混成競技

多数の陸上競技種目で記録を得点に換算し、合計得点で競う陸上競技です。採点法は一般の十種競技や七種競技ととまったく同一です。一般では十種競技(デカスロン)ですが、中学生の場合は四種競技(テトラスロン)になります。中学校の全国大会でも、四種競技の勝者は、「ウィッシュマン賞」が与えられます。MVPである文部大臣賞以外に特別な賞があるのは、この四種競技だけです。一般でも混成競技の勝者は、「キング・オブ・アスリート」と賞賛されます。

競技種目は、 男子の場合、110mH、砲丸投(4kg)、走高跳、400m、女子では100mH、砲丸投、走高跳、200mとなっています。なお、2003年度までは、中学生では三種競技が2種類ありました。三種競技Aが、男子が100m、砲丸投、走高跳、女子が、走高跳、100m、砲丸投でした。三種競技Bでは、男子が砲丸投、走幅跳、400m、女子が走幅跳、砲丸投、100mHでした。中学生の競技力の向上もあり、三種競技は現在は行われていません。

混成競技では、多くの種目で争うため、他の競技と違う独自のルールがあります。たとえば次のようなものです。

トラック種目のスタートでは、同じ選手が2度のフライングをした場合にのみ失格になる。
砲丸投は、2006年から5kgに変更されましたが、四種競技では4kgのままで行われる。
手動計時では、100mと110mHでは0.24秒、400mでは0.14秒を記録に追加する。
風速を計る各種目で風速が4mを超えるか、。各種目の平均風速がが2mを超えれば、追い風参考記録になる。
投てき種目の試技順は、4回目以降は、3回目までに最もよい記録の選手が最後になる。
東京都大会においては、練習環境や指導者の不足で競技人口が少ないめ、棒高跳びと並んで比較的上位入手をしやすい種目ですが、通信、総体のほか区部大会で全国標準記録を突破するのは難しくなります。それ以上の大会になると非常にレベルが高くなります。
最終更新:2009年09月12日 01:15