1997 Japan Formula 3

Round 9 Fuji Speedway

Race

スタート直後、サントリーコーナーでトップ争いをしていた
脇阪 薫一(Dallara/Mugen)とトム・コロネル(Dallara/Toyota)
が接触、脇阪はコロネルのマシンに乗っかる形となり、
そのまま2台はコースアウト、脇阪のマシンはグラベルで横転した。
コロネルは乗り上げた脇阪のマシン右リアタイアが頭に
引っ掛かり、えぐるように押さえつけられた。
安否が心配された事故だったがコロネルは自らマシンから脱出、
脇阪もなんとかマーシャル達に救出され無事だった。

しかし、悲劇はこの後に起きる。

上記の2台によるアクシデントの対応が長引き
横転した脇阪のマシンを元に戻そうとしていた時点で他マシン
が既にホームストレート近くに来ていたため
安全を考慮してオフィシャルはセーフティカーを出動させた。

コースの各ポストにてSCボードとイエローフラッグが
示され、レースは一時的に落ち着くかと思われていた。
しかしホームストレート上で横山 崇のマシンが
前方の減速した平野 功のマシンに乗り上げ、横山のマシンは
空中高く飛んだ後、高さ約5.5mのコナミブリッジに激突。
マシンは爆発音を響かせ大破、バラバラとなり
ドライバーは投げ出されたまま破片と共にコース上に叩き付けられた。
横山はほぼ即死状態でレースは中断となる。

この事故はSC導入時のオフィシャルの対応、各ドライバーの
対応などが問題となった。各ポストで示されたはずの
SCボードが見えなかったという意見もいくつかあり
横山の両親が主催者等を訴えた。(判決は両親側の敗訴)



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最終更新:2007年02月11日 05:24