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川のぬし釣り自然派

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川のぬし釣り自然派


データ

  • マーベラスエンターテイメント:2007年11月27日配信
  • パックインビデオ:1992年3月27日
  • ジャンル:RPG,SPT(釣り)
  • プレイ人数:1人
  • コントローラ:リモコン・クラコン・GC
  • 使用ブロック数:224


概要

  • 『RPG』と『釣り』の融合という前代未聞の組み合わせを見事に昇華させた野心作であり、現在も新作がリリースされる『ぬし釣り』シリーズの第一弾、『川のぬし釣り』(FC、VC未配信)のリメイク。
  • PCエンジンに移植するに当たり、効果音や自然音(釣り糸を川に垂らしている間の川のせせらぎなど)をCD音源のリアルなサウンドにしたり、オプションにとてもユーザーフレンドリーな『魚図鑑』機能を搭載したりと、分かっているのか勘違いしているのかいまいち判断に苦しむ点がパワーアップしている。(図鑑の親切さについては後述)
  • ゲームバランスはあまりよくないが、のんびりじっくり遊ぼうと思えば意外と楽しめる。この微妙なバランスと数々のネタ要素が奇作怪作と評されながらもファンの間で語り継がれる所以であろう。
  • ゲーム情報誌『ゲームサイド』の前身である中古ゲーム専門情報誌『ユーズドゲームズ』創刊号において、トップで紹介された。

ストーリー

  • 主人公は釣り好きの少年。ある日、少年の妹が突然高熱を出して寝込んでしまった。医者を探してくるよう母親に頼まれた少年は、見つけた医者から「今すぐ川のぬしを釣ってきて食べさせてやらねば」と言われる。妹のために少年は『ぬし』を釣り上げる旅に出る。

釣り要素

  • 釣竿にえさと針が付いている状態で水辺に立ってbボタンで針を投げ込む。
  • 魚が食いつけば真っ赤なウキが2段階で水面に沈む。この2段階目でbボタンを押すとヒットし、画面が水中に切り替わる。
  • 魚がヒットしたらbボタンを押している間は魚を引き上げようとする。抵抗されたらボタンを離さないと糸が切れてしまう。魚が抵抗をやめたらまたボタンを押して引き上げる。こうして魚を水面まで引き上げれば釣り上げたことになる。
  • 糸が切れるとえさや針を取られてしまうだけでなく、ダメージを受ける。
  • 釣れた魚は魚屋に持っていくと大きさによって決まった金額で買い取ってもらえる。
  • 釣りのポイントによって釣れる魚が決まっており、その魚が食いつくえさも決まっている。
  • えさは5種類あり、付け替えをするとひとつずつ減っていく。針を投げ入れたポイントにいる魚の好みに合わないと、ウキが一瞬水面より高く浮かび上がる。どうやら魚に弾かれているようだ。
  • ポイントによってヤモリなどの魚以外のものが釣れる。これは魚屋に売ることは出来ない代わりに経験値が増える。

RPG要素

  • 村やフィールドにいる人たちに話しかけて、色々な情報を得たり、アイテムを貰ったりと、よくあるRPGと同じパターンで進んでいく。
  • 釣った魚を魚屋で売ったお金で、釣具屋で各種アイテムを購入出来る。釣った魚を入れる『びく』はなるべく早めに大きいものを購入したほうがいい。

戦闘

  • 『ぬし釣り』が他の釣りゲームと一線を画している最大の特徴がこれ。
  • フィールドを移動していると敵である『野生動物』とエンカウントして、ドラクエ風のコマンド式バトルが始まる。しかしただのコマンドバトルではない。
  • 戦闘時のコマンドは以下の3つ。
    • 戦う
      • これを選択した瞬間から、動物の周囲を小さな白い点が動き回る。これをタイミングよく動物の体に重なった時にaボタンを押すと『力いっぱいぶんなぐって』ダメージを与える。重なっていない時に押すと攻撃をかわされてしまう。
      • 動物ごとに弱点があり、殴ったポイントによってダメージが3段階に変わる。
      • 白い点はボタンを押さないと移動スピードがどんどん上がっていくので、いかに早く弱点を突けるかが戦闘のポイント。動体視力が勝負の分かれ目。
    • 弁当
      • 体力回復のアイテムを使う。
    • 逃げる
      • 敵から逃げる。失敗することもある。
  • 戦闘に勝つと経験値が増える。レベルが上がると体力が上昇する。

図鑑

  • 本作を語る上で外せないのがこの図鑑モード。
  • スタート画面で『図鑑』を選ぶと、このゲームで釣れる魚が当時としてもリアルなイラストで紹介される。この図鑑が先にも触れたとおり、大変ユーザーフレンドリーな仕様になっている。
    • ここが親切①:ゲームを一切やっていなくても魚は全種類観賞出来る。
    • ここが親切②:紹介される項目は魚の名前の他、長さ、釣果(ゲーム中で釣った数)、そして『利用』。
  • この『利用』とは主に魚の調理法を紹介していて、例えばイワナなら「塩焼き フライ」などのようになっている。
  • 他にも「観賞用」「スポーツ用」など食用以外の用途や、「まずい」「食べない」など食用に不向きであることも教えてくれる。
  • しかし一般的には塩焼きなどで食べられているニジマスが「まずい」とされていたり、ソウギョが「美味」とだけ記してあったりと、一部スタッフの好みが入っているようにも思われる。

バグ

  • 針を投げ込む時にaとbボタンを同時に押すと、画面がおかしくなる。
    • これをやると針を投げ入れたのにえさの選択ウィンドウが表示されて、何か選ぶと画面にウィンドウの一部が残ったりする。
    • 実機ではゲームが止まってしまったが、VCでは村に入ったりして画面を切り替えれば元に戻る。

他作品との関連


  • VC配信が期待されるソフト
    • 川のぬし釣り(FC)
    • 川のぬし釣り2(SFC)
    • 海のぬし釣り(SFC)
    • ぬし釣り64(N64)
    • ぬし釣り64 潮風に乗って(N64)

  • その他の関連作品
    • 川のぬし釣り3(GB)
    • 川のぬし釣り 秘境を求めて(PS)
    • 川のぬし釣り4(GBC)
    • 川のぬし釣り~不思議の森から~(GBA)
    • 川のぬし釣り ワンダフルジャーニー(PS2)
    • 川のぬし釣り3&4(GBA)
      • 3と4の移植。
    • 川のぬし釣り こもれびの谷せせらぎの詩(DS)
    • 海のぬし釣り2(GB)
    • 海のぬし釣り 宝島に向かって(PS)
    • ぬし釣りアドベンチャー カイトの冒険(GB)

タグ:

PCE RPG SPT
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