お久しぶりです。
あっという間に4月が終わってしまいました^^;
講演会のテーマだった排尿障害をまとめていこうと思います。
■排尿障害とは?
排尿が円滑に行われないこと
■排尿障害の症状
→経尿道的(内視鏡的)前立腺切除術
* 危険因子:コラーゲンの脆弱化、加齢、お産、肥満、便秘、骨盤臓器脱、慢性閉塞性気道疾患
* 女性の尿禁制メカニズム
尿道支持 :腹圧上昇時の動的閉鎮圧は肛門挙筋と周辺の粘膜によるハンモック状の支持により生じる。
内因性機構:尿道閉鎖には尿道壁内の血管や弾性繊維・膠原繊維、尿道粘膜、平滑筋も関与
・エストロゲン欠乏による粘膜下層の血流低下
・放射線療法
・尿道環境に影響する手術など
外因性機構:長時間の尿道内圧維持横紋筋からなる外尿道括約筋
尿失禁の発症や悪化の原因となる主な薬物 |
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薬物の種類 |
例 |
作用 |
アルコール |
ワイン、ビール、リキュール類 |
尿量を増やす |
アルファアドレナリン作動薬 |
鼻づまりの薬(プソイドエフェドリンを含むもの) |
排尿筋を過度に緊張させ、尿閉と溢流性尿失禁を起こす |
アルファ遮断薬 |
プラゾシン、テラゾシン、ドキサゾシン、タムスロシン |
膀胱の出口や尿道を弛緩させ、腹圧性尿失禁を起こす |
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬 |
カプトプリル、ベナゼプリルなど |
せきを引き起こし、腹圧性尿失禁を悪化させる |
抗コリン薬 |
抗ヒスタミン薬、ベンズトロピン、抗うつ薬 |
膀胱の収縮を妨げ、便秘を悪化させ、尿閉や溢流性尿失禁を起こす |
抗うつ薬 |
アミトリプチリン、デシプラミン、ノルトリプチリン |
膀胱の収縮を妨げ、便秘を悪化させ、尿閉や溢流性尿失禁を起こす |
抗精神病薬 |
ハロペリドール、チオリダジン、チオチキセン、リスペリドンなど |
動作が緩慢になるため、切迫性尿失禁を悪化させる |
カルシウム拮抗薬 |
ジルチアゼム、ベラパミル |
膀胱の収縮を妨げ、便秘を悪化させ、尿閉や溢流性尿失禁を起こす |
利尿薬 |
カフェイン、サイアザイド系薬剤、フロセミドなど |
尿量を増やす |
オピオイド |
モルヒネ、コデイン、オキシコドンなど |
膀胱の収縮を妨げ、便秘を悪化させ、尿閉や溢流性尿失禁を起こす |
鎮静薬・睡眠薬 |
ジアゼパム、フルラゼパム、ロラゼパムなど |
動作が緩慢になるため、切迫性尿失禁を悪化させ |
Female Stress
Urinary Incontinence
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5909-492.pdf
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