「ドラーモン」(2006/12/13 (水) 17:43:31) の最新版変更点
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オーキド「どうやら新種のポケモンが発見されたようなのじゃ」
研究員「それはすごい!」
オーキド「青いタヌキポケモンで、人の言葉を喋るらしいのだ」
研究員「ん?そういえばついこの前、ここから旅立ったトレーナーの中にそれらしき姿が…」
オーキド「な、なんと!」
研究員「確か「ドラーモン」…とか呼ばれていたような…」
オーキド「よし、ポケモン図鑑のアップグレードプログラム配布開始じゃ!」
研究員「了解、NO.152あおだぬきポケモン「ドラーモン」で登録します!」
----
研究員「博士!ドラーモンの目撃報告です!」
オーキド「見つかったか!」
研究員「トキワの森でコラッタに追われていたようです」
オーキド「ほう…体格の割には臆病な性格なのか、天敵がコラッタなのか…」
研究員「それがですね、もう一つ報告が上がっているんですよ」
オーキド「ん?」
研究員「ドラーモンらしきポケモンがニビジムでジム戦を行なったというんです…」
オーキド「な、なんじゃと!ドラーモンを捕まえたトレーナーがいるというのか?」
研究員「いえ、それがですね……「ドラーモン自身がトレーナー」だったとの報告が……ジムの人間は着ぐるみだと思ってたらしいですが」
オーキド「な、なんじゃとーー!!」
研究員「しかしこの報告では「ドラーモンはコラッタを操り~」とあります。コラッタ嫌いの報告と若干食い違うのですが……」
オーキド「むむ…これはさらなる情報が必要なようじゃな」
研究員「そうですね」
----
研究員「再びドラーモンが見つかったとのことです!」
オーキド「そうか…で、どうしたんじゃ?」
研究員「ドラーモンはどうやらトレーナーのように他のポケモンを使役しているようです。」
オーキド「な、なんじゃと!」
研究員「しかも人間と同じようにモンスターボールを使うほどの知能があるようです」
オーキド「これは……これは恐ろしい事じゃぞ。人の言葉を操り、トレーナーのような行動をするポケモンとは……」
研究員「ごくり……」
オーキド「人間による自然破壊がドラーモンのようなポケモンを産んだと仮定すると、ドラーモンは人間に対し復讐を考えているかもしれん」
研究員「な、なんということだ……」
オーキド「もしかしたらドラーモンは人間社会に対する警告を発しているかもしれないな」
----
研究員「ドラーモンがおつきみ山の入り口で威嚇行為をとっているらしいです!」
オーキド「おつきみ山……あそこの辺りはピッピやプリンの群生地だったな。」
研究員「はぁ、そうですが…」
オーキド「ピッピは宇宙と交信しているという説があったのう…まさか、まさかまさか!」
研究員「何かひらめいたんですか博士!」
オーキド「ドラーモンは宇宙の力で進化したプリンなのかもしれん」
研究員「た、確かにあの頭はプリンにそっくりだ…」
オーキド「ドラーモン自身もゆびをふるで宇宙とコンタクトしているのかもしれん!」
研究員「ドラーモンには指がありません」
オーキド「……」
研究員「……」
----
研究員「おつきみ山でドラーモンとエンカウントしたトレーナーがいるようです」
オーキド「何?で、そのトレーナーはゲットしたのかね?」
研究員「はぁ…ドラーモンはどうやら敗北したようなんですが、別のトレーナーに助けられたようです」
オーキド「どういうことだ……ドラーモンは野生のポケモンではないのか」
研究員「もしかしたら、ドラーモンを助太刀したトレーナーがすでにゲットしていた可能性も…」
オーキド「そのトレーナーの名は?」
研究員「ここから旅立った「のび太」という少年らしいです」
オーキド「のび太、のび太…あのコイキングを連れていったさえない少年かね?」
研究員「どう考えてもあの少年にドラーモンの捕獲は無理そうですよね」
オーキド「……そののび太少年はドラーモンの催眠術で操られているのかもしれんな」
研究員「!!なんという恐ろしいポケモンなんだ!」
オーキド「まぁ推測の域を出ないんじゃが……事実だとしたら大変なことになるな」
----
研究員「博士!ドラーモンも鳴き声を収録できました!」
オーキド「ほう、人語を喋るドラーモンにも固有の鳴き声があったのかね」
研究員「お聞きください」
オーキド「……」
研究員「……」
オーキド「うーむ、「ドラーヤキ、ドラーヤキ」と聞こえるな」
研究員「餌をねだる際に発する声らしいです」
オーキド「研究員よ」
研究員「なんですか?」
オーキド「このダミ声を聞いていたら、なんかどら焼きが食べたくなってきたんじゃ…」
研究員「確かに、熱いお茶とどら焼きを…」
オーキド「……はっ!まさかこれはドラーモンが人間から餌を奪うときに発する洗脳音波なのでは!」
研究員「どら焼き、どら焼き……フエンせんべいしか見つからない……」
オーキド「この鳴き声をポケモン図鑑に収録するわけにはいかんな、危ないところじゃったよ」
研究員「あはは~、死んだお婆ちゃんがどら焼きを……」
----
研究員「は、博士…」
オーキド「どうしたんじゃ?」
研究員「ドラーモンに対する各種技の相性をシミュレートしてみたんですが……とにかくこれを見てください」
オーキド「毒無効、格闘と地面と炎に弱い……な、なんじゃこれは?」
研究員「そうなんです、何度シミュレートしてみてもドラーモンのタイプは「はがね」なんです…」
オーキド「あの丸っこい姿のどこが鋼タイプなんじゃ?」
研究員「別の地方で確認されている、あのルカリオに近い種なんでしょうか」
オーキド「ルカリオも人間に近い体型をしているし、ドラーモンがルカリオの亜種である可能性も出てきたな」
研究員「これは大発見ですよ!」
オーキド「しかし、このタヌキポケモンがルカリオの亜種だと信じる人は…」
研究員「いないでしょうねwww」
----
研究員「は、博士!コレを見てください!」
オーキド「これは…ハナダシティの屋上カメラじゃな。なな、なんとっ!」
研究員「そうなんです、ドラーモンがペルシアンに発情しています!」
オーキド「やはり卵タイプは陸上のようじゃな。ペルシアンがメスだから……あの個体はオスじゃ」
研究員「それにしても、なんというか……身の程を知らないというか」
オーキド「やはりそう見えるか。相手のペルシアン、あからさまに嫌がっておるぞ。ほら、逃げ出した」
研究員「ぶっ!ドラーモンのやつ崩れ落ちるように倒れこみましたよ!」
オーキド「ん?まさか…」
研究員「?」
オーキド「ドラーモンは陸上タイプと相性が悪いんじゃないだろうか」
研究員「そうか、つまりドラーモンは陸上タイプではなく…」
オーキド「やはりピッピやプリンと同じ妖精タイプなのかもしれん」
研究員「妖精…あれが妖精…ブフーッ!」
オーキド「笑っちゃ、笑っちゃいかんよ!くくくっwww」
研究員「うははははは!」
----
オーキド「ついにドラーモンを捕獲したんじゃ!」
研究員「は、博士がですか?」
オーキド「いかにも。いやぁ、これでも昔は実力派トレーナーとして…」
研究員「で、見せてくださいよ!」
オーキド「(ムッ)……よかろう、出てきなさいドラーモン!」
研究員「……」
オーキド「……」
研究員「……」
オーキド「どうじゃ?」
研究員「あの、博士。えらく目が小さいんですが」
オーキド「個体差じゃろ」
研究員「妙にフラフラしているんですが」
オーキド「まだ回復してないからのう」
研究員「耳がありますね」
オーキド「め、メスのドラーモンは耳があるんじゃ」
研究員「じゃあ、部屋の隅の青と白のペンキはなんですか?」
オーキド「……」
研究員「……これ、パッチールですね」
オーキド「パッチールです嘘ついてごめんなさい」
研究員「博士、こんなことしてばれないと思ってたんですか!」
パッチール
青く塗ったら
ドラーモン
オーキド「空も青いのう…」
研究員「って川柳読んでんじゃねえよクソジジイ!」
----
研究員「博士、マサキ君からTV電話が……」
オーキド「マサキ君かね、久しぶりじゃな。こっちのモニターに繋いでくれたまえ」
マサキ『こんにちは、博士』
研究員「ひいっ!ブーバー!」
オーキド「なんじゃ、なぜブーバーが!」
研究員「ブーバーが電話してますよ!」
マサキ『いや、マサキですって』
オーキド「い、一体どうしたんじゃその顔……」
マサキ『いきなり子供が殴りかかってきまして、ボコボコにされたんですわ』
研究員「それは災難でしたね……」
オーキド「で、今日は何の用事かね?」
マサキ『その凶悪な子供、どうやらドラーモンと一緒に行動してるみたいですわ』
研究員「?」
オーキド「どういうことなんじゃ?」
マサキ『もしかしたら、その子供もドラーモンに操られてるかもしれへん思いましてな……』
オーキド「うーむ、本当じゃとするとドラーモンの狙いは……やややっ!」
研究員「ま、まさか!」
オーキド「そうじゃよ、ポケモン預かりシステムじゃ!」
マサキ『まさかポケモンを解放するためにワイを狙ったいうんですか!』
研究員「人間社会を憎んでいるドラーモンがやりそうなことですね……」
オーキド「恐ろしく高度な知性を持っている……噂に聞くミュウツー以上かもしれん」
マサキ『た、たすけて、たすけて……オシッコちびりそうや……』
----
研究員「ハナダジムから連絡です。ドラーモンがジムに挑戦してきました」
オーキド「やはり現われたか……」
研究員「大嫌いなはずのコラッタのみでジム戦を勝利したとか」
オーキド「カスミ君も何であの容姿を見ておかしいと思わないんじゃ?明らかに人間ではなかろう」
研究員「洗脳されていたかもしれませんね、後遺症が心配です」
オーキド「それよりもコラッタのみ使役するとは……やはりコラッタが嫌いというのはガセじゃったかのう」
研究員「ですねぇ。コラッタといいサンドといい、むしろ奴はねずみポケモンに執着しているとしか思えませんよ」
オーキド「とりあえず図鑑の新しい説明文じゃ。どうかな?」
ドラーモン(あおだぬきポケモン)
こうどな ちのうで にんげんを せんのうする
とても じゃあくな ポケモン
ねずみが だいすき
研究員「さすが博士、短い文中に奴のすべてが詰まっているようですよ!」
オーキド「うむ。しかしこの文章だけではドラーモンの真の恐ろしさは伝わらんよ……」
----
【キョーコーモン編】
研究員「博士博士」
オーキド「なんじゃ?」
研究員「実はハナダシティの警備員から電話なんですが」
オーキド(ビクン!)
研究員「あのー、博士?」
オーキド「まさかあの立入禁止地域での……いや、バレるはずがない……」
研究員「博士!」
オーキド「いや、もしかしたらディグダでのスカート内盗撮が……」
研究員「はーかーせー」
オーキド「まさか、時効寸前のゴースでの下着ド」
研究員「ドラーモンの件らしいですよ」
オーキド「……なんじゃ、そうか。ドラーモンか。」
研究員(このジジイ……)
オーキド「ワシがオーキドじゃが、ドラーモンについて聞」
キョーコ『私キョーコっていいま(…中略…)タケシ一味(…中略…)結婚発言で赤ッ恥(…中略…)キャー!フラン警部ったら(…延々…)』
オーキド「(ひそひそ)こいつ何なんじゃ?」
研究員「(ひそひそ)もしかしたらドラーモンとの接触の際に洗脳されたかも知れませんね」
オーキド「(ひそひそ)まさか我々の調査状況を探るために?」
キョーコ『でね、その警部補ってのがもうウルサくてさぁ。ねぇ聞いてる?聞いてます?』
研究員「……どうやら洗脳はされてないようですね」
キョーコ『そうそう、その警部補の説教が私を洗脳するみたいに……まさか私を洗脳してあんなことやこんなことを!』
オーキド「結局君は何が言いたいのかね!!(怒)」
オーキド「どうやら新種のポケモンが発見されたようなのじゃ」
研究員「それはすごい!」
オーキド「青いタヌキポケモンで、人の言葉を喋るらしいのだ」
研究員「ん?そういえばついこの前、ここから旅立ったトレーナーの中にそれらしき姿が…」
オーキド「な、なんと!」
研究員「確か「ドラーモン」…とか呼ばれていたような…」
オーキド「よし、ポケモン図鑑のアップグレードプログラム配布開始じゃ!」
研究員「了解、NO.152あおだぬきポケモン「ドラーモン」で登録します!」
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研究員「博士!ドラーモンの目撃報告です!」
オーキド「見つかったか!」
研究員「トキワの森でコラッタに追われていたようです」
オーキド「ほう…体格の割には臆病な性格なのか、天敵がコラッタなのか…」
研究員「それがですね、もう一つ報告が上がっているんですよ」
オーキド「ん?」
研究員「ドラーモンらしきポケモンがニビジムでジム戦を行なったというんです…」
オーキド「な、なんじゃと!ドラーモンを捕まえたトレーナーがいるというのか?」
研究員「いえ、それがですね……「ドラーモン自身がトレーナー」だったとの報告が……ジムの人間は着ぐるみだと思ってたらしいですが」
オーキド「な、なんじゃとーー!!」
研究員「しかしこの報告では「ドラーモンはコラッタを操り~」とあります。コラッタ嫌いの報告と若干食い違うのですが……」
オーキド「むむ…これはさらなる情報が必要なようじゃな」
研究員「そうですね」
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研究員「再びドラーモンが見つかったとのことです!」
オーキド「そうか…で、どうしたんじゃ?」
研究員「ドラーモンはどうやらトレーナーのように他のポケモンを使役しているようです。」
オーキド「な、なんじゃと!」
研究員「しかも人間と同じようにモンスターボールを使うほどの知能があるようです」
オーキド「これは……これは恐ろしい事じゃぞ。人の言葉を操り、トレーナーのような行動をするポケモンとは……」
研究員「ごくり……」
オーキド「人間による自然破壊がドラーモンのようなポケモンを産んだと仮定すると、ドラーモンは人間に対し復讐を考えているかもしれん」
研究員「な、なんということだ……」
オーキド「もしかしたらドラーモンは人間社会に対する警告を発しているかもしれないな」
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研究員「ドラーモンがおつきみ山の入り口で威嚇行為をとっているらしいです!」
オーキド「おつきみ山……あそこの辺りはピッピやプリンの群生地だったな。」
研究員「はぁ、そうですが…」
オーキド「ピッピは宇宙と交信しているという説があったのう…まさか、まさかまさか!」
研究員「何かひらめいたんですか博士!」
オーキド「ドラーモンは宇宙の力で進化したプリンなのかもしれん」
研究員「た、確かにあの頭はプリンにそっくりだ…」
オーキド「ドラーモン自身もゆびをふるで宇宙とコンタクトしているのかもしれん!」
研究員「ドラーモンには指がありません」
オーキド「……」
研究員「……」
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研究員「おつきみ山でドラーモンとエンカウントしたトレーナーがいるようです」
オーキド「何?で、そのトレーナーはゲットしたのかね?」
研究員「はぁ…ドラーモンはどうやら敗北したようなんですが、別のトレーナーに助けられたようです」
オーキド「どういうことだ……ドラーモンは野生のポケモンではないのか」
研究員「もしかしたら、ドラーモンを助太刀したトレーナーがすでにゲットしていた可能性も…」
オーキド「そのトレーナーの名は?」
研究員「ここから旅立った「のび太」という少年らしいです」
オーキド「のび太、のび太…あのコイキングを連れていったさえない少年かね?」
研究員「どう考えてもあの少年にドラーモンの捕獲は無理そうですよね」
オーキド「……そののび太少年はドラーモンの催眠術で操られているのかもしれんな」
研究員「!!なんという恐ろしいポケモンなんだ!」
オーキド「まぁ推測の域を出ないんじゃが……事実だとしたら大変なことになるな」
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研究員「博士!ドラーモンも鳴き声を収録できました!」
オーキド「ほう、人語を喋るドラーモンにも固有の鳴き声があったのかね」
研究員「お聞きください」
オーキド「……」
研究員「……」
オーキド「うーむ、「ドラーヤキ、ドラーヤキ」と聞こえるな」
研究員「餌をねだる際に発する声らしいです」
オーキド「研究員よ」
研究員「なんですか?」
オーキド「このダミ声を聞いていたら、なんかどら焼きが食べたくなってきたんじゃ…」
研究員「確かに、熱いお茶とどら焼きを…」
オーキド「……はっ!まさかこれはドラーモンが人間から餌を奪うときに発する洗脳音波なのでは!」
研究員「どら焼き、どら焼き……フエンせんべいしか見つからない……」
オーキド「この鳴き声をポケモン図鑑に収録するわけにはいかんな、危ないところじゃったよ」
研究員「あはは~、死んだお婆ちゃんがどら焼きを……」
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研究員「は、博士…」
オーキド「どうしたんじゃ?」
研究員「ドラーモンに対する各種技の相性をシミュレートしてみたんですが……とにかくこれを見てください」
オーキド「毒無効、格闘と地面と炎に弱い……な、なんじゃこれは?」
研究員「そうなんです、何度シミュレートしてみてもドラーモンのタイプは「はがね」なんです…」
オーキド「あの丸っこい姿のどこが鋼タイプなんじゃ?」
研究員「別の地方で確認されている、あのルカリオに近い種なんでしょうか」
オーキド「ルカリオも人間に近い体型をしているし、ドラーモンがルカリオの亜種である可能性も出てきたな」
研究員「これは大発見ですよ!」
オーキド「しかし、このタヌキポケモンがルカリオの亜種だと信じる人は…」
研究員「いないでしょうねwww」
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研究員「は、博士!コレを見てください!」
オーキド「これは…ハナダシティの屋上カメラじゃな。なな、なんとっ!」
研究員「そうなんです、ドラーモンがペルシアンに発情しています!」
オーキド「やはり卵タイプは陸上のようじゃな。ペルシアンがメスだから……あの個体はオスじゃ」
研究員「それにしても、なんというか……身の程を知らないというか」
オーキド「やはりそう見えるか。相手のペルシアン、あからさまに嫌がっておるぞ。ほら、逃げ出した」
研究員「ぶっ!ドラーモンのやつ崩れ落ちるように倒れこみましたよ!」
オーキド「ん?まさか…」
研究員「?」
オーキド「ドラーモンは陸上タイプと相性が悪いんじゃないだろうか」
研究員「そうか、つまりドラーモンは陸上タイプではなく…」
オーキド「やはりピッピやプリンと同じ妖精タイプなのかもしれん」
研究員「妖精…あれが妖精…ブフーッ!」
オーキド「笑っちゃ、笑っちゃいかんよ!くくくっwww」
研究員「うははははは!」
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オーキド「ついにドラーモンを捕獲したんじゃ!」
研究員「は、博士がですか?」
オーキド「いかにも。いやぁ、これでも昔は実力派トレーナーとして…」
研究員「で、見せてくださいよ!」
オーキド「(ムッ)……よかろう、出てきなさいドラーモン!」
研究員「……」
オーキド「……」
研究員「……」
オーキド「どうじゃ?」
研究員「あの、博士。えらく目が小さいんですが」
オーキド「個体差じゃろ」
研究員「妙にフラフラしているんですが」
オーキド「まだ回復してないからのう」
研究員「耳がありますね」
オーキド「め、メスのドラーモンは耳があるんじゃ」
研究員「じゃあ、部屋の隅の青と白のペンキはなんですか?」
オーキド「……」
研究員「……これ、パッチールですね」
オーキド「パッチールです嘘ついてごめんなさい」
研究員「博士、こんなことしてばれないと思ってたんですか!」
パッチール
青く塗ったら
ドラーモン
オーキド「空も青いのう…」
研究員「って川柳読んでんじゃねえよクソジジイ!」
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研究員「博士、マサキ君からTV電話が……」
オーキド「マサキ君かね、久しぶりじゃな。こっちのモニターに繋いでくれたまえ」
マサキ『こんにちは、博士』
研究員「ひいっ!ブーバー!」
オーキド「なんじゃ、なぜブーバーが!」
研究員「ブーバーが電話してますよ!」
マサキ『いや、マサキですって』
オーキド「い、一体どうしたんじゃその顔……」
マサキ『いきなり子供が殴りかかってきまして、ボコボコにされたんですわ』
研究員「それは災難でしたね……」
オーキド「で、今日は何の用事かね?」
マサキ『その凶悪な子供、どうやらドラーモンと一緒に行動してるみたいですわ』
研究員「?」
オーキド「どういうことなんじゃ?」
マサキ『もしかしたら、その子供もドラーモンに操られてるかもしれへん思いましてな……』
オーキド「うーむ、本当じゃとするとドラーモンの狙いは……やややっ!」
研究員「ま、まさか!」
オーキド「そうじゃよ、ポケモン預かりシステムじゃ!」
マサキ『まさかポケモンを解放するためにワイを狙ったいうんですか!』
研究員「人間社会を憎んでいるドラーモンがやりそうなことですね……」
オーキド「恐ろしく高度な知性を持っている……噂に聞くミュウツー以上かもしれん」
マサキ『た、たすけて、たすけて……オシッコちびりそうや……』
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研究員「ハナダジムから連絡です。ドラーモンがジムに挑戦してきました」
オーキド「やはり現われたか……」
研究員「大嫌いなはずのコラッタのみでジム戦を勝利したとか」
オーキド「カスミ君も何であの容姿を見ておかしいと思わないんじゃ?明らかに人間ではなかろう」
研究員「洗脳されていたかもしれませんね、後遺症が心配です」
オーキド「それよりもコラッタのみ使役するとは……やはりコラッタが嫌いというのはガセじゃったかのう」
研究員「ですねぇ。コラッタといいサンドといい、むしろ奴はねずみポケモンに執着しているとしか思えませんよ」
オーキド「とりあえず図鑑の新しい説明文じゃ。どうかな?」
ドラーモン(あおだぬきポケモン)
こうどな ちのうで にんげんを せんのうする
とても じゃあくな ポケモン
ねずみが だいすき
研究員「さすが博士、短い文中に奴のすべてが詰まっているようですよ!」
オーキド「うむ。しかしこの文章だけではドラーモンの真の恐ろしさは伝わらんよ……」
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【キョーコーモン編】
研究員「博士博士」
オーキド「なんじゃ?」
研究員「実はハナダシティの警備員から電話なんですが」
オーキド(ビクン!)
研究員「あのー、博士?」
オーキド「まさかあの立入禁止地域での……いや、バレるはずがない……」
研究員「博士!」
オーキド「いや、もしかしたらディグダでのスカート内盗撮が……」
研究員「はーかーせー」
オーキド「まさか、時効寸前のゴースでの下着ド」
研究員「ドラーモンの件らしいですよ」
オーキド「……なんじゃ、そうか。ドラーモンか。」
研究員(このジジイ……)
オーキド「ワシがオーキドじゃが、ドラーモンについて聞」
キョーコ『私キョーコっていいま(…中略…)タケシ一味(…中略…)結婚発言で赤ッ恥(…中略…)キャー!フラン警部ったら(…延々…)』
オーキド「(ひそひそ)こいつ何なんじゃ?」
研究員「(ひそひそ)もしかしたらドラーモンとの接触の際に洗脳されたかも知れませんね」
オーキド「(ひそひそ)まさか我々の調査状況を探るために?」
キョーコ『でね、その警部補ってのがもうウルサくてさぁ。ねぇ聞いてる?聞いてます?』
研究員「……どうやら洗脳はされてないようですね」
キョーコ『そうそう、その警部補の説教が私を洗脳するみたいに……まさか私を洗脳してあんなことやこんなことを!』
オーキド「結局君は何が言いたいのかね!!(怒)」
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(キョーコから電話がかかってくる前のことでゲス)
オーキド「退屈じゃのう」
研究員「退屈ですね」
オーキド「そうじゃそうじゃ、巷でドラーモンに対する恐怖心が増しておってな」
研究員「そりゃあの説明文なら当然でしょうよ」
オーキド「でな、ドラーモンは…いやポケモンは恐いものじゃないとアピールするために」
研究員「?」
オーキド「絵描き歌を考えたんじゃ!」
研究員「!!」
オーキド「よく見ておれよ、ワシの会心の作を!」
研究員(なんだろう、危険な匂いがする)
オーキド「まるかいてチョン、まるかいてチョン」
研究員「博士、いけません!なんだか分からないけどいけません!」
オーキド「花から芽が出てうえきばち~~」
ドカッ!
オーキド「………うう」
研究員「はぁ、はぁ……何か著作権とかいろいろな恐ろしいものが……とにかく止められてよかった」
オーキド「……六月六日じゃ、あはは、UFOが見えるゥ」
研究員「まだ言うか!」
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(キョーコから電話がかかってくる前のことでゲス)
研究員「博士!博士!」
オーキド「お前、ワシに固い何かを振るっておきながらまだここにいるのか?」
研究員「あなたが暴挙に出るからでしょうが!」
オーキド「まぁよい、何か報告があったんじゃろ?」
研究員「ああそうですそうです、この報告書を見てください!」
オーキド「ふむふむ……なんと、これは!」
研究員「ドラーモンが子供3人を操ってある少年を襲撃した、とあります」
オーキド「うーむ、何が目的なんじゃろうか」
研究員「なんでも洗脳された子供が「チケットを寄越せ」と言っていたとか」
オーキド「チケット?」
研究員「チケット……場所が場所だけに船のチケットでしょうか」
オーキド「ま、まさか」
研究員「?」
オーキド「あのチケットが狙いだとしたら……」
研究員「何か心当たりが?」
オーキド「実は先の学会で報告された「宇宙ウィルスによる突然変異ポケモン」の住む島の事じゃが」
研究員「ああ、デオキシス……でしたっけ」
オーキド「その島に行くにはオーロラチケットが必要での、まだ関係者にしか配布されていないんじゃが」
研究員「まさかデオキシスと接触して……」
オーキド「宇宙ウィルスを得る気なのかもしれん」
研究員「あのドラーモンが突然変異…ひぃぃぃっ!」
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(キョーコから電話がかかってくる前のことでゲス)
研究員「前回の追加報告書が届きました」
オーキド「どうじゃった!」
研究員「ドラーモン達は少年に撃退されたようです」
オーキド「な、なんじゃと!3人もトレーナーを洗脳しておったのにか!」
研究員「襲撃された少年が強かったのでしょうか」
オーキド「いくら強いトレーナーでも、ドラーモン自身が相手をすれば一捻りのはずじゃ」
研究員「ドラーモンが戦えない訳があったと?」
オーキド「おそらく、複数のトレーナーを操るのに一杯一杯だったのじゃろう」
研究員「洗脳中は他の技が使えない、ということですか」
オーキド「じゃろうな。なら戦えない理由も納得できる」
研究員「ということは、あの洗脳術はドラーモンの持つ技ということですね」
オーキド「すぐに技リストに追加じゃ!」
せんのう PP15 命中100
にんげんを あやつる わざ
あやつっている あいだは たたかえない
研究員「……ごくり」
オーキド「なんか恐いな」
研究員「ええ」
オーキド「やめとこう、とりあえず保留ってことで」
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