第十六話

ー曹操の屋敷ー


エン紹「何をしている!?このややこしい時期に帰郷などと…!」

曹操「これはこれは、エン紹殿、それがしの稚拙な軍略ではエン紹殿の足手まといになりますからな。」

エン紹「ほざけ!貴様、何か企んでるな!」

その時、曹操の間者が屋敷に。

間者「曹操様…。」

曹操「いいよ、エン紹殿にも教えてあげなさい。」

間者「はっ、何進殿が、宮中にて十常侍に殺害されました…。」

エン紹「!?何だと!何進殿が!」

曹操「どうする?お前の出方次第で、お前の天下になるぞ…。」

意地悪そうに笑う曹操にエン紹は苛立った。


エン紹「……、とりあえず、もう少し洛陽にいろ!俺の出方を見ていくがいい!」

エン紹がいきり立って屋敷をでる…。


曹操「相変わらずやかましいが、どちらにしてもどうせ消極的な策にでるだろう。…あいつの天下か……くくく。」

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最終更新:2006年11月23日 21:48