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*橘 雪奈 たちばな ゆきな #contents() **データ 名前:橘 雪奈(タチバナ ユキナ) 年齢:15歳 性別:女 身長:159cm 体重:47kg スリーサイズ:B82/W59/H84 髪:暗い赤茶色 肌:白 瞳:深い藍色 誕生日:1月24日 所属クラブ:格闘技研究会 クラス:1-D スタイル:◎マネキン・●マヤカシ・カゲ 1人称:私 **性格  大人しく、控えめ。といえば聞こえがいい。  子供の頃から兄達に「お前のような出来損ないには生きる価値も無い」と虐待を受け続けてきたため、(あらゆる事に対し)自分に自信を持てずに居る。また、これに起因するのだが、自己を表現するのがひどく苦手で、物事をネガティブに考えがち。  本性的な部分ではものすごく優しいのだが、それをうまく出す事が出来ない。 **容姿に関する設定  暗い赤茶色の髪に、黒(正確には非常に深い藍色)の瞳。顔の造作はいいのだが、いかんせん笑わない。それゆえに酷く人形めいた印象を与えちゃってるのが至極残念。顔の作りはいいんだから笑えば良さそうなもんだが、ともかく笑わない。全然笑わない。  このお陰で校内での人気はイマイチ。イチどころかジュウくらい。スタイルもそこそこいいし、勉強もできるし、顔もいいのにこれほど不人気なのは意外といえば意外。  笑えばかなりいけてるんじゃないかと俺は踏んでるんだが…くすぐったりすんのはまずいよな?(学園新聞部調べ) **設定  橘の家は伊達や稲葉、封魔といった古くからある日本での防人一族(機関)の一つである。技を練り上げる事で妖魔を滅殺する術を得る伊達や封魔とは異なり、橘は主にその血の力を持って戦う。一族は計算された交配を繰り返し、極めて薄い力の濃度を気の遠くなるほどの時間をかけて高めてきたのだ。  雪奈には何の力もないように見えた。未だ発現していないのか、それとも出来損ないなのか。見極めんと両親も兄達も雪奈に厳しい訓練を施し、試練を与えた。  だが、雪奈は何一つ満足にこなす事は出来なかった。  期待が大きかった分、失望も大きく、家族の雪奈に対する扱いはだんだんと悪くなっていった。  雪奈は、家族に嫌われぬよう、必死に自分のできる事を探した。  戦うのは苦手だった。自分が思っているように、身体は動いてくれないからだ。  敵が何をしてくるのかわかっても、避けられないのではどうしようもない。  だから、雪奈は探索の力を必死に学んで伸ばそうと努力した。それでも標準的な防人を下回る程度の力しか発揮することが出来なかった。  だが、雪奈は決して”出来損ない”などではなかった。  彼女の身体には間違いなく、一族の血と執念と技が刻まれていたのだ。  いや、むしろ彼女こそが橘一族の完成品とでも言うべき存在なのだ。しかしそれに気づいている人間は誰一人としていなかった。  皮肉な事に最初にそれに気づいたのは、敵である魔王級の妖魔だったのだ。  殺戮機械とでも言えば良いのだろうか。彼女は全てを殺す事ができる、「死」そのものだったのだ。  魔王は雪奈を手に入れるよう、配下の妖魔に命じた。そしてその妖魔は巧妙に罠を張り、世界法則の外側、妖魔の結んだ界の中へと雪奈とその家族を叩き込んだ。結界は強大であり、家族達は一人、また一人と死んでゆき、最後に残ったのが雪奈であった。  迫る妖魔。だが、あと一歩というところで封魔の介入をうけ、作戦は失敗に終わった。  封魔に保護された雪奈は、やがて、高天原学園への通学を勧められ、言われるがままに通うことにした。  死ぬ事も考えた。でも、それはしなかった。  死ぬ勇気がなかったこともある。でも、そんな事よりも雪奈は自分が助けられたように、人を助けたかった。たとえ自分の力は家族よりははるかに劣っていても、何も知らない人々の盾になる事くらいはできるのだから。  雪奈は、未だ自分の価値に気づけない。それは殺戮機械という事ではなく、彼女自身の心の優しさ、強さにある。 **追加設定 とても暑い夏のある日、雪奈はその少女と出会った。 屈強な鬼に追われていたその少女を助けるために、雪奈は小さな刃を振るった。必死の努力が実ったのか、かろうじて雪奈は鬼を退ける事ができた。 巫女装束を着ていたその少女は、[[神也]]と名乗った。 聞けば、平安の頃に八体の恐ろしい鬼を封印する為に人柱になって、共に封印されていたのだという。 ちょっとした事故から、封印は解除され、鬼は再び世に解き放たれてしまったという。 それを再び封じるか、消滅させるために[[神也]]は鬼と戦っていたのだ。 家族を失い、自分だけが助かった雪奈。 皆を助ける為に自分が犠牲になった[[神也]]。 事実は正反対なのに、雪奈と[[神也]]はその在り方がとてもよく似ていた。 だからだろうか、雪奈は[[神也]]が他人に思えなかった。助けたかった。幸せにしたいと思った。 [[神也]]も雪奈が家族のように思えた。既に失った、決して取り返すことのできない絆があるように思えた。 雪奈にとって[[神也]]は初めて手に入れた温かい家族だった。 だから、[[神也]]とずっと共にある事が出来るように、雪奈は[[神也]]の役目を終わらせるべく、八鬼の封殺に全力を尽くすのだった。 その完了が[[神也]]との別れを意味するとも知らずに。 ----
*橘 雪奈 たちばな ゆきな #contents() **データ 名前:橘 雪奈(タチバナ ユキナ) 年齢:15歳 性別:女 身長:159cm 体重:47kg スリーサイズ:B82/W59/H84 髪:暗い赤茶色 肌:白 瞳:深い藍色 誕生日:1月24日 所属クラブ:格闘技研究会 クラス:1-D スタイル:◎マネキン・●マヤカシ・カゲ 1人称:私 **性格  大人しく、控えめ。といえば聞こえがいい。  子供の頃から兄達に「お前のような出来損ないには生きる価値も無い」と虐待を受け続けてきたため、(あらゆる事に対し)自分に自信を持てずに居る。また、これに起因するのだが、自己を表現するのがひどく苦手で、物事をネガティブに考えがち。  本性的な部分ではものすごく優しいのだが、それをうまく出す事が出来ない。 **容姿に関する設定  暗い赤茶色の髪に、黒(正確には非常に深い藍色)の瞳。顔の造作はいいのだが、いかんせん笑わない。それゆえに酷く人形めいた印象を与えちゃってるのが至極残念。顔の作りはいいんだから笑えば良さそうなもんだが、ともかく笑わない。全然笑わない。  このお陰で校内での人気はイマイチ。イチどころかジュウくらい。スタイルもそこそこいいし、勉強もできるし、顔もいいのにこれほど不人気なのは意外といえば意外。  笑えばかなりいけてるんじゃないかと俺は踏んでるんだが…くすぐったりすんのはまずいよな?(学園新聞部調べ) **設定  橘の家は伊達や稲葉、封魔といった古くからある日本での防人一族(機関)の一つである。技を練り上げる事で妖魔を滅殺する術を得る伊達や封魔とは異なり、橘は主にその血の力を持って戦う。一族は計算された交配を繰り返し、極めて薄い力の濃度を気の遠くなるほどの時間をかけて高めてきたのだ。  雪奈には何の力もないように見えた。未だ発現していないのか、それとも出来損ないなのか。見極めんと両親も兄達も雪奈に厳しい訓練を施し、試練を与えた。  だが、雪奈は何一つ満足にこなす事は出来なかった。  期待が大きかった分、失望も大きく、家族の雪奈に対する扱いはだんだんと悪くなっていった。  雪奈は、家族に嫌われぬよう、必死に自分のできる事を探した。  戦うのは苦手だった。自分が思っているように、身体は動いてくれないからだ。  敵が何をしてくるのかわかっても、避けられないのではどうしようもない。  だから、雪奈は探索の力を必死に学んで伸ばそうと努力した。それでも標準的な防人を下回る程度の力しか発揮することが出来なかった。  だが、雪奈は決して”出来損ない”などではなかった。  彼女の身体には間違いなく、一族の血と執念と技が刻まれていたのだ。  いや、むしろ彼女こそが橘一族の完成品とでも言うべき存在なのだ。しかしそれに気づいている人間は誰一人としていなかった。  皮肉な事に最初にそれに気づいたのは、敵である魔王級の妖魔だったのだ。  殺戮機械とでも言えば良いのだろうか。彼女は全てを殺す事ができる、「死」そのものだったのだ。  魔王は雪奈を手に入れるよう、配下の妖魔に命じた。そしてその妖魔は巧妙に罠を張り、世界法則の外側、妖魔の結んだ界の中へと雪奈とその家族を叩き込んだ。結界は強大であり、家族達は一人、また一人と死んでゆき、最後に残ったのが雪奈であった。  迫る妖魔。だが、あと一歩というところで封魔の介入をうけ、作戦は失敗に終わった。  封魔に保護された雪奈は、やがて、高天原学園への通学を勧められ、言われるがままに通うことにした。  死ぬ事も考えた。でも、それはしなかった。  死ぬ勇気がなかったこともある。でも、そんな事よりも雪奈は自分が助けられたように、人を助けたかった。たとえ自分の力は家族よりははるかに劣っていても、何も知らない人々の盾になる事くらいはできるのだから。  雪奈は、未だ自分の価値に気づけない。それは殺戮機械という事ではなく、彼女自身の心の優しさ、強さにある。 **追加設定 とても暑い夏のある日、雪奈はその少女と出会った。 屈強な鬼に追われていたその少女を助けるために、雪奈は小さな刃を振るった。必死の努力が実ったのか、かろうじて雪奈は鬼を退ける事ができた。 巫女装束を着ていたその少女は、[[神也]]と名乗った。 聞けば、平安の頃に八体の恐ろしい鬼を封印する為に人柱になって、共に封印されていたのだという。 ちょっとした事故から、封印は解除され、鬼は再び世に解き放たれてしまったという。 それを再び封じるか、消滅させるために[[神也]]は鬼と戦っていたのだ。 家族を失い、自分だけが助かった雪奈。 皆を助ける為に自分が犠牲になった[[神也]]。 事実は正反対なのに、雪奈と[[神也]]はその在り方がとてもよく似ていた。 だからだろうか、雪奈は[[神也]]が他人に思えなかった。助けたかった。幸せにしたいと思った。 [[神也]]も雪奈が家族のように思えた。既に失った、決して取り返すことのできない絆があるように思えた。 雪奈にとって[[神也]]は初めて手に入れた温かい家族だった。 だから、[[神也]]とずっと共にある事が出来るように、雪奈は[[神也]]の役目を終わらせるべく、八鬼の封殺に全力を尽くすのだった。 その完了が[[神也]]との別れを意味するとも知らずに。 ----

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