ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki
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ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki
ja
2008-03-15T22:01:07+09:00
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ワタリ その4
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/549.html
[[前へ>ワタリ その3]]
優しく微笑む黒服の男にのび太は言った。
「ヒョウタさんはクロガネシティを元に戻してみせるって…
そう言ってたんだ!!
なんで燃やした…なんで…」
「無論、我々の計画のため、魂の救済のため。
それにはこの町を消す必要があったんだよ。
でも良かったろう?
この町は一度死んだ。
もう蘇ることなんてできない。
ヒョウタ君は愛する町と共になることを選んだ。
彼も本望だろう?」
「もう一度復興できないなんてなぜ分かる!!
可能性なんていくらでもあったはずだ!
お前らの都合のいいように誤魔化しただけじゃないか
ビ-ダル、リザードンにみずでっぽうだ!」
----
「この俺と戦うつもりか。
力のない正義とは愚かなものだな。」
「お前らはただ言葉を濁して自分達を正当化してるだけじゃないか!!
クロガネシティだって復興するかもしれない!
そう思わなかったのか!」
男は鼻で笑った。
虫を見るような目でのび太を見下す。
「残念ながら思わないね。
ヒョウタ君のような若者1人で何が出来る。
おっと、もうこんな時間か。
俺には仕事があるのでね。
そろそろ帰らせてもらう。」
その時、微かな声が男を呼び止めた。
「もう帰るの…?
わたしと遊ぼうよ…」
----
「ヒカリ?」
ヒカリは男を見ると小さく、しかし綺麗に通る声で歌い始めた。
彼女の目は今までのヒカリとは全く違い、ずっと未来を見透かしているかのような目だ
った。
わたしは選ばれた
神の御髪を
梳かすために
「まさかとは思ったがこの少女はヒカリ…!」
一緒に遊びましょう
怖がることはないわ
ヒカリの手からモンスターボールが投げられる。
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ボールから飛び出したのはポッチャマとリーフィア。
2匹ともヒカリと同じく目の色が違う。
「まさかヒカリに会うとは…
これも運命か。
だが俺はここで立ち止まるわけにはいかない。
いけサンダース!」
サンダースとリザードンが戦いに応じ、前に進み出た。
「よーしビーダル。
僕たちも行くぞ!」
しかしビーダルはそこを一歩も動こうとはしない。
「どうしたん
2008-03-15T22:01:07+09:00
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トキワ英雄伝説 その16
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/548.html
[[前へ>トキワ英雄伝説 その15]]
――選手連合軍サイド――
野比のび太
・17歳。 トキワトレーナーズハイスクールのバトル科に在籍中。
ある日父が勤めていた会社が倒産し、家計がピンチに陥る。
そのため、賞金を目的に『ドラーズ』のリーダーとして大会に参戦。
一見すると頭が悪い、ただの間抜けそうな少年だが、実は物凄い才能の持ち主。
大会開始当初は無様な負けを繰り返したが、序々にその才能を開花させていく。
現在は、四天王やフロンティアブレーンにも勝る実力の持ち主になった。
最終決戦の相手はドラえもん。
かつての親友との相手に、決意を固めて全力で挑む。
・手持ちポケモン
ギャラドス、フシギバナ、ルカリオ、バリヤード、ドンファン、ガルーラ、カイリュー
源静香
・17歳。 トキワトレーナーズハスクールのポケモン医学科に在籍中。
友であるのび太に協力する形で、大会に参戦。
7年前に見た光景が見に焼きついていて、ポケモンの傷つく姿をみるのが苦しかった。
そのため、本来高い実力がありながらもそれを発揮できずにいた。
だが『ドラーズ』の仲間やヒカリとのかかわりを通して、自分が戦う意義を見いだす。
以後は着実に勝利を収め、チームに貢献した。
最終決戦の相手はドラミ。
仲間を守るため、恐れず全力で立ち向かう。
・手持ちポケモン
エルレイド、テッカニン、ヤドラン、トゲキッス、ロズレイド、ブラッキー
加えてヒカリから預かったポケモンと、さらにもう1匹……
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剛田武(通称ジャイアン)
・17歳。 トキワトレーナーズハイスクールのバトル科に在籍中。
自らの好奇心と、のび太を救うという目的が合わさって大会に参戦。
バトルの技術は皆無だったが、生まれ持ったレベル上げの才能を生かし、レベル差で強引に押して勝ってきた。
だが対戦相手が強くなるにつれ、その方法に限界があることに気付く。
更に敵が操られた妹であるという試練が訪れ、ついに変わることを決意する。
バトルの作戦を徹底的に学び、見事妹を救い出す。
その後もどんどん学び成長し、かなりの実力者となる。
最終決戦の相手は先生。
かつての師を救うため、また成長した姿を見せるため、戦いを挑む。
・手持ちポケモン
2008-03-15T22:02:28+09:00
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シンオウ冒険譚 その3
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/547.html
[[前へ>シンオウ冒険譚 その2]]
現在の状況
・のび太 203番道路
手持ち ヒコザル ♂ LV13
モモン(コリンク) ♂ LV9
・静香 203番道路
手持ち ペンちゃん(ポッチャマ) ♂ LV15
ムーちゃん(ムウマ) ♀ LV15
・スネ夫 ???
手持ち エル(ナエトル) ♂ LV12
・出木杉 ???
手持ち ミニリュウ ♂ LV16
ユンゲラー ♂ LV17
他不明
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――クロガネジム――
「ペンちゃん、泡」
の攻撃に、ジムリーダー・ヒョウタのズガイトスが怯む。
この攻撃で、静香は既にイワークを撃破していた。
静香の戦い方は見事だった。
相性で有利とはいえ、敵を寄せつけずに完封している。
それにくらべて、僕は……
――ルーキー狩りとの勝負、勝ったのは僕だった。
衝突の瞬間、エレキッドの攻撃は成功しなかった。
幸運なことに、連発していた雷パンチのPPが切れていたのだ。
でも、所詮それは運に助けられただけの結果。
PP切れがなければ、きっと僕は負けていた。
安易な挑発にのって、何レベルも上の敵に突っ込んで行って……
ホント、馬鹿みたいだ。
「もう一度泡!」
ダメ押しといわんばかりの泡攻撃で、ズガイトスが崩れ落ちた。
敵の残りポケモンはもういない、ということは……
「やった! 静香ちゃんの勝ちだ!」
思わず、観客席のベンチから飛び上がってしまった。
フィールドでは、静香がペンちゃんを笑顔で抱きかかえている。
と、その時。
突然、ペンちゃんの体が眩い光に包まれた。
「まさか……」
話は何度も聞いているが、生で見るのは初めてだ。
ポケモンの、進化を見るのは……
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光が消えた時、そこにいたのは今までのペンちゃんではなかった。
体は倍以上大きくなり、つぶらな瞳は小さく鋭くなり、何よりいままでより逞しく見えた。
「し、しんかした……ペンちゃんが……」
静香も僕と同じく、しばらく呆然としていた。
おそらく彼女も、進化を生で見るのは初めてだったのだろう。
それが自分の腕の中で起こったのだから、尚更のことだ。
「進化したか……おめ
2008-03-15T22:06:13+09:00
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合作
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/546.html
&size(big){住人による合作}
|[[【導入部】>合作導入部]]|
2008-02-25T23:10:49+09:00
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合作導入部
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/545.html
心地よい潮風が駆け抜けていく。
四方を海で囲まれた島の中央にそびえ立つ、巨大な円筒形の古めかしい建造物。
明らかに現代建築ではない、数百数千年は経過しているだろう外観。
その内部は最新のポケモンバトルの設備が整っている。
「バトルタワー」と呼ばれるこの施設をいつ、誰が作ったのかは誰も知らない。
金持ちの道楽とも何らかの組織の仕業とも言われているが、それを確認した人間はいないのだ。
古代遺跡を再利用したと言われているバトルタワー。
そこでいつからポケモンバトルが行われていたのかは定かではないが、人が集まるところには街ができる。
その知名度はこの世界に徐々に広がっていき、いつしかこの場所はポケモンバトルのメッカとなっていた。
今はポケモンリーグ主催で公式戦が毎日のように行われている。
バトルタワーを制したトレーナーは「タワータイクーン」として称えられるのだ。
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トレーナー達がここに集まる理由はもうひとつある。
ここには「不思議のダンジョン」と呼ばれる謎の遺跡が存在している。
そのダンジョンは入る度にその姿を変えるので地図は役に立たない。
時や時空に関係するポケモンの仕業とも言われているが、その真相を解き明かした者はいない……
だが、そんな不気味で危険なダンジョンでも、トレーナーの心を惹き付ける理由。
このダンジョンには遠く離れた地方のポケモンが生息しているのだ。
確認されただけでも400種以上、それは図鑑で確認されているほぼ全てのポケモンの種類に匹敵するのだ。
レアなポケモンを求め、ダンジョンへと足を踏み入れるトレーナーは後を絶たない。
バトルタワー、そして不思議のダンジョン。
このふたつの場所により、この島はポケモンに携わる者達の集う島となったのだ。
そして、ここで最近不可解な事件が起こっている。
島に来たトレーナー達の中に「この島の事を知らない」人間がいるのだ。
彼らはこの島の事どころか、この地方の事すら知らない。
だが、彼らもポケモンに関わる者達だった。
そんな不穏な空気が漂う中、トレーナー達の物語は始まる。
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2008-02-25T23:02:34+09:00
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鯉になった狸
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/544.html
朝、目覚ましに驚き呆れる。
知ってる人は知っている。 知らない人は、覚えてね。
そして、のび太少年も、驚き呆れていた。
っつても、ご丁寧に目覚まし時計に驚き呆れている訳ではない。
変わり果てた、友の姿に。 野比家の押し入れの中で、ただ意味も無く、ビチビチとビートを刻む、友人の姿に。
「何でやねん……」
のび太は嘆驚の声を漏らした。 何故か関西弁で。
自分の友人が寝床としている場所で、鬱陶しく跳ね回る、一匹のコイキングを見て……。
―鯉になった狸―
----
まず、のび太は第一に考えた。 これは孔明の、いや、ドラえもんの罠だと。 どこかで、慌てる自分を見て、面白がっているのだと。
「そうはいかないよ、ドラえもん……」
そこで、のび太は部屋を隅々まで引っくり返し、押し入れに隠していたどら焼きをエサにドラえもんを捜索した。
しかし、全く音沙汰は無い。 彼のげに異常などら焼きへの執着心。 この部屋に居るのなら、目の前のそれに、かぶりつかぬ訳は無い。 しかし、それは依然として無い。
と、いうことは、あの青狸はこの部屋に居ないということだ。
「じゃあ、どこに……」
IQ60という、ある意味驚異的な頭脳をフル回転させるのび太少年。 しかし………。
「コココココココココココココココココココココココココココ………」
雑音がうるさくて、集中出来ない。
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「うるさいな! 全く!」
のび太は、不快感を惜しげもなく表面に出し、雑音の元へと歩み寄った。 そして、のび太の怒りは、一気に吹っ飛んだ。
押し入れの床に、文字が、書いてある。 水で書かれた、拙い文字が。
そこには、今北人にも解りやすいように、産業で、こう書いてあった。
『・このコイキングは、僕。すなわち、ドラえもん。
・何で、こうなったかと言うと、寝惚けて、動物変身ビスケットを食べたから。
・それより何より、体が乾いた。このままじゃ、死ぬ。水をおくれ…』
大変な事になった。
----
「待っててね! ドラえもん!
今から、水持ってくるから!」
のび太は、慌てて部屋を飛び出し、風呂場へ向かう。
友人の今北産業が、ダイイングメッセージにな
2008-03-02T17:10:08+09:00
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トキワ英雄伝説 その15
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/543.html
[[前へ>トキワ英雄伝説 その14]]
#34「それぞれの思い」
――CASE1 ジャイ子――
個室に入り、ベッドに腰掛けた私は、小さく溜息をついた。
その原因は勿論、明日の試合のことだ。
――先程は言わなかったが、私が6thを相手に選んだ理由は“2つ”ある。
一つは皆に言った通り、彼とかつてチームメイトだったこと。
だが、はっきり言ってキングスにいたころの記憶はかなり曖昧なものだ。
むしろ、大事なのはもう一つの方の理由である。
そう、それは私に洗脳をかけたのが、他ならぬ彼自身だということ――
私が洗脳をかけられる、その寸前の光景。
微かに私の頭に残ったその記憶の中に、たしかに彼の姿があった。
そして私はその時、何だか物凄く酷い仕打ちを受けていた気がする。
いまも腕や足に、青い痣が残っているのがその証拠だ。
暴力を受け、洗脳され、敵の下で非常な行為を強制された……
これは、そのことに対する“恨み”からきた気持ちなのだろうか。
――彼とは、絶対に私が決着をつけなければならないという思いがある。
だが、頭の中にはもう一つの感情が渦巻いている。
そう、それは“恐れ”だ。
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6thからの暴力や洗脳は、私に恨みだけでなく、恐れという感情も残していった。
明日戦ったとき、本当に自分は勝てるのだろうか?
敗れて、再び前のような仕打ちを受け、彼の従順な手駒と化してしまうのではないか。
そんな恐れで、思わず身震いする。
しかも、彼はこの大会で、一度も全力というものを見せなかった。
自分は相手の真の実力を知らない、だが相手は自分の全てを知っている……
どんどん、不安要素が頭を過ぎっていく。
不安と重圧で、押しつぶされそうになる。
誰かに、誰かにすがらなければ、心が折れてしまいそうな程に……
「おいジャイ子、いるか?」
ふと、ノックの音とともにそんな声が響いた。
長年聞きなれた、兄――武の声だ。
私が返事をする間もなく、兄は室内に入ってきた。
「オッス。 ジャイ子、元気か?」
何気なく交わされる、兄の声。
けれどその何気ない声は、いまの私にとって何よりもかけがえのないもので……
「お、おいジャイ子! 何ない泣いてんだよ!」
2008-03-15T21:47:42+09:00
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ギンガ その15
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/542.html
[[前へ>ギンガ その14]]
―――バトルゾーン
昨日のうちにバトルゾーンに辿り着いたが、既に夜だったので修行は明日、つまり今日からとなった。
朝食を食べた俺たちは、各自シロナの出したメニューをこなすことにした。
まずスネオは手持ちの増強、及び強化。
ジャイアンはバトルタワーを登り、知識をつけること。
のび太も実戦を積むこと。ただしバトルタワーではない。
この島に居る協力なトレーナーと勝負をして、ポケモンとのび太自身のレベルを上げることだ。
そして俺は、山登り。
ハードマウンテンの奥まで行って、帰ってくること。
さらにポケモンは持って行くのは禁止。レベル上げはシロナがやっておいてくれるようだ。
最後に全員正午までには帰ってくること、と言いシロナは去っていった。
ポケモンの修行なのに、何故山登りなのだろうか。
まぁ荷物は万全だ。こちらから手を出さない限りは襲われたりしないだろう。
疑問は浮かんだが、それを押し潰して山へ登ることにした。
―――数時間後、ハードマウンテン内部
暑い、痛い、気持ち悪い。
胃液が逆流して、その場で吐き出してしまいそうな感覚に襲われる。
ハードマウンテンは火山であるため、内部がかなり暑い。
ポケッチを巻いている部分が痒くなってくる。
外そうと時計を見た時、もう九時半を過ぎようとしていた。
……迷った。どうしよう。
一応穴抜けの紐を一本貰っているが、これは本当に最後の手段として使いたい。
それにあいつらだって頑張ってるのだから、俺だけ諦めるわけには行かない。
自身の気持ちを奮い立たせて、前へと進んだ。
―――そして一時間後、俺は火山の置石を手に取る事が出来た。
----
既に体が悲鳴を上げている。まるで心臓を素手で掴まれているような感じだ。
現在の時間は十時三十分、残り一時間半で、リゾートエリアのポケモンセンターの戻らねばならない。
服が汗で湿り、生地が貼り付いて気持ち悪い。
だがここで止まるわけにはいかない。ここで休んでいる暇は無いのだ。
痛む脚を動かし、俺は出口へと向かった。
―――
「ゼェ……ゼェ……」
現在の時間は十一時十分、何とかハードマウンテンを抜けることが出来た。
思ったよりも、早く脱出することが出来た。
道を覚
2008-02-12T16:58:27+09:00
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シンオウ冒険譚 その2
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/541.html
[[前へ>シンオウ冒険譚 その1]]
現在の状況
・のび太 203番道路
手持ち ヒコザル ♂ LV11
・静香 203番道路
手持ち ペンちゃん(ポッチャマ) ♂ LV12
ムーちゃん(ムウマ) ♀ LV13
・スネ夫 ???
手持ち エル(ナエトル) ♂ LV8
・出木杉 ???
手持ち ミニリュウ ♂ LV14
他不明
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――203番道路――
「ヒコザル、睨みつけろ!」
ヒコザルの鋭い眼光を浴びた敵のビッパに隙が生まれる。
「いまだっ! 引っ掻く!」
強烈な一撃が、見事に炸裂した。
ビッパはもう、立ち上がれそうにもない。
「ちぇ、僕の負けだな」
対戦相手の短パン小僧、トモキが悔しそうに頭を掻いた。
「凄いわのび太さん、これで三連勝じゃない!」
静香の拍手を受け、僕も恥ずかしそうに頭を掻いた。
「へへ、僕なんてまだまだだよ。
ポケモンマスターになるためには、こんなところで立ち止まって何ていられないしね」
調子に乗って、ちょっと見栄をはってみた。
すると、静香は意外な返答をしてきた。
「そういえばのび太さん、ポケモンマスターになりたいって言ってるけど……」
「ん、何?」
「どうやったらポケモンマスターになれるのか、知ってるの?」
静香の顔は、冗談を言っているようには見えなかった。
「ば、馬鹿にしないでよ!
僕だって、それくらいは知ってるさ!」
さすがに、僕だって何も知らずに旅に出たわけじゃない。
幼い頃から、ずっと夢見てきたことなのだ。
ちゃんと、そのぐらいは勉強してきたさ。
----
―――ポケモンマスター、それは全ての戦うトレーナーたちの頂点だ。
その称号を得るには、厳しい戦いを潜り抜けなければならない……
まずは、シンオウ各地にある8つのジムを回り、ジムリーダーを倒してバッジを手に入れる。
バッジを全て揃えたら、一年に一度開かれるトレーナーフェスティバルに出場できる。
そのフェスティバルで優勝した者だけが、チャンピオンのいるポケモンリーグに挑戦できるのだ。
そして四天王とチャンピオンを倒した時、ついにポケモンマスターの称号が贈られる……
ちなみにポ
2008-02-25T22:55:27+09:00
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シンオウ冒険譚 その1
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/540.html
ドアを開けて最初に見上げた空には、雲一つなかった。
そこに広がっていたのは、一面の青。
めったに拝めないこの絶景は、いま旅立とうとしている僕を祝福しているように感じられた。
突然いてもたってもいられなくなり、駆け出した。
『この先で、夢のような冒険が待っている。』
頭の中で夢のような光景を描きながら、ひたすら街の中を駆け抜けていく。
いま僕の目に映っているは、希望という“光”だけだ。
その裏に潜んでいる“闇”には、気付くこともできない……
―――これは、希望を追い続けたあるポケモントレーナーたちの冒険譚である。
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家を出てから、どれほどの時間が経ったのだろうか?
振り返ってみると、昨日まで住んでいた辺りはかなり小さくなっていた。
普段は巨大に感じたナナカマド博士の研究所も、掌に収まるくらいだ。
ましてや自分の家など、もはやどこにあるのかも分からなかった。
―――僕は今日、故郷であるマサゴタウンを旅立った……ポケモントレーナーだ。
名を、のび太という。
僕には小さい頃から夢があった、『ポケモンマスター』になることだ。
ポケモントレーナーにとって最高の名誉であるその称号を夢見始めたのは、いったいいつごろのことだっただろうか……
ふと立ち止まって考えてみたが、答えは出てこなかった。
小さい頃からポケモンが大好きで、テレビでいつもポケモンバトルを見ていて……
気が付けば、いつのまにかそれが夢となっていた。
両親は少し前まで、僕が旅立つことに反対していた。
まだ若干10歳、安心して一人旅をさせられるような年齢ではなかったからだ。
でも、どうしても旅に出たかった。
シンオウ中に名を轟かしている有名なトレーナーたちは、みな自分くらいの年で旅に出ていた。
だから自分も、いまから夢を追い求めなければいけないと焦っていた。
そして何度も話し合い、僕の熱意を感じた両親は旅に出ることを許可してくれたのだ。
そして今日、僕はついに旅立ちの日を迎えた。
両親との別れは辛かったが、涙は必死で堪えた。
こんなことで泣いていたら、これからの旅に耐えることなどできないと思ったからだ。
……いろいろなことを思い出しながら歩いていると、いつのまにかマサゴタウンの
2008-02-12T16:48:24+09:00
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