ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

その41

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nobita_in_pokemon

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司令室では高笑いを上げながら椅子に座っている出来杉がいた
出来杉「はははは!ここまで予定通りに事が運んでるぞ、次はボスからの連絡を待つだけだな・・・」
自分の思い通りに事が進み、喜びを隠せずにいた
出来杉の笑いが響く部屋に息を切らした下っ端が走ってきた
下っ端「か、幹部殿!4人の子供達が逃げ出しました!」
出来杉「何だと!?」
突然の予想外の出来事に出来杉は言葉を失った
出来杉「な、何故だ、牢に閉じ込めたのだろう?奴等のポケモンは全滅させた・・手落ちは無いはずだ!何故逃げられた!?」
下っ端「そ・・それが・・・」
言いにくそうに下っ端が説明した
下っ端「牢は奴等を前に閉じ込めた時に壊されてしまったので・・・代わりにその・・倉庫室に閉じ込めてしまって・・」
出来杉「倉庫室?・・・つまり保管していたアイテムを逆手に使われたと言うことか・・馬鹿な・・・」
しばらく落胆していた出来杉は眼を怒らせ下っ端に怒鳴りつけた
出来杉「何で倉庫室なんかに閉じ込めたんだ!他に牢の代わりをする部屋などいくらでもあるだろう!」
下っ端「も、申し訳ございません・・」
出来杉「少し考えれば解るだろう・・・くそ、こんなミスで予定が狂うとは・・」
机に顔を伏せ頭を抱えて苦悩した
出来杉(どこまで間抜けなんだこの組織は!・・やはり僕一人入ったところでロケット団は壊滅させられる運命なのか・・・?・・いや!)
顔を挙げ勢い良く椅子から立ち上がった
出来杉(この組織は根っこから腐ってる、だったらやることは一つだ・・・僕がそれをすればロケット団は・・)
ここまで考え、下っ端に命令を下した
出来杉「ガキは私が始末する・・お前等は逃げられないよう出口を固めろ、それからアンズさんを呼んできてくれ・・すぐ頼む」
下っ端「は、はっ!」
命令を聞き終え下っ端は急いで司令室で出た
出来杉「面倒掛けさてくれるな・・・この組織は・・」
ボソッと口にし出来杉も部屋を出た



脱走に成功した4人は・・・
ジャイアン「出来杉の野郎出て来い!こんどこそ倒してやる!」
スネオ「冗談じゃない、またやられるに決まってるだろ・・・会わないことを願うよ」
4人はシルフ内を走りドラえもんが囚われている部屋を探していた、すると・・・
出来杉「そこまでだ、君達」
ジャイアン「出来杉!それにコスプレ姉ちゃんまで!」
アンズ「この餓鬼拙者を馬鹿にしているのか!?」
4人の背後から出来杉とアンズが現れた
出来杉「馬鹿な下っ端に救われたね、でも逃げるのはここまでだ、また牢に入ってもらうよ」
スネオ「くそ!言ってる矢先にこれか・・・どうやら戦いは避けられないらしい・・」
出来杉「物分りが良いね、その通りだよ、また痛めつけてやろう・・行けカイリュー!」
ジャイアン「さっきみたいには行かないぜ!ウツボット、はっぱカッターだ!」
出来杉「進化しているだと!?・・・まさか!」
理解した出来杉に追い討ちを掛けるようにスネオが言った
スネオ「いや~お前のところの組織は親切だな、わざわざ進化の石のある部屋に閉じ込めてくれるんだから」
スネオもキュウコンを出し言った
しずか「さあ私達も攻めるわよ!」
出来杉「させるか!アンズさん、そいつ等を頼みます」
アンズ「承知!」
スネオにしずかはアンズに抑えられた
出来杉「さあ君等は僕が相手だ、来い」
ジャイアン「望むところ!ギタギタにしてやる!」
こうして戦いの幕は開かれた



出来杉「さあ行くよ、カイリュー!破壊光線だ!」
ジャイアン「くそー!耐えろウツボット!」
強力な破壊光線をウツボットはなんとか耐えた
ジャイアン「危ねえぜ・・おいのび太!お前もポケモン出せ!」
のび太「う、うん!行けライチュウ、10万ボルト!」
攻撃をしてみたも、やはりカイリューは全然堪えていない
出来杉「進化してもこれが限界か、すぐに牢に逆戻りにさせてやる!カイリュー」
のび太「させるもんか!ライチュウ、電磁波だ!」
出来杉「何!」
隙を突かれたカイリューは麻痺状態にさせられた
ジャイアン「よし今だ!のび太、同時に行くぜ」
のび太「うん!ライチュウ、行けえ!」
ウツボットとライチュウは同時に一撃を加えた、が・・・
のび太「き・・効いてないみたい・・・」
出来杉「雑魚が群れても効果なし、虚しいねえ」
ジャイアン「くそ!とにかく攻撃だ!」
連続で攻撃するもダメージはたいして与えられない
出来杉「小賢しい!破壊光線だ!」
のび太「うわああああ!」
2人は破壊光線の衝撃で吹き飛ばされた
ジャイアン(まだ勝てねえのか!・・・しょうがねえ、使いたくなかったが・・これを使うか・・)
ジャイアンの手にはあの根性ブリーフが握られていた



一方スネオ達は・・・
スネオ「キュウコン!怪しい光だ!」
アンズ「くっ・・・ゴルバットが混乱状態に・・」
スネオ「今だキュウコン、影分身!」
いつものスネオ戦法が展開されていた、戦局はスネオ&しずか有利に進んでいる
スネオ「ケッ、大したことはないなあ、攻め続けろ!」
キュウコンはゴルバットに攻撃を開始した
アンズ「このままではいかんな・・・ゴルバット、黒い霧だ!」
スネオ「ぐわ!・・・くそ、目くらましのつもりか!」
しばらくして霧が晴れると驚きの場が披露された
スネオ「何!?混乱が直っているだと!」
そこには混乱状態が解かれ羽ばたいているゴルバットがいた、更に・・・
アンズ「ふふ・・・それだけではない、御主のキュウコンを見て見ろ」
スネオ「こ、これは!?」
キュウコンの積んだ影分身の効果も戻っていたのだ
アンズ「黒い霧は敵味方の状態を元に戻す、御主のキュウコンの影分身もこれで無効よ」
スネオ「くそっ!」
せっかくの持久戦を無効化され歯軋りをして悔しがった
アンズ「同時に、そこでコソコソ成長を積んでいたフシギバナの特殊もこれで無効だ」
しずか「・・・ばれていたのね」
アンズ「当たり前だろ、拙者は忍びだ・・・拙者の裏を書くなど不可能なことよ」
戦局は一瞬で引っくり返されてしまった



再びのび太達の戦いに視界を移す
出来杉「な・・何をしてるんだ君は?恐怖のあまり気でも狂ったのかい?」
のび太「ジャイアン・・ついにあれをかぶったんだね」
ジャイアン「この姿になった以上、負けはない・・」
ジャイアンは遂に切り札、根性ブリーフを頭に纏っていた
もうそこに前のジャイアンは居ない、覚醒ジャイアンが出来杉と対峙していた
出来杉「何の趣味か知らないがこの状態でこんなことをするとは不愉快だ、潰してやる!カイリュー!」
ジャイアン「遅い!ウツボット、巻きつくだ!」
ウツボットのツルはカイリューに巻きつき動きを封じた
出来杉「小癪な!引きちぎれ!」
ジャイアン「無駄だ・・眠り粉!」
カイリューは眠り粉により眠らされた
出来杉「し、知らなかった、君がこれほど高度な戦いをできるなんて・・・」
ジャイアン「もう終わりか?なら次を出せ」
出来杉「良いだろう、僕も君の力を見たくなった・・次はこいつだ!」
投げたボールからはケンタロスが出てきた
ジャイアン「もう一度巻きつくんだ!」
出来杉「ケンタロス、地震だ!」
ウツボットのツルがケンタロスを捕らえる前に地震が繰り出された
出来杉「しぶといな、まだ体力が残っているか・・・だがもう一撃で倒れるかな?」
ジャイアン「くっ・・・仕方ない、ウツボット・・ソーラービームだ」
ウツボットは力を蓄えだした
出来杉「はっ!隙だらけだよ武君、これじゃあ攻撃してくれと言ってるようなものだ、ケンタロスやれ!」
ジャイアン「援護だ!サイドン、地震!」
出来杉「蹴散らせ、破壊光線!」
サイドンは破壊光線の一撃を受け難なくやられてしまった
ジャイアン「サイドン助かったぞ、お前のおかげでウツボットの攻撃準備が整った」
出来杉「しまった!ケンタロス、地震を・・・」
ジャイアン「もう遅い!ソーラービームだ!」
ウツボットの放った強力なソーラービームはケンタロスに直撃した



ジャイアン「やったか?・・・」
ソーラービームは直撃した、だがケンタロスはよろけながらも立っていた
ジャイアン「く・・そ!」
出来杉「よく頑張ったね・・・でももう終わりにしよう!ケンタロス、地震!」
この攻撃でウツボットは倒れた
ジャイアン「くっ・・・次は・・」
出来杉「させない!破壊光線だ!」
ジャイアン「ぐわあああああああ!!!」
次のポケモンを出そうとするジャイアンに破壊光線が直撃し、ジャイアンは吹っ飛ばされ倒れた
出来杉「ふっ・・・ここまで僕をてこずらせるとは素晴らしいよ、でも・・やはり雑魚の足掻きにすぎなかったね」
気絶するジャイアンに吐き捨てるように言った
出来杉「さて・・そういえばまだ蟻が一匹残って居たね・・・」
出来杉の目先はのび太に向けられた
出来杉「蟻一匹逃がさないよ、ケンタロス!」
のび太「うわわわわ・・・どうしようどうしよう、ええーい!オコリザルだ!」
出来杉(ちっ、相性が悪いな・・・もし格闘技でも受けたら今のケンタロスは耐えられない・・なら!)
出来杉「影分身だ!」
ケンタロスは数回影分身を積み、回避率を大幅に上げた
のび太「こっちは・・・気合だめだ!」
出来杉「よく分からない行動をするな・・・攻撃がほぼ当たらないのに急所に当たりやすくしてどうする?」
のび太「確かに普通の攻撃はまず当たらない・・・でももし絶対当たる技があったら?」
出来杉「何!?まさか・・」
のび太「そうさ!スピードスターだ!」
オコリザルの繰り出すスピードスターは気合だめの効果で急所に当たり、ケンタロスは倒れた
出来杉「くっ!気合だめは一発で倒すためのものだったのか・・・おのれ!」
次のポケモンを出そうとした瞬間、出来杉の持っている無線が鳴った



出来杉「何だこんな時に!一体誰が・・・」
サカキ「私だ、出来杉」
出来杉「サ、サカキ様!」
出来杉の顔が変わる
出来杉「何のご用件でしょう?今侵入者の駆除で忙しいので・・・手短にお願いします」
サカキ「ふふふふ・・・解った、簡単に言おう、お前の欲しがっていたアレがやっと手に入ったぞ」
出来杉「え・・・本当ですか!?」
驚いたような顔をしているが次の瞬間にはニヤリと笑いは話を続けた」
出来杉「解りました・・今そっちに行くので少々お待ちを」
サカキ「ん?忙しいのではなかったのかな?」
出来杉「大丈夫です、僕の代わりが居ますから・・・ではすぐ向かいます」
そう言い終えると無線を切った
出来杉「悪いねのび太君、急用ができた、すぐに行かなければ行けない・・」
のび太「に、逃げるの?」
出来杉「安心してくれ、君の相手は僕の代わりにこいつがするから・・・」
のび太「こいつ・・?」
出来杉は指を鳴らした、すると出来杉の背後に黒い影が現れた
???「お呼びでしょうか・・・」
出来杉「来たか、あの眼鏡の相手を頼む・・・僕はボスの元へ行くからこの場を離れるぞ」
???「はっ!」
そう言い、出来杉はその場を去った
のび太「退いてくれ!出来杉を追わなきゃ・・・え!・・君は・・まさか」
出来杉が呼んだ者を良く見たのび太はそこに信じられない人物を見た
のび太「・・・ドラえもん・・?」
そこにはのび太の心友・・・ドラえもんが立っていた・・・



のび太   ギャラドス(レベル45)、ライチュウ(レベル43) 、オコリザル(レベル40)、スリーパー(レベル40)、カビゴン(レベル41)、メタモン(レベル39)
ドラえもん 手持ち不明
ジャイアン リザードン(レベル57)、ウツボット(レベル48)、ゴーリキー(レベル44)、サイドン(レベル42)、ガルーラ(レベル37)
スネオ   カメックス(レベル57)、ゴローン(レベル45)、キュウコン(レベル45)、モルフォン(レベル41)、ストライク(レベル41)
しずか   フシギバナ(レベル69)、プクリン(レベル55)、ピクシー(レベル54) 、ドードリオ(レベル53)、ナッシー(レベル52)
出来杉   サンダース(レベル61)、フーディン(レベル60)、ケンタロス(レベル58)、カイリュー(レベル58)、ゲンガー(レベル59)、スターミー(レベル57)
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