荊州、諸葛家

孔明「は~、暇だな~。
…益州攻略やその他諸々の雑用は全てホウ統に押し付けたし、荊州は今の所特に問題は無いし。
…ささやかな幸せのひと時。…ただ、月英が昨日の夜から研究室に籠りっきりなのがちょっと淋しいな~。なんでも攻城兵を早く移動させる機械を作るとか…『えっへっへ~、これ見たら亮ちんてば驚くぞ~』…とか言ってたな。
何か…『亮ちんにも凄い機械作ってあげるね。』…とも言ってたし。なんだろ?
ま、とりあえず昼寝でもするかな。」

孔明、昼寝をしようとした時、研究室から慌てて月英が出て来る

月英「大変だよ~、周喩さん死んじゃったよ~。」
孔明「…えぇっ、何だって!」
月英「あのね、あのね、今、『高知力武将探索装置』見てたらね、呉の方で光ってた知力10の武将の印が急に消えちゃったの~。」
孔明「なんと!知力10の武将はわしを含め4人しかおらん。曹操と司馬懿は西涼に侵攻中と聞くし…まさか、そんな…。」

愕然としている二人の元へ荊州城の関羽より使いが来る

兵士「軍師殿に申し上げます。呉に放った間諜によりますと、一昨日呉軍大都督周喩殿がお亡くなりになったそうでございます。」
孔明「…そうですか、解りました。ご苦労様。」
兵士「…はっ。では。」
走り去る兵士

孔明「うむむ…。
呉にとってはかなりの損失であろう。
(私にとってはライバルが一人減ってラッ…いやいや、人が死んだのを喜ぶ様な人間にはなりたくないな。)
…弔問に行かなければならないな…。」

こうして孔明は再び呉の地へ向かったのだった。

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最終更新:2006年12月13日 15:17