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[[前へ>ドラAAモン その5]] 第二章 終わらないレクイエム ジャイアンという友を失った僕。 ポケギアに入っていたデータを使って、僕は皆を呼び寄せた。 「な、なんてことだ…まさかこのゲームに脱落者が出るなんて…」 この予想だにしない状況に、ドラえもんは動揺している。 だが、動揺しているのはドラえもんだけではない。 「どういうことだよ!こんなことが起こるなんて聞いてないぞ、ドラえもん!」 最初にスネオがドラえもんに文句をいった。 それに続くかのように、静香ちゃん、出木杉も文句をいう。 「どうすればいいのよ!どうすればタケシさんを生き返らせることができるのよ、ドラちゃん!」 「そうだよ、まずはタケシ君を生き返らせることが先決よ!」 皆言いたい放題だ。 でも、僕には何も言わない。「大丈夫」の一言も… ---- この言い合いは長引き、気がついたら朝から夜になっていた。 「…とりあえず、各自注意するように。以上。」 結局議論は進まなかった。 「おいドラえもん!何でペアで行動しないんだよ!」 スネオはまだドラえもんに反論している。 「だからそれは…」 「この中にタケシさんを殺した人がいるから、でしょ。」 ドラえもんの口を挟むように静香が話しかける。 どうやらドラえもんのことを察したようだ。 「どういうことだよ、静香ちゃん!」 「あなた、のび太さんの話を聞いてなかったの? のび太さんが言うからには、その犯人はのび太さんやタケシさんの名前を知ってたっていうじゃない。 まぁ、もっとものび太さんが犯人という可能性もあるけど。」 やっぱり僕の疑いは晴れないようだ。 僕中心で話を進めてきたのに犯人なわけないのに…… あ、いや、赤髪氏では僕が犯人だったしな、もしかしたら… ---- 「でも、それぞれ自分のポケモンをさらしてみるっていうのはどうかな?」 ここで出木杉が話を切り出してきた。 たしかに、それならすべて分かると思う。 だけど、そんなことしたらギラティナを持っている僕はさらに疑われてしまう。 「いや、僕はいやだね。」 ここでスネオが言った。助かった。 「何でだい、スネオ君。」 いちいち応答するなよな、出木杉…常識的に考えて… 「だってさ、もし自分が犯人だったらって考えてごらんよ。 どう考えても犯人は手持ちをボックスに隠すだろ? でも、僕を含めて、犯人でない皆は違う。 とりあえず状況が分からないからボックスにポケモンを隠すなんて事はしないはずだ。 犯人に手持ちを見られて、対策を取られるなんてことされたら、それこそ僕達は終わりさ。」 スネオ…なかなかいいこというんだな。悪知恵が働く分、その悪知恵への対抗策もあるらしい。 「…仕方がないな、その策はあきらめよう。」 「といっても、もう策って言う策もないんじゃないのかしら。」 「むぐ。」 静香ちゃんの適切なるつっこみ。 そして、沈黙のときが流れて――― ---- 「じゃあ、今度こそ解散にしよう。」 ドラえもんの一言で、皆は散り散りに散っていった。 僕は……育てやさんにジャイアンのラッキーを預けることにした。 持っているとジャイアンのことが思い出されて、目から鼻水が出てしまうからだ。 育てやさんにラッキーを預けた僕は、ポケモンセンターで休むことにした。 さすがの僕も今は眠れない。 暇をつぶすために、近くでポケモンの育成に励んだ。 近くで同じ事をしているような音がした。 やっぱり、気が気ではないのだろう。 あっという間に夜が明けた。スボミーは一向に進化も何もしない。 せっかくなので、僕はスボミーと会話をすることにした。 できるわけなかった。 でも、なんとなくスボミーのことが分かったような気がする。 そんなとき、スボミーの体が黄色く光った。 進化だ。 何で進化したのかは知らないけど、朝早くからバトルするのはいいってことかな? ※だからといって夜更かしはやめましょう!しまじろうとのお約束だよ! 夜更かしするとめまいがするよ!ロッカールームで同じような症状がでたひとがいるよ! 進化したスボミーは、まるでバラのようだった。 いや、バラだな、これは。 あたりの人からきいた情報によると、こいつはロゼリアという名前らしい。 トレーナーになつかないと進化しないあたり、僕はポケモンになつかれているのだろう。 僕はルンルン気分で先を急ぐことにした。 で、ジャイアンのことを思い出してブルーな気持ちになった。 ---- 同じところを繰り返し投下するとかふざけるなよな、作者… 会議の後、僕は先を急ぐことにした。 ドラえもんがいうからには、誰かがこのゲームをクリアしたら、ジャイアンは戻ってくるらしい。 だけど、もし犯人以外の全員がゲームオーバーになったら…… いや、そんなことはない。絶対に。 そんなことを考えていたら、僕の顔面に何かが激突した。 びしょっ という効果音と共に。 眼鏡が曇ってよく見えなかったが、ピンクの未確認生命物体…いや、クラゲ? とにかく、そんなものがういていた。 こっちが「それ」を見つめていると、「それ」もこっちを見つめてきた。じっくりと。 そして、しばらくすると「それ」はどこかに行ってしまった。なんとまあ自由奔放な。 だけど、なんとなくジャイアンを彷彿とさせるポケモンだった。 今度出会ったらゲットしたいなぁ。 …でもあれ、ポケモンなんだろうか。もし人間が化けている姿だったら、僕今とんでもないこと言ったような… ---- そんなことはさておき、とりあえず僕はあのでっかい山を目指すことにした。 なぜ山を登るのかって? ふっ……そこに山があるからさ。 というのではなく、どうやらあの山を超えたらまた新しい町につくそうだ。 そんなわけで山のふもとにいるのであった。 ちかくでみると…すごく…おおきくてふといです…。 だけど、意を決して突入した! とおもったら、早速石に躓いて転んでしまった。情けない。 そんなこともあって落ち込んでいたときに、男の声のようなものが聞こえてきた。 「おい、調子はどうだい?」 「ああ、何で俺なんかがここの見回りしなくちゃなんねーのかなぁ?」 「それなんだがな、聞いた話によるとボスがものすごいことをするらしいぜ。」 「まじで?!どんだけぇ~」 「…えーと、それと何か成果はあったか?」 「ああ、ここらを青い狸がうろついてたから捕まえて本部に送っといた、それだけだ。」 「ふーん、青い狸ねぇ。」 青い狸…思い浮かぶのは一人だけ。ドラえもんだ。 ここは……無理やりにでも本部の場所を聞きだすしかなさそうだな。 ---- ぼこぼこにして、奴らから本部の居場所を聞き出した。 カジノがある街のイカした建物だそうだ。…けど、何だこの建物は。 ドリルがそこらについた、イカれたビルじゃないか…。 まぁ、いい…とりあえず、音声を録音してみることにした。雰囲気を味わうためだ。 《こちらスネーク。これより、ミッションを開始する。》 …うん、結構いいね、これ。よく分からないけど。 とりあえず、ダンボール箱に入って、少しずつ進むことにした。 けど、どこにもダンボールがなかったので、一発でばれてしまった。 しかたないので、実力行使ですすむことになってしまったのである。 ---- そして、気がついたら僕の周囲は全身タイツ人間でいっぱいだった。 さすがの僕でも、この数を相手にするのは無理だ。 まずは相手を脅かすしかない…な。 「お前ら、勢いよく俺の周りを囲んだのはいいが……命の保障はしないぞ。 なんてったって、俺はさっきそこらに爆弾をしかけたからな。 スイッチを押したら……ドカン、だ。」 「いや、お前スイッチどこにもってるの」 あっさりバレターーーーッ! 「お前ら!あの眼鏡があんなはったりをかましたということは、あいつに手はないということだ! さぁ、いっせいにかかれーーーっ!」 『おーっ!』 ど、ドラえも…… いや、いつまでもドラえもんに頼ってちゃだめだ。 決めたじゃないか、ここの世界にきたときに。 ここは……僕一人で行くしかないっ! でも…… 「いけっ、ズバット!」「いきなさいドクロッグ!」 お……   お……       お…… 「きゅうけつ!」「どくづき!」 おうえんだーんっ! ---- そんなこといってもくるわけないわな。 ……さて、どうしようか。早速技を繰り出してきたわけだし。 あれ?あの技は僕のポケモンに繰り出したわけじゃないから……僕に向けての攻撃?! ままままずいよ、とりあえずポケモンを出さないと! えーっと、あれでもない、これでもない…ってこんなことしてる暇じゃないよ! とりあえず適当につかんだこのボールを出すしかない! ああ…ごめんよ、チリーン。君のガラスの体に傷をつかせて。敵はきっと僕が取るから。 さぁてと……反撃といくか 「バレットパンチ!」 ええええっ!早すぎないか?ととと、とりあえずまたしてもチリーンごめん! で、この間に。いけぇ!(ギラティナを除いた)皆ぁ! ……あれ?僕こんなに手持ちいたっけ?まぁいいや。 まずは……ドダイトス以外は皆ドータクンに乗って!そして、ドータクン!地震だ! あ、僕がドータクンに乗らなくてどうしろってんだよー! しかも建物内だから床が抜けて……ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぇぇぇっぇっぇぇっぅぇっ 姉葉建築かよぉぉぉぉぉ ---- 目を開いたら……何も見えなかった。目を閉じているような感覚。いや、視覚。 確かいつかテレビで聞いたことがあるな……。何もないところ、閉塞された空間にいたら、気が動転し、死… いやだよおおおおおおおっぉっぉぉぉぉぉ こんな所で……こんな所で死ぬわけにはいかない…ジャイアンの敵をとるまでは… お……お…… おうえんだん――…… 『溺れる者は藁をもつかむ』だっけ?よくわからないけど。 いまがまさにちょうどその状況だな。 ふぅ……幻聴まで聞こえてきたよ。 なんで応援団2のラスト面の曲でしかもチアなんだよ…。 こんなギャグの展開で死ぬとは…… 嗚呼…せめて静香ちゃんのチアリーダー姿を見て…死にた…かっ…た…… GAME OVER のび太? ---- 時はさかのぼってというかほぼ一ヶ月たって…… だがしかし今回のお話は前回のちょっと前の話だったりするわけで。   コポコポ…… コポコポ…… な……なんだこの音は…… というか、いきなり出番なのね…… 《帰ってきたというか別に行っても帰ってもいないけどなという感じな  ドラえもんサイド》 ふと目がさめたら、僕はなぜか水の中にいた。 たしかにまぁ、僕は機械だから空気はなくても生きてはいけるけど…… こんな生物をいれるっていうことは、おそらく酸素入りの液体だな。 確か今週の世界一受けたい授業でやるらしいけど……ぶっちゃけどうでもいい。 とりあえず、ここから出よう……。 チャチャチャチャン♪ タイトル音楽じゃんこれ。 テッテテー♪だな。 空気ほ…… ぽぽぽぽっけっととととととがななななない! ありきたりな展開だけどない! ---- 危ない危ない。僕が人間だったら今のショックで死んでるところだったな。 ひとまずここは落ち着いて、あたりでもみようか。 あたりに見えるのは……よくアニメとかでみるありきたりな実験装置器具がたくさんある。 そして、その中にはなんだかよくわかんない塊がういている。 これについて追求しておくのはやめておこう……。 そんなとき、この部屋に誰かがやってきた。 足音的に一人だな……。一応目は閉じておくか。 「オーウ!トゥデイはナイスな収穫ネ!特にこの狸!ベリーグットネ!」 が……我慢我慢。 「それにしてもディス狸イズベリー丸いデース」 がま……がま…… 「HAHAHA!何度見てもこれはとても笑えるネ!」 ががががががががががあががまんならなーーーーい! そんなこんなで僕は、自分が入っていた容器から飛び出たのであった。 「WHYーーーーー?!YOUはどうやってあの容器からでたのデースカ?」 それはですね(全略)というわけですよ。 「なるほど、そういうわけですかー。しかーし、YOUはまたその容器に戻るのデース」 そういうと外人まがいは自分のポケットからよくわからないスイッチ上のものをだした。 「ユーはこれがなんだかアンダスターンド?これはー起爆装置デース。  ……ユーの後ろにある容器のね!」 そんなことを言われたので後ろを振り返ると、そこには僕と同じ容器に入っているポケモンたちの姿があった。 そして、その中には僕のポケモンもいた。 「HAHAHA!あそこにはユーのポケモンもイマース!  ソー、ユーはミーに手出しができないのデース。さぁ、おとなしく戻りなさーい」 ---- くっ……僕は何もできないのかっ…… だめだっ、あきらめちゃならない……最善の策を考えなければっ! 「ユー、いったいどうしますかー?」 ……僕のポケモンと交渉してみるよ。だからちょっと待ってくれ。 「いいデース、しかし一匹のみですよー?三分間まってやりマース」 そんなこんなで、僕は今作品にて始めてお目にかかるマイポケモンアゲハントと話し合うことにした。 なぜかはしらないけれど、僕にはポケモンの気持ちが分かるんだ。もっとも、そのポケモンに触ったらだけどね。 「HEY!三分経ちましたー!答えを聞こうではありませんかー」 これは賭けだ。もし失敗すれば命はない……だが、やらないわけにはいかない! 《バルス(フラッシュ)》 「NOOOOOOOOO!目が……目がぁ……」  作戦は成功のようだ。よし、ここはさっさとポケモンたちを救出して逃げ……  『ドゴオオオオオオン』 な、なんだこの音は?!これはまさか……まさか…… やばいっ!さっきのバルスのせいでこの建物が崩れてしまったのか?! ありえるのかそんなこと ※前回参照 っていってるうちにおちるうううううううううう ---- 一方そのころ…… 「ここは……そう、ポケモンの世界なのね。おにいちゃんったら、一体どこに……  あら、なにかしらこのポケモン。……人のポケモンみたいね。  よしよし、飼い主に逃がされたか、飼い主がなくなったのね。  今日からは、私が主人よ」 話は別の展開で動いていくとかいかないとか。 もしかしたら何も触れないで話が終わってしまうのかもしれない。 「ちょっと、ひどいじゃない」 そういう作者の作品に入ったあなたのうんがわるかったんです。 「ところで……あなたは誰なの?さっきからやけに私に話しかけてくるけど」 天の声です。ちなみに作者の脳内設定ではアナゴさんボイスです。 「放送局が違うけど……そこは大丈夫なの?」 小説で人気がないから大丈夫なのです。 「……いつまで引っ張るきなの、これで」 言われてしまったので、本編開始しまーす。 これもほんぺんだけどね。 ----   ううう……    むむむ…… ぬっひょー!死ぬかとおもった!まさか瓦礫の中に埋まるとはおもわなかった。  あの後、建物が崩れたので、僕は瓦礫の中に埋まってしまったのだ。 それにしても……ひどいありさまだな。 中にはたくさんのギンガ団の団員がいただろうし…… いや、まてよ。 もしかしたら今落ちたときにいろいろあって大事なところが破れている女団員がいるかも   グヘヘッヘヘヘヘヘヘ なんてね。さて、こうなったらここにもう用はないし、先に急ぐか…… あれ?あそこにポケモンがいるぞ……誰のだ? ポケモンの質を見る限りギンガ団のではなさそうだけど。 ……あれ?あのでっかい亀、どこかで見たような気もするけど…… そういえば、誰かから聞いたな、「のび太のポケモンはのびただな。亀のポケモンなんかもってるよw」 って。 ……のび太君じゃないかもしれないけれど、一様助けようか。   テッテテー!ポケット一応取り返したんだよな。描写はないけど。  ムードもりあげ楽団改造var~。 これなら、僕が思ったとおりに楽団が演奏してくれるんだよな。 まったく持って小説の世界は便利だ。 さぁ、楽団よ、あそこに埋まっている人を勇気付けるのだ!  ということがあって、話はのび太サイドにもどるわけで。 ----
[[前へ>ドラAAモン その5]] 第二章 終わらないレクイエム ジャイアンという友を失った僕。 ポケギアに入っていたデータを使って、僕は皆を呼び寄せた。 「な、なんてことだ…まさかこのゲームに脱落者が出るなんて…」 この予想だにしない状況に、ドラえもんは動揺している。 だが、動揺しているのはドラえもんだけではない。 「どういうことだよ!こんなことが起こるなんて聞いてないぞ、ドラえもん!」 最初にスネオがドラえもんに文句をいった。 それに続くかのように、静香ちゃん、出木杉も文句をいう。 「どうすればいいのよ!どうすればタケシさんを生き返らせることができるのよ、ドラちゃん!」 「そうだよ、まずはタケシ君を生き返らせることが先決よ!」 皆言いたい放題だ。 でも、僕には何も言わない。「大丈夫」の一言も… ---- この言い合いは長引き、気がついたら朝から夜になっていた。 「…とりあえず、各自注意するように。以上。」 結局議論は進まなかった。 「おいドラえもん!何でペアで行動しないんだよ!」 スネオはまだドラえもんに反論している。 「だからそれは…」 「この中にタケシさんを殺した人がいるから、でしょ。」 ドラえもんの口を挟むように静香が話しかける。 どうやらドラえもんのことを察したようだ。 「どういうことだよ、静香ちゃん!」 「あなた、のび太さんの話を聞いてなかったの? のび太さんが言うからには、その犯人はのび太さんやタケシさんの名前を知ってたっていうじゃない。 まぁ、もっとものび太さんが犯人という可能性もあるけど。」 やっぱり僕の疑いは晴れないようだ。 僕中心で話を進めてきたのに犯人なわけないのに…… あ、いや、赤髪氏では僕が犯人だったしな、もしかしたら… ---- 「でも、それぞれ自分のポケモンをさらしてみるっていうのはどうかな?」 ここで出木杉が話を切り出してきた。 たしかに、それならすべて分かると思う。 だけど、そんなことしたらギラティナを持っている僕はさらに疑われてしまう。 「いや、僕はいやだね。」 ここでスネオが言った。助かった。 「何でだい、スネオ君。」 いちいち応答するなよな、出木杉…常識的に考えて… 「だってさ、もし自分が犯人だったらって考えてごらんよ。 どう考えても犯人は手持ちをボックスに隠すだろ? でも、僕を含めて、犯人でない皆は違う。 とりあえず状況が分からないからボックスにポケモンを隠すなんて事はしないはずだ。 犯人に手持ちを見られて、対策を取られるなんてことされたら、それこそ僕達は終わりさ。」 スネオ…なかなかいいこというんだな。悪知恵が働く分、その悪知恵への対抗策もあるらしい。 「…仕方がないな、その策はあきらめよう。」 「といっても、もう策って言う策もないんじゃないのかしら。」 「むぐ。」 静香ちゃんの適切なるつっこみ。 そして、沈黙のときが流れて――― ---- 「じゃあ、今度こそ解散にしよう。」 ドラえもんの一言で、皆は散り散りに散っていった。 僕は……育てやさんにジャイアンのラッキーを預けることにした。 持っているとジャイアンのことが思い出されて、目から鼻水が出てしまうからだ。 育てやさんにラッキーを預けた僕は、ポケモンセンターで休むことにした。 さすがの僕も今は眠れない。 暇をつぶすために、近くでポケモンの育成に励んだ。 近くで同じ事をしているような音がした。 やっぱり、気が気ではないのだろう。 あっという間に夜が明けた。スボミーは一向に進化も何もしない。 せっかくなので、僕はスボミーと会話をすることにした。 できるわけなかった。 でも、なんとなくスボミーのことが分かったような気がする。 そんなとき、スボミーの体が黄色く光った。 進化だ。 何で進化したのかは知らないけど、朝早くからバトルするのはいいってことかな? ※だからといって夜更かしはやめましょう!しまじろうとのお約束だよ! 夜更かしするとめまいがするよ!ロッカールームで同じような症状がでたひとがいるよ! 進化したスボミーは、まるでバラのようだった。 いや、バラだな、これは。 あたりの人からきいた情報によると、こいつはロゼリアという名前らしい。 トレーナーになつかないと進化しないあたり、僕はポケモンになつかれているのだろう。 僕はルンルン気分で先を急ぐことにした。 で、ジャイアンのことを思い出してブルーな気持ちになった。 ---- 同じところを繰り返し投下するとかふざけるなよな、作者… 会議の後、僕は先を急ぐことにした。 ドラえもんがいうからには、誰かがこのゲームをクリアしたら、ジャイアンは戻ってくるらしい。 だけど、もし犯人以外の全員がゲームオーバーになったら…… いや、そんなことはない。絶対に。 そんなことを考えていたら、僕の顔面に何かが激突した。 びしょっ という効果音と共に。 眼鏡が曇ってよく見えなかったが、ピンクの未確認生命物体…いや、クラゲ? とにかく、そんなものがういていた。 こっちが「それ」を見つめていると、「それ」もこっちを見つめてきた。じっくりと。 そして、しばらくすると「それ」はどこかに行ってしまった。なんとまあ自由奔放な。 だけど、なんとなくジャイアンを彷彿とさせるポケモンだった。 今度出会ったらゲットしたいなぁ。 …でもあれ、ポケモンなんだろうか。もし人間が化けている姿だったら、僕今とんでもないこと言ったような… ---- そんなことはさておき、とりあえず僕はあのでっかい山を目指すことにした。 なぜ山を登るのかって? ふっ……そこに山があるからさ。 というのではなく、どうやらあの山を超えたらまた新しい町につくそうだ。 そんなわけで山のふもとにいるのであった。 ちかくでみると…すごく…おおきくてふといです…。 だけど、意を決して突入した! とおもったら、早速石に躓いて転んでしまった。情けない。 そんなこともあって落ち込んでいたときに、男の声のようなものが聞こえてきた。 「おい、調子はどうだい?」 「ああ、何で俺なんかがここの見回りしなくちゃなんねーのかなぁ?」 「それなんだがな、聞いた話によるとボスがものすごいことをするらしいぜ。」 「まじで?!どんだけぇ~」 「…えーと、それと何か成果はあったか?」 「ああ、ここらを青い狸がうろついてたから捕まえて本部に送っといた、それだけだ。」 「ふーん、青い狸ねぇ。」 青い狸…思い浮かぶのは一人だけ。ドラえもんだ。 ここは……無理やりにでも本部の場所を聞きだすしかなさそうだな。 ---- ぼこぼこにして、奴らから本部の居場所を聞き出した。 カジノがある街のイカした建物だそうだ。…けど、何だこの建物は。 ドリルがそこらについた、イカれたビルじゃないか…。 まぁ、いい…とりあえず、音声を録音してみることにした。雰囲気を味わうためだ。 《こちらスネーク。これより、ミッションを開始する。》 …うん、結構いいね、これ。よく分からないけど。 とりあえず、ダンボール箱に入って、少しずつ進むことにした。 けど、どこにもダンボールがなかったので、一発でばれてしまった。 しかたないので、実力行使ですすむことになってしまったのである。 ---- そして、気がついたら僕の周囲は全身タイツ人間でいっぱいだった。 さすがの僕でも、この数を相手にするのは無理だ。 まずは相手を脅かすしかない…な。 「お前ら、勢いよく俺の周りを囲んだのはいいが……命の保障はしないぞ。 なんてったって、俺はさっきそこらに爆弾をしかけたからな。 スイッチを押したら……ドカン、だ。」 「いや、お前スイッチどこにもってるの」 あっさりバレターーーーッ! 「お前ら!あの眼鏡があんなはったりをかましたということは、あいつに手はないということだ! さぁ、いっせいにかかれーーーっ!」 『おーっ!』 ど、ドラえも…… いや、いつまでもドラえもんに頼ってちゃだめだ。 決めたじゃないか、ここの世界にきたときに。 ここは……僕一人で行くしかないっ! でも…… 「いけっ、ズバット!」「いきなさいドクロッグ!」 お……   お……       お…… 「きゅうけつ!」「どくづき!」 おうえんだーんっ! ---- そんなこといってもくるわけないわな。 ……さて、どうしようか。早速技を繰り出してきたわけだし。 あれ?あの技は僕のポケモンに繰り出したわけじゃないから……僕に向けての攻撃?! ままままずいよ、とりあえずポケモンを出さないと! えーっと、あれでもない、これでもない…ってこんなことしてる暇じゃないよ! とりあえず適当につかんだこのボールを出すしかない! ああ…ごめんよ、チリーン。君のガラスの体に傷をつかせて。敵はきっと僕が取るから。 さぁてと……反撃といくか 「バレットパンチ!」 ええええっ!早すぎないか?ととと、とりあえずまたしてもチリーンごめん! で、この間に。いけぇ!(ギラティナを除いた)皆ぁ! ……あれ?僕こんなに手持ちいたっけ?まぁいいや。 まずは……ドダイトス以外は皆ドータクンに乗って!そして、ドータクン!地震だ! あ、僕がドータクンに乗らなくてどうしろってんだよー! しかも建物内だから床が抜けて……ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぇぇぇっぇっぇぇっぅぇっ 姉葉建築かよぉぉぉぉぉ ---- 目を開いたら……何も見えなかった。目を閉じているような感覚。いや、視覚。 確かいつかテレビで聞いたことがあるな……。何もないところ、閉塞された空間にいたら、気が動転し、死… いやだよおおおおおおおっぉっぉぉぉぉぉ こんな所で……こんな所で死ぬわけにはいかない…ジャイアンの敵をとるまでは… お……お…… おうえんだん――…… 『溺れる者は藁をもつかむ』だっけ?よくわからないけど。 いまがまさにちょうどその状況だな。 ふぅ……幻聴まで聞こえてきたよ。 なんで応援団2のラスト面の曲でしかもチアなんだよ…。 こんなギャグの展開で死ぬとは…… 嗚呼…せめて静香ちゃんのチアリーダー姿を見て…死にた…かっ…た…… GAME OVER のび太? [[次へ>ドラAAモン その7]] ----

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