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その35」(2006/12/30 (土) 22:42:21) の最新版変更点

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しずか「でも・・それだけじゃ証拠にならないわ!その出来杉さんがコピーって可能性も・・」 幹部「慌てるな、証拠はまだある・・これを見てみろ」 そう言うと幹部は懐からポケモン図鑑を出した しずか「それはあなたのポケモン図鑑ね、それがどうしたの?」 幹部「ふっふっふっふ・・・見ろ、出来杉もポケモン図鑑を持っているのだよ」 しずか「何ですって!?」 見ると出来杉のポケットにはポケモン図鑑が入っていた 幹部「これは決定的な証拠だぞ、この世界でポケモン図鑑を持っているのは私も入れた6人だけ・・・出来杉も私も図鑑を持っている、これで私が出来杉でないと決まったも同然だ」 しずか「どうやら・・・そのようね・・」(どういうこと?) この状況にしずかは困惑した しずか(ドラちゃんにスネオさんはこいつに囚われてる、のび太さんに武さんはこいつと戦っている、出来杉さんは目の前で気絶してる・・・これはどういうこと?じゃあ犯人は居ないの?) 彼女の考えているとうり6人全員にアリバイができてしまったのだ、困惑するしずかに幹部は語った 幹部「さあ私の正体の話をここまでだ、私は出来杉と貴様を倒すために此処に来たのだからな」 しずか「私が倒されると思ってるの?あなたが6人の誰かなら私の実力をよく知っているはずだけど?」 幹部「ふん、貴様のレベルなどとうに超越してるわ、行くぞ!スターミー」 しずか「行くわよ、フシギバナ」 戦いが始まった 幹部「そうそう・・ピジョット、この男をシルフに運んでおけ」 しずか「余所見して良いのかしら?はっぱカッターよ」 幹部「光の壁だ」 スターミーは光の壁を作り出し葉っぱカッターの威力を抑えた 幹部「こんどはこっちが行くぞ、冷凍ビームだ!」 しずか「きゃっ!フシギバナ!」 効果抜群の技を受けてしまいフシギバナは体力を大分減らされた 幹部「ほう、これを受けて戦闘不能にならんとは・・・かなりの高レベルと見たぞ」 しずか「くっ・・・まずいわね・・」 幹部は修行をしてますます強くなったしずかを簡単にねじ伏せている・・・ ---- しずか「減らされたHPをどうにかしなきゃ・・・そうだ!やどりぎの種よ」 フシギバナはスターミーに種を植え付けHPを吸収しだした、だが・・・ 幹部「そんな少しずつではHP回復は間に合わん、次の冷凍ビームでおしまいだ」 しずか「それぐらい解ってるわ・・だからこうするの、どくどくよ!」 幹部「何!?」 スターミーは毒状態になり、HPを少しずつ減らされていた・・・しかも効果はそれだけではない しずか「ゲームをやっている貴方なら知っているはず・・・やどりぎの種とどくどくを同時に掛けることでやどりぎの種の効果が倍増することを」 そのとうりだ、やどりぎの種が吸収するスターミーのHPはじょじょに上がってきている 幹部「流石だな、単純な力押しだけではなく持久戦もできるのか・・・」 しずか「まさかこの世界で持久戦をやるとは思ってもいなかったけどね・・・」 幹部「それだけの強敵に出会ったと言うことかな?このままHPを吸収され続けてはまずい、勝負を決めるぞスターミー」 しずか「フシギバナの援護をお願い、ドードリオ!」 このドードリオはドードーを修行で進化させたものだ 幹部「速やかに片付けろ、ハイドロポンプだ!」 しずか「くっ!・・耐えてドードリオ」 ドードリオはしずかの願いどうり攻撃に耐えて見せた 幹部「ちっ、毒を受けていて思うように実力を発揮できないか」 しずか「こんどはこっちの番よ、ドリル嘴!」 幹部「まずい!固くなるだ!」 防御を上げたことでスターミーは何とか攻撃に耐えた 幹部「反撃しろ!スターミー!」 しずか「応戦よドードリオ!」 しずかの策で何とかドードリオは互角の勝負を展開している、しかし幹部は余裕の笑みを浮かべていた・・・ ---- 幹部「HPを大分減らされた・・・だがこれでどうだ?事故再生!」 するとスターミーの体は輝きだし、今までの戦いの傷が消えた 幹部「これで今までの苦労も水の泡・・・残念だったな」 しずか「くっ・・・それでも毒状態はまだ続いてるわ、行くのよドードリオ!」 幹部「冷凍ビームだ」 冷凍ビームはドードリオに命中した、弱点を突かれたドードリオは一撃で瀕死となってしまった しずか「はぁ・・はぁ・・・ふっ、ふふふふふ・・」 幹部「うん?あまりの恐怖の前に気でも狂ったか?この状態で笑いだすとはな・・」 しずか「いえ、狂ってなんかないわ・・・ただ・・ただあなたを倒す準備がやっとできたのよ」 幹部「はっはっはっは!やはり狂っているわ、この状態で勝つ?最後の負け惜しみかな・・何!?」 倒されかけていたフシギバナが強力なエネルギーを背負い、今にもこっちに撃ってこようと構えているではないか 幹部「馬鹿な!あの死に底無いが何故あれほどのエネルギーを・・・?」 しずか「気付かなかったでしょうね、このフシギバナが今までせいちょうをして特殊を上げていたのに・・・」 幹部「ぐっ!今までのドードリオの攻撃も全て時間稼ぎだったのか!」 しずか「そのとうり!そして成長を積み続けて限界まで上げた特殊を使うのは・・・ソーラービームよ!」 フシギバナから放たれた強力なソーラービームはスターミーにまともに命中し、幹部のスターミーは戦闘不能になった しずか(やっと一匹倒した・・でもまだ幹部の手持ちは居る!) 疲れきったしずかの手持ちでは勝負の行方は絶望的だった、だがここで幹部の口から予想もしなかった言葉が出た 幹部「ふっふっふっふ・・合格だ、シルフに来る権利を与えよう」 しずか「え?・・・」 幹部「それだけの実力、此処で無理に潰す必要はない・・・シルフに来ると良い、そこで血祭りに上げてやろう・・」 しずか「どういうこと?わざわざ私を生かす理由は何!?」 幹部「さらばだ・・・しずか」 そう言い残すと幹部は暗闇に紛れ消えた しずか「出来杉さんもさらわれた・・・それにあの幹部の実力・・・まだ修行が足りなかったってこと?」 暗闇の中一人取り残されたしずかは幹部との戦闘で初めて恐怖というものを味わっていた そしてまだまだ修行が足りなかったことを同時に思い知ったのだった・・・ ---- 修行開始から6日目 しずかと幹部の激戦が終え夜が開けの朝となっていた ヤマブキ東郊外 のび太「ふぁあーあ・・・朝か、今日も修行頑張らなきゃな・・うん?」 目を覚ましたのび太の隣には一通の手紙が落ちていた のび太「誰からだろう・・しずかちゃんか、何が書いてあるんだろう・・・」 この手紙は伝書ポッポが届けたものだ 無論その内容な夕べの出来事が細かく書かれていた 出来杉が誘拐させたこと、幹部が現れたこと・・・この内容を見たのび太はただ震えていた のび太「そんな・・・出来杉がやられるなんて・・・うん?待てよ」 此処でのび太はふと考えた のび太「幹部がしずかちゃん達の前に現れたってことは、次に幹部が来るのは僕達の元?」 この考えが一度頭に浮かぶとのび太は顔を真っ青にして恐怖した のび太「絶対そうだ、でも出来杉も勝てなかったのに僕が勝てるわけない・・・どうすれば・・そうだ!」 一つの希望を思いついたのび太が向かった場所はジャイアンの特訓している草むらだ どうやらジャイアンに助けてもらおうと考えているらしい そして、10分程走ったところで目的地に到着し、ジャイアンを探し始めた のび太「おかしいな・・・確かこの辺に居るはずだけど・・居た!」 案外早く見つかりジャイアンの元へ駆け出したのび太はジャイアンを見て落胆した のび太「ジャイアン・・・一体これは・・?」 そこに居たジャイアンはのび太の知っているジャイアンではなかった 体は大分痩せ細っておりいつもの威厳が消えていた 何よりのび太の目を引いたのはジャイアンの頭にかぶられているマジックペンで小さく郷田武と書かれているブリーフだった ジャイアン「おお・・・のび太か・・・」 のび太「ジャイアン・・・何があったんだ?・・」 友の変わり果てた姿にのび太はただ涙を流すことしかできなかった ---- 涙を流し絶望していたのび太ははっと我に返り手紙をジャイアンに見せた ジャイアン「ふむ・・出来杉がやられたか」 のび太「落ち着いてる場合じゃないよジャイアン!多分次は僕達の元へ幹部は来るよ、何とかしなきゃ!」 ジャイアン「いや・・何もする必要は無い、もう来ている・・・後ろを見てみろ」 のび太「うわ!」 幹部「ほう・・私の気配に気付くとは、いつのまに賢くなったんだゴリラ男?」 彼の指摘どうり二人の背後には幹部が来ていた 幹部「さて、私が此処に来た理由だが・・・言わなくても解っているな?」 ジャイアン「俺達を倒しに来たと言うのだろ?だが残念だったな・・貴様は俺にやられる」 幹部「ふん、随分余裕があるじゃないか・・ならその実力見せてみろ!スターミー!」 ジャイアン「戦ったことを後悔しろ・・・リザードン、にらみつけるだ!」 のび太「ジャイアンが補助技を!?」 このジャイアンの行動に古くからの仲、のび太は驚いた ジャイアンは補助技を使ったりして戦う男だっただろうか? いつも攻撃力の高い技でゴリ押しで攻めてくる、これがジャイアンの戦い方だったはずだ 補助技など一切使わない猪武者ジャイアンにこの数日間何があったのか・・・? ジャイアン「防御を下げたところで切り裂くだ!」 幹部「ぐう!!」 のび太が考えている間に戦いは進んでいた、戦況はジャイアンが幹部を圧倒しているという驚きの状況だった ジャイアン「止めだ・・・すてみタックル!」 この一撃でスターミーはやられていた、戦いはジャイアンの圧勝に終わったのだ ---- 幹部「ふっふっふっふ・・・この数日何があったかしらんが、かなり実力を付けたじゃないか」 ジャイアン「お世辞は聞きたくない、さあ次のポケモンを出せ 幹部「いや、今日は実力を測りに来ただけだ、その素晴らしい実力をヤマブキでズタズタに潰してやろう!」 そう言うと幹部はピジョットに乗り飛び去った ジャイアン「臆したか、幹部め・・」 空を見てそう言い捨てるのだった のび太「凄いじゃないかジャイアン!幹部をあんな簡単に倒すなんて!」 ジャイアン「俺は何もしていない、俺のポケモン達ががんばってくれたのさ」 のび太(いつもとキャラも違うぞ?本当にどうしたんだ・・・?) カッコいいことを言うジャイアンにのび太は軽く恐怖していた のび太「とりあえずその頭に付けているブリーフを外してよ!せっかくカッコいいのに見っとも無いよ!」 そう言ってジャイアンのかぶっているブリーフを無理やり外した その瞬間、今まで鋭い眼光をしていたジャイアンの目は突如緩み、いつもの目つきに戻った ジャイアン「あれ?此処ドコだ?」 のび太「・・・・・へ?」(これを外した瞬間戻った・・?まさか・・) 少し考えのび太はジャイアンに言った のび太「ねえジャイアン、これまでの特訓の成果を見せ合おうよ」 ジャイアン「おもしろい!見せてやるぜ、リザードン、火炎放射連発だ!」 のび太(やっぱりいつものジャイアンに戻ってる、これを外した瞬間に・・もしかしてこれがジャイアンを強くしていた?) ジャイアンが頭にかぶっていたブリーフ、それはジャイアンの潜在能力を出すパワーアップアイテムなのではないか? この仮説をのび太はジャイアンに説明した ジャイアン「まさか・・俺のブリーフが俺様の力を上げるものだったって?」 のび太「でも良いものを手に入れたじゃない、これで幹部にも勝てるよ!」 ジャイアン「確かに役立つ物かもしれないけど・・・・これは恥ずかしいよな・・」 のび太「うん・・・」 こうしてジャイアンは謎のパワーアップアイテム、根性ブリーフを手に入れさらなる飛躍をしたのだった ---- のび太   ギャラドス(レベル41)、ピカチュウ(レベル38) 、マンキー(レベル37)、スリーパー(レベル37)、カビゴン(レベル39)、メタモン(レベル36) ドラえもん シルフカンパニーにて監禁 ジャイアン リザードン(レベル51)、ウツドン(レベル39)、ゴーリキー(レベル38)、サイホーン(レベル38) スネオ   シルフカンパニーにて監禁 しずか   フシギバナ(レベル60)、プリン(レベル48)、ピッピ(レベル48) 、ドードリオ(レベル38)、タマタマ(レベル38) 出来杉   シルフカンパニーにて監禁

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