【スネ夫サイド】
僕とコゴミは「りゅうせいのたき」まで来ていた。
「うわぁ、滝が綺麗ねぇ・・・」
「ああ、そうだな。」
ん?待てよ、そもそもここに来た目的は何だ?
女の子と2人でこんな滝の傍を歩いているなんて・・・
何だかデートみたいだな。
そういえばゲームではここでなんかイベントなかったっけ?
なんて事を思っていると、遠くで赤い服の男数名と
教授のような人が揉めていた。
「ねぇスネ夫、あいつらマグマ団じゃない?」
「ああ、それにマグマ団と揉めている人はソライシ博士だと思う。」
「ソライシ博士って・・・隕石の研究とかを行なっているあの・・・?」
「ああ。」



それにしても、あの揉め合い今ここで止めるべきなんだろうか?
確かゲームではこの後、マグマ団がソライシ博士から隕石を奪い、
煙突山へと向うんだっけ・・・
ってことは、ここであいつらを止めれば、
煙突山のイベントをやんなくてもいいんだよな。
面倒くさいイベントを起こさせない為にもここは
あいつらを止めたほうがいいな。
「おいお前達!その人の隕石を奪うのはやめろ!」
僕はマグマ団の男達に大声で叫んだ。
「ああ~ん、何だお前・・・」
「子供が大人の喧嘩に突っ込むと痛い目会うぞ!」
「僕をなめるなよ!これでもバッジを3個も持っているんだ!
お前らみたいな雑魚の下っ端には負けないぞ!行け、
フーディン!」
「へっ!俺達を甘く見てもらっちゃ困るぜ!行け!」
マグマ団の下っ端が繰り出したポケモン、そいつは何と・・・
「こ、こいつは・・・」
そのポケモンはエンテイだった。

「馬鹿な!?何でマグマ団の下っ端がエンテイなんかを・・・」
「ははは!どうだ!ビビッたか!?」



「ビ、ビビってなんかないぞ!」
「で、でもスネ夫の足元、何だか濡れてない?」
「ほ、放っといてくれ!コゴミ!」
「ははは!最高だぜ、お前!」
「その歳にもなって、お漏らしかよ。」
「う、うるさいぞ!フーディン、サイケ光線だ!」
フーディンのサイケ光線がエンテイに命中する。
だがエンテイは全然平気そうな顔をしている。
「ははは!しょぼすぎるぞ!お前のフーディン!
エンテイ、炎のキバをお見舞いしてやれ!」
エンテイの炎のキバをくらったフーディンは
一撃で戦闘不能となってしまった。
あまりにも一瞬の出来事だったため、僕はその場に呆然と
立ち尽くしてしまった。
「ちょっとスネ夫!しっかりしなさいよ!・・・しょうがない、
こうなったらアタシがあんた達の相手になってやるから覚悟しなさい!」
「面白い。エンテイ、相手をしてやれ。」
コゴミとマグマ団の男が対峙しあう。
その時別の団員がコゴミと対峙している団員にこう言った。



「おい、そのお嬢ちゃんはアリーナキャプテンのコゴミだぞ。
戦いが長引くと厄介だ。とっとと撤退しよう。」
「そうだな。」
そう言うとマグマ団の男達はバクーダの穴を掘るで
「りゅうせいのたき」を後にした。
「逃げられちゃったか・・・」
そこにアクア団の男達がやって来た。
「マグマ団の奴らはすでに退却したか・・・」
「あんたはアクア団ボスのアオギリ!」
「いかにも。私がアオギリだ。君はアリーナキャプテンの
コゴミか・・・そっちのお漏らしをしている君は?」
「ぼ、僕はスネ夫だ。」
「そうか・・・もしかしてお前達、この前我々の邪魔をした
奴らの仲間か?」
奴ら・・・出木杉達のことか?
「フ、まぁお前らが奴らの仲間達であろうかなかろうか
そんな事はどうでもいいか。」
「アオギリ様!早くマグマ団を追いかけないと・・・」
「そうだな。マグマ団達は煙突山で何をしでかすか
分からないからな・・・お前らもマグマ団には気をつけたほうがいい。
じゃあな。」



アクア団達はグラエナの穴を掘るで
その場を退散していった。
「ああもう!また逃げられたわ!それより、あなた大丈夫ですか?」
コゴミがソライシ博士に声をかける。
「あ、ああ。僕は大丈夫だ。それより、あいつらに
隕石を奪われてしまった・・・君達、取り返してくれないか?」
「分かりました!行くわよ、スネ夫!」
「・・・・・・・・」
「ちょっと!どうしたの?スネ夫。」
「あ、ああ・・・あのエンテイ強いなぁって思って・・・
いくら伝説のポケモン最弱といえども伝説は伝説・・・
僕が敵うような相手じゃない・・・」
「何弱気になってんのよ!さ、煙突山に行くわよ!」
「あ、ああ・・・」
30分後、僕とコゴミはマグマ団から隕石を取り返すため、
煙突山まで向った。



【のび助サイド】
「さぁ、のび助!気張って行こうぜ!」
「は、はぁ・・・」
僕は色々理由があって、ダツラさんと旅をする事になった。
あれ、そういえば次の目的地はどこだ・・・?
「そうだな・・・ここからだとフエンタウンのジムが
一番近いぞ。」
その時ダツラさんのポケナビが鳴り出した。
「おっ、エントリーコールだ・・・もしもし?おお、リラか。
何?煙突山でマグマ団とアクア団が暴れているから加勢してくれだと?
分かった、すぐ行く。」
ダツラさんは会話を終えた後、僕に向ってこう言ってきた。
「悪いがのび助、ちょっと付き合ってくれ。今から煙突山に
一緒に来てほしい。」
「ええ、別にいいですけど・・・どうやって行くんですか?」
「そうだな。こいつで行くか。出てこい!」
ダツラさんはモンスターボールから鳥ポケモンを繰り出した。
「こいつはピジョットと言ってな。ホウエン地方では手に入らない
珍しいポケモンなんだ。」



「そうなんですか・・・」
「さぁピジョット!俺達を煙突山まで連れてってくれ!」
「ピジョ!」
ピジョットは僕とダツラさんを乗せ、飛び立った。
「ピジョットはマッハ2の速さで空を飛べるんだ!煙突山
なんてあっという間だ。」
「ええ!?マッハ2で飛ぶんですか!?怖いよぉ、
た~す~け~て~!」
ピジョットに乗ってる数分間、僕は生きた心地がしなかった。

【ドラえもんサイド】
「さて、もう112番道路か・・・」
ジャイアンと別れた後、キンセツシティのジムリーダー
テッセンさんを倒した僕は何だかんだで112番道路まで来ていた。
「僕の手持ちも大分強くなったな、サンドパンにグラエナにゴローンに
ラクライ・・・」
ちなみにラクライはジャイアンと再開したときに
ジャイアンが弱らせたラクライの群れのうちの1匹を
どさくさに紛れて捕まえたものだ。



「何だか人の弱らせたポケモンをどさくさに紛れて捕まえるなんて
横取りみたいだったなぁ・・・まぁいいか、どうせジャイアンが
弱らせたポケモンだし。ん、あそこにいるのは・・・」
煙突山の麓には出木杉君としずかちゃんとジャイアンがいた。
「どうしたの?みんなでこんな所に集まって・・・」
「あっ、ドラちゃん。あなたも来たのね。」
「みんな揃ってここで何しているの?」
「実はね、煙突山でマグマ団とアクア団が戦っているんだ・・・」
「へぇ、てっことは、スネ夫君が『りゅうせいのたき』で
マグマ団がソライシ博士から隕石を奪うイベントを見たって事?」
「多分ね。でも問題はそこじゃない。団員の数が尋常じゃないんだ。
ゲームでは10人くらいしか団員はいなかったのに、どうやら
今煙突山にはマグマ団とアクア団が合わせて100人くらいいる
らしいんだ。」
「100人だって!」
出木杉君から予想外の人数を告げられ、僕は驚いた。
「何だって中盤でそんな大勢の団員が・・・」
「分からない。でも今までもゲームとは違う
トレーナーや野生のポケモンが出てきたりしたからな・・・
この世界では何が起きても不思議じゃない・・・」



「その通りさ。僕もさっきマグマ団の下っ端のエンテイに
やられたんだ・・・」
「ス、スネ夫君!」
目の前に突然スネ夫君が現れた。
「やいスネ夫!ムロタウンではよくも俺達を置き去りに
してくれたな!」
「そうだよ。今さら謝りに来たのかい!?」
ジャイアンと出木杉君がスネ夫君を怒鳴りつける。
それを1人の少女が止める。
「ちょっとあんた達!何があったかは知らないけど、
今は喧嘩してる場合じゃないわ!」
「あ!お前はアリーナキャプテンの燃えるゴミだな。
何でスネ夫と一緒にいるんだ?」
「コゴミよ、コゴミ。それよりあんた達、ちゃんと
スネ夫の話を聞いてあげて。」
コゴミの説得に一同が応じた。
「分かったわ。ねぇスネ夫さん、本当にマグマ団の下っ端が
エンテイを使ったっていうの?」
「ああ。僕はソライシ博士とマグマ団の揉み合いを止めるために、
フーディンで戦ったんだけどマグマ団の奴、いきなりエンテイを
繰り出してきて・・・全く歯が立たなかったんだ・・・」



「そんな・・・伝説のポケモンが相手なんて勝てるわけない
じゃないか!」
僕は悲観的に考えていたが、コゴミは楽観的だった。
「そんな事ないわ。私達フロンティアブレーンがいれば、
マグマ団なんて目じゃないわ!」
「フロンティアブレーンっていえば、さっきタワータイクーンの
リラさんが、煙突山の山頂まで行ったよ。」
「え!?それ本当!?」
「うん。僕達がここに着いたらリラさんとジムリーダーのアスナさんがいてね。
リラさん達が敵の人数を教えてくれたんだ。その後2人はロープウェイに
乗って、山頂まで行ったんだ。その時2人は『30分経っても僕達が帰って
来なかったら、応援に来てくれ。』って言ってたよ。」
「それって何分前の出来事?」
「もうあれから25分経ってる・・・あと5分待って、
彼女達が帰って来なかったら僕達もロープウェイに乗って
山頂まで行こう。」
「ええ。あれ?みんな空を見て!ピジョットがこっちに向ってるわ!」
「何だって!?」
僕が空を見ると本当にピジョットがこちらに向かっている。
よく見ると人が2人乗っている。
そのうちの1人は・・・



「パパ!」
「やぁ、ドラえもん。それにみんなも。
こんな所で何しているんだい?」
ピジョットから降りたパパは僕に話しかけてきた。
「おっ、こいつがのび助の言ってたネコ型ロボットだな。
ポケモンみたいな奴だなぁ~・・・お手。」
パパと一緒にピジョットに乗っていた人は僕に手を差し出してきた。
僕はお手をしかかったが、ふと我に帰る。
「って、今はふざけてる場合じゃないんだよ!」
「そうよ、ダツラ。ふざけるのはやめてよ。」
「おっ、コゴミじゃないか。お前もリラの応援に来たのか?」
「え、ええ・・・そのリラの事なんだけど・・・」
僕達はダツラさんとパパに今の状況を話した。
「そうか・・・30分経っても帰って来なかったら、
応援に来てくれとリラは言ったのか・・・」
「ええ。もう30分になります。ロープウェイに乗りましょう。」
「ああ。リラ、無事でいてくれよ・・・」
こうして僕達とマグマ団・アクア団との戦いが始まるのであった・・・



のび助 ジュプトル♀LV29、ドクケイル♂LV28、ココドラ♂LV28
ホイッスル所持
ダツラ ピジョット♂LV50他不明
ドラえもん サンドパン♂LV30、グラエナ♀LV28、ゴローン♂LV26、
ラクライ♀LV18
しずか ワカシャモ♂LV31、ペリッパー♀LV28、ヤミラミ♀LV27、
マイナン♂LV26
ジャイアン ドガース♂LV30、マリルリ♂LV29、ハリテヤマ♂LV29、
プラスル♀LV22、ラプラス♂LV26
出木杉 ヌマクロー♂LV33、エルレイド♂LV32、クロバット♀LV31、
ハガネール♂LV33
スネ夫 フーディン♂LV32、オオスバメ♂LV32、ドンメル♂LV21
コゴミ ヘラクロス♂LV50、ブラッキー♀LV50、ヌケニンLV50、
キノガッサ♂LV50、ゲンガー♂LV50、ニョロボン♂LV30



【のび助サイド】
さて、煙突山の山頂に着いたわけだが・・・
山頂では大勢の赤服の男達と少数の青服の男達が
戦っていた。
戦いは赤服側が優勢だった。
「行けー!アクア団達をぶっ飛ばせー!」
「くそ・・・大地を増やされたら水ポケモン達の住処が・・・」
その戦いの様子を僕達は陰から見ていた。
「どうやら人数はマグマ団のほうが多いみたいだね。」
「うん。それにあいつら、ポチエナやグラエナばかり使っているところを見ると
団員の中でもかなり下っ端の奴らだろうな。
僕が戦ったエンテイを使っていた奴もいないし・・・」
「どうやらボスや他の団員達はもっと先のほうにいるみたいだ・・・
でも先に進むには、あの団員達を倒さないといけないみたいだね・・・」
「よし!そういうことなら任せておけ!俺が奴らをぶっ飛ばすから
お前らは先に行け!」
そう言ったのはジャイアンこと剛君だった。



「よし!それなら俺も協力するぜ!」
続いてダツラさんも立ち上がった。
「ありがてぇ!じゃあ突撃するぞ!」
そう言うと剛君とダツラさんは、
勢いよく飛び出した。
「やいお前ら!喧嘩なら俺達も混ぜやがれ!行け、ハリテヤマ!
ラプラス!」
「ピジョット!フライゴン!暴れてやれ!」
4体のポケモンが一斉にモンスターボールから飛び出し、
マグマ団やアクア団のポケモンを蹴散らす。
「な、何だー!?」
当然のことながらマグマ団とアクア団は混乱している。
「さ、今のうちに先に進もう。」
「うん。」

僕達は先へと進んだ。
すると目の前に1人の男が現れた。
「待ちな!ここから先は通さないぜ!」
「あっお前は!あのときの下っ端!」
「はっ!俺は下っ端なんかじゃねぇ!俺はマグマ団幹部ホカゲだ。」



マグマ団の幹部の名前を聞いたドラえもんやスネ夫君はとても
驚いていた。
「何だって!マグマ団のホカゲはエメラルドには出ないのに・・・」
「何をゴチャゴチャ言ってやがる!行け、エンテイ!」
モンスターボールからライオンのような
ポケモンが飛び出してきた。
「本当にエンテイが出てくるなんて・・・」
ドラえもんは絶句する。
「フハハハ!驚いたか!?やれ、エンテイ!」
エンテイが僕達に向って襲い掛かってくる。
駄目だ、やられる!
僕は襲われるのを覚悟したそのとき!
「ヘラクロス!受け止めて!」
コゴミさんがモンスターボールからカブトムシのような
ポケモンを繰り出し、エンテイの攻撃を受け止めた。
「こいつは私が食い止めるわ!みんなは先に行って!」
「分かった!」
ドラえもん達は走り出す。
僕もドラえもん達に続く。
しかしスネ夫君は動こうとしない。



「スネ夫!あんたも逃げなさいよ!」
「嫌だね。女の子を見捨てて逃げるなんて事、
僕はしたくない。一緒に戦うよ。」
「・・・分かったわ、一緒に戦いましょう!」
「はっ!何人来ようが同じことだ!」
ホカゲにスネ夫君とコゴミさんが立ち向かう。
「先を行こう、パパ。スネ夫君達ならきっと大丈夫だよ。」
「あ、ああ・・・」
スネ夫君とコゴミさんを後にして、僕達は先へと進んだ。

しばらく進むと今度は赤服の男女が現れた。
「ウヒョヒョ・・・ここまで来るとは・・・中々やるじゃねぇか・・・」
「でも、あんたらはここまでよ!」
「君達は誰だ!?」
僕は赤服の人達に向って叫ぶ。
「ウヒョヒョ・・・俺はマグマ団幹部のホムラ・・・」
「同じくマグマ団幹部のカガリよ。」
「くっ、新手か・・・」
「ウヒョヒョ・・・行け、ブーバーン!」



「バーン!」
「ホウエン地方以外のポケモンか・・・面白い!
僕があなたの相手をしてあげますよ。」
そう言ってホムラの相手をかってでたのは出木杉君だった。
「面白い・・・やれ、ブーバーン!」
「行け、ヌマクロー!」
ブーバーンとヌマクローが対峙しあう。
「あらあら・・・ホムラったら、勝手にバトルを始めちゃって・・・
しょうがないわね。お嬢ちゃん、私の相手をしてくれない?」
カガリは対戦相手にしずかちゃんを指名する。
「いいわ。そのかわりどうなっても知らないわよ!」
「ふふ、強気な性格の子、嫌いじゃないわ。ウインディ、相手を
してあげなさい!」
「行くのよ、ペリッパー!」
出木杉君とホムラ、しずかちゃんとカガリのバトルが
始まろうとしていた。

このバトルの行方を少し見てみたい気もするが、
僕達の今の目的は隕石とやらを取り返すことだ。
「パパ、僕達は早く隕石を取り返しに行こう。」
「うん。」
僕達は更に先へと進んだ。



「パパ!あれを見て!」
「な、何だあれは!」
目の前ではマグマ団のボスらしき男が
2人の女の子と戦っていた。
「パパ、あいつがマグマ団ボスのマツブサだよ。そしてあの髪の
赤い人がアスナさんで、髪が紫色の人がリラさんだ。」
「へぇ~・・・エメラルドを持ってないわりには随分詳しいね。」
「22世紀でもポケモンのゲームは流行ってるからね。
それより・・・アスナさんやリラさん、普通にポケモンバトルを
やっているわりには、かなり傷ついているな・・・」
本当だ。2人とも普通にポケモンバトルをやっている割には、
大分傷ついているように見える。
僕は怒りに震えた。
「きっとあのマツブサって男が傷つけたんだな!許せないぞ!」
僕はその場を飛び出し、マグマ団のボスに向ってこう言った。



「やいお前!女の子達をいじめるのはやめろ!」
「何者だ、お前?」
「僕はのび助!マグマ団、隕石を返せ!」
「断る!ゴウカザル、マッハパンチだ!」
西遊記に出てきそうなポケモンが、僕にパンチをくらわし、僕は吹き飛んだ。
「ぐはっ!」
「パパ!」
「だ、大丈夫ですか?」
リラさんが僕に声をかけてきた。
「ええ、大丈夫です。僕はダツラさんの友人です。リラさん、
あなたを助けに来ました。」
「あなたが・・・?」
「って事は、あなたと一緒にいるその青狸も、
あなたのポケモン?」
アスナさんが僕と一緒にいるドラえもんを見て、そう言ってきた。
それを聞いたドラえもんが怒った。
「僕はポケモンじゃないぞ!ネコ型ロボットだ!」
「あ、ネコだったんだ・・・ごめん。」
「おいお前ら!何をゴチャゴチャ言ってやがる!バクーダ!大文字だ!」
バクーダが僕達めがけて大文字を発射してきた!



「ゴローン!受け止めろ!」
ドラえもんのゴローンが、バクーダの大文字から僕達を守ってくれた。
「リラさん!アスナさん!戦況を教えてください。」
僕は2人に戦況を聞く。
「うん。最初に僕の手持ちのフーディンとアスナさんのコータスが
相手のグラエナとゴルバットを倒したんだけど、今度は逆に
相手のゴウカザルとバクーダにこっちのポケモンが倒されたんだ。」
「2人とも、他に手持ちは持ってないんですか!?」
「持ってるんだけど・・・出せないんだ。」
「え?何で!?」
「僕もアスナさんもあのゴウカザルに腕をやられてね・・・」
僕がふと2人の腕を見ると2人の腕は折れてるように見えた。
これじゃあ腰のモンスターボールを取れそうにない。
「ハハハ!相手のポケモンを全部倒すより、トレーナーにダメージを
与えたほうが効率がいいからな。」
「な、何て奴・・・」
僕とドラえもんは怒りに震えた。
「さぁ!これで終わらせよう!出てこい!」
マツブサがモンスターボールから新たなポケモンを繰り出す。
不死鳥のようなポケモンが僕達の目の前に現れた。
このポケモンはこの前読んだポケモンの本にチラッと出てた。
そう、確か名前は・・・
伝説のポケモンファイヤー。



【スネ夫サイド】
僕らの目の前では高らかでホカゲは高らかに笑う。
「フハハハ・・・どうだ、俺のエンテイの炎のキバの味は・・・」
エンテイの炎のキバをくらった僕のオオスバメはあっという間に
旨そうな焼き鳥になってしまい、コゴミのへラクロスとヌケニンも
戦闘不能となってしまった。
「さぁ、観念するがいい!」
「まだ、終わってないわ!キノガッサ、茸の胞子!」
キノガッサの茸の胞子をくらったエンテイは眠り状態に
なった。
「よし!これなら勝てるぞ!」
「どうかな・・・?起きろ、エンテイ!」
ホカゲが指をパチンと鳴らすとエンテイは目覚めた。
「何!?」
「フハハ!こんなときの為にエンテイにラムの実を持たせておいたのだ!」
何だ、ホカゲの指パッチンで目覚めたわけじゃなかったのか・・・
なんて事、言ってる場合じゃないぞ!
この状況、やばくないか!?
「エンテイ、炎のキバだ!」



エンテイの炎のキバがコゴミのキノガッサにクリーンヒットする。
キノガッサは、旨そうな松茸になってしまった。
「ハハハ!次は誰で来る?」
「く、このままじゃ勝てないのか・・・」
そのときコゴミが僕の後ろでそっと囁いた。
「大丈夫。勝機はあるわ。スネ夫はフーディンを使って、
時間を稼いでくれない?」
時間稼ぎ?どういうことだ?
よく意味は分からなかったが、
とりあえず僕はコゴミの指示通りに動くことにした。
「行け、フーディン!」
僕はフーディンを繰り出した。
「フ、またそいつか。エンテイ、炎のキバで焼きギツネにしてやれ。」
「テレポートでかわせ!」
「何!?」
フーディンはエンテイの炎のキバをテレポートでかわす。
「くそ!もう1発炎のキバ!」
「テレポートだ!」
再びフーディンはエンテイの攻撃をテレポートでかわす。

「炎のキバ!」
「テレポート!」
しばらくこのやりとりが続く。
この時間稼ぎには何の意味があるんだ!?
一体コゴミは何を考えているんだ!?



【出木杉サイド】
「行け、ヌマクロー!マッドショットだ!!」
ヌマクローのマッドショットをまともにくらった
ホムラのブーバーンは戦闘不能となった。
「ちぃ!この役立たずが!」
ホムラは自分のブーバーンを思いっきり蹴り上げた。
「な!?自分のポケモンに何てことするんだ!」
「ウヒョヒョ・・・雑魚には用はない、次は俺の切り札でお前らの
相手をしてやるぜ!行け、ヘルガー!」
「ヌマクロー!水鉄砲だ!」
ヌマクローの水鉄砲はヘルガーはいとも簡単にかわす。
「甘いぜ!日本晴れだ!」
ヘルガーは日本晴れで周囲の天気を晴れにする。
「くっ・・・これじゃヌマクローの水技の威力が半減してしまう・・・
仕方ない、マッドショットで応戦だ!」
しかしヌマクローのマッドショットはヘルガーに簡単に
かわされてしまう。
「ウヒョヒョ・・・ヘルガー、ソーラービームだ!」
ヘルガーの口からソーラービームが放たれ、
それをくらった僕のヌマクローは戦闘不能となってしまった。



「しまった・・・日差しが強い状態になるとソーラービームを
タメなしで打てることを忘れていた・・・」
「ウヒョヒョ・・・どうした、もう降参か!?」
「いいえ、降参なんてしませんよ。行け、エルレイド!」
「何!?エルレイドだと!?」
「インファイトだ!!」
エルレイドのインファイトをくらったヘルガーは一撃で
戦闘不能となった。
「どうやら僕の勝ちのようですね。」
「まだ負けじゃない!まだ俺にはポケモンがいるぞ!」
「無駄です、切り札を失ったあなたが僕に勝てるわけがない。
まだ僕には3体もポケモンが残ってますからね。」



「く、くそ!」
ホムラは思いっきり地面を叩きつける。
「俺だって、ホカゲみたいに伝説のポケモンを持ってれば・・・
お前らなんかに負けることはないのに・・・」
「・・・仮にあなたが伝説のポケモンを持っていたとしても、
僕には勝てなかったでしょう。」
「なんだと!?なぜだ!」
「分からないのですか?あなたは自分のポケモンを道具としか
見ていない。自分の思い通りにいかなかったら、ポケモンを
蹴り飛ばす・・・そんな人に僕は負けたりしませんよ。」
ホムラは俯き、黙ってしまった。