第二十六話
「呂布とは。」

その場は落ち着いたものの、呂布を擁して反旗を翻す丁原に董卓は苛立ちを覚えていた。

董卓「……で、李儒。呂布について何かわかったのか…?」

李儒「はい、調べによりますと…。」


呂布は西方の旅商人の一族の息子だった。厳格な父、優しく、聡明な母とともに旅をしながら暮らしていた。

ある日、何者かによって襲撃された呂布一家、唯一生き残った呂布を丁原が引き取ったのである。

董卓「やはり、実の息子ではなかったのだな。」
李儒「成長した呂布は丁原の下で、天下無双の働きをし、人中の呂布と呼ばれていますな。しかしその反面、花をこよなく愛す一面もあると言う事です。」

董卓「やはり面白いな。どんな男か見てみたいわ。」

李儒「では、その手筈を整えましょう。」

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最終更新:2006年11月23日 21:54