Keep Yourself Alive(邦題:炎のロックン・ロール)
<At Studio>
記念すべきQueen初のSingleとしてリリースされた曲で、作曲者はブライアン。
1971年のQueen初Demo音源(以下、1971Ver.)でも録音されている。
しかしながら、1971Ver.では楽器アレンジも異なるが、歌詞も異なっている。
たとえば、完成Ver.の歌い出しは、「I was told a million times of all the troubles in my way~」だが、1971Ver.では「I was told a million times of all the people in my way~」という完成Ver.では2コーラス目に登場する歌詞が歌い出しになっている。
スタジオ・テイクでは、複数のギターが同時に演奏されている(主に左チャンネルはリズム、右チャンネルはメロディ)ことに加え、フレディのリード・ヴォーカルは前のフレーズの最後に次のフレーズの出だしが重なるように録音されている。
このアレンジ自体は、多重録音を駆使したすばらしいアレンジになっていると思うが、ライヴとなると話は別で、どうやって再現するか、という問題が生じる。
特にヴォーカルは・・・
そっくりそのまま再現しようと思うなら、超一流中の超一流管楽器奏者にはできる人がいると言われる、鼻で息を吸いながら口から息を吐き出し、楽器を演奏するというテクニックを会得するしかない。
①1971.De Lane Lea Studio Demo ver.
②1973.02.05.BBC Session Ver.
③1973.07.25.BBC Session Ver.
④1973.Promotiona Video Ver.
⑤1975.Long Lost Retake Ver.
<At Live>
1971年のDemoで取り上げていることから、メジャー・デビュー以前のライヴからセットリスト入りしていたと思われるが、1973年9月13日Golders Green Hippodrome公演ではなぜかセットリスト入りしていない。
そのため、現時点(2011年)で最古のライヴ・テイクはMott The Hoopleの前座として全英をまわったツアー中の1973年11月17日Liverpool公演のものになっている。
このLiverpool公演での演奏は、なぜか歌詞が1971年Demo Ver.で歌われている。
ただ、現時点ではこのツアーにおいても1971年Demo Ver.での演奏はこの日しか確認できていないので、フレディが歌い間違った可能性もある。
最終更新:2011年04月18日 13:50