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「ドラAAモン その3」(2007/02/08 (木) 21:30:10) の最新版変更点
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所変わって静香ちゃん視点。
「やったわ!レベルがまた上がったわね、ムックル!」
のび太たちとは別の草むらで静香はレベル上げをしていた。
「やっぱり序盤は草むらでのレベル上げが鉄則だわ。」
さすがプレイ者、言うことが違う。
「しかし、本当に怖いのはドラちゃん達ね。
もしかしたら、予想外のときに来るかもしれないし・・・油断禁物ね。」
そして成績優秀者の言うことは違う。のび太などとは100回りほど違う。
「やぁ静香ちゃん、元気にしてた?」
そこに突然出木杉が現れた。
「あら、出木杉さん。調子はどう?」
とりあえず静香は挨拶した。
「こっちも順調さ。・・・どうだい、バトルをしてみないかい?」
出木杉が静香をバトルに誘う。
「・・・もし、いやといったら?」
静香が問う。
「ああ、もしかしてそっちのポケモン、体力が少ないのかい?いいよ、
ポケセン行った後でも。」
出木杉はジェントルマンな回答をした。
「・・・?なんだか今無性に誰かを殺したくなったような・・・気のせいか。」
さすがっ!のび太っ!出木杉の行動にすぐに察知するっ!そこにしびれる!あこがれるぅ!
…わけがない。
----
そんなことはさておき、とりあえず静香はポケセンに行った後、また出木杉とあった。
「さて、約束は約束ですものね。こないと卑怯だし。さて、勝負と行きましょうか。」
別に約束はしていないような気もするが気にしない。
「さぁ、バトルスタートだ!いけ!僕のたいてい(コリンク)!」
なんと出木杉は自分のポケモンにニックネームをつけていた。
手塚さんの漫画の影響を多大に受けているようだ。
「・・・あ、そうだったわね。行きなさい!ムックル!」
静香は出木杉のネーミングセンスにあきれていたようだ。無理も無い。
「さぁさぁ、こっちが先だ!体当たり!」
「ちょっと・・・せめてゲームのルールは守りましょうよ。
あなたのポケモンはコリンク、私のポケモンはムックル。
どっちが早いかは一目瞭然でしょう?」
静香はとりあえず突っ込んでみた。
「静香ちゃん、せめてニックネームで呼んでほしいよ・・・。
じゃあ、静香ちゃんが先で。」
ちょっぴり出木杉はハイテンションだったようだ。
「じゃあムックル、鳴き声よ。」
静香は持久戦に持ち込むようだ。
「君がその気なら、僕も・・・といいたいところだけど、たいてい、体当たりだ。」
出木杉はなるべく早く勝負を決めようとしている。
----
…で、これから先はそれの繰り返しなわけで。
数ターン後を見てみましょう。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・やばいわね。もう傷薬も尽きちゃったわ。」
「ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・もうほとんどダメージが与えられなくなってきたぞ・・・。」
お互い苦しい展開となっているようだが、どうやら出木杉が優勢のようだ。
「く、ムックル、体当たりよ。」
しかし、疲れもあってか、攻撃は外れてしまった。
「危ないな・・・たいてい!体当たりだ!」
そして、たいていの攻撃はムックルの急所に当たった。
ムックルの体は宙を飛び、数メートル先に放り出された。
「ああっ、ムックル!」
「残念ながら静香ちゃん、これまでのようだね。」
「・・・く・・・。」
そのとき!
ムックルがむっくりと起き上がってきたのであった。
…ムックルが、むっくり。
----
「工エェェエ工エェ」
出木杉は突然のことにとてつもなく驚いている。
「な、何があったの!?私にも理解できない!」
静香も驚いていた。
見ると、ムックルの口ものには、何か殻のようなものがついている。
「ま、まさか・・・まさかあぁぁぁぁ!」
出木杉は勘付いたようだ。そして、さっきよりも動揺している。
何せゲームでは起こりえないことなのだから。
「まさかムックル。あなた、そこらに落ちていた木の実を食べたわね。
ダメじゃない、拾い食いなんて!」
そこは許せ。
「あ・・・ありえなぁぁぁーーい!」
なんかもう出木杉はパニックしている。
「・・・あ、今がチャンスよ!ムックル、とどめの体当たり!」
ムックルの体当たりがたいていにあたり、今度はたいていが吹っ飛ばされた。
「しまったぁぁ!動揺のあまり傷薬を使うのを忘れていた!」
現実世界では一番強かった出木杉。だが、所詮それはデータ。現実ではないのだ。
「やったわね、ムックル!初バトルで初勝利よ!」
静香は喜びムックルに抱きついた。
そのときに何か骨が何本か折れる音がしたのは気にしないでおこう。
「あら、ムックル!どうしたの、そんなにぐったりして!
まさか、さっきのバトルが体に来たのかしら。
仕方が無いわ。お先に失礼するわ、出木杉さん。」
原因はお前だ。
「・・・ふぅ、何が起こるかわからない、か・・・。今回のバトルは勉強になったな。さて、僕もポケセンに行くかぁ。」
出木杉も同じくポケセンに向かうのであった。
----
ここは研究所の近くのポケモンセンター。そして時は静香、出木杉がくる少し前。
のび太に敗れたジャイアン、スネオは会話をしていた。
「くそっ!何で俺がのび太なんかに負けなくちゃいけないんだよ!」
ジャイアンは普段からいじめているのび太に負けたことで異様にイラついている。
「ジャイアン、まぁ落ち着いてよ・・・ここはポケモンセンターなんだし、
少しくらい落ち着こうよ・・・。」
「うるせぇ!俺の気持ちも分からないくせに!」
スネオはジャイアンを落ち着かせようとしたが、ジャイアンは言うことを聞かない。
「ジャイアン。僕も口に出したくは無いんだけど・・・僕ものび太に負けたんだ。」
プライドが傷つくのは分かっていても、ジャイアンを抑えるため。
仕方なしにスネオは告白した。
「なにっ、お前もか!・・・おおおおぉぉ!心の友よぉぉぉ!」
ジャイアンは突然泣き出した。
「ジャイアン、落ち着こうよ。・・・まずはのび太にどうやって勝つかだよ。」
スネオは作戦会議を始めようとしている。
「おう、いいぜ。話し合おうぜ。」
ジャイアンもそれに賛同した。
(まず、僕のポッチャマじゃタイプ上のび太には不利だ。
それに、ここらでのび太を負かすことが出来るポケモンがいない。
そこで、やはりここはジャイアンに頼りたい。
…だが、ジャイアンの無鉄砲さだと、策略上のび太にはかなわない。
だとすると、この状況を打破できる手段は・・・ただ一つ!)
「そうだジャイアン、一緒にくまない?」
----
スネオは持ち前の悪巧み頭脳をフルに活用した結果、
ジャイアンと組む(利用する)という結論に至った。
「でもよ、スネオ。そうなるとドラーモン氏とかぶらないか?」
「・・・そういうことは気にしないでおこうよ。」
「よし、決めたぜ!スネオ、俺はお前と一緒にのび太をぶちのめす!」
ジャイアンはスネオと一緒に行動すると決定した。
「よし、ジャイアン!頑張ろうよ!(お前だけな。)」
ゴリラ(ジャイアン)の威を狩る狐(スネオ)といったところだろうか。
さすがスネオである。
「そうと決まれば、まず何をすればいいんだ、スネオ。」
…何も考えていなかったようだ。
「そうだね。まずは地道にレベル上げかな。(何も考えていなかったのかよ・・・)」
ジャイアンに心の中であきれながらもとりあえず回答した。
「よーし!分かった!じゃあ早速レベルあげだー!」
「頑張ろう、ジャイアン!(僕もその間にレベル上げするけどね。)」
とりあえず一致団結した。
「コラ!ポケモンセンター内では静かにしなさい!」
ジョーイさんに厳しい注意をされた。
「「すいません・・・。」」
まだまだ先は長そうだ・・・。
----
そのころののび太は・・・迷っていた。
「・・・ここはどこだよぉ・・・。ドラえもぉ~ん。」
号泣である。
「おいおい、どうしたんだ、坊主。」
そこに一人の男が話しかけてきた。
「・・・?おじさんだあれ?」
のび太は半べそをかきながら問う。
「ん?わしか?そうだな・・・水ポケモンが好きなおじさんといっておこうか!
がはははは!」
(うるさいおじさんだなぁ・・・。)
とりあえずのび太は正体不明のハイテンションおじさんと知り合った。(絡まれた)
「・・・がっはっはっは!この町で迷ったのか、お前!」
男は大声を上げて笑う。
「笑わないでください!こっちは真剣なんですから。」
のび太は目に涙を浮かべている。
「おいおい、泣くなよ。・・・そうだな、こんなときは釣りをすればいい!
わしのすごい釣竿を上げようではないか!」
男はのび太に{すごい釣竿}を差し出した。
「ありがとうございま・・・ん?」
のび太は見てはならないものを見てしまった。
それは {すごい釣竿}と汚い字で書いてあるぼろい釣竿であった。
「おじさん、これ・・・」
「そんな細かいこと気にするな!がっはっはっは!」
細かくは無いと思う。
----
「これは~~~、あれはーーーーー、それで________。」
のび太は男に釣竿の使い方を教えてもらっていた。(られていた)
(・・・眠いなぁ。)
のび太はうんざりしていた。
「おい、少年!聞いているのか!」
「ひゃい!起きてますぅ!」
寝ていた事がばればれである。
「・・・まぁいい、説明はこれまでにして実践と行くか。ほれ、少年、やってみろ。」
男がのび太を催促する。
「ええっ!・・・あ、はい、わかりました・・・。」
のび太は男の視線を感じて、はいと答えてしまった。
「説明はさっきしただろ。もう一度同じことは言わないからな。」
(ええっ!)
ちゃんと聞いておけばよかった・・・。とのび太は思っていた。
「さぁ、はやくやってみろ!」
男はのび太をせかす。
(しかたない、こうなったら適当に・・・)「ぬぇい!」
のび太は意味不明な掛け声を出しながら釣竿を投げた。
「!!!こ・・・これはまさか・・・」
----
男は驚いている。
(?・・・まさか何か間違っていたのか?)
のび太はそれを見て不安がっている。
「その悩ましい腰つき!文句なしの満点!すばらしい!」
男はのび太を絶賛した。
「そ、そうですか!ありがとうございます!(この人見る目が無いのかなぁ・・・)」
出た!のび太おなじみの勘違い!
そんなことがあった中、のび太の釣竿がびくんとなった。
「うわっ、来た!な、何が来るんだろう!」
のび太はwktkしている。
「少年よ!頑張れ!(どうせコイキングだろうがな!)」
実は腹黒い男。
「ぐほうっ!そろそろ・・・っ!く、くむむむむ・・・キターッ!」
のび太はコイキングを釣り上げた
「(はいはい、コイキングワロス)・・・あら?」
男はつれたポケモンに驚いた。
確かに、コイキングはコイキングである。だが、こいつは・・・
(色違いだーッ!)
のび太め・・・俺も色違いをゲットしたことが無いのにうらやましいぜ。
「何だコイキングか。とりあえず倒すぞ、ナエトル。」
忘れていた。のび太は赤緑しかやったことがないので、
色違いというものを知らなかったのだ。
「エエーッ!ま、待て待て待て少年よ!」
当然男は驚いた。
「え?別にコイキングだしいいでしょ。ナエトル、吸い取る。」
しまったー!
「吸い取るらめぇぇぇ!」
だが、マキシマムの抑制も間に合わず、無残にも吸い取るは発動してしまった・・・
----
「え?だからコイキングだしいいでしょ。」
「この無能少年!それは色違いといってとても貴重なやつだぞ!
それをおまえは・・・おまえは・・・ぁ!」
のび太はようやく自分のしでかしたことに気づき、顔が青ざめた。
「・・・え?色違い?とてもめずらしい?・・・ぎゃぁぁぁぁ!」
のび太が発狂し始めた。
「も、もちつけ少年よ!こんなときこそ釣りだ、釣り!」
そういいのび太に釣竿を手渡す。
「・・・ぐすん。いろちがいぃ・・・。あ、またヒットだ!こんどこそぉ!」
ヒットが早いのび太。うらやましぃなぁ。
「おお、つれたか。つれたときのうれしさはいいぞぉ・・・って、また色違いー!?」
のび太キター
「えええっ!また色違い!別になんとも珍しく無いじゃん。・・・まぁいい、ボール。・・・あら?」
のび太は支給品であったバックに手を突っ込んだが、今度は顔が緑色になった。
「どうした、少年?」
男が緑色ののび太に問う。
「・・・ボールがない・・・。」
な、なんだってー
「えええええ!ポケモントレーナーとしてボールは持っておけよ!
…まぁいい、このボールをやる。」
そういい男はのび太にボールを差し出した。
「ありがとうございます!・・・よーし、いけぇ!ダイブボール!」
のび太は勢いよくボールを投げた!・・・自分の真上に。
のび太の運動神経の悪さは最強だ。
「えええええ!運動神経無さ杉だぞ!少年!・・・仕方ない、わしが投げる!
くらえ、コイキング!」
男の投げたダイブボールは見事コイキングに命中し、捕まえることが出来る。
「つ、つかまったぞー! ・・・あら?ところでそのコイキングの所持者は誰になるんですか?」
のび太の発言により、しばし沈黙が流れ、男が発言した。
「・・・あー、そのことなんじゃが、わしのものになった。すまん。」
この親父、計算してやがった!・・・のか?
「・・・・・・またかよ。」
のび太カワイソス。
----
「僕のコイキングが・・・僕のコイキングが・・・」
のび太は泣きじゃくっている。
「ま、まぁ持ちつくんだ少年よ。こんなときこそ釣り・・・」
「うるさい!」
のび太は男が取り出した釣竿を吹き飛ばした。
「・・・もう釣りも無理か。なら仕方が無い、このコイキングを交換しよう。」
男は交換を催促する。
「・・・?交換?それってなんでしたっけ?」
のび太は赤緑にていつもジャイアンが一人で交換していた(奪われていた)ので、
交換というものを知らなかった。
「おいおい、本当に何も知らないんだなぁ・・・。
いいさ、教えてやろうじゃないか。」
しばし解説が続く・・・。
----
「じゃあ、僕のコロボーシと僕が釣ったコイキングを交換で。」
どこでコロボーシを捕まえていたのかということは内緒だ。
「よし、それでいこうじゃないか。恨みっこなしだぞ!」
もう手遅れである。
たりらりっ!たん・たん・たん・たん・たん・たん・たん・たーん・・・
たーりーらーっ!たりらたりらりーんっ!
「よし、ようやっと僕のコイキングが帰ってきたぞ!」
なんとなく憎悪がこめられている言葉。
「うむ、ではこれで問題解決だ!・・・一つのことを除いてな。」
ポツリと言うマキシマム。それをのび太が見逃すわけが無かった。
「一つの問題?」
「うおぅ!(ボキッ!)ぎゃあああああ!」
マキシマムの視線の先に急にのび太があらわれたため、
男は驚きぎっくり腰になってしまった。
「・・・だいじょうぶですかー?」
大丈夫なわけが無い。
「・・・大丈夫だから、早く先に行ってこい。」
「あ、はい。わかりましたー。」
のび太は隠れすぎた釣りの名所を去っていった。
マキs・・・いや、男にはぐらかされながら。
「あれー?何か忘れてるようなきがするなぁ。まぁ、思い違いか。」
のび太のこと。無論そのままはぐらかされていた。
----
ここは海の上、自分のポケモンの上にのっているマキシマム。
「あいたたたた・・・早く近くのポケモンセンターで休まないとのう・・・。」
ぎっくり腰はラッキーだったのかアンラッキーだったのか。
ひとまずマキシ・・・いや、男は近くのトレーナーに運ばれながら
ポケモンセンターに入っていった。
「なんだなんだ、またお前ぎっくり腰か。
そろそろジムリーダーも引退したらどうだ?」
ポケモンセンターで休んでいる男に、一人のおっさんが話しかける。
「うるさいわい!わしゃーまだまだ現役じゃ!」
この騒いでいる男、実は・・・というか、ネタバレしているのだが、
ジムリーダーである。
その名はマキシ
「その名で呼ぶな!」
解説に突っ込まないで下さい。訂正します。マキシマム仮面である。
この男、どうやらこの町のジムリーダーと親しいようだ。
「ん?何だそのコロボーシは?水ポケモンの使い手とあろうものが、
いったいどうした?」
マキシの持っているポケモンに対し、疑問を抱いたトウガン。
言い忘れていた、このトウガンという男もジムリーダーである。
息子もジムリーダーであり、いわば親子ジムリーダーである。
「話の途中に入るなよ・・・。ドラーモン様もお怒りだぞ。」
皆も作品投下の途中に意味の無い文をかきこまないでね!
ドラエモンとのお約束だよ!
----
「さておき、これはとあるトレーナーと交換したものじゃ。」
行っておくが、今しゃべっている人はマキシマム仮面である。
「まーたトレーナーか。一体その交換は何回目だ?
少し前にも他のトレーナーと交換していたじゃないか・・・
しかも、毎回毎回交換されるポケモンはそこらの野性ポケモンだしさ・・・。
お前一応ジムリーダーなんだぜ、少しくらい自覚を持ったらどうだ?」
説教に慣れている。どうやら何回もこれをやっていたようだ。
「まぁ、いいじゃないの。それくらい。」
すべて自分の失敗で交換をしているのだが。実はトウガンにもそれを話していない。
「ったく、またそれだ・・・まぁいい、ちゃんとジムの活動もしろよ。
…あれ?そういや今ジムリーダーの活動は誰がやっているんだ?」
「あ。・・・誰もいないな、そういや。」
しばしの沈黙がその発言が本物だと立証させる。
「とっととジムに行ってこーい!」
「わかったわい。・・・たく。」
文句たらたらだが、自分のポケモンに乗って自分のジムに帰っていった。
「・・・で、これ本編と関係あるのか?」
そこは言わないでください、トウガンさん。
----
そして視点は最近出番の無かったドラえもんに移る。
いわゆる【ドラえもんサイド】といったところか。
「ダメだ。こいつらを育てるためにはもっと敵の強いところに行かなくちゃ。」
ポケットの中の二つのモンスターボールを見ながら独り言を言うドラえもん。
…こいつ ら?と疑問に思った人もいるであろう。
あ、見てないなんていわないで、お願い。
実は出番が無かった間にひそかにコロボーシを手に入れていたのであった。
が、当然コロボーシの技ではレベルアップなど到底不可能である。
だが、肝心のビッパも弱い。
よって、もっと先の草むらの強いポケモンと戦って
先にビッパを育てようという作戦らしい。
ドラえもんいわく。
「もうちょっと僕にコメントさせてよ・・・せっかく久しぶりの出番なのに・・・。」
ごめんなさいデス。
「しっかし、ここらのポケモンは強いなぁ・・・ビッパの攻撃がまるできかないよ。」
そういいながら戦っているポケモンはイシツブテ。
設定を忘れている人も多いかと思うが、
ドラえもんはポケモンをプレイしたことが無い人。(ロボット)
タイプの相性や、どのポケモンが硬い、強いなどといったことも知るよしが無かった。
「くそっ、ここも一時撤退か・・・いつになったらビッパのレベル上げが出来るんだ!」
戻ればいいのにとかそういう突込みは受け付けませんのでご注意を。
そのとき、天井から何かが大量にこちらに向かって飛んできた。
「う、うわぁぁぁあぁ!こうもりのたいぐんだぁぁっぁぁぁ!」
正確にはズバットである。
そんな突込みをしている暇もなく、大群がドラえもんに直撃した。
「gえafrcuzmqaえzxzえoうtあuいkxuえtctya ・・・」
気絶したようだ。そして、その横にモンスターボールが落ちてきた。
----
誰かの声が聞こえる・・・
「何だ・の狸・新種・ポケ・ンか・ゲッ・したい・ぁ」
「僕は狸じゃない!猫型ロボットだ!」
出た!おなじみの台詞!
「おわっ、ポケモンだ!」
~しばしナナカマドのときと同じような会話が続く~
「・・・で、君はズバットの大群に襲われたと。」
少年がドラえもんに言う。
「ええはい。たぶんそうです。」
あいまいながらも答える。
「ところで、そのモンスターボールは君のかい?」
ドラえもんが見ると、そこにはポケモン入りのモンスターボールがあった。
「いえ、知らないです。僕の手持ちはビッパとコロボーシだけ・・・
あれ?買いだめしておいたモンスターボールが一個ないぞ?まさか・・・」
<リプレイ>
「げあfrくzmくぁえzxぜお」
「ここだ!」
少年がモニターを指差す。どうやってそのときのリプレイを
とったのかとかそういうことは秘密だ。
見ると、ドラえもんのポケットからモンスターボールが飛び出し、
偶然一匹のズバットに当たり、偶然にも捕まえることが出来たのである。
「つまり、このズバットは僕のポケモン・・・
やったー!新しいポケモンをゲットできたぞ!」
ドラえもんは飛び跳ねながら喜び騒ぎまわる。
…すぐ近くにいたもう一つのズバットの群れを起こしてしまったが・・・
[[次へ>ドラAAモン その4]]
----
[[前へ>ドラAAモン その2]]
所変わって静香ちゃん視点。
「やったわ!レベルがまた上がったわね、ムックル!」
のび太たちとは別の草むらで静香はレベル上げをしていた。
「やっぱり序盤は草むらでのレベル上げが鉄則だわ。」
さすがプレイ者、言うことが違う。
「しかし、本当に怖いのはドラちゃん達ね。
もしかしたら、予想外のときに来るかもしれないし・・・油断禁物ね。」
そして成績優秀者の言うことは違う。のび太などとは100回りほど違う。
「やぁ静香ちゃん、元気にしてた?」
そこに突然出木杉が現れた。
「あら、出木杉さん。調子はどう?」
とりあえず静香は挨拶した。
「こっちも順調さ。・・・どうだい、バトルをしてみないかい?」
出木杉が静香をバトルに誘う。
「・・・もし、いやといったら?」
静香が問う。
「ああ、もしかしてそっちのポケモン、体力が少ないのかい?いいよ、
ポケセン行った後でも。」
出木杉はジェントルマンな回答をした。
「・・・?なんだか今無性に誰かを殺したくなったような・・・気のせいか。」
さすがっ!のび太っ!出木杉の行動にすぐに察知するっ!そこにしびれる!あこがれるぅ!
…わけがない。
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そんなことはさておき、とりあえず静香はポケセンに行った後、また出木杉とあった。
「さて、約束は約束ですものね。こないと卑怯だし。さて、勝負と行きましょうか。」
別に約束はしていないような気もするが気にしない。
「さぁ、バトルスタートだ!いけ!僕のたいてい(コリンク)!」
なんと出木杉は自分のポケモンにニックネームをつけていた。
手塚さんの漫画の影響を多大に受けているようだ。
「・・・あ、そうだったわね。行きなさい!ムックル!」
静香は出木杉のネーミングセンスにあきれていたようだ。無理も無い。
「さぁさぁ、こっちが先だ!体当たり!」
「ちょっと・・・せめてゲームのルールは守りましょうよ。
あなたのポケモンはコリンク、私のポケモンはムックル。
どっちが早いかは一目瞭然でしょう?」
静香はとりあえず突っ込んでみた。
「静香ちゃん、せめてニックネームで呼んでほしいよ・・・。
じゃあ、静香ちゃんが先で。」
ちょっぴり出木杉はハイテンションだったようだ。
「じゃあムックル、鳴き声よ。」
静香は持久戦に持ち込むようだ。
「君がその気なら、僕も・・・といいたいところだけど、たいてい、体当たりだ。」
出木杉はなるべく早く勝負を決めようとしている。
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…で、これから先はそれの繰り返しなわけで。
数ターン後を見てみましょう。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・やばいわね。もう傷薬も尽きちゃったわ。」
「ふぅ、ふぅ、ふぅ・・・もうほとんどダメージが与えられなくなってきたぞ・・・。」
お互い苦しい展開となっているようだが、どうやら出木杉が優勢のようだ。
「く、ムックル、体当たりよ。」
しかし、疲れもあってか、攻撃は外れてしまった。
「危ないな・・・たいてい!体当たりだ!」
そして、たいていの攻撃はムックルの急所に当たった。
ムックルの体は宙を飛び、数メートル先に放り出された。
「ああっ、ムックル!」
「残念ながら静香ちゃん、これまでのようだね。」
「・・・く・・・。」
そのとき!
ムックルがむっくりと起き上がってきたのであった。
…ムックルが、むっくり。
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「工エェェエ工エェ」
出木杉は突然のことにとてつもなく驚いている。
「な、何があったの!?私にも理解できない!」
静香も驚いていた。
見ると、ムックルの口ものには、何か殻のようなものがついている。
「ま、まさか・・・まさかあぁぁぁぁ!」
出木杉は勘付いたようだ。そして、さっきよりも動揺している。
何せゲームでは起こりえないことなのだから。
「まさかムックル。あなた、そこらに落ちていた木の実を食べたわね。
ダメじゃない、拾い食いなんて!」
そこは許せ。
「あ・・・ありえなぁぁぁーーい!」
なんかもう出木杉はパニックしている。
「・・・あ、今がチャンスよ!ムックル、とどめの体当たり!」
ムックルの体当たりがたいていにあたり、今度はたいていが吹っ飛ばされた。
「しまったぁぁ!動揺のあまり傷薬を使うのを忘れていた!」
現実世界では一番強かった出木杉。だが、所詮それはデータ。現実ではないのだ。
「やったわね、ムックル!初バトルで初勝利よ!」
静香は喜びムックルに抱きついた。
そのときに何か骨が何本か折れる音がしたのは気にしないでおこう。
「あら、ムックル!どうしたの、そんなにぐったりして!
まさか、さっきのバトルが体に来たのかしら。
仕方が無いわ。お先に失礼するわ、出木杉さん。」
原因はお前だ。
「・・・ふぅ、何が起こるかわからない、か・・・。今回のバトルは勉強になったな。さて、僕もポケセンに行くかぁ。」
出木杉も同じくポケセンに向かうのであった。
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ここは研究所の近くのポケモンセンター。そして時は静香、出木杉がくる少し前。
のび太に敗れたジャイアン、スネオは会話をしていた。
「くそっ!何で俺がのび太なんかに負けなくちゃいけないんだよ!」
ジャイアンは普段からいじめているのび太に負けたことで異様にイラついている。
「ジャイアン、まぁ落ち着いてよ・・・ここはポケモンセンターなんだし、
少しくらい落ち着こうよ・・・。」
「うるせぇ!俺の気持ちも分からないくせに!」
スネオはジャイアンを落ち着かせようとしたが、ジャイアンは言うことを聞かない。
「ジャイアン。僕も口に出したくは無いんだけど・・・僕ものび太に負けたんだ。」
プライドが傷つくのは分かっていても、ジャイアンを抑えるため。
仕方なしにスネオは告白した。
「なにっ、お前もか!・・・おおおおぉぉ!心の友よぉぉぉ!」
ジャイアンは突然泣き出した。
「ジャイアン、落ち着こうよ。・・・まずはのび太にどうやって勝つかだよ。」
スネオは作戦会議を始めようとしている。
「おう、いいぜ。話し合おうぜ。」
ジャイアンもそれに賛同した。
(まず、僕のポッチャマじゃタイプ上のび太には不利だ。
それに、ここらでのび太を負かすことが出来るポケモンがいない。
そこで、やはりここはジャイアンに頼りたい。
…だが、ジャイアンの無鉄砲さだと、策略上のび太にはかなわない。
だとすると、この状況を打破できる手段は・・・ただ一つ!)
「そうだジャイアン、一緒にくまない?」
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スネオは持ち前の悪巧み頭脳をフルに活用した結果、
ジャイアンと組む(利用する)という結論に至った。
「でもよ、スネオ。そうなるとドラーモン氏とかぶらないか?」
「・・・そういうことは気にしないでおこうよ。」
「よし、決めたぜ!スネオ、俺はお前と一緒にのび太をぶちのめす!」
ジャイアンはスネオと一緒に行動すると決定した。
「よし、ジャイアン!頑張ろうよ!(お前だけな。)」
ゴリラ(ジャイアン)の威を狩る狐(スネオ)といったところだろうか。
さすがスネオである。
「そうと決まれば、まず何をすればいいんだ、スネオ。」
…何も考えていなかったようだ。
「そうだね。まずは地道にレベル上げかな。(何も考えていなかったのかよ・・・)」
ジャイアンに心の中であきれながらもとりあえず回答した。
「よーし!分かった!じゃあ早速レベルあげだー!」
「頑張ろう、ジャイアン!(僕もその間にレベル上げするけどね。)」
とりあえず一致団結した。
「コラ!ポケモンセンター内では静かにしなさい!」
ジョーイさんに厳しい注意をされた。
「「すいません・・・。」」
まだまだ先は長そうだ・・・。
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そのころののび太は・・・迷っていた。
「・・・ここはどこだよぉ・・・。ドラえもぉ~ん。」
号泣である。
「おいおい、どうしたんだ、坊主。」
そこに一人の男が話しかけてきた。
「・・・?おじさんだあれ?」
のび太は半べそをかきながら問う。
「ん?わしか?そうだな・・・水ポケモンが好きなおじさんといっておこうか!
がはははは!」
(うるさいおじさんだなぁ・・・。)
とりあえずのび太は正体不明のハイテンションおじさんと知り合った。(絡まれた)
「・・・がっはっはっは!この町で迷ったのか、お前!」
男は大声を上げて笑う。
「笑わないでください!こっちは真剣なんですから。」
のび太は目に涙を浮かべている。
「おいおい、泣くなよ。・・・そうだな、こんなときは釣りをすればいい!
わしのすごい釣竿を上げようではないか!」
男はのび太に{すごい釣竿}を差し出した。
「ありがとうございま・・・ん?」
のび太は見てはならないものを見てしまった。
それは {すごい釣竿}と汚い字で書いてあるぼろい釣竿であった。
「おじさん、これ・・・」
「そんな細かいこと気にするな!がっはっはっは!」
細かくは無いと思う。
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「これは~~~、あれはーーーーー、それで________。」
のび太は男に釣竿の使い方を教えてもらっていた。(られていた)
(・・・眠いなぁ。)
のび太はうんざりしていた。
「おい、少年!聞いているのか!」
「ひゃい!起きてますぅ!」
寝ていた事がばればれである。
「・・・まぁいい、説明はこれまでにして実践と行くか。ほれ、少年、やってみろ。」
男がのび太を催促する。
「ええっ!・・・あ、はい、わかりました・・・。」
のび太は男の視線を感じて、はいと答えてしまった。
「説明はさっきしただろ。もう一度同じことは言わないからな。」
(ええっ!)
ちゃんと聞いておけばよかった・・・。とのび太は思っていた。
「さぁ、はやくやってみろ!」
男はのび太をせかす。
(しかたない、こうなったら適当に・・・)「ぬぇい!」
のび太は意味不明な掛け声を出しながら釣竿を投げた。
「!!!こ・・・これはまさか・・・」
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男は驚いている。
(?・・・まさか何か間違っていたのか?)
のび太はそれを見て不安がっている。
「その悩ましい腰つき!文句なしの満点!すばらしい!」
男はのび太を絶賛した。
「そ、そうですか!ありがとうございます!(この人見る目が無いのかなぁ・・・)」
出た!のび太おなじみの勘違い!
そんなことがあった中、のび太の釣竿がびくんとなった。
「うわっ、来た!な、何が来るんだろう!」
のび太はwktkしている。
「少年よ!頑張れ!(どうせコイキングだろうがな!)」
実は腹黒い男。
「ぐほうっ!そろそろ・・・っ!く、くむむむむ・・・キターッ!」
のび太はコイキングを釣り上げた
「(はいはい、コイキングワロス)・・・あら?」
男はつれたポケモンに驚いた。
確かに、コイキングはコイキングである。だが、こいつは・・・
(色違いだーッ!)
のび太め・・・俺も色違いをゲットしたことが無いのにうらやましいぜ。
「何だコイキングか。とりあえず倒すぞ、ナエトル。」
忘れていた。のび太は赤緑しかやったことがないので、
色違いというものを知らなかったのだ。
「エエーッ!ま、待て待て待て少年よ!」
当然男は驚いた。
「え?別にコイキングだしいいでしょ。ナエトル、吸い取る。」
しまったー!
「吸い取るらめぇぇぇ!」
だが、マキシマムの抑制も間に合わず、無残にも吸い取るは発動してしまった・・・
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「え?だからコイキングだしいいでしょ。」
「この無能少年!それは色違いといってとても貴重なやつだぞ!
それをおまえは・・・おまえは・・・ぁ!」
のび太はようやく自分のしでかしたことに気づき、顔が青ざめた。
「・・・え?色違い?とてもめずらしい?・・・ぎゃぁぁぁぁ!」
のび太が発狂し始めた。
「も、もちつけ少年よ!こんなときこそ釣りだ、釣り!」
そういいのび太に釣竿を手渡す。
「・・・ぐすん。いろちがいぃ・・・。あ、またヒットだ!こんどこそぉ!」
ヒットが早いのび太。うらやましぃなぁ。
「おお、つれたか。つれたときのうれしさはいいぞぉ・・・って、また色違いー!?」
のび太キター
「えええっ!また色違い!別になんとも珍しく無いじゃん。・・・まぁいい、ボール。・・・あら?」
のび太は支給品であったバックに手を突っ込んだが、今度は顔が緑色になった。
「どうした、少年?」
男が緑色ののび太に問う。
「・・・ボールがない・・・。」
な、なんだってー
「えええええ!ポケモントレーナーとしてボールは持っておけよ!
…まぁいい、このボールをやる。」
そういい男はのび太にボールを差し出した。
「ありがとうございます!・・・よーし、いけぇ!ダイブボール!」
のび太は勢いよくボールを投げた!・・・自分の真上に。
のび太の運動神経の悪さは最強だ。
「えええええ!運動神経無さ杉だぞ!少年!・・・仕方ない、わしが投げる!
くらえ、コイキング!」
男の投げたダイブボールは見事コイキングに命中し、捕まえることが出来る。
「つ、つかまったぞー! ・・・あら?ところでそのコイキングの所持者は誰になるんですか?」
のび太の発言により、しばし沈黙が流れ、男が発言した。
「・・・あー、そのことなんじゃが、わしのものになった。すまん。」
この親父、計算してやがった!・・・のか?
「・・・・・・またかよ。」
のび太カワイソス。
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「僕のコイキングが・・・僕のコイキングが・・・」
のび太は泣きじゃくっている。
「ま、まぁ持ちつくんだ少年よ。こんなときこそ釣り・・・」
「うるさい!」
のび太は男が取り出した釣竿を吹き飛ばした。
「・・・もう釣りも無理か。なら仕方が無い、このコイキングを交換しよう。」
男は交換を催促する。
「・・・?交換?それってなんでしたっけ?」
のび太は赤緑にていつもジャイアンが一人で交換していた(奪われていた)ので、
交換というものを知らなかった。
「おいおい、本当に何も知らないんだなぁ・・・。
いいさ、教えてやろうじゃないか。」
しばし解説が続く・・・。
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「じゃあ、僕のコロボーシと僕が釣ったコイキングを交換で。」
どこでコロボーシを捕まえていたのかということは内緒だ。
「よし、それでいこうじゃないか。恨みっこなしだぞ!」
もう手遅れである。
たりらりっ!たん・たん・たん・たん・たん・たん・たん・たーん・・・
たーりーらーっ!たりらたりらりーんっ!
「よし、ようやっと僕のコイキングが帰ってきたぞ!」
なんとなく憎悪がこめられている言葉。
「うむ、ではこれで問題解決だ!・・・一つのことを除いてな。」
ポツリと言うマキシマム。それをのび太が見逃すわけが無かった。
「一つの問題?」
「うおぅ!(ボキッ!)ぎゃあああああ!」
マキシマムの視線の先に急にのび太があらわれたため、
男は驚きぎっくり腰になってしまった。
「・・・だいじょうぶですかー?」
大丈夫なわけが無い。
「・・・大丈夫だから、早く先に行ってこい。」
「あ、はい。わかりましたー。」
のび太は隠れすぎた釣りの名所を去っていった。
マキs・・・いや、男にはぐらかされながら。
「あれー?何か忘れてるようなきがするなぁ。まぁ、思い違いか。」
のび太のこと。無論そのままはぐらかされていた。
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ここは海の上、自分のポケモンの上にのっているマキシマム。
「あいたたたた・・・早く近くのポケモンセンターで休まないとのう・・・。」
ぎっくり腰はラッキーだったのかアンラッキーだったのか。
ひとまずマキシ・・・いや、男は近くのトレーナーに運ばれながら
ポケモンセンターに入っていった。
「なんだなんだ、またお前ぎっくり腰か。
そろそろジムリーダーも引退したらどうだ?」
ポケモンセンターで休んでいる男に、一人のおっさんが話しかける。
「うるさいわい!わしゃーまだまだ現役じゃ!」
この騒いでいる男、実は・・・というか、ネタバレしているのだが、
ジムリーダーである。
その名はマキシ
「その名で呼ぶな!」
解説に突っ込まないで下さい。訂正します。マキシマム仮面である。
この男、どうやらこの町のジムリーダーと親しいようだ。
「ん?何だそのコロボーシは?水ポケモンの使い手とあろうものが、
いったいどうした?」
マキシの持っているポケモンに対し、疑問を抱いたトウガン。
言い忘れていた、このトウガンという男もジムリーダーである。
息子もジムリーダーであり、いわば親子ジムリーダーである。
「話の途中に入るなよ・・・。ドラーモン様もお怒りだぞ。」
皆も作品投下の途中に意味の無い文をかきこまないでね!
ドラエモンとのお約束だよ!
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「さておき、これはとあるトレーナーと交換したものじゃ。」
行っておくが、今しゃべっている人はマキシマム仮面である。
「まーたトレーナーか。一体その交換は何回目だ?
少し前にも他のトレーナーと交換していたじゃないか・・・
しかも、毎回毎回交換されるポケモンはそこらの野性ポケモンだしさ・・・。
お前一応ジムリーダーなんだぜ、少しくらい自覚を持ったらどうだ?」
説教に慣れている。どうやら何回もこれをやっていたようだ。
「まぁ、いいじゃないの。それくらい。」
すべて自分の失敗で交換をしているのだが。実はトウガンにもそれを話していない。
「ったく、またそれだ・・・まぁいい、ちゃんとジムの活動もしろよ。
…あれ?そういや今ジムリーダーの活動は誰がやっているんだ?」
「あ。・・・誰もいないな、そういや。」
しばしの沈黙がその発言が本物だと立証させる。
「とっととジムに行ってこーい!」
「わかったわい。・・・たく。」
文句たらたらだが、自分のポケモンに乗って自分のジムに帰っていった。
「・・・で、これ本編と関係あるのか?」
そこは言わないでください、トウガンさん。
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そして視点は最近出番の無かったドラえもんに移る。
いわゆる【ドラえもんサイド】といったところか。
「ダメだ。こいつらを育てるためにはもっと敵の強いところに行かなくちゃ。」
ポケットの中の二つのモンスターボールを見ながら独り言を言うドラえもん。
…こいつ ら?と疑問に思った人もいるであろう。
あ、見てないなんていわないで、お願い。
実は出番が無かった間にひそかにコロボーシを手に入れていたのであった。
が、当然コロボーシの技ではレベルアップなど到底不可能である。
だが、肝心のビッパも弱い。
よって、もっと先の草むらの強いポケモンと戦って
先にビッパを育てようという作戦らしい。
ドラえもんいわく。
「もうちょっと僕にコメントさせてよ・・・せっかく久しぶりの出番なのに・・・。」
ごめんなさいデス。
「しっかし、ここらのポケモンは強いなぁ・・・ビッパの攻撃がまるできかないよ。」
そういいながら戦っているポケモンはイシツブテ。
設定を忘れている人も多いかと思うが、
ドラえもんはポケモンをプレイしたことが無い人。(ロボット)
タイプの相性や、どのポケモンが硬い、強いなどといったことも知るよしが無かった。
「くそっ、ここも一時撤退か・・・いつになったらビッパのレベル上げが出来るんだ!」
戻ればいいのにとかそういう突込みは受け付けませんのでご注意を。
そのとき、天井から何かが大量にこちらに向かって飛んできた。
「う、うわぁぁぁあぁ!こうもりのたいぐんだぁぁっぁぁぁ!」
正確にはズバットである。
そんな突込みをしている暇もなく、大群がドラえもんに直撃した。
「gえafrcuzmqaえzxzえoうtあuいkxuえtctya ・・・」
気絶したようだ。そして、その横にモンスターボールが落ちてきた。
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誰かの声が聞こえる・・・
「何だ・の狸・新種・ポケ・ンか・ゲッ・したい・ぁ」
「僕は狸じゃない!猫型ロボットだ!」
出た!おなじみの台詞!
「おわっ、ポケモンだ!」
~しばしナナカマドのときと同じような会話が続く~
「・・・で、君はズバットの大群に襲われたと。」
少年がドラえもんに言う。
「ええはい。たぶんそうです。」
あいまいながらも答える。
「ところで、そのモンスターボールは君のかい?」
ドラえもんが見ると、そこにはポケモン入りのモンスターボールがあった。
「いえ、知らないです。僕の手持ちはビッパとコロボーシだけ・・・
あれ?買いだめしておいたモンスターボールが一個ないぞ?まさか・・・」
<リプレイ>
「げあfrくzmくぁえzxぜお」
「ここだ!」
少年がモニターを指差す。どうやってそのときのリプレイを
とったのかとかそういうことは秘密だ。
見ると、ドラえもんのポケットからモンスターボールが飛び出し、
偶然一匹のズバットに当たり、偶然にも捕まえることが出来たのである。
「つまり、このズバットは僕のポケモン・・・
やったー!新しいポケモンをゲットできたぞ!」
ドラえもんは飛び跳ねながら喜び騒ぎまわる。
…すぐ近くにいたもう一つのズバットの群れを起こしてしまったが・・・
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