川辺にて…
ホウ統「やー、間一髪だったな」
徐庶「あんたが『連環せぇ』とかいらん事、曹操に言うからわしまで逃げないかん様になったやないか~。」
ホウ統「言葉おかしくなってるぞ。呉訛りか?
…ま~、いいじゃないの、無事逃げれたんだから。」
徐庶「まあな。曹操がどうなろうがしったこっちゃないしな。」
ホウ統「…だな。」
徐庶「…ところで孔明の野郎どうしてる?」
ホウ統「東南の風吹かすって大見得切って祭壇にいるよ。でも吹かせる訳ないし、周喩に見張られてるしで、ちっこくなってた。」
徐庶「ははは、あいつらしいや。…多分、月英ちゃん頼りだな。」
ホウ統「…だな。」

しばらく河を見つめる二人…

ホウ統「…で、これからどうするんだ?」
徐庶「うーん、とりあえず許昌帰るよ。その後は適当に曹操から給料もらって過ごすさ。家族もいないし…、出番もなさそうだし…。お前は?」
ホウ統「…そうだな、孔明んとこにでも遊びに行こうかな?何か楽しそうだし…一緒に酒でものんで遊ぶさ。」
徐庶「そうか。じゃあここでお別れだな。」
ホウ統「…だな。」
徐庶「…じゃあな。遊び過ぎて命落とすなよ。」
ホウ統「ははは、お前こそ適当過ぎて曹操に殺されんなよ。じゃあな。」

こうしてそれぞれの道へと旅立つ二人…
その時…
ホウ統「…元直!」
徐庶「…ん?」
ホウ統「…東南の風だ…」

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最終更新:2006年12月13日 14:52