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「先生おはよう!」
「はい、おはよう。今日もちっちゃいね、ミュウ君
 コラコラ、喧嘩するんじゃない。新カントー君、ルビー君」
ここはしがない私立高校、ドラポケ学校。
今日、この平和な学校で……残酷な殺人事件が起こるなど、
この時は誰も思っていなかった……

ドラポケ学校殺人事件!発端編

byミュウ



PM10:30 二時間目終了

「疲れたぁ…マリオカートやりたい」
「良し、トイレにやりにいくか、携帯獣も来いよ」
ミュウと書こうかと携帯獣。
この三人はいつもトイレでマリオカートをやる仲間だ。
今日もきっと、このまま給食の時間になるまで帰って来ないだろう。
「またあいつらマリカかよ」
「しょうがない奴らだな、授業くらいしっかり受けろっての」
呆れるDP3と出木杉未来。
彼らはそれぞれ、クラスの委員長と書記を受け持つ優等生だ。
彼らはサボり気味のあの三人組(通称:マリカ三人組)に
毎回困らされている。
「まぁ、しょうがないんじゃないか?」
彼はワタリ。
有名企業の社長の息子で、文武両道を成し遂げる天才。
もちろん女子からの人気はかなり高いが、一部の男子からは妬みを買っている。
「オレらみたいに、授業を端から端まで聞ける奴何てそう居ないんだし。
 バカはどんだけ努力しても天才には成れないんだゆ」
そう言って去るワタリ。
DP3はそんなワタリに少し嫌悪感を抱いた。
「俺あんまワタリは好きじゃあねーな」
「まぁそう言うな。
 でも……確かにワタリは信用出来ないな。
 例の噂も…」
「お前ら席に座れ!」
二人の会話を教室な入ってきた先生が打ち消した。
そう、この人がこのクラスの担任「ドラーモン」である。



PM12:42 四時間目「ドラポケ史」

「つまり、この時誰かがバーボンを建てなかったら、
ここまでスレが繁栄することは無かった訳だ。ここマーカーひいとけよ!」
「先生、俺赤鉛筆しか持ってねぇよ!」
クラスに笑いが起こる。
この男こそ、このクラスのスター、ジャイアン。
その名の通りガキ大将的存在で、常にクラスを盛り上げるムードメーカーだ。
そして、他の学校に殴り込みに行くなど、
男らしい一面も併せ持っている頼りになる奴なのだ。

……いつも通りの光景だった。

喋りまくるジャイアン。
それにキレるドラーモン先生。
トイレから引きづり出されたマリカ三人組み。
そして、平和な日常。

……誰も想像していなかった、いや出来る訳が無かったのだ。
この後の惨劇を……

キーンコーンカーンコーン

「やった、メシだ!メシメシー!」
慣れた手つきで弁当を出すミュウ。
この学校では昼食の時間、何処で弁当を食べても良いことになっている。
ミュウは仲間の二人を連れ、屋上へ向かった。DSと弁当を持って。



「新カントー、一緒に食べようぜ!」
「ちょっと待って、ルビー。今さっきの授業をまとめてるから」
「な、お前卑怯だぞ!俺も同じ勉強してやる!」

「ワタリ君……一緒に…ご飯食べよ」
「良いよ、メグちゃん。おいどけよ、DPその2!
 その2の分際で俺の前に立ってんじゃねぇぞ!」
「いてっ!…」
転けるその2。彼はその静かな性格のせいで、
ワタリなどから酷いイジメを受けているかわいそうな少年だ。
「大丈夫かい、その2君」
バシッ! タッタッタッタ
その2は、DP3の手を振り払い走り去っていった。
「クソッ、ワタリの奴…」
「まぁ、そう怒るなよ。
 それよりメシにしようぜ、最近売店に米パンってのが…」

場所は変わり屋上。
屋上にはその眺めの良さを目当てにした生徒が、たくさん集まっていた。
「うわっ、人多くない?」
「いつもよりも多いな、ってかそれよりミュウは何処だ?」
「隣に居るだろ!」
身長の低さをバカにされ怒るミュウ。
そんなミュウの頭にある考えが浮かんだ。
「そうだ!
 ノートの隠れ家に入れてもらおう!」



屋上にあるフェンスを乗り越え、壁越しに進むと、
屋上に設置してある、給水用タンクに登るためのハシゴが見えてくる。
そのタンクはとても巨大なうえ頑丈で、人が10人乗ってもビクともしない。
ノートはいつもそのタンクの上で寝転がり、授業をサボっているのだ。
「よっ、ノート」
「……マリカ三人組み?此所に来る何て珍しいじゃんか」
「いやぁ人が多くて多くて。
 ノートの所なら絶対人居ないと思ってさ」
ミュウの言葉に呆れるノート。
だが此所まで来た客を追い返すことも出来ない。
「分かったよ……
 その代わりメシ食い終わったらすぐ帰れよ。狭いし」
「よっしゃぁ!」
ノートが言い終わると同時にマリオカートを始める書こうか。
書こうかに続き、ゲームを始めるミュウ。
「ごめんね」と言いながらも始める携帯獣。
『居れるんじゃ無かった…』
ノートがそう思いながら、下を向いたその時だった。
「ん?何だあれ…」
向かい側の校舎の、三階の理科室の窓に何か着いている…あれは……
「まさか…」
「あっ?どうかしたか、ノー…っておい、ノート!何処行くんだよ!」
直ぐ様タンクから飛び降りるノート。
その心は焦りで満ちていた。

「間違いない!あれは…あれは人の血だ!」



ダッダッダ!
「おい、ノート!廊下は走るなって何度言わせ…」
ドラーモン先生の言葉を無視し、横を走り抜けるノート。
『あんな焦ったノートはあの時以来だ…』
ノートの焦りの理由が気になったドラーモンは、後を追うことにした。

ガンガン!
「クソッ、鍵が閉まってる!」
「どうしたノート!」
「ジャイアン。この部屋の窓に血が…」
「おし、任せろ!」
ジャイアンが勢いを付け体当たりするが、ドアはビクともしない。
「おい、お前ら何やってんだ!」
「先生実は…」
「な、何だってぇー!?
 どいてろ!俺がぶっ壊してやる!」
ドガッ…
鈍い音を立て、ドアは前へ倒れた。

「これは…」
「どうしたノ…う、うわぁぁぁぁ!!!!」
理科室に響くジャイアンの声。
その声が響く中、ノートとドラーモンは呆然と見つめていた。

……血の海と化した理科室の中…………………
……中央の机の上に置かれた、ワタリの首を……



『次回予告』

惨殺された死体   密室の謎   浮かび上がる憎悪

この謎の事件に、ノートとドラーモン先生が挑む!

ドラポケ学校殺人事件 事件編に続く……