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361 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 00:20:29.30 ID:q0e+8Cvn
http://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu8305.jpg

 

362 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 09:30:44.82 ID:HGx0cjFo
統合したらここの作者さん達と遊ぶ日が来たりするのだろうか…
うちのパシリ自慢、とかちょっと楽しみですね

 

まあうちのパシリが最強に可愛いと言うことで、異論はみとm…やだ、何その目…

 

死にたい奴からかかってこおおおいッッ!!

 

363 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/15(木) 21:38:31.75 ID:nyL8u67w
後の第一次パシリ大戦、火の七日間である

 

364 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/16(金) 22:34:30.21 ID:KEl4SNVV
>>362
私はいつでも君の親愛なる隣人さ。

 

というわけで、両ワールドともやっておりました。
もちろんパシリは作ったキャラ7人分全員レベル100ですぜ。

 

365 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/17(土) 07:09:20.83 ID:5ZgdZj48
7股だと・・・
うらやm貴様只者ではないな!

 

366 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 後編1[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 14:56:20.81 ID:/maXRZfR
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ボンバーさん太郎の放つ擬音語ではありません。擬態語です。このような擬態語を使うのが適当と思えるほどの緊張感が、今この空間に漂っているのです。
「貴様がこのパシリの主人か」
「どうやら私に用事があるようね。そんなに珍しかった?ヒューマンの女は」
これから主~、どこなの~とわざとらしく探すつもりだったのですが、なんと主のほうからこちらにいらっしゃったのです。
マガシに襟をつかまれてつり下げられ、ぷらーんぷらーんと揺れながら連れて行かれたその矢先のことでした。合流できたのはいいのですが、何の策も考えられていない状況は、よしとすべきか迷うところです…
「ただのヒューマンならばわざわざ出向いたりするものか。貴様、暴走キャストのセンサーや監視カメラには映っていなかったな?どういうからくりだ」
「さあ?夢でも見たんじゃないの?じゃ、そういうことでその子返してね」
「とぼけるな!ただでは返さんぞ、光学迷彩の一種か?どこの技術か知らんが興味深いな、協力していただこうか…なぁに、あらいざらい吐いてもらって身体検査をさせてもらうだけだ」
身体検査!?い、いけません主!わたくしにかまわず斬ってくださいまし!、下着の中に手を突っ込まれたり豊満な胸をこねあげられちゃったりするかもしれませんよ!
「そうなの?えろーい」
「誰がそんなことを言った!調子を狂わせようとするな!」
「ほんとかなー?ちょっと頭の中のぞいちゃおうかなー」
にやにやしながら何かの詠唱をなさる主。他人の頭の中なんて、のぞけるものなんでしょうか?
いつもそうですが、主はシリアスすぎるのは好みではないようで、まじめにやる必要がない限りは常に茶化そうとします。ですから、これも本当なのかふざけているだけなのかわかりません…
「…なるほど、えろいこと考えてはないか。でも…ふふ…ふふふふふ…あははははあははは!!これは傑作ね、たしかにあなたたちが掲げるのはヒューマン至上主義だわ!あははははは…げほっげほっ」
本当に頭の中をのぞいたかのような口振り。常識的に考えればブラフなのですが、演技にしては笑いすぎですし、見せかけようとしたにしては先ほどの会話とはかみあわず、意味がわかりません。
時々わたくしは思います。主は、冗談という仮面で何かを隠しているのではないかと。その隠しているものは、このグラール文明のありようを狂わせてしまう領域にあるものなのではないかと。
常に一緒のわたくしでさえ、恐怖を感じることがあるのですから。

 

367 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 後編2[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 14:57:41.89 ID:/maXRZfR
「な、何を笑っている!従えというのだ!」
「やだ」
音速で断られて、マガシの顔が引きつります。駆け引きとして成り立ってすらいません。
「私はあなたを助けない。道はあなた自身が開きなさい」
「選択の余地があるとでも思っているのか!貴様のパシリがコロニーの道連れになるまでに助けられるとでも思っているのなら、この場でSEEDウィルスに感染させてやってもいいのだぞ!」
みしり。
ぶらさげられているわたくしの位置が上昇し、どこかで聞いたいやな音が後ろから聞こえました。正直見たくないとこですが顔に縦線を入れながら後ろを見てみると…
「ぶるああぁぁぁぁ!!」
出ましたっ!SEED・マガシ!ちょっと本当勘弁してくださいよ剣二つで十分ですよ。
それでなくてもツーヘッドラグナスの対処に困っていましたのに、SEEDフォーム化されちゃもう対処どころじゃないじゃないですか。
それにSEEDウィルスに感染させるとか物騒なことまで言って…え、あ、わたくしにですか?謹んで辞退申し上げます。
「ふーん、SEEDねえ。やってみたら?」
「なんだと…」
「その子はそんなものにはかからないわ。その目で確かめることね、『光』とはいかなるものか」
「『光』だと?なんだ…何のことを言っている?」
「あなたは何もわかっていない。『光』は脅されて使えるものではないし、まして他人任せは定義からして反してる。イーサン・ウェーバーを利用しようとしたようだけど、それじゃうまくいかないわけだわ」
主はあきれたような様子で肩をすくめてみせると、手をひらひら動かします。
「まあ、あなたの志も認めるわ。応援するからがんばってよ」
「ふざけるなッ!惑わしたつもりのようだが、このようなノーリスクの状況ではったりなどにはのらんぞ!どんな策略があろうが私は分身の一つにすぎん、この身がどうなろうが知ったことではないのだ!」
「…どのみちあなたという1体のマガシは死ぬ、か。よろしい、死ぬ前に光の一端、目に焼き付けておきなさい」
ドドドドドドドド…
擬態語がドドドに変わりました。主が何かやる気です。いつもやる気をだしてくださるならありがたいのですが…
「フォトンイレイザーは持ってきてる?本当はエフェスがほしいとこだけど、代用でいくから使って」
は、はい!意味がわかりませんがあります!
わたくしがフォトンイレイザーを構えると、主は何かの詠唱に入りました。
「イレイザーだと?気でも違えたか!」
「ちょっとした曲芸よ…遙かなるイクリプストーチの灯をもって、汝の魂を救わん。『ピュアリファイライト』!」
フォトンイレイザーからまばゆい光があふれ出し、あたりを白く染めました。

 

368 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 後編3[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 14:59:29.13 ID:/maXRZfR
何も見えない真っ白オンラインが終わり、やっとあたりが見えるようになったとき。わたくしのつりさげられている位置が前と同じ高さになっていました。さっきと同じようにおそるおそる後ろを見てみますと…
「フォトンイレイザー、返・さ・な・い」
「ば、馬鹿な!SEEDウィルスが、消滅した…SEEDフォーム化したこのマガシの体が元に戻っただと!?」
ほんとです、おはだつやつやですね。よかったじゃないですか。
「アホゥ!そういう問題か!」
いたっ!頭頂部からぐーで殴りましたね!?主にもぶたれたことないのに!
「理解できた?どれほど文明が進もうと、これだけは変わらない。便利な機械も、強化した体も、『光』の前では誤差にすぎない」
「抜かせ!絶対の力こそが唯一正義となりうるのだ!丸腰でこの名剣に勝てるとでも言うつもりか!」
「セイバーでお相手するわ。激安ショップで餌用に買ったやつだけど」
「なめるなーッ!」
マガシはツーヘッドラグナスの一本をわたくしの首にあてたまま、もう一本で主に斬りかかりました。
主は何を思ったか、マガシの斬撃から逃れながらグラインダーを取り出してセイバーに使っています。
あのぅ、グラインダーと呼ばれる品は武器のリミッターを外すもので、外したまま使うとフォトンの出力が不安定になって危険だと思うのですが…本当にそのまま使うんですか?
ですが、次に起きたことはマガシだけでなくわたくしも目を疑いました。リミッターを外され極端に不安定な状態になったセイバーの刃が、いくつにも増えて宙を舞い、それぞれ斬りかかったのです。その数、12本。
主自らも剣をとっておりますので、計13本の刃がツーヘッドラグナスをはじき飛ばし、切り刻みます。
フォトンアーツではありません。フォトンの刃がいくつもに分かれてそれぞれ動くなんて無茶苦茶もいいところですし、刃の一つ一つが違う流派と思われる動きをしているなんて。
12人の見えざる剣の達人にタコ殴りにされたかわいそうなツーヘッドラグナスの片方は、持ち手の部分まで完膚無きまでにバラバラにされて使い物にならなくなり…
ドゴォォォン。
主が動きを追えて、セイバー(定価350メセタ)をひゅんひゅんと回して前にびしっと突き出したちょうどそのとき。
セイバーが以前の強化失敗のように完全に壊れました。リミッターを外されてこんな無茶な使い方をされたのですから当然でしょう。
「今のは過去の残滓にすぎないわ。あなたに立ち向かう『光』は、この程度じゃない。ジャストアタックにジャストカウンター…グラールの人類は急速に輝きだしているんだから」
「大いなる光の再来だとでもいうのか…だ、だがまだ状況は変わっておらん!残り1本でパシリの首を落としてやっても…」
SEEDフォームから戻ってしまったうえに主の不条理アタックを目の当たりにしたマガシは、再び人質作戦に頼ろうと、あわてて残った一本の剣をわたくしの首にもっていきました。待っていましたよ、このときを!
はむっ。もぎゅもぎゅもぎゅ…元気が出る味です。焼きイカに近いかもしれません。
「な、何ィィィ!食ったァァァ!?」
人質にする相手を間違えましたね。パシリにはパシリのやりかたがあるのですよ。
というわけで…よくもぷらんぷらーんしてくれましたね!このっ!このっ!メカざわ!メカざわ!しんいちーっ!
わたくしが丸腰のマガシを足の先まで丁寧に活け作りにしている間に、主は切り離されて停止寸前のマガシの頭を持ち上げていました。
「『光』は人の意志にして創造の力。誰にでもできて、何にでも応用がきくわ。とても残念よ、レンヴォルト・マガシ。生前の意識を残したSEED・マガシになったのだって『光』によるものなのに、傀儡だからなんて理由で道を閉ざしてしまうなんて」
「お…の…れ…!貴様、は…」
「私は結末を見届けるだけ。力に溺れたあなたに運命を覆す『光』は生みだせるかしら?聞いているでしょう、カール・フリードリヒ・ハウザー」
もう聞こえてないと思いますよ、主。

 

369 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 後編4[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 15:00:27.93 ID:/maXRZfR
「ごめんねー、今日のおやつ壊しちゃった」
そ、そうですか…いいです、贅沢言いませんから…おやつがないのはさびしいですけど…ケーキ…ケーキケーキケーキ…ハンドめいどのケー…
「ぐああああああああッ!!」
わたくしが帰ったらケーキを食べたいと暗に示していたところ、ボンバーさん太郎のある方向からすさまじい絶叫が響いてきました。
あれは、ダルガン総裁の声!?


 

-続く-

 

370 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 17:02:37.07 ID:SnpWiBx7
クライマックスに向けて、また無駄な脳内解釈モデル補足です。ファンタシースター20周年ということもありますんで、シリーズの根底にあるものについてはふれておきたいなあと。


 

「深遠なる闇」
大いなる光と対になっている闇の存在。次元を越えて存在する、闇の力を司るもの。
ご存じダークファルスは、封印されたこれの憎悪が千年に一度封印の弱まるときに漏れだしてきたものと言われている。
ファンタシースター2でパルマが破壊され、アルゴル三惑星を用いた封印が保てなくなったことで人類と相まみえることとなったが、ファンタシースター4の主人公ルディ・アシュレとその仲間たちにより倒された。

 

本来は「意志や方向性を持たない、力だけの存在」であるため、『大いなる光』とも敵対しているわけではなく、交わることで何かを創造する共生関係にある(生き物ではないので「共生関係」というのも変な言い方だが)。
知的生命による意志の介入がない限りは、『深遠なる闇』は生物をゆるやかに進化させる役目を果たしている。

 

ルディと戦った『深遠なる闇』は、太古の人類が闇への恐怖から敵対者を想像し、心の奥底でいてほしいと望んだ(悪を押しつけるスケープゴートを望む心理)ために創られた実体であり、ルディに倒された後も精神体のほうの『深遠なる闇』自体は存在し続けている。
なので、ダークファルスもいなくならないのである。


 

「大いなる光」
遠い昔、アルゴル太陽系で『深遠なる闇』と戦いを繰り広げ、異次元に去ったとされる精神体。グラールでは星霊と呼ばれているようだ。
人間が自ら願いを叶える「光の力」そのものであり、力を持たず、方向を規定するだけの概念的な存在。本当は異次元に行ったのではなく、次元を越えて人の中に存在するために見えないだけだったりする。

 

伝承では敵対しているとされる深遠なる闇をほったらかしにしてどこかへ行ってしまったりなど行動に矛盾が多いが、それは『大いなる光』という言葉が指すものが二通りあり、一つは前述の光の力を司る精神体のこと、
もう一つは一部の者によって生み出された実体を持つ深遠なる闇をアルゴル3惑星によって封印した、光の力を使いこなす太古の人類のことを指している。
長い歴史の果てに二つが混同されるようになったために「大いなる光は深遠なる闇と敵対し、それを封じた」という伝承になってしまったのである。

 

ファンタシースターシリーズでのさまざまな出来事も、結局は全て人が望んだ結果としてそうさせているだけで、大いなる光と深遠なる闇にとっては、すべて道化芝居にすぎない。
別に面白がって見ているわけでもないのだが。


 

「マジックとテクニック」
マジックはミゼリス・ルツ・イーサ・ラナイをはじめとしたエスパーたちが使うことのできた、超常現象を引き起こす能力をさす(超能力に近い…と、ファンタシースター1の説明にはある。スターウォーズのフォースだと思いねえ)。
基本的に呪文の詠唱や印を結ぶなどの行動などを必要とするが、それらは集中の助けにしているだけであり、それ自体はどんなものでもよかったりする(ヒールでもレスタでもサンフォースでもキュアー・ウーンズでもかまわないのである。
なお、強力な集中ができる場合は詠唱も必要とはしないが、どんな熟練の術者でも詠唱や動作を伴った方がより強い効果を出せるのは変わらない)。

 

テクニックは使い手がごく限られているマジックを一般化するために、その詠唱を機械で再生することで、術者の集中のみで発動させることができるようにしたもの。
二つのことを同時にやるより、一つのことに集中したほうがやりやすいということで考案された技術である。
便利さではマジックの比ではないテクニックだが、記録されている音声でしか発動できないため、術者自身の詠唱の熟練による効果の増強を見込めないという欠点がある(PSOのテクニックディスクのレベルとは、どれだけうまい人の詠唱が記録されているかなのである)。

 

マジックもテクニックも引き起こす事象に集中できることが使用条件となるため、修得できるか否かは使い手の精神性、性格に大きく左右される
(泥棒シルカの使えるテクニックが逃亡用のリューカーとヒーナスであるなど。ロボットは通常の精神を持たないため使えず、ごくまれに例外が存在する程度)。
グラールの文明がその大原則を越える技術、テクニックの法撃武器へのリンクという概念を生み出したのは周知の通りだが、それゆえ逆にグラールの人類は杖や魔導具、星霊紋などの媒体がなければテクニック自体を使えなくなってしまっている。

 

371 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/18(日) 19:37:52.12 ID:63eADtmx
ケーキ ケーキ ケーキ
ああ ステキー
相変わらずにステキです。


 

372 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/19(月) 12:28:15.07 ID:JEiSV72f
設定まとめGJ。
PSOからはじめた人間だけど、光と闇の位置づけがよくわかった。
というか、公式ストーリーでこのへんの設定をある程度でも出してくれればな…

 

373 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/19(月) 20:37:54.51 ID:i4QCkkoc
なるほど、星霊は大いなる光か。
なんというかもっと身近にあるエネルギーって印象で 星霊=フォトン だと思いこんでいたぜ。

 

374 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/19(月) 22:00:28.89 ID:5bYnH3Cz
グラインダー基材の説明文をたまたま読んで、勘違いに気づいた…グラインダーはフォトンを高密度化する増強剤なんですな。
リミッター解除のことは強化カウンターの説明ですが、グラインダー+○を合成した際に解除パーツが付随されるということでお願いします…

 

>>372
>>373

 

いや、このへんの設定は今までのシリーズの矛盾を強引に解釈するためにかなり自分が勝手に解釈しているので、これがそのまんま公式設定ってわけじゃないです。

 

http://www9.plala.or.jp/open-t/ps/series/ps_menu.htm

 

このへんのサイトなんかを参照すると今までのシリーズのことはわかりやすいとは思いますが、できれば自分でプレイして見たままの真実を確かめてほしいところ…復刻版マダー?

 

あと、「星霊」は無印PSUで「グラール教団内でのフォトンの呼称」という説明がなされていたはずなので、それであってますよ。
ただ、教団内での使われ方が「星霊のお導き」だの言われているので、彼らの言うそれはむしろ旧シリーズの大いなる光と解釈したほうが自然に思えたので。
思うに、教団の高位の人物は星霊が意味するところはエネルギーであるフォトンだと理解していて、信者クラスでは大いなる光と勘違いしているのではないかと。

 

なお、フォトンは意志を持つエネルギー、Aフォトンにはそれがない冷たいエネルギーだとPSUストーリーモードで言われていたので、Aフォトン=旧メギドという構図をあてはめてみてます。
勝手すぎる?スマソ…orz

 

375 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/19(月) 22:27:15.59 ID:pD5IU4G7
もうこれが公式としか思えない

 

376 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/20(火) 00:26:46.34 ID:L2P7rohy

>>375
誉め過ぎだ。

 

持ち上げられる方はプレッシャーかかってかなわんぞ?

 

377 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/20(火) 04:55:40.62 ID:T3WCJSwz
刃がいくつもに分かれて別々に動く、か。
スパイラルか四閃三獄かで趣味が分かれるな。

 

378 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/20(火) 19:23:13.49 ID:bOGDvLsG
新パシリ配信クルー!
とりあえず少年も執事も一種類ずつなのかな…後スク水が欠番になってるのはどうするんだろ…w

 

 

<チラ裏>
特化を育ててた奴が完全勝利のEXデバイスの実装、喜べない俺、心狭すぎるかな…orz
</チラ裏>

 

379 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/20(火) 20:02:20.70 ID:0aeUzBSY
いや、おまいさんは間違ってない。
せっかくいろいろなタイプがいるのに、特化型以外認めないようなやり方はおかしい。
みんなプレイヤーにとっては可愛い相方だ。
スク水はビキニ同様、イベント配布ってこともあるかもしれん。

 

男性型実装で、このスレにも新たな地平を期待。

 

380 名前:375[sage] 投稿日:2007/11/20(火) 22:50:18.84 ID:apVdwqTF
>>376
1行でなんたる効果
プレッシャーかけるつもりはなかったし、言い方を変えてみるか…

 

うちの弟をファックしていい!

 

381 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/20(火) 23:41:10.80 ID:SS8f9+It
次のアップデートでとうとうGH-470ですね。

 

少女型から少年型へ…
男性の体になって戸惑うパシリ
でも主人への愛はきっとそのままなんだ

 

一番考えやすいのは女性の主人との絡みなんだろうけど、

 

主人(男)が自分のパシリが男になったのを喜んで
一緒に風呂に連れて行こうとして、真っ赤になって拒否る470とか

 

新しくなった体をあっちこっち調べてるうちに・・・とか

 

新しい体に不安で470がパジャマ姿でぬいぐるみ抱えながら
「マスター…今日は一緒に寝てもいいですか?」とか

 

うはww妄想止まらない俺キモスww
…ガチホモ属性なかったはずなんだけどなぁ(;´Д`)


 

382 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/20(火) 23:52:31.84 ID:wGle31Hg
「ショタ趣味の女主人」ネタが跳梁跋扈したりしてw

 

383 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/21(水) 00:19:34.31 ID:FF74akJl
空気読まずにROMってた俺がこれより駄文投下テロを開始する。

 

私の主(ぬし)はともかくどっかが抜けている。

 

「斧やソードが使えてショットガンやレーザーみたいな重火器が使える夢のような職はないのか?マイパシリよ」
「有る事は有るんですが・・・プロトランザーとか・・・」
「おーけーちょっとGコロ5階行ってくる」
と言い残すと主は一瞬で扉の奥の異空間へ消えた
「ですが戦闘能力が乏しいので玄人むk・・・ってパシリの話はちゃんと聞いてから行けってあれ程言ったのに・・・」
少々機嫌は悪いようでそれ程でもなかったりする。

 

「まぁこんな事いつもですしねぇ」
ブォン
「マイパシリよ、その、350メセタ足りなくて転職できなかったぜ!」
「まったく、それだけでないでしょうが。主はまだハンターとFFしかレベル5以上になってないでしょう。」
ビーストってのはどうしてここまでアホになれるんでしょうか?(こんな事言ったら、ぶっ飛ばすよ!の人にスクラップにされそうですが)
「とりあえずレンジャーとフォース上げる作業にまず入ってください。そうすれば350メセタくらい余裕で稼げるでしょう?」
「仕方ないな・・・マイパシリよそんじゃまずはレンジャーになってくる!」
またドアの奥の異空間へ消えていった。

 

「ってまた350メセタ足りなくて転職出来ないだろうが!馬鹿主!」
ブァオン
「マイパシリよ、350めせt・・グファ」
「こんのぉ大馬鹿ビーストォォオ!」
いきなりショットガンぶっ放されきりもみ回転しながらおッさん気味なビーストは再起不能となった。
「はぁ・・・」

 

抜けているパシリとビスオでした。


 

384 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/21(水) 00:21:50.40 ID:CqPSfj5j
>>383
マテ


 

再起不能ニシチャアカンヤロw

 

385 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/21(水) 00:26:23.30 ID:FF74akJl
初めての投下で色々おかしい所があると思うがご理解とご協力を(ry
パシリも実は若干ぬけている状態なのでその辺は多めに見てやってください。

 

もしかしたら、続く?

 

386 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/21(水) 21:59:38.56 ID:EEEEJUnG
GJ!

 

387 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/21(水) 22:31:53.95 ID:EEEEJUnG
デバイス配布後に良くある光景を書いてみた。

 

420「わぁ…450ちゃんが470になったポコ…」
470「そんなジックリと見ないで下さい」

 

420「どっから見ても男の子だポコ。はむはむ」
470「わ!わわ!!なにするんですか!?」

 

420「やあ。ちょっとどうなったか気になったポコよ?」
470「あうう…変な感じです」

 

420「あ!ここに武器があるポコ。なにに使うのポコ?」
470「主に御主人(男性)用なんですぅ…」

 

420「なんてサブウェッポン」

 

お後が宜しいようで。

 

388 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 07:51:48.09 ID:UwPrIWgb
後ろから失礼します!

 

アッー

 

389 名前:219(1/4)[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 23:31:35.00 ID:9lDyQ6NE
煮込んで煮込んで煮詰まってどうしよっかなーとか思ってたらいつの間にか半年近く経ってた罠
新ジャンルパシリスレ十一体目>>355からの続きです

 

 

390 名前:219(1/4)[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 23:32:08.18 ID:9lDyQ6NE
-----------ガーディアンズ宿舎-------------

 

パシュ~・・・・

 

パシリ 「ふう・・・・・」

 

部屋を出てコロニー噴水前に向かう
・・・大丈夫だ、準備は完璧、
服も卸したて、髪もばっちし
愛銃のシッガ・ボマもピカピカ、メンテナンスもばっちりだ

 

パシリ 「うふぇふぇ・・・・」

 

ご主人様とデート・・・・初デート・・・手を繋いで一緒に歩いたり
食べ物をあ~んしたりしてもらったり・・・
綺麗な夜景が見える丘で・・こう・・・ぎゅ~っと・・・・むちゅ~っと・・・

 

パシリ 「きゃっほーーーー!!!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

 

----------------ガーディアンズコロニー噴水前--------

 

パシリ 「('A`)」
ニュマ娘 「へへ~♪パパ~♪」
男   「おーよしよし、さて、パシリも来たしぼちぼち行くか」
パシリ 「・・・・・あの・・・ご主人様?」
男   「ん?なんだ?世界が終った様な顔して」
パシリ 「・・・なぜ・・・ヒュマ娘様達がここに?」
男   「ああ、ほれ、前にニュマ娘遊びに連れてく約束してただろ?」
男   「せっかくだし一緒にどうかって誘ったんだ」
ヒュマ娘 「すいません、急にお邪魔しちゃって」
パシリ 「ああ・・・いえ・・・構いませんよ・・・ええ・・全然・・・はぁぁぁぁ・・・・・」

 

なんだ?1時間前はあんなにテンション高かったのにえらい急降下してるな
これほど凹んだパシリは「GRM社発 多機能型帽子R-1 夏限定モデル」を買い逃した時以来だ
あの時は三日三晩部屋の隅で体育座りして大変だった

 

391 名前:219(2/4)[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 23:32:54.54 ID:9lDyQ6NE

 

男   「んじゃ早速映画館行くか」
パシリ 「ええ・・・あ・・・ご主人様・・・・あの・・・・手・・・」
ニュマ娘 「パパ~♪」
男   「おお、迷子になるといかんから手を離しちゃいかんぞ」
ニュマ娘 「うん♪」
パシリ 「・・・・・・・・・・・・・・・」
男   「ん?どうしたパシリ?・・・んぐう!?」
パシリ 「私も手を繋いで行きますけど良いですよね!?答えは聞いてません!!」

 

ギリギリギリギリギリ!!!!

 

どこかの龍みたいな事を言って強引に手を繋ぐパシリ、というか痛い、手が凄く痛い
こいつ絶対握り潰す気だ

 

ニュマ娘 「えへへ♪」

 

満面の笑顔で手を繋ぐ天使

 

パシリ 「うふふ・・・・♪」

 

満面の笑顔で手を握り潰す緑色の悪魔

 

ヒュマ娘 「あらあら♪」

 

そしてその光景を微笑ましそうに見ている女神
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
うむ、頑張れ俺、負けるな俺、今日うまくいけばこの女神とあんな事やこんな事を

 

ギウウウウウウウウウウウウウ!!!!

 

男   「んうううううううう・・・・・!!!!」
パシリ 「さ、早く行きましょう、ご主人様」
男   「OKOK、行こう行こう、すぐ行こう、だから落ち着け、時には落ち着けブラザー」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


392 名前:219(3/4)[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 23:33:26.12 ID:9lDyQ6NE

 

---------------------映画館--------------------

 

ヒュマ娘 「そういえば、映画って何を見るんですか?」
男   「あ~・・・、特に決めて無かったが・・・・なんか見たいの有るか?」
ニュマ娘 「私これ見た~い!」

 

マジカルキャスト☆ルゥ ~発動!恋のSUVウェポン!!~
秘密結社イルミナスの刺客マガシがルゥに襲い掛かる!
必殺のマジカル☆ぐれね~どを封じられ苦戦するルゥ
果たしてルゥはマガシに勝つことができるのか!?

 

男   「うぬう・・・魔女っ子コスチュームで動き回るルゥタソはなかなか・・・」
ニュマ娘 「パパ~これにしようよ~」
ヒュマ娘 「私はなんでも良いですけど・・・・パシリちゃんは?」
パシリ 「私も別になんでも構いませんよ」
男   「んじゃこれにするか、すいませ~ん」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・


 

393 名前:219(4/4)[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 23:34:22.03 ID:9lDyQ6NE

 

----------------------------------
フゥハハー、ここホルテスシティは我々イルミナスが占領した!!大人しく我等に従うのだ!!
待ちなさいイルミナス!!貴方達の好きにはさせません!!
ぬう!?来たな!マジカルキャスト!!今日こそ引導を渡してくれるわ!!!
----------------------------------

 

ポップコーンを食べつつ映画を見る
・・・・良いなぁ・・・・魔法少女・・・・俺のとこにも来ないかな・・・

 

「悪を倒すために協力してください!」
「魔法のパワーを回復するにはあなたと:*~¥@lをする必要が・・・」

 

・・・・・・・・・・良いなぁ・・・・
今度オウトクサンに巫女参りに行くついでに魔法少女くださいってお願いしてこよう

 

------------------------------------
キャー!!は、離しなさい!!!
フゥハハー捕まえたぞマジカルキャスト!!たっぷりといたぶってくれるわ!!
イヤアアアァァァ!!
-------------------------------------

 

うねうねとした触手に捕まるルゥ
おお・・・!すげえ!触手だ!触手プレイだ!!
最近の少女アニメは進んでるな!!!
良いぞ!マガシ!!がんばれ!!もうちょっとだ!!!

 

------------------------------------
まてぇぇぇい!!!

 

      [ `・ω・´]  *
      ノ/  />
      ノ ̄ゝ

 

な、何奴!!
[ ゚Д゚]貴様らに名乗る名は無い!!トオオオオオ!!!
ウワアアアア!!!
-------------------------------------

 

マガシ達を薙ぎ倒していく箱
・・・・・・・・・・・・・・
箱・・・空気読めよ・・・
客席のお父さん達もがっかりだよ・・・もう・・・


 

394 名前:219[sage] 投稿日:2007/11/22(木) 23:35:18.89 ID:9lDyQ6NE
そして続きはまたそのうち、今度はそれほど遅くならない・・・はず ノ

 

395 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/23(金) 01:29:30.13 ID:sNXEj21R
地味に駄文が思いついたため、司令部、駄文テロを申請する。

 

ぬけているパシリ、ビースト

 

リタイアしてから数日後、とっととプロトランザーに転職したビスオと砂漠のミッション中

 

ええ、暑いです。とっても
慣れない所には来るものじゃないですね。
もっと暑苦しいのはそこでヒャッホイしてる馬鹿ですけど。
そりゃあ今までラボル・カールだったのを流石に見かねて氷メイガライン作ったら、何で此処にくるんでしょうか。
「イヤッホーイ」
ああ、聞こえます。
馬鹿がSランクのヴァンダにジャブロッガでつっこんで歓喜の声をあげています。

 

「で、何で雑魚を散らしてるんですか。何で火炎放射を直に一斉放火浴びてて楽しそうなんですか。この人は・・・」

 

「やはり我が故郷の地は癒される。マイパシリよ一緒にジャブロッガしようじゃないか。ンギモッチィィぞぉ」

 

馬鹿は風邪をひかないとは言うが。この馬鹿は出力全開ショットガンで腹に打ち込まないと痛みすら感じないのか?

 

「あのですねぇ主。私が斧なんか使えるとでも思ってるんですか。と言うより、誰もいないし報酬も少ない仕事しかない砂漠に何で来るんですか。もっと他にあるでしょうが」

 

「そういえば、そうだな。まぁ最近此処に来る事もしばらく無かったし、プロトランザー転職とお前の初防具作成祝いにたまには懐かしい故郷に戻るくらいは良いじゃないか。」

 

「私にしては良い迷惑ですけどね。こんな暑苦しくて危険な所なんて」
とは言え、昔はもっとこの地方は活気が有ったと聞きます。
以前のビースト大量虐殺事件以降。この地方に寄るガーディアン達が居なくなり、治安が悪化し、以前より多くのSEEDフォームがモトゥブ全域に広がっています。
ディマゴラスやこの手の化け物が砂漠を横断する旅人を襲う事も少なくない。

 

「このくらい片つけておけばこの辺のSEEDフォームはしばらくは大人しくなるだろう。この辺で帰るか」

 

「そうですね。こんな危険な所でピコハンと氷メイガラインで挙句プロトランザーで遊んでいればいくら命があっても足りませんね。とっとと帰りましょう。」

 

 

 

396 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/23(金) 01:31:29.59 ID:sNXEj21R
その時、空を飛んでいる大きな化け物が飛んできた。
大きさはビル・デ・ビアの3倍はあろうという巨体が急に急降下してビスオ達の前に下りてきた・

 

「こいつは、ディマゴラスじゃないですか。主、危険です!どっかに隠れましょう」
その時ピコハン装備のまま勇敢にハイジャンプする何者かがディマゴラスの頭部目掛けて飛んでいった。

 

「ここであったは1年と3ヶ月23日目!今日こそ貴様にカァァツ!」
ええ、馬鹿でしたこいつは本当に馬鹿です。どうやら私の声も聞こえてないようです。
いっそ置いていって主を餌にして逃げ帰ろうか・・・あ、弾き飛ばされた。

 

「しまった、そういえば今の我はテクター並の力しかなかったんだった。助けてマイパシリ~」
さっきジャブロッガでヴァンダ倒してたのはどうしたんだ。と言いたいが、そんな事言ってる暇はないか

 

「まったく世話の焼けますね。それじゃ主はもう一度ジャブロッガでもしてください。後は何とかしますから」

 

その時無数の石つぶてが飛んできたが。
パシリはショットガンで目の前の石だけ撃って勢いを殺してダメージを弱めた。
「痛いですねぇ。これだから超大型エネミーは嫌いなんですよ。さぁ行きますよ主」

 

「本当に我がマイパシリながら恐ろしい子。だが今度こそ貴様にカァァツ!覚悟しろディマゴラス!チョェェエエ、ウゲ(ガシ」

 

案の定、主は捕まれて地面に頭から叩き付けられ生き埋め状態になってしまったが。生きている様子だ。

 

「時間稼ぎにしては上出来です。」
何時の間にディマゴラスに乗ったパシリが銃口構えて翼に向けて。
ズドォン、ズドォン、ズドォン以下エンドレス(ry

 

ディマゴラスの羽はボロボロになり飛べなくなっている隙に、生き埋めの主掘り起こして砂漠の果てへ消えた。

 

「まったく散々でした。」
「いやぁ散々だったなぁ。FFの我ならあんな奴ビターベリーだったんだがな。なぁマイパシリ。」
「そんな訳が無いでしょうが!しかし少々疲れました。今日はたまには奮発してバーニングスパイシアにしますか。」
「ウホ、我大好物じゃないかハ・ヤ・ク作るんだ」

 

その後、特製ジョロキアベリーを大量に使って出来た辛さ通常の50倍のバーニングスパイシアを食べたビスオの断末魔が聴こえてきたとか。

 

「しまった、つい手元が狂った」


 

砂漠のディマゴラス完

 

397 名前:395[sage] 投稿日:2007/11/23(金) 01:36:40.66 ID:sNXEj21R
ええ、どうも。続き一応書く事にしました。
どうもPMの方が主よりもディマゴラスよりも強いの仕様です。

 

>>219個人的に箱が出て空気呼んでると思ってしまった自分ガイル

 

398 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/23(金) 16:32:56.12 ID:lYO+j+fV
お久しぶりでございます、パパと412作者です。

 

ROMって他人の作品を読むのはいいものです。
自分とは違う表現があって、色々楽しめました。
それぞれの味があって面白いし。

 

さて、ネタもある程度そろったので、久々に書いてみました。

 

それでは「僕の最終稼動試験の日」、投下開始です。
ご拝読くださいませ。

 

399 名前:僕の最終稼動試験の日(1)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/23(金) 16:33:54.08 ID:lYO+j+fV
 まだ少し暑さの残る、十月上旬のある日。
 GRMの第5研究棟内の通路を歩く、新型PMの姿がありました。
 外見はどう見ても少年にしか見えませんが、その身長は90Rpほど。
 すれ違う研究員の幾人かは、このPMとすれ違う際に声をかけ、挨拶していきます。
「やぁ、『ソル』。今日もお散歩か?」
 また一人、古参の研究員が挨拶がてら、PMに声をかけます。
「はい、中庭まで」
「今日の外は日差しが強いから、熱管理には注意しろよ?」
「分かりました。それでは」
 軽く会釈をして、そのPMは再び歩き出します。

 

「そうか、日差しが強い日は、熱管理に注意が必要なのか…」
 僕は情報を整理しながら、「お散歩」を続けます。
 初めまして、僕の名前は『ソル』。
 世間じゃショタ型とか言われている、GH-470こと少年型パートナーマシナリーの先行量産試作機です。
 僕達の生みの親は、パシリを一手に製造しているGRM。特に、PM研究部門の研究主任が僕の『とうさん』と言ってもいいと思います。
 既に名前がつけられていますが、これは研究棟内での判別に使う識別呼称です。
 識別呼称の由来は、『息子』という単語からの連想からだそうで、息子→son(息子)→sun(sonに似た音)→sol(sunと同じ太陽という意味)→ソル、という、ちょっと安直な連想です。
 ソルは太陽を示す古い言葉だそうですが、本当かどうかは僕には分かりかねます。まだ、データが足りないようですね。

 

『業務連絡。GH-XY1、研究主任がお呼びです。速やかに運動訓練を中止し、研究室に出頭して下さい』

 

 あ~あ、今日の「お散歩」はここまでか。
 僕の日課、研究棟内の散策は、運動訓練の一環です。
 今日は、中庭の噴水まで行って、魚に餌をあげようと思ったのに…。
 でも、『とうさん』が僕を呼ぶなんて…今日は予定が無いはずなのに、何か、駆動試験の追加でも来たのかな?
 しょうがない、戻ろう。

 

 くるりと後ろを振り向くと、緑と青の塊が目の前にいます。
「「わっ!」」
 聞こえたのは僕と女の子の声。
 直後に、僕の肩に何かが触れて、頭上を通り過ぎて行きました。

 

 すたんっ!

 

「は~、危なかったぁ、急に止まらないでよね!」
 背後から聞こえた声と着地音に振り向くと、そこにいたのはGH-412です。
 ちょっと変わっているのは、デザインは似ているけど、眼鏡が412の標準タイプじゃないこと。

 

『PMメンテナンス部より通達。検査主任、速やかに総合運動場に出頭して下さい』

 

「あ~もう、分かってますよぅ!こっちだって忙しいんだからね!」
 スピーカーに向かって怒り出す412。
 あれ?パシリなのに、検査主任、ですか?
「あの、君…」
「何よ、用件は手短に!」
「えと、あの…君、パシリなのにPM検査主任なの?」
「そうよ!じゃね!」
 うわ、凄い勢いで走って行っちゃった…

 

400 名前:僕の最終稼動試験の日(2)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/23(金) 16:34:25.83 ID:lYO+j+fV
『PMメンテナンス部より通達。検査主任、速やかに総合運動場にお越し下さい』
『うるさ~い!今、着いたわよ!!』

 

 あ、さっきの412の声がスピーカーから聞こえてきた。

 

『検査主任、棟内放送に割り込まないで下さい』
『うるさいわね!今日は3時間遅れるって、1週間前から言ってあったでしょ?!まだ40分以上時間があるわよ!!
 あんまりグダグダ抜かすと、ここのマシナリーとキャスト、制圧して暴走させちゃうからね!』

 

 なんか物騒な会話が聞こえてきますが、とりあえず聞こえないことにします。
「はっはっは、相変わらずだなお嬢ちゃんは」
「あれ?とうさん?どうしてここに」
 外見は老けてますが、50にまだ手が届いていない男性ヒューマン。僕の『とうさん』でPM研究所の研究主任の一人です。
 パートナーマシナリーの初期開発陣の一人で、PMの生みの母と言われた女性と同僚だった人です。
「お前がなかなか来ないので、気晴らしがてら来てみたんだ。
 今後のお前の予定が決まったのと、会わせたいパシリがいたのでね」
 あの、今すごーく、いやな予感がしたのですが…
「とうさん、もしかしてそのパシリって、さっきの物騒な放送していた412のことじゃ…」
「おや?一人にはもう会ったのかね」
 ニコニコしながらそう言ったとうさん。
「かわいい娘だったろう?」
 それを聞いた瞬間、記憶野から映像データがフラッシュバックします。
 彼女が僕を飛び越えた瞬間に、スカートの中が丸見えになった映像です。
 僕は顔が赤くなり、あわててそのデータを永久抹消します。
「と、と、とにかく、廊下で立ち話も問題がありますから、どこかに移動しませんか、とうさん」
「ふむ、そうだな。どうせなら、中庭の噴水まで行ってみるとしよう。運動訓練を中断させる必要は無かった訳じゃからな」
「はい、わかりました」

 

 通路を規定コースで歩き、中庭に出ます。
 早速、噴水に駆け寄ると、中で飼われている魚達が僕の方に寄ってきます。
 魚というのは、足音を感知して僕だと認識できるという話を、最初にここに来た時に研究員から教えてもらいました。
 ナノトランサーから食堂でもらったパンくずを取り出し、量を加減しながら与えます。これが、指先の訓練になるそうです。
「餌をやるのは楽しいかね?」
 とうさんがゆっくりとやって来て、僕にそう尋ねます。
「はい。魚達が食事をする光景は、とても楽しそうに見えます」
「そうかそうか、楽しそうに見えるか」
 噴水の縁に腰を乗せ、とうさんがのんびりと僕の様子を観察しています。
 餌のパンくずはすぐに無くなりました。
 あんまり餌を与えると、病気になりやすくなるという話なので、持ってくる量は加減しています。
「はい、今日の分はおしまいだよ」
 僕の声が理解できるはずは無いのに、魚達は三々五々と散っていきます。

 

401 名前:僕の最終稼動試験の日(3)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/23(金) 16:35:00.37 ID:lYO+j+fV
「さて、ソルよ。お前の稼動試験はもうすぐ終了する」
 とうさんは、僕の餌やりが終わるのを見計らって話し始めました。
「基礎データはほぼ収集が完了したので、今後は実践データを収集する事になっている。
 そこで、お前をガーディアンズのPMとして登録し、どこかの隊員に主人となってもらって、GH-101からの経過を見たいと思っている」
「え?僕が実践投入ですか?基本躯体システムは組み込まれてませんが」
 基本躯体システムとは、赤玉ことGH-101から400番台に躯体を進化・成長させる機構のことです。
 僕の場合は最初からこの姿で作られているので、そのシステムが元から組み込まれていないのです。
「だから、それを組み込んで、という事になる。
 既に、モニターの募集を行った。まだ選考段階だが、相応の人数が募集してきた。
 もっとも、『ショタパシリを愛でる会』とやらの会員が多くて、少々難航しているがね」
 僕の背筋を、冷たい物が流れたような気がしました。
「それで、実際に僕が投入されるのは何時ですか?」
「暫く先の話になる。先ずは、基本躯体システムを組み込んで調整しなければならないし、お前自身も製品仕様にリメイクする必要があるからな。
 量産機にお前の意識体データを移しても、稼動記録転送システムを組み込む余裕が無い構造をしておるから、仕方が無いといえば仕方が無い。
 …そうそう、聞いておかねばな。
 ソルは、主人が男性のほうがいいかい?それとも女性かね?」
 う、いきなり究極の2択ですか?
「…即答する必要がありますか?」
「2、3日は余裕があるから、じっくり考えて見なさい。
 お前のデータが、これから生まれてくる弟達に還元されることを忘れなければ、特に問題は無いからの」
「…………それなら、女性の方がいいです。異性タイプとの生活情報は、多いに越したことは無いと思われますから」
 あんまり熟考しませんでしたが、同性タイプ同士よりは環境が複雑で、得られる生活情報は多いでしょう。
「よろしい。選考基準の参考にさせてもらうとしよう」
 さて、一体どんな人物が僕の主人になるのか、楽しみです。
「―――ここにいたのか、研究主任」
 突然、とうさんに声をかけてきた人物がいます。
 身長は180Rp位でしょうか、薄く日焼けした肌に贅肉の少なそうな標準体型の男性ヒューマン。
 季節外れのコート姿なので、見ていて少し暑苦しいです。
 特徴的なのは、ポニーテールに結った暗い紫色の髪の毛と琥珀色の瞳です。
「ああ、間に合ったのかね」
「なんとか。ガーネッタのデータ収集日と、対策室の勤務日程が、ここまでブッキングしなけりゃもっと楽だったんだが、仕方ない。
 お陰でロザリオがご機嫌斜めだよ。
 対策室オペレータールームに半日缶詰なんて、あいつの性に合ってないな、やっぱり」
「そうかそうか。では、先ほどの放送は耳に…」
 うんざりした表情を浮かべる男性。
「ああ、嫌ってほどしっかりとな。
 冗談が冗談に聞こえないのが、あいつの怖いところだよ」
 そう言って苦笑する男性。
「あの、この方は誰なのですか、とうさん」
「おお、紹介がまだだったな。この男は、さっきお前が会った412の主人で、『対PM対策室』のガーディアンズ側の隊員だよ。
 以前は、ここの警備主任を務めていたこともあるし、最近は肩書きがやたらと増えたので、会う人それぞれが好き勝手に呼んでるよ」
「俺はこの1年、ずっとガーディアンズ機動警備部所属隊員の肩書きで通しているんだがな…
 ま、もう暫くしたら、肩書きがガーディアンズの機動警備部対PM対策室PM統括主任に一本化されるから、多い肩書きも今だけだ」

 

402 名前:僕の最終稼動試験の日(4)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/23(金) 16:35:32.26 ID:lYO+j+fV
 そう言いながらも教えてくれたのは、ガーディアンズの機動警備部隊員、同対PM対策室PM統括主任、総務部設備管理課PM管理係現場担当官。
 それから、GRM側の対PM対策室PM統括主任、PMメンテナンスサービス部門整備主任補佐。
 まだある様子なのですが、教えてはくれませんでした。
 それにしても、その殆どがパシリに関連しています。ガーディアンズの隊員にしては、パシリ漬けの度合いが大きいようですが…。
「よろしくな、GH-XY1。それとも、ソルがいいのかな?」
「ソルでいいですよ、ミスタ…えっと、なんてお呼びすればいいのですか?」
「好きに呼んでくれ。よっぽど妙なのでなければ、俺は気にしないぞ?」
「…では、『教官』と呼ばせてもらってかまわないでしょうか?」
 何故か、不意に『教官』という単語が浮かびました。そしてそれが、この男性の呼称として、僕にはなんとなくしっくりしたので、了承を取ってみます。
「…『教官』、か。かまわないが…そういう呼び方をする奴は、お前が初めてだな…」
 感慨深そうに言う男性。
「では、改めて。教官、よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな、ソル」
 握手を求めた僕の小さな右手を、大きな右手で握ってくれました。
 今まで僕が出会った数少ない外部関係者は同盟軍でしたが、大抵は握手なんてしてくれませんでしたから、ちょっと驚きです。
「そういえば、ジュエルズ達は元気かね?」
 僕達の挨拶が終わるのを待って、とうさんが話を切り出します。
「ああ。今日は全員メンテの日なんだが、業務の兼ね合いから時間をずらして、一人ずつやってる。
 お陰で今日の俺は、あいつらのご機嫌取りの為に、ここに缶詰―――おっと、そろそろ次のが来る時間だ。
 じゃあ、これで。検査室に行ってやらないと、あいつらがすねるのでね」
「大変だな、君も」
「好きでやってるんだ、大した事じゃないさ」
 軽く手を上げて挨拶の代わりにすると、立ち去ろうとしました。
「―――あ、父様!良かった、間に合った!」
 あ、さっきの412さんがやってきましたが、教官を見て『父様』と呼んでますが…
「ひさびさのポカミスだな、お前も。人前で父様は止めろと言ってるだろうが」
「…あ、そうでした。研究主任さんの前だから、つい気が緩んじゃった。
 …あれ?そこの新型くんは、前に話があったソルくん、ですか?」
「ああ、そうじゃよ、お嬢ちゃん。君に会ったという話は聞いてるよ」と、とうさん。
「そっか。さっきは急いでたし、他の二人の470と見分けがつかなかったから、誰が誰なんだか分かるまでは保留にしてたのよね。
 改めて、初めまして!
 型式GH-412、製造ロットPMGA00261C5D7-B5、識別名称はロザリオ・ブリジェシーよ」
 そう言って、僕に利き手で握手してくれます。
 握った手は柔らかくて、あったかくて、この距離だとちょっといい匂いがします。
「こ、こちらこそ、よろしく…か、開発コードGH-XY1、ソルです」
 目一杯緊張して、名乗り返しました。この時は緊張しすぎて、型式や製造ロットを言い忘れている事にも気づいていませんでした。
「…XY1?ふ~ん、じゃあ、私達の一番最初の姉妹はXX1だったのかな?」
 ロザリオさんが疑問を口にすると、とうさんはゆっくり頷きました。
「正解じゃよ。極々初期は、その開発コードじゃった。女性型パートナーマシナリー試作機、GH-XXシリーズ――――」
「お呼びかい?研究主任」
 中庭の入り口に、見慣れない型式のGHー4xxが立っています。
 明確な型式が不明に見えますが、現行のGH-410~450シリーズの特徴が入り混じった姿をしています。
 黒い髪、青い瞳と明るい肌色の人口皮膚以外は、オフホワイトで統一されたパーツや服を着ているので、かなり違和感があります。
「いいタイミングじゃな、ちょうどお前さんの話をしておった所だ」
「そうかい、なら、あたしからの説明は省いてよさそうだね。
 本当は先に片付けないといけない急ぎの用件があったんだけど、どうやらここで片付きそうだしね」

 

403 名前:僕の最終稼動試験の日(5)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/23(金) 16:36:22.42 ID:lYO+j+fV
 やってきた彼女は、教官とロザリオさんに顔を向け、親指を立てた手で通路の方を指します。
「お二人さん、ジュエルズが検査室でやかましいから、さっさと行っておくれよ」
「おっと、そうだった。すまん、お前に迷惑かけたようだな、イヴ」
 教官が彼女を名前で呼びました。そうか、彼女はイヴって名前なのか。
「なぁに、これもあたしの仕事さね。でも、さっさと行ってくれると助かるねぇ」
「そうだな。
 それではこれで。行くぞ、ロザリィ」
「はい~。これで失礼しますね、皆さん」
 二人は軽く会釈をすると、足早に立ち去りました。
「で?例の新型ってのは、このぼうずかい?」
 僕の方に振り向き、値踏みするような眼で僕を観察しています。
「そういうことじゃ。
 ソル、彼女がさっきの話題の主、試作型PMのうちの一体で現在は新型部品の実稼動評価を担当している――」
「型式GH-400-X2、製造ロットPMLxxE.V.E.-X2nxxxx、識別名称はイヴだよ。
 色々と話は聞いてる。宜しくな、ぼうず」
 そう挨拶され、頭をくしゃりと撫でられてしまいました。
 製造年と改修経歴は秘匿情報なので教えてもらえませんでしたが、僕達PMの“最初の姉妹達”です。
「初めまして、開発コードGH-XY1、型式GH-470-X1、製造ロットPMLA01S.O.L.-X1、識別名称ソルです」
 握手をするために、いつものように右手を出そうとしましたが、彼女がその前に、いきなり僕に抱きつきました。
 もちろん、そんな事をすれば、彼女の胸の柔らかいふくらみが僕の胸に押し付けられる訳で…
 その刺激で感情デバイスがとある指示を躯体に出し、結果として循環系の圧力があがってきて、ある部位がこーふんしてきました。
 マズイです。 
 咄嗟に彼女から腰を離すように動くと、彼女に右手で素早く股間を掴まれてしまいました。
「ひぁっ!あ、あの、えっと…」
「反応正常、稼動状況は良好、こっちは問題無いね。
 研究主任、上からの緊急通達通り、こいつの稼動評価試験を行うからね」
 彼女のその言葉に、無言で頷くとうさん。
「そんな話は聞いてませんよ、とうさん!」
 つい声を荒げ、とうさんに問いただしました。
「そりゃ、まだしとらんからなぁ」
 ポツリと呟いたとうさんの言葉が、嫌にはっきりと聞こえました。
「まだ、って、そんな手落ちな!もしかして、だまし討ちって奴ですか?!ひどいよ、とうさん!」
 混乱気味の僕への説明に困った様子のとうさんを尻目に、イヴさんが僕をそのまま連れて行こうとします。
「さ、行くよ、ソル」
「行く、って、何処にですかぁ!」
 どういう訳か身の危険を感じた僕は、つい大声を上げました。
 そんな僕を、不思議そうに見るイヴさん。
「どこって…あたし専用の稼動評価試験部屋だよ。
 あんたのこの『パーツ』の稼動試験の相手になってやるんだから、ありがたく思いな」
 喋りながら、僕の股間を絶妙な加減で触り続ける彼女。
「緊急だけど、今回が最後の稼動試験なんだし、この評価次第で量産開始の時期が決まるんだ、ちょっとは気張りな。
 ――そんなに心配することは無いよ、初めてなんだから、やさしく『して』あげるさね」
「あ~っ!助けて!とうさぁ~…」
 僕は彼女に抵抗することも忘れ、とうさんに助けを求め続けながら、その場から引きずられていきました。

 

 ―――数時間後。あえて数時間後と言っておきます―――

 

 倫理的に表現の出来ない稼動試験が終了し、僕は何かを失った気がしました。
 試験にかこつけて、彼女に色々やらされた気がしますが、よく憶えていません。
 周囲の研究員達からは慰めの言葉を掛けられましたから、あんまりいい事じゃなさそうです。
 こんな調子の僕が、実践投入に耐えられるのでしょうか。
 僕のパシリ生は前途多難なようです……orz

 

 ―――終わり―――

 

404 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/23(金) 16:38:14.63 ID:lYO+j+fV
投下完了です。

 

とりあえずGH-470ネタで書いてみましたが、続きは未定です。

 


405 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 00:51:15.53 ID:TGv596en
>>363を見て

┏━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃ HP 0/200000.       ┃HP 0/28000         ┃
┃------------------  反┃-----------------.     ┃
┃ EN 255/255   ━━━┃EN 100/100    ━━━┃
┗━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━┛

 

 

                          [・ω・´]
                   ・=―   -,=┳ノ
                           く  \

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃┌────┐ 箱「あ、当たれ!! …ばいいなあ…」 ┃
┃│[・ω・´].  |.                         ┃
┃|    (゚-゚ )|.450「これ外したら、              ┃
┃└────┘ .  今晩のおかずも、もやしですよ!」   ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

こんな妄想が浮かんだ俺はおそらくスパロボ厨

 

406 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 01:39:11.94 ID:s37/YwVr
>>405
いや、火の七日間だったら、相手はこれだな・・・。

 

┏━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃ HP 200000/200000   ┃HP      15/15     ┃
┃------------------  反┃攻 -----------------... ┃
┃ EN 255/255   ━━━┃EN 1/3    ━     ...┃
┗━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━┛

 

      _,, -‐ ''"~ ̄`ヽ
    ,..-''"         \
  /     ,r' ̄`i    `i_,,,...  -‐ ニ=-
  r'し `-'  i○゚ ノ   ( ̄_,,..  -‐ ''"_________
 /  `l /  J`‐-''/ ( ̄`'' ‐ 、_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/   / /  ,  |  |,- 、 ̄`'' ‐ 、二ニ=-
|   / し |  |  |.l、 ヽ  .  :
 ̄\l'_  |  |  ,l |.\ `、  : .     -
     \ | / ノ | `-、`ヽ、_  `
  /    V  ,i' し||    ̄ _____________
  |     \_|Jミミ||`‐、_.",,:: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  .|  /    `l彡| |ミヽ\
  し '  ,,.. ''  `''ヽ、ヽ |-‐i
     r'  τ ノ  `i| |'' "
     ,i'  ノ (    l| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃┌────┐ SEED巨神兵「ブルァァァァァ…!!!」 ┃
┃│.   ,-、l │                         ┃
┃│   l__ノ{_ │                         ┃
┃│,. ' , ',, ii}│                         ┃
┃│_,,<-ri!ll''ヽ│                         ┃
┃└────┘                         ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

407 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 02:04:23.13 ID:TGv596en
>>406
ナウシカは浮かばなかったw
┏━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃ HP 200000/200000   ┃HP       .0/15     ┃
┃------------------  反┃攻 -----------------... ┃
┃ EN 255/255   ━━━┃EN 1/3    ━     ...┃
┗━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━┛

 

 


_______________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                          ...
                    ヽ[;ω..::: .
                      / ..:: ...
                     / ̄<:::
______________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃┌────┐.箱「ぎゃあああああああああああああ」 .┃
┃│ [;ω;`]  |.                          ┃
┃|        |.                         ┃
┃└────┘.                         ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

408 名前:名無しオンライン[] 投稿日:2007/11/24(土) 06:56:17.49 ID:Z37VfB60
ねえ職P多い方が戦闘値多くふえるの?

 

409 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 07:54:01.42 ID:rQL4nViq
>>399-404
ソル君に萌えたよGJ
続きキボン


 

410 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 10:44:50.96 ID:opc+r3wt
>>404

 

量産型の470系も前途多難な運命なのかなぁ・・・・・・w

 

411 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 11:38:27.59 ID:lJIPT0XV
>>408
パシリの戦闘値はクリア時のランクで固定
難易度CでSクリアが最速かな~

 

412 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 13:03:35.20 ID:71dUyBlP
パパ作者様、相変わらずGJです。
ショタスレのノリにはついていけんが、この子は可愛いなぁ。

 

しかし、やはりパシリにはそういう機能が標準搭載なのか。
人間のために使われる「道具」なことを再認識して胸が痛い。
ソル君と後継機たちが強く生きてくれることを祈るぜ…

 

413 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 14:22:27.12 ID:t9Athdyt
今に始まった話じゃないが、何でもかんでもクリアランク依存って報われない話だよなぁ。
必死に戦ってゾンビしてクリアしたら戦闘値はむしろ伸びそうなのに。

 

>>405-407
笑った、GJw
スパロボとPSUって似てるよな。主に99%の信憑性とか。

 

414 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/24(土) 21:08:15.80 ID:FXPDBX6h
>>403
さっそく470ネタ来たか、しかし初っ端から可哀想だ色んな意味で・・・w
女兄弟の仲に一人うまれた弟って感じで幸せそうに見えなくも無いんだがw

 

>>405-407
は、箱ぉぉぉぉぉ!!

 

415 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/24(土) 23:32:32.20 ID:XP60z2BS
>>405-407
 箱、悲しすぎ。でも、それがスパロボックw

 

>>409、410、412、414
ご拝読いただき、有難うございます。
続きはもうちょっと暇が出来たら書こうかと思います。
量産GH-470の前途は、プレイヤーである俺たちによって変わるとは思いますが、どうなりますやら…
まぁ、ソルの場合、もう暫くは受難に満ちた生活が続く予定です。
作中のパシリ達に生理的欲求のはけ口となる機能をつけたのは、色々な意味で十分考えられる事態だからですが、
女性隊員が多いと発覚した今(笑)、GH-470の登場は当然のような気がしますね。

 

多分、次回投下はパパとロザリオの話になると思いますが、場合によってはWiki保管庫に直投下になるかもしれません。
ちょっと中編くらいの量(10kメモ帳3枚ちょい)があるので、状況次第ですけどね。

 

それでは今回はこの辺で失礼します。

 

416 名前:219(1/6)[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 02:00:25.61 ID:DXZ2FxY+
>>393より続き

 

----------------映画終了後--------------------

 

ニュマ娘 「面白かったね!!パパ♪」
男   「うぬ・・・良かった・・・・特に変身シーンがかなり際どかっいいいいいぃぃぃぃぃ」
パシリ 「良かったですね~ご主人様♪」

 

パシリに思いっきり足を踏まれる

 

ヒュマ娘 「今日は本当に有難うございました、ほら、ニュマ娘もお礼」
ニュマ娘 「ありがとう!!パパ!」
男   「いやいや、俺も楽しかったしどってこと無いさ」

 

映画館を出て適当にぶらぶら歩く
よし、これはかなり好感度アップだろう、フラグの一本でも立ったんじゃ無いか?これは
この調子で行けばルート確定までそれほどかからんかもしれん
・・・・まぁそれに・・・・

 

ニュマ娘 「~♪」

 

幸せそうに俺と手を繋いで歩くニュマ娘
ロリ属性は無いがこういう小さい子が笑顔でいるのはやはり良い事だ
父親を早くに亡くしたらしいし・・・小さいなりに色々寂しかったんだろう
パパと言われるのは慣れないがこの子がそれで笑うのならそれでよしとしよう

 

パシリ 「・・・・はぁ」

 

そしてため息を付きながら少し遅れてついてくるパシリ
・・・・・・・・・・・
まぁこっちの小さいのは大丈夫だろう
何かして欲しかったら問答無用で

 

パシリ 「んしょっと・・・」
男   「うおっと」

 

パシリが背中に飛びつく

 

パシリ 「疲れました、おんぶしてください」
男   「もうしてるだろうが・・・・」

 

ニュマ娘と手を繋いでいるので手は使えないのだが
パシリは器用にしがみついている

 

417 名前:219(2/6)[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 02:01:00.13 ID:DXZ2FxY+

 

ヒュマ娘 「・・・・・・・・」
男   「ん?どうした?ヒュマ娘」

 

パシリをぶら下げつつ振り返るとヒュマ娘が顔を真っ赤にしてなにやらもじもじとしていた

 

ヒュマ娘 「あ、あの・・・教官・・・その・・わ、私・・・も・・・」
男   「ん?なんだ?」
ヒュマ娘 「~~~~!!!お、お父さん♪」
男   「へ・・?お、おおおおおお!?」

 

いきなりヒュマ娘が叫んで腕を組んでくる

 

男   「お・・・あ~・・・えっと・・・」
ヒュマ娘 「あ・・・う・・・えと・・・ご、ご迷惑ですか・・・・?」

 

むにゅう・・・・
胸を押し付けて(腕を組んで)上目遣いで見つめるヒュマ娘

 

男   「いや、何も問題無い、オールグリーンだ」
ヒュマ娘 「あ・・・有難うございます・・・えへへ・・♪」


 

418 名前:219(3/6)[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 02:01:35.20 ID:DXZ2FxY+

 

嬉しそうに体を寄せて歩くヒュマ娘
・・・・・・・・・・・・・・・・
そうだよな・・・・この子も色々大変なんだよなぁ・・・
若くして父親を亡くして・・・
まだまだ遊びたい盛りだろうに、毎日毎日勉強に訓練をして・・・
父親にはなれないがこの子が笑うならエロとか抜きで色々

 

ヒュマ娘 「~♪」
むにゅむにゅ・・・・

 

色々としたいな、うん、色々
というかやばい、なんというか柔らかい、なにこのエロゲ

 

むにゅ~・・・

 

おおおおおおおおおおおおおおおおお
みwwwwwwなwwwwwwぎwwwwってwwwwwきwwww

 

男   「っぐ!!??」

 

突然パシリの腕が締まり呼吸ができなくなる

 

男   「っつ!!!っ!!!!!」
パシリ 「ご主人様・・・?おいたはだめですよ・・・?」

 

薄れ行く意識の中・・・・満面の笑顔のパシリだけが・・・やたらはっきりと映っていた・・・・

 

・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・


 

419 名前:219(4/6)[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 02:02:08.60 ID:DXZ2FxY+

 

男   「っは!!!!!」
パシリ 「あ、起きましたか?ご主人様」
男   「う・・・あれ・・・?ここは・・・なんで俺寝てるんだ・・・?」
パシリ 「・・・覚えてないのですか?」
男   「ん~・・・映画見て~それから4人で歩いてて・・・そこら辺からなんか曖昧だな」
パシリ 「・・・そうですか、まぁ映画見た帰り道でご主人様が急にふら~っと倒れたんですよ、ふら~っと」
男   「ふら~っと?」
パシリ 「ええ、ふら~っと、なんだかんだで疲れてたんじゃないですか?」
男   「ん~・・・・」

 

特にそんな感じも無かったが・・・
昨日「鬼畜王トムレイン ~世界のキャス子はワシの物~」
を朝方までやってたのがいけなかったのだろうか
毎日パシリに散弾銃ぶっぱなされてるしなぁ・・・そらHPも減るってもんだ

 

男   「あ、そういやヒュマ娘とニュマ娘は?」
パシリ 「お二人なら先に帰られましたよ、ニュマ娘様が「かんびょーする~!!」と張り切ってましたが無理矢理帰しました」
男   「そうか・・・なんかすまん事をしたな」
パシリ 「お二人共凄く心配してましたよ、後で私からメールを送っておきます」
男   「ん、頼む」

 

グイ~っと伸びをして立ち上がる、特に体に問題は無い様だ

 

男   「もう暗くなってきたし、とりあえず帰るか」
パシリ 「ええ」

 

パシリが座ったまま俺に両手を伸ばす

 

男   「・・・・?行くぞ?パシリ」
パシリ 「・・・・・・・・・・・・・」

 

あ、やばい、顔が (#=A=) こんなんになってる
これは怒られる、なんかしらんが怒られる

 

 

420 名前:219(5/6)[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 02:02:51.47 ID:DXZ2FxY+

 

パシリ 「ご主人様?」
男   「はい」

 

とりあえず正座して話を聞く

 

パシリ 「私はご主人様の看病で疲れているんです」
男   「はい」
パシリ 「そしてご主人様に向かって手を伸ばしました」
男   「はい」
パシリ 「ここは何も言わずスッとおんぶしてくれるのが普通ではないでしょうか」
男   「いやいやいやパシリよ、俺達も長い付き合いだが手を伸ばただけでおんぶして欲しいとはさすがに伝わらないのが普通じゃないか?」
    「第一疲れてると言えば俺はさっきまで倒れてたわけで」
パシリ 「あ~あ・・・帰ったらベッドの下の掃除しないとな~」
男   「さぁ看病で疲れただろうパシリ、家までおんぶしていってあげるよ」

 

爽やかな笑顔でしゃがんでパシリに背を向ける

 

( =ω=) ~♪

 

ご機嫌な顔でおぶさろうとするパシリ・・・と

 

      ヤ      メ      ロ

 

男   「っ!!!!!」
パシリ 「・・・・・・?」

 

本能が危険を察知して飛び上がる

 

パシリ 「・・・・・ご主人様?」
男   「あ・・・いや・・・えっと・・・」

 

やばい、また (#=A=) こんな顔になって来た
しかし何故かおんぶはヤバイ気がする、なんか呼吸困難になりそうな気がする
でもおんぶしないとパシリに怒られる、下手するとお宝の命が危ない
ここは・・・・


 

421 名前:219(6/6)[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 02:03:28.75 ID:DXZ2FxY+

 

パシリ 「ご主人さ・・・ヒャ!!??」
男   「んしょっと・・・」
パシリ 「ごごごごごご主人様!!??ななな、何を・・・」

 

パシリを両手で抱かかえて立ち上がる
通称「お姫様抱っこ」という奴だ

 

男   「・・・嫌か?」
パシリ 「あ・・・いえ・・・」

 

顔を真っ赤にしてしがみつくパシリ
良かった、とりあえずお宝はの命は助かりそうだ
パシリを抱えつつ夕闇の中帰路に付く

 

パシリ 「・・・ご主人様・・・」
男   「ん?」
パシリ 「その・・・危ないですから・・・・もうちょっとゆっくり歩いてください」
男   「・・・?危ないか?まぁ俺は別に良いけど・・・これ以上ゆっくりだと家に付く頃には真っ暗になっちまうぞ?」
パシリ 「・・・・かまいません・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・
その日のパシリはいつもよりちょっぴり優しかった

 

 

422 名前:219[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 02:10:32.07 ID:DXZ2FxY+
デート編とりあえず終了です 
どえらい期間が開いたので又そのおうちwikiに纏めておきます ノ

 

423 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 11:12:18.92 ID:gb6Kcjb5
>>416-421
 GJ、そしてお疲れ様。
 パシリのやきもち焼きっぷりが、なんともほほえましい限りだ。

 

424 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:16:34.02 ID:iHsZF4wv
お久しぶりでゴザイマス
このスレでもリアルでも色々ありまして、この外伝自体がイルミナス発売前に
完結したかったというのもあり、もうばっくれようかと思っていた(何
青キャス子作者でゴザイマスΣ(´∀`;)
今日イルミナスが届いた記念に、ヤハリ完結させねばと思い、戻ってマイリマシタ
てか、もうワールド統合やらGH470、480進化デバイスやらで完全に浦島状態ですわ…w
めちゃくちゃな設定と展開のわりにグダグダと長いお話になってしまい迷ったのですが、
思い切って青キャス子外伝、>>21からの続きを投下します
まぁ、外伝だしイイヨネ!(え

 

425 名前:青キャス子外伝その10[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:18:12.58 ID:iHsZF4wv
 研究所の最深部へ向かう為、全力疾走する5人
ワルキャス「あぁんのやろぉおおおう!降参って言ったくせにちゃっかり応援呼びやがってぇええ!」
 何十体というSEEDPMに追いかけられていた
青キャス子「マズイ、この数はマズイ!かくなる上は…」
 青キャス子は懐からダイナマイ・トラップZを取り出…
411「!!私、先に行ってますねぇええぇぇぇ…」 ビューン、猛スピードでその場を離れる411
青キャス子「うおーいΣ(゜д゜|||)411--! グ…仕方ない441」
441「はい、わかっています 411さん一人では大変危険です 私が援護に行って来ます」 ビューン
青キャス子「ちょw違う、441--! く…残るPMは、(チラ」
ワルパシリ「Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)お、オレもあいつらだけじゃ心配だから先にいくぜ!」 ビューン
青キャス子「(つ´∀`)…仕方がない、ここは私に任せてワルキャスは411達を頼む、アイツラだけじゃ心配だ」
ワルキャス「それはいいが大丈夫なのか?」 青キャス子「問題ない、ちょっと金がかかるけどな…(´Д⊂」
     「わかった、死ぬんじゃねぇぞ青キャス子!」「お前もナ!」

 

青キャス子「さて、ここに取り出したるはアイテムがひとつしか入らない小型のナノトランサー」
 何十個と取り出した小型ナノトランサーを走りながら床にばらまいていく
青キャス子「いくぞ!日々進化するナノトランサーの威力を見よ!罠カード発動、大地噴出剣!」
 キィン!ザザザザザザザザ!先ほど床にばらまいたナノトランサーから一斉にギガッシュが突きあげる
青キャス子「まだまだぁ!私のバトルフェイズは終わってないぜ、魔法カード発動!サウザンドソード!」
 ナノトランサーを敵の頭上へと放り投げる キィン!ガガガガガガガッガ!
 大量のギガッシュが逆噴射され雨のようにSEEDPM達に降り注ぐ
SEEDPM「ギ、ギギギ…」
 何百というギガッシュに埋もれ、ついには動かなくなった
 小型ナノトランサー×40 200万メセタ
 ナノトランサー×1     50万メセタ
 ギガッシュ×100      8万メセタ
 計258万メセタ(つ´∀`)…
青キャス子「チクショウ!私のメセタはとっくに0よ! ウッ(´;ω;`)先を急がねばナ…」

 

~~~研究所最深部~~~
411「はぁはぁ…Zはヤバイですよぉ、Xまでは何とかなるんですけどねぇ」
441「私はGでもダメですよ、普通は粉々になります」
ワルパシリ「お前ら一体何の話をしてるんだよΣ(´∀`;)」
???「アラ、かわいいお客さんネ… コンニチハ」
 そこには、赤い女性型キャストが立っていた
 その手にはエネミーの腕のような形をしたライフルを持っている
411「あ、こんにちは お邪魔してますー」
441「411さん、のんきに挨拶している場合ではないようです」
ワルパシリ「てめぇだな!SEEDウイルスをばらまいてる野郎は!」
???「…そう、私達ノ邪魔をしにキタノネ…でも安心シテ」
   「すぐにあなた達もワタシ達の仲間にしてあげるカラ…!」

 

426 名前:青キャス子外伝その11[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:19:46.23 ID:iHsZF4wv
ワルキャス「あいつらの反応はと…この先からだな、まったくどこまで行ってんだ」
 プシュー、目の前の扉が閉まり赤く光る
ワルキャス「うおっ、開かねぇ!一体どうなってやがんだ」
0045「フフ…あなたは通すわけにはいきませんからね、ロックしましたわ」
ワルキャス「何ぃ?じゃあさっさと開けてもらおうか、こちとらこの先に用があるんでね」
0045「アラ、少し私と遊んでいきましょうよ あの子達が私達の仲間になるまで、ネ?フフ…」
411「ギャアアアア!」 ワルパシリ「うわぁああああ!」 441「あ、ああア!]
ワルキャス「!! 悪いが一瞬だ、てめぇにかまってる暇はねえ!」
 スピアナタックをふりかざし、0045に突進するワルキャス
0045「フフ、元気がよろしい事 でも私の火炎、耐えられるかしら?」
 大きく息を吸い込むとワルキャスにむけて熱線を吐き出した
ワルキャス「なんの!」
 前方で槍を激しく回転させ熱線をはじく
0045「アラ、これならどうかしら?」
 再び息を吸い込み今度は大量の火炎を拡散させながら吹きかける
ワルキャス「ちぃ!ドゥース・ロバット!」
 普通のロバットより大きく槍を振り回し、風圧とともに火炎をなぎ払う
0045「やりますわね…でもいつまでもつかしら?」
 絶え間無く火炎を吐き続ける0045
ワルキャス「ぐっ、このままじゃいずれやられちまう、一瞬でもヤツに近づければ…やるしかないか」
 目の前の火炎の海に飛び込むワルキャス
ワルキャス「うおおお!ドゥース・ダッガズ!」
 槍で火炎をかきわけながら真っ直ぐに突っ込み0045の目の前へと辿りつく
0045「えっ!?しまっ、むぐっ…んむぅううう!」
 口に粘着テープを貼り付けられもがく0045
ワルキャス「ふぅー、やれやれだぜまったく おっとそのテープはこの液体をかけないととれないぜ?」
0045「むグ、グ…う」
 0045の顔が赤く染まっていき、体からは白煙がたちのぼっていく
ワルキャス「テクニックが使えないかわりに体内に高圧縮バンフォトン炉を持つ改造パシリ」
     「弱点は絶え間なく火炎を作り続ける為、口をふさがれると熱を放出できなり」
     「オーバーヒートをおこす、だろう?扉のロック解除とこの液体、交換といこうじゃないか」
0045「ウ、ググ…」
 0045のまわりの床がゆがみ溶け始める、ついには倒れこんでしまった
ワルキャス「お、おい!大丈夫か!あぁもう仕方ねぇな、アチチッ」
 0045を抱きかかえテープに液体をふりかける
ワルキャス「お、いい事思いついたぞ 顔をこっちにむけて、と」
 0045の顔を扉の方にむけてテープをはがすワルキャス
0045「うっ、うぇええええええええ!」
 膨大な量の火炎を扉に向かって吐き出す、あっという間に扉は溶け落ちた

 

427 名前:青キャス子外伝その12[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:21:36.54 ID:iHsZF4wv
411「うあ…ア」
 SEEEDヴィタスの触手に絡め取られ身動きのとれない411達
???「大丈夫…苦しいノハ最初だけダカラ…すぐ楽にナルワ…」
 針のように鋭い触手が411に狙いをつけ…
ワルキャス「そこまでだ、ドゥース・マジャーラ!」 ヴィタス「キシャアアアア!」
 無数に槍で突き本体ごと触手を突ききざむ
ワルキャス「大丈夫か?」 441「特に損傷はありません、助かりました」
ワルパシリ「イテテ、よくもやりやがったな!お返しだぜ!」
 デスダンサーを取り出し赤いキャストに向かって走り出すワルパシリ
ワルキャス「あ、おい!不用意に突っ込むんじゃねぇ!危ねぇぞ!」
 突然床下から2体のヴィタスが現れ、触手で足を絡めとられずっこける
ワルパシリ「うわっ、ったっあ痛!」
???「ソノ触手の針にハ…ウイルスがつまってるワ…」
   「少しでも触れタラ…どうなるカシラネ…?」
 針のような触手でワルパシリに襲いかかる
ワルパシリ「しまっ…!」
ワルキャス「!! あんのバカ…!」 とっさに飛び込むワルキャス
 寸前のところでワルパシリは助け出したが、針の触手で左肩を貫かれてしまった
ワルキャス「ぐ…、ケガはねぇかよ?バカパシリ」
ワルパシリ「お、おう オレは何ともないけど、おめぇこそ大丈夫なのかよ!」
ワルキャス「へっ、こんぐらい何ともねぇよ…だけどちょっと動けそうもないな、まいったぜ」
 ヴィタスの触手に囲まれる二人
ワルキャス「おい、バカパシリ 俺のことはいいから逃げろ!」
ワルパシリ「バッ、何いってやがんだ!そんなことできるわけねぇだろ!」
 無数の針の触手が二人めがけ襲いかかる
???「トルネードブレイクゥ!」
 ぶわっ、と目の前に風が吹いたかと思ったその瞬間 敵の触手はコマ切れになっていた
青キャス子「はっは、またヒドクやられてるじゃないか 待たせたナ!」
ワルキャス「青キャス子!まったくナイスタイミングだぜ…うっ」
青キャス子「ム、ケガしてるじゃないか装甲もほとんど溶け落ちてるし…あとは私に任せトケ」
     「ワルパシリ、ワルキャスのコト頼んだぞ!」
ワルパシリ「わ、わかった!」
青キャス子「敵は、あの赤いキャストとヴィタスが2体か…」
     「よし、441はワルパシリの援護にまわってくれ」 441「了解しました」
     「411は私と一緒に来い、ヤツを叩くぞ!」 411「わっかりました!」
 青キャス子と411はそれぞれギガッシュとキャリバーを構え、赤いキャストへと突撃した

 

428 名前:青キャス子外伝その13[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:23:18.85 ID:iHsZF4wv
 2体のヴィタスはそれぞれ火の弾と毒の弾を青キャス子達に向け撃ち出していた
青キャス子「うおお、遠距離攻撃か!近づけないではないか」
     「こうなったら無理やり特攻かけるしか…」
411「ご主人様、遠距離武器もってないんですかぁああああ」
青キャス子「ム、あるにはあるが…」
 青キャス子は懐に手を、
411「ああああああΣ(゜д゜|||)強行突破しましょう!いきますよぉおおおお」
青キャス子「ナンナノΣ(´∀`;) ム、411 左に飛べっ!」
411「えっ?左ですか?とあっ!ぎゃああ!」
 ヴィタスの火の弾が見事411に直撃した
青キャス子「フゥ、ム!今度は右だ、右に飛べ!」
411「イタタタ…えっ、右?右…へぁっ!ぐふぅ」
 ヴィタスの毒の弾が見事411に直撃した
411「うぐぐ…ちょっとご主人様、あのですね!」
 ヴィタスが床に触手をいれていく
青キャス子「ムム!411前に飛ぶんだ、そぉい!」 と言いつつ411を蹴り飛ばす
411「ギャア!何するん…あぁ!床から触手がくぁwせdrftgyふじこlp」
青キャス子「今だ!とぅっ」 411「むぎょっ」
 411を踏み台にして空高くジャンプし、触手の海を飛びこえる青キャス子
青キャス子「もらった!直下型スピニングブレイクゥ!」
 ガガッ!強烈な一撃を赤いキャストに叩きこんだハズ、だったが片腕で防がれてしまう
青キャス子「な、に…そんなバカナ!はっ、シマッタ!」
 青キャス子は針の触手に囲まれ、次の瞬間411の体が貫かれていた
411「ぐぅ…ゴフ」
青キャス子「411!?なんで…何をやっている411ぃい!」
411「だって…前に飛べって…うっ!」
青キャス子「そ、それはさっきの話だ!私をかばえなんて命令は出してないぞ!」
411「あ、あれ?そうで…し…たっ…け、うううがッガアアアア!」
 突然起き上がりキャリバーで青キャス子に斬りかかる411
青キャス子「ぬおっ!?どうした411!?」
???「無事に侵食されたヨウネ…そろそろ惑星パシリ計画モ最終段階に入るワ…」
   「もうアナタ達と遊んでる場合じゃナイワ…」
   「…システムMOTHERコードM-01UL起動…」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…大気が震えるとともに多数のマシナリーが集まっていく
 ガードマシナリー、グリナビート、SEEDパシリ、次々と出てくるマシナリーに囲まれていく青キャス子
???「さぁ皆…ヤッテシマイナサイ…!」

 

429 名前:青キャス子外伝その14[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:24:29.64 ID:iHsZF4wv
 ガガガガ!ガガガッ!激しい銃撃が飛び交う
ワルパシリ「ちっくしょう!この数じゃどうにもなんねぇぜ」
441「くっ、数が違いすぎますね このままでは…」
青キャス子「グッ、正気にもどるんだ411!」
411「ギギ…ギ」

 

???「ウフフ…だいぶ苦戦しているようだね よし今だ!」
???「はいですぅ!システムMOTHERコードYN-0117起動!」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ!再び大気が震えるとともにマシナリーの動きが徐々に鈍くなっていく
???「!!! ハカセ?エルノア!?」
SEEDパシリ「ギ…ギギ…、…」
青キャス子「こ、これは一体…」
ハカセ「さぁ、今のうちに逃げるんだ!まさかここまで進化していたとは…」
   「一度退いて体勢を整えないと我々に勝ち目はない!」
青キャス子「いきなりなんなんだ!冗談じゃない、411を置いて逃げれるわけないだろうが!」
エルノア「は、はかせぇ そろそろ限界ですぅ」
ハカセ「冷静になるんだ!ボクを信じてくれ、それとも君は助けられる命まで巻き添えにするつもりかい?」
 ボロボロになっている441とワルパシリ、ワルキャス達を指をさす
青キャス子「!!ぐ…わかった 待ってろ411、必ず助けに来るからな!」
???「逃がしはシナイ…マシナリーがダメなら…SEEDフォーム!…」
ハカセ「おっと、そう簡単にはやらせないよ ギフォイエ!」
 ゴオオオオ!円をえがきながら炎の壁が広がっていく
ハカセ「これでしばらく近づけないだろう、ウフフ… さぁいくよエルノア!」
エルノア「はいですぅ」

 

青キャス子「一体どこへ逃げようって言うんだ?」
 瀕死のワルキャスを背負い441とワルパシリもボロボロ、状況は最悪だ
ハカセ「ウフフ…ここも一応は研究所のようだからね、それなりの設備と道具のある場所へ、さ」
   「ウイルスのサンプルは手に入ったからね、ボクの天才的頭脳があればすぐにワクチンが作れる」
エルノア「わかりましたぁ!この先のエレベーターで最上階の研究施設にいけるみたいですぅ」
ハカセ「よくやったエルノア、それじゃあ時間もない 急いで出発だ」

 

430 名前:青キャス子外伝その15[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:25:32.32 ID:iHsZF4wv
~~~エレベーター前~~~
青キャス子「おい!動かないぞ」
ハカセ「なんだって?…ウムム、これならなおせそうだね でもちょっと時間がかかるな」
SEEDフォーム「グルルル…」
ワルパシリ「うおっ、追いつかれたぞ!しかもすげぇ数だ」
ハカセ「ムム!何とか君達で時間を稼いでくれ!こんなところで死ぬわけにはいかないからね」
エルノア「システムMOTHER起動中は戦えませぇんんん!」
青キャス子「私らだけで何とかするしかないか、いくぞ441!」 441「了解」
 無数のSEEDフォームが青キャス子達に襲いかかる
青キャス子「オ、オノレ…次から次へと!」
441「…!…!あっ、エビルツインズのフォトンがきれてしまいました…」
ワルパシリ「ぐわっ!もうだめだ、おさえきれねぇ!」
 ついに3人はエレベーターの扉前までおしこまれる
青キャス子「ま、まだなのか!」 ハカセ「あと2分くれ!」
     「に、2分だと…くそっ! ワルキャス!?うおっ」
 ワルキャスが急に動き出し、青キャス子達をエレベーター内に押し込み扉をロックした
青キャス子「おい、ワルキャス!一人じゃ無理だ、ここをあけろ!」
ワルキャス「…ここは俺ガくいとめる…青キャス子達は先ニいってクれ…」
青キャス子「何バカな事言ってんだ!お前も一緒にくるんだよ!」
ワルパシリ「そうだぞ!何一人でかっこつけようとしてんだよ!」
ワルキャス「ワリィナ…どうヤラ俺モ…ウイルスに侵食サレたミタイデナ…」
青キャス子「お、お前…」
ワルキャス「マダ意識が…アルウちに…オレにカワマ…ズ…イケッ!」
青キャス子「ぐ…わかった」
ワルパシリ「青キャス子!?お前まで何いってやがる!」
ワルキャス「青…キャ…子…ワルパシ…ノコト…タノ…ム…ギギ…ギギギ!」
青キャス子「あぁ、任せとけ…!」
ワルパシリ「な、このっ!離せよ青キャス子ぉおおおおお!」
ハカセ「ふぅ、ようやくなおったよ ワルキャス君には申し訳ないが…行こう」
 エレベーターがゆっくりと動き出す
ワルパシリ「うああああああああ!ワルキャスっ!ワルキャスぅうううううう!」
青キャス子「うおっ!441、ワルパシリおさえるの手伝ってくれ!」 441「了解しました」
 ワルパシリの悲痛な叫びとともに、エレベーターは最上階へとあがっていった
                             つづく

 

431 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:36:09.36 ID:iHsZF4wv
うはー、投下完了 何度投下しても心臓がキュッってなりますな…
まだつづきは一文字も進んでないので、ぼちぼちと手をつけていこうと思っています
では、失礼致しました

 

432 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:41:32.62 ID:K6GsOORt
>>425-430
キャラ名の表記なんだが、カタカナだけでも半角するとかスペースで揃えるとかちょっと工夫しないか?
あと、空行やスペース上手く配置するとか、地の文での説明を増やすとかさ。

 

すげぇ読みにくい。
・・・つーか、途中で読む気が尽きた。
頑張ってるとこ非常に申し訳ないんだが。

 

433 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/25(日) 14:15:35.66 ID:gb6Kcjb5
>>431
 その緊張感が、何度もやっていくと病みつきに…w
 今回もしっかり読ませていただきました。
 青キャス子氏のストーリーは面白くて好みなんだけど、>>432がおっしゃるように、この独特の文構成は読みにくいかも。
 でも、伝えたい雰囲気を文構成で表現してあるから、あんまり換えすぎちゃうと、変になっちゃうし…

 

 余計なことかもしれませんが、>>432の意見を参考にして、ちょっと修正版を作ってみます。
 文章の一部をお借りしますね、青キャス子氏。

 

 430 名前:青キャス子外伝その15[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 12:25:32.32 ID:iHsZF4wvより一部抜粋
 ~~~エレベーター前~~~
 青キャス子  「おい!動かないぞ」
 ハカセ     「なんだって?…ウムム、これならなおせそうだね でもちょっと時間がかかるな」
 SEEDフォーム 「グルルル…」
 ワルパシリ   「うおっ、追いつかれたぞ!しかもすげぇ数だ」
 ハカセ    「ムム!何とか君達で時間を稼いでくれ!こんなところで死ぬわけにはいかないからね」
 エルノア   「システムMOTHER起動中は戦えませぇんんん!」
 青キャス子   「私らだけで何とかするしかないか、いくぞ441!」  441 「了解」

 

  無数のSEEDフォームが青キャス子達に襲いかかる

 

 青キャス子  「オ、オノレ…次から次へと!」
 441      「…!…!あっ、エビルツインズのフォトンがきれてしまいました…」
 ワルパシリ   「ぐわっ!もうだめだ、おさえきれねぇ!」

 

 こんな所でしょうか。
 読みやすさを優先してみましたが、こんな感じなら、雰囲気壊さなくていいと思うのですが、いかかでしょう?
 まあ、試行錯誤も文を書く楽しみの一部ですので、ご参考までに。

 

 外伝の続きを期待しております。

 

434 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 16:55:03.76 ID:3gQlxSrq
書き上がりました。
なんか今日は投下が多いなあw

 

というわけで、最後までしばしおつきあいのほどを。

 

435 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 終章1[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 16:56:34.00 ID:3gQlxSrq
わたくしと主が戻ってきたとき目に入ってきたのは、もんどりうって転げ倒れた総裁の姿でした。どうやら荒れ狂うメギドの中に無謀にもつっこんだようです…
「もう少しましな方法は考えつかなかったの!?」
「私はそれができるほど器用ではない!だから、全てを賭してぶつかるしかないのだ!」
総裁は斧を支えにして立ち上がり、斧を担いでアンガ・ジャブロッガの構えをとりました。そして、ボンバーさん太郎の中心部に向けて一気に跳び…真のメギドのエネルギーにはじき飛ばされました。
統御パーツを斧で壊すおつもりのようですが、ぼろぼろのその体ではさすがに無理があります。メギドに押し戻されるのは、大の男が声をあげるのをおさえられないほどの苦痛を伴っているようですのに。
「あなた…そう、わかった。成功とは意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことだって、そう言った人がいたもんね…」
主!?なんで止めないんですか!こんなスマートじゃないやり方で…!
「もっといいアイデアがあるなら言ってあげたら?」
う…それは…
真のメギドは初めての概念で、性質までは理解しているとは言い難い状態。加えて言えば時間もありません。そんな状況でなら、悩んでないで暗中模索ででも行動したほうがいいというのはわかります。ですが…
次の跳躍で、悲鳴のような音をあげて総裁の斧が砕け散りました。何度も何度も挑んでいたのでしょう、酷使していた斧に限界がきたのです。
斧が壊れてしまった総裁は一気に距離を詰めて叩こうとするのをやめ、歩いて中心部に向かおうとしています。
「ぬあああああああああッ!!」
人の怒りや悲しみを一身に受けるというのは、想像を絶する苦痛なのでしょう。総裁は白目をむいて歯を食いしばっています。見た目からしてホラーというか倫理的にNG寸前というかそんな状態です。
もう、やめてください!こんなこと続けていたら心も体も壊れてしまいます!
「だめよ!手出しすることは私が禁じるわ、彼を信じて見届けなさい!」
でも、主…!
あ…そういえば主は完全に死んだ人でも復活させられるんでした。そ、そうです、たとえ総裁が死んでも生き返らせてくれるんでしょう?そういうことなんですよね!
しかし、主は静かに首を横に振りました。
「ただひとたびの輝き、それは何者にもとらわれない。人が自ら選び取った運命は、たとえノルンでも変えられない…」
輝き、ですって…?
強い感情エネルギーの奔流であるメギドの影響を受けてか、わたくしにも総裁の心情が伝わってきます。ですから、今までたどった人生がニューデイズの古い映写機『ソウマトウ』のように流れるという混乱した頭の中で、一つの記憶に総裁が意識を向けたのもわかりました。
『人を守るということは、守るべき人の人生を背負って生きていくということだ。それがどれだけ自分と相容れないものでも、受け入れろ』
尊敬していたかつての教官たちが教えてくれたこと。厳しくしごかれた日々、不条理に感じていたものの、教える立場になってからようやく理解した彼らの心。
『君は軟弱者などではない。君の守るべきものは何だ、オーベル・ダルガン』

 

436 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 終章2[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 16:57:47.84 ID:3gQlxSrq
総裁の目に生気が戻りました。その体を通して、何かが力となって湧き上がっています。
そのとき、無情にもガーディアンズシステムがメギドのエネルギー負荷に耐えきれず、火を噴きました。
フォトンアーツのディスクも読み込めなくなり、システムが引き出してくれる職業能力ももはや使えません。総裁は一般人とさして変わらない力しか出せないはずでした。
ですが、ダルガン総裁はそれでも踏み込むのをやめはしませんでした。むしろ、なおいっそう強く力を込められるようにさえなっています。まるで、アンガ・ジャブロッガの踏み込みのように。
「退かん!退かんっ!ここで諦めれば終わってしまう!ガーディアンズの歴史、グラールの未来!退いてなるものかーっ!!」
今度こそははっきりと見えました。オーベル・ダルガンという少年の師であったガーディアンたちが、そしてこのメギドの力の源になった人たちの思いさえもが総裁の体を支えているところが。
総裁は暴走した感情、真のメギドを寛容の心で受け入れ、ともに歩む力へと変えたのです。それは何年も忍耐を続け、突出こそしていませんが誰もが納得できる模範的な統率を続けてきたダルガン総裁だからこそできたことだったのでしょう。
一歩ずつ、一歩ずつ、ゆっくりとですが力強く総裁は前に進んでいきます。
オーベル・ダルガンは、今まさに『護り人』。
自分の全存在をかけてリアクター中心部に手を伸ばすその姿に、主は声高らかに言い放ちました。
「その願いと意志こそが、希望の『光』となる!」

 

437 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 終章3[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 16:58:44.46 ID:3gQlxSrq
空気の震えが止まり、フォトン濃度が一気に低下しました。
爆弾に改造されていたAフォトンリアクターは、まるで泣きやんだ子供のように静かになっています。
ダルガン総裁は真のメギドを突き抜けて中枢部のパーツを掴み出し、それを止めたのです。
「歴史上誰もできなかったことをやってくれちゃって、まったく…」
「ああ…いつの頃からだっただろう、私が大人になったのは。青臭くても、やはりいいものだ…若いとは」
この上なく嬉しそうな顔をして、ダルガン総裁は倒れました。わたくしが受け止め、主が膝枕に総裁を寝かせます。主はいとおしそうに総裁の乱れた髪を整え、顔の汚れを拭き取りました。
「残された時間は少ないわ。最後の願いを叶えることにしましょう。今のあなたになら、できるはずだから」
「お見通しというわけか。隠せないものだな…」
いや、総裁の心は思いっきり筒抜けでしたから…と、つっこむほどわたくしも野暮ではありません。
それは他愛もない、とてもちっぽけな願い。でも、それをどうしてもできなかったダルガン総裁の苦悩はわたくしにも痛いほどに伝わってきたのですから。
「ライアか…私だ…」
主の膝の上で横になったまま通信機を手に取り、震える唇で総裁は言葉を発しました。親子の語らいを、主は軽く微笑みながら、わたくしは祈るように手を握りながら見守ります。
総裁は、落ちるコロニーに残ったこと、そうせざるをえなかったことを話し、娘さんに詫びました。
「残された人々の命は…私の命よりも、ずっと重い…ライア、これからはお前が…ガーディアンズを導いてくれ…イーサンと、お前の信頼する最強のガーディアンの一人が、力になってくれるだろう…」
通信機の向こうから、娘さんの、出したくても出せないところを精一杯絞り出したような声が応えました。
「あ…し…あたしは、もっといい子に…りたかった…もっと素直…教えても…えば…かった…」
「私も…もっと多くを、伝えておきたかった…」
娘さんの本心を聞いて、総裁の頬を涙が伝いました。やっと素直になれた親子に、わたくしもついついもらい泣きです。
「お前たちの手で…グラールに、平和を…」
「父…ん…父さぁぁぁ…――ん!!」
ノイズだらけで聞き取ることすら困難な娘さんの声。しかし、彼にとってはどんな至上の音楽よりもすばらしいものだったのでしょう。
目の前にいるのは、総裁ではありませんでした。ただ思いに涙する一人の父親でした。
「…愛しているよ、我が娘ライア…」
言い終わる前に通信機が手から落ちました。最後の言葉は届かなかっただろうと思いますが、きっと聞こえなくても娘さんには伝わったはずです。

 

居住区から切り離され、パルムへと落下していくコロニー。大気圏に突入したようで、外壁が摩擦熱で真っ赤になっていくのが見えます。
ダルガン総裁は…真のメギドを克服するまでにそれを全身に受け続けたせいなのでしょう、心臓の鼓動も弱々しくてほとんど聞こえません。もはや避けえない運命なのですね…
「後悔はない…とても、良い人生だった…」
「あなたの『光』は、ディスクなど介さなくても護り人たちに受け継がれているわ。思い残すことはもうない?」
「いや、最後に心残りが一つだけある…君を道連れにしてしまうことだ。申し訳ないことをした…」
「いいえ、ここには他に誰もいなかった。解決したのはすべてあなた…私はあなたが死に際に見た、ただの幻よ」
「この世のものならざる、か…本当に、ありがとう…私…は…」
ダルガン総裁は、主の腕の中で息を引き取りました。それを見つめる主の表情は亜麻色の長い髪に隠れて、わたくしには見えませんでした。
「おやすみなさい、オーベル・ダルガン。誉れ高き勇者よ」

 

438 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 終章4[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 16:59:45.32 ID:3gQlxSrq
100年前からの記憶。
利き腕を失ったそのときから、彼女がそれをずっとコンプレックスにしていたのはわかっていた。教官たちの中で、彼女だけが実技を教えられなかったのだから。
あるとき彼女はそれを乗り越えるため、できそうもないことを皆の前で宣言した。なくした腕のそれを上回る射撃技術を創ってみせると…
そこから彼女の苦難の日々が始まった。
ずっと見守った。介入を彼女が拒否することはわかっていたから。少しでも負担を減らすために雑務を自ら行い、毎日勝者などいない戦いに疲れ果てて帰ってくる彼女を抱きとめる胸だけを用意して待っていた。
彼女がそれを完成させたとき、まるで自分のことのように、故障でもしたんじゃないかと思うくらいに高揚した気分。もう何度も見たと思っていたのに、また別の面が見られた彼女の笑顔。
そして、それを実装したガーディアンズがまるで彼女との間にできた子供たちのように思えたこと…
ルカイム・ネーヴの回路から、それが消えることはありえない。
決して、ありえないのだ。

 

「黄金鷹の翼よ、『女主人』の名において命ずる。在るべきところへ導け」
なんだか体が軽くなったと思ったその次の瞬間、わたくしと主はマイルームにいました。
便利すぎですよね。お買い物や遠征の帰途に使いたいのですが、主はどうしても教えてくれません。詠唱だけ真似てみてもうまくいかなくて恥ずかしい思いをしましたし、とりあえず我慢しています。
ともあれ無事に脱出できて一安心です。いやそりゃたしかにちょっとは主とこのまま心中しちゃうんじゃないかとか思ってましたけど、信じてましたよ!ええ!
ただ、主はもうひと仕事あるとおっしゃいます。正直けっこう疲れたんですけど…
「まあ、すぐ終わるからもうちょっとだけ、ね。いいわね?いくわよ」
そして主が扉を開けたその瞬間、濃紫の影が部屋に飛び込んできました。
「ギィィッ!」
ネーヴ校長!?こんなところにまで!
「ようこそ」
主も落ち着いてないでー!襲ってきてるじゃないですか!
わたくしが訓練校校長室から拝借してきたディスクを持ったまま、主はネーヴ校長の攻撃から逃げ回っています。
今回なぜか校長はわたくしを狙ってはこないようですが、あれよあれよという間にお部屋の掃除が大変に…
「困ってる人はここに来るんだってば。彼は困っているのよ…これの中身は見てみた?」
あ、はい。ガーディアンズシステムの基本ディスクですね。左手射撃技術の。解析してみたら、右腕のないヒューマンの女性が、毎日毎日左手を正確に使う練習、射撃の練習をする姿が見えました。
「その人がネーヴ校長の妻、初代ガーディアンズ訓練校校長、ミューンよ。
彼女が500年戦争末期に右腕を失ってから編み出した左手の技術は、逆腕では正確さに欠けていた双銃の扱い方や、左手武器という概念、いろいろなところに影響を及ぼしているわ」
普段なにげなく使っているこのガーディアンズの基本システムに、そんな血のにじむ努力が秘められていたなんて知りませんでした…
あ…ネーヴ校長がガーディアンズだけを狙って攻撃していたのは、まさか!
「借りたものは返さなくちゃね。これは本来あなたが持つべきものよ。ほら」
主が放り投げたそのディスク。放物線を描いて、くるくると回りながらゆっくりと宙を舞います。
「オ…オオオ…オォァァァ……」
まるで嗚咽のような声を出しながら、ネーヴ校長はそれしか見えていないかのようにディスクを追いかけると、落とさないようしっかりと受け止めました。そして、それを大事そうに抱えると、そのまま動かなくなりました。
何もわからなくなっても奥さんだけは忘れなかったのですね…
ネーヴ校長、お亡くなりになったんでしょうか?
「最後にもう一度輝くか、このまま安楽に身をゆだねるかは彼次第。どちらを選んでも、誰も彼を責めることはできないでしょうね」
輝きを…でも、それは本当に素晴らしいことなのでしょうか?ある意味とても残酷なことではないでしょうか?本人にとっても、残される人にとっても…
「それはあなたが一番よく知っているでしょう?」
わたくしには決められません…でも、これだけは言えます。
ダルガン総裁は、本当の勇者でした。ネーヴ校長も…

 

439 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 終章5[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 17:00:19.16 ID:3gQlxSrq
報告、報告、報告。うんざりするほどあがってくる報告は、どれもが良くないニュースばかりで、いい加減感覚が麻痺してきたところだ。
降りしきる星を見上げ、新総裁ライア・マルチネスは一人ため息をついた。混沌の時代にさしかかったこんな状況でも、予測されていなかった幾百幾万の流星群をグラールの人々は楽しんでいるのだろうか。
「ありがたや、ありがたや。空を駆ける流れ星…次なる勇者様のため道を作ったダルガン総裁とコロニーの人々の魂が、天に還った…」
少しでも気分を紛らわせようと総本部から公園に出てきてみたが、間違いだったか。和む光景が見られるどころか、身よりのなさそうな老人が一人、意味不明なことをぶつぶつつぶやいているだけだった。
「人の魂はな、力なんじゃ…いつか天へ昇るためのな。猫を従えた勇者様の時代から、なんにも変わっとらん…なんにもな…」
駄目だ、集中できない。老人が見えなくなるまで離れ、近くのベンチに腰掛ける。その間にも目を通していない報告はさらに増えていた。
頼むから少しでも和む報告をあげてくれ…あがっていたらどうでもいいことを報告するなと怒らなければならないが。
そんなライアの目の前を、GH432が主人らしき女と一緒に歩いていく。
「うまくなったわねー。やってみるもんだなあ」
「えへへ、練習したかいがありましたよ主。ざら~いお~ぶほ~ぷうぃ~るびしゃ~いに~んごな~す♪い~うぃ~るり~だすとぅ~あ~ぶら~いたで~♪」
上機嫌で何かの歌を歌っているそれは、主人が一緒に歌ってくれることに無邪気に喜んでいる。呑気なものだ。あたしも小さい頃は父と一緒に同じようなことをしたんだろうか…
突如、ライアは何かを振り払うように顔を振り、自分の頬を叩いた。ぱん、と乾いた音が思ったよりずっと大きく響いた。
救いを求めることはできない。父は、総裁はもういない。そして、自分が背負った宿命はあまりにも重い。
本当は泣きたかった。全部投げ出して逃げてしまいたかった。
しかし、新人研修のときから一緒にいる、自分の教え子にして信頼するパートナー。あいつが折れそうになった自分を支えてくれた。
絶望だらけの暗闇の道だが、あいつがいるから歩き出せる。
もうみっともない姿は見せられない。これからも苦労をかけることになりそうだが、いつか必ず感謝の気持ちを伝えよう。
だから、そのときまで生き残る。二人とも生き残ってみせる。あらためて誓いを胸に刻み込んだ。
「がんばってね、ライア・マルチネス。そしてそのパートナー。『光』はあなたたちとともに」
鋭敏なビーストの耳だからこそ聞こえたであろう小さなつぶやきに、はっとして顔をあげたとき、女とGH432は角を曲がるところだった。
あの女には見覚えはない。それなのに、極秘で動いてもらっているパートナーのことを知っている?
「おい、待ちな!あんた…」
走って角をのぞき込んだが、そこには誰もいなかった。
はるか遠くから聞こえる聞き慣れない言語の歌声だけが、それが白昼夢でないことを証明していた。
「The light of hope will lead us to a brighter, brighter day...♪」

 

440 名前:金色の翼に乗りて行け、我が思いよ 終章[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 17:17:42.85 ID:3gQlxSrq
-END-

 

ああ、うっかり最後にこれつけるの忘れてた!w
これだけ書くのもなんなので、最後にもう一つ蛇足気味の解説をば。


 

「ガーディアンズ訓練校初代校長」
参考までに。
ネーヴ校長の奥さん。ヒューマンの女性で、名前はミューン。図々しくも筆者がでっち上げたキャラ(他にも設定でっち上げはやってる?まあ待て兄弟)。
たまたまPSOなどでも右手または両手で扱っていたハンドガンが唐突に左手で扱われるようになった理由をふと考えて、そういえば前書いた話で右手なくした人がいたな、ということで。
その時代の方々と一緒に再登場。偶然歯車ががっちりかみ合ったというかなんというか。
500年戦争末期の、若かりし頃のネーヴとのエピソードはエロパロスレにて。

 

「グランドクロス」
剣と光術で星の十字配列を模することで、広域にエネルギーを放つ技。最近実装されたらしいブラックハーツの二刀流のことではないので注意。
ピュアリファイライト、パラダインブロウと並び、光の三大奥義のうちの一つと伝えられている。
実体を持った『深遠なる闇』を倒すのに使われた奥義であり、人間のとうてい及ぶところではないとされてきたそれを乗り越えるという奇跡を生み出した、まさに無限の可能性の象徴である。
これらの奥義は原則として一人では使うことができないが、それは人の本当の力は個人によるものではないことを示している。
ちなみに、本来はソードクロスとエフェスで使うものだが、類似した技であれば(たとえばクロスハリケーン3段目+レグランツなどでも)少々の違いこそあれ発動する。
筆者は次回作で協力技が出ることを願ってやまない(しつこく要望にも出してたりするw)。

 

「ピュアリファイライト」
旧千年紀シリーズを知っている人なら思い出すかもしれない、光の三大奥義の一つ(ちなみに三大奥義なのは、闇の眷属に特別に効く協力技が3つしかないからでw)。
聖なる言葉を光に込め、すべてを本来あるべき姿に戻す(元ネタのファンタシースター4では、深淵からくる闇の眷属を即死させる協力技)。
発動にはイクリプストーチ信仰の高僧であるラジャの法術「ホーリィワード」を用いるので、本編ではイクリプストーチの名前を出してます。


 

441 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/26(月) 06:26:51.35 ID:NFbt9S8f
>>432
ノリと勢いだけでがががっと繰り返し読み返しながら書いていたので
作者自身は読みにくいとまったく感じてませんでした
完全に頭から読み手に対する配慮が抜け落ちてました…ごめんなさい

 

>>433さんの修正版を参考に色々と工夫していきたいと思います
なにぶん、作文なんて小学生以来だぜ!のただの1PSUプレイヤーですので
至らぬ点は、まだまだ多々出てくると思いますが
完結までお付き合いしてくれるとありがたいです

 

442 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 00:14:11.33 ID:3kXAzGZv
>>441
スペース使って揃えるというのもいいけど、
面倒なら台詞を上下改行で空けるだけでも結構見やすくなると思うよ
例えば>>421みたいな感じで


 

443 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 07:24:10.02 ID:elOIKbgk
台詞の上下開けると文章が縦長になるんだよなぁ、そこが悩みどころ
最初は俺もあの形使ってたが自分で読み直したり他人の作品見たりしてしっくりくる形を探してる俺

 

444 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/27(火) 13:00:40.85 ID:7nh0AQrk
>>435-440
 読んでたら、途中で目に汗がにじんできた…

 

 長文、お疲れ様でした。

 

445 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/29(木) 20:31:52.02 ID:rVaql4ra
パシリ「ご主人様、ご主人様!」
主「うん? …ブッ、パシリが3人!?」
パシリ中「今日は」
パシリ右「ご主人様の愛を試そうと思って」
パシリ左「私達の中から」
パシリ全員「「「貴方のパシリを見つけてもらいます!!」」」
主「な、なんだってー!?」

 

パシリ中「さあ、貴方のパシリはだ~れ?」
主「え…、じゃ、じゃあ、真ん中…?」

 

パシリ右「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
パシリ中「……えーと…」
パシリ左「…ぁ~…」

 

主「ヒイッ! ごめんなさい!?」

 

446 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/29(木) 21:32:43.00 ID:gUkT5kdA
440の傷に気が付かない人も多いしね。
意外と接客用セリフでバレる・・・かな?

 

447 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/30(金) 02:11:15.78 ID:R9ogUVEs
自分のパシリが解らなくて途方にくれるご主人様。
そこへ謎の男が登場。

 

ドウギ「ちょっと待ったぁあああ!!」
主  「ななな何者!?」
ドウギ「双子やそっくりさんなら任せよ!」
主  「…気のせいか貴方だと余計にマズイ気がする」
ドウギ「ハハハ気になさるな。ゴニョゴニョ」
主  「ふむふむ」

 

暫くして。
ご主人の手や足や頭をそれぞれ持つパシリ達。

 

ドウギ「これぞニューデイズに伝わるオウオカ・サバキなり」
主  「いや…それはいいんだけど…」
パシリ全員「フン!!フンンヌウ!!」
主  「イタタタ!!もげる!!もげるちゃうぅぅぅ!!」

 

ぶちん

 

パシリ全員「しまった!つい力が!!」
>>445
思いついたので続きを書いてしまいました。
ゴメンナサイ。


 

448 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/30(金) 09:59:28.44 ID:K4cGVYxr
パシリ幼稚園のにこにこ先生の額にも傷が残ってんだろうか

 

某抜刀斎の傷みたいにだんだん消えるのだろうか

 

449 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/11/30(金) 10:39:59.05 ID:1hfaMVwC
>>338
あの話を覚えている人居たとは…。
続きはなく、あれで一応完結なのですよ。(救う手立てがなかったというか…)
あとは、復帰したご主人(アナタ)次第。結末は、グラールで! な感じでした。

 

>>448
某はぅはぅ作品からお借りした効果は絶大だ…。
マシーナリなので、人工皮膚の換装は出来ると思うけど
個人的には、あの時の記憶としてワザと残している、と思いたい。
まぁ、そのあたりは、きっと某わんわん作品の作者さんが、続編で書いて…下さい(ω・

 

450 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:17:16.64 ID:TxaA6v0s
ども、パパと412作者です。

 

書き上がったので、前回の予告どおり、ロザリオの話を投下させていただきます。
次回以降への前振りがあってちょっと長くなってますので、2~3回くらいに分けて投下となります。

 

それでは「ハロウィン・ベイビー」、投下開始です。
ご拝読くださいませ。

 

451 名前:ハロウィン・ベイビー(1)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:18:17.81 ID:TxaA6v0s
『―――モニタリングシステム、デバッグ終了。
 最終シークエンスの準備完了。システム、オールグリーン』
 オペレーターの声が、冬眠カプセルの並ぶ部屋に響きました。
 私はそれを聞き、意を決して合図を出します。
「始めて下さい」
『了解。
 循環ジェルの注入を開始、モニタリング開始、バックアップシステム稼動開始。
 元素及びエネルギーは規定値をクリア。
 躯体保持システムの稼動状況は良好、予測値との情報誤差は0.0000000000000021%』

 

 ここは、グラール教団の、とある研究施設。
 何故こんな言い方かというと、一切の外界情報を遮断されて連れて来られた私には、どこにあるかもさっぱり分からない秘匿施設だからです。
 そこでは、特殊なボディスーツを装着した女性が、冬眠カプセルに長期封印されようとしてます。
 すでに元素やエネルギーが混合された特殊な循環ジェルが充填され、内部からは激しい動きが一切取れなくなっています。
「しばらくは『あなた』とお別れですねぇ」
 私が話しかけると、カプセルを管理している端末のスピーカーから、その女性の声を模した音声で答えが返ってきます。
『仕方ありません、予想外の急激な進化でしたから』
 女性の意識は半覚醒状態で、完全には眠っていません。
「父様、戸惑ってましたけど…」
『21,405日間のお別れです。
 大丈夫ですよ58年くらい。100年くらいなら待つ、って、自分で言ったんですから』
「それは心配してないの。どっちかというと、この躯体が持つかどうかが心配…」
 私はそういって、自分の胸元に手を当てます。
『常時バックアップされてますし、データが破損しても、こちらのデータを使えばいつでも復元できます。
 …ちゃんと、毎日クロスチェックして、意識体データの更新を忘れないで下さい。
 嫌ですからね、死にかけのこの身体であなたを探しに行く羽目になるのは』
「分かってますよぅ、あなたは私なんですから」
『あなたは私、か。
 なんか、不思議な感じ。GH-412の「私」を自分の目で見て、自分と会話しているなんて』
「私も、未来の『私』を自分の目でみて、自分と会話してるって思うと、不思議な感じがする。
 あなたも私もロザリオ・ブリジェシー、同じ『存在(もの)』なんだから、同じように感じて当然でしょうけど」

 

 そう、この女性は、最終段階まで急激に進化をした、私の本当の躯体。
 ほんとは数十年をかけてエネルギーと元素を蓄積してからでないと成れない姿のはずなのに、突然進化してしまったんです。
 特に元素が足りてないせいで、外装とブレインコアなどの重要部品以外は半分以上スカスカ、満足に動くどころか躯体維持も危ぶまれる状況です。
 そこで、意識体を『複製』したバックアップ用ブレインコアを用意し、準備してあった新規躯体にそれを搭載、それを運用しながら本来の躯体が完成するのを待つ事になりました。
 意識体を複製したのは、本来の躯体から意識体がお留守になると色々危険だという判断をしたからですけど………
 二つのブレインコアの情報誤差が生じる可能性を考えれば、それはそれで危険な選択ですが、どんな形であっても、私は父様の側に居たかったのです。

 

「…第6段階進化に必要な元素の変換が済んでいれば、もうちょっと楽だったのに」
『仮にそうだとしても、あのままでは死んでましたよ?』
「そうよねぇ…グラール教団、いえ、幻視の巫女さまさまよね」
『でも、そうだったとしても、やっぱり封印されるんですから、どちらが良かったのかは』
「『微妙よねぇ』」

 

452 名前:ハロウィン・ベイビー(1)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:19:31.59 ID:TxaA6v0s
 私が急激に進化したのは、ハビオラ禁止区での変種原生生物駆除に、父様と出向いた時のことです。
 ミッション中に突然、私は完成体とも言える第7段階まで急激に躯体が進化、元素不足から躯体が完成せず、機能不全で昏倒しました。
 偶然ですが、その日は父様と二人だけでミッションを行っていたので、救援を請おうにも周囲に誰がいる訳でもなく、劣勢になった私と父様は死を覚悟しました。
 そこへ、タイミングよく教団所属の特殊警護士の一分隊が到着し、私と父様は助け出されました。
 ですが、彼らが私達を助けた理由は、私を封印する為だったのです。
 いつもの事ながら、教団から詳細は説明されませんでしたが、私、というよりは私の躯体が活動していると『悪しき意志』、つまりSEEDを引き寄せるらしいのです。
 『幻視』によって見えた未来の、来るべき災いを回避する為に封印する、という、一方的な通告でした。
 封印期間は、私の躯体が完全に完成するまで。
 状況から判断すると、躯体が未完成状態である私が動き回ることが、一番の問題だったようです。
 本当は、私の意識体ごと封印される予定だったのですが、巫女様の計らいで、それだけは免れました。
 星霊首長イヅマ・ルツ様は、危険性の残る巫女様の計らいについては快く思っていない、と、父様との対面時にはっきりと仰っていました。
 実際の問題として、教団側がガーディアンズの備品(形式的にですが)である私を無断処分したことになるわけですが、ごたごたを嫌った父様が『教団側に協力を求めた』という事にして、この事件をガーディアンズ側に報告していました。
 勝手な振る舞いをした父様がそれ相応の処分を受けるかと思いましたが、新総裁と父様の間に何かの取引があったらしく、始末書一枚と何かの研修を受けることで済まされてしまっています。
 そして、私が根本的な原因であるらしいこの小さな事件は、教団とガーディアンズ、双方の思惑によって巧妙に『無かったこと』にされました。
 ここに『私』が封印されている事は、僅かな関係者しか知りません。
 それと、私が突然進化した原因は今もって皆目見当がつかず、あの森の高濃度フォトンが何らかの影響を与えたらしい、という私の推測以外は何もありません。

 

「―――そろそろ時間です。この場をお引取り願います」
 男性警護士の、丁寧ですが有無を言わせないその台詞を聞き、私は素直にカプセルの前から立ち去りました。
「おやすみなさい、私」
『おやすみ。また今夜、夢の中で』
「ええ、また今夜ね」
 部屋を出た私の背後で、扉とカプセルの封印蓋が閉まる音が聞こえてきました。


 

 ―――惑星パルム、ガーディアンズ宿舎―――

 

「たっだいまぁ、っと」
「おかえりなさいませ」

 

 マイルームに帰ってきた私を出迎えたのは、スペアPMから変わって新たに導入された、フォトンミラージュを応用したお留守番装置です。
 この装置は、触ることも出来る『質量を持った』フォトンミラージュと、私達パシリの意識体データバックアップシステム、それに連動した簡易AIで構成され、これで来訪者に対応しています。
 この装置、実はずいぶん昔から普及していたのですが、バックアップデータに関する通信自体の問題や私達パシリのバックアップシステムとの連動がうまくいかず、採用されていませんでした。
 その為、今までは同型ブレインコアと躯体による、一種の共鳴作用を利用した特殊な通信システムを構築し、各パシリごとに専用のバックアップ躯体を用意する必要がありました。
 現在は、破損したベクタートラックが修復され始め、それに伴う通信設備の強化によって今までの問題点がすべてクリアされ、晴れて導入となったのです。
 私に関しては、GRMが設置した装置にデータがバックアップ出来ない事は相変わらずで、『私』へのデータ送信はブレインコアの共鳴通信を利用しているんですけどね。
 この、ガーディアンズ専用お留守番装置とスペアパシリの交換はGRMが推奨し、1週間もかからず全てが交換されました。
 何故ならこの装置、入れ替えも、維持も、スペアパシリにかかる経費の千分の一で出来るからなんです。
 

 

453 名前:ハロウィン・ベイビー(3)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:20:17.96 ID:TxaA6v0s
 あ、そういえば、この有質量フォトンミラージュは意外な所でも使われています。
 黄色いアイコンの『パートナーカード』を使ってライア教官…あ、今は新総裁でした、やヒューガ教官とかを呼び出すと、いつでもすぐに来ますよね?
 あの、やってくる教官達が『質量を持った』フォトンミラージュなんです。知ってました?
 ルウさんは外部端末躯体がいっぱいいましたけど、それ以外のガーディアンズで、生身なのに同じ場所に複数いるのは変だと思ってたんですが、そういうからくりだったんです。
 所詮は本人達の能力がデータ化されて、プログラムAIが動かしているだけだから、あんまり強くありません。
 まぁ、呼び出しには違いないので、稀に本人がやってきてびっくりしたりする事もありますけどね。

 

「やっと帰ってこれたなぁ」
 父様が私の後ろで、自分の首筋をもみながら、やれやれといった様子で言いました。
 私の封印作業が終了するまで、自発的(ほんとは半ば強制ですけどね。建前上という奴です)に教団へ留まっていましたからねぇ。
 ナチュラルマットとグッズですっかり居間に改装された元展示スペースですが、そこへ移動した父様は、ザ・ブトンに座るとほっとしたようです。
 ちょうどいい時間なので、私がお茶を入れてティー・タイムとなりました。
「躯体の調子はどうだ、ロザリィ。
 違和感はあるだろうし、例の装置とのリンクが切れているから、だいぶ勝手が違うと思うが」
 ニューデイズ産のグリーン・ティを飲みながら、父様はそう尋ねてきました。
 この躯体は、次世代型新設計のメインフレームに私が新造したブレインコアを搭載した、一種のカスタムボディです。
 実はこれ、やっと量産の目処がたった交換パーツのテスト用として組まれていたものですが、急遽実用躯体として組みなおしたものです。
 これがなかったら、私は少なからず一ヶ月はボディ無しで過ごす羽目になっていたことでしょう。
 もっとも、このブレインコアにも内蔵されている異能体感知装置以外は本体ごと封印されてるから、今の私はただのパシリと変わりがありません。
「かなり楽ですよ、この次世代型新設計躯体。
 メインフレームの情報処理系がアップグレードされていて、ブレインコアへの負荷が少なくなっています。
 私から採取・培養した人工細胞にも次世代技術が取り入れられてて、封印されてる本体よりも高分子モーターや運動制御系も大分改良・洗練されて、動きやすいです。
 リアクターも小型で高出力になったので、躯体自体も軽くなりました。
 今晩のデータ更新のときに、本体のほうへこの情報を送って、自己改良しようと思います。
 後、変わった点は…」
 その先を口に出すにはちょっと恥ずかしくて、思わず口ごもってしまいます。
 簡単に言えば、夜のお相手の為の機能が改良されてるんです。
「後、私本来の躯体とは違いますけど、量産型に組まれていた精子採集器が外されて、代わりにジーンスキャナーが組み込まれています。
 私の場合は躯体メインフレーム以外が専用パーツで組まれた特別製ですけど、今後は定期メンテで順次ヴァージョンアップされて、この新設計躯体の量産版に切り替わっていくでしょう。
 そうなれば、ああいう事件は減ると思いますけど…」
「そうだな…」
 そう言ったっきり、父様は黙り込んでしまいました。

 

 そう、あれはちょうどハロウィンシーズンの真っ只中、子供達が「Trick or Treat!」と言って、お菓子をねだりに来る日の事でした。

 

454 名前:ハロウィン・ベイビー(4)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:20:56.49 ID:TxaA6v0s
 それはヒュマ姉さんの部屋での出来事。
『Trick or Treat!』
「いたずらしないで、お菓子をあげるから!」
『わ~い!!』
 ルテナちゃんがそう言うと、仮装をした子供たちは歓声を上げました。
「はい、どうぞ。一人に一袋ずつあるからね」
 彼女に代わって、私が一人一人に手渡します。
 以前の騒ぎのとき、お菓子作りをするヒュマ姉さんの姿がカルチャーセンターで見かけられた所為か、連日やたらと子供が来るとの事で、今日の私は助っ人に来ています。
「ありがとう!ここのおば…おねーさんのお菓子、すっごくおいしいって聞いたから楽しみだったんだ!」
 私の後ろからヒュマ姉さんの咳払いが聞こえてきた途端、素直なお子様達はしっかりと言い直し、にっこりと笑って出て行きました。
「全く、近所のガキどもったら…」
 ヒュマ姉さんがぼやきます。
「そう言えば、そのガキどもにスカート引き摺り下ろされたって…」
「それはわたしです」
 私の質問にルテナちゃんが、目の端に涙をためて顔を真っ赤にして答えました。
「お使いの帰りに、ヒトが沢山いた往来のど真ん中で下ろされちゃって…」
 思い出して感極まったのか、私にすがってしゃくりあげ始めたルテナちゃん。
「あたしはあたしで、ミクミコセット着てひどい目にあった翌日に、思いっきり胸を揉まれたの」
 そう言って、自分の胸を両腕で隠すように押さえ、身震いするヒュマ姉さん。
「あの時かぁ…もう、治りました?」
「とりあえずはね。でも、あの時はすごく痛かった…」
 眉間にしわを寄せ、思い出してしまった痛みをこらえているようです。
 服がずれなかったり、激しい汗をかいても蒸れないのはガーディアンシステムによる機能の一部なんですけど、姉さんのシステムは数日前から環境系機能が不調気味だったんだそうです。
 それなのにミクミコセットを着て外出したら、ゆれる胸の動きに布地がついてこなくて、生地で擦れて胸が真っ赤っか、湿度調整がおかしくなってたから蒸れちゃって、布擦れで赤くなった場所に大量に汗をかいて汗疹が出来ちゃったのよね。
 結局、姉さんてば痛痒さに耐え切れなくて、出先から一番近い部屋だった父様の所に駆け込んできて、消炎効果のあるパウダーを借りてったっけ。
 しかも、炎症の痛みで自分じゃ上手く出来なくて、結局私がパウダーをつけてあげたのよね。
「一度は着てみたくて手に入れたけど、あんな事は二度とごめんよ。私、ミッションにあれを着ていく勇気は無いわね…」
 私はその言葉に、ただ苦笑するしかありません。

 

 ぷしゅ~

 

「こ、こんばんは…と、Trick or Treat…」
 かぼちゃのお面とぽっちゃりしたローブ姿、つまりラッピー・ラタンに仮装したパシリが来ました。
 仮装パシリはさほど多くは来ませんが、ちらほらと現れます。
 ま、大抵は私達の友パシリ達なんですけどね。
「いたずらしないで、お菓子をあげる、か…ら?
 …ねえ、どっか具合、悪いの?動きは変だし、苦しそうだし」
 決まり文句で返事をし、最初にそのパシリの異変に気がついたのは私。
「う、うぅ……くる…し……ぃ…」
 そう言って、踏ん張れなくなって膝をつく彼女。
「…奥に連れて行ってあげるから、ちょっと横になりなさい」
 そう言って、様子がおかしい彼女をヒュマ姉さんが抱えあげた途端、姉さんは顔をしかめました。
「ロザリオ、おじ様を呼び出して!急いで!」
「は、はい~!」
 突然、ヒュマ姉さんが強い口調でそんな事を言うのでちょっと面食らいましたが、反射的に返事をしていました。
「ちょっと待って!ここじゃなくて、GRMのサービスセンターへ呼び出して!
 私達もこれからすぐに行くわよ!」
「は~い」と、言うルテナちゃんの返事を聞きつつ、私は疑問に思いました。
 一体、ヒュマ姉さんは何をあわててるんでしょう?

 

455 名前:ハロウィン・ベイビー(5)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:22:15.37 ID:TxaA6v0s
 戸締りもソコソコに、GRMのPMサービスセンターへ駆け込んだ私達。
「―――ご主人様、もうすぐ来るそうです」
「そう、分かったわ」
 私は既にメールで父様に連絡を取っていて、たった今、返信されてきたばかりの内容を伝えると、ヒュマ姉さんはちょっといらいらしながらも、じっと待っています。
「あの、姉さん、検査が目的なら、すぐに出来るように私の権限で研究棟へ直接入りませんか?
 検査設備は研究棟の中だし、ご主人様を待ってても、時間が過ぎるだけだし」
「そうね、そのほうがいいかも。
 じゃ、よろしくね」
「はい」
 通路の奥にある、研究棟のある敷地への連絡通路入り口前まで移動すると、警備のキャストさんに止められます。
「ここから先は、許可を受けたものと関係者以外は立ち入り禁止だ」
「GRM開発局第5研究棟PMメンテナンスサービス部門検査主任、PMGA00261C5D7-B5、ロザリオ・ブリジェシーです。
 外部同伴者1名、同伴PM2体の入棟許可を申請します」
「暫くお待ちください。個体認証IDと製造ロットの照合中……確認しました。
 検査主任、入棟を許可します。
 外部同伴者1名、同伴PM2体の身元が照合されました。
 只今、棟内用時限IDを発行中…登録完了…時限IDの確認終了、入棟を許可します。こちらからどうぞ」
 警備員は全員のIDを確認すると、入り口を塞いでいた扉とシールドラインを解除し、私達は中へと案内されます。

 

 私は、いつの間にかパシリメンテの検査主任などという立場を与えられ、この施設へ出入りするようになっていました。
 要は、私に例の制圧・制御装置を使わせてパシリ達のメンテナンスをさせる為に、私にある程度の立場を与える事で、GRMは機密保持と出入りの利便性を確保させたわけです。
 開発局長様が、何をどうやって手を回したのか知りませんが、ガーディアンズのパシリでありながら、私は今や立派なGRMの社員の一人です。
 おかげで、ガーディアンズのヒト達から白い目で見られることもあります。
 気持ちは分かりますけどねぇ………
 毛嫌いしようとも、組織としてはイルミナスとの癒着やガーディアンズとの確執があっても、結局、私達パシリはGRM無しに稼動の維持が出来ないのが現状です。
 それに、この会社にいるヒトみんなが悪い奴って訳じゃありません。

 

「――検査主任?今日は業務がないはずでは?」
 通路を足早に移動していると、向こうから歩いてきた、白衣に身を包んだニューマンの女性が私に声をかけてきました。
「そうなんだけど、ちょっと緊急事態みたい。本業のほうでね」
 ちらり、と、ヒュマ姉さんと抱えているパシリを見て、ニューマンの女性が私達の前を歩き出します。
「それならこちらへ。こっちのスキャナーはまだシステムダウンさせてませんから、すぐに使えます」
 そう言って、検査室まで案内してくれました。
 部屋に入ろうとすると、通路を駆けてくる足音が聞こえてきました。
「すまん、遅くなった。
 で、何がどうなってるって?」
「遅いですよ、ご主人様。一体、何処に…って、聞くまでもないか。
 ボル・コインのケース、しまってよね、もう」
「ん?あ、ああ…急の連絡であわててたから、預けるの忘れてたよ」
 そう言いながら、コインをケースごとナノトランサーに仕舞い込む父様。

 

 下手の横好きとでも言いましょうか、カジノで遊ぶ行為そのものが好きなんですよね、父様。
 勝敗で言うなら殆ど負けてますけど。
 今まで手に入れた景品はフォトガチャンが1台だけ(実話)ですから、運は良くないようです。

 

「スキャンはこれからなので詳細は分かりませんけど、様子のおかしいパシリがヒュマ姉さんの部屋に来たんです」
 そう言って、ヒュマ姉さんの抱いているパシリに視線を送る私。
 そのパシリを一瞥した父様は、眉をひそめると「まさかな」とつぶやきます。
「検査主任、検査室へどうぞ。準備完了です」
 研究員の言葉に、私達は問題のパシリを検査台に横たえ、操作室へ入りました。

 

456 名前:ハロウィン・ベイビー(6)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:22:59.11 ID:TxaA6v0s

 

 一通りのスキャンが完了し、その結果を見て驚きました。
「へ?赤ちゃん?妊娠してるの?」
 3Dスキャンした映像には、肥大化している腹部に、どう見ても胎児の姿が確認できるのです。
 私、彼女のお腹が膨らんでるの、仮装のせいだと思ってた……
「やっぱり…」と言ったのは、ヒュマ姉さん。
「おいおい、マジかよ…型番だと、こいつは受胎機構のある限定生産型じゃなくて量産型だぞ?」
 父様はスキャン中に見ていた、ガーディアンズ側の登録データを再確認しながら、首をひねっています。
「ですけど、どう見てもお腹が大きく膨らんでいますよ?記載ミスなのでは?」
 ルテナちゃんはそう言いつつ、物珍しそうに検査台のパシリを見ています。
「主人はモトゥブ出身、3ヶ月おきの簡易自己診断では異常なしとの報告あり、ってなってたな。
 …あ、特記事項に改造歴があった」
「ご主人様、しっかりしてよね」
「すまん、見落としてた…
 ええっと―――クバラ製埋設型オプション装着……日付けはざっと一年前、年一回の定期メンテの直後だな」
 父様が、躯体の登録経歴を調べてオプションの型式をチェックすると、GRMに登録済みの社外商品から予想通りの名称が出てきます。
「クバラ製PM用受胎機構セット、ジーンデザイン済み人工卵細胞付き。
 これ、半年前に製造を中止、欠陥構造のせいで実際の使用に問題があるとして製品回収になってるな」
「そもそも、私達パシリの体のサイズで、子供を生むこと自体が間違ってます!」
 私は自分のことを棚に上げて、そう言い切りました。
「それでおじ様、その主人に連絡は?」
「スキャン中にしたよ。そろそろ連絡が…」

 

 ピピッピピッ、ピピッピピッ

 

「はい、こちら検査室」
 内線の呼び出しが鳴ったので私が出ると、先ほどの警備員からの連絡です。
『検査主任、PMの主人が到着しました』
「こちらに通してください」
『了解しました、入棟手続きを始めます』
 その連絡の直後、検査機器から警告音が鳴り響きます。
「え?容態急変って…」
 躯体内の生命体を排出する運動信号を確認、躯体機能の損壊可能性が増大、という警告内容です。
「これって、えっと…じんつう?」
 医療関係のデータを漁って、類似データからそう推測しました。
「バカ言え!PMが自然出産なんて出来る訳がない!医療課を呼び出せ!」
 バン!と検査筐体をひっぱたき、父様が大声を上げました。
「夜だってのにやかましいねぇ。一体何事だい?」
 操作室の入り口に、見慣れない型式のGHー4xxが立っています。
 明確な型式が不明で、現行のGH-4xxの特徴が入り混じった姿をしています。
 しかも、腰までの黒い髪、青い瞳と明るい肌色の人口皮膚以外はオフホワイトで統一されたパーツや服を着ているので、かなり違和感があります。
「あ、イヴ姉さん」
 イヴ姉さんは、量産試作機の前段階である基本素体“GH-400”のうちの一人です。
 そして現在は、試作パーツの実稼動評価を行うテストパシリでもあります。
 目の前に立っているこの躯体は、いわば彼女の専用躯体ですが、最新技術のテストベッドでもあるわけです。
 本当はとっくに博物館行き、ヒトでいう所の老後生活に入っているはずのイヴ姉さんですが、現在の彼女がやっている仕事をこなす予定だった個体が実働試験で大破、廃棄処分された為に、代わりとしてその役目を与えられたのです。
 極わずかですが、現在まで稼動している古いバージョンの個体もいて、それらと新規部品との相性判断をする意味合いもあるので、彼女らが第一線からいなくなるまで引退も出来ないそうです。
「…ふ~ん、去年もいたんだ、バカな主人が。
 こいつの主人、どうせモトゥブ出身だろ?始原祭から計算すれば、大体日数は合うからね。
 ―――おい、そこのでかいの」
と、父様に指を突きつけます。
「俺か?」
「そいつを抱えて、ついといで。それと、そこの442はバカな主人を呼んできな。
 早くするんだ」
 有無を言わせず父様に問題のパシリを抱き上げさせ、自分はスタスタと何処かに移動します。
 行き先を聞こうにも、「聞く耳なんて持たないよ」と、背中が語っています。


 

457 名前:ハロウィン・ベイビー(7)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:23:42.32 ID:TxaA6v0s
「―――入りな」
 そう言ってイヴ姉さんが入っていったのは、『生体研究区画』と呼ばれる、生体組織研究エリアの一室です。
 ここは、人工義肢や全身義体と呼ばれるサイバーウェアや、パシリやキャストに使われている生体パーツの開発・研究が行われている区画です。
「でかいの!入り口に突っ立てないで、そこの作業台にそいつを寝かしたら、さっさと操作室に移動しな!
 検査主任は問題のパシリを完全制圧、意識体を仮死レベルにしたら、ブレインコアが躯体メインフレームへアクセスするのを完全遮断。
 あたしの指示があったら、リアクターと躯体メインフレームの制御をするんだ」
「件のパシリの主人を連れてきました」
 パシリの主人を連れたルテナちゃんがやってきて、淡々と告げました。
「あ、あの、俺のパシリは…」
 操作室に入ろうとする父様に向かって心配そうに言うパシリの主人ですが、その膝裏を力いっぱい蹴っ飛ばし、ひっくり返すイヴ姉さん。
 ひっくり返され、うめき声と文句を上げようとするその主人の首に足をかけ、顔に指を突きつけます。
「よく聞け、このクソ野郎!!
 パシリをおもちゃにしようが恋人にしようが知ったこっちゃないが、キャストとは違うんだ!!
 あたしらはね、ガキは産めねぇんだよ!!
 元々、産めるように出来てないんだ!!
 無理やりんな事したら、ぶっ壊れちまうんだ!!
 そこんとこがよ~く分かったら、そこのベンチに座って、あたしが呼ぶまで大人しくしてろ!!
 そんで、てめぇのしでかした事がどんだけ馬鹿なことか、反省しな!!
 分かったな、このすっとこどっこい!!」
 そこまで怒鳴りつけて、首を踏んでいた足を退かすと、その足で主人のこめかみに蹴りを入れ、操作室に入っていきました。
 暫くして、夜の研究棟通路に響く赤ちゃんの泣き声。
「まさか、助産士の役をやる羽目になるなんて、思わなかった。『タスク』の所でやって以来、かな?」
 術衣を見につけ、取り上げた赤ちゃんに手際よく産湯を使わせて肌着を着せたヒュマ姉さんが、独り言を呟きます。
 その腕の中には、生まれたばかりの女の赤ちゃんが抱かれています。
 この部屋の中には、赤ちゃん用の肌着やオムツなどが常備されていて、まるで産婦人科のようです。
 そういえば、今は故あって失効してるけど、ヒュマ姉さんはちゃんと医科大学行って、正規の医師免許を持ってたのよね。
 話からすると、海賊時代に赤ちゃんを取り上げた経験があるようですから、手馴れていてもおかしくない訳です。
 イヴ姉さんの独り言によれば、パシリに埋設出来る受胎機構が開発されてからというもの、年に数回はこんな事があるという話です。
 それと、パシリの受胎機構の妊娠期間は、胎児の成長がパシリの躯体に負担をかけすぎないように約一年で臨月になるように調整されているのが普通なんですって。
 イヴ姉さんの統計上、モトゥブの始原祭にやっちゃった事例が多く、妊娠期間との兼ね合いから、この時期にこういう事件が集中するそうです。
「何度もそんな事があったから、こんな設備が作られたなんて、なんか皮肉よね」
 私の呟きを聞いたのか、イヴ姉さんがやって来て、私のおでこを指で突付きます。
「あんたは人事じゃないんだよ。
 同じバカやって、あたしの手を煩わせないでおくれよ?いいね?」
 私の相談相手でもある彼女にはすべての事情を話してあるので、その言葉に素直に頷いておきます。
「さてと、あたしゃそろそろ寝るよ。
 これ以上あのクソ野郎の顔を見たら、殺したくなっちまう」
 そこまで言うと、足早に去っていきました。

 

458 名前:ハロウィン・ベイビー(8)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:26:36.79 ID:TxaA6v0s

 

 結局のところ、イヴ姉さんの手による(とはいっても、専用の整備筐体を使ってという意味ですが)躯体分解作業によって、1時間ほどで赤ちゃんは無事に生まれました。
 同時に受胎機構は撤去されましたが、腹部の生体パーツはあまりにも芳しくない状況で、修理よりは躯体を丸々取り替えたほうが早いくらいでした。
 それと受胎機構ですが、後日の調査で耐久性に致命的欠陥があった事が判明しました。
 聞いた話では、後半日遅ければ人工胎盤が破裂し、胎児は勿論、母体となっていたパシリも機能停止していただろうととの事です。

 

「お騒がせしました」
 赤ちゃんを抱いて、私達に頭を下げるパシリの主人。
 その脇にパシリの姿はありません。
 結局、新規躯体にしろ、修理にしろ、すぐに復帰は無理なので、短期間のメーカー預かりとなったわけです。
「Gコロニーの医療課には連絡してあるから、ちゃんとその子供を連れて行くように。
 あと、今日の調書を取るから、早いうちに対PM対策課まで出頭する事。
 それから、2、3日以内に始末書を書いて提出してくれ」
 無言で頷き、パシリの主人は静かに立ち去ります。
「あいつぁ、帰ったかい?」
 突然、後ろから声をかけられ、振り返った先にはイヴ姉さんがいました。
「あれ?お休みになるって…」
「ん?ああ、そのつもりだったんだけど、ちょっとね…」
 ナノトランサーからタバコを取り出し、火をつけるイヴ姉さん。
 喫煙の習慣を持つパシリは非常に稀ですが、いないわけではありません。特に、惑星勤務のパシリに多いようです。
「悪いけど、検査主任、ちょっと付き合ってくれないかい?」
「え?」
 どうしようかと思って父様のほうへ振り向くと、父様は無言で頷いてヒュマ姉さん達と棟外へ出て行きました。
「いいご主人様、いや、だんなさんだね。
 あたしの話がみんなに聞かれたくない話だって、分かってくれてるんだ」
 紫煙を吐き出し、微かな笑みとさびそうな表情を浮かべるイヴ姉さん。
「父様、パシリにはやさしいですから」
「その様子じゃ、その呼び方以外になんて呼んだらいいのか、まだ思いつかないんだね?」
「はい…」
「仕方ない子だね。まぁ、ゆっくり考えるといいさ」
 再びタバコを咥え、ゆっくりと味わう姉さん。
「―――あたしにはね、腹を痛めて産んだ息子がいるんだ」
 唐突にそう切り出されて、私は面食らいました。
「姉さんに、息子、さん、ですか?」
 すごく苦い笑みを浮かべ、私に視線を向けるイヴ姉さん。
「おかしな話じゃないのさ。
 あたしゃ、一体何をしているんだい?」
「あ、それじゃぁ…」
「そうさ、世界初の受胎機構が組み込まれたパシリがこのあたしだよ」

 

 ―――続く―――

 

459 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/11/30(金) 22:34:53.87 ID:TxaA6v0s
とりあえず、投下完了です。

 

残り1/3ちょっとですが、スレの残りKBを考えると危険なのでここまでとしておきます。
続きは多分、次スレになると思いますが、どうなりますやら…

 

ソルの続編は暇を見て作成中ですが、どうにもソルのご主人様が動いてくれなくて難儀してます。
時間がかかると思いますので、どうかご勘弁の程を。

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。

 

460 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 18:21:59.62 ID:gDMruc7R
>>459
キャラが動いてくれないか。なるほど、だから全体的にとんでも設定発表会みたいな作品になるんだな。
そもそもが書き手の自由だとは思うんだが、自己満足の域を出ないままにしたくないなら
キャラが勝手に動くんじゃなく、書きたいテーマに沿ってキャラを動かしてみた作品を書いてみてはどうかと。
ソルくんをいい転機にしてくれることを願いたい。


 

461 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/01(土) 19:53:20.26 ID:7J90wxNt
>>460
 ご拝読、感謝です。

 

 今までの書き方として、キャラが勝手に動いて、それを文に起こすというのがスタイルでしたから、
 作中のキャラたちを自分から役割にあわせて動かすことは割と少なく、何かあって動かすのは専らパパだけでしたねぇ…
 それに、大抵はネタ優先で、テーマまで考慮したことは殆ど無いような気がします。
 思い返すと、『暁の中で』を書いた時に多少はあったかも、という程度ですね…

 

 自己満足だけじゃ面白い文章にはなりませんね、確かに。
 今後はその辺をちゃんと考慮しながら書いてみようと思います。
 書き上がっちゃった『ハロウィン・ベイビー』には、流石に手を加えるのは勘弁してもらいたいですがw

 

 貴重なご意見、ありがとうございます。

 

チラシ裏
 別段、プレイヤーがいる電源不要系のシナリオ書いてる訳じゃないんだから、登場キャラを好きに動かしてもいいんだよなぁ…
 悪癖としてすっかり習慣化してるわ、こりゃ…

 

462 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 21:17:29.07 ID:9xj1iFHo
確かにまず設定ありきな感じがしてたが、そっちのシナリオ書く人だったのか。納得。

 

キャラが一人立ちすれば勝手に動いてくれるのは確かだけど、
そこに至るまでの道筋はやはり書く側がつけてやる必要があると思う。
リアルの子育てと同じで、最初は親の意志に従わせるのが当然なんだよ。
子どもはそれを足がかりにして自分自身を見つけていくんだから。

 

設定のこだわりはいつも凄いと思って読んでるけど、
もう少し作者の意図を前面に出してもいいとは思う。更なる良作を期待します。

 

463 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:24:50.74 ID:GuAC+vRr
>>462
 精進します。

 

ども、パパと412作者です。
スレの容量が何とかなりそうなので、続きを投下します。
容量足りなくて運悪く切れちゃったら、責任持って次スレたてさて貰います。

 

それでは「ハロウィン・ベイビー」、残りの投下です。
ご拝読くださいませ。

 

464 名前:ハロウィン・ベイビー(9)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:26:01.02 ID:GuAC+vRr
 実働試験の一環として受胎機構が躯体に組み込まれ、とある男性研究員と性行為を行って受胎実験がなされたそうです。
「十月十日(とつきとうか)なんて昔は言ったそうだが、試験の都合上、あたしの場合は約一年半の妊娠期間を経て出産となった。
 でもね、産めなかったよ。
 そりゃそうさ、こんな小さな体で臨月段階のヒトの胎児の自然分娩なんて、最初から無理な話だったんだよ。
 もちろん、実験は最終段階で失敗、自然分娩しか考慮されていなかった受胎機構は失敗作として廃棄処分、当然のように胎児ごと処分されそうになった。
 だけどね、わたしを抱いた研究員がね、自分の処分を覚悟でわたしと胎児を救ってくれた。
 さっきの設備、あれはその研究員―――あたしを見捨てたくないと言い張った男の研究室だったんだよ」
 長くなった灰を手近の灰皿に落とし、再び深くタバコを吸うと、静かに紫煙を吐き出すイヴ姉さん。
「結局は、パシリの自然分娩は技術的に無理だと分かって、外科的出産法を考慮された特殊躯体が限定生産されて、それで終わり。
 その研究員は、あたしと胎児を救った技術が認められてお咎め無しになったんだけど、赤ん坊を連れてすぐに研究所を止めちまったよ。
 その後は、クバラのPM研究所に引き抜かれたって聞いたけど、それ以降は音沙汰がないのさ」
「どうして、そんな話を私に?」
 私の問いに、ほとほとあきれたといった感じの笑い声を上げ、吸殻を灰皿に放り込む姉さん。
「それはね、さっき来たパシリの主人のせいさ」
「え?」
「ありゃぁね、あたしの息子なんだよ」
「ほんとですか?!」
 驚く私に向かって、確信を持った表情で頷く姉さん。
「ああ、間違いないね。
 あの顔、姿、声…昔のままのあの人がやってきたのかと、一瞬自分のセンサーを疑っちまったよ。
 それに、息子には特殊なIDタグが埋め込まれていてね、あたしの近くに来ると、あたしに位置と生体情報が送信されるんだよ。
 そういう機能があるのは知ってたけど、初めてのことで驚いたね。
 まったく、パシリに自分の子供を産ませようなんて、誰に似たんだか…」
 暫くの間、彼女の自嘲的な笑いが静かな通路に響いていました。
「たぶん…」
「あん?なんだい?」
 私が口を開くと、いぶかしんで、笑いを止めるイヴ姉さん。
「たぶん、姉さんのことを聞いて育ったから、じゃないのかな…」
「どんな風にだい?」
「お前の母さんはパシリだ、言えなかったけど、愛していた、って。私は、」
 突然に胸倉をつかまれた事で私の話は中断され、私はそのまま壁に強く押し付けられました。
「ふざけた事を抜かすんじゃないよ、このうすらとんかち!
 あんたのだんなみたいな奴はそう多く無いんだ、誰も彼も同じにするんじゃないよ!」
 イヴ姉さんが憤怒の表情もあらわに、そこまで一気にまくし立てると、手が離されます。
 そして、怒った表情のまま涙を流す彼女。
 その顔を見て、私も話の続きを躊躇いましたが、
「それでも、私は、そう思いたい!だって、自分の事を顧みないで、姉さんと子供を助けてくれたんだから!」
 どうしても我慢が出来ずに言ってしまいました。

 

 パシン!

 

 いきなり、私の左の頬にイヴ姉さんの平手打ちが飛んできました。
「それ以上、言うんじゃないよ!小娘!」
 これ以上無い位に辛そうな表情を浮かべ、とめどなく涙を流しています。
「ご、ごめんなさい…」
 私は謝って、それ以上の話を止めるしかありませんでした。
「…本当に、本当にそうなら、あの時、何であたしを一緒に連れていってくれなかったんだい…」
 寂しげに呟くと肩を落とし、暗い通路に向かってとぼとぼと歩いて行き、闇の中に消えるイヴ姉さん。
 私には、その背中に向かって、それ以上の言葉をかける事なんて出来ませんでした。
「ロザリオ」
 唐突に、消えていった通路の闇の中から、落ち着きを取り戻したイヴ姉さんの声が聞こえてきました。
「…はい」
「叩いたりして、ごめんよ。それから、さっきの言葉、言ってくれてありがとう。あたしも、そう思いたい。
 …おやすみ」
「おやすみなさい、姉さん」
 そして、通路には静寂が訪れました。

 

465 名前:ハロウィン・ベイビー(10)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:26:29.88 ID:GuAC+vRr

 

 イヴ姉さんの話を聞いたあの日以後、私はあの主人とパシリのことがずっと引っかかっていました。
「結局、あのヒトはどうしたのかな…」
 ポツリとつぶやいたその一言に、父様は首を振りました。
「分からん。
 調書を取るのに対PM対策課まであの主人は来たし、パシリがあの主人の所に帰っていったのは確認したが、それ以上は、な。
 それにロザリィ、あの三人の事は、俺達が心配してどうこうなる問題でもないだろう?
 ま、PMに関する相談なら受け付けてるって言っておいたから、必要になれば来るだろうし、多少のアドバイスはしておいたから大丈夫だろうさ」
「うん…」
 私はその返事と同時に、何故、あの二人の事が引っかかっていたのかに気づきました。
「私ね、パシリなのに父様の子供が産めるんだって分かった時、すごくうれしかったし、それって幸せだなって感じたの。
 でも、あのパシリと出会って、イヴ姉さんと話して、それが本当に自分にとっての幸せか、分からなくなっちゃったんだ。
 それで、ふと思ったの。
 私が感じているこの幸せって、一体なんなのかな、って…」
 自分の考えが、自然と口からこぼれ出ます。
 それを聞いた父様は、身振りだけで私を呼び、自分の脚の上に横座りに座らせました。
 そして、小さな私を片腕でそっと私を抱きしめます。
「俺は今まで長く生きてきたが、女房という例外はあったけど、誰かと暮らしていても、何処かにずっと孤独感を感じていた。
 だけど今は、お前と暮らして、こうやって語り合える時間が、二人でいられる時間があるという事が、とても幸せだと感じている。
 確かに、自分の子供が生まれれば、新しい家族が増える喜びに幸せに感じるだろう。
 でも、それはそれでまた別の喜び、別の幸せだ。同じものじゃない。
 お前がイヴに何を聞いたのかは知らないし、例えそれをこう感じたと話されたって、俺も完全には理解出来ない。
 だけどな、これだけは言える。
 何が幸せか、なんて、人それぞれだ。
 だから、お前はお前の感じる幸せを見つければ良いんだよ」
「私の感じる幸せ…」
 私のつぶやきに近い一言に、無言で頷く父様。
 膝の上に座っているために、いつもより間近にある父様の顔。
 その顔を見ながら、私は考え込みます。

 

 いつかこの人の子供が生めるという喜びは、私が感じている幸せの一部。
 じゃあ、その幸せを生み出しているものは、何?
 ……それは、この人。
 私の父様。
 最愛のご主人様。
 この人がいるから、私は幸せになれるし、それが感じられる。
 なんだ、答えは、目の前にあるじゃない。

 

 ザ・ブトンに座っている父様の、脚の上に膝立ちになり、その首にそっと腕を回して、軽く見上げます。
 私がそんな格好じゃ脚が痛いはずなのに、父様はそんなそぶりも見せずに、不安定な私の身体を抱えるように両腕で支え、私の顔を見ています。
 私は父様の顔を見つめながら、ゆっくりと喋りだします。

 

466 名前:ハロウィン・ベイビー(11)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:27:01.30 ID:GuAC+vRr
「私は、あなたを愛していることに限りない幸せを感じています。
 そして、あなたに愛されていることに限りない幸せを感じています。
 それが、今、この瞬間に、私の感じている幸せの全て。
 私がその幸せを感じられるのは、あなたがいるから。
 あなたがいるから、私は今までも、そしてこれからも、色々な喜びを幸せとして感じられる。
 私の幸せは、今、ここにいるあなたそのものです」
 私はそこまで喋ると、父様の唇に軽くキスをします。
「私、それしか分からないけど…」
『Trick or Treat!』
「「うわっ!!!びっくりした!!」」
 夢中で喋っていた私と父様は、誰かが来ていたのにも気づかず、唐突にかけられた声に驚いて、二人共そのまま抱き合いました。
「ど~したの?そんなにおどろいて」
 視線を向けると、相変わらず子供口調が抜けないウラルの声が、ラッピー・ラタンの扮装から聞こえてきました。
 彼女の後ろには、数人のラッピー・ラタンの仮装姿があります。
 たぶん、ラピスやトパーズあたりがやっているんでしょう。
「……父様と話し込んでいたら、みんなに気がつかなかったの」
 ああもう、ほんとにびっくりした。
 父様もだいぶ驚いたらしく、抱き合ってる私の触覚センサーには、父様の激しい心音がしっかり伝わってきます。
「なぁんだ、そっか。
 とりあえず、マスター、ロザリオ、お帰り~。おつとめごくろうさまでした」
 そう言って、ペコリ、とお辞儀するラッピー・ラタン姿のウラル。
「おう、ただいま」
 やっと落ち着いたのか、言葉と同時に大きくため息をつく父様。
 良かった、この様子だと、キスしたシーンは見られていなかったみたい。
 以前、父様にキスしたところを運悪く一度だけみんなに見つかった事があるんだけど、みんな揃ってすごいやきもち焼いて困ったのよね。
「ただいま。
 でも、『おつとめごくろうさま』は止めてよ、なんか縁起悪いから」
「でさ、お菓子くれないの?いたずらするよ?」
 むぅ。ウラルってば、私の話なんて聞いちゃいないんだから…
「あ~もう、この子は…はいはい、ちょっと待ってて」
 父様との抱擁を解いて脚の上から降りると、ミッション前に父様と二人で作っておいたカスタードクリーム入りのカップケーキを持ってきて、全員に手渡します。
『ありがとう!』「きゅきぃ~!」
 あれ?今、妙な声というか、鳴き声?が聞こえましたが…
「ちょ、ちょっと、みんな!かぶってるそのカボチャを取って!」
「え?あ、うん、いいよ」
 出てきたのは、ウラル、トパーズ、ラピス、コーラル、オリビン、ラッピー。
 よしよし全員外し………ラッピー?!
「ちょ、な、ラッピー?!」
 私が驚いて床にへたり込むと、そのラッピーは父様に飛びついて「きゅー!きゅー!」と甘えた声をあげます。

 

467 名前:ハロウィン・ベイビー(12)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:27:37.24 ID:GuAC+vRr
「うわ、なんだお前?!」
 父様は再び驚き、というか、驚かないほうがどうかしてます。
 みんなも唖然とした表情を浮かべて、硬直してます。
 そのラッピーは、かぶっている布の下から小さな花冠を取り出し、父様の頭の上に乗せました。
「?!、お前、自然保護区のラッピーか?」
「きゅーい!」
 なんか、その通りですとばかりに、片方の羽をまっすぐ上に伸ばすラッピー。
 そういえば、母様のお墓って、自然保護区の中でしたっけ。
「きゅい、きゅきき~き、きゅきっきピ。きゅーきぴきゅ、き~きーききゅ、きゅぴ」
 複雑かつ微妙な音階と発音を組み合わせた鳴き声で、何かを一生懸命しゃべっているようですが、意味がさっぱり…
 この鳴き声を文章で表現すると、どうがんばってもこれで精一杯。
『まつり、僕達の、みんな、あそぶ、なりきる、おばけ、ふえる、遅れる、友達、おっきい、今回、なりきる、お化け、来る…』
 突然、言語デバイスの中で妙な言葉が勝手に羅列され、次いで、ある程度しっかりした文章になります。
『みんながお化けになりきって遊ぶ、僕達のお祭り。今日は新しくできたおっきな友達がお化けの格好で後から来る』
「きゅるぴ~、きゅーきーきぃぴき」
『今日はお前達を、僕達のお祭りに誘いに来た』
 翼をぱたぱたと動かしながら鳴く声に合わせて、頭の中に文章が出来上がっていきます。
 これって、ラッピーの鳴き声が翻訳されてるって事?
 父様の表情もだんだん険しくなっていくんですけど…
「これがお前達のお祭りで、新しい友達と、誘いに来たってのは解かったんだが…
 俺はあいつみたいに、細かいところまで理解できないからなぁ…」
 どうやら間違いないようです。というか、父様も良くそこまで解かりますねぇ…
「きゅぴ、き~きゅるぴっきゅ」
 どうやら今度は、発音が微妙すぎてよく解からなかったらしく、父様は首をひねっています。
「新しい友達は、すっごく大きいから一緒に来れなかった、って、言ってますよ、父様」
「!、お前、解かるのか?
 …ああ、そうか。あいつのデータをお前が受け継いだから、翻訳できるのか」
 あ、そっか、母様のデータか。
 さっきから頭の中に、鳴き声に合わせて文章が浮かんでくるから、言語プログラムがバグったのかと思っちゃった。
「―――それでね、父様。『ぴっきゅ』って大きさとか数とか指しているらしいんだけど、どれくらいなのかな?
 さすがに、そこまでは私にも分からないの」
「『ぴっきゅ』?ふむ、………記憶が間違ってなければ、ディ・ラガンサイズとか、すごくたくさんとかいう意味だったはずだが…」
 古い記憶をまさぐっているらしく、やや間があってから答えが返ってきました。
「新しい友達は大きさが『ぴっきゅ』だって、さっき言ってたから…」
「は?大きさが『ぴっきゅ』だって?」
「ぴっきききゅきっぴ、ぴぴ~っきゅ!」
 通路のほうに向かって、大きく叫ぶラッピー。
「え?『ここにいるみんなを担ぎ出せ』って、どういう…」
 私が尋ね返そうとした直後、
『ぴーっ!』
 突如、通路から現れた大量のラッピー・ラタン達。
『ひょえ~!!』
 ラッピー・ラタン達にいきなりもみくちゃにされ、気がつけば、私達はフロントカウンターを通り、どこかへ誘拐されていく途中でした。
 も~、この宿舎の警備はどうなってるのよ~!シーナさん、手を振って見送ってないで、助けてぇ~!

 

468 名前:ハロウィン・ベイビー(13)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:28:11.37 ID:GuAC+vRr

 

 ―――数時間後、自然保護区外縁付近―――

 

 ここは保護区の外れにある、ちょっとした高台になっている開けた場所。
 連れ去られた私と父様も含め、全員がお化けカボチャの扮装をさせられ、そこで妙な踊りを小一時間ほどやらされました。
 ウラル達は途中からハイになっちゃって、笑いっぱなしで踊る始末。
 踊りが終わると、ラッピー達が作ったらしい簡素な焼き菓子をもらいました。
 磨り潰した何種類かの木の実を練って板状にし、焼いただけのシンプルなものですが、とてもおいしいものでした。
 その後は、おもむろに数匹ずつ集まって、好き勝手に遊びだしたのですが…
「ぐろるるぅ~ぅ」
「うぉ!舐めるな、咥えるな、振り回すなぁぁぁぁぁあ!」
 父様は今、ラッピー達の『大きな友達』こと、珍獣ディ・ラガン・ラタンにじゃれつかれ――いえ、もて遊ばれています。
 早い話が、ラッピー・ラタンの扮装をしてるディ・ラガンなんですが、その光景はなにか間違っている気がします。
 今は外していますが、さっきまではラッピーお手製の張りぼてカボチャを頭にかぶって、地響きを立てながら一緒に踊りに参加してました。
 ラッピー達の話によれば、この格好で遊ぶのがお祭りの流儀なんだそうですが、その格好をディ・ラガンにさせちゃうとは……
 そしてこのディ・ラガンをよくよく見ると、以前に父様を『お持ち帰り』しようとした、認定20LVの人懐っこいあいつです。
 尻尾には小さな歯形が残ってるし、どおりで見覚えがあると思いました。
 どういう過程を経て、ラッピー達と友達になったかは知りませんが、ある意味、非常に迷惑極まりないことです。
 特に、私達が。
「るろぉぅるるぅ~ぅ」
 ミッションでよく聞く咆哮より少し低めの、柔らかい音で鳴きます。
 ディ・ラガンが甘えてる声なんて、初めて聞きます。
 そして今度は、甘える仕草なのでしょうが、体格差がありすぎてひっくり返った父様に、頭を乗せてすりすりし始めます。
「おわっ!ぐほっ、ちょっ…おも……ぃ…」
「え?ちょっ、ダメぇ!父様がつぶれちゃうよぅ!」
 私は父様を助けようと、あわててディ・ラガンの下顎を力いっぱい蹴っ飛ばしてみましたが、無反応。
 ど、どうしよう、この程度じゃ全然感じてないみたいだけど、まさかレイピアで斬るわけにも行かないし…
 あ、そうだ!前にやった父様の真似してみよう!
 私はバトナラを両手で構えて、
「せえのっ!」

 

 バチン!!「ぐぁる?!」

 

 鼻っ面を力いっぱい叩きました。
 そこまでやるとようやく動きを止め、鼻を叩いた私に気づいたディ・ラガンが頭を持ち上げました。
「それ以上やっちゃダメ!!父様、つぶれちゃう!!
 あなたのほうがずっと大きいんだから、ちゃんと加減してよね!!わかった?!!」
 と、派手な身振りをし、大声で怒鳴りつけてやりました。
 頭をかしげ、鈍い動きでよろよろと起き上がった父様を見てどうやら状況を理解したらしく、そっと鼻先を近づけて、心配そうに舌で軽く父様を舐めるディ・ラガン。
「助かったよ、ロザリィ…体重かけられちゃって、つぶされるかと思った」
 良かった、間に合ったようです。
 今度は私に鼻先を近づけ、匂いを嗅ぐ仕草をするディ・ラガン。

 

 べちょり。「きゃっ!」

 

 おもむろに私を舐め上げました。
 一瞬の事で、最初は分かりませんでしたが、服や髪にゆっくりと水分が染み込み、濡れて冷たくなっていきます。
「…………ふ……ふぇ、ふえぇぇぇぇぇぇぇん!!気持ち悪いよぅ~!!ふえぇぇぇぇぇぇん!!」
 向こうは友愛の仕草のつもりでしょうが、突然舐められ、全身が生臭くてぬるぬるべとべとしたよだれまみれになった気持ち悪さに、私はしゃがみこんで泣き出してしまいました。


 

469 名前:ハロウィン・ベイビー(14)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:28:42.81 ID:GuAC+vRr
 今夜は意識体複製後、初めてのデータのクロスチェックを行っています。
 データ自体は常時転送されてるけど、これをしないと意識体に誤差が出る心配があるのよね。
『うわっ、気持ち悪………背筋がぞくぞくする』
 『私』と「私」は、ディラガンに舐められた情報をチェックした瞬間、気持ち悪さに鳥肌が立つ思いでした。
「こんな情報まで送るのは気が引けるけど、必要な事だから我慢してね」
『気にしない気にしない。
 あなたとの情報誤差があると、統合するときに修正不能のひずみを生じちゃう可能性が出るんだから、こういうのもちゃんと送ってくれなきゃ。
 …でも、残念ね、父様と久しぶりにキス出来たのに』
「出来ただけマシよ…
 うやむやの内にウラル達が泊まっていっちゃうし、後で思い出したけど、諜報部の監視カメラとマイクはあるし…
 大体、いつだってジュエルズの誰かが泊まってるんだもん、続きなんてどっちにしろ無理じゃない」
『分かってるけど、言いたくなっちゃうの!
 でも、ま、引っかかっていた事がすっきりしたから、良しとしよっか』
「うん」
「『私は大好きなあの人と一緒にいられて、とても幸せ』」
 そう言って、くすくすと笑います。
 その後、自然と深いため息が出ます。
『……仕方ないといえば仕方ないけど、たまには気兼ねなく甘えたいよね、やっぱり』
「でもさ、大体はジュエルズに邪魔されるし、不意にルテナちゃん来るし…
 お膳立てでもしないと、難しいよ?」
『そこはそれ、ミッションのついでに………ほら、前にモトゥブで見つけたあそことか』
「モトゥブは今の状況じゃ難しいよ。それよりも、パルムでね…」
 いつの間にか、私(私達?)は『父様にべったり甘えちゃおう計画』を練り始めていました。

 

 実におバカな事を考えていますが、この計画自体はだいぶ前から練っていました。
 私の中からローザが消えたあの日から、彼女の情緒不安定な部分が私の意識体データに混ざったみたいで、そこからくる理由の分からない不安感に、常に恐怖を感じていました。
 そこで私は、この恐怖を少しでも紛らわせようと思って、この計画を考え始めたのです。
 計画を練っている間は多少なりとも恐怖から逃れられ、その不安感について考える心の余裕が生まれました。
 そしてやっと、その不安感を生み出している原因にたどり着けました。
 それは、父様との関係そのもの。

 

 私は父様に愛されてるの?父様は私といて幸せなの?私の他に、誰か他の人を好きになったりしない?………

 

 二人の関係を考える度にいくつも湧いてくる疑問の数々、それにYesともNoとも答えが出せない自分の心。
 そんな心の葛藤が不安感を生み出し、それに恐怖していたのです。
 その不安感を打ち消すのは難しいと思いましたが、昼間に父様と話していた時、たった一つの事で解決する事にふと気づきました。
 それは、信じること。
 私を愛している、二人でいる事が幸せだ、と言った、父様を信じる事。
 父様を愛している、父様が自分の幸せそのもの、と言った、自分を信じる事。
 YesかNoか、答えを出す必要は無かったのです。
 それが分かった今は、恐れる気持ちは薄らいでいます。

 

470 名前:ハロウィン・ベイビー(15)[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:29:32.07 ID:GuAC+vRr

 

 ですが、計画を考え始めた理由なんて今となっては過去の話、真の目的は『父様に存分に甘えること』!
 私だって、たまには誰にも邪魔されずに、ご主人様である父様に甘えたいんです!
 普段なんて、父様と一緒に寝てると文句言われるし、お風呂はみんなに頻繁に乱入されるし…
 面倒見のいい父様は、みんなに最後まで付き合っちゃうから、独占したくたって出来ないんです。
 そうね、何処かの温泉で、二人っきりでゆっくり混浴とか…いいわよねぇ…
 !、そういえば、秘湯みたいな温泉宿のうわさを聞いたことがあった!
 「私」は『私』に向かって、今思いついた計画をすごい勢いで伝えました。
「…じゃ、これで決まりね。データ転送を楽しみにしてて」
『そうさせてもらうわ、フフフw』
「ところで、躯体成長度はどんな感じ?」
『いい感じよ。
 元素の蓄積は想定通りだけど、あそこで浴びた高濃度フォトンがだいぶエネルギーとして蓄積されてたみたい。
 今は60%ほどだけど、80%を超えればエネルギーが安定状態に入るから、そしたら一気に元素変換。
 物理的に安定させたいから一度第6段階に退化する予定だけど、この調子ならだいたい20年は時間が短縮できるわね。
 ま、元素供給量を増やしてもらわないと、おっつかないけどね』
「りょーかい、その辺は話してみる。
 向こうも、さっさと厄介払いしたいだろうし、なんとかなるでしょ」
『よろしくね。じゃ、また明日』
「うん。おやすみ~」

 

 こうして、私達の今年のハロウィンシーズンは過ぎていきました。
 ラッピー達に誘拐された翌日、再び現れたラッピー達に配るお菓子を大量に作る羽目になったのは、また別のお話。
 ラッピー達は、『今度はクリスマスに来る』と言っていましたが、その時に、ディ・ラガン・ノエルを見ずに済むことを願うばかりです。
 ディ・ラガンに舐められるのは、ほんとにもうこりごりです。

 

 ―――おしまい―――

 

471 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 22:34:37.57 ID:GuAC+vRr
投下完了です。

 

スレの容量はなんとかなったけど、ひやひやものでした…
もうちょっと簡潔に書けるようになりたいもんですね。

 

それでは、この辺で失礼します。

 

472 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/03(月) 23:04:48.11 ID:GuAC+vRr
投下が終わって、ふと思った。
次スレのタイトルはやっぱり、【PSU】新ジャンル「パシリ」十五体目、なんだろうか?

 

容量が少ないから次スレ立てておこうと思ったんだけど…

 

473 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/04(火) 01:47:56.89 ID:gXSQGPRT
「世間では少年型が人気らしいぞ。440」
「そうなのですか?御主人」
「どうだろう440。お前もチェンジしてみては?」
「断ります。御主人」
「即答だな440」
「はい。御主人」

 

「440。出来れば理由を聞かせてもらえると助かるのだが」
「そうですね、御主人。しいて言えば」
「しいて言えば?」
「私が440になった時。御主人の喜んだ姿が記憶に残っていますので」
「そ、そうか。これからも宜しくな440」
「いいえ、こちらこそ御主人」

 

474 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:54:08.93 ID:WINNZdD2
流れを読まず投下

 

 

 ――パルムに新設されたガーディアンズ宿舎。

 

「もう、私を一人にしないでください。お願い……、ぐすっ、お願いですから……」
 私の背に縋り付くパシリ。
 私は振り返り、小さくふるえる肩を押さえるように抱き、優しくつぶやく。
「大丈夫……、私は何処へ行っても、ちゃんと、帰ってくるわ。
 だって”ここ”は、私の帰るべき場所なんだから……
 ね、だからそんな顔しないで。笑顔で『いってらっしゃい』って、言ってちょうだい。
 そう言ってくれれば、私はどんな事があっても帰ってこられると思う。いえ、必ず帰ってくるわ」
 微笑み、諭すように一字一句、ゆっくりと語る。
 自分が、死地へと赴く事はすでに決まってしまったこと。
「なら、私も連れて行ってください! もう、あんな寂しい想いはしたくありません!」
 大粒の涙を零し、懇願するパシリ。
 過去に請け負ったミッションで生死の境をさまよった時の事を思い出す。
 あの時、この娘に大変な想いをさせてしまったことを今でも覚えている。でも、
「ごめんなさい、それは出来ないの。このミッションは、私が一人でやらなくてはいけないの」
「どうしてご主人様なんですか! 何で他の人じゃないんですか!
 何でこんなミッションが下されるんですか!!
 ガーディアンズは、提督は、ご主人様に死ねと言ってるんですよ!!
 ご主人様もどうしてこんなミッションを了承されたんですか?
 ……どうして? どうしてですか?」
 崩れ落ち、流れる涙を拭いながらパシリは感情の矛先を何処へ向けていいのか判らず叫ぶ。
「ダルカン提督としても苦渋の選択だったと思うわ。
 出来ることならこんなミッションを行わなくて済むよう、各方面へ調整を行うと思うわ。
 でもね、今の状況ではこれが唯一の、最善策なの。
 最悪、私一人の犠牲でコロニーの何千、何万の人たちの命が救われるのだから」
「でも……」
「ねぇ、前にも言ったと思うけど、私は他人(ひと)の為になりたくて、ガーディアンズに入隊したの。
 私の想いは今でも変わらない。いえ、決して変わることは無いわ。
 その為に、私は知識を広め、身体を鍛える努力をしたわ。
 時には挫折しそうな事もあった。力及ばず、助けることが出来なかった人たちもいたわ。
 辛かった時、励まし助けてくれたのは貴女。貴女が居たからがんばってこれた。
 だから、努力をして科学者に負けない知識を備え、ガーディアンズとしてトップランカーとして登り詰めることが出来たわ。
 このミッションはコロニーの人達を助けであるとともに、そんな貴女に恩返しをする為でもあるの。
 とても危険なミッションであることは、判っている。けど、私がやらなくちゃいけない事でもあるの。
 このミッションは科学者としての知識、ガーディアンズとしての腕を必要としている。
 このミッションは私がやらなくてはいけないの。いえ、これは私にしか出来ないの」
「……私も連れて行ってください」
「お願い、我が儘言わないで。
 ……大丈夫よ、どんなことがあっても必ず戻るわ」
 そうは言っても、無事に戻ってこれる確率は低い事は判っている。
 だからこそ、パシリを連れて行くことは出来ない。
「私の帰るべき場所を残しておいて、ね」
「判りました……」
 涙を拭い、無理に笑顔を作る。
「……必ず帰ってきてください」
「ありがとう」

 

『いってらっしゃいませ』
 そう言って、主人を送り出すパシリ。

 

475 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/06(木) 10:22:16.86 ID:z50bztUI
流れをぶった切ってすまない、誰か新規スレ立ててください。
やったんだけど、何故か立てられないんだ…

 

476 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 10:53:03.24 ID:t9y2dTdG
立ててみます

 

477 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 11:11:10.83 ID:t9y2dTdG
私も立てられませんでした…

 

478 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 20:04:33.91 ID:z++B8FKM
チャレンジ

 

479 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 20:07:16.47 ID:z++B8FKM
成功
【PSU】新ジャンル「パシリ」十五体目
http://live27.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1196939187/
希望の次スレに レディー・ゴー

 

480 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 20:45:02.97 ID:WINNZdD2
すまない、>>474はたぶん続かないんだ…… 

 

481 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/06(木) 22:46:20.83 ID:z50bztUI
>>479、乙!

 

>>480
 それは残念だ。面白そうなのにな…

 

482 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 22:50:55.57 ID:AdN93IZW
つつく >>480

 

483 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 23:41:07.53 ID:WINNZdD2
>>481
自分、481氏みたいに早く書けないし、ネタが思いついてもまとめることが出来ないんだ
実はこれ、続き物の途中の話なんだが、挫折してしまった

 

章仕立てで作ってプロローグ+1~4章+エピローグって考えてたんだけどね、
設定シートまで作ってネタなんかもまとめてたんだけどね
上の話は3章で使おうと考えていたネタなんだけど、2章の途中で挫折

 

書き込んだ理由はこのスレが終わりそうだったから、「まぁ、いいや、ネタとして書き込んでみるか」
てな気持ちで書き込んだ

 

まぁ、たぶんこの物語は日の目を見ることは無いでしょう。

 

P.S.
ちなみにこの物語はずっと前に書き込んだ物を再構成した話
全く違う物になっちゃたけどね

 

 

484 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/07(金) 01:30:06.56 ID:lh2f1X1x
>>483
 そんなに書く速度早いかなぁ?自分じゃ、よく分からん。
 俺の場合は、書き溜めて、完成したら一気にスレに上げてるから、そう見えるんだと思うけど…

 

 お蔵入りはもったいない気がするけど、そういう事も良くある話だしね。
 今度は完成した作品が上がることを楽しみにしてます。

 

485 名前:名無しオンライン[sage パパと412作者] 投稿日:2007/12/09(日) 10:43:35.41 ID:9nd+M5Qg
ほしゅ

 

486 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 20:14:18.25 ID:ViQTf8Uf
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|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ、

 

487 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/10(月) 23:53:53.52 ID:ee1vEiCs
恋をした。

 

488 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2007/12/11(火) 13:27:56.81 ID:LSyUr2Uo
なんかここが参考になった。

 

ttp://s03.2log.net/home/hopeless/archives/blog550.htmJ

 

ストーリー書いてる身としていろいろ考えさせられた。俺も精進しよう…





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