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「赤髪作殺人事件 事件編」(2007/06/10 (日) 23:35:57) の最新版変更点
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――朝
「あぁ……眠いぜwwwwwww」
ドラAAモンが目を覚ます。
「あれ……まだ起きるの早すぎたんじゃないか?」
「本当だ……30分ちょっと早起きしたな…」
書こうかも、目を擦りながら呟く。
「どうする……?二度寝するか?」
「いま寝たら、またしばらく寝ちゃいそうだね
仕方ない、またマリカでも……」
「先に仕度をしてからだ、マリカは後だ後」
「「「またお前らしくも無いな、書こうかwwwwww」」」
ミュウ、ドラAAモン、携帯獣が一緒になって笑い出した。
「な、なんだよ!?三人で俺のこと笑いやがって」
「そんな怒るなよ…お前の言うとおりにするからさ
確か……朝の集合場所は川の付近だったよな?」
「あぁ……さっさとしろよ」
「しょうがないな……」
四人は一斉に歩き出した。
----
「うぅ……眠い……」
川は、割と建物の付近に存在し
行くのには、さほど労力を使うことは無い。
しかし、強烈な眠気や、気温の低さが四人を襲い。
なかなか足が進まないのだ。
「あぁ……やっと着いた……あれはなんだ?」
ドラAAモンが、川を指差している……正確には川の中にある何かだ。
「……人?」
四人は顔を合わせ、一斉にその何かに近づく。
「「「「うわぁぁぁああああああ」」」」
――ゴミのように川に浮かんでいた…
既にその顔は、生気を失っており
頭からは、血が流れていた。
それは…赤髪だったもの……
【次回予告】
――赤髪の死
それはまだ序章に過ぎなかった……
深まる憎悪は止まることを知らずに、どんどんと加速していく。
次回、二人目の死者が……
----
「「どうしたんだ!?」」
四人の叫び声を聞いて、たくさんの人間が川に集合してきた。
「あ、赤髪……」
「うわぁぁぁぁあああああ」
驚いて腰を抜かす者、大声で叫ぶ者。
さまざまな反応をする。
その中で、一人だけが死体に近づいた。
「L、何をするんだ!?」
「早く警察を呼びなさい!何をやってるの!?」
「は、はぃぃ!!」
Lの怒鳴り声に反応し、活劇が建物の中に走って行った。
----
「警察は一時間ぐらいで来るってさ……」
出木杉未来が、受話器を降ろしながら、そう告げる。
「何でこの部は、どんどんと人が死んだり居なくなったりするんだよぉ……」
ギンガが頭を押さえながら、涙声で叫ぶ。
他のメンバーも、声には出さないが同じようなことを思っているだろう。
「……なぁ……俺さ、すごいことに気づいちゃったんだけど……」
「何に気づいたんだい、ミュウ君?」
「出木杉未来……確かここって今日は俺ら以外には誰も居ないんだよな?」
「そ、そうだけど……」
この言葉を聞いたとき、皆の顔に冷や汗が通る。
「つまりさ、俺たちの中に犯人が居るってことになるよな……」
「な、なに言ってるんだよミュウ!俺らの中に殺人犯なんか居るわけが……」
書こうかが、ミュウの胸倉を掴む。
「そ、そうだ。赤髪の奴は事故で死んだんだ。
強く頭を打って、そのまま死んじまったんじゃ……」
「それは無いわね」
----
書こうかの言葉を遮ったのは、L
「どういう意味だL!?まさかお前まで俺たちの中に殺人犯が居るとでも言うのか!?」
「さっき赤髪の傷口を見てみたわ、あれは明らかに鈍器で殴られた傷だったわ」
Lの言葉を聞き、書こうかは口を閉じる。
「でも、それはあくまで誰かに殴られたという証拠であって
私達の中に犯人が居るという証拠じゃない……」
「じゃ、じゃあ犯人は俺たち以外の中に居るわけじゃないんだな!?」
「しかし、第三者が赤髪を殴ったという証拠も無い……」
Lの言葉を聞き、書こうかは再び口を閉じた。
「とりあえずさ、まだ寝てる人たちを起こしに行こうよ」
アクアマリンが皆に提案する。
「そうだな。まだここに居ないのは、ワタリにルビーに挑戦者か……
全員、地獄の炎の部屋に居る奴らだな」
ドラAAモンが、三本の指を立てながらそう言う。
「いくら、部屋が一番奥にあるからって、あの悲鳴が聞こえないとは呑気な奴らだな」
ギンガが、再び悪態をつく。
「眠りが深かったんじゃないか?
だが起きたらあいつらショックなんじゃないか、赤髪はあいつらと仲良かったからさ」
新カントーが、そう言いながら立ち上がる。
「じゃあ、行きましょう」
出木杉未来を先頭にして、皆は地獄の炎の部屋へと向かった。
既に、二人目の死者が出ていると知らずに……
----
"ドンッドンッドンッ"
「おい、いつまで寝てるんだよ、とっとと起きろ!」
「大変なんだ、早く起きてくれ!」
出木杉未来と、書こうかが地獄の炎の間の扉を叩く。
「あ……ぁ……なんだよ、一体……」
ワタリの声が微かに聞こえる。
「起きたの?ワタリ!?」
「うっ……頭が痛い、何なんだよ一体……」
「落ち着いて聞きなさい……さっき……赤髪の死体を発見したわ」
「嘘……だろ?」
「残念だけど嘘じゃないわ、とりあえず二人を起こして。警察もすぐ来るから」
「あぁ……分かった」
ワタリは冷静な対応をする。
しかし、それもすぐに崩壊することになるのだが……
「おい、ルビー、ルビー?……うわぁぁぁぁああああああ」
「どうしたの、ワタリ!?」
「ルビーが……ルビーが……冷たくなってるんだよ!!」
----
「おい、ワタリ、どうしたんだ!?」
ワタリの言葉……それはルビーの死を知らせていた。
「大丈夫かワタリぃ!!」
ミュウが、扉の下の隙間から部屋の中を覗く。
そこからは、腰を抜かしたワタリが見えた。
「これを使ってくれ!」
出木杉未来から、鍵が渡される。
Lはそれを使用し、中へと入っていった。
それに合わせて、どんどんと他の人間も押し寄せる。
その時に、誰もが感じる。
この部屋の空気の冷たさを……
腰を抜かしているワタリを他所に
出木杉未来が、ルビーのところへと向かっていった。
しばらく、ルビーの体を触った後
青ざめながら、首を横に振った。
「う……嘘だろ…?」
ギンガが、一歩ずつ部屋から遠ざかっていく。
「もうさ、警察に任せようぜ……」
ミュウがそう呟く。
この言葉に、反応するように、皆が部屋から出て行った。
しかしただ一人、この現場に残るものが居る。
それは……L。
----
【次回予告】
ある人物の失踪―
それが今回の事件に深く関わっていた。
嫉妬…憤怒…さまざまな憎悪を巻き込みながら事件は進んでいく
次回、推理編に続く
[[前へ>赤髪作殺人事件 発端編]]
「あれ、赤髪はどうした?」
「そういえば……居ないな」
ワタリとルビーが話している。
「そういえば見かけないな、どこ行ったんだ?」
マリカ四天王もざわつき始める。
「どうせ、またサボってるんでしょ?
赤髪はよく演劇の部活をサボってたりしたんだし
だからモブの役すら与えてもらえなかったのよ」
Lが、大声で赤髪を罵る。
「確かにそうだな、腹が減ったら勝手に戻ってくるとは思うし
じゃあ先に食べようか。出木杉未来、そろそろいいだろ?」
「うん、そうだねワタリ君。じゃあ皆、手を合わせて……」
「「「いただきます」」」
皆はスプーンを持ち、口の中に入れ始めた。
----
食事を終え、数時間が経った。
既に就寝時間ではあったが、皆はベッドにつく様子では無い。
赤髪が未だ見つからないのだ。
「ったく、あいつはどこ行ったんだよ!?」
ギンガは、顔から湯気を立てている。
「いくらサボっているといっても、夜に数時間も出てこないのはおかしいよな……」
「「確かにな……」」
マリカ四天王も、顔色を曇らせている。
「探しに行った方がいいんじゃないか!?」
ワタリや、ルビーが騒ぎ立てる。
「……そうも行かないよ、もう夜だしね。
いつかは勝手に戻ってくるさ、絶対ね……」
出木杉未来は、躊躇しながらもそう言う。
「なんだとっ!?俺たちの仲間が行方不明なんだぞ!皆で探すのが筋ってもんじゃないのか!?」
ワタリが出木杉未来に突っかかる。
「じゃあ君らだけで探しに行けばいいじゃないか!
夜にここの周辺や、樹海を探しに行くのかい!?」
出木杉未来はそう反論する。
「お、おい……挑戦者ァ」
「仕方……無いだろ……
明日になったら……戻ってくるさ……」
「そんな……」
一人絶望するワタリ。
「くそっ……どいつもこいつも使えないな!!」
ワタリは悪態をつきながら去っていく。
そのまま今日はは解散してしまった。
「本当に……そうだといいのだけれどね……」
----
――炭水化物の部屋
この部屋はマリカ四天王が使っている。
「この部屋のベッドは二段ベッドかよ。苦手なんだよな俺……」
携帯獣が、あからさまな嫌悪感を見せながらベッドに入る。
「どこの部屋も同じだよ、それにベッドもちょうど人数分だ
そんなことより、赤髪はどこ行ったんだ?なんか事件の匂いがするんだよな……」
書こうかが、問いかける。
「大丈夫なんじゃないか?俺たちみたいにゲームでもやってるのかもよ?」
ドラAAモンが、問いに答える。
「そうかもな、あいつもよく俺たちと一緒にマリカやってたしな」
「確かに、あいつは無類のゲーム好きだ。なんだっけ……個体値廃人だか言ってたよな」
「そうだなww俺らの約束も忘れるなよ」
「分かってるって、午前零時になったら……な」
「「「あぁ!!」」
炭水化物の部屋の明かりは消された
----
――鬼畜出木杉の部屋
ここに泊まっているのは、新カントー、ギンガ、アクアマリンの三人。
「赤髪は大丈夫なのか?」
ギンガがそう呟く。
やはりマリカ四天王の時と、同じような会話内容だ。
「さぁな……ひょっとしたら……死んでるかもな」
新カントーは、無機質にそう言う。
「え、縁起でも無い事言うなよ!」
「分かんないぜ、ここには幽霊が出るとか色々な噂があるし
それに……もしあの噂が本当だったら……死んで当然なんじゃないか?」
「あんな噂、信じてるのか!?」
「少なくとも俺は信じてるぜ、現にキョーコ先輩は居なくなってる」
「…………」
沈黙が訪れる。
「アクアマリンなんてもう寝てる。俺らも寝るか」
「そうだな……」
鬼畜出木杉の部屋も明かりも消された。
----
――糞眼鏡の部屋
ここに泊まっているのは、L、活劇、出木杉未来、DPその2の四人。
「赤髪先輩は大丈夫なんでしょうか?」
「さぁね……無事だといいんだけど」
ここの会話内容も、他の部屋と全く同じだ。
ただ、皆と違う反応を見せる人間が一人居た。
「僕は……別に居なくなってもいいと思うな」
その反応を見せたのは、DPその2……いつも三人に虐められている存在だ。
「な、何を言うんだ君は!?」
出木杉未来が、DPその2を凄い剣幕で睨み付ける。
「だってさ、あいつらが消えちゃえば僕は解放されるんだよ……
いっそのことワタリやルビーも……」
「やめなさい!」
大声を上げたのはL……
「冗談でも……そういうことを言うものじゃないわ……」
Lの一言で、場は静まった。
「もう……電気消そうか」
糞眼鏡の部屋の明かりも消された。
----
――地獄の炎の部屋
ここに泊まっているのは、ワタリ、ルビー、挑戦者……そして赤髪だ。
既に蛍光灯は消されていて、皆は布団に身を包んでいる。
ワタリとルビーは起きているが、既に挑戦者は目を閉じている。
「なぁ……赤髪の奴、本当に大丈夫だよな?」
ルビーの声が、暗闇に木霊する。
「きっと大丈夫さ……あいつなら」
ワタリが、そう返答した。
「明日になったらひょっこり戻ってくる、なんてことは……
あいつ、結構ジョークとか好きだし」
「ジョークにしては……行き過ぎだぜ……」
とつぜん失踪し、そのまま夜になっても戻ってこない。
悪戯にしては度が過ぎている。
「まさか……あの事が関係あるんじゃ……」
ルビーがそう漏らす。
「ば、馬鹿野郎、そんなことあるわけ無いだろ!!」
ワタリは、動揺し、大声でルビーを怒鳴りつけた。
「そ、そうだよな……」
「ああ……」
「もう……寝ようぜ」
ワタリとルビーも夢の世界へと落ちていった。
覚めることの無い、悪夢の世界に……
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――朝
「あぁ……眠いぜwwwwwww」
ドラAAモンが目を覚ます。
「あれ……まだ起きるの早すぎたんじゃないか?」
「本当だ……30分ちょっと早起きしたな…」
書こうかも、目を擦りながら呟く。
「どうする……?二度寝するか?」
「いま寝たら、またしばらく寝ちゃいそうだね
仕方ない、またマリカでも……」
「先に仕度をしてからだ、マリカは後だ後」
「「「またお前らしくも無いな、書こうかwwwwww」」」
ミュウ、ドラAAモン、携帯獣が一緒になって笑い出した。
「な、なんだよ!?三人で俺のこと笑いやがって」
「そんな怒るなよ…お前の言うとおりにするからさ
確か……朝の集合場所は川の付近だったよな?」
「あぁ……さっさとしろよ」
「しょうがないな……」
四人は一斉に歩き出した。
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「うぅ……眠い……」
川は、割と建物の付近に存在し
行くのには、さほど労力を使うことは無い。
しかし、強烈な眠気や、気温の低さが四人を襲い。
なかなか足が進まないのだ。
「あぁ……やっと着いた……あれはなんだ?」
ドラAAモンが、川を指差している……正確には川の中にある何かだ。
「……人?」
四人は顔を合わせ、一斉にその何かに近づく。
「「「「うわぁぁぁああああああ」」」」
――ゴミのように川に浮かんでいた…
既にその顔は、生気を失っており
頭からは、血が流れていた。
それは…赤髪だったもの……
【次回予告】
――赤髪の死
それはまだ序章に過ぎなかった……
深まる憎悪は止まることを知らずに、どんどんと加速していく。
次回、二人目の死者が……
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「「どうしたんだ!?」」
四人の叫び声を聞いて、たくさんの人間が川に集合してきた。
「あ、赤髪……」
「うわぁぁぁぁあああああ」
驚いて腰を抜かす者、大声で叫ぶ者。
さまざまな反応をする。
その中で、一人だけが死体に近づいた。
「L、何をするんだ!?」
「早く警察を呼びなさい!何をやってるの!?」
「は、はぃぃ!!」
Lの怒鳴り声に反応し、活劇が建物の中に走って行った。
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「警察は一時間ぐらいで来るってさ……」
出木杉未来が、受話器を降ろしながら、そう告げる。
「何でこの部は、どんどんと人が死んだり居なくなったりするんだよぉ……」
ギンガが頭を押さえながら、涙声で叫ぶ。
他のメンバーも、声には出さないが同じようなことを思っているだろう。
「……なぁ……俺さ、すごいことに気づいちゃったんだけど……」
「何に気づいたんだい、ミュウ君?」
「出木杉未来……確かここって今日は俺ら以外には誰も居ないんだよな?」
「そ、そうだけど……」
この言葉を聞いたとき、皆の顔に冷や汗が通る。
「つまりさ、俺たちの中に犯人が居るってことになるよな……」
「な、なに言ってるんだよミュウ!俺らの中に殺人犯なんか居るわけが……」
書こうかが、ミュウの胸倉を掴む。
「そ、そうだ。赤髪の奴は事故で死んだんだ。
強く頭を打って、そのまま死んじまったんじゃ……」
「それは無いわね」
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書こうかの言葉を遮ったのは、L
「どういう意味だL!?まさかお前まで俺たちの中に殺人犯が居るとでも言うのか!?」
「さっき赤髪の傷口を見てみたわ、あれは明らかに鈍器で殴られた傷だったわ」
Lの言葉を聞き、書こうかは口を閉じる。
「でも、それはあくまで誰かに殴られたという証拠であって
私達の中に犯人が居るという証拠じゃない……」
「じゃ、じゃあ犯人は俺たち以外の中に居るわけじゃないんだな!?」
「しかし、第三者が赤髪を殴ったという証拠も無い……」
Lの言葉を聞き、書こうかは再び口を閉じた。
「とりあえずさ、まだ寝てる人たちを起こしに行こうよ」
アクアマリンが皆に提案する。
「そうだな。まだここに居ないのは、ワタリにルビーに挑戦者か……
全員、地獄の炎の部屋に居る奴らだな」
ドラAAモンが、三本の指を立てながらそう言う。
「いくら、部屋が一番奥にあるからって、あの悲鳴が聞こえないとは呑気な奴らだな」
ギンガが、再び悪態をつく。
「眠りが深かったんじゃないか?
だが起きたらあいつらショックなんじゃないか、赤髪はあいつらと仲良かったからさ」
新カントーが、そう言いながら立ち上がる。
「じゃあ、行きましょう」
出木杉未来を先頭にして、皆は地獄の炎の部屋へと向かった。
既に、二人目の死者が出ていると知らずに……
----
"ドンッドンッドンッ"
「おい、いつまで寝てるんだよ、とっとと起きろ!」
「大変なんだ、早く起きてくれ!」
出木杉未来と、書こうかが地獄の炎の間の扉を叩く。
「あ……ぁ……なんだよ、一体……」
ワタリの声が微かに聞こえる。
「起きたの?ワタリ!?」
「うっ……頭が痛い、何なんだよ一体……」
「落ち着いて聞きなさい……さっき……赤髪の死体を発見したわ」
「嘘……だろ?」
「残念だけど嘘じゃないわ、とりあえず二人を起こして。警察もすぐ来るから」
「あぁ……分かった」
ワタリは冷静な対応をする。
しかし、それもすぐに崩壊することになるのだが……
「おい、ルビー、ルビー?……うわぁぁぁぁああああああ」
「どうしたの、ワタリ!?」
「ルビーが……ルビーが……冷たくなってるんだよ!!」
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「おい、ワタリ、どうしたんだ!?」
ワタリの言葉……それはルビーの死を知らせていた。
「大丈夫かワタリぃ!!」
ミュウが、扉の下の隙間から部屋の中を覗く。
そこからは、腰を抜かしたワタリが見えた。
「これを使ってくれ!」
出木杉未来から、鍵が渡される。
Lはそれを使用し、中へと入っていった。
それに合わせて、どんどんと他の人間も押し寄せる。
その時に、誰もが感じる。
この部屋の空気の冷たさを……
腰を抜かしているワタリを他所に
出木杉未来が、ルビーのところへと向かっていった。
しばらく、ルビーの体を触った後
青ざめながら、首を横に振った。
「う……嘘だろ…?」
ギンガが、一歩ずつ部屋から遠ざかっていく。
「もうさ、警察に任せようぜ……」
ミュウがそう呟く。
この言葉に、反応するように、皆が部屋から出て行った。
しかしただ一人、この現場に残るものが居る。
それは……L。
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【次回予告】
ある人物の失踪―
それが今回の事件に深く関わっていた。
嫉妬…憤怒…さまざまな憎悪を巻き込みながら事件は進んでいく
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