第六十六話
「細かい男」
徐栄の矛が曹操を目掛けて伸びてきた。
曹操「ちぃ!これまでか!!」
ギィイン!
「間に合ってよかった。これも何かの作戦ですか?殿。」
曹操の危機を救ったのは曹洪だった。
曹操「おお、曹洪!すまん、助かった。」
曹洪「殿には、遠征中の飲み屋の支払い、缶ジュース、博打の立て替え、しめて26,756銭を貸しておりますからな、それまで死んでもらっては困りますゆえ。」
曹操「くく、相変わらず細かい奴だ。」
曹洪「そういう事をおろそかにすると後で遺恨を残しますからな。」
曹洪「それより、撤退しますぞ、弓兵、銃兵、援護せよ!!」
曹操は曹洪のおかげで辛くも撤退した。
徐栄「ちぃ!後少しだったものを!」
李儒「いや、充分だ。時間は稼げた。我らも引くぞ。これ以上の深追いは禁物。」
最終更新:2006年11月23日 22:11