400メートル

短距離走に分類される最長種目です。一般に心肺能力があり、かつ体格の大きな選手に有利とされます。短距離に必要な瞬発力だけでなく、フィニッシュまでできる限りスピードを落とさずに走りきる持久力が重要です。「人間がスプリントで走りきれる限界の距離」とされており、そのためレースは大変過酷なものとなります。このため、中学校では、現在男子の共通種目としてだけ採用されており、女子にこの種目はありません。

100メートルもしくは、200メートルの選手が転向してくる例が多く、選手は概して100メーートルも相当早く走れることが多いようです。他の短距離の種目に比べ、参加者が比較的少なく、本人にあっている場合は、上位入賞を狙うには格好の種目となります。

陸上トラックをちょうど1周しますが、セパレートゾーンを走るため、スタート位置は外側のレーンを走る選手ほど階段状に前にずれます。走行中に内側の選手のレーンを踏んだり、外側の選手の走行妨害をしたとみなされると失格になります。好記録をもっているトップレベルの選手(チーム)が決勝に進めるよう配慮するよう推奨されています400では、上位4人は中央4つのレーン(第3-6レーン)、それに続く中位の2人は外側の2レーン(第7-8レーン)、下位の2人は内側の2レーン(第1-2レーン)に割り振られ、それぞれ抽選によりレーンが決まります。
トラックを一周するため、風向きや風速は影響が少ないとされ、風速が計測されることなく公認記録となります。
最終更新:2009年09月09日 12:15