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孔明、月英伝(6)

…月日は流れ孔明は12才になっていた。
8才の時に弟、諸葛均が生まれた。しかし母の産後の体調が思わしくなく1ヶ月後母を失った。
そして4年後の今、父、珪も臨終の床にあった。
『亮…謹はまだ来ぬか…』
『はい、兄上はまだ…』
『そうか…、わしはもう駄目だ…。』
『父上、そんな事をおっしゃらずに…』
『…いや、自分の体だ…解るのだよ、亮…。』
『父上…』
『ちちうえ。』
『均…兄達のいう事を良く聞くのだぞ…』
『ちちうえ。』

そこへ、兄、謹が遊学中の洛陽から帰ってきた。

『父上!気を確かに!』
『おお…謹…兄弟仲良くな…諸葛家を頼むぞ…。』
『父上…。』
『…玄…玄はいるか…』

諸葛玄は諸葛珪の弟で今は荊州の劉表の幕僚となっていた。

『ここにおります、兄上。』
『玄…幼い我が子らを頼むぞ…。』
『必ず…立派に育てます。』
『うむ…皆…達者…で…な…。』

諸葛珪の瞳が静かに閉じられた。

『父上ー!』

孔明達は1年間喪に服した。
その後、伯父、玄の提案により謹はまた洛陽へ遊学し、孔明、均は伯父へと引き取られ、荊州へと赴く事になる。
その途中で運命の出会いがあるのだった。