曹操
「これは黄蓋にしてやられたな。」
荀攸
「殿、そちらはもう火が…危のうございますので別の船へ。」
曹操
「おまけに船をつなげたために火のまわりが早い。ホウ統もいなくなってこれもしてやられたな。だが、奴の言うとおり逃げるには便利だな。」
張遼
「殿、私の船へ。かならずお守りいたしますぞ。」
許チョ
「おいらもまもるぞぉ~」
曹操
「うむ。たのむぞ。ここで死ぬわけにはいかんのだからな。」
周瑜
「見つけたぞ!曹操!」
程普
「行けい!いまこそここで曹操の首を取るのだ!」
張遼
「なんの!させるか、
遼・来・来!!」
許チョ
「とのはおいらがまもるんだぁ~。」
関羽
「周瑜殿、関雲長、助太刀に参った!」
曹操
「何!?関羽か!仕官する気はないか?」
関羽
「言ったはずだ。この武の全て、兄者のために使わせて頂く!」
呂蒙
「んなろ曹操、恨みはらさでおくべきか~!」
(※>>8>>11参照)
甘寧
「鈴の甘寧、見参!」
魯粛
「お~お~二人ともいきり立っちゃって。しかし、呂蒙、お前甘寧と比べるとやっぱり華がないな。」
呂蒙
「っちいちうるさいんだよお前はっ!」
趙雲
「危ない!みんな伏せろ~!」
その瞬間、戦場全体に響き渡る轟音とともに史上最大の突風が巻き起こった。
曹操や周瑜の軍は四散し、曹操は無事、逃げることが出来た。

簡雍
「がぁははは!派手な音出して壊れたな。」
諸葛亮
「…ッケホッケホッ。まぁ、一度きりの使用ですから、仕方がないでしょう。」

あたりには爆散した
『黄式東南の風発生装置』の破片が撒き散らされていた。

諸葛亮
「さぁ早く。周瑜どのが帰ってくる前に破片を片付けましょう。張飛どの、手伝って下さい。」
張飛
「んがぁ~~~~~。」
諸葛亮
「だ、ダメだ…。酔い潰れて起きないな、こりゃ。」

こうして簡雍と諸葛亮は破片を片付け、周瑜に気付かれずに無事、赤壁の戦いを終えたのだった。

孫権
「劉備よ、わしらの出番はいつ来るのだ?」
劉備
「さぁ知らないな。んじゃ、俺は蜀取りに出るから。
茶、ごっそさん。」
孫権
「待てぃ、劉備、荊州は渡さぬぞ!」
劉備
「んなもん取ったもん勝ちだろうが!」
孫権
「こ、この、誰か、劉備をひっ捕らえぃ!」
劉備
「んじゃまたな~」

かくして劉備は蜀の地目指して進むのだった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2006年12月13日 14:58