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あるところに、ジャイアンというガキ大将がいました。
ジャイアンはとても乱暴で、友達のものをよく奪っていました。
ジャイアン「スネオ。   そのゲームよこせよ。」
ジャイアン「のび太!  美味しそうなもの食ってんじゃねえか。 よこせ。」
シャイアン「しずちゃん。  宿題のノート貸してよ。 え?嫌だ?  い・や・だ?  ほうほう貸してくれるか。」
ジャイアンは皆からとても嫌われました。  
 今はやりの「ポケットモンスター」にも入れてもらえず、怒って皆を半殺しにもしました。
そんなある日のこと……



スネオ「なあ、そろそろジャイアンを本格的にやっつけないか?」
のび太「無理だよ… 僕らじゃ。」
空き地でジャイアンを除く皆が相談しています。  皆ジャイアンにいじめられた人たちです。
スネオ「いや、僕の従兄弟のスネ吉兄さんは、空手の達人なんだ。
ちょうど明日来るからさ、あのゴリラをとっちめてやろうぜ!!」
皆はそれに賛成し、名づけて「ジャイアン暗殺計画」と作戦を立てました。
その作戦とは、
1、空き地にジャイアンを誘い出す。
2、落とし穴にはめる。
3、スネ吉が倒す。
こうして夜は明けました。



―次の日――
スネオ「ジャイアン、サッカーしよう。」
スネオがジャイアンを誘います。 ジャイアンは久しぶりに皆と遊ぶので、とてもよろこびました。
スネオ「さあ、早く空き地に…」
ジャイアン「!!   あぶねえ!!」
ドーーーーーーン
ジャイアンは、飛び出してきた車にひかれました。  スネオをかばいながら。
スネオ「きゅ、救急車ーーーーーーーーー!!」



ジャイアンが気が付くと、そこは病室でした。   ジャイアンのお母さんが泣いています。
ジャイアンは声をかけようとしました。 しかし、声が出ません。
医者がジャイアンのお母さんを呼びました。  会話は遠く、聞こえません。
すると、クラスの皆が入ってきました。  みんな笑っています。
ジャイアンは、起き上がり、皆に声をかけようとしました。 しかし皆は動かずに笑っています。
するとスネオが、休にしゃベリ出しました。
スネオ「さっきの医者が言うにはもう死んでるらしいよ。  哀れだねwww」
ジャイアンは何のことか分かりません。  もう死んでいる?  誰かが死んだのか?  
ジャイアンはベッドから起きて、皆の肩に手を置きました。
しかし、ジャイアンの手は、肩をすり抜け、ぶらんと垂れただけでした。
ジャイアンは、死んだのです。
ジャイアンもようやくこの事に気付いたようです。



ジャイアンは、自分の体をよく見ました。
それは、いつもとは違う、白い装束を着ていた自分の姿でした。
皆は、ジャイアンの事を馬鹿にしています。
「これで開放される」 「死んでよかったブタゴリラ」 「返せよ俺の宝物」
ジャイアンは、いままで自分がした事を後悔しました。 
これは罰だ。   俺はもう死ぬ。 と。
しかし、やり残した事にいま、気付いたのです。
死ぬ前に皆の物を返そう――
ジャイアンは、病室を出て、自分の家に帰りました。



家に着き、玩具箱を手にした時、1つ気付きました。
体が薄くなってる事に。
ジャイアンは、もう時間はないんだな、と腹をくくり、皆の家へと向かいました。
皆の玩具に、一言、「ごめんよ」というメモを貼り、ジャイアンは走り続けました。
そして、最後の1軒、スネオの家に着いた頃、ジャイアンの体はほぼ透明になっていました。
家に入り、玩具を置いている内に、「ポケットモンスター」があるのに気付きました。
ジャイアンは静かにスイッチを入れました。



スネオのポケモンに、それぞれ1通づつメールを持たせ、記入しました。
「スネオごめん」
「かってにつかわせてもらう」
「みんなのものかえした」
「みんなはゆるしてくれないだろう」
「でもみんなはおれのたいせつな」
「ともだちだからわすれないでく」
ジャイアンは、記入の途中、自分の体が浮くのが分かった。
しかし最後の力を振り絞って、
「たけし」
と打つことが出来た。  こうしてジャイアンは成仏した。
しかし、彼らはジャイアンを許さないだろう。
彼らにとっては、ジャイアンなどどうでもいいのだから。