自らを『ムー』と名乗る少女。

物語の鍵を握る(かどうかは分からない)少女。
とても滑舌が悪く、人の名前を覚えるのが特に苦手。かってに縮めたり、端折ったりする。
自分の頭の中でどんどん改ざんされていくので、原型をとどめていないこともある。
喋るよりも行動であらわすのが得意。
どう見ても頭弱い子ちゃんだが、物を知らないという訳でもなく、妙なところで鋭く頭が良い(表現はヘタだが)
外見は十五歳程度の女の子だが、恥じらいというものもなく天衣無縫、天真爛漫。
圧倒的な怪力(?)の持ち主で物を作るも壊すも自由自在。


『うぃりあぁむ? いいづらいな』

『そうかな』

『ゆリアム……ゆらーむ……んん、まだ言いづらい……』

『よし分かった。お前もこれからムーにしろ』

『はぁ?』

『おそろいだ』

『あのね、名前がおそろいでどうすんのさ。それじゃ名前の意味がないでしょ?』

『なんで?』

『なんでって、名前は人と人、物と物とを区別するためにあるのに、それが同じだったら、どっちがどっちか分からないじゃないか』

『私は分かる。お前はお前のムー。私は私のムー』

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最終更新:2006年12月11日 17:11