「その8」(2006/12/02 (土) 22:46:45) の最新版変更点
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出来杉はマサキの家前に居た
出来杉「此処がマサキの家だな・・僕以外には誰も来ていないな、ふふふ」
笑いながら家に入った
マサキ「ひ、人だ!助かった」
出来杉(これがマサキか・・・)
マサキ「この姿のわけは実はな、実験に失敗してポケモンと融合してもうたのや、すまんがそこのパソコンのスイッチ押してくれん?」
出来杉「わかった、元の姿に戻してあげるよ」
正直、出来杉はチケットのためとは言えこんなマヌケに関わるのには嫌気がさしていた
出来杉(できればこの辺で他の奴等と距離を引き離しておきたいのだが・・・)
マサキ「準備ええで!スイッチ押してくれ」
ポチッ、スイッチを押した
数分後
マサキ「いや~助かったで、なんかお礼しなきゃいかんな」
出来杉「いや、そんなつもりで助けたわけじゃないさ」
あくまで善人を装う出来杉、現実世界と同じだ
マサキ「ほら、このチケットやるで、これでサントアンヌ船に乗れるで」
出来杉「ありがとう、僕急いでるからそれじゃあね」
家を後にした出来杉
出来杉「計画どうり、これで僕の勝ちだ」
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一方ジャイアンは
ジャイアン「くそー!また負けた!」
ハナダジムに挑戦していたジャイアン、やはりリザード一匹では連戦連敗だった
ジャイアン「やっぱり不利なタイプ一匹じゃきついか・・・」
しかたなくジム挑戦を一時止め、ポケモン探しをするこにした
ジャイアン「ポッポ、ポッポ、ポッポ・・此処はポッポしか居ねーのかよ!」
探しに来たのは良いが現れるポケモンはポッポばかり、50匹程焼き鳥にしたところでもう諦めようとしたとき・・・
ジャイアン「む!ポッポとは違う気配!」
野生のマダツボミが現れた
ジャイアン「草タイプか・・水タイプのカスミには打って付け、よし捕獲する」
唯一ひょろひょろとした体つきが気に入らなかったが贅沢は言えない、此処で足踏みをしている余裕はないのだ
そしてあっけなくマダツボミを捕まえた
ジャイアン「へへへ、リザードの敵じゃない、よしこいつを育てて今度こそバッチを貰う!」
マダツボミ育成が始まった
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しずか「此処がハナダシティね」
しずかはハナダに着いていた、すぐジムに挑戦するもと思ったが・・・
しずか「焦る必要はないわ、いつでもバッチをゲットできる戦力はあるんだから、それに新入りさんのレベル上げもしたいし」
そう言うと近くの草むらに向かった
しずか「此処までくると野生のポケモンもそれなりに強くなってくるものね、さて出番よピッピ!」
このピッピはおつきみやま内部にて捕まえたばかりのポケモンだった
しずか「この子がそれなりのレベルになれば私の戦力は無敵だわ」
しずかの野望が動き出した
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その頃のび太&ドラえもんは
のび太「ふう~やっとおつきみやまを出れたぞ、長かったな~」
ドラえもん「それもこれものび太君がノロノロ歩いてるからだろ」
のび太「そんなこと言ったってさー」
いつもの調子の会話をしながらハナダを目指していたのだった
ドラえもん「ん、近くに野生のポケモンが居るぞ・・こ、これは」
野生のサンドが現れた
のび太「珍しいポケモンだ、捕まえておこう」
ドラえもん「手を出すな!あれは僕のもんだ!」
のび太「何そんなにムキになってるのさ」
ドラえもん「あの黄色い体、耳、まさに昔の僕そっくり!これは僕にサンドを捕まえよと言う神のお告げに違いない」
勝手な言葉を並べて説得するドラえもんに負けサンドを譲ることにした
ドラえもん「よし、行くぞコラッタ!」
レベル差もあり、程なくサンドを捕まえた
ドラえもん「よし!捕まえたぞ!」
のび太「おめでとう、ドラえもん、そうだサンドをポケモン図鑑で見てみよう・・えっ!」
ドラえもん「どうしたの?」
のび太「な、何でもないよ、先を急ごう」
皮肉にもドラえもんが求愛したサンドは「ねずみポケモン」だった
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ジャイアン「大分強くなったぞ・・これでカスミに勝てる!」
短かった時間での修行ながらマダツボミのレベルを上げ、自分の戦力にしたのだった
自信満々で早速ジムに向かった、しかしジムの前に一番会いたくなかった人物が居た
しずか「あら、武さん」
ジャイアン「げっ、しずかちゃん!」
しずか「今からジムに挑戦するんでしょ?がんばってね」
ジャイアン「あ、うん・・ところでしずかちゃん・・・もしかしてバッチを・・」
しずか「これのこと?」
ジャイアンが言うのを遮ってバッチを見せた
ジャイアン「!・・・」
しずか「私急いでるの、もう行くわ」
しずかは去った
ジャイアン「ここ数日のんびりしすぎた、急がねーと!」
ジムへ急いだ
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程なくブルーバッチを手に入れたジャイアン、次の進路をマサキの家に向けた
ジャイアン「たしかサントアンヌ号に乗るにはチケットがいるんだよな・・・」
これからの進路を考えていたとき前から歩いてくる者がいた
ジャイアン「出来杉!」
出来杉「武君か」
ジャイアン「へへへ今日は色んな奴に会うな」
出来杉「今ハナダに着いたのかい?」
ジャイアン「冗談言うな!ジムに挑戦してただけだ!」
出来杉「そうかい」
ジャイアン「へ、ところで何でお前は先にジムに行かないんだ?まさか挑む自信がないわけじゃないだろうな?」
出来杉「バッチなんて好きなときに取れるよ、今はそれよりも大事な物を取りに行ってたのさ」
ジャイアン「バッチよりも大切な物?」
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出来杉「これだよ」
そう言うとチケットを出した
ジャイアン「これが大事な物?笑わせるな!その物こそ好きなときに手に入るよ!」
出来杉「相変わらず君は知能が足りないな」
ジャイアン「何だと!」
出来杉「このチケット・・・マサキが何枚も持ってると思うかい?」
ジャイアン「!」
出来杉「そう思って初めにマサキの家に行ったんだ、もっとも元の姿に戻った今他人にわざわざチケットを譲る理由はないわけだけどね」
ジャイアン「く・・・」
出来杉「何なら今から言ってみると良い、いくらポケモン世界とは言えそんなに単純物語は進まないよ」
ジャイアン「くそ!」
ジャイアンはそこまで話を聞くとマサキの家へ走り出した
どん!
マサキ「な、誰や!あんた」
ジャイアン「チケット!俺によこせ!有るんだろ?」
マサキ「?何のことや?早く出てってや、警察呼ぶで!」
ジャイアン「良いから早くしろ!おい!」
間もなく警察が駆けつけ、ジャイアンは捕まった
必死にわけを話し釈放してもらったがハナダにはこれ以上居ることはできなかった
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のび太「遂に着いた!」
ドラえもん「此処がハナダか~」
二人はやっとハナダへと着いていた
のび太「とりあえずポケモンセンターに行こうよ」
洞窟での戦闘の疲れを癒すため二人はポケモンセンターへと向かった
ドラえもん「あれ・・あそこに居るのは・・・」
のび太「ジャイアンじゃない?」
ジャイアン「何だお前等か・・・驚かせるなよ」
のび太「何でこそこそ隠れながら歩いてるのさ」
ジャイアン「ちょっと警察の世話になっちまってな、人前に堂々と出れないんだ」
ドラえもん「そんな軽い話じゃないぞ、でもなんでそんなことに?」
ジャイアン「実はな・・」
とりあえずこれまであったことを話した
のび太「へぇ~でもなんでチケットないと困るの?」
ジャイアン「馬鹿!船に乗らないとジムにも行けないんだよ」
のび太「え~!じゃあ出来杉しかこれ以上進めないってこと?」
ドラえもん「そいうことになるね・・」
ジャイアン「なぁ、俺達組まないか?」
のび太「え?」
ジャイアン「どうせこのままじゃ出来杉以外異次元に消えるんだ、なら皆でどうにかするしかねーだろ」
ドラえもん「たしかにそうするしか助かる道はないね」
ジャイアン「そうだ、もう俺達に選択肢はねーんだよ」
こうしてのび太・ドラえもん・ジャイアンの同盟が成った
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現在の状況
のび太 ギャラドス(レベル20)、ピカチュウ(レベル18)
ドラえもん コラッタ(レベル19)、オニスズメ(レベル18) サンド(レベル15)
ジャイアン リザード(レベル23)、マダツボミ(レベル18)
スネオ カメール(レベル16)、イシツブテ(レベル11)
しずか フシギソウ(レベル28)、プリン(レベル22)、ピッピ(レベル20)
出来杉 イーブイ(レベル20)、バタフリー(レベル19)、ケーシィ(レベル14)
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