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561 名前:サイドストーリー1[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 01:47:19.68 ID:jScqK0En [2/13]

ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ・・・

「ご主人様、おはようございます。目覚まし鳴ってますよ。そろそろ起きて下さい。」
「ん・・・・・ああ、おはよう・・・」

430に起こされ、眠たい目を擦りながら起床する。
今日と言う日が来なければ良かったのに―――――――
しかし、いくらそう考えた所で現実が変わるわけでもなく、朝の冷たい空気が
身に沁み、意識を覚醒させる。

「ご主人様、そろそろ支度をなされないと、集合時間に遅れてしまいますよ。」
「ああ、分かってる。着替えてくるから朝食を用意しておいてくれ。」
「かしこまりました――――――」

俺はドレスルームへと入り着て行く服を選びながら、今日までの事を思い出していた。


562 名前:サイドストーリー2[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 01:48:29.46 ID:jScqK0En [3/13]
時は遡り―――――

「―――――以上、質問はあるか?」

一瞬の静寂が部屋を包む。
ここはガーディアンズの作戦司令室。
1週間後に決行されるSEED封印ミッションのミーティングが行われていた。

「―――総裁、成功の確率は何%と踏んでおられますか。」
「五分―――と言いたい所だが、正直分からん。不確定要素が多すぎる。
 ただ、確実なのは、もしこのミッションに失敗してしまうような事があれば、
 グラールは滅びる。それだけは阻止しなければならない。
 合の時までに残された、我々にある時間は僅かだ。
 先程にも伝えた通り、現在同盟軍の先行隊がリュクロスに向かっており、
 現地の情報は明後日には伝えられると思う。」

再び静寂が訪れる。
しかし、今日集まったメンバーは百戦錬磨のガーディアンズの各部隊長であり、
このような状況でも、悲愴な面持ちの者は一人として居なかった。

「―――――よし、では以上で解散する。
 各部隊ミッションまでに十分休息を取り、来るべき時に備えてくれ。」

総裁はそう言い残すと、早々に部屋から退出して行った。
会議に参加していた部隊長達は、各々の役割において連携する部隊長との
ミーティングに入ったり、各々の部隊員に連絡をし指示を出している。

自分も手早く部隊員にミーティングの連絡メールを送ると、同じ進行ルート
の確保を分担する部隊長の所へと移動した。

「予想はしていたが、同じルートの担当になったな」


563 名前:サイドストーリー3[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 01:49:36.86 ID:jScqK0En [4/13]
俺が声を掛けると、窓の外を眺めていた銀髪の少女が振り向く。

「ああ、アッシュ。そうね――――――――」
「おいおい、相変わらず私は興味無いって顔してんな。」
「そうでもないわ。やっと両親の敵に辿り着いたって思ってた所よ。」
「そうか。すまない、悪い事を聞いたな―――――――――
 でもこれでお前が立ち直れるといいんだがな。」
「私は変わらないわ。今までも、これからも――――」

見た目は年端も行かぬ少女にしか見えないが、彼女は百戦錬磨の部隊長の
中でも、かなりの腕利きだ。正直な所、俺でも敵わない。

「―――でも、貴方と私の部隊が揃うなら失敗はまず無いわね。」
「そうは言っても、今度の相手は未知の惑星だからな。油断は出来ないぜ。」
「その時はその時よ。生きるか死ぬかなんて、興味ないもの―――――」
「おいおい、そんな事言うなよ。」

俺は呆れたといった風に肩を竦めると、窓の外へと視線を移した。
この少女、以前はこんな事もなく、誰かを助けたいと言って熱意に溢れていたのだが、
モトゥブで両親を亡くして以来、ずっとこんな調子だ。
俺とは同期と言う事もあり、一緒に数々のミッションを達成してきた彼女の事を、
異性ではなく、戦友として見ている。

「―――――とりあえず、ミッションの事を少し話しておかないか?」
「いつもと一緒でしょう。相手がちょっと違うだけ。話す必要はないわ。
 ―――私はもう行くわよ。部隊の子とミーティングしてさっさと休みたいのよ。」

俺の提案はあっさりと却下され、一人取り残されてしまった。
何とも情けない・・・。
ふと後ろから声を掛けられた。

「で、お前ら、いつになったらくっつくんだ?」
「ちょっ、おまっ、そんなのはあるわけねーよ!」
「それもそうだな、お前は自分の所のPMにゾッコンだもんな!」

作戦司令室が一気に笑いに包まれる。
畜生、からかいやがって・・・しかし、否定できない所がくやしい。
まあ、確かに彼女は相当のルックスだが、戦友として以外の感情を抱いたことは
無いし、彼の言う通り、俺は自分に仕えるPMに惚れている。


564 名前:サイドストーリー4[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 01:50:57.23 ID:jScqK0En [5/13]
今度のミッションの報酬は1000万メセタ―――――
俺はその金で、PMの所有権を買取り、PMを連れて故郷に帰ろうと思っている。

―――さて、これ以上ここに居てもしょうがないな。
俺は周囲に一通り挨拶を済ませると、マイルームへと引き上げる事にした。

 

「お帰りなさいませ、ご主人様。」
「ああ、ただいま」
「今日のミーティングはいかがでしたか?」

430は俺が部屋に入り上着を脱ぐとそれを受け取り、ルームの扉をロックしながら
訊ねて来た。

「これと言って変わった事は無いよ。
 ―――――強いて言えば、今の状態では情報が無さ過ぎて何も分からん。」
「そうでしたか――――ご主人様、食事は摂られますか?」
「そうだな、腹も減ったしそうするか。」

俺は430が用意したコルトバサンドを頬張りながら、ふと聞いてみた。

「なあ、430―――」
「はい?」
「もし―――――もし、俺が今度のミッションで戻ることが出来なかったら―――」
「そんな恐ろしい事言わないでくださいっ!!
 ―――私だって――――――私だってその事については不安です――――
 考えたくありません―――」
「そうか、すまない・・・・」

沈黙―――――
そう、彼女も分かってはいるのだ。今度の任務が如何に危険か。
ガーディアンズに配備されるPMの所有権はGRM社にある。PM1体につき
幾らかの使用料をガーディアンズが負担するいわゆるリース形式だ。
もし、俺に万が一の事があれば、彼女はGRMに回収され、リサイクルされる。
リサイクルとはすなわち、初期化による再配備――――
今までの記憶は全て末梢される=PMにとっての「死」だ。


565 名前:サイドストーリー5[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 01:52:35.21 ID:jScqK0En [6/13]
「――――――でも、もしそんな事があれば――――
 私はきっと、ご主人様の後を―――――」
「よせ!!」

俺は彼女の言葉を遮る。
馬鹿な事を聞いてしまったと後悔したが、それだけ今度のミッションは危険だ。

「今日はもう寝よう。明日からまた準備で忙しくなる――――」

430の悲痛な表情を振り払うかのように、俺は手に残っていたコルトバサンドを
一気に口の中へ放り込むと、自室のベッドに横になった。

「ご主人様――――私は――――私は―――――――――」


566 名前: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 01:54:53.78 ID:/Y31YD9o [2/2]
機会は逃さず支援

567 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:02:44.46 ID:ND68pdK2 [2/12]
レスありがとうとかいいつつ支援

568 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:04:04.15 ID:jScqK0En [7/13]
おふ、支援来てたサンクス。
んじゃもうちょっと投下していきます!

569 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:05:18.05 ID:jScqK0En [8/13]
翌日からは次のミッションへ向けて目の回るような忙しさだった。
部隊長ともなると、ミーティングや部隊員の準備の手伝い、他の部隊との調整等
やらなければならない事が山のようにあった。
また、同盟軍の先行部隊からもたらされた情報は絶望的状況で、その対策にも
走り回らなければならなかった。

ガーディアンズ内でも、今度のミッションには参加出来ないと言う者が後を絶たず、
退役者が続出してしまった為、人員の配置の調整にも追われていた。

気が付けば、ようやく全ての準備が整い、一息付けたのはミッションの前日だった。
最後のミーティングが終わり、家路へと着く。

そういえばこの前・・・俺が変な事を聞いてしまってからロクに話も出来て
ないな・・・。
俺は今度のミッションで得た報酬で、PMの所有権を買い取るつもりでいる事を
まだアイツには話せていなかった。
PMと言えど、アイツにも固有の人格がある。俺の気持ちをきちんと伝えておこう。

ふと思いつき、装飾物を扱う店へと立ち寄る。

「いらっしゃいませ。本日はどのような物をお探しですか?―――――」
「―――――これを一つ。」

目当ての物を購入し、今度はまっすぐとルームへ向かう。
430は俺の事をどう思っているのだろうか――――――
俺は、はっきり言って自分でも認めるくらい鈍感だ。
430はとても良く俺に尽くしてくれては居るが、彼女にとって俺はどう映って居るの
だろうか?
噂では、全財産を投げ売ってPMを買い取り、PMと幸せに暮らしていると言う
話しも聞く。


570 名前:サイドストーリ7[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:07:06.86 ID:jScqK0En [9/13]
>>569のタイトル抜けてました。569分がサイドストーリー6です。

 

気が付けば部屋の前まで戻っていた。

ピッ・・・プシュー・・・

「ただいま。」
「お帰りなさいませ、ご主人様」

いつもと同じように出迎えてくれる430。
俺は、いつものその笑顔を見て覚悟を決めた――――

「430、食事が終わったら少し話がある。時間は大丈夫か?」
「はい、ご主人様がそのように仰せならば、いくらでも――――」
「そうか、分かった。」

彼女は一瞬、悲痛な面持ちを見せたが、すぐ元の笑顔に戻り食事の支度を始めた。

―――程無く、沈黙の続く食事も終わり、俺は話しを切りだす事にした。

「この前は変な事聞いて悪かったな。」
「いえ―――確かに、今度の任務は大変なものだと、ご主人様を見ていて
 分かります。
 もし――――ご主人様が戻られないような事があったら、私は、私の所有者で
 あるGRM社に引き取られ、初期化されます。
 ――――――――私にはそれは耐えられません。」

彼女はそこまで言うと俯き、口を閉じた。
暫くの沈黙が流れる。


571 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:07:33.57 ID:ND68pdK2 [3/12]
もひとつくらい支援して寝る

572 名前:サイドストーリ8[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:08:20.05 ID:jScqK0En [10/13]
「実は、430にまだ言ってない事がある。」

俺は沈黙を破り、言葉を絞り出した。
彼女がキョトン、とした表情をこちらに向ける。
俺はおもむろにポケットをまさぐると、先程ショップで購入したものをテーブルに置く。

「これ・・・は・・・・?」
「開けてみてくれ。」

俺が促すと、430は小さな包みを手に取り、包装を剥がしていく。
中には小さな箱が包まれていた。

「今度の任務が終われば―――――俺は430を連れて故郷へ帰りたい――――」
「!!」

彼女は小さな箱を開け、中身を確認するとハッとした表情をして俺を見つめた。

「ご主人様、これは――――――これは――――――――――――
 それに・・・私の所有者は――――」
「今度の任務の報酬で、430を買い取る為に必要な資金が貯まるんだ。
 だから、俺について来て欲しい――――――」

彼女は、その小さな両手で顔を覆うと、わあぁぁと声を上げて泣き出した。

「もしかして・・・その・・・・・嫌だったのか・・・?」

俺は一番不安だった言葉を口にした。
彼女はそのまま暫く泣いていたが、暫くして落着きを取り戻してくると、
泣きながら言葉を紡ぎ出した。


573 名前:サイドストーリ9[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:09:40.51 ID:jScqK0En [11/13]
「いえ・・・ひっく・・・・ぐすっ・・・・ちがい・・・ます・・・・ぐすっ・・・」

彼女はそのまま、またすすり泣きながら沈黙していたが、俺は静かに次の言葉を
待った。

「・・・私・・・信じ・・・・られなくて・・・・・・とても・・・・・・・嬉しい・・・です・・・
 ご主人様に・・・・そんな・・・風に・・・・想って頂けてるなんて・・・・夢みたいで・・・
 凄く・・・嬉しくて・・・・・・・・・泣いてしまいました・・・・」

そして少しの沈黙の後、ようやく落ち着いた彼女は、顔を上げ俺を見つめると、
先程とは変わり、しっかりとした口調で言葉を紡ぎ始めた。

「ご主人様―――――
 本当に私でよろしいのですか?
 まだまだ、「ヒト」とPMとの関係は世間からは認めて貰えていません。
 私はご主人様にその事でご迷惑をお掛けしたくはありません。
 PMは人権こそ認められたものの、「ヒト」の附随物でしかありません。
 戸籍IDもありません。私にあるのはGRMの管理する機体ナンバーだけです。
 私は、傍に置いて頂けるだけで満足です―――――
 ――――ですので、これをお受け取りする事は出来ません―――」

彼女は、そこまで言うと手に持っていた小さな箱をテーブルに置いた。

「430・・・・
 それでも俺は君が必要だ。覚悟はできている。受け取ってくれないか?」

彼女は、再び小さな両手で顔を覆うと、わあぁぁと声を上げて泣き出した。

それから暫く、「そんな・・・でも・・・」「それでも構わない・・・」の押し問答が
続いたが、不意に彼女は押し黙ると顔をあげ、泣き腫らした顔にこれ以上無い程の
笑みを浮かべ静かに口を開いた。


574 名前: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:12:57.44 ID:jScqK0En [12/13]
今日はとりあえずここまでの投下にしておきます。
明日、ラスト書き上げて残りを投下しますね。

それではみなさん、おやすみなさい。

575 名前: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:27:21.29 ID:y6naRWTB [1/13]
支援&
>>557
投下乙です
 450もかなり苦労してますなぁ・・・。 それじゃあ、やさぐれても
仕方ないかぁ。 だからといってご主人様に癒してもらうのとご主人様を
襲うのは別かと・・・。

576 名前: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:32:20.90 ID:y6naRWTB [2/13]
う。 遅かったか

577 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 02:59:48.80 ID:ND68pdK2 [4/12]
>>575
レスありがとう
そうか…ファックってやさぐれて見えるのか…意図してなかったわ

578 名前: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 03:19:12.92 ID:y6naRWTB [3/13]
>>574
投下乙です。 
 この流れは死亡フラグでは・・・。 そしてアッシュ君の獲物はやはり
スタッグカットラリですな。  
 アッシュの名前でGH440を連想した自分はこのスレにどっぷりと
浸かってると自覚・・・。

579 名前: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 03:55:53.26 ID:y6naRWTB [4/13]
>>577
 ファックって口癖は自分から見てやさぐれているっていうのが適切かなって
思った訳ですな。
 そしてそんなやり取りからふと思いついたネタをいきなりこの場で書いて
投下!

450「私がやさぐれているという意見が出ていますが、そんな事はありません」
赤箱 「じゃ、何だっていうんだよ! 普通、ご主人様に揉みしだかれたいとか、
    滅茶苦茶にされたいとか、そんなストレートな表現するPMなんか
    聞いた事ないよ!」
450「ファック。 私は自分の願望に正直なだけです」
赤箱 「願望っていうより欲望だよ! 愛情っていうより寧ろ情欲!」
450「どちらにも情はあります。 そしてご主人様からお情けを
    頂戴するのが私の望みです」
赤箱 「話題、変わってるよ! つか必ずそっち方面かよ!」
450「そっち方面の話題の相手の皆無な箱に言われたくありません」
赤箱 「俺は恋人よりも、まず先に家族が欲しいんだよ!」
450「2人きりの時のみお兄ちゃんと呼ばせるのはどう見てもギャルゲー
    かと。 自分で言ってて虚しくないですか?」 
赤箱 「悪かったなっ! どうせ相手してくれるのはギャルゲーの
    中だけだよ!」
450「目の様な物から洗浄液が出ていますが?」
赤箱 「目の様な物じゃなくて、目だよ! 泣いてるんだよ!」
450「まったく、これじゃこんな箱に配属されるPMが可哀想ですね」
赤箱 「そのPMを紹介するのがアンタ仕事だろ!」 

 以上、お後が宜しいようで。 新参者でした。

580 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 08:05:38.60 ID:ND68pdK2 [5/12]
起きたら即興乙だったw

581 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 11:48:12.05 ID:43YKLYBp [1/24]
>>578
oh...
過去作品のPMの名前と被ってたのですね。
過去ログ漁って参りました・・・。
今更名前も変えられないので、このまま続けようと思いますですよ。
即興投下乙です。

582 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:06:41.24 ID:43YKLYBp [2/24]
完成したので、>>573の続きを投下したいと思います。

随分長くなってしまいましたので、他の投下者様がいらっしゃるようでしたら、
一時中断させて頂きますので、よろしくお願いします。

※以下作品の続きを読んで頂ける方への注意点です。
・今回の主人公になっている「アッシュ」の名前は過去の別の方の作品とは
 一切関連はございません。たまたま同名になってしまっただけです・・・。
・この後、2レス分くらい後から、暫くPMが出演しないお話しになります。
・悲しいお話しが苦手な方は、この後2レス分くらい後は読まれない方がいいです。
・それでも読みたい方がいらっしゃいましたら、ハンカチかティッシュをご用意下さい。
 (注:作者は物語を執筆しながら、目から汗を流してしまいました。)
 (自分の作品なのに不覚・・・orz)

以上を踏まえて頂いた上でのご拝読をお願いします。

では、次レスから投下していきます。

583 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:09:41.72 ID:43YKLYBp [3/24]
「ご主人様には敵いませんね―――――
 ―――――――――不束者ですが、よろしくお願いします。」
「430・・・ありがとう。」

彼女はテーブルに置いた小箱を手に取り、丁寧に中身を取り出すと、
それを指に嵌めた。

「430、一つお願いがある。」
「何でしょうか?」
「もし、明日から向かう任務で俺が帰らないような事があれば、その時は
 初期化を受け入れて、新しい道を歩んでほしい。」
「ご主人様、私は――――――――
 私は、愛する人と過ごした記憶を失うくらいなら、本当の「死」を望みます―――」
「添い遂げる気持ちは確かに嬉しい―――――――
 でも――――――それよりも、お前が、430が生きていてくれる方が
 もっと嬉しい―――――――――」
「でも――――――――
 いえ、分かりました。ご主人様がそこまで仰るならば受け入れます。
 その時は、初期化デバイスで迎える「死」をもって、私の消去される
 記憶を魂としてお傍に向かいます。」
「――――ありがとう。」


584 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:10:39.05 ID:43YKLYBp [4/24]
俺はおもむろに立ち上がり、彼女の傍へと移動する。
彼女を立たせ、身長差のある体で小さな彼女を包み込むように抱きしめた。

「あっ・・・・ご主人様・・・・」

自然と視線が絡み合い、見つめ合う。
彼女がすっと目を閉じる。
流石に鈍感な俺でも意味を理解し顔を近付ける。

「んっ・・・・はぁっ・・・・・
 ご主人様・・・今日はずっとこのまま離れたくありません・・・」
「分かった。」

俺は一言そう告げると彼女を抱き上げ、ベッドへ移動しゆっくりと彼女を降ろした。
彼女はずっと潤んだ瞳で俺を見つめている。

「・・・いいのか?」

彼女はコクっと頷くと視線を逸らし、目を閉じた。


585 名前:サイドストーリー12[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:13:20.79 ID:43YKLYBp [5/24]
すみません、タイトルミスです。

>>583 サイドストーリー10
>>584 サイドストーリー11

すみませんでした。以下続きです。

 

 

――――彼女の為にも生きて帰らねば。

俺は服を着替えるとシールドラインを装着し、気合いを入れた。
ドレスルームから出ると良い匂いが漂ってくる。

ふと、もしかしたらこれが彼女との最後の食事になるかもしれないなと言う考えが過る。

―――――いかん、帰る事だけを考えよう。
俺は不安を振り払い、食卓へと向かった。

テーブルに着き、並んだ食事に手を伸ばす。

「ご主人様、お帰りはいつ頃になられますか?」
「合の時を過ぎれば、翌日には戻る。」
「かしこまりました。温かい食事をご用意してお待ちしてますね。」
「ああ、分かった。必ず帰るからそうしておいてくれ。」

食事を済ませ、ナノトランサーを手に取り玄関へと向かう。

「それでは行ってらっしゃいませ。」
「ああ、行ってくる。留守は頼んだぞ。」
「はい、ご主人様もお気をつけて。」
「・・・・430、愛してる」
「・・・・はい、私もご主人様を愛しています。ですから、必ず帰って来てくださいね。」
「ああ、分かってる。」

俺は彼女の為に絶対に帰ってくると心に誓い、集合場所へと向かった。


586 名前:サイドストーリー13[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:15:08.83 ID:43YKLYBp [6/24]
指定の集合場所に集合し、点呼を取る。
よし、俺の部隊は欠員無しだな。
他の部隊は土壇場で逃げ出してしまった隊員も居るらしく、人員調整に手間取って
いるような状況も見えた。

―――――本当なら自分も逃げ出したい。
しかし、俺の事を信じてついて来てくれている隊員を放って置く事は出来ない。

「よし、準備の出来た部隊から順番に艦に乗り込め!」

指揮官から指示が出ると、準備の整った隊が次々と乗り込んで行った。
通常の任務であればシャトルでの移動となるのだが、今回は同盟軍の軍艦での
移動になる。

「よし、俺達も行くか。」
隊員に声を掛け、俺も艦内へと向かった。

 

程なく全員が乗り込み、艦が出発する。
周囲を見渡すと、生きて帰れる保証の無い任務だけあり、誰もが口を閉ざし
緊張しており、ピリピリとした空気が流れていた。

窓際に見慣れた銀髪の後ろ姿を見付け、声を掛けた。

「よう、やっぱり緊張するな。」
「そう?いつもと変わらない、ガーディアンズの任務に向かうだけじゃない。」
「この空気の中で緊張しないお前さんがうらやましいよ。」
「変に緊張しちゃうと体が硬くなってしまって、本来の動きが出来ないわよ。」
「まあ、確かにそうだが・・・」

俺は彼女の態度を見て、失うものが無いと言うのは、こんなに強いものなのか?
と疑問が湧いた。
正直、今の俺は死ぬことが怖い。
今まで幾つもの死線を乗り越えてきたつもりだし、死ぬのが怖いと思った事など
一度も無かったのだが、失うものが出来るとこんなにも脆いものなのか―――


587 名前:サイドストーリー14[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:17:26.40 ID:43YKLYBp [7/24]
「あなたらしくないわね。少し体を動かしておく?」
「ああ、そうだな。到着までは暫く掛かるだろうし、少し手合せ願えるか?」
「そう。じゃあ軍の人に聞いて、部屋を借りましょう。」

俺にとって、彼女の申し出は有難かった。
体を動かせば、少しでもこの恐怖を忘れる事が出来るだろう。
程なく、彼女が戻って来て俺の方に手招きをする。
彼女の後ろをついて行くと、一つのちょっとした広間に着いた。

「これなら十分動けそうね。」
「ああ、そうだな。さて、使う獲物はどうする?」
「んー・・・、折角だから実践式で行きましょう。制限なしの1本勝負ね。」
「よし、分かった。お手柔らかに頼む。」
「いいえ、容赦はしないわよ。今のあなたには負ける気がしないから、
 全力で来て頂戴。」
「ハッ、なかなか言うねぇ・・・・おりゃぁぁぁ!!」

彼女の言葉にカチンと来た俺は、おもむろにナノトランサーからエリュシオンを
取り出し、不意打ちで切りかかる。

ヴァン―――バチィ――――――!!

「不意打ちでその程度?甘いわねっ!」

彼女はナノトランサーから刀身を半分だけ引き出したアオリユウで俺の一撃を
跳ね返すと、抜き様に切りつけてくる――――

ヴォン!!

彼女の身長に見合わぬ大太刀が空を切り、空気が嘶く。
寸での所で上体を逸らし、やり過ごす。

「うげっ、お前、前にも増して太刀筋が鋭くなってねーか!?」
「さぁ?少なくとも今の貴方には鬼迫が感じられないから手加減したのだけど。
 私は全力で来いと言った筈よ!!」


588 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:17:49.72 ID:y6naRWTB [5/13]
支援

589 名前:サイドストーリー15[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:20:35.50 ID:43YKLYBp [8/24]
ヴォン!ヴォン!!

氷を宿した透き通るような青い刀身のアオリユウの刃が体を掠める。
トルネードブレイクの独特の衝撃波で皮膚が切れ、血が舞う。

「・・・ってぇ、本当に容赦ないな。」
「言ったでしょう。」
「ならばこちらも―――――!!」

俺はすかさずナノトランサーからもう一本のエシュリオンを取り出し、抜き様に
刃を振り下ろす。

ヴァン!ヴァヴァン!バチィ!!

少女は滑る様に迫ってくる刃を難なくかわし、次の一撃を青い刀身で受け止める。

「――――――――アサルトクラッシュ・・・
 やっと本気になったようね。でも、そんなに迷いのある太刀筋じゃ私はおろか、
 私の髪の毛1本ですら切れないわよ。」
「クッ・・・・」

全く彼女が言う通り、今の俺の太刀には切れがない。
返す言葉も無い俺は言葉に詰まる。
そして、そのまま部屋を静寂が支配する―――――――

彼女の隙を伺いながら、ゆっくりと左に回りこむ。
彼女もこちらの動きに合わせ、距離を保ちながらゆっくりと左に回りこんでくる。
駄目だ・・全く隙が無い。この辺りは流石だな。
二人の動きが静止する。

「「ハァァァァァ!!」」

ヴァヴァン!!ヴォン!!


590 名前:サイドストーリー16[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:21:37.01 ID:43YKLYBp [9/24]
二人の声が重なり、お互いの刃が風を切り相手に迫る。
勝負は一瞬だった。
俺の刃は空を切り、彼女の刃は俺の喉元3センチの所で止まっていた。

「参った、俺の負けだ。敵わなねぇな。」
「当たり前じゃない。私を誰だと思ってるの?」

彼女はそう言うと、手にしていたアオリユウをナノトランサーへ投げ込む。
その様子を見つつ、俺もエシュリオンズをナノトランサーへ仕舞う。

「興味はないから理由は聞かないけど、最初のような迷いのある太刀筋じゃ
 SEEDに喰われるわよ。本番では足を引っ張らないで頂戴ね。
 ・・・でも、最後の一閃は良かったわ。」
「そうか・・・」
「先に戻るわね。」
「ああ、少しは楽になった。すまない。ありがとう。」

俺は彼女の後姿を見届けると大きく息を吐いた。
気がつけば不安は心の中から一切消えてなくなっていた。
色んな意味でアイツには敵わないな・・・と一人ごちながら、みんなの居る
広間に戻って行った。

 

591 名前:サイドストーリー17[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:23:37.52 ID:43YKLYBp [10/24]

 

「連絡する。本艦隊は約10分後、ミッションエリアに突入する。
 各自降艦準備を行い、任務開始に備えたし。
 繰り返す。本艦隊は―――――――――――――」

ついに決行の時が来た。
俺は手早く荷物を纏めるとナノトランサーへ仕舞い、降艦橋デッキへと向かう。
緊張で胸が焼ける――――――
深く息を吸い込み、緊張を吐き出すかのようにゆっくり息を吐く。
よし。行ける。俺は必ず生きて帰る。

間もなく、ゴゴゥ・・・と地響きのような音と共に艦が停止しハッチが開いた。

「各隊、突入口を抜けたら速やかにキャンプを敷設し、次の指示を待て!!」

指揮官の合図と共に艦橋を渡り突入口をくぐる。
事前の情報にはあったが、視界全体に蠢く通路が広がる。HIVEと同じだ。
俺は点呼を取った後、隊員に指示を出し適当な位置にキャンプを張る。

「よーし、準備は整ったか?
 各隊、時間は限られているが決して無理はするな!
 我々が成功しなければグラールの未来は闇だ!!
 通信機のチャンネルは30.1にセットしろ!
 では、任務開始だ!行け!!」

合図と共に、各部隊が一斉に各々の進行ルートへと移動を始めた。
いつものやり方―――――
俺と彼女の隊が組む時は、必ずお互いの隊が1部屋ずつ攻略して行く。
1部屋単位で交代する事で、SEEDと常に万全の態勢で戦える状態を保つ為だ。
今回もその進み方で順調にルートを確保して行った。


592 名前:サイドストーリー18[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:26:58.40 ID:43YKLYBp [11/24]
ピピッ、ピピッ・・・・
「――――――アッシュ、そろそろ休憩をしましょう。隊員に疲労が見える。」

通信機から連絡が入る。

「了解――――この部屋は安全なようだから、こちらに合流してくれ。」
「―――――分かった。すぐ行く。」

進行開始から早くも2時間が経過しようとしていた。
先程から通信機では各部隊の休憩要請や、補給要請の連絡が飛び交っていた。
壁を背に休んでいると、彼女の隊が部屋に入って来るのが見えた。

「お疲れさん。」
「ええ、そちらもお疲れ様。」

ピピッピピッ・・・
「こちらE-3エリア方面アッシュ隊。同行部隊と共に休憩に入る。」
「―――――こちら司令部、了解した」

俺は司令部に休憩の連絡を入れると彼女に向き直った。

「しかし凄い数のSEEDだな。今まで見た事の無いタイプも何体か見かけたが・・・」
「そうね。でもまだ大した事は無いわ。
 ・・・でも、気は抜けないわね。」
「そうだな。今の位置だと後1時間も進めば最深部に近いエリアに出るはずだ。
 そうなればもっとSEEDの勢いは増すだろうな。」
「まあ、私は何がどれだけ来ようが、薙ぎ倒すだけよ。」

時計を見ると、休憩に入ってから30分が過ぎようとしていた。

「そろそろ行くかね。あんまりゆっくりも出来ないだろう。」
「そうね。そろそろ行きましょうか。」
「じゃあ、俺の隊から先行する。」
「分かったわ。」

 

593 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:28:30.34 ID:y6naRWTB [6/13]
再支援

594 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:34:42.94 ID:ND68pdK2 [6/12]
俺も俺も

595 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:45:52.90 ID:DUD6ox15
すみません、ご支援頂いたのにさるってしまいました。
さる・・・憎いやつめ・・・。
復活したら投下再開しますね。

以上、携帯からでした。

596 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 13:50:04.52 ID:y6naRWTB [7/13]
>>580
 いやあ、ついついこういった言葉遊び的なものにし易いんですよねぇ、
ファック450って。 何か相方の赤箱も書き易いし。
>>581
認識変更したから大丈夫ですよー。

597 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:05:36.74 ID:y6naRWTB [8/13]
長編投下し易いように次スレ立てておきました。
初スレ立てだったりします。

598 名前:サイドストーリー19[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:09:36.94 ID:43YKLYBp [12/24]
休憩を切り上げ、隊員にハッパを掛け進軍を再開する。
今までと同じ要領で進んでいくが、やはり深部に近付くにつれ、SEEDの襲撃は
熾烈になって来ていた。
通信機からは殉職や撤退の単語、様々な怒号が飛び交い始めていた。

「座標ではそろそろ最深部エリアに入るな・・・」
「隊長、そろそろ休憩を入れて頂かないと、体力が持ちそうにありません。」
「そうだな。丁度この先に大きな空間があるようだから、そこで休憩にしよう。」

俺はそう言うと通信機から彼女の隊に呼び掛ける。

ピピッピピッ・・・
「こちらアッシュ隊、隊員の疲労が蓄積してきた為休憩を取りたい。」
「―――――分かったわ。」
「この先に広い空間がある。生体反応は無いからそこで休憩しよう。」
「―――――了解。」

俺は先に歩を進め、空間内が安全である事を確認する。
・・・どうやら問題なさそうだ。
すぐに彼女の隊も追いつき合流する。

「とりあえず最深部と思われるエリアに到達したのは、私達が最初のようね。」
「ああ、だが、かなりキツイな。」
「壊滅した隊もあるようだから、ここから先は慎重に進みましょう。」
「そうだな・・・ここからは一緒に進んだほうが安全だろう。」
「そうね。流石にこちらの隊員達も限界が近付いているからそうしましょうか。」

彼女との軽いミーティングを済ませ、俺も腰を降ろして休憩していると、
隊員が何かを見つけたらしく、少し離れた所から俺に声を掛けてきた

599 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:10:59.42 ID:ND68pdK2 [7/12]
>>597
よろしく
といいつつ支援

600 名前:サイドストーリー19[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:13:59.78 ID:43YKLYBp [13/24]
「隊長!ここだけ微妙に床の色が違いますね。何かあるんでしょうか?」

隊員は俺に話し掛けながら色の違う床に手を触れようとしていた。

―――――――――――!!

「待てッ!!触るなッッ!!」

俺が叫ぶと同時に、隊員の手が床に触れる――――

ヴォン
ゴァァァァァァァァァァ!!!

フォトンが風を切る音と共に広い空間に咆哮が響き渡る。
咄嗟に立ち上がり、エシュリオンズを構え、視線を走らせる。

キャリガインが3匹―――――――

床に手を触れた隊員の首と胴は泣き別れ、一緒に見ていた隊員も腹から背に
巨大なフォトンを纏った鎌が貫通していた。

「クソッ、キャリガイン3匹か、厄介だな・・・援護を頼むッ!!」

俺はそう叫ぶと正面のキャリガインに向かって走り出す。

「アッシュ!!今まで隊員に何を教えていたの!?不審物に迂闊に手を出さないのは
 初歩でしょう!!」

彼女の隊も装備を構えキャリガインに突撃して行く。

ヴァン!バチィ!!
グオォォォォォォォォ・・・・

何とか3匹のキャリガインを片付けたものの、殉職3名、戦闘不能2名の大きな痛手を
負ってしまった。

「済んだ事は仕方ないけど、これ以上戦闘不能者が出るようなら撤退するしか無くなるわよ。」
「ああ、俺がもう少し早く気付いていれば・・・・すまなかった。」
「次は見捨てるわよ。」
「・・・分かった。本当にすまない。」


601 名前:サイドストーリー21[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:15:28.78 ID:43YKLYBp [14/24]
>>600 タイトルミス サイドストーリー20です。


俺は彼女と彼女の隊員に謝ると、司令部に連絡を入れた。

ピピッ、ピピッ・・・
「こちらアッシュ隊、先程キャリガインとの戦闘により同行部隊も併せ、殉職者3名、
 戦闘不能2名。救護班の派遣を要請する。」
「―――――了解した。殉職者と戦闘不能者を安全な位置まで後退させておいてくれ。」

隊員の行動をちゃんと見ていなかった俺のミスだ。
一つのミスが部隊壊滅に繋がる事を身をもって思い出し、背筋が凍る。
殉職した者の死体と、戦闘不能になった者を手前の部屋へ運び込む。

「―――この者達の魂が、星霊様の御元で安らかに眠らん事を―――――――」

殉職した者に手を合わせ、祈りを捧げる。
思いがけない事故で、大切な仲間と時間を失ってしまった。
これ以上のロスは許されない。先を急がねば。

「よし、それでは進むか・・・」
「ええ、行きましょう。」

その先は熾烈だった。
キャリガイン、ガオゾラン、デルジャバンの群れ、何処からこんなにと考える暇も無く
次々と襲撃された。
隊員の疲労も限界に差し掛かり、立っているのもやっとの様子だ。

「ハァ・・ハァ・・・そろそろ、最深部じゃないかしら?・・・ハァ・・ハァ・・」

流石の彼女も息が上がっていた。
俺は息を整えながら、通信機で現在位置の座標を確認する。

「この先が最後の部屋だな。情報通りなら、その向こうに封印装置がある筈だ。」
「みんな、次で最後よ。もうひと頑張りして頂戴。」
「「分かりました。頑張ります、隊長!」」
「一応司令部に連絡しておくから、少し休憩していてくれ。」
「分かったわ・・・・みんな、今の内にフォトン残量を確認しておきなさい!」

ピピッピピッ・・・
「こちらアッシュ隊、次の部屋が最深部と思われる。事前情報ではその奥の座標に
 封印装置の部屋があるはずだ。後続隊の状況を教えて欲しい。」
「―――――こちら司令部。アッシュ隊、よくやった。後続隊は30分後に到着する
 予定だ。次の部屋を確保して待機を頼む。」
「了解した――――――」


602 名前:サイドストーリー22[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:22:11.52 ID:43YKLYBp [15/24]
一方、その頃――――――

「グラールチャンネルファイブ、ニュースキャスターのハルで~す!
 今日のニュースをピ~~ックア~ップ!」

ご主人様が家を出て2日目になる。
私はルームで家事を済ませ、TVをぼーっと眺めていた。

「合の時まで後5時間、現在第4の惑星リュクロスでは、グラールを救う為、同盟軍と
 ガーディアンズの連合部隊が奮戦しています!
 グラールの未来は果たしてどうなるのか!?」
「ピッ・・・速報です。」

突如、画面が切り替わりガーディアンズの司令部が映し出される。

「現在までのSEED封印ミッションにおける殉職者の情報が入って参りましたので
 読み上げます―――――」

私は「殉職者」と言う言葉に反応し、TVにかじりつく。
まさか――――――いや、きっと――――――きっと大丈夫―――――――
祈るような面持ちで画面を凝視する。

「――――――――以上、現在までに判明している殉職者は153名です。
 彼らの魂が、星霊様の御元で安らかに眠らん事を―――――」

ご主人様の名前は無かった。
ほっと胸をなでおろす。
万が一の事があった場合は、ビジフォンに緊急連絡が入るのだが、やはり気が気ではない。
機械の私が祈っても、星霊様に通じるか分からなかったが、ひたすら祈るしか無かった。

ご主人様―――――何卒――――――――ー何卒、ご無事で―――――――――

 

 


603 名前:サイドストーリー23[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:25:00.81 ID:43YKLYBp [16/24]
俺は周囲を警戒しつつ歩を進め、最後と思われる部屋に突入する。
部屋の中央まで歩を進め、何も無いか?と思った矢先にそれは起きた。

「諸君、ここまで来るとは大した物じゃないか。」

この声は・・・マガシ!?
何故ヤツがこんな所に・・・?
視線を巡らすが姿が見えない。
と、その時前方の空間が歪み、白いスーツを着た男が姿を現す。

「しかし残念だったなぁ。ここでお前達は終わりだ。ハァーッハッハッハッ」

マガシ・・・いや違うッ・・・こいつはハウザー!!

「私に逆らうとどうなるか、その身を持って思い知るが良いッ!」

と、同時にハウザーの姿が消え、静寂が辺りを包む。
・・・何処だ!?
視線を走らせ、五感を最大まで巡らせる。

「隊長!後ろ―――――――――――!!」

隊員の声に反応し、すぐさま後ろを振り返――――れなかった。
胸が熱い・・・焼けるような感覚に視線を下にずらす。
胸からヤツの手が生えていた。

俺が振り返ろうとした時には既に俺の背後で具現化し、手刀が俺の体を貫いていたのだ。

 

604 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:26:26.27 ID:ND68pdK2 [8/12]
もう一度支援

605 名前:サイドストーリー24[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:27:05.96 ID:43YKLYBp [17/24]
「ガフッ・・・・・」
「雑魚が。安らかに眠るが―――――――」

ブシャァ――――――――――!!

辛うじて動く首を後ろに向ける。そこには首の無いハウザーとアオリユウを振り抜いた
姿勢で佇む彼女の姿が見えた。

体から力が抜ける――――――――目が霞み、視界が失われていく――――――
430・・・すまない、約束守れそうに無い・・・・
体から血液が失われ、一気に体温が下がっていく。寒い―――――

「隊長!隊長!しっかりしてくださいッ!!」

隊員の声が遠くに聞こえる――――目が見えない―――――

「ラピス・・・・ラピ・・・スは・・・」
「ここよ。」

ふわりと手が暖かい感触に包まれる。
この感触は彼女だ。間違いない。

「頼み・・・・が・・・ある・・・・
 これを・・・・・・これ・・・・を・・・・俺の・・・部・・屋・・・・・に
 彼女に・・・・すまない・・・と・・・・・ゴフッ・・・・」

俺は冷たく、力の入らない手で左手首に付けたをブレスレットを解いて彼女に渡す。
430が初めての合成に失敗した時、代わりにはならないかもしれないが気持ちだけでもと
一生懸命手作りして俺に渡してくれたものだ。

だめだ、意識が霞んできた―――どんどん体から力が抜けていく――――――

「分かったわ。必ず。」
「あり・・・が・・・と・・う・・・・・・・・・・・・」

そう言うと、俺は意識が急速に遠のいて行った―――――――――

 


606 名前:サイドストーリー25[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:29:12.40 ID:43YKLYBp [18/24]


した?」
「――――――先程通信した最後と思わしき部屋でハウザーに遭遇した。」
「――――――何!?それで、今通信していると言う事は、無事なのか!?」
「――――――ハウザーは倒しました。事前調査の通り奥の部屋に封印装置も確認。」
「――――――おおおおお!!やったぞ!封印装置が見つかった!!」

通信機から歓喜の声が響き渡る。

「――――――報告には続きがあります。応答して下さい。」
「――――――どうした!?」
「――――――先のハウザーとの戦闘で殉職者1名。アッシュ隊―――隊長です。」
「――――――そうか・・・・・まさか彼がな・・・代償は大きいものだな・・・・・。」
「――――――以上、この場で待機し、後続隊の到着を待ちます。」

 

 

 

607 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:31:35.68 ID:y6naRWTB [9/13]
援護射撃

608 名前:サイドストーリー26[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:33:37.87 ID:43YKLYBp [19/24]
>>606の3行目は無視して下さい・・・編集の残り香がっ・・・ごふっ・・・orz
以下続きです。

 

ピピピピピピピピピピ!!

―――――――!!

ヴィジホンからけたたましいアラームが鳴り響く。
この着信音は緊急連絡を知らせる音だ。私はこれ程までにこの音を聞きたくなかった事は
今までに無かっただろう。
ヴィジフォンに恐る恐る手を伸ばし、回線をONにする。

「こちら、ガーディアンズ本部監理室です。
 只今、ミッション司令部よりアッシュ・ロードウェル氏の殉職が確認されたとの連絡が
 入りました。
 謹んでお悔やみを申し上げます。
 彼の魂が、星霊様の御元で安らかに眠らん事を――――――」

ガーディアンズの監理室からの緊急連絡は、一方的に内容を告げると回線が切断された。

嘘だ――――――――――――嘘だ――――嘘だ嘘だ嘘だ!!!
――――私は信じない―――――――――絶対に私は信じない―――――――――
ご主人様が―――――そんな事絶対あるはずが無い―――――これは夢だ!
夢!夢!夢!夢!夢!夢!夢!絶対的にただの悪夢!
明日になれば目が覚めて、いつものように隣で眠るご主人様が居る筈だ!
私の頭をくしゃっと撫でながら、優しい瞳を向けてくれるご主人様が――――――

天と地がひっくり返るような感覚に襲われる。
OSがけたたましく異常信号のアラームを鳴り響かせ、その音が頭の中にこだまする。
意識が遠のく―――――――
私は薄れる意識の中、OSの表示する感情回路異常負荷の為強制スリープモードへ
移行する旨のメッセージを確認した。

 


609 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:35:10.53 ID:ND68pdK2 [9/12]
あるある支援防御

610 名前:サイドストーリー27[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:36:42.46 ID:43YKLYBp [20/24]

 

ピッ・・・プシュー

誰かの来客で私は目が覚めた。いつから眠って居たのだろう。
OS上には数々のエラーが表示されていたが、お客さんを放って置くわけにいかないので
ショップカウンターへと移動する。

「いらっしゃいまs―――――――」
「こんにちは、430ちゃん。覚えてるかな?」
「あっ!」

この人は前にご主人様のミッションにお供させて頂いた時に何度か一緒になった方だ。
綺麗な銀髪と、大きな瞳が印象に残っている。

「えっと、確かラピスさん・・・でしたよね?」
「ありがとう、覚えていてくれたのね。」

確かこの方は、ご主人様と一緒にリュクロスへ行った筈だ。
なら、もう少しすればご主人様も帰って来る―――――――――!!

「すみません、生憎なんですが、ご主人様はまだ留守にしていらっしゃいます。
 ご用件があればお伺い致しますが・・・?」

私が問いかけると、彼女は一瞬悲しそうな表情をしてナノトランサーから何かを取り出した。

「430ちゃん、落ち着いて聞いて。
 アッシュ・・・彼からこれを貴女に渡すように頼まれたの。」

私は彼女の差し出したブレスレットを受け取る。
これは――――――――!!
思い出したく無かった悪夢が一気に広がる。

「それと、アッシュが貴女に「すまない」と・・・。」


611 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:38:15.27 ID:y6naRWTB [10/13]
今日の猿さんは手強そうなので念の為っと

612 名前:サイドストーリー28[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 14:39:34.77 ID:43YKLYBp [21/24]
ガーディアンズからの緊急連絡は夢では無かった。
現実が押し寄せ、私の感情回路を蝕む。

「そん・・・・・な・・・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

私は泣き叫び、ひざから崩れ落ちた。
夢だと思いたかった。でも現実だった。
ご主人様は・・・私の愛するご主人様は・・・・もう二度と帰ってこない・・・・
OS上で緊急アラームが鳴り響く。
いっそこのまま暴走してしまえばいい・・・・私はそう思った。

ふと、居ないはずのご主人様の声が聞こえる。
「もし、明日から向かう任務で俺が帰らないような事があれば、その時は
 初期化を受け入れて、新しい道を歩んでほしい・・・・・」

そうだ、私はご主人様と約束したのだ。
私はご主人様との約束を・・・・愛する人との約束を守らなければ・・・

崩壊しそうな自我を寸での所で食い止める。
気持ちを落ち着かせ、顔を上げる。
そこにはまだ銀髪の少女が佇んでいた。

「ラピス様、お願いがあります。」
「私で可能な事ならば。アッシュには随分お世話になったからね。」
「私を・・・私をGRMへ連れて行って下さい。」
「ええ、そのくらいの事なら、構わないわよ。」
「ありがとうございます。すぐ支度をしますので・・・・1時間後にお願いできますか。」
「分かったわ。その時間にもう一度来るわね。」

そう言うと彼女は一旦部屋を出て行った。
私は急いでルームにあるご主人様との思い出の品を、次々と口へ投げ込み頬張る。
決して気が触れたわけでは無かった。
ご主人様との思い出を一緒に持って行きたかったのだが、この方法しか思い
つかなかったのだ。
やがて色々な物を食べ尽くすと、シャワールームに向かった。
愛する人に会いに行くのだ。少しでも奇麗にして置きたかった。


613 名前:サイドストーリー29[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 15:05:42.01 ID:43YKLYBp [22/24]
時計を見ると、約束の時間まで後10分に迫っていた。

髪を整え服を正した。
私はふと思い出し、ナノトランサーから小さなスティックを取り出す。
以前、ご主人様が私にプレゼントして下さった物だ。
キャップを外し無機質なマシナリー用の人工皮膚で出来た口元に滑らせる。
口元が紅く染まり、一見無機質感のあった私の顔に「ヒト」の様な生気が宿る。

もう思い残す事はない。
一刻でも早く、ご主人様のお傍へ行こう。

ピッ・・・プシュー・・・

私の準備が整うと同時にルームの扉が開いた。

「準備は出来た?」
「はい―――大丈夫です。私を連れて行って下さい―――――」

GRMへと向かう途中、彼女はずっと無口だった。
一見キャストと見間違う程の無表情だった。
そう言えば、以前ご主人様から彼女が家族を失ったと聞いた事がある。
きっとこの人も、心に闇を抱えているのだろう。

そんな事を考えていると、程無くGRMに到着した。
私は付き添って下さったラピス様に一言お礼を言うと、もう一つのお願いをした。

「ラピス様、もう一つだけよろしいですか?」
「?」
「これと・・・これを。」

 

614 名前:サイドストーリー30[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 15:08:20.43 ID:43YKLYBp [23/24]
私はナノトランサーからブレスレットを取り出し、自分の手から指輪を抜き取り
彼女に渡した。

「これを何処か、静かな海の見える丘に―――――」
「分かったわ。必ず。」
「本当に最後までありがとうございました。では―――――――」
「ええ、430ちゃん、さようなら。」
「さようなら――――」

私は彼女に、最後の挨拶とお礼を済ませると静かにGRMへと歩いて行った。

 

 


・・・ピッ・・・プシュー

ここはガーディアンズ居住区のとある一室。
誰かの来訪により私のOSのスリープが解除され、起動していく。
・・・All check ok .. PM専用オペレーティングシステム作動・・・

いつから眠っていたのだろうか、以前の記憶はもう無い。
OS上には初期化された旨のメッセージが表示され、初期設定の入力を
求めるプログラムの待機が表示されている。
そう、私は新しいご主人様の元へと配属されたのだ。

・・・視点カメラ起動完了・・・映像を受信します。

視点カメラが起動し、まだピントの合ってないぼやけた視界に
一人の少女の姿が浮かび上がる。

直感なのか、予めそうプログラムされていたのか分からないが、
私はその視界に捉えた少女が新しいご主人様になる方だと認識した。

「この子が私のPMになるのね。説明書説明書と・・・」




「ピッ・・・ガーディアンズIDナンバーヲカクニンシマシタ。ハジメマシテ、ラピスサマ」


Go to next story...

615 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 15:15:27.13 ID:43YKLYBp [24/24]
以上で完結です。
途中、支援及びさる避けありがとうございました。


スレ住人の皆様、長文投下にご協力ありがとうございました。
このお話を読んで頂いてから、私が初めて執筆したメインのストーリーを
読んで頂くと、また違った見え方がして面白いかも?しれません。

悲しいお話しになってしまいましたが、きっと二人は何処かで寄り添い
静にグラールを見守っているのだと思います。

616 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 16:08:59.57 ID:ND68pdK2 [10/12]
投下乙
夢!のあたりいいねえ
つうか感想ってネタバレ怖くて書けないんだよな俺

617 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 18:37:07.32 ID:LYFZFIyD
投下乙!

>>616
あえて内容にふれないとか工夫してみるのも一興。
読んでくれる人がいるとわかるだけでも励みになるしな。

618 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:04:24.59 ID:y6naRWTB [11/13]
>>615
投下乙です。
 他の方々がそういった各々の楽しみ方を見出している中で密かに題名を
頭の中で魂の行き先などと、勝手に脳内変換していた自分がいる・・・。
作者殿、お許しを・・・。

619 自分: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 19:57:06.57 ID:ODvwKpC2
次スレ立ててあるのに誘導がなかったので

【PSU】新ジャンル「パシリ」二十四体目
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1311742972/

620 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 20:28:51.89 ID:ND68pdK2 [11/12]
即死ルールってどんなだっけ

621 返信:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 20:31:40.00 ID:ND68pdK2 [12/12]
スレ立て乙!
あんど>>619ありがとう

622 返信: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 20:41:31.12 ID:y6naRWTB [12/13]
>>619
申し訳ない&有難う御座います。

623 返信: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 21:23:34.40 ID:jScqK0En [13/13]
417の人です。
思った以上に読んでくれてる人が居てびっくりしたですよ。

>>616
文章で狂気を表すのって意外と難しいですね・・・
表現にかなり迷い、何度も書き直しました。
私は作品を書く時、何度も自分が書いた作品を読み返しながら書いているのですが、
ネタが割れてるから初見より深く分かるシーンと言うのもあるように思います。
ネタ割れを嫌う人なら、感想はスルーして作品冒頭にスクロールするでしょうし、
批評や見所を見てから読まれるタイプの方もいらっしゃると思います。
細かい事は気にしなくても倫理的におkじゃないでしょうか?

>>617
自己満足で書いた作品であっても、それが人目に触れ、共感してもらえる嬉しさを
自分が作品を書く事で知りました。次の作品への妄想意欲になります!

>>618
いつもさる避け支援ありです。
今回は念押しで次スレまで立てて頂いて心強い限りでした。感謝しています。
投稿環境の問題か、よくさるってしまいますが・・・・orz
作品は作者の主観的妄想かもしれませんが、読み手の数だけ「Another World」があって
良いと思います。
タイトルだったり、主人公だったり、脇役だったり、些細な「Another」かも知れませんが
読み手の数だけ並行世界が存在し、それぞれの物語がある。素敵じゃないでしょうか?

>>619
誘導乙です。

624 名前: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 21:51:54.12 ID:ir4e3jou
>>620
数時間レスの無いスレを強制的に落とす
板によって判定基準(数時間にnレス、1週間にnレス等)が違うらしい。
ある程度レスがついたら判定から外れるが、これも板によって(ry

具体的な数字が分からず、個人的な予測だけど、少なくとも10レス以下の今は超危険。
また、大体50レス超えるまでは油断しない方がいいんじゃないかな。

何がいいたいかと言うと、皆さん新スレの保守にご協力お願いしますm(_ _)m

625 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/27(水) 22:11:57.59 ID:y6naRWTB [13/13]
>>624
Sir,Yes Sir!

626 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 00:15:22.53 ID:eimaPO7W [1/11]
即死回避になんか書くか
それともこっち埋めるのになんか書くか

難しいとこだな

627 名前: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 02:38:07.37 ID:y/rJJV+b
>>626
両方書く!これで問題ない。

628 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 02:58:05.08 ID:9/z8bloY [1/6]
>>626
そうよぉ、両方のスレに書けばいいんじゃあないかしらん?
マスター、IDの色を見て下さい。 私達が投下されたらサル確定です。
あら。 そうねぇ、でも大丈夫よぉ。
マスター、その根拠の見えない自信の理由が私は知りたい。
だってぇ、作者がまだ書き終わってないしぃ。
マスター、済みませんがちょっと用事が出来ました。 では、行って来ます。

629 名前:特訓1[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 10:48:00.17 ID:zAPGgBt5 [1/8]
梅用に小話し書いたので投下して行きますね。

 


「ラズリィ、行くよー。準備出来た?」
「はいっ!準備できました!」

昨日からガーディアンズの本部で新型のVRミッションが開始され、VRなら直接的な
危険も無く、練習に丁度いいとの事でご主人様とミッションに行く事になった。
何でも最新型のVRシステムらしく、ミッション内容こそ以前に公開されたものの
リメイクだそうだが、質感や反射応答速度等の感覚的機能が現実とほぼ変わらないレベルまで
改良されたらしい。

人型になってまだ日の浅い私は、まだ危険だと言う事でなかなかミッションには連れて
行って貰えないのだが、丁度いい機会なので特訓しようと言う事になったのである。

ご主人様は近接特化のファイマスターなので、法撃主体の私とは相性も良い。
夜の相性はまだ試せていないが、いつかきっと試すのだと心に誓う。

「・・・・・リィ!・・・ラズリィ!!ちょっと!?行かないの?」
「・・・ふぇっ!?」

しまった。私とした事が妄想が妄想を呼んでご主人様の鈴のような呼び声を聞き逃してしまった挙句、
素っ頓狂な声まで上げてしまった。恥ずかしい。でも、妄想を後悔はしていないから反省はしていない。
ご主人様は呆れた顔をしていたが、その表情がまた良い。ご飯10杯はいける。

私は慌てて謝ると、ご主人様の後ろについて部屋を出る。
ガーディアンズの本部はガーディアンズ居住区のEVから直通になっており、5分と掛からずに到着した。

「グラールの未来を守るガーディアンズへようこそ!」

ご主人様がナノトランサーからライセンス証を取り出し、ミーナさんに渡した。
私も一応ライセンス・・・と言ってもPM用を持っているのだが、ご主人様と一緒なので出す必要は無い。


630 名前:特訓2[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 10:48:46.53 ID:zAPGgBt5 [2/8]

「ライセンスを認証しました。今日はどうされますか?」
「新型VRシステムの利用で。」
「はい、では、第二VRミッション待機室で順番を待ってください。星霊のお導きがありますように。」

私は前から思っていたのだが、どう見ても職員の人にまでようこそ!って挨拶をしているミーナさんの
目は節穴なのだろうか。いや、もしかしたら前世がニワトリなのかもしれない。
まあ、ミーナさんはE3とか言う記号で呼ばれている人にゾッコンらしく、私のライバルにはならないから
今後、優しい私はオツムのかわいそうな彼女に同情の眼差しを送ってあげる事にした。

「ご主人様、もうすぐ順番ですよ!」

順番待ちの間、瞑想をして意識統一をしていたご主人様に、間もなく順番が来る事を告げる。
ご主人様曰く、実戦では集中力を切らさない事が大事だそうで、部屋に居る時でも時々こうして
瞑想している事がある。

「次の方、VRシステムの準備が出来ましたのでどうぞ~」

ようやく私たちの番だ。
ご主人様の後ろについて、VRシステムに意識をリンクさせる部屋に入る。初めてで緊張する。
生身であるご主人様は色々なセンサーを体に取り付け、催眠状態でリンクするそうなのだが、
機械である私はケーブル1本で済む。まるでマト○ックスの世界だ。
まあ、私の接続端子は後頭部ではなくこめかみの辺りににあるのだが。

程なく機械のセットが終わりVRへのリンクが始まる。
気がつくと景色が変わり、私はパルムの森林地帯のような所に立っていた。
ふと周りを見渡すと、ご主人様が居ない。
誰の邪魔も無いVRの世界で、ご主人様とのラブラブデートだと思っていたのに私しか居ないとか、
これは一体どういう事だ。責任者出て来い。ファッキン。ラブラブデートを返せ。

 

631 名前:特訓3[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 10:53:15.59 ID:zAPGgBt5 [3/8]

しかし、それにしても私だけと言うのは、ご主人様のサポートをするPMにとって死活問題だ。
などと考えていると、目の前の空間が揺らぎ、ご主人様の姿が現れた。

「お待たせ~。」
「ご主人様、私一人しか居なくて危うく途方に暮れる所でした。」

あはは~、ラズリィかわいい~と良いながら本日3回目のご主人様のタックル。そのままホールド。
本日2回目の関節ミシミシを堪能してから、ご主人様に痛いと懇願する。
初めの頃は本当に痛かったのだが、最近は慣れたのだろうか、ミシミシと言う音を聞くと(ピ―――)
何だ今のアラーム音は!?・・・・と、今私はVRの中だと言う事を思い出す。
そうか、VR内だからどうやら過激な表現には自動で規制が掛かるらしい。
何たる事。これではご主人様とラブラブ出来ないではないか。ファック。責任者を呼べ。

後で聞いた話しでは、キャストやPMはケーブルでリンクするから瞬時にVR内へ移転するのだが、
ご主人様のようにヒューマン等の生身の体だと、催眠状態になってからリンクするまでに少々時間が
掛かる為らしい。

「とりあえず練習だし、エネミーLVはAにしといたから、とりあえずゆっくり進んでみようか。」
「はいっ!しっかりついていきます!!」

ご主人様お一人ならエネミーLVがS3でも問題無くミッションクリア出来るのだが、きっと私に
合わせてだろう。かなり余裕の設定にされたようだ。

「とりあえず私が前に出て敵を引き付けるから、敵がある程度集まって来た所にラフォイエを撃ち込む
 連携をやってみよっか。」
「分かりました。お任せください。」

ご主人様が愛用のアオリユウを構え、広場に走りこんでいく。
私はハウジロドウを構え、その数歩後ろを追従していく。
広場の中央に差し掛かったところで、周囲の空間が歪み、エネミーが出現する。
ご主人様は間合いを取りながらエネミーを引き付け、上手に纏めていく。

 

632 名前:特訓4[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 10:57:13.86 ID:zAPGgBt5 [4/8]

「今よ!」
「分かりました!」

ご主人様の合図に合わせ、エネミーの中心にラフォイエを撃ち込む。

ボフッ!!
ギャァ―――!!

炎の塊がエネミー3匹を巻き込み、絶命する。
残ったエネミーをご主人様がトルネードブレイクで一気に片付ける。

「いいよ、今のタイミングを忘れないでね。この感じでどんどん行ってみよう。」
「分かりました、ご主人様。」

LV:Aのエネミーだけあって、耐久力も大した事が無くサクサクと進んでいく。
程なく、ボスエリアへと続く巨大な転送装置が姿を現す。
この先はディ・ラガンが控えているそうで、私の使える炎系テクニックは余り役に立たない。
表現規制と言い、炎耐性のボスと言い、このVRミッションを考えたのは誰だ。全く持ってファッキンだ。

「ドラ系のボスはトルネードブレイクで薙ぎ払うのが基本だから、ラズリィは援護でレスタをして頂戴。
 流石にLV:Aと言っても、ボスの攻撃は痛いから、巻き込まれないようにね。」
「わかりました、やってみます!」

私は詠唱速度を上げる為、握っていたハウジロドウをナノトランサーへ仕舞いクロサラに持ち替える。

「さ、入るわよ!」
「はいっ!!」

ゲート転送特有の、一瞬の浮遊感の後、かなりの広さのフィールドに移転する。
大きな影が横切り上空を見上げると巨大な竜のような生き物が旋回しながら地上に近付いてきていた。
VRと言えど、これと対峙するのは初めてだ。緊張からか、体に力が入る。

 

633 名前:特訓5[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 10:58:19.04 ID:zAPGgBt5 [5/8]

ズン――――!!
シャギャァァァオ!!

ヤツは地上に降り立つと大きく鳴き声を上げ、こちらに向かって歩を進めて来た。
同時にご主人様もヤツに向かって走り出す――――――
私も慌てて後を追うが、出遅れてしまったのでご主人様との距離が開く。

「来るわよ!避けて!!」

ヤツは鎌首をもたげ、下を向くと同時に高温のブレスを吐く。
ご主人様の声に反応した私は右にステップしブレスをかわした。
あんなものがこの小さな体に当たれば、ひとたまりも無いだろう。
今でこそVRでの出来事なので死ぬ事は無いが、実戦だったらと思うと背筋が凍った。

ご主人様がフットワークを生かし、ヤツの側面に回りこみながらトルネードブレイクを当てて行く。
ご主人様は上手く回り込み、直接攻撃を受けないようにはしているが、あれだけの巨体の身動ぎ
ともなると、小型エネミーの全力攻撃にも等しいような衝撃なのだろう。
私はすかさずご主人様の隣に走りこむとレスタを詠唱する。

「すぐ離れてッ!!」

ご主人様から言われるまでも無く、レスタの詠唱が終わるとすぐさま距離を取る。
そんな感じで3分程だろうか、赤い巨体は力尽き、倒れた。

「ふぅ・・・LV:Aならこんなものね。
 本当はこの先もまだあるんだけど、今日はラズリィが戦闘に慣れる事が大事だから、一度入り直して
 おさらいしましょうか。」
「はい、わかりました。」

 

634 名前:特訓6[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 11:01:31.07 ID:zAPGgBt5 [6/8]

そうして何周か回り、気がつけば結構な時間が経っていた。

「おなかも空いてきたし、そろそろ終わりにしよっか。」
「わかりました。」
「1ヶ月程はVRシステムのデータを取る為に設置されてるそうだから、また練習に来ましょうね。」
「はいっ!」

そうして、あっという間の一日が終わり、心の中で「ご主人様とのラブシーンが無いとかクソ作者め」と
悪態をつきながら家路についたのであった。

 


以上です。
怖いよ450。夜道には気をつけねば、と思う作者であった・・・。

635 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 11:01:58.91 ID:eimaPO7W [2/11]
さるよけ

636 名前: 忍法帖【Lv=35,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 12:24:55.70 ID:bkXGnPGA
現在470kオーバーにつき短編を推奨
次スレに続く上等ですが

637 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 13:09:03.39 ID:eimaPO7W [3/11]
まだ書けるか?

638 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 13:15:02.67 ID:zAPGgBt5 [7/8]
>>637
さっき自分が投下したので5kくらいだったと思うから、読み切り短編なら十分かと

639 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 13:48:10.69 ID:DG/qbDVR
>>555
まだこの辺までしか読んでないんですけどその452もっとかいてえええええええええ

失礼
ロム専の埋めでした

640 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 14:27:05.44 ID:eimaPO7W [4/11]
>>639
把握した
書けるかなあ…

641 名前:452の最悪な夜[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 19:09:12.02 ID:eimaPO7W [5/11]
なあに?
ワンオブサウザンドを見た事があるかって?
ないわよそんなの。
あーはいはい、それじゃつまらないのね?
全くめんどくさいんだから。
都市伝説とか大抵悲劇なのになんで聞きたいのよ。
そうねえ…昔はあたし倉庫PMだったのよ。
名前なんか「倉庫3」ってね。
で、倉庫整理で店出して放置されたりよくしてたのよね。
リトルウィングとは違って合成はPMの重要な仕事だったけど、あたしはあんまり気にしてなかったわ。
当時ね、出たばかりのサイコウォンドの基盤が高騰しててそりゃすごい値段だった。
そんなころかな。
今と同じ様に暑い日、暑い夜が続いたある日だったと思う。
ひどい姿の440が歩いて来たの。
帽子は潰れスカートは破れ、顔なんか涙と汗でどろどろ。
主に連れられてないPMがそんな姿だからレイプと虐待くらいしか思いつかなかったなあたしは。
大丈夫ですか?って聞くのが精一杯だった。
440はこっちを見て、此方に「合成屋」はいらっしゃいますか?って聞くのよ。
材料は全て出します、お礼も私に出来るだけの事は全てします、お願い出来ませんか?って。
合成屋っていうのは…そうね、特化PMの主人が合成を請け負って報酬を得る商売なんだけど。
PMから依頼を受ける人なんかいないわ。
まして彼女は…なんていうの「壊れて」見えたし…。
あたしは法特化じゃない452で合成なんかとんでもない話だってのにそのPMは言うのよ。
お願いです。サイコウォンドを作って下さい。後生です。後生ですから。
泣きながらよ?声も絶え絶えでね、絶対主人に殴られて育った壊れPMだと思った。
あたしはとりあえずGRMに連絡しようかとか、怪我はないのかとか話かけてみたけど…なによ?
べ、別に親切とかじゃないわよ!困ってる人がいるんだから助けるじゃない普通!普通よ!
ああもう…続きねはいはい。
私が何を話しかけても440は話す事は合成の事ばっかり。
意味が取れなかったり震えて話せなかったりで、ようやくわかった事が主人がサイコウォンドを合成しろと言った事くらい。


642 名前:452の最悪な夜[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 19:11:09.60 ID:eimaPO7W [6/11]
あとはもう
ご主人様に、一度だけでいい、プレゼントがしたい。喜んでほしい。
それしか言わないの。
そりゃキツいわよ。
出来るものならやってあげたいけど無理だった。
どこかにどんな合成も決して失敗しないエクストラPMがいるって噂を頼みに彼女はガーディアンズコロニーを探したらしいの。
あたしじゃあサイコウォンドは手に負えないって口にした時だったと思うわ。
聞こえたのは舌打ち。
小声だったけどファックって呟きも聞こえた。
舌打ちしたのは…いつの間にかいた450。
450だって思ったのはオッソリアの色がそうだっただけ。
紫の髪はほどけてざんばら、オッソリアは肩まではだけてて胸元ギリギリ…なに喜んでんのよ変態。
また壊れPMだもん泣きたくなったわよ。
そのPMが今度は言うのよ。
サイコウォンドを合成して欲しいのですか?って。
あたしじゃないわよ、この440よ。
440はなんていうの、地獄に仏だったんでしょう、何度も頷いた。
450はなんか明後日の方向いてたからそ440が頷いてるって教えてあげたわ。
大丈夫なのかって聞いたら、材料が揃っていれば成功するっていうのよ?
合成なんか大抵成功するのはジュースとモノメイトくらいだってのよ。
でも440はもう怖くて基盤も差せない、合成しようと思っても手が震えて足がすくんでしまうって言ってて。
あんたほんっとに大丈夫?って聞いたらさ。
「合成」のエクストラPMは失敗出来ないのを知らないのですかとか言ってんのよ。
嘘か本当か知らないけどね、偉そうにウチのマイルームにずかずか入ってくるわけ。
あなたの部屋の施設を借ります。あなたは依頼人を中へ、あ、素材も受け取って下さいね。
とかいっちゃってさあ。腹が立つったらありゃしないわ!
え?
…?
貸したわよ?
だって440はボロボロでかわいそうだったし。
440は安心したのか明日同じ時間に取りに来るっていうのに450はすぐ出来るって言うし。
ちょっと時間あるなら顔くらい拭いてあげたいじゃないの。
だからなんで笑ってんのよ!
だから親切とかじゃないっていってんでしょ!


643 名前:452の最悪な夜[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 19:13:18.44 ID:eimaPO7W [7/11]
素材渡したら450がね、これはレイフォトン用の基盤だからレイフォトンじゃなきゃ成功しないって言うのよ。
440はサイコウォンドなら良かったんでしょう、また頷いた。
その後450が何をしてたかなんて知らないわよ。
だって440の服をちゃんとしてあげたかったし。
でも脱がせるのもなんじゃないの。
しょうがないから服を拭いて顔拭いてたら450の方が話しかけてきたわ。
何をしてるんですか貴方は、って。
服と帽子くらい直してあげたいじゃないって言ったらそうですかってまたなんかしてたけどね。
なんであんたまだ半笑いなのよ。
誰が世話好きPMよ。
とりあえず440なんだし帽子だけでもと思ったから帽子は超音波クリーニングして折れてた芯を取り替えて。
どれくらい時間がかかったのかわかんないけど450の様子を見に行ったら…合成機械は全稼動中。
450は退屈そうで…弾き飽きた曲を弾くピアニストみたいだった。
え?
何で450のところに行ったか?
合成って大変だっていうから飲み物を持ってったのよ。
だから半笑いやめなさいよ!
いい人乙じゃないわよ!
440の帽子がちょっと歪だったけどまあ見れる様になった時にはとっくに合成終わって見えたわ。
1日かかるはずの合成時間どうなったのか知らないけど。
450はどうでも良さそうに、ちょっと前倒ししましたとかいうのよ。
嘘かと思ったら450はサイコウォンド取り出してあたしによこすし。
440がお礼はどうしたらいいですかって話した時も明後日の方見て…ほんっと適当なのよね。
あんたお礼いらないの?
ああ、440なら帽子を下さい。一度かぶってみたかったんですよ。
あたしが直してあげたばっかりの帽子を指差して。
あたしがサイコウォンドを渡したら440は…

「ああ…これでご主人様のところに行ける」

って…
消えた。
消えたのよ。
帽子だけが床にあって。
あたしが悲鳴あげてるのに450は冷静に…
「これが本当の霊フォトンですね」
とか言ってんのよ…。
最低な夜だったわ。

644 名前:452の最低な夜ってタイトルにするつもりだったのに間違ったw[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 19:15:14.03 ID:eimaPO7W [8/11]
赤箱「怪談かよ!!」
GH-452「PMの幽霊なんか他に見たことないわよね…ワンオブサウザンド並みにレアよ?」
GH-450「私には全然見えませんでしたけど。」
GH-452「なんであの時ウチに来たのよ」
GH-450「御主人様がPMの霊を見たというので私には見えるかな、と」
赤箱「あんたの御主人様何者なんだよ!」
GH-450「ビーストはその辺の感覚は発達してるんだって仰ってました」
GH-452「なんであの時半脱ぎだったのよ」
GH-450「夜中に暑くて御主人様と噴水で水遊びしてまして」
GH-452「あのど真ん中の噴水で?!」
GH-450「不思議なくらい誰も来ないので少々調子にのりまして下着で泳いだり」
赤箱「調子に乗りすぎだよ!」
GH-450「で散々遊んだのに誰もいないし来ないので濡れた下着を脱いでオッソリアだけ着まして」
GH-452「なんてカッコでうろついてんのよ!」
GH-450「帰る予定だったのに御主人様が『へぇ、PMの幽霊って珍しいな』と」
赤箱「そりゃあ珍しいけど合成のワンオブサウザンドって…」
GH-450「嘘ですし」
赤箱「あんたほんっと適当だよね…」
GH-452「最初から持ってただけなんてねえ…」
GH-450「じゃなきゃ属性指定なんかしませんし、依頼も受けませんよ。」
GH-452「なんでサイコなんかホイホイあげたのよ」
GH-450「あの頃はガーディアンズ退職するので怖いもんナシでしたので」
赤箱「そんな理由かよ!」
GH-450「因みに素材は実物でしたので転売で赤字も最低限に抑えました」
GH-452「いい話でおわらせてよ!もうっ!」


645 名前:452の最低な夜[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 19:17:19.67 ID:eimaPO7W [9/11]
しどけない姿の450が地に直接腰を下ろした上半身裸のビーストの元に走り寄った。
「お待たせいたしました御主人様」
蒸し暑いコロニーの中。
「小芝居は楽しんでいただけましたか?」
ビーストは満足そうに頷く。
「それは何よりでした。」
「いい夜だった」
「ええ、いい夜でした」
帽子のない440が、身の丈よりはるかに長いサイコウォンドを大切そうに抱きかかえ頭を下げているのが、彼にだけ見えていた。

 

 

 

怪談の締め方がわからない上に怪談になってないのにラヴィスアーロ出ない。

646 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 19:19:40.26 ID:eimaPO7W [10/11]
レスくれた方々ありがとう
今回即興な上リトルウィング関係ないけど埋めだと思って許してー

647 名前: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 20:13:49.69 ID:zAPGgBt5 [8/8]
>>646
深イイ怪談投下乙です。
細かい事は倫理的におk。


ついでに投下。

ラピ「(パララパ・・・)・・・う~ん・・・良いのが無いわねぇ・・・」
450「ご主人様、何を見られてるんですか?」
ラピ「本部から新しい服のカタログが送られてきてたから、良いのないかなぁって見てたの。」
450「そう言えば、いつも同じ服ですよね。」
ラピ「そうなのよ。服屋さんに行っても何かイマイチだし、気に入ったのが無いのよね。」
450「(パラパラ・・・)・・・ご主人様、再販モデルですけどこれとか、かわいくないですか?」
ラピ「ヨシノテフラねぇ・・・でも、そんなの着てミッションに行ったら服が邪魔でしょうがないわ。」
450「お部屋の内装もニューデイズ風だからいいと思ったんですが、そう言う事も考えないといけないのですね。」
ラピ「テクターならいいんだけどね。」
450「(パラパラ・・・)・・・・・!!」
ラピ「?」
450「ごっ、ごごごっ、ご主人様っっ!みっ、、、みずっ、、、水着とか買われないんですかっっっ!?」
ラピ「そうねぇ、言われてみればガーディアンズ入ってから泳ぎに行く事も無かったわね。」
450「(モヤモヤモヤ・・・)・・・・・シュー・・・パタッ」
ラピ「ちょっとっ!?・・・ん?・・・!!(・・・スクール水着・・・・・・)」
450「シュー・・・・(・・・ご主人様の白い柔肌に紺色のコントラストとかっ・・・・・・)」
ラピ「(ジトー)ラズリィ?・・・・これは、着、な、い、わ、よ。」
450「ウィーィィィ(急速冷却中)」
ラピ「・・・」
450「(復活~)・・・・!? ごっ・・・ご主人様、目が怖いですっ・・・・・」
ラピ「なーにーかーんーがーえーてーたーのーかーなー?」
450「ヒィィィィ!!(ガクガクブルブル)」
ラピ「イケナイ子にはお仕置きよっ!!・・・って、待ちなさ~い!!」
450「おーたーすーけーをーーーー!!」


公式のガチャでスク水が再販になっていたので思いついた。
反省はしていない。

648 名前: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 20:39:05.97 ID:9/z8bloY [2/6]
>>634
投下乙です。
夜道よりも寧ろ食べ物とか、飲み物の方に注意かと。
>>645
投下乙です。
何故かレス番625の時と628でIDが変わってたのが不思議。
 この440のご主人様はきっと、サイコがオキクになったショックで・・・。
自分の知り合いにいるんです、そういう方が。 今もちゃんと続けていますが。

 そして今書きかけの文の終りが全然見えていないのに他のネタが浮かんだ
場合はどうしたらいいでしょうか?
 OK、440君。 まずはその散弾銃をしまおうね。 え? 途中から、
出番が無い? ほら、ファック450氏の文中で出て440成分は補完...。
バスッ ビシシシッ! バスッ ビシシシッ! バスッ ビシシシッ!
  ♪暫くお待ち下さい。 
  ♪途中、大変お見苦しい点があった事を謹んでお詫び致します。

649 名前: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 20:52:38.69 ID:9/z8bloY [3/6]
>>647
投下乙です&埋め埋め。
 新服出てもその時の流行で2、3日着て結局普段の服に戻る事は結構
多々ありますな。 うちのビス男はずっと着替えずにそのままですが。
 そして、ご主人様のお仕置きに対して「宜しくお願い致します」と
ご主人様の前に正座して三つ指ついたファック450が浮かんだ・・・。


650 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 21:17:37.83 ID:eimaPO7W [11/11]
>>648
両方書くもんなんだってさっき言われたぜ俺w

651 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 21:48:29.59 ID:qHY6wxI/
昼と夜でIDの変わる417ですこんばんわ。

>>648-649
志村、日付!日付!
ちなみにファック450なら、まず、ご主人様のジト目にゾクゾクする展開かとっ!
小ネタ投下して埋めちゃってもいいのよ(チラッチラッ

652 名前: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/28(木) 22:05:32.18 ID:9/z8bloY [4/6]
>>650
ぬごぉ。 墓穴った・・・。
 そういう時は書きかけをきりのいい所まで新スレに埋め&時間稼ぎに投下で
思いついた方を書くか・・・。
 そして書いててふと、何故にビス男書いてんだろ?と・・・。 前に考えた
シリーズ物とは全然違うし、何でビス男使ってるんだろ?と・・・。
>>651
なるほど、そういう事でしたか。 
 確かに最近はよく小ネタ投下してます、自分。 そしてお声がかかった以上
前述に番外編は出来てると書いたので埋めに投下。

653 名前:440とビス男番外編[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 22:09:52.78 ID:9/z8bloY [5/6]
 スペシャルウィークに「飛来者の記憶」を受諾中
ご主人様が何度も重傷、致命傷寸前になるので私はずっとレスタを
かけ続ています。 ご主人様も回復薬を使っているので戦闘不能には
辛うじてなっていませんが、薬の補給に何回も往復するので遅々として
先に進みません。

「おかしいわぁ。 FFに職変えた時に、ちゃんと装備し直したのにぃ」
「ありがちな防具の装備忘れでは? マスターなら十二分に考えられます」
「そんな美しくない事はしないわよん。 ちゃんと光属性の武器と防具を
 装備したわよん」

 そ れ で す。 新しいお約束を作らないで欲しい。 まったく。
右手を額に当てて頭を振る。 ずれないように左手を帽子に添えて。
 ああ、話題を変えよう。 これ以上この話をしていても疲労感が
増えるだけです。  まだ序盤なんですけど、ここ。 

「AFの時に聖獣周っていましたが、カクワネ嫌いなはずでは?」
「美しくないから嫌いよん。 聖剣探してたのよぉ」
「マスター、セイバー使わないのでは? 無駄な時間と労力の使用です」
「アタシ(中の人)ダガー派なのよねぇ。 ブテンの最後の蹴りとか
 美しいわぁ」
「理由の見当は付きますが、見つけてどうするつもりだったんですか?」
「聖剣って、響きが美しいじゃなぁい」

654 名前:440とビス男番外編[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 22:11:50.37 ID:9/z8bloY [6/6]
 話題を変えて更に疲労感が増える羽目になるとは。 防具の属性を
指摘して闇防具に変更させて、念の為にご主人様の防具を確認。
 EXユニットにキリングハーツ? ご主人様の周りに舞っていた
薔薇の正体はこれですか。 普通その選択は有り得ません。

「倉庫にはヒゼリ/スタミナありましたよね?」 にこにこ
「あるわよぉ」
「フレイムガーメントも在った筈ですが?」 にこにこにこ
「あるわぁ」
「確かレッド/スタミナもですよね?」 にこにこにこにこ
「そうねぇ」
「メギドが飛んでますね、ここ?」 にこにこにこにこにこ
「そうなのよねぇ」
「装備中のEXユニットは?」 にこにこにこにこにこにこ
「キリングハーツよん」
「因みに選択の理由は?」 にこにこにこにこにこにこにこ
「この方が、美しいからよん」

 440の助言という建前の容赦無いツッコミが数時間続く事に。
装備を選ぶ時の基準も外見で選ぶのが変なビス男クオリティ。
そして全部が実話だったりします・・・。

655 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 00:11:21.49 ID:jjPYI/b+ [1/2]
>>654
投下乙
ちゃんと光防具ワロタw
属性は流石にマズイけど、キリングハーツは許してやれw


656 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/29(金) 00:20:12.19 ID:FdzC8uZ3
450「ほらご主人回復してあげるから早く突っ込みなさいよ」
主「ごめんなさい」
450「あ・・・いいわ・・・もっとうごきなさい」
主「あ・・・すいません><もうだめです><」
450「早すぎるわよ!だらしないわねえ」

 

こんなこと戦闘中に妄想してしまった俺はもうだめなのかもしれない


657 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 00:32:48.07 ID:Dwi7VhRh [1/4]
後2KB!
埋めてしまいませう

658 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 00:38:54.71 ID:Dwi7VhRh [2/4]
ムウ、足りなかったか。
案外文字数いるんだなぁ。

しかし、パシリスレ、また人が増えていい感じですな!
書き手の方々、本当にありがとう!

次スレも賑やかなパシリスレでありますように!


これで500KB越えるだろう…

659 名前:DEA ◆zPSULOVELo [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 00:39:58.40 ID:AYPX9qFr
('ω'`)

660 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 00:46:07.45 ID:Dwi7VhRh [3/4]
まだ…だと…!

埋め方下手くそで本当にスイマセン…

かくなる上はうちのパシリの恥ずかしい写真をup…

…はは、冗談デスヨパシリさん。だからそのSUV早くしまっt


ッア~


661 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 00:48:16.35 ID:Dwi7VhRh [4/4]
ゴメンマジ無理だわorz

これで駄目なら、後は頼んだ…

662 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/29(金) 01:18:34.02 ID:dXzkGtOK [1/2]
書けるかな

663 名前: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 01:35:43.38 ID:hB8un03I [1/2]
「では、次のステージに行きましょう。勇者たちよ」
主~、誰に言ってるんですか~

664 名前: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 01:39:09.11 ID:hB8un03I [2/2]
次回、「二十四」。
パシリの飲むパノンのコーヒーは、苦い。

665 名前:440とビス男番外編[sage] 投稿日:2011/07/29(金) 02:08:29.37 ID:s/EmMQP5
>>655
 ユニットの件ですが、私の話が終わった後ご主人様が美しさについて、及び
美しいという事が優先される理由について、私が話した時の倍の時間を労して
熱弁したので諦めました。 はあ、やれやれです。

666 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2011/07/29(金) 02:14:13.48 ID:dXzkGtOK [2/2]
お…埋まった?

667 名前: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/29(金) 02:19:13.65 ID:jjPYI/b+ [2/2]
パシリスレ二十三体目、書き手の方々乙でした。

450「ご主人様、後1KBが埋まらないそうですよ?」
ラピ「私、機械は苦手なのよ・・・。」
450「意外ですねぇ・・・家事はあんなにお上手なのに。」
ラピ「体動かすのは得意なんだけどね。」
450「体を・・・動かす・・・・全身運動・・・・?(モヤモヤ・・・・)」
ラピ「??」
450「シュー・・・パタッ・・・」
ラピ「ちょっと、最近オーバーヒートし過ぎよ!?」
450「ウィーィィィィ(急速冷却中)」
ラピ「(ヤレヤレ・・・私がラズリィの気持ちに気付いてるって言ったらどうなる事やら・・・)」
450「(復活~)・・・ご主人様、優しくお願いしますね。」
ラピ「何をよwwwwwwww」
450「ご主人様、ナニだなんて、恥ずかしくて言えません。」
ラピ「(ジトー)・・・」
450「倫理的におk」
ラピ「なわけ無いでしょう!そんな子にはオシオキ・・・って、待ちなさい!!」
450「ヒィィィィィ!!」

 

大したオチが無くてスマンカッタ。
今は反省している。

 





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