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 何故ジャイアンがいないのか・・・・・・その理由は数時間前の会話まで遡らなければいけない。
ドラ「ではまず、どうやってロケット団と戦うかだけど・・・」
ジャイ「ちょっと待ってくれ!話があるんだ。」
ドラ「何だいジャイアン?言ってごらんよ。」
ジャイ「俺はこのロケット団の戦いに参加せず、この町に居ようと思う・・・・・・」
 全員が驚き、長い沈黙が続く・・・・・・静寂を切り裂くように口を開いたのは出来杉だった。
出来「剛田君、つまりそれは“逃げる”ということかい?」
ジャイ「違う!そんなんじゃない!」
 ジャイアンが顔を真っ赤にして反論する。

出来「じゃあ理由を説明してよ。このままじゃ皆納得がいかないだろうからね。」
ジャイ「わかった・・・・・・実は俺はロケット団に連れて行かれるとき、奴等の幹部を見たんだ。スネ夫は奴を“ミツキ”とか呼んでた。奴は俺をロケット団にスカウトした。」
全員「!(ジャイアンがロケット団に誘われていたなんて。)」
ジャイ「もちろん俺はその話を断ったさ、そして奴の怒りをかって捕まった。その時、俺は奴にビビって腰を抜かしていた。俺はそれが悔しかった!」
 ジャイアンが腰を抜かすほどの人物ミツキ。顔も知らないのに、皆は彼に恐怖を覚えた。
ジャイ「だから俺はここに残って、ここのジムや周辺で修行したい。そしてもう奴に、いや、誰にもビビらないように強くなりたいんだ!」
 ロケット団と戦うのに戦力を1人失うのはキツイ・・・・・・だがジャイアンの瞳に強い決意を感じ、彼らは4人で戦うことを決めた。
ジャイ「本当にすまない・・・じゃあな。」ジャイアンはセンターから出て行った。

 その後計画を立て、彼らは一晩をセンターで明かしてから朝コガネへ行き、今に至る・・・・・・という事だ。
 まずは計画通り、のびたが塔に入っていく。そのちょっと後にドラえもん、続いてしずかの順番で塔へ入る。出来杉は外の見張りで緊急事態には突入する。



 最初に塔に入り、現在3階で団員と戦っているのびたは昨日の会話を思い出していた・・・・・・

ドラ「それじゃあまずどうやって攻めるかだけど、だれか意見はないかい?」
すぐに出来杉が言葉を発した。
出来「4人で一斉に入っていくのはダメだと思うんだ。目立っちゃうし、一気に捕まえられたらおしまいだからね。」
ドラ「なるほど。じゃあどうやって入っていこうか・・・」
出来「まず1人が行き、しばらくしてもう1人、2人と行くのがいいと思うよ。残った1人は外で周囲の様子を見ながら緊急事態に備えるという事で・・・・・・」
ドラ「うん、いい案だ。それじゃあ、まず最初には入っていく人を決めなきゃならないね。誰かやってくれる人はいないかい・・・・・・」
 とたんに長い沈黙が訪れた。最初に行くのは一番危険で、リスクも大きい。誰だって抵抗があるのだ・・・・・・とその時、のびたが手を挙げた!
のび「あの・・・その・・・僕が・・・・・・僕が行くよ!」
 張り詰めた空気を切り裂いたその一言に全員が驚いた。まさかあの弱虫のびたがこの役目に立候補するとは思わなかったからだ。当の本人までもが驚いている・・・

 今ならのびたには何故あの時あんなことが言えたのか分かる。この冒険の様々な体験・・・・・・ジャイアンに負けて悔しかったこと、初めてジム戦に勝って嬉しかったこと、
しずかちゃんと旅できたこと、ポケモンたちが進化していったこと、海で溺れ死にそうになったところを仲間が助けてくれたこと・・・等の体験、そしてのびたを支えてくれるポケモンたちと仲間たちが自分に勇気をくれたのだ。
 皆の思いを胸に秘め進んでいくのびたは遂に最上階の5階まで辿り着いた。



294 名前:金銀物語 ◆AoT8KYCnWo [sage] 投稿日:2006/12/25(月) 20:55:39 ID:???
 ラジオ塔最上階、ここまで辿り着いたのびたの目の前に、局長と思われる太った人物が立っていた。
のび「局長さん!ご無事でしたか!」
局長「ん、君は?」
のび「僕は野比のびたと言います。あなたの味方です!早速ここから脱出しましょう。」

 すると突然局長が狂ったように笑い出した。
局長「ククク、ハーハッハハハ!ロケット団も落ちたものだな。こんなガキにここまで進入されるとは・・・」
のび「お、お前は何者だ!」
???「俺の名はゼンジ、ロケット団3幹部の1人だ!(まあ3人で一番格下なんだが)」
 局長の服を脱ぎ捨てたゼンジはロケット団のコスチュームをまとっていた。
のび「か、幹部だと!上等だ、いざ勝負!」
ゼン「ハハハ、俺にたてついたことことを後悔するがいい!」
 ゼンジとのびたの勝負が始まる。本当はここで戦うのはただの雑魚トレーナーだったことなど金銀未プレイののびたが知るわけない・・・・・・



 のびたはヨルノズクを、ゼンジはスリーパーを繰り出した。
ゼン「スリーパー、催眠術だ!」だがヨルノズクはまったく動じない。
のび「ヨルノズクは特性の“不眠”で眠らない、残念だったね。こっちも催眠術だ。」
だが、スリーパーも眠らない。そう、スリーパーの特性も“不眠”なのだ。
ゼン「ガキめ!さっきの言葉をそのままお返しするぜ。」

のび「くそ、ならエアスラシュだ。」だがあまり効いていない。
ゼン「スリーパーの特防の高さを知らないのか・・・金縛りだ!」
のび「金縛りだと、そんなぁ。」
ゼン「これで貴様のメイン技は使えない。毒ガスだ!」
毒ガスを浴びたヨルノズクは苦しんでいる。
のび「くそ、短期決戦に持ち込むしかないな・・・ヨルノズク、例のあれしかないぞ!」
ゼン「“例のあれ”だとぉ?何も起こらないじゃないか。やけでも起こしたかぁ?まあいい。その馬鹿がボーッとしてる間にサイケ光線で倒しちまえ!」

 のびたが言葉を発してから動かなくなったヨルノズクに何度もサイケ光線が何度もヒットする。毒のダメージもあってヨルノズクは倒れかけだ。だが、ヨルノズクがいきなり羽を広げ、不敵な笑みを浮かべた。すると、のびたも笑い出した。
のび「準備ができたようだね・・・行くぞ!ゴッドバードだ!」
ゼン「ゴッドバードだとぉ!まさかさっきまで力を溜めてたのか・・・」
 物凄いスピードでスリーパーに飛行タイプ最強の技が命中する。スリーパーは一撃で倒れ、ヨルノズクも溜まったダメージと毒のダメージで倒れた。ここまでは五分五分だ。



 続いてのびたはエテボース、ゼンジはマタドガスを繰り出した。
のび「早速行くよ。高速移動から、ダブルアタック!」2回目は急所に当たった。
ゼン「くそ、ヘドロ爆弾だ!」だが素早く動き回るエテボースにまったく当たらない。
のび「いいぞ!もう一度ダブルアタック。」
ゼン「くそ、ちょこまかしやがって。煙幕だ。」
煙幕でエテボースは視界を遮られ、慌てて動きを止めてしまった。
ゼン「今だ、毒ガス。」先程と同じくエテボースも毒状態になった。

のび「くそ、また毒か・・・」
ゼン「後は貴様のエテボースが毒で死ぬのを待つだけ!煙幕をもっとだせ。」
のび「(命中率を下げようということか)甘いね。スピードスターだ。」
 エテボースのスピードスターは煙幕の中のマタドガスに正確に命中する。
ゼン「(スピードスターは絶対必中の技・・・)くそ、小賢しい!」
のび「今ので場所がわかった、ダブルアタックだ。」
 この一撃でマタドガスは瀕死寸前まで追いやられた。
のび「よし、勝てるぞ。」
 だがゼンジは不適に笑っている・・・

のび「何がおかしい!ダブルアタックで止めを刺せ!」
エテボースが攻撃しに近づいてきた時、ゼンジは仕掛けた。
ゼン「今だ、大爆発!」
 眩い光が当たりを包む。光が消えた頃にには、どちらのポケモンも倒れていた。だが建物への影響はまったくない。
ゼン「安心しろ。威力を抑えてやったからな。この塔を壊すわけにはいかないし・・・」



 お互いもうポケモンは1匹しか残っていない。これが最後の勝負だ。
のび「ヤドキング、頼んだよ。」
ゼン「リングマ、出て来い。切り裂くだ。」
 先手をとったリングマの切り裂くが命中し、ヤドキングは半分程のダメージを受けた。
のび「な、なんて威力だ・・・のろいで能力を上げろ。」
ゼン「能力を上げてる暇なんてあるのかぁ?切り裂きまくれ!」
 のろいを使用してひたすらじっとしているヤドキングをリングマが容赦なくきりさいていく。ヤドキングは今にも倒れそうだ・・・

ゼン「ん、まだ死なねぇのか。しぶといな・・・・・・何!」
 ゼンジの前には無傷の元気なヤドキングがいた。ゼンジは驚愕した。
ゼン「そんな馬鹿な!あれ程攻撃したのに・・・」のびたが嬉しそうに答える。
のび「“眠る”で体力を回復させてもらったのさ。」
ゼン「なるほど・・・でも、なんでこんなに早く起きてるんだ!」
のび「この“カゴの実”を持たせていたのさ。こいつがあればすぐ起きられるからね。さぁ止めだ。ヤドキング、思念の頭突き。」
 のろいで攻撃力を上げまくっていたヤドキングの強力な技でリングマは一発KOされた。のびたの勝利だ!



ゼン「そ、そんな馬鹿な・・・この幹部の、幹部の俺様が!こんな小僧に!」
 そこにドラえもんとしずかも現れた。
ドラ・しず「のびた君!(のびたさん!)無事だったのか・・・」
 のびたはドラえもんとしずかに、ゼンジが局長に化けた幹部で、自分がゼンジを倒したことを説明した。幹部を倒したのびたを2人は誉めまくり、のびたはすっかり上機嫌だ。

 だが今やるべきことをのびたは思い出した。
のび「さぁ、話してもらうよ。本物の局長はどこにいるんだ!」
 のびたはゼンジを問いただした。意外とゼンジはあっさり話してくれた。
ゼン「どうせもう俺はここにはいられない・・・・・・よし、教えてやるよ。局長は現在コガネ百貨店の地下に隠されている。そこには地下通路の閉ざされた扉からしか行けない。もちろん鍵が必要だ。俺が持ってるのをやるよ。」
のび「なんかあっさり話してくれたね。鍵までくれて・・・よかったのかい?」
ゼン「ああ。俺も久しぶりにいい勝負ができて嬉しいし、敗者が勝者の言うことを聞くのは当然だ・・・・・・ってあれ?」
のび「どうかしたの?」
ゼン「・・・鍵が・・・・・・無い。たしかにこの団員服の尻ポケットに入れておいたはずなのに・・・・・・」
のび・ドラ・しず「な、何だってー!」

 3人が驚いている時、窓の外、ラジオ塔の入り口付近にはゲンガーと笑みを浮かべる出来杉の姿があった・・・
出来「ご苦労だったね、ゲンガー。さあ、早速泥棒なんていらない技は忘れて気合球を覚えようか・・・・・・」
 出来杉の手にはゲンガーから渡された地下通路のカギが握られていた・・・・・・



       現在の状況
のびた    ラジオ塔最上階
 手持ち ヤドキング(40)ヨルノズク(37)エテボース(38)
ドラえもん  ラジオ塔最上階
 手持ち ライチュウ(36)ラッタ(33)ヌオー(34)トゲチック(33)ウソッキー(32)
ジャイアン  チョウジタウンで修行中
 手持ち     ????
スネ夫            詳細不明
しずか    ラジオ塔最上階
 手持ち エーフィー(35)バタフリー(33)デンリュウ(34)キュウコン(33)マリルリ(31)キリンリキ(29)
出来杉    ラジオ塔入り口前
 手持ち〔前回と同じ〕 メガニウム(34)ピジョット(36)ゲンガー(36)フーディン(37)ブラッキー(33)

    ついでに今回出た敵のデータ
ゼンジ   ロケット団3幹部の1人、実力は3人で一番下。バトル好きの熱血漢
手持ち リングマ(38)マタドガス(41)スリーパー(36)



 少し前の事、のびたがゼンジと戦っていた最中、出来杉はゲンガ-に技マシンで「泥棒」の技を覚えさせ、その技を使ってゲンジから地下通路の鍵をこっそり盗み出した。
出来(とりあえず僕がいきなりカギを持っていて局長を助け出したら怪しまれるだろうな。ここは一度連絡をとって適当に報告しとくか・・・)
 そう思って出来杉はドラえもんのポケギアへ電話した。
ドラ「もしもし、ん、出来杉か。何の用だい?」
出来「実はさっきラジオ塔の近くでこの町の地下通路の扉の鍵を拾ったんだけど・・・」
ドラ「何だってー!あの幹部、尻ポケットなんかに入れておくから・・・ブツブツ。」
出来「何のことだい?」
ドラ「いやー、これには深い訳があって・・・・・・」

 ドラえもんは出来杉に、のびたが幹部のゼンジを倒した事や地下に局長が閉じ込められていること、ゼンジが尻ポケットに入れておいた地下通路の鍵を落としてしまった事、
そして今出来杉が持っている鍵こそがそのゼンジが落とした鍵であること等を説明した。出来杉は驚いたフリをしておいた。

ドラ「それじゃあどうする?皆で一斉に地下通路に乗り込むてもあるけど・・・」
出来「いや、君たちはさっきの戦いで疲れているだろう。特にのびた君は・・・だから、君たちはポケモンセンターで一度ポケモンを休ませてくるといいよ。地下通路は僕1人で行く。」
ドラ「ひ、1人で!大丈夫なのかい?」
 何度も不安がるドラえもんを強引に説得し、出来杉はなんとか1人で地下通路へ行くことに成功した。

ドラ「そういえば、何でそれが地下通路の鍵って分かったんだい?」
出来「え、ええとそれは・・・そうそう、鍵に“地下通路扉用”って書いてあったんだ。」
ドラ「ふーん、そうなの。ハハ、あの幹部らしいや・・・」
 ドラえもんはそれ以上の追求はしなかった。
出来(危ないところだったよ・・・)
 何とか危機を脱した出来杉は、地下通路へと向かった。



 地下通路の敵は出来杉の相手にならなかった。出来杉は物凄い勢いで地下通路を進んで行き、あっという間にコガネ百貨店地下倉庫にたどりついた。すぐ1人の団員が出来杉を発見した。
下っ端「む、何だ貴様は!」
この団員も20秒後にはやられてしまった。

 倉庫をアイテム回収しながら進んでいった出来杉は、遂に局長の下へ辿りついた。局長は縄で縛られて動けないようだ。
出来「局長さんですか!」
局長「フゴ、フゴフゴゴゴッ(口にガムテープを貼られている。)」
出来「待っててください。今縄をほどきますから・・・」
 局長は縄とガムテープから解放された。
局長「君、本当にありがとう!もうなんといったらいいか・・・」
出来「例を言うのはまだ早いですよ。局長室にまだ彼らの中心人物が残っているはずです。」
局長「驚いた!何故それを知っているんだい?」
出来「それは“秘密”ということで・・・(まあゲームで知ってるからね。)」
局長「まあいい。では、私はどうすればいいんだ。」
出来「騒ぎが収まるまでここにいてください。とりあえず奴等のところへ行くためにカードキーを頂きたい。」
局長「わかった。ではこれを・・・」
 カードキーを受け取った出来杉はラジオ塔へと走っていった。

 1人残された局長は先程の事について考えていた。
局長(驚いたな。まさかあんなに幼い少年が1人でここまでくるとは・・・賢そうないい子だった。でもどことなく恐ろしいものを感じた、それも事実だ。)



 ポケモンセンターにいたのびたたち3人は、地下通路から戻ってきた出来杉にカードキーを渡され、残った敵を倒してきてくれと頼まれ、ラジオ塔に戻ってきた。
 ちなみに出来杉は「地下通路での死闘でポケモンがボロボロなので回復させたい。」といってセンターに残った。これももちろん嘘なのだが、何も知らない3人は、
「1人で危険と分かっていて地下通路に乗り込んでいくとはなんて勇敢なんだ。」
と彼を褒め称えた。

 早速カードキーを使って一部の人間しか入れない場所にいった3人は、局長室を目指して駆け出した。だが、3階で彼らの目の前に1人の女が立ちふさがった。
女「おっと、これより先にはいかせないよ?新しいボスのためにもね。」
ドラ「誰だお前は!」
女「私はロケット団3幹部の1人、ユリカよ。」
 幹部の女、ユリカは勝負といわんばかりにボールを取り出した。とその時、しずかも同じようにボールを取り出して構えていた。
しず「のびたさん!ドラちゃん!ここは私に任せて先へ進んで。」
 2人は少し戸惑ったが、この場はしずかに任せることにしてさきへ進んだ。残されたのはしずかとユリカのみとなった。

ユリ「私と1対1で戦おうなんて、なかなか度胸があるじゃないの。気に入ったわ。」
しず「あなたに気にいられたくなんかないわ。早速勝負よ!」
ユリ「さて、その度胸がいつまで続くか見てみるか・・・・・・」
 しずか対ユリカの勝負が始まった。



 のびたとドラえもんは局長室の1つ前、4階まで来ていた。だが、ここでもやはり障害が立ちふさがった。ロケット団幹部、ミツキがいる。
のび「あの人がジャイアンの言ってたミツキって人・・・う!」
 のびたもミツキが放つ禍々しいオーラにビビッている。そしてミツキの横にいたのは・・・
のび「ス、スネ夫!」そこにはかつての友人、スネ夫の姿があった。
スネ「ようのびた。ハハハハ!」狂ったような笑みをスネ夫が浮かべる。
のび「ドラえもん、ここは僕に任せて君は上の階へ行くんだ!」
スネ「おっと、そうはさせないよ。」
 階段の前にスネ夫のヘルガーが現れ、道を塞いでいる。

のび「くそ、どうすれば・・・・」
???「ギャラドス、破壊光線!」
 その時、どこから強力な攻撃がヘルガーに向かって飛んできた。ヘルガーはなんとか避けた。
スネ「誰だ!僕の邪魔をするのは・・・」
???「のびた、ドラえもん助けに来たぜ。遅れてすまん。・・・よう、スネ夫。」
 そこに立っていたのはあの男・・・・・・
のび・ドラ「ジャ、ジャイアン!」
ジャイ「ドラえもん、ここは俺とのびたに任せて先に行け!」
ドラ「うん、わかった。」
 ドラえもんは1人、最上階へと向かっていった。



4階では、ジャイアン&のびたとスネ夫&ミツキが向かい合うように立っている。
のび「ジャイアン、助太刀ありがとう・・・でも、出来ればもっと早く着て欲しかったよ。」
ジャイ「おう、すまんすまん。まあヒーローは遅れて登場するものだからな。ガハハハハ!」
 その時、今まで一言も喋らなかったミツキがついに口を開いた。
ミツ「無駄話はその辺にして、さっさと始めないか。どうやら私たちだけだなく貴様らも急いでいるようだからな・・・」

ジャイ「おう、早速始めようぜ。ところで、お前らの手持ちは何体いる?」
スネ「ふざけるな!そんなこと教えるわけ ミツ「俺は4体、こいつは5体だ。そうだろ?」
スネ「は、はいその通りです。(何故素直に教えるんだ。まったくよく分からない奴だ・・・)」
 その会話を聞いたジャイアンは、突然のびたにボールを1個渡した。
ジャイ「そのポケモン、貸してやるよ。これでどっちの手持ちも5・4体の合計9対9だ。じゃあ、始めようか!(ヤナギの爺さんのところで徹夜で修行した成果を見せてやる・・・・・・)」

 ジャイアン&のびたVSスネ夫&ミツキのダブルバトルが始まった。



 最上階へ遂にたどり着いたドラえもん、その目の前にいたのは意外な人物だった。
ドラ「君は・・・ブラックか?」
 そう、ドラえもんの目の前にいたのは間違いなく、焼けた塔の一件以来顔を見ていなかったブラックだ。彼はふてぶてしく局長の椅子に座り、まるで皇帝のような服を着ていた。
ドラ「何故君がここにいるんだい?」だが、ブラックの答えはドラえもんの予想を遥かに超えていた。

ブラ「それは勿論、この俺様がロケット団の新総裁だからさ。ハハハハハ!」
ドラ「馬鹿なそんなことって・・・いつからこうなってたんだい?」
ブラ「因縁があるお前には特別に教えてやるよ。事の始まりはお前にウバメタウンで負けた時だ。」
ドラ「あ、あの時か・・・」
ブラ「あの時、お前に敗れた俺の前にミツキが現れ、実は俺はロケット団の前総裁、サカキの子供であることを告げ、俺に次期総裁になる権利があると言ってきた。」
ドラ「君が・・・あのサカキの息子・・・・・・」
ブラ「俺は奴にロケット団に入る気はない、と言った。だが奴はこんなことを言ってきた。〔あなたのような弱い人に、この組織を継いでもらう気など最初からありませんよ・・・〕とな。この言葉は俺のプライドに火をつけ、俺は自分のポケモンを鍛えまくった。
いつしか俺の中ではロケット団を継ぐことが目的になっちまったのさ・・・・・・」
ドラ「・・・・・・・・・」
ブラ「そして、遂にミツキすら及ばない力を手に入れた俺は、晴れてロケット団の新総裁として迎えられた。今思うと俺はミツキにうまく操られていた。だがそんなことはどうでもいい。今の俺の頭にあるのは、俺の力でロケット団を最強の組織にすることだけだ!」

ドラ「そうかい・・・なら君のその願いは、僕が断ち切ってみせる!(僕がここまで来るのに犠牲になってくれた皆のためにも、今ここで、こいつを倒す!)」
ブラ「フン。どこまでも俺様の邪魔をするようだな。さあ、バトルだ!」
 ドラえもんとブラック、因縁の戦いが今始まる。



  現在の状況
のびた    ラジオ塔4階、ジャイアンと共にスネ夫&ミツキと交戦中
 手持ち ヤドキング(40)ヨルノズク(37)エテボース(38)オニドリル〔ジャイアンから借りている〕(36)
ドラえもん  ラジオ塔局長室、ブラックと交戦中
 手持ち ライチュウ(36)ラッタ(33)ヌオー(34)トゲチック(33)ウソッキー(32)
ジャイアン  ラジオ塔4階、のびたと共にスネ夫&ミツキと交戦中
 手持ち オーダイル(40)ハガネール(35)カイリキー(38)カイロス(34)赤いギャラドス(37)
しずか    ラジオ塔3階、ユリカと交戦中
手持ち エーフィー(35)バタフリー(33)デンリュウ(34)キュウコン(33)マリルリ(31)キリンリキ(29)
出来杉      ???
 手持ち メガニウム(37)ピジョット(36)ゲンガー(38)フーディン(38)ブラッキー(37)

       敵のデータ
ブラック ロケット団の新総裁でサカキの息子。赤髪の少年。
 手持ち     ???
ミツキ  ロケット団3幹部の最強の男。ロケット団の管理も全て行っている。前ボスサカキを崇拝しており、ロケット団の完全復活を目論んでいる
 手持ち     ???
ユリカ  ロケット団3幹部の1人、計算高い。ロケット団の歴史史上初の女性幹部。
 手持ち     ???
スネ夫  ロケット団の新幹部にしてスロットの名人。リーゼント風の髪型をした少年。かつてはのびたたちの友人だった・・・ 
 手持ち     ???



     ~3階、しずか対ユリカ~
 しずかはユリカに押されていた。バタフリーとキュウコンが連続でユリカのドンカラスに敗れ、続くデンリュウでなんとか倒した、というところだ。
ユリ「タイプの相性があるとしても、私のドンカラスを倒すなんて・・・なかなかやるじゃない、貴女。」
しず「あまり見くびらないでもらいたいわね。(強い!ドンカラス1匹にあそこまでてこずるなんて・・・)」
 続いてユリカが出したグランブルの噛み付くでデンリュウもやられ、しずかの手持ちは残り3匹となった。

しず「(マズイ、ここで流れを変えないと・・・)マリルリ、がんばって。」
 しずかは今まであまり出番がなかったマリルリを出した。
しず「捨て身タックルよ!」
ユリ「力勝負でグランブルに勝てると思ってんの?こっちも捨て身タックル。」
 2体が激しくぶつかりあった。立っていたのは・・・しずかのマリルリだ!
ユリ「そんな馬鹿な!力でもレベルでもこっちの方が上のはず。」
しず「たしかに能力上ではそっちの方が断然上だった・・・でも、マリルリには“力持ち”という攻撃力を2倍にできる特性があるのよ。」
ユリ「そ、そんな凶悪な特性が・・・・・・まあいいわ。出てきなさい、ラフレシア。」
 ユリカが次に出してきたのはラフレシアだった。



      ~4階、ジャイアン&のびた対スネ夫&ミツキ~
 のびたが最初に繰り出したのはジャイアンに借りたオニドリル。ジャイアンはギャラドス、スネ夫はドククラゲ、ミツキはグライオンだ。
のび「(オニドリルの技で強そうなのは・・・)オニドリル、空を飛ぶだ。」
ジャイ「そんな事呑気にやってたら、俺1人に攻撃が集中するじゃないか!」
のび「え、そうなの?」
スネ「ダブルバトルの戦い方も知らないのか。ドククラゲ、バリアーで能力を上げろ。じゃあミツキさん、後はよろしく。」
ミツ「・・・グライオン、ギャラドスに雷の牙だ。」
 効果4倍の攻撃で、ギャラドスは倒れた。ちなみにこのグライオンは遺伝技で雷、氷、炎の3種全ての牙技を習得している。」

のび「ジャイアン、ごめん・・・・・・(な、殴られる!)」
 だがジャイアンはのびたに何もしなかった。
ジャイ「ドンマイドンマイ。これからはもっとお互いの呼吸をあわせていこうぜ!」
のび「う、うん。(今日のジャイアン、どこかおかしい・・・)

ジャイ「まだまだここからだ!出て来いハガネール!グライオンにストーンエッジ!」
ミツキ「く、一度戻れ。」
ハガネールの攻撃はグライオンに致命傷を与えた。変わりに出てきたのはマニューラだった。だがそこに・・・
のび「マニューラに空を飛ぶ攻撃!」
 オニドリルの強烈な一撃が当たり、マニューラはいきなり倒れかけとなった。一方のスネ夫はというと、
スネ「もう一度バリアーだ。」
 まだ能力向上に励んでいたのだった。



ミツ「あまり調子に乗るなよ・・・オニドリルに冷凍パンチだ。」
 もちろん一撃でオニドリルを倒した。
ジャイ「まだまだぁ!ハガネール地震だ。」
 全体攻撃の地震で敵2体にダメージを与えた。マニューラは倒れ、ドククラゲもバリアーで防御を上げていたが効果抜群なのでそこそこのダメージを与えた。のびたの場にはポケモンがいなかったので大丈夫だった。

のび「ジャイアン凄い!よーし、僕も・・・行け、ヤドキング。」
ミツ「グライオン、もう一度出て来い。砂嵐だ。」
 あたり一面に激しい砂嵐が起こった。ヤドキングとドククラゲもダメージを受けている。
スネ「これじゃあ僕のドククラゲもダメージくらっちゃうじゃないですか、ミツキさん!」
ミツ「知らんな。このくらいの状況、幹部なら自分でどうにかしてみろ。」
スネ「そ、そんなぁ。ドククラゲ、波乗りだ!」
 この攻撃でハガネールは倒れた。だがこれも地震と同じ全体攻撃であることをスネ夫は忘れていた・・・そう、グライオンも倒れたのだ。
ミツ「何をやっているんだ!役立たずが。」
 ミツキが初めて激しく怒りだした。
スネ「す、すいません。」
 2人の間に不穏な空気が流れていた。この後、ヤドキングのサイコキネシスでドククラゲはやられた。これで残りポケモンはどちらも2人合わせて6体だ。



      ~5階、ドラえもん対ブラック~
 まずドラえもんはウソッキー、ブラックはケンタロスを出した。
ドラ「これがケンタロス・・・(なんて迫力だ。)」
ブラ「突進だ。」丈夫なウソッキーにそれなりのダメージを与えた。
ドラ「物真似でこっちも突進だ!」
ウソッキーもまけじとケンタロスに突っ込んでいった。ケンタロスの攻撃より多くのダメージを与えることが出来た。

ブラ「(直接ぶつかってたら負けるな。)のしかかりだ。」
 88.4キロもあるケンタロスに乗られたウソッキーは身動きがとれない。おまけに麻痺してしまった。
ブラ「これで何もできないだろう。」
ドラ「それはどうかな。ウソッキー、じたばただ。」
 物凄い勢いで暴れだしたウソッキーはケンタロスの下から脱出した。おまけにケンタロスは今の攻撃で苦しんでいる。
ドラ「今だ、全力でウッドハンマー!」
 ウソッキー渾身の威力の一撃が炸裂し、ケンタロスは倒れた。攻撃の反動でウソッキーも倒れたものの、10レベルも差があるケンタロスに勝てたのは大きい。



 続いてブラックはハッサムを、ドラえもんはライチュウを出した。
ブラ「ハッサム、高速移動からシザークロス。」
ドラ「ライチュウ、こっちも高速移動からアイアンテール!」
 素早く動くハッサムのさらにその上をいく速さをで移動するライチュウが先に攻撃を決めた。だがあまり効いていないようだ。
ブラ「今だ、シザークロス。」ライチュウにかなりのダメージを与えた。

ドラ「(正面からぶつかっていっても勝ち目はないようだ。)離れてから10万ボルトだ!」
ブラ「させるか、影分身だ。」
 10万ボルトはことごとく外れて影に当たる。
ドラ「こうなったらやけだ!ライチュウ、思いっきり放電だ。」
 ライチュウの体から目も開けられないような激しい光が放たれる。
ブラ「ふん、馬鹿め。まもるで回避しろ。」
 攻撃はハッサムに当たらなかった。ハッサムが安心してまもるを解除した。が、しかし!ブラックとハッサムの目の前にライチュウの姿がなかった。
ドラ「放電は注意を電撃に逸らすための囮だよ。今がチャンスだ!穴を掘る攻撃。」
 地中からライチュウが出てきて攻撃した。効果は抜群だ!ハッサムはこの攻撃でうろたえている。
ドラ「今だライチュウ・・・ ブラ「させるか、まもるだ!」
 まもるでライチュウの攻撃を受けようとした。が・・・
ドラ「人の言葉は最後まで聞こうよ。(ニヤリ)フェイントだ!」
 意表をついた攻撃で相手のまもるや見切りを無効化する技、フェイント。このショボイ一撃でハッサムはやられてしまった。



 ブラックはドンファンを出してきた。ドラえもんはライチュウを一旦戻し、トゲチックを出した。
ブラ「ドンファン、マグニチュードで仕留めろ。」
ドラ「そうはいかないよ。空を飛ぶ出回避だ。」
 空へと舞い上がったトゲチックはマグニチュードをくらわなかった。
ドラ「よし、今だ。空を飛ぶ攻撃!」
 トゲチックはドンファンに思いっきりぶつかっていったが、ドンファンはまったくダメージを受けていないようだ。
ブラ「ふん、くだらん。こんな雑魚に付き合っている時間がもったいない、転がるでさっさと倒してしまえ。」
 ドンファンの体が物凄い勢いで回転しだした。だが、突然ドンファンはなんども壁にぶつかり始め、ついには勝手に自滅してしまった。
ブラ「な、何で・・・・・・」
ドラ「あの空を飛ぶ攻撃でぶつかった時、こっそり天使のキッスをさせておいたのさ。混乱した状態であんな危ない技を使うべきじゃなかったね。」

ドラえもんは嬉しそうに笑っている。彼はここまでレベルの差を覆す大健闘を見せている。だが・・・・・・
ブラ「フハハハハ、やってくれるじゃないか。だが、遊びはもう終わりにさせてもらうぜ。行け、バンギラス!」
 ブラックはなんとバンギラスを出してきた。ドラえもんはあまりの迫力に気絶しそうのなった。



      現在の状況
のびた    ラジオ塔4階、ジャイアンと共にスネ夫&ミツキと交戦中
 手持ち ヤドキング(41)ヨルノズク(37)エテボース(38)オニドリル〔ジャイアンから借りている〕(37)
ドラえもん  ラジオ塔局長室、ブラックと交戦中
 手持ち ライチュウ(37)ラッタ(33)ヌオー(34)トゲチック(35)ウソッキー(34)
ジャイアン  ラジオ塔4階、のびたと共にスネ夫&ミツキと交戦中
 手持ち オーダイル(40)ハガネール(36)カイリキー(38)カイロス(34)赤いギャラドス(37)
しずか    ラジオ塔3階、ユリカと交戦中
手持ち エーフィー(35)バタフリー(33)デンリュウ(35)キュウコン(33)マリルリ(33)キリンリキ(29)
出来杉      ???
 手持ち メガニウム(38)ピジョット(37)ゲンガー(40)フーディン(39)ブラッキー(39)

       敵のデータ
ブラック ロケット団の新総裁でサカキの息子。赤髪の少年。
 手持ち ケンタロス(42)ハッサム(45)ドンファン(44)バンギラス(55)   ???(?)
ミツキ  ロケット団3幹部の最強の男。ロケット団の管理も全て行っている。前ボスサカキを崇拝しており、ロケット団の完全復活を目論んでいる
 手持ち グライオン(41)マニューラ(43)   ???(?)
ユリカ  ロケット団3幹部の1人、計算高い。ロケット団の歴史史上初の女性幹部。
 手持ち ドンカラス(42)グランブル(39)ラフレシア(38)   ???(?)
スネ夫  ロケット団の新幹部にしてスロットの名人。リーゼント風の髪型をした少年。かつてはのびたたちの友人だった・・・ 
 手持ち ドククラゲ(39)   ???(?)