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[[次へ>ビギナー その6]] あれから更に数週間─のび太とドラえもんは、111番道路の砂漠に来ている。 二人はトウカジムをクリアしヒワマキへ向かおうとしていた道中、 偶然の再会を果たしていた。 それからドラえもんがリーフから貰っていたゴーゴーゴーグルを一つ渡し、 その足で砂漠に来ている。 のび太「すごい砂嵐だ…」 相変わらず、砂漠の中は砂嵐がひどくゴーグルがあるとはいえ視界も良くない。 ドラえもん「ねぇ、のび太くん…」 ドラえもんが不意に切り出した。 のび太「なんだよドラえもん?」 ドラえもん「あそこ…見てごらん。」 ドラえもんが指(ないけど)指す先、そこには蜃気楼のようにモヤモヤと『存在』する 不思議な塔が建っていた。 のび太「なんだい…あれは?」 ドラえもん「話に聞いた事がある…多分、あれは幻影の塔だ。」 砂漠に現れたり消えたりする、不思議な塔。それが正に幻影を思わせ、 そこから『幻影の塔』と言われている(多分)。 その時だ。 塔の方から凄まじい爆音が聞こえる。 のび太「一体なんなんだ!?」 のび太は驚く。 ドラえもん「わからない…とりあえず行ってみよう!」 こうして、二人は塔の中へと入って行った。 ---- 幻影の塔・内部─ 遺跡を思わせる、石や土で出来た壁。床には砂があり、 こんな場所が本当に現れたり消えたりするのだろうか。 二人は塔の中を進んでいた。 のび太「結構奥まで来たね…」 ドラえもん「うん…今の所何も無かったけど、油断しちゃいけないよ。」 二人が塔に入って一時間が経過しようとしていた時、 二人はとうとう幻影の塔最深部にある、広間に到着した。 そして、その広間には見覚えのある人物が立っていた。 ドラえもん「あーっ!お前はあの時の!」 M団員「ちっ!あの時のポケモンか?」 そこに居たのは、カナシダトンネルで遭遇したあのマグマ団員だった。 ドラえもん「僕はポケモンじゃない!それより、こんなところで何してるんだ?!」 ドラえもんの問いに、団員は鼻をフンと鳴らして答えた。 M団員「へん、ピクニックでもしてるように見えるか? 使えるポケモンを捕まえて、任務を果たしに来たんだよ!」 ドラえもんを馬鹿にしたように話す団員の後ろから、いつの間にか謎の男が現れる。 謎の男「お喋りが過ぎるぞ…」 のび太「あの人…どっかで?」 のび太は、その男にどこかで見覚えのある気がした。 ---- M団員「すみません…」 団員は男に頭を下げる。そしてドラえもん達の方を振り向き言った。 M団員「へっ、用事は済んだんだ。俺達は帰らせて貰うぜ。そこをどきな!」 以前とは違い、強気な団員。しかし、ドラえもん達は道を譲らなかった。 ドラえもん「やなこった!捕まえて警察に突き出してやる!」 ドラえもんはモンスターボールからサンドから進化したサンドパンを繰り出した。 その体には未だに無数の傷跡が残る。 M団員「その傷…あの時のサンドか?」 どうやら団員はサンドに見覚えがあるらしい。 ドラえもん「何?どういう事だ!」 ドラえもんは団員に叫んだ。 M団員「へっ、捕まえたまではよかったんだが 使えねぇポケモンだったから痛め付けてから逃がしてやったのさ!」 サンドを見つけた時の事を思い出したドラえもんの怒りは、頂点に達した。 ドラえもん「なんてヒドい事を!サンドパン、アイツを倒すぞ!」 サンドパンも、団員に対して敵意をあらわにしている。 のび太「僕も加勢するよ、ドラえもん!」 のび太はキノガッサを繰り出しドラえもんに並ぶ。 ---- のび太「ドラえもん…アイツは僕に任せて。」 のび太は謎の男の方を向き直して言った。 ドラえもん「わかったよのび太くん!行くぞ、サンドパン!」 M団員「かかってきな!行け、ハブネーク!」 ドラえもん対M団員のバトルの火蓋が切って落とされた。 M団員「噛付け、ハブネーク!」 大きな口を開き、牙をむいてサンドパンに飛び掛かるハブネーク。 ドラえもん「サンドパン!丸くなって防ぐんだ!」 外敵から身を守るために発達した背中のトゲで、 サンドパンは余りダメージを受けなかった。 ドラえもん「そのまま体当たりしちゃえ!」 本来"たいあたり"はサンドパンの使える技ではないため余り威力は無かったが、 顔面に鋭いトゲの球を食らったハブネークは怯んだ。 M団員「くそっ…なにやってるんだハブネーク!」 ドラえもん「まだまだ行くぞ!スピードスター!」 壁際にまで追い込まれたハブネークに次々とたたみかけるサンドパン。 その間合いは約2メートルほどになった。 M団員「来たな…そこだハブネーク!ポイズンテール!」 団員が叫ぶ。目付きを変えたハブネークの一撃がサンドパンに襲いかかった。 ドラえもん「しまった!サンドパン!」 ---- 壁に叩き付けるサンドパン。 ハブネークのウェイトの乗った充分な距離からの重い一撃で、 サンドパンはかなりのダメージを受けてしまった。 ドラえもん「大丈夫かい?サンドパン。」 ドラえもんの呼び掛けに、サンドパンは『まだ行ける』といわんばかりに 首を縦に振る。 ドラえもん「よし!弱ってるのはあっちも同じだ。行くぞサンドパン!」 ハブネークに向かって駆け出すサンドパン。 M団員「決めてやるぜ…ハブネーク!」 ハブネークもサンドパンを迎え撃つ体制に入った。 ドラえもん・M団員(勝負は…この一撃で決まる!) 飛び上がり、ハブネークに襲いかかるサンドパン。 ドラえもん「切り裂く!」 M団員「毒々のキバ!」 二体の激しい攻撃がぶつかった。 謎の男「お前一人で…俺に勝てるとでも?」 のび太「やってみなくちゃわかんないよ?僕とあんたは戦った事が無いんだから!」 そう啖呵を切ったのび太に、対峙していた男が不敵に笑いながらボールを構えた。 謎の男「フ…それもそうだな。行くぞ、グラエナ。」 男が繰り出したグラエナ、それは他のグラエナより一回り大きかった。 のび太「行くよ、キノ!」 のび太の中に、緊張が走った。 ----
[[次へ>ビギナー その6]] あれから更に数週間─のび太とドラえもんは、111番道路の砂漠に来ている。 二人はトウカジムをクリアしヒワマキへ向かおうとしていた道中、 偶然の再会を果たしていた。 それからドラえもんがリーフから貰っていたゴーゴーゴーグルを一つ渡し、 その足で砂漠に来ている。 のび太「すごい砂嵐だ…」 相変わらず、砂漠の中は砂嵐がひどくゴーグルがあるとはいえ視界も良くない。 ドラえもん「ねぇ、のび太くん…」 ドラえもんが不意に切り出した。 のび太「なんだよドラえもん?」 ドラえもん「あそこ…見てごらん。」 ドラえもんが指(ないけど)指す先、そこには蜃気楼のようにモヤモヤと『存在』する 不思議な塔が建っていた。 のび太「なんだい…あれは?」 ドラえもん「話に聞いた事がある…多分、あれは幻影の塔だ。」 砂漠に現れたり消えたりする、不思議な塔。それが正に幻影を思わせ、 そこから『幻影の塔』と言われている(多分)。 その時だ。 塔の方から凄まじい爆音が聞こえる。 のび太「一体なんなんだ!?」 のび太は驚く。 ドラえもん「わからない…とりあえず行ってみよう!」 こうして、二人は塔の中へと入って行った。 ---- 幻影の塔・内部─ 遺跡を思わせる、石や土で出来た壁。床には砂があり、 こんな場所が本当に現れたり消えたりするのだろうか。 二人は塔の中を進んでいた。 のび太「結構奥まで来たね…」 ドラえもん「うん…今の所何も無かったけど、油断しちゃいけないよ。」 二人が塔に入って一時間が経過しようとしていた時、 二人はとうとう幻影の塔最深部にある、広間に到着した。 そして、その広間には見覚えのある人物が立っていた。 ドラえもん「あーっ!お前はあの時の!」 M団員「ちっ!あの時のポケモンか?」 そこに居たのは、カナシダトンネルで遭遇したあのマグマ団員だった。 ドラえもん「僕はポケモンじゃない!それより、こんなところで何してるんだ?!」 ドラえもんの問いに、団員は鼻をフンと鳴らして答えた。 M団員「へん、ピクニックでもしてるように見えるか? 使えるポケモンを捕まえて、任務を果たしに来たんだよ!」 ドラえもんを馬鹿にしたように話す団員の後ろから、いつの間にか謎の男が現れる。 謎の男「お喋りが過ぎるぞ…」 のび太「あの人…どっかで?」 のび太は、その男にどこかで見覚えのある気がした。 ---- M団員「すみません…」 団員は男に頭を下げる。そしてドラえもん達の方を振り向き言った。 M団員「へっ、用事は済んだんだ。俺達は帰らせて貰うぜ。そこをどきな!」 以前とは違い、強気な団員。しかし、ドラえもん達は道を譲らなかった。 ドラえもん「やなこった!捕まえて警察に突き出してやる!」 ドラえもんはモンスターボールからサンドから進化したサンドパンを繰り出した。 その体には未だに無数の傷跡が残る。 M団員「その傷…あの時のサンドか?」 どうやら団員はサンドに見覚えがあるらしい。 ドラえもん「何?どういう事だ!」 ドラえもんは団員に叫んだ。 M団員「へっ、捕まえたまではよかったんだが 使えねぇポケモンだったから痛め付けてから逃がしてやったのさ!」 サンドを見つけた時の事を思い出したドラえもんの怒りは、頂点に達した。 ドラえもん「なんてヒドい事を!サンドパン、アイツを倒すぞ!」 サンドパンも、団員に対して敵意をあらわにしている。 のび太「僕も加勢するよ、ドラえもん!」 のび太はキノガッサを繰り出しドラえもんに並ぶ。 ---- のび太「ドラえもん…アイツは僕に任せて。」 のび太は謎の男の方を向き直して言った。 ドラえもん「わかったよのび太くん!行くぞ、サンドパン!」 M団員「かかってきな!行け、ハブネーク!」 ドラえもん対M団員のバトルの火蓋が切って落とされた。 M団員「噛付け、ハブネーク!」 大きな口を開き、牙をむいてサンドパンに飛び掛かるハブネーク。 ドラえもん「サンドパン!丸くなって防ぐんだ!」 外敵から身を守るために発達した背中のトゲで、 サンドパンは余りダメージを受けなかった。 ドラえもん「そのまま体当たりしちゃえ!」 本来"たいあたり"はサンドパンの使える技ではないため余り威力は無かったが、 顔面に鋭いトゲの球を食らったハブネークは怯んだ。 M団員「くそっ…なにやってるんだハブネーク!」 ドラえもん「まだまだ行くぞ!スピードスター!」 壁際にまで追い込まれたハブネークに次々とたたみかけるサンドパン。 その間合いは約2メートルほどになった。 M団員「来たな…そこだハブネーク!ポイズンテール!」 団員が叫ぶ。目付きを変えたハブネークの一撃がサンドパンに襲いかかった。 ドラえもん「しまった!サンドパン!」 ---- 壁に叩き付けるサンドパン。 ハブネークのウェイトの乗った充分な距離からの重い一撃で、 サンドパンはかなりのダメージを受けてしまった。 ドラえもん「大丈夫かい?サンドパン。」 ドラえもんの呼び掛けに、サンドパンは『まだ行ける』といわんばかりに 首を縦に振る。 ドラえもん「よし!弱ってるのはあっちも同じだ。行くぞサンドパン!」 ハブネークに向かって駆け出すサンドパン。 M団員「決めてやるぜ…ハブネーク!」 ハブネークもサンドパンを迎え撃つ体制に入った。 ドラえもん・M団員(勝負は…この一撃で決まる!) 飛び上がり、ハブネークに襲いかかるサンドパン。 ドラえもん「切り裂く!」 M団員「毒々のキバ!」 二体の激しい攻撃がぶつかった。 謎の男「お前一人で…俺に勝てるとでも?」 のび太「やってみなくちゃわかんないよ?僕とあんたは戦った事が無いんだから!」 そう啖呵を切ったのび太に、対峙していた男が不敵に笑いながらボールを構えた。 謎の男「フ…それもそうだな。行くぞ、グラエナ。」 男が繰り出したグラエナ、それは他のグラエナより一回り大きかった。 のび太「行くよ、キノ!」 のび太の中に、緊張が走った。 ---- のび太「マッハパンチ!」 僕の命令と共に、キノが目にも止まらぬ速さでグラエナの間合いに踏み込む。 ─捕らえた!そう確信した次の瞬間 謎の男「グラエナ!」 男が素早く叫ぶと、グラエナは大きく威嚇するように吠えた。 のび太「なんだ!?」 今の威嚇でキノは思わず怯んでしまった。 ─一体なんで…? 謎の男「特性の"いかく"で威嚇したんだよ、惜しかったな。」 ─そうか、特性か。油断した…こんなんじゃダメだ! のび太「キノ、続けて行くよ!頭突きだ!」 謎の男「突進!」 僕と男の間で、キノとグラエナがぶつかりあった。 しかし、グラエナはキノの攻撃を綺麗にかわす形でキノの懐に潜り込んでいた。 吹き飛ばされるキノ。グラエナにダメージの様子は無い。 のび太「キノっ!」 謎の男「冷静になりきれていないな。隙だらけだよ。」 ─くっ……やっぱり、この人は強い。雰囲気からなんとなくわかっていたけど…予想以上だ。 のび太はキノをボールに戻した。 ─"コイツ"の、対人デビュー戦だ! のび太「行けっ!ナックラー。」 投げたボールから飛び出したのは、この砂漠で新しくメンバーに加えた、ナックラーだ。 ---- のび太「ナックラー、砂嵐!」 塔の床の砂が舞い上がり、風が吹き荒れる。 ─これで素早い動きも抑えられるはずだ、姿も隠せる! 謎の男「グラエナ、遠吠え。」 砂嵐の中グラエナが遠吠えし、戦闘能力を上げる。 砂嵐が吹き荒れグラエナに襲いかかるが、グラエナが動じる様子はまるで無い。 ─このままじゃ攻めきれない……動かなきゃ、冷静に、冷静に策を巡らせろ… のび太「よし、影分身だナックラー!」 砂嵐の中に何体ものナックラーが現れた。 ─これで回避率は上がったはずだ… 謎の男「少し賢くなったな、少年。しかし……グラエナ、かぎわけるんだ。」 グラエナが何体ものナックラーのうち、一体の方向に狙いを定める。 謎の男「こうすれば意味も無い、突進!」 グラエナがナックラー目掛け一直線に突っ込んでくる。 しかし、その攻撃が当たったのは分身だった。 謎の男「何!?」 それまで冷静だった男の表情に、少し驚きの色が見える。 のび太「かかった!ナックラー、砂地獄だ!」 グラエナの足下の地面がすりばち状にヘコんだ。 その中心には、地中に潜んでいたナックラーの姿があった。 ---- 謎の男「分身の真下に本体を隠していたのか…」 のび太「これが、僕なりの作戦だ!」 ─今度こそ捕らえた。ナックラーの砂地獄(巣穴)は脱出不可能だ。 男は、少し笑った。 のび太「何がおかしい?」 謎の男「いや…気にする事はないさ。勝負を続けるぞ。」─そうだ、勝負に集中しなきゃ! のび太「引きずり込んで噛み砕け!」 巣の中心にずるずるとグラエナを引きずり込んでいたナックラーが、グラエナの喉元に噛付く。そして、穴の下からゴキッという鈍い音が聞こえた。 @ドラえもん 力の拮抗している二匹の、激しい技のぶつかり合いで、砂が舞い上がる。 段々と晴れてきた砂埃の中、立っていたのはサンドパンだった。 M団員「ちぃ…戻れ、ハブネーク!」 団員はイラつきを隠そうともせず乱暴にハブネークをボールに戻した。 ドラえもん「よくやった、サンドパン!」 サンドパンに駆け寄るドラえもん。 ─だいぶ疲れが溜まってる…戦わせるには無理があるな。 ドラえもん「お疲れ様、サンドパン。」 ドラえもんは、キッと怒りの表情で団員を睨み付けた。 ドラえもん「さぁ、次のポケモンを出せ!!」 ---- 団員は腰のベルトからボールを取り、ノクタスを繰り出した。 ─ノクタスか…ならやっぱり君だ! ドラえもん「頑張れ!ドンメル!!」 ドラえもんは、カナシダトンネルで団員の捨てていったドンメルをバトルに送り込んだ。 M団員「こいつはあの時の使えねぇポケモンか…ぶっつぶしてやんよ!」 ドラえもん「ドンメル、返り討ちにしてやるぞ!」 ドラえもんの呼び掛けに応えるように、団員に対して敵意を燃やすドンメル。 すぐ側にいるドラえもんにも、ドンメルの背中のコブから熱気が伝わって来る。 M団員「やどりぎの種だ!」 先に動いたのは団員の方だった。 ノクタスから飛び出した種が、ドンメル目掛け飛んでくる。 ドラえもん「火の粉で打ち落とせ!」 普段より幾分火力の上がったように見える火の粉が、飛んでくる種を炎で包み込んだ。 ドラえもん「そのまま突っ込めっ!突進!」 M団員「く…根をはるんだノクタス!」 団員が叫んだ直後、猛烈な勢いでドンメルがノクタスに突進した。 大きくのけ反るノクタス。しかし地面に根をはっていた為飛ばされる事は無かった。 ---- M団員「反撃だ、ノクタス!タネマシンガンッ!」 体勢を立て直したノクタスがタネマシンガンを放つ。 ノクタスの両手から放たれたタネは、次々とドンメルに着弾する。 ─マズい、このまま被弾し続ければ体力を消耗するだけだ… ドラえもん「一旦距離を置くんだ、ノクタスから離れて!」 運の良い事に、タイミングよくタネマシンガンが途切れた。 M団員「運のいい奴だな…次で決めるぞ!」 ノクタスは団員の指示を受け、ドンメルを追う事なく両手を前に突き出し集中するような仕草をみせた。 ─大技……ソーラービームか! ドラえもん「撃たれる前に討つぞ!ドンメル、火炎放射っ!!」 M団員「よし…撃てっ、ソーラービームだっ!」 双方の激しい攻撃が、中央で激突した。 そしてそのエネルギーは、段々とノクタスに向かい押されて行く。 そして、炎がノクタスを飲み込んだ。 やがて炎が消え、そこには瀕死のノクタスが倒れていた。 M団員「くそっ!俺にはもう戦えるポケモンは居ない…俺の負けだ…」 団員は倒れたノクタスをボールに戻し、悔しそうに唇を噛み締めた。 ---- @のび太 巣穴の中で止どめを刺されたグラエナを、男は静かにボールに戻す。 謎の男「ご苦労だったな…」 その時、男の方からピピピという電子音がした。 男は服の内ポケットから通信機のような物を取り出して会話を始める。 謎の男「…そうか、終わったか。…ご苦労、すぐに引き上げよう…」 それだけの短い会話を終え、男はのび太の方を向き直した。 謎の男「すまないな、少年。バトルはこれでお終いだ。おい下っ端、引き上げるぞ。作業は終了した。」 男が部屋の奥でドラえもんと戦っていた団員に呼び掛ける。 ─よかった、ドラえもん勝ったんだ。 団員「はい…わかりました!」 団員が答えると急に、辺りが白い煙幕に包まれた。 そして煙の向こうから男の声がした。 謎の男「少年、これ以上…私達に関わるなよ……後は…」 煙が晴れる。 塔のこのフロアには男達の姿は無く、のび太とドラえもんがただ残されただけだった。 現在の状況 @のび太▼手持ち:エーフィ・キノガッサ・ナックラー @ドラえもん▼手持ち:ヒトデマン・ドンメル・サンドパン 幻影の塔 ----

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