第十章
『誘惑』

放課後の校舎

ボブ『…ハクの奴、忙しいからって俺を雑用に使って~。え~と、ポスターを50枚コピーと…』

コピー室に向かうボブ

たま『あっボビーちゃん。ちょっといいかな?』
ボブ『あっ、たま先生、なんですか?』
たま『実は~、ボビーちゃんに相談したい事があって~』
ボブ『俺に?何?』
たま『ここじゃちょっと言えないのよ保健室に来てくれるかしら?』
ボブ『はい!喜んで!』

保健室

たま『実は~…ハクくんてどんな女の子が好きかな?』
ボブ『!、なんだ、ハクの事かよ~。…何?先生ハクが好きなの?』
たま『違うわよある女の子から相談受けてね。』
ボブ『そうか~。う~ん、ハクの好みは…ツンデレ。』
たま『ツンデレ?』
ボブ『そう、ツンデレ。』
たま『そうか~、ありがとボビーちゃん。』
ボブ『いやあ~。…でもハクだけ?俺の事好きな子とかいないの?』
たま『え~っと…ないわね』
ボブ『…orz』
たま『そんなに落ち込まないでボビーちゃんにも可愛い子紹介してあげるから。ボビーちゃんはどんな子が好きなの?』
ボブ『ほんと!有難う、たま先生!俺は銀屏。』
たま『銀屏?』
ボブ『こんな感じ』

ボブ、たまに銀屏のカードを見せる

たま『そう、解ったわ期待して待っててね…あれ?ボビーちゃん何か用事あったんじゃないの?』
ボブ『!、そうだ!忘れてた。やっべ~、じゃあ先生さよなら~。』
たま『はいさようなら』

保健室を駆け出していくボブ

たま『そうか~…じゃああの娘達を送ってみようかな…呂姫ちゃん、弥ちゃん、いらっしゃい。』
呂姫『はい、たま様。』
弥『はい。』
たま『え~っと、呂姫ちゃんはハクちゃんを、弥ちゃんはボビーちゃんを誘惑して堕落させて頂戴ね』
二人『はい。解りました。』


これがあの事件のきっかけになるとはまだ誰も知らなかった

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最終更新:2006年11月24日 00:59