「カントー その1」(2006/12/08 (金) 21:59:08) の最新版変更点
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それはある日の昼下がり
みんなはスネ夫の家でポケモンをして遊んでいた
ジャイアン「よっしゃ、勝った!」
のび「うわああぁあぁん。また負けたよドラえもーーん」
(それは知らんがな)
のび太は弱い。というよりタイプを考えずに好きなポケモンを育てているためそうなるのか
ジャイアンは完全にフルアタ型だ。型にはまった時は驚異的な強さを発揮する
スネ夫はネチネチ型。どくどく→影分身のコンボも平気で使ってくる(たまにジャイアンにぶっ飛ばされる)
出来杉としずかはバランス型。PTも考えて構成していて相性も有効に活用する
ドラえもんは…よくわからない
そんなこんなで皆で楽しんでいると突然出来杉が口を開いた―
「ドラえもん…僕達がポケモントレーナーになる道具ってないかな?」
ドラえもんはニヤリと笑いながら言った
「あるよ。」
全員の目が輝いた
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ドラえもんは未来から
【なりきりポケモントレーナー】
を取り寄せ、箱を開けた
皆で取り扱い説明書を読んでいざポケモンの世界へ―
簡単なルールは以下の通りである
1:このゲームの中にいる間、現実世界の時間は進まない
2:世界観はポケモン赤緑。しかし技(中には特性も)はDPまで網羅しているので今までとは少々違った趣向が楽しめるかも?
(どちらかと言うとFRの感覚かも知れない)
3:スタートはマサラタウン
誰かがチャンピオンになればそこで終わり
4:まず全員に一匹ポケモンが配られる
そのポケモンは最後まで連れていなければならない
また、初めにもらったポケモンとは会話が可能
これが皆を喜ばせた
5:チャンピオンに挑戦出来るのは二度まで
同じポケモントレーナーに三度負けてはいけない
どちらの場合もできなければ脱落
6:四次元ポケット等未来の世界の道具は使用できないようになっている
皆は理解するとシートに乗って、ポケモンの世界へ向かった
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一行はタイムマシンのような物でポケモンの世界へ向かっていた
その中ではそれぞれの思惑が交錯している
(どんなポケモンがもらえるのかしら。もちろん私に相応しいポケモンでしょうね)
(俺様が一番だ!絶対一番だ!全員ぶっ飛ばしてやる!)
(技がDPまでとなると…エスパー持ちが最強という訳でもなくなるか。おやおや、しずかちゃん。パンツゲットだぜ!)
(ぶーーーーーーん)
(猫の僕でもポケモンたちと仲良くなれるだろーか)
(ライバルは…少ない方がいいよね、ママ)
そして、突然―
出来杉が突き落とされた!
出来杉「う、うわあああぁぁぁ!」
全員「出来杉(くん)!!」
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一行は楽しさいっぱいでポケモン世界へ向かっていたのだが…
その途中大変な事が起きてしまった
出来杉が奈落の底へ落ちたのだ!
ドラえもん「何てことだ…」
(僕は知らない僕の責任じゃない不慮の事故だ仕方ないんだ僕は何も悪くない。よね、ね?ね?)
スネ夫「油断してて落ちちゃったんだね」
(僕に油断してたんだね、くけけけけ)
ジャイアン「ライバルが減って良かったじゃねえか」(ライバルが減って良かったじゃねえか)
しずか「タケシさん!!」
(まったく。その通りだわ)
のび太「ドラえもん!出来杉は大丈夫なの!?」
(ぶーーーーーーん)
かくしてのび太たちの冒険は波乱の幕開けとなった―
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出来杉を除いた全員はマサラタウンに到着した
そしてオーキド博士の研究所のドアを叩いた
とりあえず出来杉の事は後で考えることにして(というより忘れようとした)ポケモンの世界を楽しむことにした
「おー、よく来てくれたねみんな。待っておったよ」
(設定、かな?)
「おや、一人足りないようじゃが?」
ドラえもん「え…あ、え、いや。とりあえず5人でお願いします!」
オーキド「まあ別によいが…」
オーキド博士は皆を大きな装置の前に案内してくれた
「それでは順番にこのボタンを押してくれたまえ。
ランダムじゃが、相性等も考慮してポケモンが選ばれるようになっておる。
そしてその穴から出てきたボールに入っているのが君たちのパートナーじゃ!」
みんなの鼓動が高まる
スネ夫「じゃあ順番はじゃん…」
ジャイアンがこっちを睨んでいる
スネ夫「じゃん…イアンが一番で後の皆はじゃんけんをしよう!」
ジャンイアンは満足そうだ
かくして公平に順番が決まった。受け取る順番は以下の通りである
ジャン→しず→ドラ→のび→スネ夫
トップバッターのジャンイアンがボタンを押した!
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ジャイアンは自信満々にボタンを押した
コンコロコローン。ぽむっ
ジャイアン「よっしゃ。ワンリキーktkrwwwww」
(やっぱり)(やっぱりか)(予想通りね豚ゴリラ)(カスカスw)
ワンリキーはジャイアンを見て一言。
「殺すぞ?」
みんなは必死にジャイアンを止めた
そしてそれぞれの思惑を乗せ、しずかが続いた
コンコロコローン。ぽむっ
(…え?気のせいよね)
しずかは我が目を疑った
出てきたポケモンは―
ルージュラ
(かわいそうに)(しずかちゃん…)(まさこキタwww)(ワンリキー殺す!)
ルージュラ「ちっ。ドブスが。」
しずかは目の前が暗くなった
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若干険悪なムードの中―
ドラえもんがボタンを押した
コンコロコローン。ぽむっ
ドラえもんは凹んだ
ニャースだった
(はい、キャラかぶったー)(まぁ雑魚だね)(ワンリキー殺す!)
(…ルージュラ…何で私がルージュラなのよ…)
ニャース「うーーーん。
たぬきニャ?」
「猫だ!!」
ドラえもんは激昂した
恐る恐るのび太はボタンを押した
コンコロコローン。ぼむっ
全員が驚いた
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ぼむっ
のび「ぴぎーーーっ!」
のび太は危うく潰されかけた
出てきたのはカビゴンだった
これには周りの皆も驚いた!
(ヤバい、当たりを引きやがった)(のび太のくせにナマイキだ。殺す)
(負け組のくせに…私なんて)(何でのび太君だけ)
カビゴン「・・・飯」
のび「なんでトレーナーの僕に命令するんだよ」
カビゴン「めーーーーし」
のび太はパシリに決まった
最後はスネ夫だ。
(せめて、せめてしずかちゃんレベルをー)
スネ夫は祈りながらボタンを押した
コンコロコローン。ぽむっ
出てきたのはメタモンだった
(ちょwネタポケwww)(一人脱落かしら)(良かった。僕より下がいた)(まあ、許す!)
メタモン「めためたー」
スネ夫の頬を涙が伝った
とりあえず。全員のパートナーが決まったのである
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