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──カナズミシティカナズミジム、ここにいち早く来た出木杉は、
すでにカナズミジムのジムリーダーツツジと戦っていた。
「キルリア、念力だ!」
キルリアの念力がノズパスにヒットし、ノズパスは戦闘不能になる。
「・・・参りましたわ。これがカナズミジムのストーンバッジです。
受けとってください。」
「ありがとうございます。」
出木杉はツツジからストーンバッジを受け取り、ジムを出る。

「ふぅ~、結局ヌマクローを使うまでもなかったな・・・」
そこに青服の男が凄いスピードで走ってきた。
「そこをどけぇ~!!」
「うわ!」
男は出木杉に突き飛ばし、物凄いスピードでその場を後にした。
「あの男、アクア団・・・」
そのアクア団の後を追う男が1人。
「お~い、待ってくれ~・・・」



「あ!あの人はトウカの森の・・・とりあえず行ってみるか・・・」
出木杉はアクア団の男を追う男の後を追った。
アクア団を追ってる男は出木杉に気づき、話しかけてきた。
「あ、君はトウカの森の時の・・・そうだ、君の実力を見込んで頼みが
あるんだ。」
「何ですか?」
「実はこの前の男に大事な荷物を奪われちゃったんだ・・・
よければ君が取り返してくれないかい?」
「分かりました。」
出木杉はアクア団の男の後を追った。

──116番道路、ここで出木杉はトレーナーと戦いながら、
先へ進んで行った。
「妙だな・・・きかんしゃのトーマスに、ハムスターのハムたろうに、
あんぱんのアンパンマン・・・あんなトレーナー、ゲームにはいなかった
けど・・・」
出木杉もまた見たことないトレーナーに違和感を感じていた。
そしてカナズミトンネルの前に来た。



「この先にアクア団がいるんだな・・・ん、あそこにいるのは・・・」
カナズミトンネルの前には老人の姿があった。
「う~ん、困ったのぉ・・・」
「どうかしたんですか?」
出木杉は老人に話しかける。
「ワシの可愛いピーコちゃんが青い服の男にさらわれてしまったんじゃ・・・
頼む、ピーコちゃんを助けてくれ。」
「分かりました。やってみます。」
出木杉はカナシダトンネルの中に入っていった。
しばらく進むとアクア団の姿が見えた。
手には荷物を抱えていて、足元には傷ついたキャモメの
ピーコちゃんがいた。
「くそっ!さらったポケモンは役に立たないし、先は行き止まりだ・・・
こうなりゃ自棄だ!行け、ポチエナ!」
アクア団の男はいきなり出木杉に襲い掛かってきたが、
出木杉はヌマクローでなんなくポチエナを倒した。
「く、くそぉ~!覚えてろよ~!」
アクア団の男は逃げるようにその場を後にした。
そして逃げる途中で荷物を落としていった。



「あの捨てゼリフ・・・あれじゃあ典型的な雑魚キャラだよなぁ・・・
おっと、そんなことよりこの荷物とキャモメを・・・」
出木杉はキャモメの傷の手当てをし、老人にキャモメを返してあげた。
「いやー、ありがとう。ワシはトウカシティの近くに住んでるから
何か用があったらいつでも来てくれ。」
そして荷物も男の人に返した。
「いやー、ありがとうございます。そうだ!君の実力を見込んで頼みが
あるんだ。ちょっと我が社まで来てくれないかい?」
出木杉は男にある会社に連れて行かれた。
会社の名前はデボンコンポレーション。
ルビー・サファイア・エメラルドをプレイした人なら
分かると思うが、ここでは2つのおつかいを頼まれる。
1つは社長の息子であるダイゴに手紙を渡すこと、
そしてもう1つは先ほど取り返した荷物をカイナシティにいる
クスノキ館長に渡すことだ。

当然出木杉もこの2つのおつかいを頼まれた。
2つのおつかいを頼まれた出木杉は会社を出た。
すると外ではスネ夫が待っていた。



「やぁ、出木杉。おつかいを頼まれたんだろ?大変だねぇ・・・」
「スネ夫君、君は自分でこのめんどくさいイベントを
クリアするのは嫌だったから、いち早くトウカの森に行って、
他の誰かが来るのを待ってたんだろ?」
「ああ、そうさ。めんどくさいアクア団のイベントをクリアしてくれて
感謝するよ。おかげで僕はひたすら自分のポケモンのレベル上げに専念
することができたよ。」
「・・・君は卑怯者だね。」
出木杉が皮肉を込めて言った。
「卑怯で結構。『卑怯』は僕にとって最高の褒め言葉さ。それより、君は
この後どうするんだい?」
「どうするって・・・ゲーム通りハギ老人の家まで行って、ムロタウンまで
連れてってもらうつもりだけど・・・」
「やっぱりそうか。ついでに僕も連れてってくれないかい?」
「え?君を?」
「ああ。もちろんタダとは言わないよ。そうだな・・・君に10万円あげよう。
何せ僕はお金持ちだからね。」
出木杉は本当ならこんな卑怯な奴との取引に乗りたくはなかったが、
この先旅をしていくうえではどうしてもお金が必要になる。
仕方なく、出木杉は取引に乗ることにした。



「いいよ。君も一緒に連れてってあげるよ。」
「君ならそう言ってくれると思ったよ。君は素晴らしい友達だ。ハハハ・・・」
(よく言うよ・・・)
こうして出木杉の旅にスネ夫が同行することになった。

──その頃、のび助とドラえもんとしずかとジャイアンはカナズミジムの前に
いたのだが・・・
「え?今日はもうジム戦ないのかよ!?」
「ええ。先ほど来た2人のトレーナーに私のポケモンは全員やられて
しまったんです。ポケモン達の回復には時間がかかるんで明日また出直して
きてください。」
「そんなぁ~・・・」
一同はジムを後にし、その日はポケモンセンターに泊まることにした。
「ツツジさんがやられた2人のトレーナーってスネ夫さんと出木杉さんの
ことかしら・・・?」
「多分ね。」
しずかの問いにドラえもんが答える。
「くそ!先を越されちまったか・・・」
ジャイアンがポケモンセンターの壁を叩きつける。
「まぁまぁ。とりあえず今日はグッスリ寝て、明日の戦いに備えようよ。」
ジャイアンをなだめながらのび助は言った。
「そうね。もう寝ましょうか。」
一同はベッドの中に入った。



ドラえもん達はすぐ寝たが、のび助は中々寝付けないでいた。
(はぁ・・・この調子で本当に現実世界に帰れるのかなぁ・・・)
不安がるのび助を尻目に、ジャイアンとドラえもんは寝言を言いながら
気持ちよさそうに寝ていた。
「う、う~ん・・・もうそんなにドラ焼き食べれないよぉ・・・」
「俺は・・・ジャイアン・・・ガキ大将・・・」

現在の状況
のび助 ジュプトル♀LV17(はたく、連続斬り、吸い取る、電光石火)
   ドクケイル♂LV13(体当たり、糸をはく、毒針、念力)
所持金1万円1500円
ドラえもん サンド♂LV17(ひっかく、スピードスター、砂かけ、高速スピン)
     ポチエナ♀LV15(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く)
所持金3700円
しずか ワカシャモ♂LV19(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ)
    キャモメ♀LV16(白い霧、水鉄砲、超音波、翼で打つ)
所持金4500円
スネ夫 ユンゲラー♂LV21(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷)
    スバメ♂LV18(つつく、泣き声、電光石火、翼で打つ)
所持金89万9999円
ジャイアン ドガース♂LV20(自爆、体当たり、スモッグ、ダメ押し)
     マリルリ♂LV18(体当たり、丸くなる、水鉄砲、転がる)
所持金5500円
出木杉 ヌマクロー♂LV20(体当たり、泥かけ、水鉄砲、マッドショット)
キルリア♂LV20(念力、影分身、テレポート、おまじない)
所持金10万4000円



──翌日、カナズミジム前・・・
「よし、今日こそツツジに挑戦できるな!」
「燃えるわね・・・」
ジャイアンとしずかはやる気充分だ。
一方のドラえもんとのび助は不安だった。
「サンドとポチエナだけでこの勝負、勝てるんだろうか・・・」
「ああ、最初のジム戦か・・・緊張するなぁ・・・」
「よし、まずは俺がジム戦に挑戦するぜ!」
ジャイアンが元気良くジムに入って行った。
数分後、ジャイアンがジムから出てきた。
「マリルリ1匹で楽勝だったぜ!」
ジャイアンの手にはストーンバッジが握られていた。
「次は私が行くわ。」
しずかもジムに入っていった。
そして数分後、しずかがジムから出てきた。
手にはやはりストーンバッジが握られていた。



「次は僕か・・・」
「ドラえもん、頑張れよ。」
「うん。」
のび助の応援にドラえもんが応える。
そしてドラえもんはジムに入って行った。

20分経った。
しかしまだドラえもんはジムから出てこない。
「ドラえもん、大丈夫かなぁ・・・」
「ドラちゃんならきっと大丈夫よ。今はドラちゃんを信じて
待ちましょう。」
「うん、そうだね。」
それから数分後、ドラえもんがジムから出てきた。
「ドラえもん!どうだった!?」
「サンドの毒針のおかげで何とか勝てたよ。ほら!」
ドラえもんはストーンバッジをのび助に見せた。
「わぁ、すごいなぁ・・・」
「さぁ、次はパパの番だよ。頑張って!」
「うん。頑張ってくるよ。」
のび助はジムに入ろうとしたが、立ち止まった。



「どうしたの?ジムに入らないの?」
「う~ん、やっぱり不安だなぁ・・・ドラえもん、僕のジム戦、
見ててくれないかい?」
「分かったよ。ジャイアン、しずかちゃん、ジム戦が終わったら今後の
ことを話し合いたいから2人ともポケモンセンターで待っててくれないかい?」
「分かったわ。」
そしてのび助とドラえもんはジムの中に入って行った。

「頼もぉー!」
「あら、また挑戦者ですか。今日は随分挑戦者が多いですね・・・
まぁ、いいでしょう。私の使用ポケモンは3体です。
それでは始めましょう。」
「パパ、頑張って!」
ドラえもんがのび助の応援をする。
「ああ。この勝負、絶対に勝ってやる!」
「では、始めましょう!出てきなさい、イシツブテ!」
「イラッシャイ!」
ツツジの1番手はイシツブテだ。
対するのび助はジュプトルを繰り出した。

「頑張れジュプトル!」
「ジュル!」
「あれ?僕やジャイアン達のポケモンと戦ったのに、
そのイシツブテ、やけに元気だね。」
「ええ。挑戦者が多いので、『元気のかたまり』で回復させることに
したんです。」
(昨日からそうしてくれてれば良かったのに・・・)
「では、行きますよ!イシツブテ、岩落とし!」
無数の岩が降って来た。
「ジュプトル、岩の動きを良く見てかわすんだ!」
「ジュル!」
ジュプトルはのび助の指示に従い、岩の動きを慎重に見て、
見事に岩を全部かわした。
「いいぞ、ジュプトル!よし、反撃だ!種マシンガン!」
ジュプトルの種マシンガンがイシツブテにヒットし、
イシツブテは戦闘不能となった。
「やるじゃん、パパ!」
「昨日トウカの森の出口でもらった技マシンをジュプトルに
使ったかいがあったよ。」
「中々やりますわね・・・次はこの子です!」
ツツジは再びイシツブテを繰り出した。
しかしのび助は先ほどと同じ要領で2匹目のイシツブテを倒した。



「すごいや、パパ!」
ドラえもんはのび助の戦いぶりに感心する。
「昨夜ポケモンの本を読んで勉強したかいがあったよ。」
「喜ぶのはこの子を倒してからにしてほしいですわ。出てきなさい、
ノズパス!」
ツツジは3匹目のポケモン、ノズパスを繰り出した。
(ノズパスか・・・中々手ごわそうだ・・・だけど昨日見たポケモンの
本によると確かあのポケモンは・・・)
「ジュプトル、フィールド内を駆け回れ!」
「ジュプ!」
ジュプトルはジム内を物凄いスピードで走り回った。

「自棄でも起こしましたか?闇雲に走り回ってノズパスには
勝てませんよ・・・さぁ、ノズパス!岩石封じをお見舞いしてやりなさい!」
ノズパスはツツジから指示を受けたのにもかかわらず、行動に移らなかった。
「どうしたのですか、ノズパス?」
ツツジはノズパスに駆け寄る。
ノズパスは目を回していた。
「な!?これはまさか!?」
「そう、ノズパスは北のほうしか向けないポケモンだ!だからジュプトルに
走りまわせて、ノズパスにジュプトルの動きを目で追わせたんだ。」



「なるほど・・・ノズパスは北しか向けないから北以外の方向に目をやると、
目を回しちゃうのか・・パパも中々考えるね・・・」
「よし、ジュプトル、とどめだ!種マシンガン!」
「ジュプ!」
ジュプトルの種マシンガンがノズパスにヒットし、
ノズパスは戦闘不能になる。
のび助の勝利だ。

「お見事ですわ。このストーンバッジ、あなたに差し上げますわ。」
のび助はツツジからストーンバッジを受け取る。
「やった、ストーンバッジをゲットしたぞ!でも元の世界に帰るには、
あとバッジを7つ手に入れないといけないのか・・・それに、その後に
四天王という人達を倒さないといけないみたいだし・・先は長いなぁ・・・」
「でもパパのバトル、初心者とは思えないほど凄かったよ。
パパならきっと四天王にだって勝てるよ。」
「そう思うかい?」
のび助はドラえもんに褒められ、嬉しくなってまた踊り続けた。



──その頃出木杉とスネ夫は104番道路のハギ老人の船に乗り、
ムロタウンに着いていた。
「ここがムロタウンか・・・早速ジム戦だ!」
「待ってスネ夫君、僕はこの街でダイゴさんに手紙を渡さないと
行けないんだ。だから君がもしここのジムリーダーのトウキさんを
倒しても僕がトウキさんを倒すまで待っててくれないかい?
船は1隻しかないし・・・」
「ああ。分かったよ。石の洞窟は暗いから気をつけてけよ。」
「うん。」
出木杉は石の洞窟へと向かった。
それをスネ夫は見送った。
怪しい笑みを浮かべながら・・・

のび助 ジュプトル♀LV18(はたく、種マシンガン、吸い取る、電光石火)
   ドクケイル♂LV13(体当たり、糸をはく、毒針、念力)
ドラえもん サンド♂LV18(ひっかく、スピードスター、砂かけ、毒針)
     ポチエナ♀LV15(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く)
しずか ワカシャモ♂LV20(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ)
    キャモメ♀LV17(白い霧、水鉄砲、超音波、翼で打つ)
スネ夫 ユンゲラー♂LV21(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷)
    スバメ♂LV18(つつく、泣き声、電光石火、翼で打つ)
ジャイアン ドガース♂LV20(自爆、体当たり、スモッグ、ダメ押し)
     マリルリ♂LV19(体当たり、丸くなる、水鉄砲、転がる)
出木杉 ヌマクロー♂LV20(体当たり、泥かけ、水鉄砲、マッドショット)
キルリア♂LV20(念力、影分身、テレポート、おまじない)

(所持金表記は今回から省略)



──いしのどうくつ内部・・・
「さすがいしのどうくつ、予想通りの暗さだ・・・」
暗いいしのどうくつの内部を出木杉は手探りで進んでいく。
本来ならムロジムのジムリーダートウキを倒してから、
洞窟の入り口でフラッシュの秘伝マシンを貰い
洞窟を探索するのだが、先にスネ夫がムロジムに挑戦している上、
出木杉は少しでも早くダイゴに手紙を届けたかったので、
彼は先に洞窟を攻略することにした。
「暗い洞窟だなぁ・・・」
「キィィィ!」
「うわっ!何だ!?」
突如出木杉の前にズバットが現れた。
「ズバットか・・・そうだ!こいつを捕まえよう!
行け、ヌマクロー!」
出木杉はヌマクローでズバットを弱らせ、捕まえた。
「よし、このズバットの超音波を頼りに進んで行こう。」
ズバットの超音波のおかげで出木杉は難なく進むことができた。
そして洞窟の奥、そこに1人の青年がいた。
彼がダイゴだ。



「君は誰だい?」
ダイゴが出木杉に尋ねる。
「僕は出木杉英才といいます。実はあなたのお父さんに・・・」
出木杉はダイゴに事情を説明する。
「なるほど、父から手紙を・・・ありがとう。それにしてもどうやって
ここまで来たんだい?このムロタウンに来てからすぐにここに来たなら
まだジムリーダーを倒してないんだろう?秘伝マシンを使わずに
一体どうやって・・・?」
「このズバットの超音波を使ったんです。」
出木杉はダイゴに自分のズバットを見せる。
「なるほど・・・君はポケモンの特徴を良く理解しているね。
君ならこの技マシンを使いこなせるかもしれない。」
ダイゴは出木杉に『はがねのつばさ』の技マシンを渡した。
「ありがとうございます。」
「じゃあ僕はこれで失礼させてもらうよ。・・・ん?何だ、
この揺れは!?」
突如地面が揺れ始め、野生のハガネールが現れた。
「ハガネェェ!!」
「馬鹿な!?何でこんな所に野生のハガネールが!?」
ダイゴは自分のポケモンで応戦しようとしたが、
ダイゴが自分のモンスターボールに手をかける前に
ハガネールがダイゴを締め付けた。
「ぐぁっ・・・!」
「ダイゴさん!」



「くっ・・・出木杉君・・・君のポケモンでこのハガネールを
倒してくれ・・・」
「分かりました、やってみます!ヌマクロー、水鉄砲!
キルリア、念力!」
「ヌマクロ!」
「キル!」
ヌマクローとキルリアがハガネールに攻撃するが、
あまり効いてない。
出木杉がポケモン図鑑でハガネールの能力を調べると、
何とレベル30だった。
「おかしいぞ・・・何でレベル30のハガネールがこんな所に・・・
そもそもホウエン地方にハガネールがいるわけないのに・・・」
「ハガネェ!」
「ぐはっ・・・!」
ハガネールが更にダイゴを強く締め付ける。
「ダイゴさん!」
「くっ・・・出木杉君・・・そこにある僕のバッグを・・・
開けてくれ・・・」
「え?これですか!?」
出木杉は足元にあるダイゴのバッグを開けた。
中には道具がたくさん入っていた。



「その中にある・・・めざめいしと『インファイト』の技マシンを・・・
君のキルリアに使うんだ・・・」
「めざめいし・・・インファイト・・・そうか!」
出木杉はめざめいしを使い、キルリアをエルレイドに進化させ、
インファイトをエルレイドに覚えさせた。
「いっけぇ!エルレイド、インファイト!」
「エル!」
「ハガネェ・・・」
エルレイドの攻撃がハガネールにクリーンヒットし、
ダイゴはハガネールから解放される。
「出木杉君!あいつは野生のポケモンだ!これを使ってゲット
するんだ!」
ダイゴは出木杉に黒いモンスターボールを渡す。
「これは・・・ヘビーボール・・・」
今さら説明する必要もないと思うがヘビーボールとは
ポケモン金銀に出てきたモンスターボールで
野生ポケモンが重いほど捕まえやすくなるボールだ。
「いっけー!ヘビーボール!」
ハガネールはヘビーボールの中に入る。
やがてヘビーボールの揺れが止まり、出木杉はハガネールの
ゲットに成功した。



「やった!」
「出木杉君、やるじゃないか。」
「ハガネールの件といい、エルレイドの件といい、
ダイゴさんのおかげです。本当にありがとうございました。」
「いいんだよ。それにしても、最近どうも変な事件が多いなぁ・・・」
「どういうことですか?」
「実は、最近ホウエン地方で今のハガネールみたいに
ホウエン地方以外のポケモンが野生で出てくるようになったんだ・・・
この前もトクサネシティでスリーパーが幼女をさらったという事件が
あったらしいし・・・それに他にも気になることがあるんだ。」
「何ですか?」
「マグマ団とアクア団という2つの組織さ。あいつらは陸と海の
バランスを崩そうとしているんだ。それだけは何としてでも
阻止しないと・・・」
出木杉はダイゴにアクア団に会ったことを話した。
そして彼らがデボンの荷物を狙っていたことも話した。
「そうか・・・それに父さんが託したこの手紙に書かれてることも
気になるな・・・よし、僕はこれからマグマ団とアクア団について
調査する。君はジム戦を頑張ってくれよ。」
そう言うとダイゴはその場を去った。
出木杉はそれを見送った。
「それにしても・・・何でダイゴさん、エメラルド内にはない道具を
持っていたんだ・・・この前出会ったゲーム内にはいないトレーナー達
といい、気になる事が多いな・・・今度ドラえもんにあったら
聞いてみよう。」



──その頃スネ夫は・・・
「ユンゲラー、サイケ光線!」
ユンゲラーのサイケ光線をくらったトウキのマクノシタは
戦闘不能となった。
「参ったよ!僕の負けだ!このナックルバッジ、持ってってくれ!」
「ありがとうございます。」
トウキからナックルバッジを貰ったスネ夫は、
ムロジムを後にする。
「ユンゲラーとオオスバメがいたから今回のジム戦は楽勝だったな・・・
さてと、まだ出木杉の奴はいしのどうくつにいるみたいだな・・・
よし、今のうちに・・・」
スネ夫はハギ老人のもとへ向かった。
「ハギさん、カイナシティに行きたいので船を出発させて
くれませんか?」
「別にかまわんが・・・ワシのピーコちゃんを助けてくれた
出木杉という少年は何処に行ったんじゃ?」
「それが・・・どうやらあいつこの街が気に入ったみたいで、
永住するらしいです。」
「じゃが彼はデボンから荷物を預かってるはずじゃが・・・」
「ああ、あの荷物なら僕が届けますよ。さっきあいつから
預かってきました。さ、早く船を出発させてください。」
「分かった。じゃあ行くぞ!」
スネ夫は出木杉を置いて、カイナシティへと向かった。
(ヒヒヒ・・・出木杉も馬鹿な奴だ。あいつは一生ムロタウンに
留まるほかないな・・・まだムロにすら行ってないジャイアン達は
論外・・・チャンピオンになるのはこの僕だ!)

スネ夫 ユンゲラー♂LV24(サイケ光線、サイコキネシス、目覚めるパワー氷、ミラクルアイ)
    オオスバメ♂LV22(つつく、影分身、電光石火、翼で打つ)
出木杉 ヌマクロー♂LV21(体当たり、泥かけ、水鉄砲、マッドショット)
エルレイド♂LV21(念力、影分身、インファイト、おまじない)
ズバット♀LV12(吸血、超音波、驚かす、鋼の翼)
    ハガネール♂LV30(岩石封じ、砂嵐、ロックカット、叩きつける)
のび助達は前回参照。



カナズミシティでジム戦を終えたのび助達は、
104番道路まで来ていた。
「やっぱりここに船はないのか・・・」
ジャイアンが嘆く。
「スネ夫君か出木杉君がすでに船に乗っちゃったんだよ、
きっと。」
「他に行き方はないのかい?」
のび助がドラえもんに聞く。
「現時点ではハギ老人の船以外でムロタウンに行く方法は
ないんだ・・・秘伝マシンの波乗りが手に入れば、先に進めるけど・・・
それはずっと後の話だし・・・」
「おいドラえもん!何で最初にイベントをクリアした奴しか
船に乗れないようにしたんだよ!」
ジャイアンがドラえもんに怒鳴りつける。
「ご、ごめん・・・」
ドラえもんが謝る。
「剛さん、落ち着きましょうよ。誰だって失敗はあるわよ。」
しずかがジャイアンをなだめる。
「でもなぁ・・・俺達がここでボーっとしてるうちに
スネ夫や出木杉の奴が、順調に進んでるかと思うと腹立つぜ。」
やがてしばらく黙っていたのび助が口を開いた。



「ねぇドラえもん、秘密道具はないの?」
「そうよ。タケコプターを使えば、ムロタウンまで行けるわ。」
「それが・・・僕が秘密道具を持つと、僕だけが有利になると
思ったから四次元ポケットはオダマキ博士の研究所に置いて来たんだ。」
「おいおい!じゃあムロタウンに行くには、ミシロタウンまで
戻らないと行けないのかよ!?」
ジャイアンは再び怒鳴るが、しずかが再びなだめる。
「でもここで何もしないよりはマシよ。ミシロタウンまで
戻りましょう。」
「それもそうだな・・・しょうがねぇなぁ、ミシロタウンまで
戻ってやるよ。」
「決まりだね。じゃあミシロタウンまで行こう!」
彼らがミシロタウンに行く事を決めたちょうどその時、
突如、ホエルオーが105番水道に現れた。
ホエルオーの上には男が1人乗っている。
「うわっ!何だこのデカイポケモンは!!」
のび助が驚く。
「このポケモンはホエルオーだよ。でも何でこんな所に・・・」
ホエルオーに乗ってた男がドラえもん達の目の前に
飛び降りてきた。



「やぁ、君達!ここで何してるんだい!?」
「それはこっちが聞きてぇよ。お前こそこんな所で
何してるんだよ!?そもそもお前は誰だよ!?」
「よくぞ聞いてくれたね。私の名前はかいぱんやろうのモグル。
旅人達をムロタウンまでこのホエルオーで乗せるのが私の仕事だ。
どうだ、乗っていくかい?」
それを聞いてジャイアンは喜んだ。
「渡りに船とはまさにこのことだぜ!それで、
いくらかかるんだ?」
「本来なら494円のところを今日は気分が良いから、
特別に493円にまけてやろう。」
「1円しか負けてない・・・でもまぁいいか。どちみち安いし。
乗せてってください。」
「よし来た!」
こうして彼らはかいパンやろうのモグルにムロタウンまで
連れてってもらうことになった。



──そしてムロタウン・・・
「さぁ着いたぞ!ムロタウンだ!」
「ありがとうございます。
それともう1つお願いがあるんですが・・・」
「何だい?」
「僕達ジム戦が終わったら次のジムに挑戦する為に、
カイナシティまで行かないと行けないんです。それで、
僕達のジム戦が終わったら、カイナシティまで連れてって
くれませんか?」
「いいとも!じゃあ明後日の同じ時間にここに来るから、
それまでにはジム戦を終わらせてくれ!」
「分かりました。」
「それじゃあみんな、また明後日会おう!」
そう言うと、モグルはその場を去っていった。
「よし、早速だがジムに挑戦しようぜ!」
ジャイアンが意気込むが、ドラえもんがそれを止める。
「待って!モグルさんが来るのは2日後なんだから、
今日は自分のポケモンのレベルアップと新しいポケモンを
捕まえたりしたほうがいいんじゃない?」



「確かに、そのほうがいいかもな。」
「そうね。そろそろ新しいポケモンをゲットしたいわ。」
「僕ももっと可愛いポケモンをゲットしたいなぁ・・・」
ドラえもんの提案に全員が乗った。
そしてその日彼らは新しいポケモンのゲットと、
自分のポケモンのレベルアップのために、いしのどうくつへと
向かった。

30分後、ジャイアンはマクノシタを、しずかはヤミラミを、
ドラえもんはイシツブテをゲットしていた。
「俺の捕まえたマクノシタ、ガキ大将の俺にピッタリな
ポケモンだろ?」
「私の捕まえたヤミラミ、結構可愛いでしょ?」
「僕のイシツブテだって、たくましさなら誰にも負けないよ。
それにポチエナもグラエナに進化したよ。」
みんなが自分が新たに捕まえたポケモンを自慢する中、
のび助だけは新しいポケモンを捕まえられずにいた。
(はぁ・・・みんなはいいなぁ・・・新しいポケモンを捕まえて・・・
それに引き換え僕は・・・ん?この洞窟、奥まで続いてるのか・・・
よしっ、遠くまで行ってみよう。)



のび助はドラえもん達には黙って洞窟の奥深くまで進んで行った。
進めば進むほど洞窟は暗くなっていった。
「ああ・・・何だか怖くなってきたなぁ・・・」
その時何かがのび助の左手に噛み付いた。
「ガブッ!」
「痛ぁ!何だこれは!!」
のび助に噛み付いたものは、パンダのような模様をした
四つ足のポケモンだった。
「な、何だこいつ!?離れろ!離れろぉ!」
のび助は必死に振り払うが、中々離してくれない。
自棄になって彼は、右手で腰にあるモンスターボールを取り、
それを自分の左手に噛み付いてるポケモンに投げつけた。
そのポケモンが入ったモンスターボールの揺れはやがて
止まった。
のび助は運良く野生のポケモンを弱らせないで捕まえることが
できた。
「ん?不本意だったが、ゲットできたぞ!やった!」
ポケモン図鑑で調べるとそのポケモンの名前はココドラだと
いうことが分かった。
「へぇ、こいつココドラっていうのか・・・可愛いなぁ・・・」
そのとき少年がのび助に声をかけてきた。



「あれ?もしかしてそこにいるのってのび太君の
お父さんですか?」
「あっ!君は出木杉君!」
「あなたがここにいるってことはもしかして
ドラえもん達もここに・・・?」
「ああ。今ドラえもん達がいる所まで案内するよ。」
のび助は出木杉をドラえもん達のいる所まで連れてった。
「あっ!パパ!何処行ってたの?心配したじゃない。」
「ごめんごめん。」
ジャイアンがのび助の後ろにいる出木杉の存在に気づく。
「おお、出木杉じゃねぇか。お前、スネ夫の奴が何処行ったか
知らねぇか?俺はあいつの鼻をへし折らなきゃ気が済まねぇんだ。」
「それが、僕はハギ老人の船で彼と一緒にムロタウンまで
来たんだけど・・・僕がいしのどうくつにいる間に彼はジム戦を
終わらせ、ハギ老人の船に乗ってカイナシティまで行っちゃった
みたいなんだ・・・」
「何て野郎だ!許せねぇな!」
「全くだ。」
ジャイアンとドラえもんが怒った。



「それで・・・僕、カイナシティまで行けなくなっちゃったんだ・・・
ところで君達、どうやってここまで来たんだい?」
「かいパンやろうのモグルさんっていう親切な人にここまで
連れて来てもらったんだ。明後日またここに来るらしいから
そのときカイナシティまで連れてってもらうことができるよ。」
「そっか、良かった・・・」
「ねぇ、その事なんだけど私1つ気になることがあるの。」
「気になる事って何、しずかちゃん?」
ドラえもんがしずかに聞く。
「さっきのかいパンやろうのモグルさんって人、
ポケットモンスターダイヤモンドパールに出てくるトレーナーよね?」
「そうだったっけか?」
「うん。確か220ばんすいどうで戦うことのできるトレーナーだよ。」
「お前ら、何でそんなことまで覚えてるんだよ・・・」
ジャイアンが呆れたような目でしずかと出木杉の事を見る。
「それで私の気になる事は何かっていうと、この世界は
ポケットモンスターエメラルドの世界のはずなのに、
実際のゲームにはいないトレーナーがたくさん出てるのよ。
さっきのモグルさんの他にもトウカの森ではだいおうのデデデとか、
けいかんのりょうつとかいう人達がいたわ。」



「俺も変なトレーナーに会ったぞ。確かたんていのコナンとか、
おぼっちゃまのはなわとか・・・」
「そういえば僕達もさけずきのヒロシとかあしがくさいひろしとかいう
人達にあったなぁ・・・それに102番道路で野生のグラエナにも
出会ったよ。」
「そういえば僕も・・・僕のポケモン達を見てくれ。」
出木杉はモンスターボールからポケモンを取り出す。
「うわぁ・・・出木杉のポケモン達、みんな強そうだねぇ・・・」
のび助は感心するがドラえもんは驚いた。
「ヌマクローとゴルバットは分かるけど、何でエルレイドや
ハガネールが手持ちにいるの?」
「そこが問題なんだ。実は・・・」
出木杉はいしのどうくつでダイゴと出会い、
野生のハガネールが現れたことや、ダイゴがホウエン地方には
ない道具を持っていたことを話した。
「マジかよ・・・」
その話を聞いてジャイアン達は驚いた。
「つまりこの世界は必ずしもゲームには忠実ではないって
ことなんだよ。」
「じゃあ何か!?ジムリーダーがレックウザを使ってきたり、
野生のミュウツーが現れたりすることもあるっていう事かよ!?」



「まぁ・・・可能性はなくもないね。それでドラえもん、
一体何が原因でこういうことが起こってるんだろう?」
出木杉はドラえもんに聞く。
「分からない・・・でも僕、何か大事なことを忘れてる気が
するんだ・・・」
「おい!大事な事って何だよ!」
ジャイアンがドラえもんを怒鳴る。
「それが思い出せないから困ってるんだよ!」
「じゃあ早くそれを思い出せよ!」
ジャイアンとドラえもんが口論になるが、それをのび助が
止める。
「2人とも、やめなよ。喧嘩したってしょうがないよ。それより今は
ムロジムに挑戦することを考えようよ。」
ドラえもんとジャイアンが納得する。
「それもそうだね。」
「そうだな。ここで喧嘩しててもしょうがないよな。
じゃあみんな、ムロジムに挑戦しようぜ!」
「おお!」
色々と不安が残るがとりあえず彼らは先に進むことにした。



のび助 ジュプトル♀LV20(はたく、種マシンガン、吸い取る、電光石火)
    ドクケイル♂LV18(体当たり、守る、毒針、念力)
    ココドラ♂LV11(体当たり、固くなる、泥かけ、頭突き)
ドラえもん サンド♂LV20(乱れひっかき、スピードスター、砂かけ、毒針)
      グラエナ♀LV18(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く)
      イシツブテ♂LV10(体当たり、丸くなる、泥遊び、ロックカット)
しずか ワカシャモ♂LV23(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ)
    キャモメ♀LV19(水の波動、水鉄砲、超音波、翼で打つ)
    ヤミラミ♀LV10(にらみつける、ひっかく、みやぶる、ナイトヘッド)
ジャイアン ドガース♂LV20(自爆、体当たり、スモッグ、ダメ押し)
      マリルリ♂LV19(体当たり、丸くなる、水鉄砲、転がる)
      マクノシタ♂LV10(体当たり、砂かけ、突っ張り、当て身投げ)
出木杉 ヌマクロー♂LV25(泥爆弾、泥かけ、水鉄砲、マッドショット)
    エルレイド♂LV25(念力、剣の舞、インファイト、切り裂く)
    ゴルバット♀LV22(翼で打つ、怪しい光、噛み付く、鋼の翼)
    ハガネール♂LV30(岩石封じ、砂嵐、ロックカット、叩きつける)