「キョーコ シルフカンパニー編 その1」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「キョーコ シルフカンパニー編 その1」(2007/01/17 (水) 23:08:56) の最新版変更点
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「私―
悪に染まっちゃったのね」
サカキの絵を抱えながらキョーコは嘆いていた
あの後
キョーコは出られなくなったのでとりあえず様子を見ることにした―
のだが
R団隊長「マズイ!今の音で野次馬や警察がやってくるぞ!
総員裏口からすぐに退避せよ!一旦本部へ戻る!」
隊長の指示でアジトを移ることになったのだ
(え、ちょっ…待っ)
R団「おい、そこのお前!」
どぎぃ
(やばひ。私を呼んでる)
R団「お前は―」
(ひいいぃぃぁいぅいぇいぉ許してーーー)
……
そしてR団キョーコは絵画運搬係を仰せ遣った
キョーコ「はぁ…私は市民を脅かす存在だったのね。
そんな大事な事に今日初めて気付くなんて…
私は悪よ。
ヒールキョーコだわ!」
(あ、ちょっとおっ洒落ー)
と欝気味だった(?)キョーコはあることに気付いた
コイツが5分凹むことは無いかもしれない
----
キョーコ「んー。あ!潜入捜査続行すればいいじゃない!」
(そう、そうよ。今から本部へ戻るって言ってるから
敵の本当のアジトがわかるのよ。そしてその事を署に報告。R団を一網打尽よ!)
ほほーぅキョーコにしてはなかなかいい考えだ
(そして私はヒールキョーコからヒーローキョーコへ―)
と言ったところでキョーコの思考は一旦停止。
まーた上手いこと言ったと思ってヤガル
(ふふっ詩人キョーコ復活ね)
詩人でもなんでもない下っぱキョーコは我に返った―
(そうよ。そしてヒーローキョーコになって市民のみんなに持てはやされるの。
署から表彰されるどころか市民栄誉賞なんてもらったりして)
―すみませんまだ帰ってきてません
キョーコ「いや、そんな大したことはしてませんよ。
私は警察官として当然のことをしたまでですから。
なーんて」
ついに声に出し始めました
(キョーコさーん握手して下さーい
いやー若いのに立派だねー)
キョーコ「え、そんなー立派だなんてー」
立派なキョーコは脳内妄想賞を手に入れた!
----
そして絵画を運び終わり輸送トラックに乗っている間
小一時間ほどしてやっと我に返った。いや、帰ってきた
(とりあえず無線で連絡を―)
そこでやっと気付いた
リュックを背負ってないことに
(うぞ、まぢ?)
はい、マジでーす
(どどどどデコどこで落としたの!?)
セルゲームをしている時に
(どーしよう…)
キョーコに残されているのは右ポケットにある
ゴルダック入りモンスターボールと―
左ポケットにある
携帯だけだった
……
キョーコ「携帯!?」
開いた瞬間電源が切れたのは内緒だ
----
『あれ…誰だっけか
たいして動けねえのにいきなり……様のお側…働けるなんて』
『生意気なヤローだよ…最近投下してねえから名前…忘れちまったじゃねーか』
『たしか…キュー……コンみたいな』
お願いします忘れないで下さいキョーコです
(そりゃあ最近投下してなかったけど…忘れるなんてあんまりよ!)
ほうきを握り締めながらR団キョーコは下っぱの話を盗み聞きしていた――
あの後シルフカンパニー本社に着いた団員一行は
各自担当部署に配置された。
その時は【絵画保管係】だったのだが
現在キョーコはR団の下っぱとして重要な役割を担っている。
(何でこんなことに……)
話は数日前に――
『絶対寝てるってあれは』
『だな……そうやって今のポジション獲ってんだぜ』
『女って汚ねぇな』
「寝てないわよ!」
話は数日前に遡る。
----
かんぱーい
……
キョーコはR団新年会パーティーに参加していた。いや、参加させられていた
(悪の軍団の癖にっ!)
今日はキョーコの誕生日
本当なら彼氏と一緒に過ごしているはずだったのだが……
(こんな場所で2※回目の誕生日を迎えるなんて……楽しめるわけ無いじゃない)
七面鳥を3つ程たいらげた食欲旺盛なキョーコは決意していた。
(絶対に元は取ってやる!)
会費3500円でーす(前借り)
……
しばらく無我夢中で食いまくっていると
横からガタイのいいスーツを着た男性が話し掛けてきた。
「楽しんでくれているようで何よりだよ。それにしてもよく食べるね」
「ふぁい?」
はい?
正解
「はなはははべれすか?」
あ、あれはエベレスト?
ぶー
―アナタは誰ですか?
人と話すときは口に物を入れない。学べないかな?
----
料理を次から次に頬張っているキョーコの話は通じない。
しかし、今回ばかりはそれが功を奏した。目の前の男に
誰ですか?などと聞いたらまず生きては帰れなかっただろう。
そう、目の前にいる男こそがR団のトップ
『サカキ』だった。
「あはははは。面白い娘だね!」
「す、すみません……」
キョーコは4つ目の七面鳥をたいらげてから口を開いた。
「いや、いいんだよ。今の時代女性はこれくらいの元気がないといかん」
「は、はぁ…」
そう言いながらキョーコは5つ目の七面鳥を口に頬張っている
「ロケット団の首領としてはうれしい限りだね」
ぶばあぁぁぁ
5つ目の七面鳥は喉を通ることなく辺りにぶちまけられた。
(しゅ、首領!?じゃあコイツがサ……サ……ササキか!
いや、つーかこの人トキワのジムリーダーじゃん。
あ…だから……えーと………どゆこと?)
一度にたくさんの情報を与えられたキョーコの頭は破裂寸前だ。
「いきなりどうしたのかね?そんなに私の顔が面白かったかい?」
冗談っぽくサカキは言った
(あわわわわぁあぁぁぁぁ
わ、私殺される!ここで殺されるのよ!人生の幕が閉じてしまうぅぅ)
キョーコは自分の不遇を呪った――
----
「ず、ずみばせーーん。大変失礼な真似をつかまつりまして」
(あうぅぅぅ。どおしよぉ)
キョーコの花からは雫(しずく)が滴れていた。
鼻水をきれいに言い換えてみました
そのキョーコの様子を見ながらサカキは笑っていた。
「いやー、ウチにも面白いのがいたもんだ。
私は気にせんから君も気にする必要はないよ。今日は無礼講だ」
さすがサカキだ。これが将の器というものだろう。
キョーコには伝わっていなかったが……
(ウソよ!騙されちゃダメ、キョーコ。
きっと今ササキの腹は煮え繰り返っているわ。いつ私を殺そうか考えているのよ!)
名前を間違って覚えたキョーコは今の状況を乗り越えるべく
話題を変えることにした。必死だ
別にサカキは怒っていないのに。
そしてしばらく考えた結果
ダジャレを言ってみようという結論に達した。
この子頭弱い
----
「きょ、きょ、キョーコは今日誕生日なんです!」
(キタ━━(゚∀゚)━━!!!!)
会心の出来だった。
「あぁ、そうなのかい。それはおめでたいね」
(スル━━(゚∀゚)━━!!!!)
キョーコは確信した。今ので笑えないほどササキは頭にキテいるのだと。
ダジャレと捉えられていなかったことには考えは至らない
(さよなら。パパ、ママ)
キョーコが今まで育ててくれた両親に感謝しているその時――
「そうだ」
サカキが思いついたように声を出した。
(まだショージに謝ってない……まぁ、いっか)
「私から一つ君に誕生日プレゼントをあげよう」
----
「い、いいいえ!そんな、めっそうもない!」
キョーコは必死で断った。
(このパターン……誕生日プレゼントとか言って木刀で殴りつけるつもりよ!
痛いのはイヤ…どうせなら銃で一発……
いえ、それより睡眠薬で眠らされている間に死ぬ方が……
は!でも寝てる間に何されるかわからないわ。
ササキは正直渋いし好みだけど…
いや、ムリヤリは嫌なのよ!
それに私にはショージがいるの……確かに浮気は一度してみてもいいかなぁなんて――)
「おーい、聞いてるかね?」
想像力豊かなキョーコの思考をサカキさんが遮ってくれた。
「誕生日プレゼントとして君…キョーコ君だったかな。
キョーコ君を私の付き人にしてあげよう。君みたいな子がいると飽きそうにないからね。
掃除やら何やら私の身の回りのことをやってくれたまえ」
サカキがそこまで言ってキョーコは気付いた――
(鬼畜出来杉パターンなのね……)
この板で書けない書けない
……
そんなこんなで今現在キョーコはサカキの部屋にいる。
キョーコは米ってます。違った、困ってます。
[[次へ>キョーコ シルフカンパニー編 その2]]
----
「私―
悪に染まっちゃったのね」
サカキの絵を抱えながらキョーコは嘆いていた
あの後
キョーコは出られなくなったのでとりあえず様子を見ることにした―
のだが
R団隊長「マズイ!今の音で野次馬や警察がやってくるぞ!
総員裏口からすぐに退避せよ!一旦本部へ戻る!」
隊長の指示でアジトを移ることになったのだ
(え、ちょっ…待っ)
R団「おい、そこのお前!」
どぎぃ
(やばひ。私を呼んでる)
R団「お前は―」
(ひいいぃぃぁいぅいぇいぉ許してーーー)
……
そしてR団キョーコは絵画運搬係を仰せ遣った
キョーコ「はぁ…私は市民を脅かす存在だったのね。
そんな大事な事に今日初めて気付くなんて…
私は悪よ。
ヒールキョーコだわ!」
(あ、ちょっとおっ洒落ー)
と欝気味だった(?)キョーコはあることに気付いた
コイツが5分凹むことは無いかもしれない
----
キョーコ「んー。あ!潜入捜査続行すればいいじゃない!」
(そう、そうよ。今から本部へ戻るって言ってるから
敵の本当のアジトがわかるのよ。そしてその事を署に報告。R団を一網打尽よ!)
ほほーぅキョーコにしてはなかなかいい考えだ
(そして私はヒールキョーコからヒーローキョーコへ―)
と言ったところでキョーコの思考は一旦停止。
まーた上手いこと言ったと思ってヤガル
(ふふっ詩人キョーコ復活ね)
詩人でもなんでもない下っぱキョーコは我に返った―
(そうよ。そしてヒーローキョーコになって市民のみんなに持てはやされるの。
署から表彰されるどころか市民栄誉賞なんてもらったりして)
―すみませんまだ帰ってきてません
キョーコ「いや、そんな大したことはしてませんよ。
私は警察官として当然のことをしたまでですから。
なーんて」
ついに声に出し始めました
(キョーコさーん握手して下さーい
いやー若いのに立派だねー)
キョーコ「え、そんなー立派だなんてー」
立派なキョーコは脳内妄想賞を手に入れた!
----
そして絵画を運び終わり輸送トラックに乗っている間
小一時間ほどしてやっと我に返った。いや、帰ってきた
(とりあえず無線で連絡を―)
そこでやっと気付いた
リュックを背負ってないことに
(うぞ、まぢ?)
はい、マジでーす
(どどどどデコどこで落としたの!?)
セルゲームをしている時に
(どーしよう…)
キョーコに残されているのは右ポケットにある
ゴルダック入りモンスターボールと―
左ポケットにある
携帯だけだった
……
キョーコ「携帯!?」
開いた瞬間電源が切れたのは内緒だ
----
『あれ…誰だっけか
たいして動けねえのにいきなり……様のお側…働けるなんて』
『生意気なヤローだよ…最近投下してねえから名前…忘れちまったじゃねーか』
『たしか…キュー……コンみたいな』
お願いします忘れないで下さいキョーコです
(そりゃあ最近投下してなかったけど…忘れるなんてあんまりよ!)
ほうきを握り締めながらR団キョーコは下っぱの話を盗み聞きしていた――
あの後シルフカンパニー本社に着いた団員一行は
各自担当部署に配置された。
その時は【絵画保管係】だったのだが
現在キョーコはR団の下っぱとして重要な役割を担っている。
(何でこんなことに……)
話は数日前に――
『絶対寝てるってあれは』
『だな……そうやって今のポジション獲ってんだぜ』
『女って汚ねぇな』
「寝てないわよ!」
話は数日前に遡る。
----
かんぱーい
……
キョーコはR団新年会パーティーに参加していた。いや、参加させられていた
(悪の軍団の癖にっ!)
今日はキョーコの誕生日
本当なら彼氏と一緒に過ごしているはずだったのだが……
(こんな場所で2※回目の誕生日を迎えるなんて……楽しめるわけ無いじゃない)
七面鳥を3つ程たいらげた食欲旺盛なキョーコは決意していた。
(絶対に元は取ってやる!)
会費3500円でーす(前借り)
……
しばらく無我夢中で食いまくっていると
横からガタイのいいスーツを着た男性が話し掛けてきた。
「楽しんでくれているようで何よりだよ。それにしてもよく食べるね」
「ふぁい?」
はい?
正解
「はなはははべれすか?」
あ、あれはエベレスト?
ぶー
―アナタは誰ですか?
人と話すときは口に物を入れない。学べないかな?
----
料理を次から次に頬張っているキョーコの話は通じない。
しかし、今回ばかりはそれが功を奏した。目の前の男に
誰ですか?などと聞いたらまず生きては帰れなかっただろう。
そう、目の前にいる男こそがR団のトップ
『サカキ』だった。
「あはははは。面白い娘だね!」
「す、すみません……」
キョーコは4つ目の七面鳥をたいらげてから口を開いた。
「いや、いいんだよ。今の時代女性はこれくらいの元気がないといかん」
「は、はぁ…」
そう言いながらキョーコは5つ目の七面鳥を口に頬張っている
「ロケット団の首領としてはうれしい限りだね」
ぶばあぁぁぁ
5つ目の七面鳥は喉を通ることなく辺りにぶちまけられた。
(しゅ、首領!?じゃあコイツがサ……サ……ササキか!
いや、つーかこの人トキワのジムリーダーじゃん。
あ…だから……えーと………どゆこと?)
一度にたくさんの情報を与えられたキョーコの頭は破裂寸前だ。
「いきなりどうしたのかね?そんなに私の顔が面白かったかい?」
冗談っぽくサカキは言った
(あわわわわぁあぁぁぁぁ
わ、私殺される!ここで殺されるのよ!人生の幕が閉じてしまうぅぅ)
キョーコは自分の不遇を呪った――
----
「ず、ずみばせーーん。大変失礼な真似をつかまつりまして」
(あうぅぅぅ。どおしよぉ)
キョーコの花からは雫(しずく)が滴れていた。
鼻水をきれいに言い換えてみました
そのキョーコの様子を見ながらサカキは笑っていた。
「いやー、ウチにも面白いのがいたもんだ。
私は気にせんから君も気にする必要はないよ。今日は無礼講だ」
さすがサカキだ。これが将の器というものだろう。
キョーコには伝わっていなかったが……
(ウソよ!騙されちゃダメ、キョーコ。
きっと今ササキの腹は煮え繰り返っているわ。いつ私を殺そうか考えているのよ!)
名前を間違って覚えたキョーコは今の状況を乗り越えるべく
話題を変えることにした。必死だ
別にサカキは怒っていないのに。
そしてしばらく考えた結果
ダジャレを言ってみようという結論に達した。
この子頭弱い
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「きょ、きょ、キョーコは今日誕生日なんです!」
(キタ━━(゚∀゚)━━!!!!)
会心の出来だった。
「あぁ、そうなのかい。それはおめでたいね」
(スル━━(゚∀゚)━━!!!!)
キョーコは確信した。今ので笑えないほどササキは頭にキテいるのだと。
ダジャレと捉えられていなかったことには考えは至らない
(さよなら。パパ、ママ)
キョーコが今まで育ててくれた両親に感謝しているその時――
「そうだ」
サカキが思いついたように声を出した。
(まだショージに謝ってない……まぁ、いっか)
「私から一つ君に誕生日プレゼントをあげよう」
----
「い、いいいえ!そんな、めっそうもない!」
キョーコは必死で断った。
(このパターン……誕生日プレゼントとか言って木刀で殴りつけるつもりよ!
痛いのはイヤ…どうせなら銃で一発……
いえ、それより睡眠薬で眠らされている間に死ぬ方が……
は!でも寝てる間に何されるかわからないわ。
ササキは正直渋いし好みだけど…
いや、ムリヤリは嫌なのよ!
それに私にはショージがいるの……
確かに浮気は一度してみてもいいかなぁなんて――)
「おーい、聞いてるかね?」
想像力豊かなキョーコの思考をサカキさんが遮ってくれた。
「誕生日プレゼントとして君…キョーコ君だったかな。
キョーコ君を私の付き人にしてあげよう。君みたいな子がいると飽きそうにないからね。
掃除やら何やら私の身の回りのことをやってくれたまえ」
サカキがそこまで言ってキョーコは気付いた――
(鬼畜出来杉パターンなのね……)
この板で書けない書けない
……
そんなこんなで今現在キョーコはサカキの部屋にいる。
キョーコは米ってます。違った、困ってます。
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