…ホウ統の隠れ家…

ホウ統
「…っと。ふぃ~。慣れると薪割りも楽しいものだ。」???
「…統、ホウ統よ…。」
ホウ統
「何奴っ!?」
キングエンマー
「わしじゃ。」
ホウ統
「これはこれは。閻魔大王様がなぜここに?」
キングエンマー
「実はな、折り入って頼みがある。」
ホウ統
「はぁ…。」
キングエンマー
「実はな、呂布が現世に甦っているのだ。」
ホウ統
「………。」
キングエンマー
「それでだな、お主もそうであるが、本来死ぬべき者が生き続けるのはよくないのでな、連れ戻す手伝いをして欲しいのだ。」
ホウ統
「………。」
キングエンマー
「どうした?おぉ、そうか、呂布が生き返っていると突然聞かされても信じられるはずも…。」
ホウ統
「あの、すみませんが…。」キングエンマー
「なんだ?」
ホウ統
「呂布の復活は今や中華全土、子供はおろか赤子さえ知る事実となっています。」キングエンマー
「マジィッ!?」
ホウ統
「大マジです。」
キングエンマー
「(まいったな~あんまり不祥事が多いと来年の査定に響くんだよな~。これ以上給料下がったらうちのかあちゃんが黙ってないしな~やばいな~……。)」
ホウ統
「……王様、閻魔大王様!」キングエンマー
「ん?あ、どうした!?」
ホウ統
「それで、私は協力をお請けしようと思うのですが。」キングエンマー
「お、おお、そうか。期待しているぞ。」
ホウ統
「つきましては、私は文官であり、一人では腕力に欠けますので、だれか付き人をお願いしたいのですが。」キングエンマー
「それならば心配はない。既に孫堅、孫策、周瑜をこの世に戻しておる。合流して協力するがよい。」
ホウ統
「なるほどわかりました(そんなすごいのがいるなら私まで駆り出さなくても…)」キングエンマー
「では任せたぞ。」
ホウ統
「やれやれ。どうやら仕事を押しつけられる星の下に生まれてきたようだ。やるしかないか。」

こうして、ホウ統も呂布捕獲に動きだすが、孫家一行と合流するのはまだまだ先の話である。

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最終更新:2006年12月13日 16:59