ビギニングアイドル単発セッション「EXOTIQUE PRINCE」

GM:Y武
開催日時:9月27日(日) 10時〜18時
会場:学生会館・談話室

今回予告
 名古屋市を拠点とする芸能事務所「758プロダクション」。それは、老舗ういろうメーカー「赤柳総本家」の子会社として設立された新興事務所である。名古屋の栄に独自のライブシアターを設立した上で、同地を本拠地とする(同社の主力商品である七種類の赤柳ういろうをモチーフとした)7人組女性アイドルグループ「七色ういろう」をデビューさせることで、アイドル界に新風を巻き起こしつつある。
 そんな758プロダクションが、「七色ういろう」に続く「758プロジェクト第2弾」として、今度は同じ劇場を本拠地とする「5人組の男性アイドルグループ」を結成することになった。それは、名古屋を拠点としつつ、名古屋の五つの姉妹都市(ロサンゼルス、メキシコシティ、シドニー、南京、トリノ)に設立予定の販売店のイメージキャラクターとなることを期待して、それぞれの都市と縁のある少年達を集めた異色のグループである。
 果たして彼等は、親会社からの無茶振りや各都市間の文化ギャップを乗り越えて、アイドル界の頂点に立つことが出来るのだろうか?

PC作成のレギュレーション
 作成するPCは、それぞれ、 ロサンゼルス (アメリカ)、 メキシコシティ (メキシコ)、 シドニー (オーストラリア)、 南京 (中国)、 トリノ (イタリア)のいずれかに対応する形で作って頂きます。
 その都市出身の外国人(or ハーフ)でも構いませんし、留学経験があるという設定でも結構ですし、本当は何の縁も無いけど事務所の意向で経歴をでっちあげられた(or 自ら経歴詐称して応募した)という設定でもOKです。
 とりあえず、「この都市の枠でこんなキャラを作りたい」というアイデアが思い浮かんだ人は、下のコメント欄に御記入頂ければ幸いです。各都市のイメージがよく分からない人は、上記文中のwikipediaへのリンクを御参照下さい。

+ 758プロのNPC
☆秋野 真那(37歳 女性) 元アイドルの振付師兼プロデューサー。性格は鬼軍曹。
☆赤柳 洋(53歳 男性) 「赤柳総本家」の社長にして、「758プロダクション」のオーナー。
☆ういろうセブン(先輩グループ)
 ・赤柳 鷹音(17歳 女性) 「上がり」担当。社長の娘。明朗活発。たまに名古屋弁が出る。
 ・錦 優奈(20歳 女性) 「コーヒー」担当。男装が似合うイケメン女子。実質的なリーダー。
 ・愛川 瑠璃(19歳 女性) 「ゆず」担当。二次元オタク。メンバー随一の歌唱力の持ち主。
 ・唐松 雛子(17歳 女性) 「さくら」担当。見た目と声が最も幼く、あざといロリキャラ。
 ・アンダルシア 小雪(15歳 女性) 「黒」担当。スペイン人ハーフ。ダンスに定評がある。
 ・澤 泰子(20歳 女性)「抹茶」担当。ほんわかした雰囲気の現役女子大生。大阪出身。
 ・三谷 理佳(14歳 女性) 二代目「白」担当。博多から移籍してきたムードメーカー。
 ※イメージイラスト(左から順に、白・黒・抹茶・あがり・珈琲・ゆず・さくら)
+ その他のNPC
☆伏龍(?歳 ?性) ネット上で音楽活動を続ける作曲家。その正体は謎に包まれている。
☆アンダーグラウンドネットワーク(ライバルグループ)
 ・東山 一秀(19歳 男性) リーダー兼センター。子役出身故に芸歴も長い。
 ・名張 城介(17歳 男性) 元名張市のご当地アイドル。長身。双子の兄。
 ・名張 港介(17歳 男性) 元名張市のご当地アイドル。長身。双子の弟。
 ・鶴川 舞(18歳 男性) 女形担当の美少年。その性的指向はグレーゾーン。
 ・桜井 通(?歳 男性) 公式プロフィール一切不明の少年。口数も少ない。
 ・飯田 カミル(14歳 男性) ポーランド人ハーフ。小柄で愛らしい顔立ち。
 ※イメージイラスト(左から順に、桜通・名城・東山・名港・鶴舞・上飯田)

+ セッションの概要
 758プロの秋野真那プロデューサー(以下、秋野P)は、悩んでいた。「七色ういろう」に続く第2のグループとして、「名古屋の五つの姉妹都市と縁のある男性アイドル5人組」を結成するという方針をスポンサーから提示されたのは良かったのだが、そのコンセプトに基づいて集められたメンバー達の平均年齢が、彼女の想定を大きく上回っていたのである。そして、その年齢よりも更に深刻な問題として、極めて「扱い辛そうなメンバー」が揃っていた。
 秋野Pがセンター候補として考えていたのが、17歳で最年少のジェイコブ・ウッドである。彼はシドニーのアイドル大会で準優勝の経歴を持ち、純血白人とは思えぬほどの低身長(141cm)であることを除けば(彼はその低身長故に優勝を逃したのだが)、アイドルとして必要な才能も経験も十分に備わっていた。幼少期を福岡で過ごしてことがあるため、日本文化にもそのまま自然に溶け込むことが出来るだろう。
 一方、秋野P自らが鈴鹿サーキットの客席で偶然出会ってスカウトしたトリノ出身のルカ・バドエルは、22歳。デビュー前のアイドル候補生としてはやや年齢が高めだが、均整のとれたスタイルで、セクシーな雰囲気が漂う彼からも、アイドルとしての資質は十分に感じられた。マイペースな性格ではあるが、モータースポーツ観戦が趣味(フェラーリ派)の彼は、「車の街」である名古屋の気性にも合っていると言えよう。
 これに対して、年齢的にはルカよりも若いが、見た目がアイドルとしては強面すぎると秋野Pが感じていたのが、メキシコシティのマフィア「シルヴァニア・ファミリー」のボスの血を引く、19歳の藤崎アントーニョである。長身・色黒・ドレッドヘアーという威圧的な風貌だが、本人はまったくもって温厚な性格であり、母の実家である北海度の食材を活かした海鮮タコスを作るのが趣味という、風変わりな青年である。
 そして、更に輪をかけて風変わりな人物が、中国の南京から、海を(自力で)渡って中国地方の隠岐島に辿り着いた謎の中国拳法の達人、仁龍(ジンロン)である。24歳の拳法家である彼は、自身のライバルが日本の芸能界でデビューしたと聞いて、彼を追って(泳いで)来日することになったらしい。上半身裸でネクタイを締めるという独特のスタイル故に、一度見たら忘れられないインパクトの持ち主であると言える。
 だが、アイドルとしてはそれ以上に異色な人物がもう一人、LA枠としてスカウトされていた。日米ハーフの元ロス市警、ナオ・リッチ。年齢は39歳。かつて、凶悪事件に巻き込まれたアイドル志望だった少年を救えなかったことを悔やみ、彼の遺志を継いで自らがアイドルになることを志した中年男性である。フレッシュグリーンのスーツに身を包んだ彼は、もはや、アイドルというよりも運営側の人間にしか見えなかった。
 このように、なんとも奇妙な取り合わせの5人ではあったが、「(大半のメンバーにとっては)年下の先輩」である七色ういろうの面々のサポートを受けながら、料理企画、ペット企画、バスケ企画、ドラマ撮影、グラビア撮影などの様々な仕事をこなしつつ、来たるべきCDデビューに向けて、歌唱力のレッスンなどに励むことで、着実にアイドルとしての基礎を固めていく。そして、「中部地方」「中核都市」「(5人全員が)センター」という意味を込めて「CENTRAL FIVE」の名でデビューすることが、正式に決定した。

※イメージイラスト(左から順に、アントーニョ・龍・ジェイコブ・ナオ・ルカ)

 だが、そんな彼等の前に、強力なライバルが立ちはだかることになる。くしくも彼等と同時期に、名古屋を地盤とするもう一つのアイドルグループ「Under Ground Network(略称:UGN)」が結成されていたのである。彼等は名古屋市交通局が企画した6人組で、それぞれが地下鉄の路線のイメージキャラクターを担当するというコンセプトのアイドルであり、その中の一人の桜井通(芸名)は仁龍が中国から追ってきた彼のライバルであるという、奇妙な因縁で繋がっていた(一方、同じUGNのメンバーである鶴川舞は、個人的にルカが気に入ったようで、幾度か色目を使って彼の気を引こうとしていた)。
 そんな彼等のデビューシングルの作成にあたり、秋野Pは主にネット上で活動する謎の覆面作曲家・伏龍に楽曲提供を依頼した。当初、CENTRAL FIVEの歌声を聴いた伏龍は、彼等に協力するか否かの意見を保留とするが、劇場でのデビュー公演において彼等が響かせた美しいハーモニーに感銘を受けた伏龍は、この異色のメンバー達の未来に唯一無二の可能性を感じ取り、彼等への協力を自ら申し出ることになる。
 こうして、名古屋を活動拠点としつつ、世界中の人々をターゲットとした多国籍アイドル「CENTRAL FIVE」は、栄光への旅路への第一歩を踏み出すことになるのであった。

※彼等の「その後」を知りたい人は、ビギニングアイドル「名古屋八八プロジェクト」を参照

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最終更新:2015年12月11日 21:49