【のび助サイド】
フエンタウンを旅立ってから、早1週間・・・
僕は現在ヒワマキシティに向かうため、119番道路まで来ていた。
フエンタウンを旅立ってから今日までの1週間、色々あったなぁ・・・
トウカジムのジムリーダー、センリさんとダツラさんと僕の3人で、
一晩中酒を飲んで語り合ったり、秘伝要員のキバニアを捕まえるために、
海に飛び込んだりとまぁ色々と充実した1週間だった。

「着いたぜ、のび助。ここが天気研究所だ。」
ダツラさんが僕に話しかけてきた。
「天気研究所・・・?」
「ああ。名前の通り天気について色々研究してるみたいだが・・・ん?
何だかやけに中が騒がしいな・・・」
「確かにそうですね・・・入ってみましょう。」
僕達が中に入ると武君が青服の男達を相手に豪快に暴れていた。
「おらおら!マタドガス、ハリテヤマ!豪快に暴れてやれ!」
「武君!?ここで何してるんだい!?」
「おう、のび太のパパにダツラのおっさんじゃねぇか。アクア団の奴ら、
ここの人達を人質に取って何かやってるみたいなんだ。雑魚は俺に任せて
2人はこの団員達をまとめてる親玉を倒してくれ!」
「分かった!」
僕達はアクア団員を相手に暴れている武君を後にして先に進んだ。



──天気研究所2階・・・
僕達が2階に着くと、すでにドラえもんが他の団員達と戦っていた。
「ライボルト、10万ボルトだ!・・・あっ、パパにダツラさん!」
「ドラえもん、1週間ぶりだね!」
「うん。でも再開を喜んでる暇はないよ。僕は雑魚の相手をするだけで
精一杯だ。パパ達は早くここの親玉を倒してくれ!」
「分かった!」
僕達が奥に進もうとしたそのとき、
2人の男が僕達に襲い掛かってきた。
「うりゃー!俺はアクア団幹部のウシオ!」
「同じくアクア団幹部のシズク!あなた方にはここで死んでもらいます!」
そこにしずかちゃんと出木杉君がやってきた。
「そうはさせないわ!」
「僕達が相手だ!のび太君のお父さん、ここは僕達に任せて!」
「フフ、お前らに俺達の相手が務まるか?行け、パルシェン!」
「出てこい、ヌオー!」
「バシャーモ、出番よ!」
「頼んだよ、ラグラージ!」
最終形態に進化した2体が、パルシェンとヌオーに立ち向かう。
このバトルの行方を少し見てみたい気もするが、
僕達は急いでここの親玉を倒さなければならない。
出木杉君達を後にして、僕達は先に進んだ。



そして僕達は親玉のいる部屋にたどり着いた。
何とここのアクア団をまとめているのは女だった。
若い女でスタイルも良く、若い頃のママより綺麗・・・って、
敵に何ときめいてるんだ僕は。
「オホホ、あなた方、我々アクア団の邪魔をしようっていうのね!?
怖い者知らずもいいとこだわ!このイズミ様が相手をしてあげるわ!
行きなさい、サメハダー!オーダイル!」
サメとワニのようなポケモンがイズミのモンスターボールから繰り出される。
「サメハダー、キバニアの進化系か・・・」
「のび助!オーダイルは俺が相手をする。サメハダーはお前が相手をしてくれ!」
「はい!」
ダツラさんはフライゴンを繰り出して、オーダイルに立ち向かい、
僕もコドラを繰り出して、サメハダーに応戦する。
「コドラ、頭突きだ!」
コドラはサメハダーに頭突きを繰り出し、サメハダーにダメージを与えるが、
同時にコドラもダメージを受けてしまった。
「くっ、鮫肌か・・・」
「その通り!鮫肌は直接攻撃を繰り出した相手にダメージを与える特性よ!
今度はこっちの番よ!サメハダー、水の波動!」
サメハダーは口から水の波動を繰り出し、コドラに命中し、コドラは戦闘不能と
なってしまった。



「コドラ!」
「オホホ、どう?水の波動の威力は!?」
「くっ・・・」
岩タイプのコドラじゃ水タイプのサメハダーとは相性が悪かったか・・・
「さぁ、次はどのポケモンで来るのかしら?」
「僕の次のポケモンはこいつだ!行け、ジュカイン!」
ジュプトルから進化したジュカインとサメハダーが対峙しあう。
「ジュカイン、リーフブレードだ!」
「何!?」
ジュカインはサメハダーに接近し、リーフブレードをくらわせる。
このとき、ジュカインもサメハダーの鮫肌でダメージを受けるが、
致命傷には至らなかった。
「やった!サメハダーを倒したぞ!」
「くっ、なぜだ・・・なぜわざわざ直接攻撃であるリーフブレードを
使って、サメハダーに攻撃を・・・」
「僕のジュカインの持ってる技の中で1番サメハダーに効果的なダメージを
与えることができると思ったからだよ・・・鮫肌で多少ダメージを
受けるけど確実にサメハダーを倒すことができる。それに、
傷つくことを恐れてたらポケモンバトルなんてできないよ。」
自分で言うのもなんだけど中々かっこいい事いうじゃないか、僕。



「のび助!こっちも片付いたぞ!」
ダツラさんとフライゴンはすでにオーダイルを倒していた。
「くっ、サメハダーだけでなくオーダイルまでやられるとは・・・
撤退するしかないようね!」
そう言うとイズミは僕達に向けて煙玉を投げつけた。
「しまった!煙玉か!」
煙がはれた頃にはすでにイズミはいなくなっていた。
「逃げられたか・・・」
「いやー、あなた方のおかげで助かりました。ありがとうございます。」
人質にされてた研究員が僕に話しかけてきた。
どうやら全員無事のようだ。
「いえいえ、皆さんこそ無事で何よりです。」
「本当にありがとうございます。お礼にこのポケモンを差し上げます。」
「え?いいんですか?」
僕は研究員からモンスターボールを受け取った。
そのモンスターボールからはてるてる坊主のようなポケモンが出てきた。
「こいつは、ポワルンだな。」
「ポワルン?」
「ああ。天候によって姿を変える珍しいポケモンだ。」
ダツラさんが僕にポワルンのことを説明してくれた。
「そうなんだ・・・よろしくな、ポワルン!」
ポワルンは僕を見て微笑んだ。
中々可愛いポケモンだ。



それから数分後、僕とダツラさんはドラえもん達と合流した。
「アクア団の幹部達には逃げられたけど、研究員達も全員無事で良かったね。」
ドラえもんが言った。
「だけど、今回アクア団のボスのアオギリは来てなかったな。」
「まぁゲームでも天気研究所にアオギリは出ないからね。ただ、今回も
ゲームと違うところがあったね・・・」
出木杉君が深刻そうに言った。
「ええ。マグマ団のとき同様本来エメラルドには出ないアクア団幹部の
シズクとかもいたし・・・ヌオーやパルシェンも本来ホウエン地方には
生息してないわ。」
しばらく沈黙が流れ、やがてドラえもんが口を開いた。
「う~ん、謎は深まるばかりだ・・・とりあえずここで解散しよう。
この先の送り火山で、またマグマ団やアクア団と戦うイベントがあるだろ?
そのときはまたみんなで戦おう。そうだな・・・1週間後、送り火山の
麓で待ち合わせしよう。」



「1週間後に送り火山か。分かったぜ、次に会うときは俺も俺のポケモン達も
もっと強くなってるぜ!」
そう言うと武君は天気研究所を去って行った。
「じゃあ僕もこれで失礼するよ。」
「私も。ドラちゃん、パパさん。じゃあね。」
出木杉君としずかちゃんも同様に天気研究所を去って行った。
「じゃあね、パパ。また1週間後!」
「うん、1週間後必ず会おう。」
僕はドラえもんとの再会を誓い、天気研究所を後にした。
研究所を出てから数分後、僕はある事に気がついた。
「あれ?そういえば天気研究所にスネ夫君、居なかったけどどこで
何してるんだろう・・・」
実はこのときスネ夫君は119番道路であるポケモンを捕まえるために
釣りをしていたのだが、そんなこと、この時の僕には知る由もなかった。



のび助 ジュカイン♀LV36、ドクケイル♂LV34、コドラ♂LV34、
キバニア♂LV25、ポワルン♀LV25
ホイッスル所持
ダツラ ピジョット♂LV50、フライゴン♂LV50他不明
ドラえもん サンドパン♂LV34、グラエナ♀LV34、ゴローン♂LV32、
ライボルト♀LV31
しずか バシャーモ♂LV37、ペリッパー♀LV34、ヤミラミ♀LV33、
マイナン♂LV32
ジャイアン マタドガス♂LV36、マリルリ♂LV34、ハリテヤマ♂LV35、
プラスル♀LV30、ラプラス♂LV32
出木杉 ラグラージ♂LV40、エルレイド♂LV37、クロバット♀LV35、
ハガネール♂LV36