ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

その48

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のび太「見たこともないポケモンだけど・・・
どうして弱ってるんだろう・・・」
???(・・・けて・・)
のび太「!?」
???(・・助け・・・て)
誰もいないはずの部屋に突如謎の声が上がった
のび太「も、もしかして・・・君が喋ってるの!?」
カプセル内のポケモンは力なく首を縦に振った
のび太「よ、よし!今助けてあげる、待ってて」
力任せにカプセルを開けようとしたが頑丈にできているためビクともしない
???(あのコンピューターの・・スイッチを押して・・・)
のび太「わ、解ったよ・・・え~と、スイッチが多すぎて解らない・・・
ええい!適当に押そう!」
100個近くあった多数のスイッチをのび太は全て押した
するとカプセルは開いた、その代償としてコンピューターは
煙を上げていたがのび太は気にも止めない
???(ありがとう・・ございます・・・これで何とか・・)
するとそのポケモンは体から眩い光を発し、部屋中を光で包んだ
のび太「ま、眩しい!何やってるの!?」
ポケモンはその質問には答えず、変わりに真っ白な光を放つのを止めた
そして・・・のび太の目の前にはいつの間にか傷が癒えた
そのポケモンが宙に飛んでいた
のび太「ななな、何今の!?君は一体何ポケモン?名前は!?」
仰天するのび太と対照的に、そのポケモンは静かに言った
ミュウ(ミュウ・・・と呼ばれていました・・・
今では誰も私の名など口にしませんが・・・)
謎のポケモンの名はミュウ、のび太は知らないが
このゲームには存在しないはずの幻のポケモンだ
明らかにおかしいこのシナリオ
またこの世界の設定が崩れているのにまだ誰も気付いてはいなかった・・・



のび太(ミュウ?・・・聞いたこともないな・・・本当にポケモン?
人語喋ってるし・・・)
ミュウ(ええ、本当にポケモンですよ、随分昔に人目を避けるようにしたので
知らなくて当然でしょう)
のび太「え!?何で考えていたことを・・・」
ミュウ(好きで身に着けた能力じゃないんですが・・・
産まれつき覚えてた技です)
のび太「そ、そうなんだ・・・」
あまりに怪しいポケモン、のび太は警戒していたが
心の何処かで興味心を抱いていた
のび太「じゃあさ、何で人語を喋れるの?・・・君ポケモンなのに何で・・・」
ミュウ(これは喋ってるわけじゃないんです、
貴方の心に貴方の解る言葉で伝えています・・・ところで貴方の名は?)
のび太「僕は・・・野比のび太、のび太だよ」
ミュウ(のび太さん、一つ私の話を聞いてはくれませんか?・・・
貴方に関わる話でもあります)
のび太「僕の話・・?聞かせてくれないかな」
ミュウ(のび太さん・・・今この世界に破滅が近づこうとしています)
のび太「破滅って?」
ミュウ(この世界を滅ぼす何かが起ころうとしているんです・・
のび太「何かって?・・・何でそんなことが解るの?」
ミュウ(私は近い未来を知ることができるんです、ですが何がこの世界を
滅ぼそうとしているのかは解りませんでした・・・)
のび太「ちょっと待って・・・近い未来ってのはいつ頃なの?
ひょっとして今すぐとか・・?」
ミュウ(それはありませんが近日中・・・と言ったところでしょうか、
これもよく解らないんです・・・)
のび太「それで・・・それでこの世界が滅ぶのと僕がどう関係するの?」
ミュウ(のび太さん・・・貴方はこの世界を滅ぼそうとする巨大な力に
巻き込まれ・・・死んでしまうんです)
のび太「な・・・」
あまりに衝撃の発言を前にのび太は一瞬口をつぐんだ、
構わずミュウは話を続ける
ミュウ(貴方だけじゃない、貴方の友人の方々もその破滅の力の前に
命を落としてしまう・・・そして世界は全ての生き物が死に絶える・・・)
のび太「そんな・・・」
絶望のあまり言葉を失うのび太、そんなのび太を気遣うように
ミュウが話しを更に続ける
ミュウ(安心してください、未来を変えることができる人物が一人います・・・
のび太さん、貴方が生き延びることで未来は変わるんです)



のび太「どういうこと!?僕はその破滅の存在に殺されるんでしょ?
じゃあ僕が生き延びたって結果は同じじゃ・・」
ミュウ(・・・すみませんが詳しくは説明できません・・・ただ、)
のび太「?」
ミュウ(貴方が生き延びることで何か未来は変わるはずです・・・
私の予想ですが・・・)
のび太は汗をかきながら考え出した
普通の人間なら笑い飛ばして腹を抱えるだろう
だがのび太は何故かミュウを疑わなかった
こののび太と言う男にしか解らない直感的な何かを感じ取ったのだろう
そして決断した
のび太「君の話を信じるよ、それで僕は何ができるの?」
ミュウ(ありがとうございます、まずは私に貴方の能力を見せてください、
話はそれからです)
のび太「能力?」
ミュウ(はい、私の考えが間違ってなければ貴方は破滅の存在を
上回る能力を持ってるはずです・・・それを見せて欲しいんです)
のび太「でもどうやって・・・」
ミュウ(簡単です、私を連れて行ってください、
しばらく一緒にいれば貴方がこの世界の救世者なのか否か解ります)
のび太「・・・解ったよ、じゃあこの空のモンスターボールに入って」
ミュウ(では・・・これから少しの間よろしくおねがいします)
のび太「一つ良いかな?」
ボールに入ろうとするミュウを止めた
のび太「何で僕がこの世界を救うことができると予想したのか・・・教えて」
ミュウ(何で・・・でしょうね、自分でもよくわかりません・・・でも)
静かに目を瞑り、話を続ける
ミュウ(貴方は私の話を疑わず聞いてくれたでしょう?
そんな汚れ無き白い心に惹かれたのかもしれませんね・・・)
そう言い終えるとボールの中に入っていった
ただ単純なのび太の性格かもしれない
果たしてミュウの予言通りのび太は死ぬのか?
それとも生き延びて破滅の手からポケモン世界を守れるのか?
遠くない未来で明かされることになるだろう・・・



のび太達がポケモン屋敷に入った頃、ジャイアン&スネオは、
スネオ(どうすれば良いんだ・・・)
隠し切れない笑みを零すジャイアンと対照的にスネオは悩み悩んでいた
ジャイアン「お、見えてきたぞ、ポケモン研究所だ!」
スネオ「ほ、本当だねジャイアン」(やべえ!このままだと殺される)
遂にスネオの恐れていた事態が起こってしまった
このまま研究所に行けばジャイアンは貝の化石を石ころと気付き
スネオを殺すだろう
次の手に戦ってジャイアンを撒くという方法もあったが
今のスネオには不可能である
根性ブリーフをかぶったジャイアンは無敵だ、
スネオが何をしたって負けは見えている
それに下手に攻撃など仕掛けたら何をしでかすか解らない、
最悪殺される可能性もある
どちらに転んでも結果は昇天だと思うとスネオは泣きたくなってきた
そうこうしている内に研究所の中に入ってしまった
スネオ(どうする・・・何か策は・・・そうだ!)
突然スネオが足を止めた
スネオ「ジャイアン、僕トイレに行きたくなっちゃった・・・先に行ってて」
ジャイアン「何だよまたお漏らしか?
よく毎度毎度そうお漏らしができるな・・・じゃあ先行ってんぞ」
呆れたような顔でスネオを見て行ってしまった
スネオ「・・・おのれゴリラめ!!僕がお漏らしなんてするか!
今までのは少しちびってただけだ!」
ジャイアンが去ったのと同時にスネオが怒り叫んだ
同時にどんなに叫んでも過去にお漏らしをしたと言う事実が
覆せないと解ると余計怒りがこみ上げてくる
しばらく今まで溜まっていた愚痴を叫ぶだけ叫び、やっと怒りも収まってきた
スネオ「はぁはぁ・・・ふん、まあ良いさ、
あのゴリラはまんまと僕の策にはまってくれたしな」
冷静さを取り戻したスネオは作戦決行し、トイレではなく
適当に見つけた部屋に身を潜めた



ジャイアン「邪魔すんぞ!化石を復元してくれえ!」
先に進んでいたジャイアンは化石復元室に到着、勢い良くドアを蹴り開けた
中にはポカンとジャイアンを見る博士が一人
博士「何だね君は?此処は相撲部屋じゃあないんだが・・・」
ジャイアン「黙れ老いぼれ、まだ冥土には旅立ちたくねえんだろ?」
棲ざましい形相で詰め寄る謎のゴリラ少年
人生の経験という奴でこれだけは解った、絶対逆らってはいけないと
博士「コホン・・・失礼した、それでここに何の用だね?」
ジャイアン「これの復元を頼むぜ」
ジャイアンの両手にはそれぞれ甲羅の化石、
貝の化石(石ころ)が握られている
博士「ほう!これは甲羅の化石だ!よし、今復元してあげよう」
そう言うと甲羅の化石だけを受け取り、復元機に持っていった
ジャイアン「おいコラ!こっちの貝の化石は目にはいらねえのか!?」
博士「はあ?何言っとる、そりゃあただの石ころだ、
何に復元しろと言うんだね?」
ジャイアン「い、石ころだと?そんな馬鹿な話があるもんか!
これはスネオが・・・はっ!」
筋肉になりつつあるジャイアンの脳でも遂に騙されていたと気が付いた
ジャイアン「あのお漏らし常習犯め!!ふざけやがって!
バラバラに引き裂いてやる!」
顔を真っ赤にして叫んだかと思うと、次にはドアを殴り開け
外に出て行ってしまった
多分次ぎ手荒に扱えば間違いなく壊れるだろう
ジャイアン「殺してやるぞスネオおおお!!!」
猛然と廊下を走りぬけ、トイレ目指して突撃する
スネオ「へへっ!簡単に騙されるなんて相変わらず間抜けだな、
じゃあそろそろ行こうかな」
一つの部屋に潜んでこの状況を見ていたスネオは急いで復元室に向かった
スネオ「あいつのことだから死ぬまでトイレを探してるんだろうなw
その隙に僕はこの貝の化石を復元させてもらうよ」
薄ら笑いを浮かべて貝の化石を見つめていた



ジャイアン「出てきやがれスネオ!よくも騙したなああああ!」
無人のトイレで吠え立てる、当然中には誰もいない
ジャイアン「くそ!もぬけの殻か・・・うおおお!!!」
悔しさのあまり便器に八つ当たりし、全ての便器を破壊して正気に戻った
ジャイアン「くっ・・・スネオは何処に逃げた・・・?あいつが行く場所は・・・」
最近根性ブリーフをかぶるとき意外滅多に使わない頭をめいいっぱい使い・・・
残念ながら何も思い浮かばなかった
ジャイアン「ええい考えるなんて面倒くせえ!探せば見つかる!」
結局ジャイアンはジャイアンだった
再び風のような勢いで研究所を走り、探し回った
その頃スネオは・・・
博士「こんどは貝の化石か、今日はよく化石の復元依頼が来るのお」
スネオ「はっはっは!あの単細胞ゴリラまだ探してんのかな、
まったくおめでたい奴だよ!」
一人高笑いを上げていた、博士も可哀想な目でスネオを見守っている
スネオ「本当馬鹿だよねwあんな学力じゃあ将来はサーカスのゴリラ役かな?
ははははwww」
上機嫌のスネオ、だがその一時の幸せもすぐに崩れ去ってしまう
突如ドアを体当たりをしてぶち壊す蛮人が現れた、誰であろうジャイアンだ
スネオ「な・・何故此処が・・・」
ジャイアン「はあ・・はあ・・廊下を歩いてたモヤシに聞いたのよ、
狐顔の子供が復元室に行ったってな」
スネオ「くそ、完璧な策だったのに・・こっ・・・殺される・・・」
ジャイアン「当たりめえだ!覚悟しろ雑魚野郎!」
博士「ああああああああああ!!!!!」
復元機の隣でこの状況を見ていた博士が突如叫んだ
博士「き、貴様!その石版を壊しおったなあ!!!」
言われて見ると確かにジャイアンの足元には
石版だと思われる残骸が転がっている
博士「そ、それは博物館から預かってる大切な物なのだぞ!
どうしてくれるんじゃあ・・・」
泡を吐いて気絶してしまった、余程の値打ち物に違いないのだろう
だがジャイアンには関係ない、どんなに珍しい石版も
彼から見ればただの石に過ぎないのだ



ジャイアン「へっ!何だあの老人!勝手に気絶してやがる・・・
うん?ひょっとしてまたやっちまったのか!?」
やっと理性を取り戻したジャイアンは知らぬうちに
自分がまたやってしまったことに気が付いた
またあの恐怖が脳を過ぎる、母ちゃんの次に恐ろしいもの、追っ手(警察)が来る!
手の振るえが止まらなくなったジャイアンはよく解らない行動にでる
机の上に置いてあったガムテープを無造作に取り出し
それで博士の手足を拘束し、念の為口にもガムテープを貼り付けると
ロッカーに詰め込んだ
最後に石版の残骸をかき集めてゴミ箱に捨て、ジャイアンの証拠隠滅作戦は終了した
何も隠滅してないがジャイアンは満足そうな顔だ
だが、それを嘲笑う男が居た、スネオだ
スネオ(これは・・・使えるぞ!ジャイアンめ墓穴を掘ったな)
息を切らすジャイアンにスネオが悪魔の囁きを耳打ちした
スネオ「ジャイアン、こりゃあ大変だねえ」
ジャイアン「う、うるせえ!それより覚悟はできてんだろうな!」
スネオ「おっと、僕に手を上げて良いのかな?僕は今の出来事を見た証人だよ?」
ジャイアン「うっ!・・・お前、俺様を脅迫するつもりか!」
スネオ「さあどうだろうねw、で・・どうする?」
ジャイアン「・・・頼む、誰にも言わないでくれ」
膝を地面につき、額を擦り付けた
スネオ「ははっ、こりゃ良いや、これからは僕の付き人になるんなら黙ってても良いぜ」
ジャイアン「わ、解った!付き人でも下僕でもやるから勘弁してくれえ!」
スネオ「ははははw笑いが止まらないよ!」
2人は復元したポケモン、カブトとオムナイトを手に入れ部屋を後にした
こうしてスネオとジャイアンの立場は一気に逆転、新鮮なコンビに生まれ変わった



のび太   ギャラドス(レベル50)、ライチュウ(レベル45) 、オコリザル(レベル43)、カビゴン(レベル44)、フリーザー(レベル50)、ミュウ(レベル?)
ドラえもん ラッタ(レベル56)、ペルシアン(レベル53)、オニドリル(レベル50)、サンドパン(レベル53)、ラッキー(レベル41)
ジャイアン リザードン(レベル60)、ウツボット(レベル51)、カイリキー(レベル46)、サイドン(レベル44)、ドククラゲ(レベル37)、カブト(レベル30)
スネオ   カメックス(レベル59)、ゴローニャ(レベル49)、キュウコン(レベル46)、モルフォン(レベル42)、ストライク(レベル41)、オムナイト(レベル30)
しずか   フシギバナ(レベル75)、プクリン(レベル66)、ピクシー(レベル64) 、ドードリオ(レベル63)、ナッシー(レベル61)、ラプラス(レベル55)
出来杉  死亡?



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