PM1:40 事件発覚から10分
プツッ
「警察は三十分で来るそうだ」
「そうですか…」
ノートは1人、頭の中で今の状況をまとめる。
『事件発覚が1:30。
俺が血を見たのが25分だと考えると……』
「ジャイアン、確かに四時間目まではワタリは生きてたんだな?」
「ああ。そう言えば……ワタリに話しかけていた女子が…」
「私です…」
一斉に振り返る三人。
そこには黒髪でショートのオドオドした少女が立っていた。
「私が……ワタリ君に…一緒にご飯を…グスッ」
泣き出す少女。
そんな少女に焦ったノートは、とりあえず質問をしてみることにした。
「確かお前…メグミだよな。お前とワタリは付き合ってたのか?」
メグミは恥ずかしそうにうなづいた。
「じゃあ…メグミの前からワタリが居なくなったのは何時頃?」
「ちょっと待てよ!」
ジャイアンが会話に割り込む。
「メグミが犯人って可能性は考えないのかよ!」
思わずため息をつくノート。
「昼食が始まったのが45分で、血が見えたのが25分。
この40分間で、ワタリの首を切断して理科室に置く何て荒業、
こんなか弱い女の子に出来るわけ無いだろ?
犯人は男、そしてこの40分間にアリバイが無く、ワタリに相当恨みがある人物さ」
「警察は三十分で来るそうだ」
「そうですか…」
ノートは1人、頭の中で今の状況をまとめる。
『事件発覚が1:30。
俺が血を見たのが25分だと考えると……』
「ジャイアン、確かに四時間目まではワタリは生きてたんだな?」
「ああ。そう言えば……ワタリに話しかけていた女子が…」
「私です…」
一斉に振り返る三人。
そこには黒髪でショートのオドオドした少女が立っていた。
「私が……ワタリ君に…一緒にご飯を…グスッ」
泣き出す少女。
そんな少女に焦ったノートは、とりあえず質問をしてみることにした。
「確かお前…メグミだよな。お前とワタリは付き合ってたのか?」
メグミは恥ずかしそうにうなづいた。
「じゃあ…メグミの前からワタリが居なくなったのは何時頃?」
「ちょっと待てよ!」
ジャイアンが会話に割り込む。
「メグミが犯人って可能性は考えないのかよ!」
思わずため息をつくノート。
「昼食が始まったのが45分で、血が見えたのが25分。
この40分間で、ワタリの首を切断して理科室に置く何て荒業、
こんなか弱い女の子に出来るわけ無いだろ?
犯人は男、そしてこの40分間にアリバイが無く、ワタリに相当恨みがある人物さ」
PM2:00
メグミが言うには、ワタリは昼食の時間に入りすぐ、何処かへ行ってしまったらしい。
そして聞き込みから、アリバイが不正確な五人が集められた。
そして聞き込みから、アリバイが不正確な五人が集められた。
赤髪:その名の通り赤い髪の不良。
あまり学校に来ず、ワタリとの交流は不明。
ルビーと新カントー:仲良し二人組。
DPその2:美術室へ行ってたらしいが…
ジャイアン:ケータイで体育館に呼び出されらしい
あまり学校に来ず、ワタリとの交流は不明。
ルビーと新カントー:仲良し二人組。
DPその2:美術室へ行ってたらしいが…
ジャイアン:ケータイで体育館に呼び出されらしい
「って何で俺が居るんだよ!」
「まぁまぁ。俺がすぐ疑いを晴らしてやるからさ」
「何やってんだ、ガキ共!」
「警察か…」
警察が数人こちらへやって来た。
「おい、ガキ共。
素人の分際で勝手に事件を調べるんじゃねぇぞ!。
ここからは俺たち警察が全て調べる。お前らは家へ帰れ!」
「くっ、でも…」
「黙れ!これ以上邪魔すると公務執行妨害だぞ!」
「まぁまぁ警察さん」
そう言ったのはドラーモン先生。
そして、先生はさらに話を続けた。
「今素人ならダメと言いましたよね?
じゃあこのノートなら捜査はして良いってことだ。
…過去にいくつもの事件を解いた、伝説の高校生探偵、ノートならな」
「まぁまぁ。俺がすぐ疑いを晴らしてやるからさ」
「何やってんだ、ガキ共!」
「警察か…」
警察が数人こちらへやって来た。
「おい、ガキ共。
素人の分際で勝手に事件を調べるんじゃねぇぞ!。
ここからは俺たち警察が全て調べる。お前らは家へ帰れ!」
「くっ、でも…」
「黙れ!これ以上邪魔すると公務執行妨害だぞ!」
「まぁまぁ警察さん」
そう言ったのはドラーモン先生。
そして、先生はさらに話を続けた。
「今素人ならダメと言いましたよね?
じゃあこのノートなら捜査はして良いってことだ。
…過去にいくつもの事件を解いた、伝説の高校生探偵、ノートならな」
「な、何だってぇー!?」
PM2:40
「調査終わりました!」
「ありがと、刑事さん。で、どうでした?」
「鍵は被害者の口の中から発見されました。そして、窓は全て閉まっていました」
「完全な密室ってことか……」
鍵は外からしか掛けられないない様になっている。
つまり…犯人は一度外から鍵を掛け、もう一度中に入ってワタリの口に入れたのだ。
『ドアは横へ動くスライド式……
もしかしたら犯人はドアを一度外して……いや違う。
そんな目立つ行動したら、誰か1人くらいは見ているはずだ』
「ノート大変だ!」
「先生、どうかしたのか?」
「コンピュータ室に犯行予告が…」
「ありがと、刑事さん。で、どうでした?」
「鍵は被害者の口の中から発見されました。そして、窓は全て閉まっていました」
「完全な密室ってことか……」
鍵は外からしか掛けられないない様になっている。
つまり…犯人は一度外から鍵を掛け、もう一度中に入ってワタリの口に入れたのだ。
『ドアは横へ動くスライド式……
もしかしたら犯人はドアを一度外して……いや違う。
そんな目立つ行動したら、誰か1人くらいは見ているはずだ』
「ノート大変だ!」
「先生、どうかしたのか?」
「コンピュータ室に犯行予告が…」
場所は代わり、容疑者が集められた教室。
「何で俺が犯人何だよ!」
「落ち着け、赤髪!」
怒った赤髪が側の机を蹴り飛ばす。
他の容疑者3人は逃げてしまったが、
ジャイアンだけは部屋に残り赤髪と格闘を繰り広げていた。
「お前は悔しく無いのかよ!人殺し扱いされて!」
「ああ、平気だ。
俺には最高の味方、ノートがついてるんだからな!」
「お前……ちっ、勝手にしろ!」
「待て、赤髪!」
そう吐き捨て教室を去る赤髪。
その赤髪をジャイアンは、走って追った。
「何で俺が犯人何だよ!」
「落ち着け、赤髪!」
怒った赤髪が側の机を蹴り飛ばす。
他の容疑者3人は逃げてしまったが、
ジャイアンだけは部屋に残り赤髪と格闘を繰り広げていた。
「お前は悔しく無いのかよ!人殺し扱いされて!」
「ああ、平気だ。
俺には最高の味方、ノートがついてるんだからな!」
「お前……ちっ、勝手にしろ!」
「待て、赤髪!」
そう吐き捨て教室を去る赤髪。
その赤髪をジャイアンは、走って追った。
この行動が自分を追い詰めることを知らずに……
PM3:10
「クソッ、赤髪は何処だ…」
「ジャイアン!」
「ノート。すまん、赤髪を見失っちまった」
「そうか…不味いな」
「何がだ?」
「さっきコンピュータ室の一台のパソコンにある文字が映されてらしいんだ。
《…次は赤髪、お前をここで殺す》って文字がな」
「なっ!?」
「コンピュータ室には今警察が待機してる。
それより赤髪のことが心配だ。早く探しだそう!」
ノートがそう言ったその時だった。
「ジャイアン!」
「ノート。すまん、赤髪を見失っちまった」
「そうか…不味いな」
「何がだ?」
「さっきコンピュータ室の一台のパソコンにある文字が映されてらしいんだ。
《…次は赤髪、お前をここで殺す》って文字がな」
「なっ!?」
「コンピュータ室には今警察が待機してる。
それより赤髪のことが心配だ。早く探しだそう!」
ノートがそう言ったその時だった。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
「この声は…」
「間違いない、DPその2の声だ!」
「ノート、急ごう!」
声がしたのは美術室だった。
「……何だよ、これ」
「間違いない、DPその2の声だ!」
「ノート、急ごう!」
声がしたのは美術室だった。
「……何だよ、これ」
ゴォオォォォオオォ……
二人が見たのは、炎に包まれた美術室だった…
微かに漂う肉が焦げる様な異臭と、炎の熱。
この日……生まれて初めて、ノートは地獄の光景と言うものを見た…
『次回予告』
深まる謎 ジャイアンに掛かる疑い そして…急展開を見せる事件
そしてノートが叫ぶ!「犯人はあんただ!」
ドラポケ学校殺人事件 推理編に続く……
PM3:40
「美術室の中から焼死体が発見されました。
死体は首と両手足が切り取られていましたが、
焼け残っていた携帯電話から見て、間違いなく赤髪の死体だと思われます」
「そう…ですか」
ついさっきまで生きていた人物が死んだ。
今まで何度も経験してきたことだが、やはり何度経験しても気分が悪いものだ。
「ノート、大丈夫か?」
自分も気分が悪そうなジャイアンが、そうノートに尋ねる。
「ああ、平気だ。
それよりも……DPその2から話を聞きたい」
「…そこに居るぜ」
ジャイアンの指さした方には、青ざめたDPその2が立っていた。
「なぁ…」
「お、俺はやってねぇよ!、近寄るな!」
「落ち着け!俺はお前の無実を…」
「うるさい!」
DPその2は手を振り払い、廊下の奥へ走り去っていった。
「あいつの言うことは信用しない方が良いぞ」
DPその2に代わり、DP3と出木杉未来が現れる。
「アイツはワタリに恨みを持ってたんだからな」
「おい、DP3!」
「もう我慢の限界だ!ノート、これは生徒会で最近噂の話何だが、
アイツの家は、ワタリの会社に何百万もの借金があるらしいんだよ」
「そっか、アイツの家貧乏だからな…」
納得するジャイアン。
だが、ノートはその噂に納得がいかなかった。
『確かに……ワタリがアイツをイジメていたのは確かだ。
だが…人を殺すのは相当覚悟がいる。
ワタリを殺しても借金は無くならないはずなのに何故……それに赤髪は…』
「おい、お前!ちょっと話を聴かして貰うぞ!」
死体は首と両手足が切り取られていましたが、
焼け残っていた携帯電話から見て、間違いなく赤髪の死体だと思われます」
「そう…ですか」
ついさっきまで生きていた人物が死んだ。
今まで何度も経験してきたことだが、やはり何度経験しても気分が悪いものだ。
「ノート、大丈夫か?」
自分も気分が悪そうなジャイアンが、そうノートに尋ねる。
「ああ、平気だ。
それよりも……DPその2から話を聞きたい」
「…そこに居るぜ」
ジャイアンの指さした方には、青ざめたDPその2が立っていた。
「なぁ…」
「お、俺はやってねぇよ!、近寄るな!」
「落ち着け!俺はお前の無実を…」
「うるさい!」
DPその2は手を振り払い、廊下の奥へ走り去っていった。
「あいつの言うことは信用しない方が良いぞ」
DPその2に代わり、DP3と出木杉未来が現れる。
「アイツはワタリに恨みを持ってたんだからな」
「おい、DP3!」
「もう我慢の限界だ!ノート、これは生徒会で最近噂の話何だが、
アイツの家は、ワタリの会社に何百万もの借金があるらしいんだよ」
「そっか、アイツの家貧乏だからな…」
納得するジャイアン。
だが、ノートはその噂に納得がいかなかった。
『確かに……ワタリがアイツをイジメていたのは確かだ。
だが…人を殺すのは相当覚悟がいる。
ワタリを殺しても借金は無くならないはずなのに何故……それに赤髪は…』
「おい、お前!ちょっと話を聴かして貰うぞ!」
「えっ…俺ぇ!?」
警察に呼ばれたのは意外にもジャイアンだった。
「何で俺が疑われるんだよ!」
「さっきお前と赤髪が言い争ってるのを見たという奴が、名乗りを上げたんだ!
しかもその後、お前は赤髪を追いかけたんだよな?
どうせ追いかけた拍子に、勢い余って殺してしまったんだろ?」
「何だよそれ!じゃあ理科室の密室の謎は解けたのかよ!」
「ぐっ、うるさい!俺は警察だ!俺が言うことは絶対だ!」
無理やりジャイアンを連れていく警察。
そんな光景を、ノートはただ眺めることしか出来なかった。
「くっ、ノート!絶対謎を解けよ!俺は信じてるからなぁ!」
「……任せろ、ジャイアン!この事件は絶対に俺が解いてみせる!」
「さっきお前と赤髪が言い争ってるのを見たという奴が、名乗りを上げたんだ!
しかもその後、お前は赤髪を追いかけたんだよな?
どうせ追いかけた拍子に、勢い余って殺してしまったんだろ?」
「何だよそれ!じゃあ理科室の密室の謎は解けたのかよ!」
「ぐっ、うるさい!俺は警察だ!俺が言うことは絶対だ!」
無理やりジャイアンを連れていく警察。
そんな光景を、ノートはただ眺めることしか出来なかった。
「くっ、ノート!絶対謎を解けよ!俺は信じてるからなぁ!」
「……任せろ、ジャイアン!この事件は絶対に俺が解いてみせる!」
PM3:50
「ノート…俺達も手伝うよ」
「俺もだ。ジャイアンが殺しをやる何て思えないからな」
「……二人共ありがとう。
よし。まずは密室の謎を解くか!」
「ノート…俺達も手伝うよ」
「俺もだ。ジャイアンが殺しをやる何て思えないからな」
「……二人共ありがとう。
よし。まずは密室の謎を解くか!」
『くっ、予想外だ!何とかしなくては…』
犯人も予想外なことが、今のやり取りに隠されていることを、
まだノートは知らない……
犯人も予想外なことが、今のやり取りに隠されていることを、
まだノートは知らない……
PM4:00
「うっ…」
理科室はまだ血の海の状態で、到底直視出来る状態では無かった。
だが、時間はあまり無い。
「ジャイアンが犯人にされる前に謎を解かなきゃな…」
二人はノートの言葉にうなずいた。
理科室はまだ血の海の状態で、到底直視出来る状態では無かった。
だが、時間はあまり無い。
「ジャイアンが犯人にされる前に謎を解かなきゃな…」
二人はノートの言葉にうなずいた。
捜索開始から10分。
DP3が三度目の嘔吐をしたその時だった。
「大丈夫か?」
「ああ……お前は凄いな。
俺の体が弱いってのもあるけど、この状況で顔色1つ変えない何て…」
「そんな威張れるもんじゃないさ……
俺はおかしいんだよ……人が死ぬのにもう、慣れてんだからな…」
「そろそろ一旦外に出ないか?
ここには何も残っていないみたいだし……売店でジュースでも買おう」
ノートとDP3も、その意見に賛成し、外に出ることにした。
「はぁ…(ジュースか、甘い物を飲むのも良いかもな)」
「しかしさぁ…どうやってこの部屋に入ったんだろうな?
普通無理だろ?密室の部屋に入る何てさぁ」
「確かにDP3の言う通りだな。
ノート、お前事件何個も解決してるんだろ?
他の事件の密室のトリックはどんな感じ何だよ?」
「まぁトリックって言うか、人の心理を逆を突くのが多いな。
例えば、どうやって入ったかじゃなくて、どうやって出たか…とか……!?
そうか!問題は、どう入ったかじゃなくて、どう出たかだったんだ!」
「はぁ?」
意味が分からない二人。
そんな二人を無視し、ノートはドアを調べ始めた。
DP3が三度目の嘔吐をしたその時だった。
「大丈夫か?」
「ああ……お前は凄いな。
俺の体が弱いってのもあるけど、この状況で顔色1つ変えない何て…」
「そんな威張れるもんじゃないさ……
俺はおかしいんだよ……人が死ぬのにもう、慣れてんだからな…」
「そろそろ一旦外に出ないか?
ここには何も残っていないみたいだし……売店でジュースでも買おう」
ノートとDP3も、その意見に賛成し、外に出ることにした。
「はぁ…(ジュースか、甘い物を飲むのも良いかもな)」
「しかしさぁ…どうやってこの部屋に入ったんだろうな?
普通無理だろ?密室の部屋に入る何てさぁ」
「確かにDP3の言う通りだな。
ノート、お前事件何個も解決してるんだろ?
他の事件の密室のトリックはどんな感じ何だよ?」
「まぁトリックって言うか、人の心理を逆を突くのが多いな。
例えば、どうやって入ったかじゃなくて、どうやって出たか…とか……!?
そうか!問題は、どう入ったかじゃなくて、どう出たかだったんだ!」
「はぁ?」
意味が分からない二人。
そんな二人を無視し、ノートはドアを調べ始めた。
「やっぱりだ…ドアに何かが挟まってた様な傷があるし、そばに木屑が落ちてる。
分かったぞ、この密室の謎が!」
分かったぞ、この密室の謎が!」
PM4:30
「後は証拠と犯人だ」
三人は理科室を後にし、美術室へ向かった。
「ちぇっ。何でノートは俺達にトリック教えないんだよ」
「まぁしょうがないよ、DP3。
きっとノートは俺達のこともまだ疑ってるんだ」
「そっか。そういやお前、昼食の時どこに…」
「着いたぞ!」
二人の会話をかき消すノートの声。
「よし、それじゃあまた調査を始めるか」
三人は理科室を後にし、美術室へ向かった。
「ちぇっ。何でノートは俺達にトリック教えないんだよ」
「まぁしょうがないよ、DP3。
きっとノートは俺達のこともまだ疑ってるんだ」
「そっか。そういやお前、昼食の時どこに…」
「着いたぞ!」
二人の会話をかき消すノートの声。
「よし、それじゃあまた調査を始めるか」
開始から五分。
DP3がこの日五回目の嘔吐をした時だった。
「これは…」
ノートの声に二人が反応する。
「どうした、ノート?」
「これが…焼け残ってたんだよ」
「これ、ホウキじゃないか」
「掃除道具なら、全部廊下の掃除道具入れに入れてあるはずだけど…」
「きっと、これがこの事件の犯人を示す鍵何だよ……間違いなくな」
DP3がこの日五回目の嘔吐をした時だった。
「これは…」
ノートの声に二人が反応する。
「どうした、ノート?」
「これが…焼け残ってたんだよ」
「これ、ホウキじゃないか」
「掃除道具なら、全部廊下の掃除道具入れに入れてあるはずだけど…」
「きっと、これがこの事件の犯人を示す鍵何だよ……間違いなくな」
「ノート、ここに居たか!」
教室にドラーモン先生が飛び込んで来た。
「先生!どうかしたのか?」
「コンピュータ室で自殺したんだよ……DPその2がな」
「なっ!?」
教室にドラーモン先生が飛び込んで来た。
「先生!どうかしたのか?」
「コンピュータ室で自殺したんだよ……DPその2がな」
「なっ!?」
《この事件の犯人はこの俺DPその2です。
俺はワタリに借金のことで毎日イジメを受けていました。
それが原因で、今回この様な犯行に及だんです。
赤髪を殺したのも同じ理由。あいつは貧乏な俺から何度も金を奪っていたんです。
先生方やクラスのみんな、迷惑かけて本当にごめんなさい。
俺はこの事件のトリックが見破られない自信があります。
だけど俺はさっき美術室前で、ジャイアン君が犯人と疑われてると知りました。
これ以上みんなに迷惑を掛けることは出来ない。
だから俺は死を選ぶ。 さ よ う な ら 》
哀しい最後の言葉。
そして……その言葉が映し出されたパソコンの前で息絶えたDPその2。
その遺体は顔を机に着け、力無く両手をキーボードの上に乗せていた……
「教室の犯人のカバンの中から、
自殺に使われたと思われる一輪のトリカブトの粉(猛毒)が発見されました」
「犯人はDPその2で解決か…」
「全く。誰だよ、俺が犯人とか言ったポリ公は…」
「まぁ、DPその2もかわいそうだよな」
「ああ。最後は死を選ぶってのが、あいつらしいけど…」
事件解決の安堵の空気に浸る面々。
みんな、死人が出たと言うことも忘れて雑談をしている。
俺はワタリに借金のことで毎日イジメを受けていました。
それが原因で、今回この様な犯行に及だんです。
赤髪を殺したのも同じ理由。あいつは貧乏な俺から何度も金を奪っていたんです。
先生方やクラスのみんな、迷惑かけて本当にごめんなさい。
俺はこの事件のトリックが見破られない自信があります。
だけど俺はさっき美術室前で、ジャイアン君が犯人と疑われてると知りました。
これ以上みんなに迷惑を掛けることは出来ない。
だから俺は死を選ぶ。 さ よ う な ら 》
哀しい最後の言葉。
そして……その言葉が映し出されたパソコンの前で息絶えたDPその2。
その遺体は顔を机に着け、力無く両手をキーボードの上に乗せていた……
「教室の犯人のカバンの中から、
自殺に使われたと思われる一輪のトリカブトの粉(猛毒)が発見されました」
「犯人はDPその2で解決か…」
「全く。誰だよ、俺が犯人とか言ったポリ公は…」
「まぁ、DPその2もかわいそうだよな」
「ああ。最後は死を選ぶってのが、あいつらしいけど…」
事件解決の安堵の空気に浸る面々。
みんな、死人が出たと言うことも忘れて雑談をしている。
『まだ事件は解決してない!』
ノートの中の何かがそう訴える。
ノートは信じられないのだ。
DPその2が犯人だと言うことが……
ノートは信じられないのだ。
DPその2が犯人だと言うことが……
《俺はやってねぇよ!》
あの時聴いたDPその2の叫び。嘘をついてる様には聴こえなかった。
『DPその2……無念だよな。…殺されて……犯人扱いまでされて……
安心しろ!必ず犯人は突き止めてやるよ、この俺がな』
「おいノート、どこに行くんだ?」
「トイレだよ」
「じゃあ俺も一緒に…」
「ジャイアン…悪いけど少し一人にさせてくれ」
そう言ってノートはコンピュータ室を後にした。
「ジャイアン、ほっといてやれ」
「でも先生…」
あの時聴いたDPその2の叫び。嘘をついてる様には聴こえなかった。
『DPその2……無念だよな。…殺されて……犯人扱いまでされて……
安心しろ!必ず犯人は突き止めてやるよ、この俺がな』
「おいノート、どこに行くんだ?」
「トイレだよ」
「じゃあ俺も一緒に…」
「ジャイアン…悪いけど少し一人にさせてくれ」
そう言ってノートはコンピュータ室を後にした。
「ジャイアン、ほっといてやれ」
「でも先生…」
「あいつが本気になったら、俺達じゃ足手まといになるだけだ」
PM5:00
ついに事件は解決へと動き出した。
バシャッ…
顔を洗い鏡を見るノート。
「クソッ…アリバイが無いのはルビーと新カントー、ジャイアン。
ジャイアンのアリバイは俺が一番分かってる。
ルビーと新カントーにアリバイが無いのは、お互いがお互いのアリバイを話すからだ。
と、なると他の奴らのアリバイを崩すしか無いな……」
ピューン!
「よっしゃぁ、また俺が一番だ!」
トイレに響く書こうかの声。
ガチャン!
ドアを開けると、そこにはDSを持ちトイレに座る書こうかが居た。
「ノ、ノート!?」
その声と同時に、他の2つのドアが開く。
「やっぱりお前らか…」
「何だ、ノート。
お前も一緒にマリオカートやりたかったのかー」
ミュウの言葉を無視し、ノートは話の核心を突いた。
顔を洗い鏡を見るノート。
「クソッ…アリバイが無いのはルビーと新カントー、ジャイアン。
ジャイアンのアリバイは俺が一番分かってる。
ルビーと新カントーにアリバイが無いのは、お互いがお互いのアリバイを話すからだ。
と、なると他の奴らのアリバイを崩すしか無いな……」
ピューン!
「よっしゃぁ、また俺が一番だ!」
トイレに響く書こうかの声。
ガチャン!
ドアを開けると、そこにはDSを持ちトイレに座る書こうかが居た。
「ノ、ノート!?」
その声と同時に、他の2つのドアが開く。
「やっぱりお前らか…」
「何だ、ノート。
お前も一緒にマリオカートやりたかったのかー」
ミュウの言葉を無視し、ノートは話の核心を突いた。
「……ふんふん。つまり俺達が犯人じゃないかと言いたいのか。
あっ、クソッ!また赤コウラかよ!」
『こいつらが犯人な訳無いか…』
自分に呆れるノート。
そして、ノートはトイレを出ようと腰を上げた。
「うわぁっ、このアイテムボックス偽物かよ!」
「はははっ。またか携帯獣。良く見りゃ本物と偽物の区別くらいつくだろw」
「でも……本物だと思ってた物が偽物だとショックが大きいよ…」
あっ、クソッ!また赤コウラかよ!」
『こいつらが犯人な訳無いか…』
自分に呆れるノート。
そして、ノートはトイレを出ようと腰を上げた。
「うわぁっ、このアイテムボックス偽物かよ!」
「はははっ。またか携帯獣。良く見りゃ本物と偽物の区別くらいつくだろw」
「でも……本物だと思ってた物が偽物だとショックが大きいよ…」
《本物と思ってた物が偽物》
「本物だと思っていたのが……偽物?
もしかしたら……ありがとう、マリカ三人組み!」
直ぐ様トイレを出るノート。
ノートが言葉が気になった三人だったが、
とりあえずレインボーロードが終わった後、ノートを追うことにした。
もしかしたら……ありがとう、マリカ三人組み!」
直ぐ様トイレを出るノート。
ノートが言葉が気になった三人だったが、
とりあえずレインボーロードが終わった後、ノートを追うことにした。
美術室の掃除道具入れを開けるノート。
「やっぱり……間違いない、犯人はあいつだ!」
「やっぱり……間違いない、犯人はあいつだ!」
AM0:00
キィッ…
静かに響く校門が開く音。
何者かが、校門を開けようとしているのだ。
パチッ 「!? うっ!」
突然光る懐中電灯。
その懐中電灯を持っているのは…
「やっぱりここに来たな…他の門は夜中は鍵が閉まってるもんな」
「ノート!」
「俺達も居るぜ!」
ジャイアンとマリカ三人組み。
そしてルビーと新カントーが後方から現れる。
「お前のせいで俺達が犯人になる所だったろ!早く顔を見せろ!」
新カントーとルビーが同時にそう叫んだ。
「クソッ!」
逃げようとする犯人。
だがその瞬間、校庭の周りを赤いライトの光が囲んだ。
何者かが、校門を開けようとしているのだ。
パチッ 「!? うっ!」
突然光る懐中電灯。
その懐中電灯を持っているのは…
「やっぱりここに来たな…他の門は夜中は鍵が閉まってるもんな」
「ノート!」
「俺達も居るぜ!」
ジャイアンとマリカ三人組み。
そしてルビーと新カントーが後方から現れる。
「お前のせいで俺達が犯人になる所だったろ!早く顔を見せろ!」
新カントーとルビーが同時にそう叫んだ。
「クソッ!」
逃げようとする犯人。
だがその瞬間、校庭の周りを赤いライトの光が囲んだ。
「無駄だ。すでに周りにはパトカーが待機している。もう逃れられないぞ。
……この残酷な殺人事件を引き起こした真犯人は……あんただ!」
……この残酷な殺人事件を引き起こした真犯人は……あんただ!」
暗闇を懐中電灯の光が切り裂いた!
『次回予告』
ついに犯人が暴かれる。
だが、その犯人は意外な人物だった。
だが、その犯人は意外な人物だった。
「な、何だってぇー!!!!」
ドラポケ学校殺人事件 解決編に続く…