益州

王塁「た、大変でございます、劉ショウ様!」
劉ショウ「ほほ、電ボよ、何をそんなに慌てておるのじゃ。一緒にプリンを食べようではないか。」
王塁「それどころではございませぬ!あ、あれを、外を御覧下さいまし!」
劉ショウ「外?」

劉ショウ、外をみる

劉ショウ「ほほ、今日も良い天気じゃ。…?、…!な、なんじゃありゃー!」

すでに成都の城は劉備軍に囲まれていた

劉ショウ「な、何故じゃ~。厳顔は?張任はどうしたのじゃ?」
王塁「張任様は討ち死、厳顔様、呉懿様他は劉備軍に帰順した様でございます。」
劉ショウ「な、なんと!…。」
王塁「もう駄目でございます。城を明け渡し命乞いするしかありませぬ…。」
劉ショウ「…嫌じゃ、嫌じゃ!まろはここを離れたくないでおじゃる!
…こうなれはまろの意地見せてくれよう!電ボ!槍を持て!」
王塁「劉ショウ様、劉ショウ様は一度も槍など使った事が無いではありませぬか。危のうございます~。」
劉ショウ「ええぃ!うるさい!うるさい!」

劉ショウ、二階で暴れる
それを止める王塁
二人を見ている劉備達

劉備「なんかだだをこねてるな。」
厳顔「あんなのに仕えていたとは…自分が情けない…。」
劉備「ま~、どうすっかな~。攻めれば一撃だけど厳顔さんの頼みは絶対適えたいし…大人しくでてこね~かな~。」
簡雍「俺が言って何とかしてこようか?」
劉備「珍しいな、お前が何かしようとするなんて。」
簡雍「俺だってたまには仕事しねーとみんなに恨まれるじゃね~か。な~に、あんなの簡単だよ。」
劉備「そうか~。じゃあ頼ま~。」
簡雍「あいよ~。…そらよっと!」
月姫「きゃあ!」

いきなりふんどし一丁になり城門へと歩く簡雍

簡雍「お~い、開けてくれ~。とりあえず話聞いてみんか~?ほれ、この通り、丸腰だからよ~。」
劉ショウ「ん?なんじゃ?あの裸のおっさんは?…とりあえず話聞くでおじゃる…。」

城に入り劉ショウと簡雍話をする

簡雍「な~、もう駄目じゃん?大人しく出ていこ~ぜ?別に命取るつもりね~からよ~。」
劉ショウ「嫌でおじゃる!」
簡雍「なんでよ~?」
劉ショウ「まろはここから離れたくないのじゃ!」
簡雍「なんで~?」
劉ショウ「…プリンが食べられなくなるでおじゃる…。」
簡雍「!、なんだ!そんな事かよ~。」
劉ショウ「そんな事とは何でおじゃるか!まろはプリンが大好きなのでおじゃる!プンプン!」
簡雍「わ~った!じゃあ、毎日プリンが食べれたら出ても良いか?」
劉ショウ「良いでおじゃる!プリンさえ食べれたらな~んにも要らないでおじゃる。」
簡雍「よっし!じゃあ、今度あんたが住む場所に俺が毎日プリン10個届けてやるよ。それでいいだろ?」
劉ショウ「良きかな、良きかな。」

こうして成都は無血開城され劉備は益州を平定した
劉ショウはその後御付きの電ボこと王塁と共に田舎に流された
それでも毎日のプリンを楽しみにしながら過ごし、二年後糖尿病で死んだ

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最終更新:2006年12月13日 16:59