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いつの時代でも変わらないもの ~法隆寺~

 「時代の変化」―――。年を取るとこれをつくづく感じるようになってくる。若いうちはあまり感じないのかもしれない。けれども,若い人ももしかしたら時代が次々と変化していることを感じるかもしれない。自分が時代の変化を感じるのは,駅前のシャッター通り街を見たとき。「ああ,この商店街も昔は繁栄していたのだろうなあ」と,時代の変化,栄枯盛衰というものを感じる。これが例えば「平城宮跡」とか「そびえ立つ城址」などを見て感じる人間ならば,高尚なのだろうが,その点,自分の庶民的な部分とか,悪く言えば文化の低さというか,そういうものを感じてしまう。
 これだけ時代の変化が激しい時代だから「時代の変化」を感じるのだろうか?否,そうではない。平安時代の方丈記(注:ゆく川の流れは絶えずして,しかももとの水にあらず・・)や平家物語(注:祇園精舎の鐘の声,諸行無常の響きあり・・)に代表されるように,昔から時代の変化はあり,いつの時代でもそれは変わらない。だから,時代の流れに翻弄され続けてきているのが人間というものかもしれない。前述の平家物語にもあるが,仏教では「諸行無常」,すなわちこの世の中で現実有為のものは,一瞬たりとも留まって同じ状態でいることはできないのだという。なるほど,そういわれて見ればその通りだ。周囲のお店は常に入れ代わっていくことからもそれは感じる。自分に勤めている学校は創立100年余りだという。けれども,長い年月から見ると,100年などというのは本当に一瞬だ。そして,その100年の間にも中身はどんどん変わってきたのだろう。そんなことを考えると,変化し続けることが「世界の掟」ということが実感できる。

 そんな中,現実有為でも変わらないものがあると感じる場所が法隆寺である。もちろん,法隆寺も1400年という時代の中で変化してきたのだろうが,ここには飛鳥時代から変わらない何かがあると感じることができる。正確には必死で「無常」に抗し続けてきた痕跡があるとでもいうべきだろうか?

 法隆寺は斑鳩の里,JR大和路線で奈良から12分ほどのところにある。「法隆寺」駅からは寺まで徒歩20分ほど。大和路の風を受けながらのんびり歩きたい。




 そして,変わらないものを見ることで

そして,無常であるからこそ,二度とない今のこの一瞬一瞬を一生懸命生きようと感じることもできる。この法隆寺を立ち去るとき,きっとあなたは一瞬を大切にできるような,そんな心を持つことができるだろう。

案内

〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
アクセス:JR大和路線・法隆寺駅から徒歩約20分
料金:大人1000円,小学生500円(西院伽藍,大宝蔵院,東院伽藍共通)
URL:http://www.horyuji.or.jp/











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