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カイナシティ。

ドラえもんとしずかはハギ老人の船に乗り、この町に着いていた。
「キンセツシティはこの北らしいよ、早くのび太くんを迎えに行かないと」
「そうね、でもまずはデボンの社長さんから預かった荷物を届けないと」
そう話す二人を見る周りの目がなんとなく痛い。

クスノキ造船所に行ってみたが、肝心の館長はどうやら科学博物館にいるようだ。
仕方なく二人は博物館に向かった。

「いらっしゃいま……ひいっ!」
博物館の受付はドラえもんを見ると顔を引きつらせて頭を隠してしまった。
「なんだよ、失礼だな!」
憤慨するドラえもんをしずかがたしなめる。
その時、奥から数人の青装束のゴロツキがやってきた。
ゴロツキの一人がドラえもんを見て首を傾げる。
「なんだ?お前もアクア団の一員か?」
そう、ドラえもんの姿形がアクア団関係者だと勘違いされていたのだ。
当然ドラえもんは憤慨する。
「何を言ってるんだ!お前達みたいな悪党の仲間なわけないだろ!」
「なんだと!我々に逆らうのか!」
その言葉に殺気立ったアクア団員達が腰のモンスターボールに手を掛ける。
しかし彼らがそのモンスターボールを投げる事はなかった。
「まあまあ棒~~!」
ドラえもんがポケットから出した棒で団員の口をふさいでいく。
「まあまあ、まあまあ…」
「えーと、俺たちなんで怒ってたんだっけ?」
「まあいいか、さっさと次の目的地にいこうぜ」
アクア団員はそのまま去っていった。



注:鬼畜出木杉

流星の滝近辺。ハジツゲタウンからフエンタウンに向かう途中には一軒の家がある。
その家の主人はポケモントレーナーなら誰しもが使ったことのある「ポケモン預かりシステム」を作ったマユミという女性だ。

「ああ…うっ……」
その家の主人であるはずのマユミは床で腹を押さえて倒れている。
マユミの座っていた椅子には少年が一人。
その後ろには少女が影のように付き従っている。
「マユミさん、もう一度聞きます。僕に協力してくれませんか?」
少年・出木杉の問いにマユミは辛うじて口を開く。
「貴方の……そのデータ、他のトレーナーのものと何かが違う……」
出木杉は驚いたようなジェスチャーをする。
「さすがマユミさん、分かるんですね。確かにこのデータは僕がこの世界に持ち込んだ「ゲームのポケモン」のデータです」
何を言っているか分からないという顔をするマユミ。
椅子から立ち上がると、出木杉はマユミの髪を掴んで引き上げる。
「あぐっ、ううっ…」
「貴女の実力ならできるでしょう、このデータを使えるようにするだけでいいんです」
マユミはかぶりを振り、拒否を示す。
「そんなことは……したく、ない……」



注:鬼畜出木杉

出木杉はマユミの髪を離すと、机の上の書類を力一杯払い落とす。
「まったく、女ってのはなぜこうも僕に冷たいんだ!」
出木杉は火がついたように暴れ回る。
「僕は出木杉だぞ!クラス1の秀才なんだ!」
そんな出木杉の後ろから付き添いの女がそっと抱きつく。
「出木杉様は素晴らしい御方ですわ……わたしは出木杉様無しでは生きていけませんもの」
「はぁはぁ、ツツジ……軽々しく僕に触るな」
女・ツツジは恭しく出木杉から引き下がる。
出木杉は落ち着きを取り戻し、再び椅子に腰掛けた。
「仕方ありませんね、バシャーモ!」
出木杉の手の中のモンスターボールからバシャーモが現れ、マユミを抱え上げる。
ツツジがゆっくりとマユミに近づく。
「ツ、ツツジさん……ジムリーダーの貴女がなぜ……」
「マユミさんは何本入るかしら」
「な、何本って……」
ツツジの目は暗く輝き、その目に本能的な恐怖心を覚えるマユミ。
ツツジは人差し指を立てる。
「指よ、指」
自らの指を口にいれ、ゆっくりと舐めるツツジ。
「貴女の中にこの指が何本入るか試してみるわ。大丈夫、私なんか出木杉様のおかげで拳だって入るようになったわ……」
「や、やめ……」
出木杉が言葉を投げ掛ける。
「だから最初に快い返事をしてくれればよかったのに」
「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」

その日を境にマユミの家は無人となっている。



フエンタウン。
温泉で有名なこの町にやってきたのはジャイアンとスネ夫。
ジャイアンはやってくるなり温泉に行ってしまった。
スネ夫はひとりデコボコ山道に戻る。
「ここでツチニンを進化させておかないと。そしてせっかくのマルノームだ、うまく使わせてもらうよ」
スネ夫の下剋上計画はついに仕上げの段階に向かっていた。

翌日、ジャイアンとスネ夫はフエンジムに向かった。
そのジムは温泉の蒸気でかなり高温、肥満のジャイアンは苦しそうだ。
「なんだよここ、あっついなー」
「さっさと勝って出ようよジャイアン」
「ああ、さっさとおさらばしたいな」
『ボクはお前とおさらばしたいよ、ノータリン』
スネ夫は心でそう吐き捨てた。

「アタシがフエンジムのジムリーダー、アスナだ。よろしくね!」
フエンジムの最奥ではスラリとした女性が腕を組んで待っていた。
「よーし、まずは俺様がやってやるぜ」
ジャイアンが一歩前に出る。
「お、元気のいい少年だね」
「手加減はしねえぜ、デカパイの姉ちゃん!」
「アスナだ、アスナ!(恥)」
二人はモンスターボールを放った。



アスナはドンメル、ジャイアンはヌマクローを繰り出した。
「よしヌマクロー、みずでっぽうをお見舞いしてやれ!」
水鉄砲が直撃し、その一撃でドンメルの体力は無くなった。
「あちゃー、やっぱ水タイプ相手は辛いわ」
アスナがため息を吐く。
ジムリーダーは勝つためでなく、トレーナーを試すための存在。
ゆえにジムの特色に縛られたポケモンしか持てないのだ。
アスナはマグマッグを出すが、やはりヌマクローの水鉄砲の前に手も足も出ない。
「ははーん、やっぱ俺って最強!」
ジャイアンは得意げに胸を叩く。
「言ったわね、お次はこのポケモンで!」
アスナが出したのは進化体のバクーダ。
「どうせ炎タイプだろ、水鉄砲!」
ヌマクローの水鉄砲がバクーダに直撃する。
しかしバクーダはHP、特防の高さでその攻撃に耐えたのだ。
「マグニチュード!」
バクーダがその足を地に叩きつけると大地が激しく揺れる。
「な、なんだよこれ!」
「マグニチュード8、私の運がよかったみたいね」
次の水鉄砲でなんとかバクーダを撃破したが、ヌマクローもかなりのダメージを受けている。
「最後はこいつよ、コータス!」
アスナの最後の手持ちポケモンだ。



ヌマクローは先制して水鉄砲を食らわせたが、コータスは全くダメージを受けていない。
「こ、こいつ炎タイプじゃないのかよ!」
ジャイアンが狼狽する。
スネ夫はあきれたようにそれを見ていた。
『馬鹿だなぁ、あれはコータスのまもるじゃないか。ゲームと違って画面表示がないからビビってるよ』
ジャイアンは混乱しながらも指示を出す。
「もう一回水鉄砲だ!」
その攻撃はコータスにダメージを与えたが、倒せるほどではない。
「えんまくよ!」
コータスの体から煙が発生し、その姿を隠していく。
「ちくしょう、どこにいるんだ…なんでもいい、ときかく射ちまくれ!」
しかし司令を受けるべきヌマクローはコータスにのしかかられて倒されていた。
スネ夫は心のなかで嘲り笑う。
『ヌマクローはみやぶる覚えてるじゃん、なんで使わないのアホゴリラ!ぶはははは!』

試合は結局ジャイアンの勝利で終わった。
ジャイアンの手持ちにはキャモメがいたので、ヌマクローが撃破されても優位は変わらなかったからだ。
しかし、アスナからバッジを貰ったジャイアンの顔はやり場のない怒りで歪んでいた。



続いてジム戦に挑んだスネ夫の戦いはいたって順調に進んだ。
ゴルバットの怪しい光がアスナのポケモン達を幻惑し、たまに繰り出される攻撃は影分身で回避する。
終始優勢のまま、戦いはスネ夫の勝利に終わった。

ジム戦が終わった後、ジャイアンは憎々しげにスネ夫を睨んでいた。
そしてついに切り出した。
「ようスネ夫、お前のポケモン全部よこせよ」
スネ夫は眉一つ動かさずに答えた。
「お前みたいな馬鹿にやるポケモンなんてないよ、音痴ゴリラ」
「スゥゥゥネェェェ夫ォォォォォォ!!」
ジャイアンの怒りは頂点に達し、振り上げた拳がスネ夫に振り下ろされる。
しかし、その拳は目の前に現われたポケモンにあっさり止められてしまう。
「ボクはのび太みたいに簡単にはいかないよ」
「なんだよ、こんなポケモン持ってたのか!」
「ああ、君がバカ面さげて温泉で茹で豚になってる間に加わった仲間だよ」
ジャイアンは咄嗟に間合いを取る。
「スネ夫、お前まさか俺を裏切る気だったのかよ!」
「違うね、最初からジャイアンを利用していただけだったのさ。」
スネ夫はジャイアン目がけ唾を吐きかける。
「もうお前は用無しだ!」



数分後。

「…………」
ジャイアンは焦点の定まらない視線を泳がせながら、ふらふらとフエンタウンをさ迷っていた。

スネ夫との勝負はあまりにもあっけなかった。
ジャイアンのポケモン達の攻撃はヌケニンの前には全く効果がなく、ジャイアンは完膚なきまでに叩きのめされた。
怒りに震えるジャイアンにスネ夫のゴルバットは怪しい光を浴びせ、スネ夫はそのまま姿を消したのだった。

カナシダトンネル。
スネ夫はデコボコ山道で捕獲したワンリキーに岩砕きを使わせ、コトキタウンへと向かっていた。
「急がないとジャイアンに追い付かれちゃうからな。」
裏切った以上、ジャイアンを上回る力を付けなくてはならない。
そのためには次のジム以降で使用可能になる秘伝技・波乗り、空を飛ぶを一刻も早く入手しなければならないのだ。
「あの二つを手に入れればボクの勝ちは決まりだな!」



カイナシティの海の科学博物館でクスノキ館長に荷物を渡し、ドラえもんとしずかはのび太の待つキンセツシティに向かっていた。

実は二人には気になることがあったのだ。
カイナシティのポケモンセンターでのび太とユニオン通信をしようとしたが、のび太は結局夜中になっても帰ってこなかった。
「ああ、のび太くんは無事なんだろうか。心配だ、心配だ」
「ドラちゃん、のび太さんはキンセツシティで私たちを待っているはずよ」
その言葉にドラえもんは足を止めた。
「しずかちゃん、のび太くんだよ。あののび太くんだよ……」
ドラえもんの言葉にしずかも心配になってくる。

そしてキンセツシティのポケモンセンターで心配は現実となった。
「ああ、ジョギングマン……じゃなくてノビタさんですね。数日前からここには来ておりません」
「えええええええ!」
二人は愕然とした。

それから懸命に捜索してみたがのび太の行方はわからない。
仕方なくドラえもんとしずかはとりあえず今日の宿を取ることにした。
「全く、のび太くんはただ待ってることもできないのか……」
「いったいどこに行ったのかしら」



その時、ひとりのギタリストがドラえもん達に声をかけてきた。
「あんた達かい、ジョギングマンを探してるってのは」
その男はテリーというらしい。
「実はさ、ジョギングマン……ああノビタだっけ?そいつとポケモンバトルをしたんだが、川に落ちちまってよ」
その言葉を聞いて二人は青ざめる。
「のび太くんは泳げない!まさか…」
「まさかのび太さん、死……」
しずかが口を押さえる。
しかしテリーはあっけらかんとして答えた。
「ああ、そいつは多分大丈夫だ。こっちに残された奴のケッキングが対岸から回収されたみたいだからな。」
ドラえもんは力を失って崩れ落ちる。
「のび太くん、君はどこまで心配をかけるんだ。僕は、僕は……」
めそめそと泣きだすドラえもんを見て、しずかやテリーも少しもらい泣きをしてしまった。

翌朝。
どうやらジムバッジを集めて「波乗り」という技を使わなければあの川から先に進めないらしい。
ひみつ道具を使えばいいのだが、あいにくほとんどのひみつ道具を点検に出していたので残念ながら川を渡る道具は持ち合わせが無かった。
「よし、とりあえずこの町のジムに行こう!」
「そうね、ドラちゃん!」



天気研究所。
のび太はここで寝食の場を与えてもらっていた。
研究所の所長がのび太の身の上をかわいそうに思い、そのように計らってくれたからだ。

「やったあ、ついにメノクラゲが進化したぞ!」
ケッキングに頼れない以上、メノクラゲとピー助(トロピウス)を強くしなければこの研究所から出られない。
そう、ヒマワキシティまではまだ先は長いのだ。
「おおのび太くん、ついにドククラゲに進化したかね」
「所長さん!」
のび太に声をかけたのはここの天気研究所の所長だ。
「これでかなりの戦力アップだね」
「はい、所長さんのおかげです」
所長が進化したばかりのドククラゲを見ながらのび太に語る。
「実はなノビタくん、この研究所の下の川にキバニアというポケモンがおってな……」
「キバニア……」
所長はポケットから写真を取り出す。
顔全体が口のような形をした獰猛な面構えのポケモンだ。
「君は釣り竿を持っているし、こいつをゲットしてみてはどうかね?」
のび太もここ何回かの戦いでそれなりに自信がついている。
「や、やってみるよ!」
のび太は釣り竿を担いで川へ降りていった。



「よーし、釣るぞぉ!」
のび太は威勢よく釣り竿を振った。

2時間後。

「キバニアなんか釣れないじゃないか!」
釣り竿にかかるのは薄茶色に奇妙な斑点が気持ち悪い汚らしい魚ばかり。
とりあえず一匹は捕まえておいたが、これでは自慢にもならない。
すでに日も暮れはじめているので、のび太は仕方なく研究所に帰っていった。

「な、なんだ?」
のび太が研究所の近くまでくると、その様子はあからさまにおかしかった。
見慣れない青装束の一団が研究員を拘束しながら研究所内に入っていく。
その中には所長の姿もあった。
『所長さん!』
咄嗟に飛び出そうとするのび太に気付いた所長が叫んだ。
「ノビタくん、逃げるんだ!」
その声に青装束の一団が反応し、ポチエナやグラエナを繰り出す。
向かってくるポケモン達に恐怖し、反射的に逃げてしまう。
のび太は必死で逃げた。
足が遅いはずなのに逃げ足だけは負けないのび太。
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
その目には涙が浮かんでいた。



フエンタウン。
ジャイアンは温泉に浸かっていた。
怪しい光で混乱していたジャイアンは砂風呂で砂洗顔をしていたところを正気に戻った。
さすがに砂塗れでスネ夫を追うわけにはいかない。

「スネ夫の野郎、絶対殺してやる!」
ジャイアンは湯面を叩きながら怒り狂う。
「あら、一人で温泉?」
後ろから声がかかる。
ジャイアンが振り向くと、そこにはアスナがいた。
「でででデカパイのお姉さん!」
咄嗟に顔を背けるジャイアン、こんなところはやはり小学生だ。
「アスナだって!まぁここは混浴だから気にするなよ」
アスナは二度、三度と湯を浴びると、ジャイアンの隣に浸かった。
「あー気持ちいい~」
「そ、そうだな」
「君~、視線がイヤラシイゾ!」
胸をチラ見するジャイアンを見てケラケラと笑うアスナ。
「で、お友達はどうしたんだい?」
ジャイアンの肩がワナワナと震える。
「スネ夫は、あのやろうは俺を裏切って行っちまったんだ!」
真っ赤な顔をして怒るジャイアン。
「そっか、友達を裏切っちゃいけないね」
「次にあったらこの拳でギッタンギッタンにしてやる…」



拳を振るうジャイアンを見てアスナが優しく諭す。
「ケンカってのは良くないね、あんたはトレーナーなんだからポケモンでやっつけるんだ」
しかしジャイアンは言葉を返さない。
その態度でアスナは瞬時に理解した。今まで会ったトレーナー達にもこんな顔をするのがいた。
『負けたんだな』
アスナはそのまま言葉を続ける。
「少年、うちのジムで修業しなよ。二、三日でいいさ。」
「そんな暇ねえよ!アイツは俺より先に行っちまったんだ!」
「今また戦って勝てる自信あるかい?」
再び黙るジャイアン。
「いいか、トウカのバッジを取ったら次はヒワマキだ。ヒワマキに行くにはキンセツを通らなきゃならない」
「そこで待ち伏せて勝負しろってことか!」
「ご名答」
アスナはウインクして答えた。
ジャイアンは湯槽から立ち上がり、空を見上げた。
「よし、強くなってスネ夫をギャフンと言わせてやる!」
「がんばりな!」
ぽんとジャイアンの肩を叩くアスナ。
ジャイアンが横を向くと、そこには全裸のアスナが立っていた。
ジャイアンはあまりの光景に気絶した。

「おー、潜望鏡!子供でも立派に反応するものねぇ」



キンセツシティ。
ドラえもんとしずかはキンセツジムに挑戦していた。
しずかはこの戦いの前にマリルをゲットしているが、雷タイプの多いこのジムで使うわけにはいかない。
「こんにちは……」
ドラえもん達がジムに入ると、そこには一人の老人が座っていた。
「ようこそキンセツジムへ。ワシがリーダーのテッセンじゃ、よろしく」
「はい、よろしくお願いします!」

当初の予想どおり、しずかの戦いは辛いものになった。
最初のビリリダマはジグザグマの数度の頭突きでなんとか撃破したがソニックブームをくらい、しかも静電気で麻痺してしまった。
優しいしずかはポケモンを瀕死にしたくないので、弱ったポケモンはすぐ引っ込めてしまう。
ラクライもなんとか撃破したが、次の相手はしずかにとってかなりの強敵だ。
「いけ、レアコイル!」
テッセンが出したレアコイルは鋼タイプも所持している。
ノーマルとエスパー技主体のしずかの手持ちでは分が悪い。
「ジグザグマ、ずつきよ!」
頭突きがクリーンヒットしたがダメージが少ない。
レアコイルはジグザグマを超音波で混乱させる。
ジグザグマが自らを攻撃する様子を見て、しずかはたまらずポケモンを入れ替えた。



しずかは切り札であるキルリアに入れ替えた。
「ほっほっほ、お嬢ちゃんのエースの登場じゃの」
エスパータイプ相手なのでテッセンは余裕の言葉を返す。
「ねんりきで攻撃よ!」
キルリアの念力がレアコイルに直撃するが、その効果は薄い。
「反撃のソニックブームじゃ!」
しかしレアコイルは自らを攻撃してしまった。
そう、さっきの念力で混乱しているのだ。
次のターン、なんとかソニックブームを当てられるものの、レアコイルを倒すことができた。
「運に救われたのう、では最後…ライボルト!」
最後に現われたのはライボルト。
しかししずかには最後の切り札があった。
「キルリア、メロメロにするのよ!」
シダケタウンで貰ったメロメロの技マシンを使っていたのだ。
うっとりしているライボルトにキルリアの念力が炸裂した。

「ありがとうございます、テッセンさん」
しずかはバッジをドラえもんのと自分の二つ受け取った。
しずかの後に戦ったドラえもんはポチエナ、ヤミラミを倒され止むを得ず自らが出陣。
雷に打たれながらも空気砲を駆使してなんとか勝利したのだ。
しかしドラえもんは戦いで麻痺してしまっていた。
「そんな……ボクの死闘がダイジェストなんて……」
それは大人の事情である。