第五十一話
「雄飛まで…」


劉備「軍議はどうだった?」

関羽「……、雰囲気はエン紹を始め、大軍を率いているという、一種の余裕からくる弛緩が広まっていますな。」

劉備「いかに他人の兵を減らさず、手柄を立てる…か。」

張飛「ちょっとは筋のある奴はいねぇのかよ?」

関羽「強いて言うなら寡兵ながら術策に優れた曹操、そして勢いのある孫堅…。」

劉備「公孫サンの所にも飽きたしなぁ…。」

関羽「とは言え、名を売るのは公孫サンの兵といえども軍を率いていなければなるまい。」

劉備「俺も名門の子に生まれたかったなぁ…。」

関羽「ははは…、あんたは天子になるのだろう?」


現在、共に廬植の下で学んだ公孫サンに兵を借りて参戦する劉備一行。

雄飛の時はまだである。

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最終更新:2006年11月23日 22:03