ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

プロジェクトX

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akakami

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テーマ曲 地上の星
「屈辱的な敗北」

「自分は弱すぎるという巨大な壁」

「手を差し伸べる人物―――ドラえもん」

「正直この作業面倒・・・」

「次々と捨てられる2V、3V」

「途方に暮れる男たち」

「遂に5V神登場」

「全ての力を振り絞り孵化作業」

「宿題、母の妨害」

「最終兵器しずかちゃんまで登場」

「ジャイアンとの全てを賭けた総力戦」

「僕の手持ちに集結する神達」

「遂に決戦の時―――」

「眠気との戦い 勝ち残った5V」

「想いはただ一回の対戦へ…戦いは続く…」
プロジェクトMAX ~ジャイアンとの決戦2週間をゲームに捧げる~



「くそぉ!今度こそ!今度こそ勝ってやるからな!」

空き地に僕の怒鳴り声が響く。
数秒後、ジャイアンとスネオは大笑いを始めた。

「アハハハハ、お前には無理だよ!1億年掛かっても無理だな!」

ジャイアンは僕を指差しながら笑う。
最後に、スネオは一言付け足した。

「のび太はな!」

「お、覚えてろよぉ!」

僕は情け無い台詞を口走った後家に帰った。
途中ゴミ箱を転がしてしまったが気にしなかった。
今はジャイアンの野郎に勝つことが一番大事だったからだ。



予想外の早い帰宅だった。
僕は焦った。
ジャイアンに勝たなければ……!その時、押入れが開いた。

「のび太君…何やってるの!こんなに早くに帰ってくるなんて」

僕は答えることが出来なかった。
しかし僕の涙と手に握られたDSが全てを物語っていた。

僕を襲った最悪の状況、勝つしかない立場に立たされた僕は思った。

「この僕には……強さが足りないんだ」

「……でもどうすれば強くなれるんだろう……」

僕は寂しくぽつりと呟いた。
手には相棒(ゲームの中だけど)のドサイドンが居る。
スネオには「ダサイドンじゃねーかwww」とか言われた奴だ。

のび太は考えた。

「そうだ、プロに頼もう」

全てを賭けた一言だった。



プロ……それはドラえもんのことだった。
ドラえもんは所謂「廃人」とやらだそうだった。

「頼む、ドラえもん……僕を鍛えてくれ」

「ふん…暇つぶしには良いだろう……だがドラ焼きは高く付くぞ?」

「あ……あぁ、いいとも」

そしてプロジェクトは動き出す―――

「おらぁ!もっとテクニカルにレベルをあげろぉぉぉっぉおぉおお!」

ドラえもんとの修行は辛かった。

隣人の人から騒音ということで講義が来た。
しかし男たち(ロボット含)はやめなかった。
彼らの両手にポケモンの未来が掛かっていた。

試行錯誤を重ね、僕は遂に…遂にレベルアップはした。
バトルタワーも30連勝を記録。
プロジェクトは順調に動き出していた―――しかし



 D S 取 り 上 げ ら れ た

一瞬の出来事だった。
宿題を3度も連続で忘れていたのでママにこっ酷く叱られ、挙句の果てにはDSを取り上げられてしまったのだ。
僅かな不注意から、プロジェクトは崩壊の瀬戸際まで追い込まれた。

明日から――いや、今からいったいどうすればいいんだ!

狼狽する僕。プロジェクトは失敗かと思われたその時。
ドラえもんの差し伸べた手に握られた物を見て思いついた。

GBAからパルパークで連れてくればいいじゃないか……

その一言に僕は息を呑んだ。
震える手でポケモンエメラルドを差込み、電源を入れる。

新鮮だ。
DSのパールでは味わえない楽しさがそこにはあった。
これなら……充分に……ポケモンを育てることができる。

―――いける

僕の表情に明るさが戻った……



あらすじ(詳しくは前スレ参照)

男たちは立ち上がった

「打倒 ジャイアン」

この目的のためだけに男たちは戦い続けた

ジャイアンとダイパの対戦で負けた僕(のび太)
僕はリベンジを堅く決めるが自分には力が無い……
ずっと考え込んでいた時だった

「そうだ、プロに頼もう」

全てを賭けた一言だった

僕は全てをドラえもんと名乗る自称廃人に賭けた
成功だった

個体値――努力値――相性――読み
僕は全てをドラえもんから叩き込まれた

プロジェクト半ば、男たちは壁にぶちあたることになる

 D S 取 り 上 げ ら れ た

あまりのも残酷な結果にのび太はただ喚き、泣き、そして考えた
その時だった

ドラえもんの右手に握られたものはGBA
僕はこれを使いポケモンを育てることにした――――



「あれがこうで……うん、これが一番落ち着く」
僕は白い紙に妄想PTを書いていく
まさに夢を描いていくようだった

(のび太君……これは少し……)
ドラえもんは悩んだ
何しろのび太のパーティが今まで教えてきたことと何だか違う気がするからだ
だがドラえもんは気にしなかった
のび太の成長は目を見張るものがあったからだ

「よし、これで決まりだ!」

それを見たドラえもんは苦悩した

(何でそうなるんだよ……)

もうめちゃくちゃだった



4時間後 プロジェクトはあっけなく終わりを迎える
(その間にDSを返してもらった)

「のび太君…それで強くなったつもりなのか?」

「そんな……僕が負けるなんて」

全てを知り尽くしたドラえもんとの対戦
それは余りにもあっけ無いものだった

3タテ

今ののび太には乗越えることのできないような壁だった

男は一晩中泣き続けた
「一体何がいけないんだ…」
枕の横には疲れきったかのように赤色の光を出したDSがあった

とりあえずPTを見直そう
僕はドラえもんを起こさないように充電器を取り出し、充電しながらゲームを続けた
それは「学校」への反逆でもあった―――

(まず僕のパーティはカバルドン、ドータクン、ドサイドン
 いわゆる…砂トリパだ……
 ドラえもんに負けた理由はただ一つ、トリックルームの効果が切れたからだ
 トリックルームが切れた瞬間ドラえもんは一気に攻撃を始め、結果僕が負けてしまったのだ)

何故か心の中で独り言を呟いたのび太だった



(つまりトリックルームが切れた場合どうするか?が問題だ
 ……でもどうすれば……)

男にあるひらめきが生まれた

元々速いポケモンを加えれば良いのだ

正に発想の逆転だった

男はすぐさまPT改良の道へと歩みだしたのだった

気が付けば朝
そして今日は月曜日だった

男たちはそれを無視し、ゲームを続けた

怒られた

泣いた

また取り上げられた

正に驚きの連続だった

運命は僕に何か恨みでもあるのか……

そんな考えさえ頭に過ぎった



だがもう男たちに成す術は無い
あのGBAまでもが取り上げられたのだ

男たちはただひたすらに悩み、愚痴り、そしてまたポケモンについて語りだすのだった

遂にこの日が来た
ジャイアンにリベンジする日だ

のび太は緊張なんてものは忘れていた
もう恐れるものは無かったからだ

しかしその最後のプロジェクトを邪魔する者が居た――


ママだ――――


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