第3回 Student CASP ワークショップ in kobe

3stedent CASPワークショップin kobe11/13(日)に神戸薬科大学で行われました。

(プログラム)
12
30~ 受付
13
001320 ウェルカムセッション
13
201500 SGL1
15
001545 Feedback1
15
451700 SGL2
17
00~ Feedback(2)とまとめ
17
45~ 閉会のあいさつ
18
00  閉会 

スタッフミーティング・片づけ・懇親会会場へ移動
19
00~     懇親会 ( 自由参加 )
 

私のメモはこちら 

扱った文献は、
Effect of intensive glucose lowering treatment on all cause mortality,
cardiovascular death, and microvascular events in type 2 diabetes
: meta-analysis of randomised controlled trials

Rémy Boussageon, et al
BMJ2011;343:d4169 doi:10.1136/bmj.d4169 (Published 26 July 2011)

糖尿病治療に対して、インスリン使用などを含めて血糖、HbA1cをしっかり下げる強化療法療の効果をみるシステマティックレビュー。 

ウェルカムセッションは高垣先生から。
システマティックレビューについての解説。

私のグループでは、シニアレジデントがチューターを務めました。
後は薬学生が3人と薬学教員が1人。 

課題の定式化のワーク時間に、6回生の薬学生からの質問。

「このシナリオの課題は、心イベント予防のために課題をまとめるのですか?心イベントが起こった後として課題をまとめるのですか?」とのこと。

 課題の定式化の作業は、気になる課題ごとにまとめればいいんです。
この質問は、このシステマティックレビューの予習会をEBM-Osakaメンバーで予習会をした時にも話題になったんですね。

取りえず1本を読み切るという体験には漕ぎつけた。
課題ごとに適用を考えられたので、充実したグループワークだったと思います。

他のグループでは、学生チューターが頑張っていました。
今回は、学生チューターをサポートする機会は、他のチューターメンバーに体験していただきました。
毎回、グループマネージメントの方法を考えるのは本当にその後の糧になります。
ワークショップが終わった後もずっと、反芻するんですね。
この感覚が次にも、実地にも繋がるはず・・・。

最後に、南郷先生から、周辺情報を評価した結果の提示と、さらに個々が考えをまとめていくというセッション。

今回この文献を通してのディスカッションで感じた個人的な感想は、糖尿病治療はそれぞれ。
患者毎(外来?入院?)施設毎(教育入院が充実?そうでない?)、Dr毎(専門医?そうでない?)など。

 私たち薬剤師はレクチャーを受ける時は糖尿病専門医からが多いんですね。
でも、私たち薬剤師は、以上のそれぞれの治療を受けている患者さんをサポートしているんです。
ここを改めて、意識しておくことが重要な気がします。

医療スタッフ一丸となって、治療目標に向けての歯車が噛み合うことは重要です。
この噛み合わせをサポートするのも私たち薬剤師の仕事かもしれません・・・新たな発見でした。

学ぶポイントは医学生や薬学生向けと私たちでは若干異なる。
こういう部分を感じれるグループワークにしたいですね。
一歩一歩成長できるといいですね!

最後になりましたが、お世話をしてくださった神戸薬科大学の教員並びに事務方に、
このような機会を設けてくださり、感謝申し上げます。
新たな施設とのstedent CASPワークショップ が開催できるのを楽しみにしたいと思います。
素敵な輪が広がるといいですね。 

(*'-'*)

最終更新:2011年12月14日 10:44