141 名前: 先生と僕 6/7 2007/02/01(木) 12:53:46.90 ID:eBLUQdl8
「え…そ、それじゃぁ…」
「まさか…その方も…」
442と422は互いに顔を見合わせる。その話の流れからすれば…その人は…
寂しげなヒュマ助の表情が、全てを物語っているかの様だった。
「ん…先生はね…もぅ…」
「死んでねぇよ。勝手に殺すな、ヒュマ助」
唐突に部屋に聞こえた女性の声。442と422は声の方向に振り返る。
…と、部屋の入り口に佇む長身の女性。見れば、種族はビーストか…
「あ、先生。ご無沙汰しております」
「ったく、人様をメールで来いとか呼びつけておいて、勝手に殺すなよ」
「やだなぁ…話を面白くするスパイスじゃないですか…w」
ははは、と笑うヒュマ助。それを呆れ顔でぽかりとはたく女性。
「何にせよ、お誕生日おめでとう御座います、先生」
「あーぁー、あんまり年くうのも今じゃ嬉しくないっつーの…」
そういいながらも、ヒュマ助の横に腰を下ろす女性。表情は笑顔だった。
「てか、誕生日ごときで大げさな奴だな…」
「約束したじゃないですか、招待しますって」
「あぁ、んな約束もしたなぁ…」
しみじみと、思い出しながら苦笑いする女性。
「そうですよ。フルコースなんでしょう?」
「はは、そうだったな。んじゃ、そのフルコースとやらを貰えるんだな?」
「勿論です。今、持ってきますから」
そこで、442も422も気が付く。ヒュマ助が料理に手を付けなかった理由を…
待っていたのだ。この女性が来る事を、約束を果たす為に…
142 名前: 先生と僕 7/7 2007/02/01(木) 12:54:11.84 ID:eBLUQdl8
「あ、あの…!」
ヒュマ助が料理を取りにいった後、会話の無い空気に422が声をあげた。
「ん、あぁ…お前らがメールにあった看板娘達か」
咥え煙草で二人の事を見つめる女性。その目は、まるで我が子を見つめる母の様だった。
「は、はい!ヒュマ助…じゃなくて、ご主人様の元で頑張っています!」
「私も、ヒュマ助様に誠心誠意お仕えしております…(三つ指ついてお辞儀」
「はは、んな畏まるなよ。それに、アイツに良くしてくれてるんだろ…?」
咥えていた煙草を消すと、二人の頭に手を伸ばし、撫でる。
その手は暖かく、優しいものだった。
「アタシの…子はさ…いつも笑顔だけど、相当無茶ばっかりする奴なんだよ…」
目線の先では、厨房で調理に勤しむヒュマ助の姿がある。
目を細めた女性の表情には、我が子への愛情が感じられた。
「アタシの方からも、頼む。ヒュマ助の事、支えてやってくれよ…」
「も、勿論デス!ぼ、ボクに任せてよ!」
「私も、ヒュマ助様に一生付き添う所存です…!」
意気込む小さなパートナー達。それをみて微笑む女性。
「宜しくな?おチビさん達」
「『は、はい!』」
「出来ましたよ、先生…って、442も422もどうしたんだ?顔が赤いぞ?」
「ひ、ヒュマ助、ボク頑張るからねっ!」
「ヒュマ助様、私もお料理のお運び、お手伝い致します!」
「お、おいおい、急に張り切って…どうしたの?二人とも…」
その日の夕食は、普段にまして、笑顔が溢れていた。
143 名前: 前スレ105 2007/02/01(木) 13:05:57.70 ID:eBLUQdl8
どうも、シリアスを私が書くと微妙に感じる…
でも、>>121>>122に背中を押されて、書いてしまったんだぜ?
書ききれない部分を追記で…
その1「なんで先生なの?」
ヒュマ助「義母さんと呼んだら殴られたんだ…」
先生「私がそう呼ぶように強制した。姉さん…も年が年だしNGだ」
その2「先生が病院に…て一体何で?」
ヒュマ助「えと、何ででしたっけ、先生」
先生「単なる怪我だ。単純骨折程度で全治3ヶ月程度」
ヒュマ助「理由は確か…」
先生「コグナッドの顔蹴り飛ばしたら思いのほか固かった」
その3「本名は…」
ヒュマ助「いってもいいですか?先生」
先生「駄目だ。お前らも先生でいいだろ」
―考えてなかった…
コレくらいでしょうか。お土産話ネタの方がヒュマ助向きかも…
お目汚ししました。ではでは…
144 名前: 名無しオンライン 2007/02/01(木) 14:37:19.68
ID:gKMORJx9
>>143
> ヒュマ助「義母さんと呼んだら殴られたんだ…」
危なかったな、もしおばさんとでも呼ぼうものなら
命が無かっt(うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp
145 名前: メガネの理由?(1/2) 2007/02/01(木) 15:15:16.02
ID:y5boLjFA
昨日ようやくパシリがGH412になったぞ記念。
メガネかけてるなんて公式HPのイラスト見てもさっぱり分かりません。
なので無理やり創作してみることに…。
マイルームで―――
主人「ただいま。ちゃんと留守番してたか」
410 「お帰りなさーい、もちろんバッチリです」
主人「今日はこれを買ってきたんだ」
410
「進化デバイス412じゃないですか!まさかギイセンバ貯金を!?」
主人「まぁいいじゃないか。たまには衣替えもいいだろ?」
410
「仕方ないですねぇ。それでどうやって使うんです?」
主人「多分いつもと同じだろ。はい、召し上がれ」
410
「いつもってなんですか!基板とか食べられない物もあるんですよ!!
(モギモギ…)ごちそうですね!」
くるりん! きらきらきら……コトッ
主人「おぉー!髪の色まで変わってるぞ!!」
412
「今、何か落ちた気がしたのですが…これは、メガネ!?」
主人「もしかして進化したのに視力が落ちたのか?」
412 「そんなことないですよ。いたって良好です。
でも、どうしてこんなものが…」
主人「おかしいなぁ、パッケージにはそれらしいイラストは…。
ハッ!まさかこれは、かの有名な犯人追跡メg」
412 「バーローwwwwwww」
主人「!?おい、どうしたんだ?何があった?」
412
「す、すみません。なぜか急にこう言わなければならない気がしたのです…」
主人「そうか、きっと進化デバイスのせいだろうな。そういうことにしておこう。
話を戻すが、このメガネはなんだろうな」
412 「取扱説明書とかないんですか?」
主人「ちょっと待ってろ。どれどれ…」
・・・・一式・・装備・・・・・。
外・・・・・・・通報・・・処罰・・・。ご使用に・・・ください。
412 「えぇ?処罰!?」
主人「文字が汚くて一部しか読み取れん。どうして取説が手書きなんだ?
個人ショップで買ったのがマズかったか?」
412 「あわわわ…まさかニセモノだったのでは…」
主人「でも一応イラストのGH-412っぽくなってるしなぁ。
一緒に出てきたんだし、とりあえず付けとけ」
412 「うわっ!度が入ってる…視界が歪むぅぅ……」
主人「大丈夫か?」
412 「な、なんとか…」
主人「どうだかなぁ…」
146 名前: メガネの理由?(2/2) 2007/02/01(木) 15:15:57.83
ID:y5boLjFA
その後ミッションで―――
412
「ダメです~、スピニングブレイクが当たりません~」
主人「おい、どこ行くんだ!そっちじゃないぞ!」
412 「ご主人様!どちらにおられますか~」
主人「あーぁ、何やってんだか…」
412 「うぅ…ごめんなさい~」
主人「そのうちそのメガネにも慣れるだろ。気にするな。
それよりほら、次の団体さんが来たぞ!」
412 「はい~」
412 「えいっ!やぁ!」
主人「くっ…(これはキツいな)」
412 「ちょっと数が多すぎです~」
主人「なんで止まってる!?前に出すぎだ!
ここはいったん退いて立て直す……ん?」
412 「(……ピピピ…)なんかヘンな音がして…
あれ?体が…制御がきかない!?」
エネミー「あのPM止まってるザーマス。今のう…うぅ!?」
412 「ちょ…あ…何これ?あぁぁぁぁぁ!!」
主人「しっかりし…って、おおぉ???」
メガネ「ピキュゥゥゥーーーン!ピカッッ!!!(SUVウェポン起動)」
ドドドドドドドドドド……
主人「……片付いたな」
412 「……はい」
主人「今、おまえの目からフラッシュ光線出てたよな?」
412 「いや、そんなおもしろ機能はありませんから、
私じゃなくて多分このメガネが光ったんだと。
でも急に視界が真っ白になってしまって、一体何が起きたのかまでは…」
主人「やっぱり進化デバイスはすごいな」
412
「進化デバイスというより、このメガネがすごいのでは?」
主人「他の進化デバイスにもメガネがついてるのか?」
412 「そこまではちょっと…」
主人「そうか…。なんか気が抜けたし、とりあえず今日はもう帰ろうか」
412 「…ですね」
≪パートナーマシナリー/GH412≫
戦場を(あさっての方向に)縦横無尽に駆け巡る攻撃をしたり、
(ちょうちょを)探索したり制御不能なメガネっ子。
戦闘:(いろんな意味で)勝手気まま派
合成:打撃系が(ほんのちょっとだけ)得意
―――お粗末さまでした。
147 名前: 名無しオンライン 2007/02/01(木) 19:00:25.85
ID:CPlTyM49
>>143
何かライアみたいな人だがまだこっちのが柔軟な感じもして好感が持てそうな感じだw
>コグナッドの顔蹴り飛ばしたら思いのほか固かった
何をしてるんだと・・・w
豪快且つ何も考えてないようなのにヒュマ助のことはちゃんと考えてるんだなぁ、不思議なキャラだw
>>146
笑ったw
進化デバイス全く関係ない気もするがこれも一種の進化か?w
148 名前: 外伝2007/1/31と言う日(1/6) 2007/02/01(木) 22:00:00.53
ID:UtFGBscA
今日、2007/1/31と言う日は私にとってとても大切な日でした。
「王子、私とミッションに行ってください。」
「ん?どうした??? 藪から棒に???? またダイエットか?」
「そうではありません。 むしろ逆です。」
私はGH450、主人は現在モトゥブに私用で長期滞在中です。
主人が2ヶ月近く不在で日々の蓄えが心細くなっていました。
「そうか・・・。ミッションに行くのは構わんが、パルムかコロニーにしてくれよ。」
「故郷の服に着替えて行く場所は嫌だからな。」
そこで、ガーディアンズを引退した王子(仮名)にミッションの付添いを依頼しました。
王子は昨年11月にガーディアンズを引退し今日まで有効のライセンスを持っています。
「ここがHIVEか・・・・・。」
私達はコロニーから民間ルートで臨時拠点へ到達しミッションを開始しました。
「HIVEは初めてですか?」
「俺が現役だった頃はまだ封鎖されてたからなぁ・・・・。」
「おっ?アレが悪名高きガオゾランか・・・・どれどれ?」
3体出現したガオゾランへと王子は不用意に近づいていきます。
・・・・・そして・・・・。ガオゾランのフォイエの直撃を・・・・・。
「おおっ! これは強烈。」
「王子下がってください。」
私は王子とガオゾランの間に入り、グラナロドウの石突を前に柄を左腰に当てて構え
摺り足でガオゾランとの間合いをじりじりと詰めました。
「なぁ。 そいつ(ガオゾラン)の飛び道具ってフォイエだけか?」
私は視線だけを王子の方へ向けて。
「はい。・・・・ですが、ガオゾランは危険です下がってください。」
手前のガオゾランの杖がピクッと動いた瞬間に懐に飛び込み、
右手でグラナロドウの石突を握り 振りぬきざまに切っ先(のように見えるアレ)を
叩きつけて密着フォイエ ですが・・・・・。
法撃耐性を持つガオゾランに思ったほどのダメージは通りません。
私の後ではピコピコと王子がなにやら装備を付け替える音がしています。
「王子!! はやく下がって下さい!!」
その間に残り2体は私達の周囲に位置取りを終え、3体のガオゾランによる
フォイエ十字(?)砲火が・・・・・・・・。
149 名前: 外伝2007/1/31と言う日(2/6) 2007/02/01(木) 22:01:23.33 ID:UtFGBscA
私は何のために大仰なアクションまでしてガオゾランの気を引いたのでしょうか?
囲まれて・・・しかもフォイエまで許してしまっては何にもなりません。
王子は・・・最初のフォイエのダメージを回復する余裕もありませんでした。
ガオゾランのフェイエ2発は私が受け止めましょう。
もう1発だけなら王子は耐えてくれるかも知れません・・・・・・。
ヒョイ・・・。王子は私の襟元を掴んで持ち上げました。
私の足元を3方から交差するフォイエが通過します。
「王子ぃ!!!!!!」
「耳元で大声出すな。 うるさい!」
王子は3発のフォイエを受けてまだ立っています。
0・・・0・・・0・・・と王子が受けたフォイエのダメージが表示されます。
ピロリン 王子はレスタを唱えて最初のフォイエのダメージを回復しました。
「イグニションクロークで18% アトリビュートウォルで30%」
「レジストバーニングが4つで15×4の60% 合計で108%」
「耐性が100%を超えれば完封さ、耐性防御ぐらいこちらにも有る。」
「しかし法撃耐性とは厄介だな。TPを無駄遣いしたくは無いがギフォで削るか?」
「ぽこー ぽこの大好きなガオゾランですよぉ・・・・・。」
どこからともなく間の抜けた声が・・・・。姉さんは最近 彼女の母親に似てきました。
「わーい!!」
毬の様に跳ねながらガオゾランに向かっていくGH420。
途中ギバータで凍りつきながらも果敢に。
「鼈甲(べっこう)さんお邪魔します。御一緒してもよろしいですか?」
「それは構わんが、アレを放って置いていいのか?」
GH420はピトっと1体のガオゾランに張り付くと、甲殻の隙間に鋼爪のガミサキを
突き刺しバクっと器用にガオゾランの殻を割り、そこからモギモギと・・・。
ピーっ 残虐表現に付き自主規制。
「420ってああ言うカニっぽいのが好きみたいです。」
ガオゾランは次々と420のお腹に消えていきました。
150 名前: 外伝2007/1/31と言う日(3/6) 2007/02/01(木) 22:02:26.90 ID:UtFGBscA
そんなこんなで私達、私と王子(鼈甲様)と姉さんと姉さんのPMぽこ(GH420)は
ブロック3のボス部屋前に到着しました。
「かーさん あたしお腹すいた。」 GH420が姉さんのスカートの裾を引っ張ります。
「これが終わったら美味しい物を沢山食べに行きましょうね。」
「なんでもガオゾランが100匹出てくるそうですよ。」
「わーい!!」
姉さん、ガオゾランが100匹と言うわけではありません。それにPM同伴不可です。
・・・それにしても、天井から突き出している舳先の様なモノは一体なんでしょうか?
以前来た時にはこのようなモノは無かったと記憶しているのですが・・・・・。
「姉さん、天井から突き出しているアレは何でしょうか?」
「PPTの舳先の様にも見えますが」
「同盟軍あたりの宇宙艇では? ガーディアンズへここのミッションが依頼される前に」
「軍事的な解決も計画していた様です。 その為の強行偵察に使ったモノの残骸では?」
「上層エリアで各坐したものがここまで落ちてきたのでしょうか?」
その時でした。背後から人の気配を感じたのは。
「よぉ、お前達久しぶりだな?」
「エ???? てっ店長!?どーして??」 姉さん言葉遣いが悪くなってます。
「どーしてって、そりゃお前、ローグスの連中がマスドライバーを揚陸作戦にも」
「使いたいって言い出してな。そこの揚陸艇使っての惑星間航行テストだ。」
「表向きマスドライバー設置目的はSEEDの殲滅だからな SEED汚染された所なら
「何処でも良かったんだが流石にパルムやニューデイズには揚陸艇を打ち込めなくてな」
「ほら、なにかと侵略がどーのとか、外交がどーのとかでうるさくて」
「それでHIVEでテストする事になったというわけだ」
「・・・・・。」
「あの、お母さんは?」
「あ? あいつか?
一緒に来てるよ ローグスがガーディアンズ1名と整備担当の」
「技術者1名でSEED浄化を行う名目でパルムやニューデイズに話をつけた様でな」
「俺達2人だけだ。 というよりモトゥブのマスドライバーの設置が終わったんで」
「一番安全なルートで帰ってきたと言う訳だ。」
「ここまでは揚陸艇をマスドライバーで送る。ここからは転送ゲートを使う。」
「ミッションクリアする必要はあるが 民間航路で道中を襲われる心配は無い。」
「まぁ、民間航路でも問題は無いと思うが念には念を・・・・・」
店長の長話を遮って、緑の目玉と茶色のトゲの生えた物体を抱えた来た人は・・・。
「そこの角にあった箱から見つけたのですが・・・・これはなんでしょうか?」
「HIVEと書かれているのですが・・・・・・。」
お母さん・・・・私の主人で、私と姉さんの母親。
「船の入り口を開けてくれませんか? このHIVEを仕舞っておきたいので。」
151 名前: 外伝2007/1/31と言う日(4/6) 2007/02/01(木) 22:03:17.80
ID:UtFGBscA
「お母さん・・・・。」
「あら? こんな所で珍しいですね。」
「珍しいですね じゃありません。どれだけ心配したと思っているんですか?」
「おかしいですね。手紙はちゃんと読みました?」
「“しばらく出かけてきます。” では、何も判りません!!」
なにか・・・・デジャヴーを感じます。
「で、そこのニューマンは誰だい? 紹介してくれないか?」
「店長! 母さんから聞いてるでしょ。この子の婚約者の鼈甲さん。」
「ああ、PMと婚約したって言う物好きか。」
「ちょっと、オッサン」
「ははは、そう気にするな。キャストと結婚したがるヒューマンやニューマンって」
「物好きも結構居るんだからな、めでたい事はいい事だ。」
「おばーちゃんはじめまして。」
「あら、たしか青玉ちゃんでしたよね。」
「母さんこの子の名前は青玉じゃなくて、ぽこだから。」
「おかしいですね・・・以前は確か青玉ちゃんと呼んでいたような・・・・。」
「なんにしてもしてもめでたい、こんなミッションはさっさとクリアして一騒ぎするか」
そう言って、姉さんがアルバイトをしているジャンク屋の店長さんは
ボス部屋への転送ゲートを作動させてしまいました。
「ちょっ、ちょっと店長、まだこっちの準備が!! PP回復もまだだし・・・・。」
152 名前: 外伝2007/1/31と言う日(5/6) 2007/02/01(木) 22:04:46.76 ID:UtFGBscA
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「あれがダルク・ファキスか。」
「あれがダルク・ファクトですか、ミスリルの剣と鎧が無いと・・・・。」
お母さん それゲームが違います。
「おじちゃんだれ?」
「おじちゃんってこう見えても俺は若いん・・・・」
「嘘付け、200歳は超えてる癖に ぽここの人はお婆ちゃんと同じぐらいですよ」
「・・・・おじーちゃん?」
「お爺って・・・・この馬鹿娘が子供にどんな教育してるんだ?」
あの・・・皆さんボス部屋の雰囲気が台無しなのですが・・・・。
ゴゴゴ・・・ゴ・・・ゴ・・・ ご? ・・・ ????
「なんだ?壁際で腕組んだり・・・・開いたり」
「なぁ・・・ダルク・ファキスは捲れ上がった床に挟まって動けんのか?」
「ボスって結構動き回るものじゃなかったか????」
「王子、それを言ってはいけません。」
「また腕組んだり開いたり・・・・。」
王子はカオゾランの時の様に不用意にダルク・ファキスへ近づいて行きました。
「あ、なんか青いもやもやが飛んできた。」
部屋の中央あたりまで歩いた所で王子はもやもやに部屋の入り口に押し戻されてきます。
「婿殿 いったい何やってるんだ?」
「あれがボスなんだよな オッサン。」
「らしいな。 害の無い奴ならほっときゃいいさ。」
「かーさん あたしお腹すいた。」
その時、部屋いっぱいの巨大なダルク・ファキスの両腕が私達を襲いました。
ピロリン、ピロリンと王子と姉さんのレスタ。
「かーさん カニ爪 おっきなカニ爪。」
「ぽこ、カニ爪好きか?」と店長
「うん、カニ爪大好き。」
「よし、待ってろ今採って来てやる。」
153 名前: 外伝2007/1/31と言う日(6/6) 2007/02/01(木) 22:06:44.07 ID:UtFGBscA
ガシっと店長さんはダルク・ファキスの左腕に組み付きました。
「右腕は任せた。」
「了解しました。 メテオバスター。」
SUV(メテオバスター)を呼び出した母さんはその巨大な腕でダルク・ファキスの
右腕に組み付きました。
「タイミングを合わせていくぞ、1、2、3 それ!!」
バキバキバキと豪快な音をたてながら
ダルク・ファキスの両腕を根元から引き千切るお母さんと店長さん。
「わーい カニ爪 カニ爪。」
ダルク・ファキスの腕にかぶりつこうとするぽこに店長さんは。
「ぽこ、生はいかんぞ、カニは焼いた方が旨いんだ。」
「オッサン 料理なら俺に任せてくれ。」
「料理って・・・婿殿ここには何もないぞ。」
「そこの斜面にかまどを作る。 床に穴を開ける道具は無いか?」
「床に穴を開ければいいんだな。」
床にダルク・ファキスの腕を床に置いた店長さんはナノトランサーから
大きなバールを取り出してスロープになった金属板の床を一部引き剥がしました。
「こんなもんでどうだ?」
「十分だオッサン 後は剥がした板をコの字に曲げてかまど型にしてくれ。」
店長さんが作ったかまどに王子がフォイエで火を入れ
その上にダルク・ファキスの腕を乗せて焼いていきます。
・
・
・
・
今日、2007/1/31と言う日は私の家族が揃ったとても大切な日でした。
あたりにカニ爪の焼ける香ばしいかおりが漂い。そのかまどのあるスロープの上では
ダルク・ファキスが小さな方のを腕組んだり開いたりを繰り返していました。
「かーさん またカニ爪食べに来ようね♪」
154 名前: 名無しオンライン 2007/02/01(木) 22:07:21.35 ID:UtFGBscA
あーっと・・・・・ダルク・ファキスとガオゾランはカニ味です間違いありません。
ボケ主人と店長の帰宅イベントでした。
でわ・・・・・(後書き用の姉妹漫才ネタ考える余力が残ってない。)
155 名前: 名無しオンライン 2007/02/01(木) 22:13:38.22
ID:AOtDHTR7
ここまで豪快に遊んでくれると気持ち良いなwGJw
156 名前: 名無しオンライン 2007/02/01(木) 22:34:34.62
ID:9uSlUJSs
http://www.psu-wiki.info/upbbs/lib/printimage.php?id=00000736.jpeg
お目汚し失礼
小ビス子も描いてみたいと思いきやアク禁
ケータイから書き込むのってめんどくさい…orz
157 名前: 116 2007/02/01(木) 22:46:08.31 ID:PB3oHGLu
>>154
ダルク・ファキスはカニですか…
ダーク・ファルスはイカって感じでしたが…
プラントとか制御塔のメギド地獄も、当時はもっと手軽にどうこうできましたね…
>>118
想像にお任せ――って言おうとしたら先手取られちゃった…
自キャラではなく、SS用に考えたキャラなんで、自分の脳内イメージとなりますが…
年齢は20代半ば
PSOのデフォルトヒューマーの様な茶髪と茶色の瞳
一見無愛想で鋭い目つきが特徴
(某鍵作品の国崎最高!な旅芸人をエステに連れ込み、上記の色に変更した感じ?)
服装はシンプルなものを好み、イノセントセットを愛用
上 暗い青x 灰
下 青 x 灰
靴 黒 x 明るい青
…以上です
158 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 01:07:13.82
ID:fdlPLJLO
>>154
420はどうも最近食いしん坊+カニ好きの印象が固まっているようだ、一体誰の差し金なんだろうなぁw
しかしHIVEの敵は確かにカニっぽい、ガオゾランといいディルナズンといい(強化だと尚更)・・・w
420「ねーねー、マスター、HIVEでカニ食べ放題なんだって!」
ビス男「カニって・・・腹壊しても知らんぞ俺は・・・」
――HIVEボスルーム
420「カ~ニ~さん、出ておいで~♪」
ビス男「出てこなくていいっての・・・ん、何だこの張り紙」
『PMによるダルク・ファキスの乱獲が進んでいます
体長5m以下のダルク・ファキスの狩猟を全面的に禁止します
HIVE管理組合』
ビス男「・・・とか書いてあるぞ」
見れば現れたダルク・ファキスはかなり小さく、穴に落ちないように大きな腕で掴っているのがやっとのようだ
420「えー、残念・・・この子うちで飼っておっきくなったら食べていい?」
ビス男「こんなもん持って帰ったら追い出されるから勘弁してくれ・・・」
420「ぶー・・・ばいばい、おっきくなったら食べに来るからね~」
名残惜しそうに手を振る420、俺もダルク・ファキスももう来て欲しくないと心に願っていた・・・
159 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 01:13:48.78
ID:fdlPLJLO
DF=カニのネタから思いつきで殴り書き、ポコが食べつくした後みたいな感じでw
>>156
狂犬ktkr
ケータイからご苦労様です・・・w
ともあれGJ、SDでも狂犬は狂犬っぽいw
>>157
ヒュマ男のイメージはヒューマーか、確かにしっくり来る感じだw
おし、キャラ製作して妄想に浸ってこようw
160 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 02:26:18.04
ID:Vtpmq8v4
>>157を参考に何とか製作
顔の指定が曖昧だったが色々見ながら頑張って作ったつもり
ヒュマ男氏、こんなんでいかがでしょう?
#http://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2261.jpg
161 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 11:37:41.37
ID:VvrsC8Bw
流れがさみしくなってきたな…。
さすがにもうパシリパゥワァでもPSUは支えきれなくなってるんだろうなぁ。
でもまだこのスレには消えて欲しくないキャラが沢山いるんだよぅ…。
いっそストミのキャラ全部置き換えて、やりとりを書き替えてくんねーかなー。
ライアを小ビス子
カーツを箱(マガシ役も見てみたい)
イーサンをヒュマ男
レオを420話のビス男
ルウが450c
ヒューガが『』
とかさ。…うん、これならストミ終了までは課金に応じてもいい。
ていうか是非応じたい。
そういやこのスレ長寿だけど、
「名物ニュマ子」てまだいないか??
マヤの配役考えててふと思った。
162 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 12:12:44.02
ID:BvXqgiHa
>>161
箱=うちの箱と想像して妄想してみたw
------------------
Act2 砂塵の奥 ボス戦前
小ビス子「はう… 外に出れたのはいいが行き止まりみたいです…」
ルウ「PCさん、指示どおり救難信号をだしていますが─
やはり通信妨害されているようで応答がありません」
小ビス子「そ、そんなあ。八方ふさがりなのです… このままじゃ…!」
???「………」
ガシャコガシャコという、一部の男性キャスト特有の足音。
ルウ「!?」
小ビス子「はう! も、もう追いついて来たのです!」
???「誰か……来たのかと思ったら…」
ルウ「PCさん あれは──」
(うなずくPC)
小ビス子「は、箱さん!?
どうして箱さんがここに!!」
箱「………
ごめん……まさか君たちとこんなところで出会うなんて…思わなかった」
小ビス子「箱さん!! どうしてコロニーからいなくなったんですか!!」
箱「…ガーディアンズの僕はもう居ない… だからコロニーにも居場所はないんだ…
僕は、イルミナスの…… !! う、うああああああああああ!!」
頭を抱えて苦しむ箱。
箱「……フォーム変更指示ヲ確認。コレヨリ敵勢力ノ殲滅ニハイル」
何事かを呟いた箱のボディカラーが蒼から紫…そして紅く変わっていく。
小ビス子(イ、イルミナス!? それよりも、箱さんが変なのですっ!!)
箱「貴様ラニハ… ココデ 死ンデモラウ!!」
戦闘開始
------------------
こうですか?わかりません!!
なんだろう、カーツ役よりもマガシ役のほうしか思い浮かばないw
ちなみに450cは台詞を書ける自信がなかったのでルウで。
某サイトの会話をコピペして改編したので、正確なストミの会話と違うかもしれないのは大目に見てくれ。
163 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 12:25:31.92 ID:3aEWgSd/
かなり前から沼子で一発ネタやろうと
考えてた俺が通りますよ
ただ別に沼子じゃなくてもいいじゃん?
的なネタだからどーしようかなーと
まぁ出来てすらいませんがwww
164 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 13:03:34.73 ID:VvrsC8Bw
箱・マガシには、むしろ
箱「…行かないとダメ?」
450「ダメです。何の為にこんな岩山のてっぺんで
出番待ちしてたと思ってんですか」
箱「(ちら)
ダメだよヤバいよ!
今ちらっと見たけど、ビーストの子はともかく
一緒の人すごい恐そうだよ!」
450「そんなだからガーディアンズをくびになるんです!
再雇用されたばかりなんですから我慢してください!」
…
小ビス子「はぅ、…箱さんです」
箱「や、やあ、イルミナスの箱だ、よ?
上司と450が恐いから君たちには死んでもらうんだけど…、
ごめんなさい[:ω;]」
450「ほーほほほ!
いつぞやご主人様に「カワイイ」とか言われた
恨みとか私怨とかは全く関係ありませんが、
そこの小ビス子に人誅ぅううう!!」
(やたらノリノリな450がマッガーナで落下してきて戦闘開始)
こんな展開を期待したい俺ほのぼのスキー。
165 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 13:10:42.66
ID:nF49f9mD
悪役の450は活き活きしてるな
166 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 13:25:32.42
ID:v5qoTv3v
小ビス子教官なら
全て許せてしまう俺わんわんさんど
小ビス子「ビーストの女の子は世界一可愛いのです!」
(じたばたモーション)
ボケ長男「ビーストの女の子は世界一可愛い!!」
ボケ次男「ビーストの女の子は世界一可愛い!!」
ボケ三男「ビーストの女の子は世界一可愛い!!」
PC 「ビーストの女の子は世界一可愛い!!」
(全員バンザイモーション)
小ビス子「はうはうはうっ!?」
167 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 13:31:51.65 ID:3g2NeBO7
だがパシリが居ない
168 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 14:03:32.81
ID:o3nqGPPQ
一言も喋らなくて良いから、ストミはパシリ同伴可にして欲しかったなぁ。
設定が設定だけにストーリーに一切絡まなくても違和感ないし。
オフのピートもだけど、肝心なときに協力できないパートナーは悲しいよ…
169 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 14:30:04.84
ID:MTWJeXfA
>>166
四人で小ビス子囲んで男泣きしながらバンザイしてるシーン想像して吹いた。
170 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 15:24:11.75
ID:BvXqgiHa
>>164
ストーリーミッションということでシリアス方面に持って行っちゃったけど、
そっちもありだなw
箱「よ、450が怖いよう[ ´;ω;`]アウアウ」
小ビス子「は、箱さん!! は、箱さんをいぢめちゃ だ、駄目なのですっ!」(と箱を庇って立ちはだかる)
箱「こ、小ビス子ちゃん…[*´・ω・]アリガト」
450「ちょ!?え!?えええええ!?Σ(;゚Д゚)」
……小ビス子の人と小ビス子好きの皆スマンw
171 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 15:29:58.28
ID:SNvDd0OD
>>162
Act2 砂塵の奥 ボス戦前
小ビス子「はう… 外に出れたのはいいが行き止まりみたいです…」
450c「やっぱり駄目ですね応答がありません。
救難信号は通常 送信特化して応答を受信する事を想定した設計にはしないものです。
受信回路の電力消費分、信号強度も送信可能時間も犠牲になります。
無駄だと思いますがこのまま信号の送信を続けますか?」
小ビス子「そ、そんなあ。八方ふさがりなのです… このままじゃ…!」
-------------------------------------------------------------------------------
450cって基本的にボケキャラなので、空気読めない知ボケとして書くか
姉妹漫才の似非京都弁キャラとして書くかでOK。
まぁ450cは相手によって言動を変えるので「これが450cだ」と宣言すれば何でもOK。
日付外伝のレスについては後ほどまとめて。
172 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 19:32:45.58 ID:tnhovPDn
バタバタバタ!
ぷしゅーん。
「コジロー!今から一緒に進化デバイス買いに行くわよ!」
皆さんこんにちは。GH450のコジローです。
「突然どうしたんですか?以前は『5万は高い。』って言ってたじゃないですか。」
事実、私たちの家計は苦しいのです。
5万の出費は痛手です。
「そうも言ってられなくなったのよ!コレを見なさい!」
../../live25_ogame3/1170/1170206860.html#15
「…なんですか、コレ?」
「ほら!素敵でしょ!?ついにやってくれたわGRM!こんな良い物が5万メセタなんて爆安!」
「…あの、ご主人様?」
「さあ行きましょ!すぐに行きましょう!(`・ω・´)」
「ご主人様、進化デバイスでは性格や武装は変わっても、性別は変わりませんよ?」
「…嘘だッ!(゚Д゚)クワッ」
「…えっ…」
「中の人だってGH452が『しゅしゅっ』って言ったの聞いてるよ?
さらに撃ち終わった後に『しゅわーっち』って言ったのまで聞いてるよ?
どうしてコジローくんはそんな嘘をつくのかな?かな?」
…なんか急に人が変わった?(;゜ロ゜)ナカノヒト?
「いえ、台詞は変わりますけど、本当におとこにょこにはならないですよ?」
「…うっそー本当に?(´・ω・`)」
「…本当です。」
「(-_-)(。_。)(´Д`)_| ̄|○|||」
うわ…そんなに落ち込むんですか…。
ん?これはチャンスかもしれません。
「ご主人様、これでも食べて元気だしてください。おいしいですよ。にこにこ。」
「ありがと~コジロー、もぐもぐ…」
でも、本当のことを黙っていればGH452に進化させてもらえたのかな?
…ちょっともったいなかったような気もします。
「コジロ~、何か甘いものな~い~?甘いもの~。」
とりあえず復讐は果たせたので良しとしましょう。(o ̄ー ̄o)
173 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 19:38:29.81
ID:tnhovPDn
450スレ見て思いついた勢いで書いてしまいました…
ちょっと時間あけましたが久々のネタということで、
反省はしても後悔はしないようにします。
174 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 20:43:09.36
ID:9fX9KUGS
テラサムシングスイーツww
175 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 20:59:41.76
ID:1fcFw5d2
>>166を見てストーリーミッションの冒頭部分をアレンジ
(仮面の少女Act1冒頭より)
ミーナ「(PC)さんの指導教官は・・・小ビス子さんです
小ビス子さんはとても可愛らしい方ですが・・・430にはくれぐれもお気をつけて
星霊の導きがありますように!」
430「・・・誰にお気をつけてだって?」
いつの間にか現れた430がカウンターに座りミーナに呟く、手にはビームガン
430「・・・人の悪口を言うなら周りに用心することだ、特にご主人様の前ではね」
ミーナ「悪口なんてそんな・・・ご、ごめんなさい撃たないで下さい・・・」
430「・・・まあいい、許してやるよ」
430がカウンターから飛び降りるとほぼ同時に小ビス子が走りながらやってくる
小ビス子「ち、遅刻してしまったのです・・・はうはう、新人さんなのです?
待たせてしまってごめんなさいなのです・・・
今度は遅刻しないように頑張って早起きするのです!」
軽く握手をした後ミッションへと出発する二人、PCの後ろ姿に銃口を向ける430が居た
――ミズラキ保護区
小ビス子「えっと、このミズラキ保護区のしんしょくじょうたいの調査が今回の訓練なのです
ここでは私が先輩なのですえらいのですっ!だから私やるとおりにやってほしいのです
しんしょくされてるところはこうやって・・・はう?はうはう?」
昨日頑張って作ったのであろうカンペを読みながらナノトランサーをゴソゴソと探す小ビス子
小ビス子「・・・おかしいのです、昨日ちゃんと準備しておいたのにゴーグルが見つからないのです・・・」
垂れ耳を更にしょぼんとさせて落ち込む小ビス子、おろおろするPC
そんな時何処からともなくゴーグルが小ビス子の足元に投げ込まれる
小ビス子「あっ、あったのです!えっと、しんしょくされてるところはこうやって・・・ゴーグルを使えばちょうさできるのです」
ぎこちない操作でゴーグルを使う小ビス子
小ビス子「あ、言い忘れてましたがゆっくりやってもいいのです、のんびりやって行きましょうです」
出発しようとした時に430が合流する
小ビス子「はう!430、着いてきたのですか?」
430「ご主人様の為ですから、ちゃんと許可も頂きましたし」
小ビス子「それなら心配なしなのです、430がいるととても心強いのです」
430「もちろんです、何かあれば私が援護するのでご主人様は思いっきりやってください!」
そういいつつPCには威嚇しまくる430と何も知らない小ビス子の二人を連れてのミッションが始まった・・・
176 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 21:06:06.14
ID:1fcFw5d2
>>166じゃなくて>>161だったスマソ・・・w
何となくノリで書いてみたらこんなミッションだったら10回でも20回でもやりてぇとか思ってしまった・・・w
>>161
ビス男=レオは見た目のイメージそのまんまって感じだなぁ、配役としては殆ど変わってねぇ・・・w
>>166
密かに430も入れておきたい場面だなw
>>172
だから450を男の子にして何がしたいんだこの主人はw
しかしほんとに452が男の子だったら凄い喜んだんだろうなぁこの主人w
177 名前: 名無しオンライン 2007/02/02(金) 22:19:33.55
ID:6VC+rGTK
>>47
なのぶらすとー!!したビス子リアルバージョン
http://f.pic.to/a1stj
ピクトで申し訳ないけど、どうしても貼りたかった。
178 名前: 名無しオンライン 2007/02/03(土) 00:08:11.28 ID:93i9boLH
>>173
無粋だとは思うんだが、どうして「しゅしゅっ」と言ったら男の子なのかがさっぱりわからん(
´・ω・`)
179 名前: 名無しオンライン 2007/02/03(土) 05:41:17.05
ID:genhCHkP
>>172を見て閃いてしまったので投下
拙すぎるが、後悔はしていない
『先ほど伺いましたが、マスターはご友人の
「なんでPMの最終形態はみんな幼女なんだよ。GRM
HENTAI!」(※実話)
という話に同意されていたようですね』
「どこで聞いt
『言わずとも分かってます。話を合わせていたんでしょう?
私のためにキンダーガーテンにリフォームするくらいですからね♪
ですが、考えてみてください
大半の中身は男なのですよ。もし幼女でなく、幼児♂だったら…』
「狭いルームに男と幼児で二人暮しか
ある意味、幼女より遥かにヤバいな」
『そうでしょう。では、成人男性ではどうですか?』
ざわ…ざわ…
「ウh『しゅっ!』…!」
~しばらくお待ちください~
『つまり、♂PMはNGなのです』
「…じゃぁ成人女性なら問題無かったんじゃないか?」
『南極2号じゃないですか
GRMが倫理的に大変なことになってしまいますよ』
「"こっち"には影響無いと思うが…まぁいいか
俺なら、本命は小動物か無機物だと思うんだよな
鳥とかバーチャr『しゅわ~っち!』
180 名前: 名無しオンライン 2007/02/03(土) 07:38:24.00
ID:993swIhh
>>176
私も気になっていたのでご主人様に聞いてみます。
「ご主人様は、私が男の子だったらいったい何がしたかったんですか?」
「え?そばにかわいい男の子がいたらそれだけでも嬉しいじゃない?」
「はぁ…」
「それはもう全力でかわいがるわよ!サムシングな物を食べさせてみたり、ほっぺをむに~ってしたりとか!」
「…それ、かわいがってるんですか…?」
「…もちろん!異性の若い子をかわいがりたいって欲求は誰にでもあるものじゃないかしら?」
「…いえ、私が頭を抱えているのはそこではなくて…」
特に何と考えていたわけじゃなくてすみませんw
実際のところメイドカフェならぬ、執事カフェのようなものを想像してもらえれば良いのかもw
>>178
GH422は武器がナックルなのと元のキャラから「しゅしゅっ」と言うのもわかる(ような気がする)
GH452の突然予想だにしなかった「しゅしゅっ」という発言はそれだけ衝撃だったということで…
私も正直450スレで発言が出るまでは「おとこにょこ疑惑」など考えもしませんでしたがw
>>179
なんだか何の人型を実装してもGRM
HENTAI!な気がしてきましたw
181 名前: 名無しオンライン 2007/02/03(土) 09:05:29.25
ID:9Q/2ycEF
おとこにょこ問題の浮上で今更ながら思ったんだけど、
おとこにょこでもなければ、おっきさせるブツもないだろうに、
狂犬さんはどうやって小ビス子の操を奪うつもりなんだろうか。
182 名前: 名無しオンライン 2007/02/03(土) 09:45:34.05
ID:93i9boLH
>>181
世の中には百合というものもあってだな
183 名前: 名無しオンライン 2007/02/03(土) 10:13:46.96
ID:9hn+Z0HC
「しゅしゅっ」て、性的な意味で捉えていたが俺が間違っているのだろうか。シュシュシュッ
184 名前: 名無しオンライン 2007/02/03(土) 16:04:14.93
ID:tSXDHOrs
まとめサイトって機能してんのかね?
185 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 04:33:18.31
ID:LrAF4S+a
>>178
>>183と同じ捉え方かも、こういうことかなーっとw
#http://www.3ch.jp/test/read.cgi?bbs=newsvip&key=1158878583&last=50&nofirst=false
>>181
「失礼な!女だってボッキできるわよ!!」とのたまったヤツを知っている。
少年誌で。
186 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 05:04:29.07
ID:gAedFPYI
私事スマソだけど一応報告しておいたほうがいいかなと思って。
#http://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2294.jpg
やっと無事に完成しましたヽ[*`・ω・]ノ
このスレがなかったらこの絵面はなかったのかもしれないな…w
おまいらありがとう!そして、ナノレジン買ってくれた皆もありがとう!w
>>185
どこかで聞いたことがあるようなないような台詞だなあ… なんの漫画だったっか…
187 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 05:47:22.35
ID:4Vq3bJfF
>>186
あ・・・・・箱の腕パーツのシリンダーって三角だったんだ・・・・・。
円筒形で描いてしまったよ・・・・・とほほ。(>>127の話)
現在規制中につき思うように書けない。 荒らしのばかぁ。
188 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 05:51:44.49 ID:NYMQxOzp
>>186
おめでとうっ[゚w゚*]
W1でこれからも箱&450で続けるんだね
会えることを楽しみにしてるよ
189 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 06:17:58.23
ID:vsdjF8C/
|д゚) イマノウチ・・・
|д゚)っ #http://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2295.jpg
>>箱の人
おめでとうございますっ( ゚∀゚)ノ
450の(・・・・・・ばか・・・)ってセリフが180km/hの超速球でツボを貫いていきましたよええ・・・
さて、またひっそり隠れ生活・・・
|彡サッ
190 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 10:40:38.59
ID:x1w1LsNw
>> 箱の人
W1への転生完了おめでとうございます!!(>ー<)b
箱氏に提供しようかと思っていたウルロドウ20本近くは結局渡せず強化しちゃいました!
+10が2本・・・
頭への生け杖用にどうですか?w(なんちて^^;
とりあえず、もう一度言わせて頂きますが『おめでとうございます!!』
>>189
画像の提供はいつでもwktkしてるんですよ?w
でも確かにパシリSS無くなると、楽しみが半減といわずホボなくなりそうな気がする・・・
ひっそりとちゃっかり細々とでもいいから続いて欲しいですね(個人的な願望だけどさ。
191 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 11:26:02.76
ID:9GsU7Hcm
よしまだ412ネタはないなヽ(゚∀゚*≡*゚∀゚)ノ
192 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 14:40:06.07
ID:nCG3qwM/
>>191の412話にwktk
193 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 15:44:28.71 ID:9GsU7Hcm
412の話し方って従来の410となんか違う?
194 名前: 名無しオンライン 2007/02/04(日) 18:44:22.26
ID:q9eoB2aA
>>185
確かブリーチだったかなそれ・・・w
次のコマでは突き食らってダウンしてたがw
>>186
やっぱ箱には450だなぁw
しかしこのやり取りが何とも・・・w
>>189
こういうの見ると何故420に純正チャイナがないのかと思う
424が和服風なら純正チャイナがあったっていいじゃないか畜生!w
似合うじゃないか!w
>>193
412の台詞は基本410と同じらしい(Wiki参照)
でも話し方は(ここだと)パシリ次第だし好きにしてもいいんじゃないのか?
195 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 00:26:35.87
ID:p3khbMDF
中年ヒュマ「よく来たな、俺はガーディアンズ情報部所属の中年ヒュマってもんだが」
440「いらっしゃい。こいつのことはおっさんと呼んでいいぞ」
中年ヒュマ「…今『ガーディアンズと所有PMの相互関係と及ぼし合う影響』ってのを調査してるんだが」
440「主従以外にどんな関係を意識しているのか、一緒にいて何を得るのかだな。
ウチのは、頼れるおっさんで得る物はないな。むしろ匂う」
中年ヒュマ「手間のかかるガキで得る物はないな。むしろ大飯喰らいで金がかかる」
440「…」
中年ヒュマ「…」
440「いくつか質問をするからそれに答えてほしい」
中年ヒュマ「そういうこった」
Q1:主従以外にどんな関係を意識していますか?
Q2:相手から何か学んだ事がありますか?
Q3:相手がそばにいる時といない時で精神的にどんな変化がありますか?
中年ヒュマ「なお、この質問は所有者とPMにそれぞれ行う」
440「じゃあ始めようか。君はこっちの部屋だ」
196 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 00:27:09.45
ID:p3khbMDF
一応各作家さん達の主人とPMに対する質問なんだが…
主人とPMが別々の部屋でインタビューに答えるってことで
メインのストーリーを書くついでに答えてくれたら嬉しい
嫌ならヌルーしてもらって構わないんだ
ただ、皆さんの書く主人とPMをもっと知りたいだけなんだ…
197 名前: 116続き 1/6 2007/02/05(月) 05:56:41.32 ID:fD8D2oRw
~後日パルム・ラフォン平原・野営基地~
湖畔公園方面へと続くゲートのすぐ脇、まるで門番であるかのように、ヒュマ男は一人佇んでいた。
その表情は、機嫌が悪いわけでもないのに無愛想、怒っているわけでもないのに鋭い目つき――早い話がいつも通りだ。
両腕を組みつつ壁に寄りかかり、時折通り過ぎるガーディアンズたちに目をやりながら、ヒュマ男は待ち人が来るのを待っていた。
ヒュマ男「しかし、先ほどのニューマンの少女…ミッション開始前からあの怯えようではな。正直先が思いやられる…」
ヒュマ男はそんな独り言を呟くが、件の少女が怯えていたのは彼の目つきが怖かったからだ。
そのことを本人は今ひとつ自覚していないのだから、はっきり言って質が悪い。
教官&420「お待たせ~~!」
元気な掛け声とともに、待ち人である教官と420が現れた。そんな彼女らを、ヒュマ男の悪態が出迎えた。
ヒュマ男「やれやれ…たかだかアイテム補充一つに、何故それほど時間がかかる?」
420 「なによ~、男のクセにゴチャゴチャうるさいわね」
教官 「覚えておきなさい、女という生き物は、準備に時間が掛かるものなのよ」
ヒュマ男「…もういい。言うだけ無駄のようだ」
ヒュマ男はあっさりと白旗を揚げた。正直なところ、教官を説き伏せる自信など彼には無い。それよりも、一つ気になることがある。
ヒュマ男「ところで、410はどうした?」
教官 「あら、来てないの?410ちゃん、「ご主人様が待っているから先に戻る」って」
420 「うん、随分前に別れたはずだけど…」
ヒュマ男「全く、相変わらず手の掛かる奴だ」
溜息をつきつつ、ヒュマ男は410探索に乗り出そうとするが、
420 「ご主人様と劣等種はここで待ってて。私、探してくるから」
ヒュマ男「おい、チビ助」
という具合に420に先を越されてしまった。憮然とするヒュマ男に、微笑を浮かべながら教官は言った。
教官 「ふふ、好きにさせてあげて。あれであの子も410ちゃんが心配なのよ」
ヒュマ男「そうなのか?」
教官 「ええ、410ちゃん、ずっと元気が無かったでしょう?あの子、何だかんだでいつも気にかけていたわ」
ヒュマ男「そうか。今回の件では教官にもチビ助にも、随分と迷惑をかけたようだな。すまなかった」
そう言ってヒュマ男は頭を下げた。だが、教官は首を横に振り、
教官 「謝る必要は無いわよ、お互い助け合うのがガーディアンズなんだから。あなたたちの力になれたなら、私たちも本望よ」
その言葉にヒュマ男は頷き、改めて言い直した。
ヒュマ男「…分かった。その言葉に感謝する」
教官 「うんうん、それでいいのよ」
ニコニコと満足そうに笑う教官。そんな彼女を一瞥し、ヒュマ男は歩き出した。
教官 「あら?420を待たないの?」
ヒュマ男「チビ助に探させておいて、当人の主人である俺が探さないというのも、どうかと思うからな」
教官 「まぁ、あなたの気持ちは分からなくもないわね」
先に歩き出したヒュマ男を小走りで追いかけ、教官は彼に並んだ。ヒュマ男は視線を正面に固定したまま、
ヒュマ男「それに、ガーディアンズとして時間に遅れるのはどうかと思う。その辺りに関しても、きっちり説教してやりたいところだ」
教官 「痛いところをつくわね~」
苦笑する教官を尻目に、ヒュマ男は歩き続ける。そんな彼の横顔をニコニコと眺めながら、教官も後に続いた。
198 名前: 116続き 2/6 2007/02/05(月) 05:57:29.48 ID:fD8D2oRw
420 「あ、いたいた」
探索開始からそう経たぬうち、420はあっさりと410を発見する事が出来た。
410 「………」
壁に寄りかかり身じろぎもせず、正面に広がる平原を眺めている410。そんな彼女のすぐ隣に、420も寄りかかった。
420 「なにぼ~っとしてるのよ」
410 「え?あ…420さん」
掛けられた言葉に、我に返ったかのように410は答えた。420が来た事に、今ようやく気づいたのだろう。
420 「なによ、また何か悩み事?」
410 「いえ、そういうわけではないです」
首を横に振りながら410。その表情が暗いものではないことを確認し、420も一安心する。
420 「なら、いいけどさ…」
410 「はい…」
そこで一旦会話は途切れ、二人の間に暫しの沈黙が訪れた。
互いの髪を風に揺らしながら、どこまでも続く平原を、二人はなんとはなしに眺め続けた。
そんな中、410は静かに口を開いた。
410 「…今でこそガーディアンズの拠点の一つですが、ここって元々軍施設だったのですよね…」
420 「そうね…」
410 「それに、このラフォン平原……SEEDが襲来してきた事も、あったのですよね…」
420 「うん…」
410の言葉に相槌をうつ420。そんな彼女に視線を合わせぬまま、410は次の言葉を放った。
410 「…420さんは、私のご主人様がガーディアンズにきた理由、ご存知ですか?」
不意に掛けられた言葉に、420は思わず目を瞬かせ、410を見つめた。
相も変わらず、目の前に広がる平原を眺めている410。だが、その視線は平原を通り越し、もっと遠くを見つめている様に思えた。
それに倣うかのように、420もまた、視線を平原へと戻した。
420 「…詳しい事はわかんない。でも、他にやれる仕事が無いからガーディアンズに来た、そう言ってた」
410 「はい…」
420 「それと――」
420はそこで少しだけ言いよどむが、結局続ける事にした。
199 名前: 116続き 3/6 2007/02/05(月) 05:58:07.18 ID:fD8D2oRw
420 「――あいつには、かつて守りたいもの、守るべきものがあって……でも、守れなかったって…」
410はこくりと頷き、
410 「…ご主人様が守れなかったもの…それは、ご主人様のお父様で……ご主人様を守り、育ててくれた人なのだそうです」
420は驚きの表情を410に向け、
420 「そんな大事な事…いいの?」
410 「…分かりません。もしかしたら私は、とても身勝手な事をしているのかもしれません…」
そこまで言うと410は420の方を向き、穏やかに微笑みながら話を続けた。
410 「それでも、420さんには知ってもらいたかったのです。ご主人様を救ってくれた、420さんには…」
420 「………」
410にそう言われ、420は複雑な表情で黙り込んでしまった。
410は再び平原の方に向き直り、誰に問いかけるでもなく、独り言のように呟いた。
410 「…主人を失ったPMって、どうなるのでしょうか…?」
420 「………?」
410 「そもそも主人を失って、生きていけるものなのでしょうか…?」
420 「……あんたさ」
410 「もし、その気持ちを理解する事が出来たなら、ご主人様のかつての苦しみを、分かってあげられ――」
420 「馬っ鹿じゃないの?」
410 「――るかも…って、ば、馬鹿っ!?」
一人語りを「馬鹿」の一言で中断させられた410。今までとは打って変わった非難めいた目を向け、420に抗議した。
410 「馬鹿とはなんですか!?馬鹿とは!?私は真剣に――」
420 「そんなつまんないこと、真剣に語ってるから馬鹿扱いされんのよ」
410 「つ、つまらないって…これは大事な――」
420 「あのねぇ…」
そこで一旦420は言葉を区切り、
420 「劣等種の奴がさ、あんたに「父親を失って辛かった。だからお前もその辛さを味わってくれ」とでも言ってたわけ?」
410 「い、いえ…」
420 「あいつの苦しみを分かってやることで、あいつが喜んでくれるとか、あんたは本気で思ってるわけ?」
410 「そ、それは…」
420の言葉にまるで反論できない410。
420 「大体今のあんたの姿を見たらさ、劣等種の奴、こう言うんじゃない?」
そこまで言うと420は目を鋭く細め、眉を寄せてしかめっ面を作ると言い放った。
420 「そんなつまらん事に頭を悩ます暇があるなら、もっと効率よく戦闘を進められるよう努力しろ!」
410 「………」
420 「…ってね」
200 名前: 116続き 4/6 2007/02/05(月) 05:58:46.98 ID:fD8D2oRw
どうやらヒュマ男のマネだったらしい。ポカンと見つめる410に、「似てなかったかな」などと独り言を呟く420。
暫くすると410は盛大に溜息をつき、
410 「……はぁ、確かに。…私、馬鹿だったかもしれませんね」
420 「本当馬鹿よね、あんたって」
410 「あう…そんなはっきり…」
思いっきり凹む410に、420は笑いかけて言った。
420 「私たちPMはご主人様を守るのが仕事なんだからさ、失った後の事を考えるよりも、もっと大事な事があるでしょ?」
その言葉に、410も苦笑しながら答えた。
410 「それもそうですね。どうすればご主人様をお守りすることができるか…それを考える事の方がよっぽど建設的ですよね」
420 「そういうこと。あんたはつまんないことで悩みすぎなのよ」
410 「…うーん、そうなのでしょうか」
420 「それにね、正直認めるのはしゃくだけど、あんたの主人って私から見てもすごい奴だと思う。だからさ――」
420は力強い笑顔を見せ、そして言った。
420 「――くよくよ悩んでないで、もっと前向きに頑張りなさい!じゃないと、あいつのPMなんて務まんないわよ」
410は暫く420の顔を見つめ、こっくりと頷いて笑顔を見せると、
410 「はい!」
と、元気よく答えた。そのままお互いの顔を見つめ、仲良く笑いあう二人。
どこか微笑ましい光景の中、元の目的をすっかり忘れていた420が、今になってようやくそれを思い出した。
420 「っとと、ちょっとお喋りが長くなったかも。ご主人様と劣等種、待ってるわよ」
410 「そ、そうでした!あう…もうこんな時間…。ご主人様のお小言決定です…」
悲しそうにうめく410。420はそんな彼女を見て、汗ジト気味になりながらも励ました。
420 「ま、まぁ、前向きに頑張りなさい、前向きに…」
410 「…はい。前向きに叱られる事にします…」
そう言って、410は寄りかかっていた壁から体を起こした。彼女にならって体を起こした420が、ふとあることに気づいた。
410の首筋で光る、剣状のオブジェ。前に会った時には、そんなものを着けてはいなかったはずだ。
420 「そういえば、その首のやつ、チョーカーよね?一体どうしたの?」
410 「あ、これですか?…えへへ…これはですね――」
嬉しそうに語りだす410。だが、反対に420の表情はどんどん険悪なものになっていき――
201 名前: 116続き 5/6 2007/02/05(月) 05:59:21.64 ID:fD8D2oRw
ヒュマ男「いたな」
教官 「いたわね」
420が410を発見してから暫くして、ヒュマ男たちもようやく410を発見する事が出来た。
隣には420もおり、二人一緒にお喋りしているところを見ると、どうやらミイラ取りがミイラ、と言うことらしい。
――さて、なんと言ってやろうか…ヒュマ男は説教の内容を考えつつ、距離を縮めていく。が…
420 「ちょっと、なにそれ!どういうことよ!?」
そんな彼らのすぐ目の前で、急に420が大声をあげた。何事かと思い、ヒュマ男は彼女に声をかけた。
ヒュマ男「どうしたチビ助?」
ヒュマ男の声に振り返る420。きつく彼を睨みつけ、410の首にあるチョーカーを指差しながら彼女は言った。
420 「劣等種!これは一体何よ!?」
ヒュマ男「チョーカーだな。首に巻くアクセサリーであり――」
420 「そんな事聞いちゃいないわよ!これ、あんたが買ってやったのよね!?」
ヒュマ男「その通りだ。俺が買ったものだ」
420 「どういう経緯でこれを買う事になったのか、私はそれを聞いてんのよ!!」
ヒュマ男「簡単だ。先日410とミッションに出かけた際に――」
と、ヒュマ男がそこまで語ったところで、すっかり無視されていた410がぶつぶつと何かを呟き始めた。
410 「…ミッ……じゃない…………デ……です……」
420 「なによ、今忙しいんだから後にしなさいよ!」
420は強引に黙らせようとするが、410は顔を上げ、必死の形相で言い切った。
410 「…だから!あれはデ、デートなんです!!私とご主人様は、二人っきりのデートに出かけていたんです!!!」
420 「な、なんですってーーーー!?!?」
驚愕の叫びを上げる420。思わず真っ赤になる410。今の状況が良く分かっていないヒュマ男。そして教官はヒュマ男の方を向き、
教官 「ああ…本当にデートだったなんて…。ついにあなたも、デートが出来るまでに成長したのね…。私、感激だわ!」
と言った具合に一人しきりに感動していた。本気なのか振りなのか、ハンカチまで持ち出して目元を拭っていた。
420 「ちょ、ちょっと劣等種!今の話、本当なの!?」
ヒュマ男「ああ、確かなことだ。410を元気付けるのに効果的だと知人に教えられてな」
420 「な……」
ヒュマ男の言葉に暫し絶句する420。ぶるぶると震えだし、再び激昂した。
420 「なによそれ!?なんで私に断りも無く、こいつなんかとデートに行ってるのよ!?」
410 「ちょ、ちょっと何なんですかそれ!?私とご主人様がデートするのに、なんで420さんの許可がいるんですか!?」
更にそれが410に飛び火し、そのまま言い合いを始める二人。PMだって女の子、恋と友情は別物らしい。
――初めて出会ったときも、こいつらはこんな感じだったな…しみじみと思いつつ、ヒュマ男は言った。
ヒュマ男「やれやれ…チビ助は何をそんなに怒っている?デートなんぞ疲れるだけだけで、決して面白いものではないぞ」
410 「!?」
ヒュマ男のあまりにも正直な感想――410の心に致命傷を与えるには十分すぎた。
202 名前: 116続き 6/6 2007/02/05(月) 06:00:58.47 ID:fD8D2oRw
410 「…つ、つまらなかったんだ…ご主人様…私とのデート…つまらなかったんだ…」
先ほどまでの勢いが完全に消えうせ、真っ白に燃え尽きた410。その様子に、教官は盛大に溜息をつき、
教官 「…はぁ~。ちょっとは成長したかと思いきや、全っ然駄目駄目じゃない!」
ヒュマ男「良く分からんが、そんなに駄目なのか?」
教官 「ええ、駄目も駄目駄目まるで駄目男よ。もうあなたはヒュマ男じゃなくて、まるで駄目男よ」
ヒュマ男「言っている意味はさっぱりだが、今の言葉、そこはかとなく傷ついたぞ」
教官の物言いに、ヒュマ男はなんとも複雑そうな顔をして見せた。
420 「ちょっと、私の話はまだ終わってないわよ!?」
教官 「本当にあなたときたら…」
410 「…デート…つまらなかったんだ…」
420に怒られ、教官に呆れられ、410には沈み込まれ、何だか分からないが状況は最悪らしい。
ヒュマ男は頭を抱え込みたくなるが、とりあえず彼なりに事態の収拾に乗り出した。
ヒュマ男「わかったわかった、話なら後でいくらでも聞いてやる。今はミッションを進めるぞ」
420 「その言葉、忘れるんじゃないわよ!」
教官 「ええ、自分の発言にはきちんと責任をもたないとね」
410 「…つまらなかったんだ…」
各々の捨て台詞残し、湖畔公園方面へのゲートへと向かう三人。ヒュマ男は小さく溜息をつき、その後に従った。
420 「よ~し、それじゃミッションなんてちゃっちゃと終わらせて、あんたをきっちり締め上げてやるからね」
教官 「うふふ、今のうちに覚悟を決めておきなさい」
妙に張り切りゲートの奥へと消える教官と420。そんな中、一人残っていた410がヒュマ男を促した。
410 「……私たちも行きましょうか」
ゲートに着くまでに少しは立ち直った様だが、それでも今ひとつ元気が無い410。そんな彼女にヒュマ男は一応聞いてみた。
ヒュマ男「…先ほどまで随分と落ち込んでいたようだが、ミッションに取り掛かる上での問題は無いのだな?」
410 「…完全にとは行きませんが大丈夫です」
ヒュマ男「そうか」
短く答えるヒュマ男に、410はなんとか笑いかけ、
410 「それに、くよくよ悩まず前向きに頑張るって決めたんです。でないと、ご主人様のPMは務まりませんから」
ヒュマ男「なるほど。お前にしては中々の心がけた」
410 「…とは言っても、これ、420さんの受け売りだったりします」
ヒュマ男「かまわん。それが自分にとってプラスになると思うなら、どんどん学べばいい」
410 「…はい」
410の返事を確認すると、ヒュマ男はゲートの奥へと歩き始めた。同じように歩き始めた410が、そっとヒュマ男の手をとり尋ねた。
410 「駄目…ですか?」
ヒュマ男は小さく溜息をつき、その手を握り返した。そのまま一度だけ410を振り返り、微笑を浮かべる彼女にこう言った。
ヒュマ男「…全く、戦闘エリアに着くまでだぞ」
…終わり
203 名前: 202 2007/02/05(月) 06:15:43.68 ID:fD8D2oRw
ヒュマ男に色恋沙汰ってほぼ無理な気がしてきた…
それと悪パシリなんかもそうなのですが、410の困ってる姿を見るのがなんか好きな自分…
最近仕事の方、最近全然休みなかったですよ…精神的に余裕ない状態で書くもんじゃないなぁ
とりあえず久々休みきたんで一気に書き切りました。これで今後はゆっくり眠れる
毎度長々と駄文を申し訳ありません…本当、必死に削っているのにどんどん増えていく…
>>160
一応エクストラでキャラメイクだけしてみたのですが、まんまこんな感じでした
>>195
こういうのも面白そうですね。とはいえちょっと頭休ませたい…
204 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 14:20:45.46
ID:UmROl1jg
>>203
ヒュマ男は女心を木っ端に打ち砕くのが得意だなぁ・・・w
ともあれ忙しい中完結お疲れ様です、やっぱヒュマ男と410はいいなぁ、後この420も・・・w
>本当、必死に削っているのにどんどん増えていく
こちとら増やそうとしてるのに減っていく摩訶不思議
多分文章を凝縮しすぎるのが問題なんだろうなぁ・・・
色々参考にさせてもらわねば
>一応エクストラでキャラメイクだけしてみたのですが、まんまこんな感じでした
ヒュマ男の顔のモーフィングに悪戦苦闘した挙句あの形にw
205 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 14:57:32.53
ID:UmROl1jg
レス付け忘れ
>>195
こういうネタの提供はありがたい、是非とも書かせてもらうぜ!
てか固まりきってなかった設定を見直すいい機会だ・・・w
206 名前: 前スレ105 2007/02/05(月) 15:28:23.83 ID:5wasbE24
「え…」
急に店に訪れた調査部を名乗る男。
彼がいう『ガーディアンズと所有PMの相互関係と及ぼし合う影響』…という調査
「き、急な話ですねぇ…」
ヒュマ助は目を白黒させながら、対応していた。
一緒に付いて来た440が言う。
「主従以外にどんな関係を意識しているのか、一緒にいて何を得るのかだな。
ウチのは、頼れるおっさんで得る物はないな。むしろ匂う」
中年の調査員も言う。
「手間のかかるガキで得る物はないな。むしろ大飯喰らいで金がかかる」
無言の空気。空笑いをするヒュマ助。更に固まる空気…
「と、とりあえず…僕とこの子達で協力出来るのでしたら、喜んで…(汗」
207 名前: ケース1 「ヒュマ助の場合」 2007/02/05(月)
15:29:09.11 ID:5wasbE24
「いくつか質問をするからそれに答えてほしい」
「解りました。出来る範囲でお答えいたします」
目の前にいる…無駄に凄みのあるGH440。
ヒュマ助は本人も解らないが何故かこの子に敬語で話してしまうのだった…
Q1:主従以外にどんな関係を意識していますか?
「しゅ、主従関係って…」
驚いたような目を向けるヒュマ助。
質問の意味ではなく、含まれる表現に…の様だ
「僕は…あの子達を自分の家族だと思っています。主従関係ではありません」
Q2:相手から何か学んだ事がありますか?
「学んだ事…ですか」
そういって、フっと恥ずかしそうに微笑むヒュマ助。
「お恥ずかしい話、いつも学ぶ事ばかりなんですよ…」
「僕が教えた事なんて、殆ど無いと思います。いつも学ぶばかりで…」
「この間もですね…(この後、数十分楽しそうに思い出話をする」
Q3:相手がそばにいる時といない時で精神的にどんな変化がありますか?
「精神的な変化…うーん、そうですねぇ…」
ひとしきり考えた後、ヒュマ助は優しい顔で答えた。
「傍に居てくれると、本当に心が安らぎます…」
「もし、あの子達が居なくなるとしたら…」
「辛い、でしょうね…。出来ればその時はこないで欲しいと願っています」
208 名前: ケース2 「442の場合」 2007/02/05(月) 15:29:50.48
ID:5wasbE24
「いくつか質問をするからそれに答えてほしい」
「畏まりました。では、質問をどうぞ」
進められた座席に座ると、落ち着いた様子で応答を始める442。
主人とはえらい違いだ…と、440はきっと思っただろう。
Q1:主従以外にどんな関係を意識していますか?
「これは…ヒュマ助様には内容は公開されるのですか?」
訝しげに聞く442。440も慣れた様子で「機密事項だから」と答える。
「そうですか、では…」
「私は、純粋にヒュマ助様をお慕い…しています」
頬を赤らめ「あぁ…ついに言ってしまった」等と楽しそうな442だった。
Q2:相手から何か学んだ事がありますか?
「お店の技術から、日常の事まで…それこそ、何から何まで…ですね」
「些細な内容から、私の大好きなニューディズの文化まで、幅広く」
「えぇ、ヒュマ助様からはいつも学ばせて頂いておりますわ…(ポッ」
Q3:相手がそばにいる時といない時で精神的にどんな変化がありますか?
「ひ、ヒュマ助様が私の傍からい…いなくなるのですかっ!?」
突如、椅子をひっくり返す勢いで立ち上がる442。
「嫌です、嫌ですわ!お願い…お願いですから…何でもしますからそれだけは…」
よよよ…、と崩れ落ちる442。結局、係りの人に宥められながら退場していった…
209 名前: ケース3 「422の場合」 2007/02/05(月) 15:30:31.87
ID:5wasbE24
「いくつか質問をするからそれに答えてほしい」
「ほーぃ、いいよ!ボクが何でも答えてあげる!」
ソファでぴょんぴょん飛び跳ねていた422だが、質問が始まると熱心に答えた
440はまたもや…「個性的な性格に成長しているな…」と感嘆しただろう…
Q1:主従以外にどんな関係を意識していますか?
「主従…てどんな関係?へっ…?あぁ、なるほど…」
主従関係について簡潔に説明されると、一頻り悩んだ末、422は答えた。
「うーん、ボクとヒュマ助は主従…なんちゃらじゃないねー」
「それに、ヒュマ助もボクは家族なんだっていーっつもいってくれてるし」
「うんうん、ボクはヒュマ助は家族だよっ!いっつも一緒にいて、いっぱい遊ぶんだ♪」
Q2:相手から何か学んだ事がありますか?
「あるある!ボク…苦手な事いっぱいあるからさ…いっつも失敗ばかりなんだぁ…」
「でもでも、ヒュマ助はいつも優しくボクが解るまでゆっくり何度でも教えてくれるんだ!」
「優しいんだよねー!だから、ボクはヒュマ助が大好きなんだぁ…♪」
無駄に幸せそうにえへへー、えへへーとしている422を尻目に、440は次へ話を進める。
Q3:相手がそばにいる時といない時で精神的にどんな変化がありますか?
「うーん…ヒュマ助がいなくなるなんて…そんなのやだよぉ…」
シュンとなる422。先ほどの442の事もあり、440は「仮にですので…」と強く訂正する。
「いなくなったら、探すもん…。見つけて、ぜーったい一緒にいてやるんだからっ!」
「いてくれる時はボク、大好きだなぁ…。暖かくて、すっごく幸せな気分…」
「お姉さんは…あのオジさんと一緒に居て、そうは思わないの?」
この後、逆に好奇心旺盛な422から、担当の440は質問攻めに会うのだった…
210 名前: 調査後… 2007/02/05(月) 15:37:21.21 ID:5wasbE24
「あ、ヒュマ助!442~!」
調査が終了して、二人の元へかけて来る422。
その後に続いて、何故かぐったりした様子で440が続いて出てくる。
「お帰り、422」
「お帰りなさい、422」
「ただいまっ!」
そういって、ヒュマ助の首へ飛びつく422。
「ヒュマ助ぇ…ボクいっぱい喋ったらお腹減ったよぉ…」
ぐぎゅるる…と何だか危ない音をお腹から出しながら、首にぶら下がる422。
「あらあら、ヒュマ助様?これは大変ですねぇ…w」
「あはは…そうだね。よーし、それじゃ…今夜は422の好物いっぱい作ろうか!」
「ほ、本当!?ヒュマ助っ…大好きっ♪」
楽しそうに背を向ける3人。調査などしなくても、この姿を見ただけで…
そう思うような幸せそうな光景が、440と中年ヒュマ男の前にはあった。
211 名前: 前スレ105 2007/02/05(月) 15:41:02.57 ID:5wasbE24
>>195
すまない…仕事サボってまで書いてしまったんだぜ?w
有難う、いいネタでした…。
詰まらない内容だったら…すまない。
>>203
女心が読めない!でも、そこが素敵!
正直、私のヒュマ助は別な意味で女心が読めていないんだ…うん。
今回もお目汚ししました。あぁ…新ネタ無いかな…お土産話の
212 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 16:19:26.40
ID:ZxEUzsIW
期待age
213 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 19:30:31.70
ID:p3khbMDF
440「おっさん、終わったぞ」
中年ヒュマ「…俺の事はおじ様と呼べといつも言ってるだろ」
440「了解した、おっさん」
中年ヒュマ「おいっ」
440「ふむ、発声機能の不具合らしい。すまないが我慢してくれ、おっさん」
中年ヒュマ「もういい…。ついでにメシ食ってくぞ、メシ」
440「メ、メシ?(じゅるり)」
中年ヒュマ「さっきのヒュマ助がやってる飯店が評判良いらしいんでな。お前は水だけな」
440「…おっさん」
中年ヒュマ「冗談だ。ちゃんと食わせてやるから二度とおっさんと呼ぶな」
440「了解した、おっさん!」
中年ヒュマ「………」
――――――――――
440「いい香りだ…」
中年ヒュマ「はやる気持ちは分かるが鼻の穴広げるのはやめろ」
422「いらっしゃいませー!二名様でよろしいでしょうか?」
中年ヒュマ「あぁ。あと喫煙席で頼む」
422「かしこまりました!ではあちらの席へどうぞー!」
随分元気で明るいPMだ。
二人は席につき、中年ヒュマは早速煙草を吸い始める。
中年ヒュマ「………」
440「…どうしたんだ、おっさん。浮かない顔しぶっ」
中年ヒュマは唐突に440の顔を鷲掴みにする。
中年ヒュマ「おっさん、ちょっと我慢の限界だ」
440「ほ、ほへんひゃひゃい…」
中年ヒュマ「許さん。そら、お仕置きだ。フゥ~~」
440「うー!うー!」
鷲掴みにした顔に煙草の煙を吹きかける中年ヒュマ。
あまりの臭さに腕や脚をじたばたさせる440。鷲掴みにされて歪んだ顔は、とても口では言い表せない状態になっている。
422「あのー、ご注文は…」
この異様な状況に戸惑いながら、先程のPMが話しかけてくる。
中年ヒュマ「あ、あぁ。じゃあこのコルトバカツ定食。お前も早く選べ」
やっとのことで解放された440はキッと中年ヒュマを睨みつける。
440「…じゃあ、これとこれとこれと」
中年ヒュマ「おい」
440「これとこれとこれとこれと」
中年ヒュマ「…俺が悪かった」
――――――――――
214 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 19:33:25.60
ID:p3khbMDF
440「ふぅ…、もう食べれないな…」
中年ヒュマ「くっ…給料日前だってのにこんなに食いやがって…」
腹を満たしたはずなのに何故かげっそりした様子で、中年ヒュマは自分のメセタカードを確認する。
440「…なあ、さっきは何も得る物ないって言ったけど」
中年ヒュマ「あ?」
440「その………なんだ、ゴニョゴニョ(感謝してるからな)」
中年ヒュマ「…」
中年ヒュマは440の帽子を外し、グシグシと頭を撫でてやる。
中年ヒュマ「…俺はお前に救われてる。大怪我のせいでこんな部署に来ちまった時ぁ、死んでやろうと思ったもんだが」
440「あの時のおっさんはガーディアンズの時と別人だった」
中年ヒュマ「当たり前だ。出世街道まっしぐらって時にあんな事が起きて、おまけにガーディアンズからはあっさり戦力外通告だ」
中年ヒュマ「…警備部にいたときには全然見えてなかったお前の存在が、
情報部に来てから…絶望の淵に立たされてからは二倍にも三倍にもなって見えてきやがった」
中年ヒュマ「ああ、俺はコイツのために生き続けなきゃいけねえ。そう思った」
440「おっさん…」
中年ヒュマ「女房はいねえが俺にとってお前は最高に可愛い自慢の娘だ」
440「………」
急に俯いて目元をこすり出す440。
440「…む?おかしいな。顔周辺の機能に不具合が発生したらしい」
再び440の頭をグシグシと撫でる中年ヒュマ。
440「うっ……不具…合が……修復できな……うぅ…ひぐっ」
――――――――――
中年ヒュマ「さて、次のガーディアンズを調査しにいくぞ」
440「了解だ、おっさん」
中年ヒュマ「その前に顔洗ってこい。酷い顔だぞ。俺が泣かせたと誤解されちまう」
440「…馬鹿」
終わり
215 名前: 名無しオンライン 2007/02/05(月) 19:40:11.10
ID:p3khbMDF
勢いでヒュマ助の作者さんの422と飯店を使ってしまった
申し訳ない
>>205
最近書き込みが寂しいから、何かのきっかけになればと思って書いたんだ
wktkしながら待っているぜ
>>211
早速応えてくれてヌリガトウ
暖かい雰囲気がひしひしと伝わって来たよ
あれ…?おかしいな…目から汁が………
216 名前: 名無しオンライン 2007/02/06(火) 08:03:45.96 ID:Zpq/wqiv
>>195が仕上がったので投下
『ビス男の場合』
Q1:主従以外にどんな関係を意識していますか?
ビス男「『どんな関係を意識』と言われてもなぁ、俺は至って普通に接してるつもりだが
強いて言えば『パートナー、もしくは保護者ような関係』、と言ったところか
俺としては主従関係ってのがあまり好きではないんでな、だから420には割りと自由に生活させてるつもりだ
・・・まあそのおかげで苦労が絶えなかったりするんだが・・・」
Q2:相手から何か学んだ事がありますか?
ビス男「学んだ事、それなら・・・食費対策の金策に安くて量が多い料理、ボリュームのあるように見せる盛り付け方
ってあいつから学んだ事じゃないなこれは・・・
まあそうだな、あいつの元気と無鉄砲さにはいくつも学ぶところがある、特に戦闘で突撃すると痛い目に会うって事だな・・・」
Q3:相手がそばにいる時といない時で精神的にどんな変化がありますか?
ビス男「420が側に居る時は何するか解らないから見ているだけでも疲れるんだよな・・・
だからまあ一人の時はリラックス出来て気は楽だな、俺の見てないとこで何してるか心配でもあるが
ただもし本当に420が居なくなるとやはり寂しいし心配もするだろうな、どうも騒がしいのに慣れすぎたらしい・・・」
溜め息と共に苦笑いをする俺、こういう質問をされなかったら考えもしなかった事だ
と、そんなやり取りをしていると隣の部屋から何やら騒々しい声が聞こえる
「テープ回ってんじゃねえかっ!ろ、録音止めろー!」
ガラガラガシャーン
ビス男「・・・やはり俺はあいつの保護者で居ないとダメのようだ」
俺はがっくりと肩を落とし深い溜め息を吐いた・・・
217 名前: 名無しオンライン 2007/02/06(火) 08:05:48.87
ID:Zpq/wqiv
『420の場合』
Q1:主従以外にどんな関係を意識していますか?
420「んー・・・どう言う関係って言ってもマスターはマスターだしね
でも『マスターの良いパートナーでありたい』って思ってるかな
あ、あとマスターを私の魅力でメロメロに~とか!」
Q2:相手から何か学んだ事がありますか?
420「ん~、あんまよくわからないけど教えてもらった事は結構あるかな、色んなとこに一緒に出かけたりするし
この前もマスターにお祭り連れていってもらったりとか、ニューデイズのお正月の行事でお餅食べたりとか~
そういえば今度『ばれんたいんでー』って言うチョコレートのお祭りがあるってマスター言ってたっけ、チョコ楽しみ~♪」
Q3:相手がそばにいる時といない時で精神的にどんな変化がありますか?
420「マスターは私の事よく子ども扱いしたり私が何かするとすぐ怒ったりするけど・・・
でも一緒に居ると楽しいしおいしいもの食べさせてくれるからマスターの側に居る時が一番楽しいかな
そう言えば今まで考えた事なかったけどもしマスターが居なくなったら・・・私どうなるんだろなぁ・・・
マスターが少し出かけてる時は大丈夫だけど、もしマスターに何かあって居なくなったら・・・
うぅん、考えるのやめとく、今マスターと一緒に居れるのが一番幸せだし」
218 名前: 名無しオンライン 2007/02/06(火) 08:08:42.92
ID:Zpq/wqiv
『その後』
440「おっし、これで質問は全部だな、はいお疲れ様」
420「ねね、私も一つ聞いていい?」
440「んあ?まあ時間もまだ少し残ってるし大した事は答えられないがそれでいいなら・・・んで何が聞きたいんだ?」
420「えっと・・・440さんは440さんのマスターさんの事って好きだったりする?」
440「ぶはっ!」
唐突且つ的を獲た質問を受け一撃で瀕死になる440
背けた顔を朱に染めながらも律儀に、しかししどろもどろに答える
440「・・・ま、まあ好きとか嫌いとかそういうのじゃなくて・・・あのおっさんは仕事上のパートナーと言うか、その・・・」
420「ふ~ん・・・さっきも仲良さそうにしてたのに」
440「ば、馬鹿言うな!おっさんとは別に何でも・・・ないわけじゃないが・・・えっと・・・」
420「えっとそれでね、マスターが喜びそうな物ってなにか良いのないかなって思ってるんだけど、何がいいかな?」
440「え、あぁ、なるほど、いつも感謝してる主人にプレゼントって訳か、そうだなぁ・・・」
420「マスターもガーディアンズだし武器とかにしよっかな、って思ったんだけど何がいいかわからないし
一応本読んで勉強はしてみてるんだけど」
440「ほほう、んでその本には何て書いてあったんだ?」
420「えっと、『セクシーな服で大胆に迫ればご主人様はイチコロ!』って書いてあったんだけど、ほらここ!」
そういってナノトランサーから取り出した本には見開き大きく書かれた文字
ちなみに表紙にはグラビアパシリの写真がでかでかと貼られ『大人のパシ通』と書かれている
420「後この本には男の人を喜ばせるには(ピー!)とか(ズキューン!)とか(ドゴーン!)とか」(倫理的に自主規制)
440「わー!わー!そう言う事を他人の目の前で言わない!わ、解った解った、後でゆっくり答えてやるから!
って、テープ回ってんじゃねえかっ!ろ、録音止めろー!」
ガラガラと言う音と共に録音はここで途切れる
実験終了後俺が部屋から出たのに少し遅れる形で420と少し顔を紅く染めた440がもう一つの部屋から出てくる
ビス男「全く、お前はちゃんと見てないと何処でも騒ぐんだな・・・」
420「別に私はちゃんと大人しくしてたもん、ねね、マスター、どっかおいしいもの食べにいこっ!」
ビス男「おし、そうするか、確か最近人気の飯屋があるらしい、そこ行って見るか」
420「やったーご飯~ご飯~♪」
嬉しそうに並んで歩く二人の姿を見て見送り、中年のヒュマ男と440の顔は思わず綻んでいた
219 名前: 名無しオンライン 2007/02/06(火) 08:20:44.60
ID:Zpq/wqiv
2番目のメル欄間違えたけどまいいか・・・w
>>211
なんつーか両手に花、だなぁw
442と422にこんだけ慕われてるヒュマ助が羨ましい・・・w
>>215
この二人のコンビも中々いいなぁ、と俺の方でも勝手にネタに使わせて頂いたw
しかしこの質問は本編書くのにいい火付け剤になる、実にありがたいw
こういうネタはいつでも大歓迎ですぞい~
220 名前: 前スレ105 2007/02/06(火) 12:12:53.19 ID:5grlPBJH
「あ、あのー…コレどーぞ!」
いつもの飯店。食後のお客へ、422がおずおずと小さな箱を取り出す。
「へっ…?コレはなんだい、422ちゃん」
「えっと、もうすぐばれんたいんでぃって日じゃない?」
ちょっとはにかみながら、お客へモジモジと説明しだす422。
「だから、そのー…ち、チョコレートを…」
「お、俺にくれるのっ!?…ありがとう!」
お客一同、可愛い看板娘(キャストだが)からチョコを貰えた事に騒ぎ出す。
口々に「義理でも嬉しいぞー」や「い、生きてて良かったー」等と声をあげる。
「た、食べてみてよ…。美味しいか知りたいし…」
「勿論!おじさん、今すぐ食べちゃうよー!」
早速包み紙を開ける一同。中から可愛らしいデコレーションのチョコが顔をだす。
それを、我先にと口に入れる一同。そして…
「う、うまい…(ホロリ」
「これは…す、素晴らしい…(ホロリ」
「まるで…天使の接吻のような…くちどけ…(ホロリ」
「香りも味も…最高だわぁ…(ホロリ」
思わず涙する一同。それをみてホッと息を吐く422。そこに…