第二十八話
「董卓の遣い」

花畑で十字架を握りしめ目を閉じ祈る呂布。

その花園に誰かが訪ねてきた。

慌てて、隅にいた張遼が詰め寄る。

張遼「待て。どなたが知らんがここからは立ち去ってもらおうか。」

男「私は李粛。董卓殿の配下だ。」

張遼「何!?董卓の…。何用だ!」

李粛「いや、何も。ただ天下一の武神と話があってな。」

張遼「ここは呂布が一番安らげる場所。話は戦場で聞くと董卓に伝えろ。」

李粛「……、わかった。ただ、董卓殿は世界の技術の粋を集めたバイク、【SEKITO】を呂布に送りたいとおっしゃっていてな。」

張遼「物でもつられん。去るがいい。」

李粛「……、では失礼。」

淡泊な会見であったが、これが後に呂布の運命を変える事になる

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最終更新:2006年11月23日 21:55