ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

その34

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nobita_in_pokemon

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ヤマブキ、シルフカンパニー内部

暗く冷たい部屋にドラえもんは監禁されていた
どれ程の時間経たのであろうか、ドラえもんは遂に目を覚ましたらしい
ドラえもん「う、う~ん・・・あれ?体が動かない・・・此処は?」
この場を動こうとしたが体が動かない、自分の体を見てみると四肢は鎖に拘束されており、胴体には無数の電気コードのようなものがついている
一体どういう状況なのか?ドラえもんが考えるよりも早く突然部屋の明かりがついた
ドラえもん「うわ!!眩しい・・」
幹部「ふっふっふ・・お目覚めかな?」
部屋にはジャイアン達との戦いを終えて帰ってきた幹部が笑いながら入ってきた
ドラえもん「君は・・・此処はどこなんだ!?僕を放せ!」
幹部「此処はシルフカンパニー、ロケット団新アジトだ」
ドラえもん「ロケット団?・・・そうだ!僕は確かのび太君に会ってから気を失って・・」
幹部「あれはのび太に変装したロケット団の忍びだ・・・貴様を連れてくるために小細工をしたのだ」
ドラえもん「僕をどうするつもりだ!」
幹部「貴様はこのポケモン世界に皆を連れてきた張本人・・・私が動くのに何かと邪魔になるのでね、捕らえさせてもらったよ」
ドラえもん「そうか・・君は6人の内の誰かなんだよね」
幹部「もう黙っている必要もない・・・貴様には正体を明かしておこう」
そう言うと深くかぶっていたロケット団員用制服の帽子を脱ぎ捨てた
ドラえもん「君が幹部だったのか!」
幹部「そうだ」
ドラえもん「何でロケット団に味方するんだ教えてくれ!」
幹部「良いだろう・・・」
幹部はこれまでの緯線を説明した



幹部「私はあるとき思いついたのだよ、この世界と現実世界は異次元の世界で繋がっている・・・この世界に来る時がそうだったからな」
ドラえもん「そうだよ、異次元ホールを通ることがこの世界への唯一の通行手段だからね」
幹部「その異次元に繋がる穴を私は自ら作りだしたのだよ、ポケモンの力でな」
ドラえもん「何だって!?」
幹部「ポケモンの強力な攻撃で空間に穴を開けることができたのだ、だがその時の私のポケモンでは力不足、かなり小さな穴しか開けることができなかった・・そこで思いついた」
ドラえもん「ロケット団の力を使って空間に穴を開けたのか・・・」
幹部「そうだ、ロケット団なら強力なポケモンもいるだろう、実験でポケモンの戦闘力を上げる事もできる・・・だからロケット団に入隊した」
ドラえもんは黙って幹部の話を聞いている
幹部「そして成功した、私が通れる程の穴を開けることができたのだ!そして現実世界に戻り少し細工をさせてもらったよ」
ドラえもん「まさか設定が勝手に変わっていたのは・・・」
幹部「私が変えてきたのだ、私に都合が良いようにな」
ドラえもん「結論を聞かせてくれ!設定を変えてまでしてこの世界でどうするつもりなんだ!?」
幹部「それは詳しくは説明できない・・・ただ言える事は一つある」
ドラえもん「?」
幹部「私を抜いた5人はこの世界をゲームでよく知っている、だからこれからの私の行動に邪魔になる・・・悪いがあいつらはこの世界で消えてもらうよ」
ドラえもん「その手始めが僕だったのか・・・」
幹部「ご名答、そのとおりだよ・・・もう奴等の抹殺計画は結構されている、現にスネオも今このシルフカンパニーに幽閉している」
ドラえもん「何てことを・・・」
幹部「これで二人は消えたわけだ・・・のこり3人も近いうちに消し去る」
ドラえもん「そうはさせないぞ!早く僕を放せ皆が危ない!」
幹部「少し喋りすぎてしまったかな、ふっふっふっふ・・・起きて早々で悪いがまた眠ってくれ」
最後にそう言うと手元にあるスイッチを押し幹部は部屋を去って行った
ドラえもん「うわーーーーーー!!!」
スイッチを押した瞬間ドラえもんの体中についていた電気コードから電気が流れドラえもんを感電させた
あまりに多くの電気を浴び、ドラえもんは再び気絶した・・・



一方ジャイアン、のび太は出来杉としずかをこの場に集めていた

しずか「何なの?いきなり呼び出して」
出来杉「また何かあったのかい?」
ジャイアン「へっ、とぼけんな!さあどっちが幹部か白状しろ!」
二人「?」
のび太とジャイアンは二人に今あったことを話した
出来杉「また幹部か・・・」
しずか「スネオさんにドラちゃんもさらわれたのね」
ジャイアン「だがこれでハッキリする、俺様とのび太は幹部と戦った張本人、スネオにドラえもんはロケット団に囚われの身・・・お前等のどっちかが幹部で間違いないだろ」
ジャイアンの説明を聞き出来杉が始めに口を開いた
出来杉「僕はそう思わないな~」
ジャイアン「何だと!?」
出来杉「まずスネオ君だけど、君はスネオ君が倒されたところしか見てないんだろ?だったら彼だって白とは言えないよ」
ジャイアン「どう言うことだ?」
出来杉「戦っていた現状を見てない以上自分のコピーか何かを使って自分を幹部の正体の選択しから消そうとした可能性だってあるんじゃないかな?」
ジャイアン「だがスネオはポケモンタワーで俺達と一緒に幹部と戦った!」
出来杉「それ自体が偽者だった可能性もあるだろ?あのスネオ君の性格ならそれぐらいやると思うんだ」
この理論にジャイアンは簡単に丸め込まれてしまった
出来杉「同じ事はドラえもんにも言えるね、君達はドラえもんの立体映像を見ただけ、本当かどうかなんて断定できないよ」
のび太「ドラえもんはそんな奴じゃない!」
出来杉「僕は可能性を述べてるだけだよ、そんなに怒らないでくれ」
ジャイアン「だったら一体誰が・・・」
静まり返る雰囲気のなかしずかが言った
しずか「もう犯人探しは止めにしない?この前も結局結論はでなかったじゃない、今回も同じよ」
ジャイアン「何暢気なこと言ってるんだよしずかちゃん!俺達だってまたいつ襲われるか解らないんだぜ?」
しずかはやれやれと言った顔で話を続けた



しずか「別に議論することじゃないわ、私達は皆ピンクバッチを手に入れている・・だったらつぎに私達が向かう場所は何処?」
ジャイアン「ヤマブキだ・・・」
しずか「そう、でもヤマブキはロケット団に侵略されていてジムに入れない、だからシルフカンパニーに行き嫌でもロケット団を壊滅させなきゃいけない」
ジャイアン「・・・あ!」
しずか「やっと理解したようね、そう、シルフに行けば幹部もいるスネオさん達もそこにいる・・・議論しなくても行く場所は決まってるのよ」
のび太「よ~し!だったらすぐヤマブキに行こうよ!」
しずか「待ちなさい馬鹿猿、さっき幹部にやられかけた人たちが今行って勝てるの?」
のび太「それは・・・」
しずか「無理よね、だったら大人しく私の話を聞いて」
のび太「うん・・」(しずかちゃんさりげなく馬鹿猿って言ったぞ・・)
しずか「まずロケット団本拠地に乗り込むんだから今の手持ちを鍛えておく必要がるわね・・10日もあれば十分かしら」
此処で出来杉がしずかの話を遮った
出来杉「待ってくれよしずかちゃん、君はゲームでもシルフに挑む前に10日も手持ちを鍛えたのかい?」
しずか「日数が多すぎると言いたいの?相手にはゲームでこの世界を知り尽くしてる幹部がいるのよ、普通に挑めば返り討ちになるに決まってるわ」
出来杉「なるほど・・・」
ジャイアン「もっと作戦を立てておいたほうが言いみたいだな、よし!もっと決めておこう!」
こうして4人の知恵を出し切り(ジャイアンとのび太は戦力外通告)作戦は次のとおりになった

  • ヤマブキには10日後に4人で乗り込む(それまで各自修行)
  • ジャイアンとのび太、しずかと出来杉に別れ二人一組で別々の入り口からヤマブキに入る
  • ジャイアン達は東門(シオン方面)、しずか達は西門(タマムシ方面)から進入
  • 警備員への飲み物はジャイアン達が担当
  • 別々に進入した後はシルフ前で合流、全員でシルフに突入

出来杉「これで良いんじゃないかな」
しずか「じゃあさっそく各自修行に行きましょう」
ジャイアン「よしのび太来い!俺様が鍛えてやる!」
のび太「ええ!?ちょ、ちょっと」
こうして4人は打倒幹部のためそれぞれの決意を胸に修行を開始した



ヤマブキ東郊外

ジャイアンとのび太は此処でシルフでの決戦のため、手持ちのレベル上げに励んでいた
既に5日経過しておりジャイアンの手持ちはかなりレベルが上がっていた
この突然のレベルの向上はジャイアンの特別修行の成果にあった
この男は自ら手持ちのポケモンと戦い経験地を上げるという掟破りのレベル上げ法を行っていたのだ
ジャイアン「オラ掛かって来いゴーリキー!俺を殺すつもりで来い!」
その言葉どうりゴーリキーは本気でジャイアンに殴り掛かった
ジャイアン「ま、待て!もう少し手加減しろ・・ウッ!ぐわ!死ぬうううう!!!」
僅かに微笑みを浮かべながらジャイアンを殴るゴーリキー、日ごろの恨みでもあるのだろうか?
しかしこのジャイアンの体を張った特訓の成果でジャイアンの手持ちのポケモン達は数10レベル以上上がっていた
ついでにジャイアンの戦闘力も16から160に上がっていた(スカウター測定)
因みに一緒に修行をしていたのび太はこの特訓に着いて行けず1日で半死状態になり今は違う場所で一人で特訓している
ジャイアンは食事も睡眠もとらず、限られた時間をフルに使いきっていた
そして5日目の夜
ジャイアン「はぁ、はぁ・・・まだだぜ、俺と俺のポケモン達はもっと強くなる、もう幹部なんかに負けるもんか・・・」
この前の幹部との勝負で手持ちを全滅させられたのがよほど悔しかったらしい、これが彼の決意でありこれまでの行動だった
ジャイアン「もう誰にも負けない!こんどこそ幹部をぶっ潰してやる・・・俺様はジャイアン!ガキ大将だ!!!」
夜中の暗闇の中、ジャイアンは無数の星が輝く空に向かい吠え立てた



同時刻、ヤマブキ西郊外

しずか「ふう・・・今日の特訓はこんなところね」
出来杉としずかは此処を修行の場に選び共に特訓をしていた
しずか「それにしても・・出来杉さんは遅いわ」
この時出来杉はシルフでの決戦に備えタマムシに回復道具等を買いに出かけていた
しかし出かけたのは昼間のことだ、もう時刻は11時を回っており、かなりの時間が経っている
しずか「何かあったのかしら?・・・探しに行こうかしら・・・」
幹部「探しに出向く必要はないぞ・・・」
しずか「誰!?」
いつの間にかしずかの背後には幹部が立っていた
幹部「初めまして・・・と言っておこうかな」
しずか「初めて?あなたとはいつも会っているはずよ、あなたは6人の内の誰かなのだから」
幹部「ふっふっふっふ・・確かにそうだな、しかし幹部と名乗り貴様に会うのは初めてだからな」
笑いながらしずかを見つめている幹部にしずかは言った
しずか「これでハッキリしたわ・・・あなたの正体が」
幹部「ほう・・なら聞かせてもらおう、貴様の考えている私の正体を・・」
静まり返る空気の中しずかはハッキリと言い放った
しずか「出来杉さんなんでしょう?あなたの正体は」
再び会話は途切れ沈黙の雰囲気となった、しばらく黙っていた幹部は笑って言った
幹部「残念ながらその推理は外れだ・・・これが証拠になるかな?」
そう言うと幹部は指を鳴らした、すると遠くの暗い空からピジョットが飛んできて幹部の側で止まった
しずか「証拠は何処にあるの?早く教えてちょうだい」
幹部「ピジョットの掴んでいるものを良く見てみろ・・・」
しずか「これは!?」
ピジョットが足爪で掴んでいる傷だらけで気を失ってる人間は紛れもなく出来杉だった・・・



のび太   ギャラドス(レベル35)、ピカチュウ(レベル33) 、マンキー(レベル27)、スリーパー(レベル26)、カビゴン(レベル32)、メタモン(レベル28)
ドラえもん シルフカンパニーにて監禁
ジャイアン リザードン(レベル49)、ウツドン(レベル39)、ゴーリキー(レベル38)、サイホーン(レベル37)
スネオ   シルフカンパニーにて監禁
しずか   フシギバナ(レベル60)、プリン(レベル48)、ピッピ(レベル48) 、ドードー(レベル38)、タマタマ(レベル38)
出来杉   サンダース(レベル49)、バタフリー(レベル38)、フーディン(レベル40)、ケンタロス(レベル38)、ミニリュウ(レベル33)
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