこのバーストブレードで参加しようかな!
あ、うん、もちろん優勝なんて狙う気はないよ。
じゃあ、なんでかっていうと、神風速矢華ちゃんを誘うつもり。
ボクは補助の整備士として参加したいんだよね。
さっそく、有休取らないと。確か、余ってるはずだし。

…なーんて目論見は全部パア。
雅之ちゃんのバカ。
この前の騒動になったダークエンジェルのテストドライバーとして、ライトニングツアーに出ろって。
…ふう、いやんなっちゃった。
千早辞めたいなあ…。
ちょっと悩んでいたら、美沙ちゃんが励ましてくれた。
そうだよね、ボクは雅之ちゃんや会社のためじゃなくて美沙ちゃんのためにここにいるんだから頑張らないと。
まあ、速矢華ちゃんを誘って、ダークエンジェルに乗りながら整備をすればいいか。
うん、それでOKにしようっと。

…忙しくて、速矢華ちゃんに連絡が取れないままでした。ショック。

とうとう来てしまいました。死国。
そろそろレースが始まるね。
うーん、ちょっとつまらないなあ…と、思ってたら、面白いのを見つけましたよ。
“鉄道王”のドレッドノートが汽車で出場してるー。カッコいー。
おや?司政官もいるんだ、変なのー。
へえ、アラン・リニエーリとかいうのもいる。ああ、フォーミュラドライバーでしょ。
ここは貴方がいつも走るような生ぬるいオンロードじゃないんだよ。帰った帰った。
あっちにはお色気満天のテキサス・ハニーなんてのがいる。
ふん、お色気でレースが勝てるもんか、だいたいゾクってあたりがバカっぽいよね。

ありゃ、鬼丸ちゃんもいましたよ。なんでキミがいるの?戦闘専門でしょ?
しかも、ウォーカーって…どうやってレースするのよ。
でも、鬼丸ちゃんの腕なら早いかも、意外に強敵かなあ…。

あれ、あっちにも真っ黒いウォーカーがいる。黒騎士みたい。
バカだなあ、鬼丸ちゃんじゃないんだから、このレースでウォーカーが戦えるわけないじゃない。
勘ちGUYめー。

……きゃあ!
神様ありがとう!!!
速矢華ちゃんを見つけました。こういうのが嫌いな速矢華ちゃん、ボクが誘わなかったら絶対に来ないと思ったのにどういう風の吹き回し?
へー、この前の男の子と約束したんだ。
じゃあ、さっそくチューニングさせてね。
俄然やる気が出てきましたよ。速矢華ちゃんに置いてかれないようにがんばらないとね。

レースが始まるとともに速矢華ちゃんは文字通り一迅の風になった。
置いてかれないようにがんばろう…なんて無理無理。
まあ、見失わないようにしないとね。

鬼丸ちゃんも意外に速い。
なんであんなロボで高速だせるの?ビックリだよね。

そんなわけでボクのダークエンジェルは3位。
考えてみればバイクの運転なんて滅多にしないから、ホントに操縦しにくい。
だいたい車体が重過ぎるんだよね。まあ、重さを利用しないといけないんだけど、めんどくさい。

おやおや、アラン・リニエーリがドレッドノートの機関車に踏み潰されたよ。
いけいけ機関車すべてを踏み砕け!
周りを見てるとけっこう楽しいレースかもー。

そのうち、死国名物ヒルコが出てきましたよ。ジバシリの集団。
あれ?その前に人がいない?しかもウェディングドレスなんか着てる。
ヒッチハイクみたいだね、「HELP ME」だって、場違いー。
面白すぎるのとさすがに危ないので乗せてあげたら、喜んでいた。
彼女の名前はジェシー・ワイルダー。
このライトニング・ツアーの主催者アナクレス・ワイルダーの孫娘。
なんでも無理やり結婚されそうになったので、好きな男の所に逃げるんだって。
へえー、そんなに命をかけるほど、恋愛って楽しい?

気がつけばあの黒騎士ウォーカーはヒルコの集団に取り込まれてしまったみたい。なっさけなーい。
あと、ガッカリなことに燃える機関車、ドレッドノートさんがリタイア。ざーんねん。

チェックポイントの休憩所でみんなに再会。
鬼丸ちゃん、速矢華ちゃん、お疲れ様。2人とも速すぎよ。
まあそれはともかく、ジェシーちゃんの話を聞くことになった。
それによると、ジェシーちゃんの爺さんのアナクレスはブックメイキング協会の賭けに、
「ライトニングツアー完走者なし」
と賭けて、それを達成するためにギュンター・ビットマンという傭兵と契約したらしい。
彼女はその契約書を持っていた。
へー、紙の契約書なんてCDねー。金持ちは考えていることがわからなーい。
それはともかく、アナクレス爺さんも馬鹿だねー。
こっちには特攻娘の速矢華ちゃんと、レースセンターあらしの鬼丸ちゃんがいるんだよ。負けるわけないじゃない。
うん、気合を入れていかないとね。
ちなみにジェシーちゃんは第4チェックポイントで彼氏が待っているから、それまで乗っけていって欲しいんだって。いいよ。
それにしても、速矢華ちゃんの様子がちょっと変。
「アラン様~」とか変なこと言ってるけど、どうしたの?
ちょっと死国の悪いウィルスにあてられてしまったかもしれない。心配だなあ。
明日の走りはしっかりとチェックしないとね。

翌日になって、再びスタート。
あ、知らなかったけど航空機での参加も許されていたんだね。
今日の胞子嵐で飛び立てないチョッパーが何台かあったもの。
空を飛ぶなんてインチキだよね。
やっぱり、レースと言うからには地面を走らないと。
ただ、視界が悪くて仕方がないけど、鬼丸ちゃんと速矢華ちゃんは相変わらず爆走体勢。すごい!
ボクもなんとか食らいついているけど、そんな時にまた事件が起こった。
天空から光が注ぐ、何?
と思ったら、鬼丸ちゃんの機体からなにやら強い磁力が発せられたと思うと、天空の光が消えた。
あれはやばいものだったよ、きっと。よかったー。
鬼丸ちゃん、ありがとう。
それにしても、心なしか稲垣ちゃんの「ちくしょー!」という叫びが聞こえたような気がした。

胞子嵐を抜けたら凄い数のヒルコたち…あれもジバシリなんだよね…が襲ってきた。
そして、出てきましたよ。でかいヒルコが。
あれが噂のタイラント?
まずいなあ、あんなのどうしようもないよ。
とりあえず、餌食になったのはスーパーイナガキ号。
さようなら、稲垣ちゃん。多分死なないと思うけど。
テキサス・ハニーは華麗に回避。っていうか、なんだか見逃してもらってない?
ちょっと、蟲の分際で色気に負けるってわけ?蟲ならそんなの気にせず襲いなさいよー!
しかも、ボクたちには襲ってくるってどういうこと?
ねえ、ジェシーちゃん、ボクたち色気がないみたいだよ?
ピンチを救ってくれたのは、鬼丸ちゃん。
さすがだね!

ボク達はその隙にトンズラ。
鬼丸ちゃんのことは気にしない。だって、負けるわけがないもの。
案の定、タイラントを追い返した鬼丸ちゃんはすぐに追いついてきた。
うーん、速いなあ。
速いといえば速矢華ちゃんはすでに視界から消えています。…すごすぎ。

で、やってきました、第4チェックポイント。
あれが、ジェシーちゃんの彼氏?
…ねえ、変なドロイドじゃない?
「逃げたなー!」ジェシーちゃん、鬼の形相。
まあまあ、恋愛なんてそんなものだよ。お金持ちの娘だからきっと人気があったんだってば。
男女の関係なんて薄っぺらいものよー。
「そんなわけないわよ」
ハイハイ、とりあえず、いっしょにゴールまで行こっか?
ボクも寂しくないから嬉しいし。

第4チェックポイントを越えるとゴール目前。
ここで不気味な雰囲気。
なんであの黒騎士がいるわけ?
「ギュンター・ビットマン!」
あー、あれがそうだったんだ。
すごい強そうな雰囲気。
だけどこちらには、鬼丸ちゃんが居ますよ。
ロボファイトは鬼丸ちゃんの圧勝。
ただ、相手の最後の意外な攻撃が鬼丸ちゃんの死角をつく!
ふふん、こんなこともあろうかと思って、鬼丸ちゃん、昨晩、ちょっとだけいじらせてもらいました。
みらの特製撃退モードでその攻撃も華麗に、げ・き・は!

あとはゴールするだけ。
トップはもちろん速矢華ちゃん。
と、思ったら地平線の向こうからやってきました。
欲望の塊、稲垣ちゃん。
チャリンコで爆走。すごい!
ただ、それじゃあ勝てないよね。
そんなわけで、速矢華ちゃん、ボク、鬼丸ちゃんの順でゴール。
鬼丸ちゃんはなんでも約束があるとかで、そのままさっさと去っていった。
ありがとねー。また、何かあったらあそぼ!

速矢華ちゃんはこれで世界一になった。
うーん、やったね。ボクもとっても嬉しいよ。

ちなみにボクもダークエンジェルの宣伝がしっかりとできたみたいで、雅之ちゃんが珍しく喜んでいた…気がする。
そういえば、セエレ、なんで今回手伝ってくれなかったのよ?
「ワタシは学習能力ガ高イデス」
ふんふん
「前回ハ出スギタ真似ヲシテ失敗シマシタ」
え?
「今回ハ“沈黙ハ金”ヲモットー二シマシタ」
……あのさあ、キミはスーパーAIなんだよね。もう少しケース・バイ・ケースってのをわかってよ。
なんで、うちのAIはこうポンコツなんだろう…。

ちなみにジェシーの彼氏は意外にもゴールで待っていた。
第4チェックポイントにはチョッパーが近づけなかったみたい。
でもこんな警備があるところにあえて来るなんて命知らずだねー。
「これが恋の力よ」
ふーん、そんなもん?
恋って…いいもんかなあ?